JPS63317082A - tPAの精製 - Google Patents

tPAの精製

Info

Publication number
JPS63317082A
JPS63317082A JP63135372A JP13537288A JPS63317082A JP S63317082 A JPS63317082 A JP S63317082A JP 63135372 A JP63135372 A JP 63135372A JP 13537288 A JP13537288 A JP 13537288A JP S63317082 A JPS63317082 A JP S63317082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tpa
solution
carrier
item
guanidine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63135372A
Other languages
English (en)
Inventor
ピーター・アエレティー・デフィリップス
サミュエル・グレッグ・フランクリン
キュン・オー・ジョハンソン
パトリック・ジョセフ・マクデビット
ロバート・デイビット・シトリン
ジェイムス・エドワード・ストリクラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SmithKline Beecham Corp
Original Assignee
SmithKline Beecham Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SmithKline Beecham Corp filed Critical SmithKline Beecham Corp
Publication of JPS63317082A publication Critical patent/JPS63317082A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/48Hydrolases (3) acting on peptide bonds (3.4)
    • C12N9/50Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25)
    • C12N9/64Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25) derived from animal tissue
    • C12N9/6421Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25) derived from animal tissue from mammals
    • C12N9/6424Serine endopeptidases (3.4.21)
    • C12N9/6456Plasminogen activators
    • C12N9/6459Plasminogen activators t-plasminogen activator (3.4.21.68), i.e. tPA
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12YENZYMES
    • C12Y304/00Hydrolases acting on peptide bonds, i.e. peptidases (3.4)
    • C12Y304/21Serine endopeptidases (3.4.21)
    • C12Y304/21069Protein C activated (3.4.21.69)

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、調整培地からヒト組織プラスミノーゲンアク
チベーターを精製する方法に関する。
発明の背景 組織プラスミノーゲンアクチベータ−(tPA)は、約
70000の分子量の大きくて複雑な糖タンパク質であ
る。その構造的特徴は、その複雑な形状の原因となる1
7のジスルフィド架橋を含む。
該タンパク質の適切な摺曲が、その活性に必須であると
考えられる。このため、組換え体イー・コリにより産生
じたtPAは、はとんど不活性である。イー・コリ由来
tPAの再摺曲の試みは、該再摺曲が指令および調節困
難であり、不完全および/または不正確な再摺曲となる
ためあまり成功していない。
リケンら、バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル
・アクタ(Rijken et al、、 Bioch
em。
Biophys、 Acta)、580−1140(1
979)は、(a)pH4、2における抽出、(b)硫
酸アンモニウム沈澱、(C)亜鉛キレートアガロースク
口マトグラフィー(pH7,5)、(d)n−ブチルア
ガロースクロマトグラフィー(pH7、5)、(e)コ
ンカナバリンAアガロースクロマトグラフィー(pH7
、5)および(f)セファデックス0G−150上ゲル
濾過による子宮細胞培養からのtPAの精製を報告して
いる。
メイハックら(Meyhack et at、)、EP
−A−143081号、19〜20頁は、塩沈澱、ゲル
電気泳動、透析、イオン交換クロマトグラフィー、サイ
ズ排除クロマトグラフィー、HPLCまたは逆相HPL
C1適当なセファデックス0力ラム上分子分粒などのよ
うな通常の手段による酵母細胞培養からのtPAの精製
を示唆している。硫酸アンモニウム沈澱および抗tPA
抗体およびエリスリナ・ラチシマ(Erythrina
  latissima) )リブシン・インヒビター
(DE−3)を用いたアフイニティクロマトグラフィー
を特に実施例20および21に示している。
コレン(Collen et at、)、EP″A−4
1766号は、(a)イミダゾールで溶出する亜鉛キレ
ートアガロース上クロマトグラフィー(pH7、5)、
(b)α−D−メチルマンノシド(0、3M)およびチ
オシアナート(IM)で溶出するレクチンアガロース上
クロマトグラフィー(コンカナバリンAセファロース0
XpH7、5)および(C)架橋デキストラン上ゲル濾
過(セファデックス0G−150)によるメラノーマ細
胞培養からのtPAの精製を開示している。
クルイトフら、バイオケミカル・ジャーナル(Krui
thof et al、、 Bioches、 J 、
)、226.631〜636(1985)は、(a)調
整培地の遠心分離、(b)該上清へのツイーン”80お
よびNaN、の添加および6M HCl2を用いるpH
の4.5への調整、(C)該溶液のSP−セファデック
ス0カラム上への通過および(d)pH4、5にて酢酸
ナトリウム緩衝液中のNaCeを用いたtPAの溶出の
工程を含む血清独立ボウズメラノーマ細胞により産生じ
たtPAに関する精製法を開示している。
トッドら、(Dodd et al、)、FEBSS 
209−(1)、13(1986)は、亜鉛キレートお
よびリジンカラムクロマトグラフィーによるtPAの精
製を報告している。
コレンら、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・バイオケ
ミストリー(Wallen et al、、 Eur、
 J 。
B 1oches、)、上33.681(1983)は
、(a)チオシアナート(3M)で溶出するセファロー
ス■に結合した抗−ブタtPAを用(またアフイニテイ
クロマトグラフィー(pH7,3)、(b)塩化グアニ
ジン(IM)で溶出するアルギニン−セファロース■上
アフィニテイクロマトグラフイ−(pH7゜3)および
(C)セファデックス G−150上ゲル濾過によるメ
ラノーマ細胞培養からのtPAの精製を報告している。
ムラカミら(Murakamt et al、)、米国
特許第4552760号は、フィブリンアガロース(フ
ィブリンセファロースQ)、レクチンアガロース、亜鉛
キレートアガロースまたは抗tPA抗体を用いたアブイ
ニテイクロマトグラフイー、カルボキシメチルアガロー
ス(0Mセファロース0)上イオン交換およびゲル濾過
によるtPAの精製を示唆している。代表的な精製は、
(a)硫酸アンモニウム沈澱、(b)0Mセファロース
上イオン交換クロマトグラフィー、 (C)リジンセフ
ァロース0上アフイニテイクロマトグラフイーおよび(
d)ゲル濾過(セファクリルO8−200)であると述
べられている。例として、ムラカミらは、抗ウロキナー
ゼ抗体を用いたアフィニティクロマトグラフィー、つい
でフィブリンセファロース0上、その後コンカナバリン
Aセファロース■およびゲル濾過(セファデックス’G
−150)による肺組織細胞培養からの精製を開示して
いる。
ウィルソン(Wilson)、EP−A−113319
号は、15〜17頁に前記の操作のいくつかならびにア
りイーゲル0ブルー上クロマトグラフィーおよびアルギ
ノベンズアミジンセファロースO上クロマトグラフィー
を包含するいくつかのtpA精製法を報告している。D
E−3セフアロース0を用いたアフィニティクロマトグ
ラフイーを特に例示している。実施例5をも参照。
ウェイら(Wei、 et al、)、EP−A−17
8105号は、(a)デキストラン−ポリエチレングリ
コール抽出、(b)色素を用いたアフィニティクロマト
グラフィー、(c)抗tPA抗体を用いたアフィニティ
クロマトグラフィーおよび(d)ゲル濾過によるtPA
の精製を開示している。
マレフィトら(Malefyt et al、)、ヨー
ロッパ特許出願第86305794.9号は、pH3、
5〜5.5における緩衝液中のtPAからなるtPAの
製剤処方を開示している。
ハセガワら(Hasegawa et al、)、米国
特許出願第4568544号は、溶出のためにpH8,
9緩衝液を用いたCMセファロースO上イオン交換クロ
マトグラフィーからなることを特徴とする処理による細
胞培養からのtPAの精製を開示している。
ラドクリフら、アルカリ土類・オブ・バイオケミストリ
ー・アンド・バイオフィジークス(RadclifTe
 et at、、 Arch、Biochem、 Bi
ophys、)、189−1185(+978)は、N
aC+2を…いて溶出するpH7、5におけるセファロ
ース04Bに結合したリジン上アフィニティクロマトグ
ラフィー、ついでセファデックス0G−150上ゲル濾
過(pH7,5)による血漿からのtPAの精製を開示
している。
光胛o2祢 本発明は、細胞培養からのtPAを精製するために用い
うる処理工程および好ましい完全処理の新しい知見に関
する。特に、1つの態様において、本発明は、まず、t
PAを調整培地から単離するための「捕捉工程」に関す
る。この態様において、本発明は、該培地とtPAを吸
着する固体担体を接触させ、該担体を<pt−tsに緩
衝した水で洗浄し、かつ、該tPAを、<pH5に緩衝
したアルカリまたはアルカリ土類金属塩またはカオトロ
ープの水溶液で溶出することからなる。
もう1つの態様において、本発明は、tPA含有不純水
溶液と固体疎水性担体を接触させ、それによりtPAを
該担体に吸着させ、ついで極性有機溶媒で該担体から該
吸着tPAを溶出することを特徴とするtPA含有不純
水溶液からtPAを精製する方法に関する。
さらにもう1つの態様において、本発明は、粒子の大き
さが50μ買以下であり、かつ、分子量1000〜30
0000の分離範囲を有するサイズ排除ゲルにtPA含
有不純溶液を流し、かつ、tPAを収集することを特徴
とするtPA含有不純溶液からtPAを精製する方法に
関する。
もう1つの態様において、本発明は、 (i)tPAを産生ずる細胞培養からの調整培地とtP
Aを吸着する固体担体を接触させ、<pH5に緩衝した
水で該担体を洗浄し、ついで<pH5に緩衝したアルカ
リまたはアルカリ土類金属塩および/またはカオトロー
プの水溶液でtPAを溶出し、 (ii)工程(i)の溶出液からのtPAを選択的に沈
澱させ、かつ、pH2〜5.5にて該沈澱をカオトロー
プ含有水溶液中に再溶解し、 (iii)工程(ii)からの再溶解沈澱とアフィニテ
ィ担体を接触させ、かつ、<pH5にてカオトロープ含
有水溶液でtPAを溶出させ、 (iv)工程(iii)の溶出液と疎水性担体を接触さ
せ、それによってtPAを該担体に吸着させ、ついで、
pH2〜5.5にて極性有機溶媒で該担体から吸着tP
Aを溶出し、 (v)工程(iv)の溶出液とイオン交換樹脂を接触さ
せ、tPAを<pH5にてカオトロープ含有水溶液で収
集し、 (vi)工程(v)からのtPAの溶液を、粒子寸法が
50μm以下であり、かつ、ゲルの分離範囲が分子量1
000〜300000であるサイズ排除ゲルに通し、か
つ、該精製tPAを収集することを特徴とするtPAを
産生ずる細胞培養からの調整培地からtPAを精製する
方法に関する。
発明の詳細 な説明は、tPAの不純溶液からtPAを単離し、かつ
、精製するための方法に用いうる3つの処理工程からな
る。これらは、「第1捕捉工程」、逆相クロマトグラフ
ィー法およびサイズ排除クロマトグラフィー法である。
これらの各工程は、産生じた組換え体または天然の原核
または真核生物細胞培養からのtPAを単離し、かつ、
精製する全ての処理に到達するための本発明の他の処理
工程を包含する他の処理工程と組合せうる。
これらのおよび他の有用な処理工程を、「第1捕捉工程
」、逆相クロマトグラフィー法、イオン交換クロマトグ
ラフィー法およびサイズ排除クロマトグラフィー法から
なることを特徴とする本発明の代表的全処理に関連して
以下に記載する。以下のこの処理の記載において、「第
1捕捉工程」および逆相クロマトグラフィーの間に、選
択的沈澱および第2吸着クロマトグラフィー工程が包含
される。本発明のこの処理は、調整培地、すなわち、t
PAを産生ずる細胞培養から収獲した培地からの生物活
性tPAの単離および回収のために行なわれる。かかる
処理は、血清または血清成分、特にアルブミンを含有す
る培地の場合に特に有用である。したがって、かかる処
理は、組換え体チャイニーズハムスター卵巣(CHO)
細胞、組換え体ハムスター腎臓細胞、組換え体マウスま
たはラットメラノーマ細胞、メラノーマ細胞培養および
組換え体昆虫細胞培養を包含する組換え体または他の細
胞培養によって発現されたtPAの精製に用いうる。
調整培地は、パッチ培養系からデカンテーションするこ
とによりまたは流通系から培地を収集することにより収
獲する。該培地は、所望により、濾過および/または遠
心分離などによって清澄化し、tPAを、まず、吸着ク
ロマトグラフィーによって単離する。この工程は、それ
以上の処理のための培地の容積を実質的に減じるが、t
PAの大部分を単離するので、「第1捕捉工程」と称す
る。
そのような吸着クロマトグラフィーは、高流速、かっ、
高効率にて大量の培地を処理しうる固体担体を用いる。
そのような吸着クロマトグラフィーの例としては、ポリ
クローナルまたはモノクローナル抗体、金属キレート化
剤、リジン、アルギニン、フィブリン、DE−3、種々
の染料、ホウ酸、フェニルボロネート、コンカナバリン
A、p−アミノベンズアミジンおよびベンズアミジンの
ようなアフィニティリガンドを用いたクロマトグラフィ
ーが挙げられる。好ましい捕捉工程は、金属キレートク
ロマトグラフィー、特に亜鉛キレートクロマトグラフィ
ーである。そのような方法は、一般に、ポラスら(Po
rath et al、)、ネイチャー、158.59
8(1975)に記載されている。該担体は、例えば、
デキストラン、アガロースまたはポリアクリルアミドゲ
ルのような軟質ゲル、フラクトゲル0ビニルポリマーゲ
ル、32〜63μ肩サイズ[ピース・ケミカル・コーポ
レーション、ロックフォード、イリノイ(Pierce
  ChesicalCo、、 Rockford、 
 I 1linois)]またはpH5以下で安定であ
るtPA吸着可能ないずれもの他の担体でありうる。
tPA溶出前にp)15以下に緩衝した水で該吸着担体
を洗浄し、かつ、pH5以下にてtPAをアルカリまた
はアルカリ土類金属、例えば、NaCQ、KCQ、Mg
CQtまたはCaC12tまたはカオトロープ、例えば
、グアニジン、塩化グアニジン、チオシアナート、尿素
またはエチレングリコールの水溶液で溶出することによ
り、該捕捉工程が強化され、実際に、精製に著しく効果
があるという知見を得た。
例えば、標準的方法に従い、約中性pHで亜鉛キレート
カラムを洗浄すると調整培地からかなりの量の不純物が
除去されるが、<pH5での第2洗浄は、予期しないこ
とに、それ以上の顕著な量の不純物を除去する。例えば
、代表的な実験において、亜鉛キレートカラムを、酢酸
アンモニウムでpH4、5に緩衝した0、25MNa0
ffで溶出する前に、まず、酢酸アンモニウムでpH6
に緩衝した水、ついで酢酸アンモニウムでpH4,5に
緩衝した水で完全に洗浄した場合、第1洗浄は、回収し
たtPAの量にほぼ等しい量の不純物を除去し、第2洗
浄は、280n−における吸光度を示すクロマトグラム
のピークの比較により測定した場合、tPAの量の約l
O%に等しい予期しないほど大量の不純物を除去した。
該捕捉工程を実施する際、洗浄は、まず、pi5より大
、例えば、pH6〜8、好ましくは約pH6で行ない、
その後、該pHを<pH5、例えば、PH4,0〜4.
9、好ましくは約pH4、5に下げる。該緩衝剤は、い
ずれのもの水溶性酸/塩、例えば、酢酸、アジピン酸、
クエン酸、乳酸、酒石酸、アスパラギン酸およびグルタ
ミン酸ならびにそれらの塩でありうる。好ましい緩衝剤
は酢酸アンモニウムである。
tPAを溶出させるために、<pH5、例えば、1)8
4.0〜4.9にて無機アルカリまたはアルカリ土類金
属塩またはカオトロープの溶液を用いる。
好ましい溶出溶液は、0.1M酢酸アンモニウム(PH
4,5)中0.1〜1.0M1好ましくは0.25M塩
化ナトリウムである。
該捕捉工程から得られた不純溶液は、好ましくは逆相ク
ロマトグラフィー前にさらに部分的に精製する。該部分
的精製は、例えば、選択的沈澱、イオン交換、アフィニ
ティクロマトグラフィー、濾過、順相クロマトグラフィ
ーおよびサイズ排除またはこれらのいずれもの組合せま
たは他の工程を包含するいずれもの手段によって実施し
うる。
好ましくは、該不純溶液は部分的に精製して、tPAが
、逆相操作前に全タンパク質含量に基づいて、少なくと
も約50%、好ましくは約75〜95%の純度であるよ
うにする。
逆相操作前に好ましい純度の度合いを達成するための処
理工程の例としては、選択的沈澱、例えば、塩沈澱また
は他の選択的沈澱操作および少なくともl吸着工程、例
えば、アフィニティクロマトグラフィーまたはイムノア
フィニティクロマトグラフィーが挙げられる。
塩析は、例えば、硫酸塩、リン酸塩またはクエン酸塩と
アンモニウム、カリウムまたはナトリウムのような1価
カチオンを段階的濃度勾配法にて加えることにより行な
う。洗浄後、tpAitl含有フラクションを低pH1
例えばpH2〜5.5にて再懸濁する。選択的沈澱のた
めの他の薬剤としては、炭素数1〜3のアルコール、ア
セトン、アセトニトリルまたはテトラヒドロフランのよ
うな有機溶媒、ポリエチレングリコールのような有機ポ
リマー、ポリアクリレートのような多価電解質、カプリ
ル酸塩およびリバノールが挙げられる。
第2吸着クロマトグラフィー工程については、種々のリ
ガンドを用いうる。これらは、前記のアフィニティリガ
ンドを包含する。溶出は特異的、すなわちアフィニティ
溶出であるか、またはpalもしくはイオン強度の変更
またはそうでなくtpAの形態の変更によるような一般
的なものでありうる。
例えば、ベンズアミジン担体、例えば、ベンズアミジン
−アガロースを用いるのが有用であることが判明した。
そのような操作については、硫酸アンモニウムペレット
を、カオトロープおよびデタージェント、例えば、0.
01%ツイーン8゜の存在下に約PH5にて緩衝溶液、
例えば、0゜1M酢酸アンモニウム中に再溶解するのが
好ましい。
該溶液を、280nsにて、好ましくは、約5〜6ユニ
ツトの吸光度に希釈し、ゲル1z(l当り8〜15At
*oユニツト、好ましくは、約12A*soユニツトの
量にて該担体に付す。好ましくは、カオトロープの濃度
は低く、例えば、4Mグアニジンまたは塩化グアニジン
まで、50%(v/V)エチレングリコールまで、6M
尿素までまたは2Mチオシアン酸カリウムまでである。
最も好ましいカオトロープは、約0.1〜0.4M塩化
グアニジンである。
溶出は、pHを<pH5、例えば、約pH4に下げるこ
とにより行なう。
本発明の好ましい処理において、選択的沈澱および第2
吸着クロマトグラフィー工程によって処理した第1捕捉
工程からの部分的精製溶液を、ついで逆相クロマトグラ
フィーにより処理する。
逆相クロマトグラフィーは疎水性担体を用い、水性溶媒
からタンパク質を吸着し、ついで極性有機溶媒、代表的
にはアルコール−水混合にて選択的に溶出する。該極性
有機溶媒は、ポリペプチド上の疎水性領域を置換するこ
とによって溶出させる。タンパク質、特に、該活性が形
態依存であるタンパク質の活性を減少せしめる苛酷な条
件を用いるため、多くのタンパク質はこの方法で精製で
きない。
逆相クロマトグラフィーは、いずれの疎水性担体、例え
ば、アルキル置換炭化水素またはアルミナゲルを用いう
るが、代表的にはアルキルシリカ担体を用いて行なう。
好ましい担体は、2〜18個、好ましくは4個の炭素結
合シリカである。他のシランとしては、オクチルジメチ
ル、オクタデシルジメチル、フェニルジメチル、オクチ
ル、オクタデシルおよびフェニルシランが挙げられる。
粒子サイズは5〜100μm、好ましくは、約15〜2
0μ肩でありうる。代表的な孔サイズは200〜500
人である。
逆相工程前の不純溶液は、好ましくは、例えば、ヘプタ
フルオロ酪酸、酢酸、リン酸またはトリフルオロ酢酸で
非常に低いpH,例えば、1.5〜3゜5に調整する。
不純溶液中に含まれるカオトロープまたは有機溶媒、例
えば、0.1〜0.4M塩化グアニジンは、明らかに、
tPA集合体を解離させることにより分離を改善する。
溶出は、代表的には、増加最の有機溶媒、例えば、アセ
トニトリル、ジオキサン、テトラヒドロフランまたは水
混和性アルコール、例えば、エタノール、メタノール、
n−プロパツールまたはイソプロパツールを加え、疎水
性相互作用を減少させる。好ましい溶出濃度勾配法は、
0.1%トリフルオロ酢酸を含有する0〜30%イソプ
ロパツールである。
逆相クロマトグラフィー後、1またはそれ以上の最終精
製工程が、医療縁tPAである生成物を生産するのに好
ましい。好ましくは、これらは、標準イオン交換樹脂ま
たは機能性担体を用い、カオトロープの存在下、低pH
1すなわち、pH2〜5.5にて溶出するイオン交換ク
ロマトグラフィーおよびその後のサイズ排除である。
イオン交換工程は、tPAを濃縮し、かつ、有機溶媒を
除去する役割をする。好ましくは、この操作は、カルボ
キシメチルまたはスルホプロピル担体のようなカチオン
交換担体を用いて行なう。
別法として、ジエチルアミノエチルまたは4級アミノエ
チル担体のようなアニオン交換担体を用いうる。ついで
、tPAを含有するイオン交換カラムから収集したフラ
クションをサイズ排除により処理しうる。
該サイズ排除工程は、分子量1000〜300O00の
分離範囲を有する小粒子、例えば、約50μ肩以下の充
填を用いて行なう。そのようなゲルの使用により、残留
する痕跡の高分子量不純物を除去しうろことが見出され
た。例えば、20〜40μ肩の平均粒子サイズおよび分
子量1000〜300000の分離範囲を有するスペロ
ース012架橋アガロース[ファルマシア、ピスカタウ
ェイ、ニューシャーシー(P haraacia、 P
 iscataway。
N e*  J ersey)]は、サイズ排除前に前
記操作を行なった後、血清を含有する調整培地からのt
pA調製物中に存在する高分子量(〈約90000MW
)不純物から約70000の分子量を有するtPAを容
易に分離しうろことを見出した。そのようなサイズ排除
による物理的に同等なタンパク質の分離は予期しないも
のであった。この操作は、また、ダイマーを含むtPA
集合体および核酸ならびに存在する場合にはウィルス粒
子を除去する。
該サイズ排除工程は、好ましくは、カオトロープ、好ま
しくは2M塩化グアニジンの存在下に<pH5に調整し
て行なう。カオトロープは集合体を破壊し、この工程に
おいて認識されている有効な分離を可能にする。通常、
tPAは、そのようなカオトロープを含有する溶出緩衝
液を用いて該カチオン交換樹脂から溶出しうる。これは
解離を促進し、tPA集合体の形成を最小限にする。
tPAを含有するサイズ排除工程からのフラクションを
、最終処方、滅菌処方およびバッキングのために収集す
る。最終処方前に、塩を、例えば、堺析、透析濾過、蒸
発または、例えば、セフアデックス G−25、バイオ
ゲルOP2またはバイオゲルOP4上緩衝液交換(bu
tter exchange)により除去しうる。
前記のごとく、本発明の各処理工程は、本発明の処理工
程であるかそうではない他の処理工程と組合せうる。好
ましくは、本発明の処理工程は、以下の式Iに例示した
ごとく組合せる。
式I 調整培地 ↓  Znキレートフラクトゲル0 溶出液 ↓  硫酸アンモニウム 沈澱 ↓  洗浄/溶解/a過 濾液 ↓  ベンズアミジンアガロース 溶出液 ↓  HPLC(逆相) フラクション ↓  CM−セファロースO 溶出液 ↓  スペロース■12 フラクション ↓  緩衝液交換/透析濾過濃縮 濃縮 ↓   0.2μmフイルター バルクtPA生成物 式Iに示した処理は、大規模処理に適したクロマトグラ
フィーカラムを用いる。全操作を通じて低p)[を用い
ることは、tPAの安定性および溶解度が増大するため
に有利であり、かつ、予期しないことに、低pHはより
効率的な分離を可能にする。また、低1)Hは、調整培
地におけるタンパク質加水分解酵素を抑制する傾向があ
る。また、該処理の条件は、可能なウィルス不純物を不
活化するようなものである。最も重要なことには、高収
率の未変性な完全に活性な純粋tPAが、この処理を用
いることにより得られる。
該精製後、純粋tPA溶液を滅菌濾過し、その後の医薬
投与のため、マレフットら、ヨーロッパ特許出願第86
305794.9号に記載されているごとく処方する。
寒叛牲 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが
、これらに限定されるものではない。該処理を前記式I
に要約する。調整培地は、胎児ウシ血清(5%v/v)
、ゲンタマイシン(0,059/ρ)、メトトレキセイ
ト(200nM)、デキサメタシン(18M)およびN
 aHCOs(2、29/ (2)を補足したヌクレオ
シド含有最少必須培地(MEM)アルファ(1)の収穫
培地[ハゼルトン・リサーチ・プロダクツ、デンバー、
ペンシルベニア()(azeltonResearch
、 Denver、 Penn5ylvania)コに
て増殖した組換え体チャイニーズハムスター卵巣(CH
O)細胞から収穫した。
1 亜鉛キレートカラム 亜鉛キレートフラクトゲルのカラム(1,5〜7Q)は
、亜鉛イオンが溶出液中に検出しえなくなるまで、5倍
カラム容量の0.05MEDTA、5倍カラム容量の0
.05M炭酸水素アンモニウム、5倍カラムの容量の脱
イオン水、5倍カラムの容量の7.:3tM ZnC1
2tおよび10倍カラム容量の平衡緩衝液(IM Na
C(!、20mM トリス−HCl2)でフラクトゲル
TSKHW−65F上に固定化したイミノジ酢酸のカラ
ムの平衡を行なうことにより、用いる1日前以内に調製
する。カラムの大きさにより6〜5012/hrの流速
にて該カラム上に調整培地(100〜500ff)をポ
ンプで汲み上げる。該カラムを5倍カラム容量の平衡緩
衝液、5倍カラム容量の0.1M酢酸アンモニウム(p
H6。
0)および2倍カラム容量の0.1M酢酸アンモニウム
(pH4、5)で洗浄する。ついで、該生成物を5倍カ
ラム容量の溶出緩衝液(0,1M酢酸アンモニウム、0
.25M NaCff、pH4,5)で溶出する。S−
2251検定[ウニインベルブら、ジャーナル・オブ・
イムノロジカル・メソッズ(Weinberg et 
a+、、  J、  Immunol、 Meth、)
、7−号−1289(1984)コにより測定したtP
A含有フラクションをそれ以上の処理のために貯蔵する
2、硫酸アンモニウム沈澱 硫酸アンモニウム細粒を該亜鉛キレートカラムからの貯
蔵フラクションの溶液に徐々にに加え、52%飽和終濃
度とする。該懸濁液を4℃で30分間撹拌し、少なくと
も4℃で12時間放置する。
該スラリーをベックマンJ6B遠心分離機[ベックマン
・インスツルメンツ、フラートン、カリホルニアCBe
ckman  In5trutrrents、 FuI
Ierton。
California)]にて4℃、30分間4000
 rpmで遠心分離し、次工程に用いるまで一70℃で
貯蔵する。
S−2251検定によって測定した約12〜169のt
PAを含有する溶解硫酸アンモニウムペレット(200
〜3009)を52%飽和硫酸アンモニウム2〜3Q中
に再懸濁し、該スラリーを4°C130分間、ベックマ
ンJAIOローター中、約9000xgにて遠心分離し
て、さらに処理するための洗浄ペレットを得る。
3、ベンズアミジンアガロースカラム 前記工程にて得た洗浄硫酸アンモニウムペレツ)を、0
.2M塩化グアニジンおよび0.01%ツイーン80含
有0.1M酢酸アンモニウム(pH5゜0)中に溶解し
、該溶液を5〜6のOD t @。に希釈する(終容積
約7e)。該溶液を0.22μmフイルターで濾過し、
212のベンズアミジンアガロース[(6−アミノカプ
ロン酸を介して架橋4%ビーズ状アガロースに結合した
固定化p−アミノベンズアミジン(ピース・ケミカル・
カンパニー、ロックフォード、イリノイ(P 1erc
e  ChemicalCompany、 Rockf
ord、  I 1linois)]で充填したカラム
に、312/hrの流速にて付す。該カラムを、812
/hrの流速にて0.1M酢酸アンモニウム、0゜3M
塩化グアニジン、0.3Mチオシアン酸カリウム、0,
01%ツイーン80(pH5,0)含有溶液812で洗
浄した。tPAは、812/hrの流速にて0.2M塩
化グアニジンおよび0.01%ツイーン80含有0.1
M酢酸アンモニウム(pH4,0)で該カラムから溶出
する。280nmにて該溶出液のUV吸光度をモニター
することにより測定したtPA含有フラクションを約5
Qの容量までプールする。
4、逆相クロマトグラフィー 該ベンズアミジンアガロースカラムからのプールしたフ
ラクションの溶液、4℃でトリフルオロ酢酸(T F 
A)を用い、2.1“/−0,1のpHに調整し、0.
1%トリフルオロ酢酸水溶液で前平衡した5、lX25
cmカラム中に充填したヴイダク(vydac)214
TP、 300AC−4(15〜20μmシリカ)[セ
パレーションズ・グループ、ヘスペリア、カルホルニア
(Separations  Group。
He5peria、 Ca1ifornia)]上約1
9ずつをBox(1/分の流速にて0.1%トリフルオ
ロ酢酸含有θ〜30%イソプロパツール濃度勾配法を用
いてクロマトグラフィーに付す。所望の生成物は、22
0nsで溶出液のUV吸光度をモニターすることにより
検出した場合、約27%イソプロパツールで溶出する。
5、CMセファロースクロマトグラフィー該逆相クロマ
トグラフィーからのtPAを含有する合したフラクショ
ンの溶液を等容量の1M酢酸アンモニウム(pH4,5
)で希釈し、100m12/分の流速にて400zQの
0Mセファロース(ファルマシア、ビスカタウエイ、ニ
ューシャーシー)のカラム上にポンプで汲み上げる。該
カラムを約1.212の0.5M酢酸アンモニウム(p
H4、5)、1.212の1M酢酸アンモニウム(pH
4、5)で洗浄し、所望の生成物を2M塩化グアニジン
含有0゜1M酢酸アンモニウム(pH4,0)で溶出す
る。該溶出液中のtPAは、280nmでUV吸光度を
モニターすることにより検出する。tPA含有フラクシ
ョン(約600〜800xQ中)をそれ以上の処理のた
めにプールする。
6、スペロースー12クロマトグラフィー該CMセファ
ロースカラムから分離した生成物を、スペロース12プ
レツブ級の8Qカラム上、2M塩化グアニジン含有0.
1M酢酸アンモニウム(pH4、0)を用いて200〜
300m(ずつ3〜4回クロマトグラフィーに付す。フ
ラクションをHPLC分析により測定した純度に基づい
てプールする。
7、緩衝液交換 0.1M酢酸アンモニウム(pH4)を用い、所望の生
成物を含有するスペロースー12カラムからのフラクシ
ョンのプールをセファデックスG−25の8Qカラム上
、2〜3回ずつクロマトグラフィーに付し、緩衝液交換
を行なう。該溶出液を280nsにてUVでモニターし
、所望の生成物を含有するフラクションをプールし、P
M−30膜を取付けた限外濾過で22”/−1のODl
、。まで撹拌細胞を濃縮する。該濃縮溶液を0.22μ
肩カートリツジで濾過して、純粋な処方用バルクtPA
を得る。
別法として、合したスペロースー12生成物をPM−3
0膜を取付けた限外濾過で22“/」のODl、。まで
濃縮し、IO容の0.1M酢酸アンモニウム(pH4)
に対して透析濾過する。濃縮した溶液を0.22μmカ
ートリツジで濾過して純粋な処方用バルクtPAの溶液
を得る。
アメリカン・ダイアグツステイカ(AmericanD
 iagnostica)活性標準(アメリカン・ダイ
アグツステイカ、グリーンウィッチ、コネチカット)を
用い、7000001U/1gと仮定したS−2251
検定により測定した約209のtPAを含有する1 6
6712の調整培地から始めた代表的生産実験の結果を
第1表に示す。
第1表の第1sは、アメリカン・ダイアグツステイカ活
性標準を用いたS−2251検定により測定した該処理
の各工程に存在する生物活性の全量を10億の国際単位
(B I U)で示している。
第1表の第2欄は、該精製の過程の間の生物活性の累積
回収%を示している。生物活性の全回収は37%であっ
た。第3欄は、工程当りの回収%を示す。
該処理の間のtPAの質量回収は、HPLC分析で測定
した。該亜鉛キレート捕捉カラム後の工程についての各
段階に存在するダラムで表わしたtPAの水準を第4欄
に示す。調整培地に存在するtPAの量は、この検定で
は測定しえない。第5欄は、HPLC分析により検定し
たそれらの工程についての工程当りのtPAの回収%を
示す。
第6欄は、精製処理の各工程における全タンパク質含量
を示す。5%胎児ウシ血清(FCS)含有調整培地中の
全タンパク質水準は、F’CSが40I19/11Qタ
ンパク質を含有しているので29膜gと算定しうる。調
整培地のタンパク質含量の大部分は、添加したFCSに
由来する。各精製工程において存在する全タンパク質(
tPA十不純物)の全量は、1.8A*s。ユニットが
1yig/xQタンパク質に相当すると仮定して、28
0nsにてUVで算定した。
該処理の各工程の比活性は、IUで示したS−2251
活性(第1欄)を全タンパク質含量(第6m)で割るこ
とにより算出し、IU/x9で示す。
1、アメリカン・ダイアグツステイカ活性標準2.BI
tJ=10”夏U 3.29/C全タンパク質であると算出される調整培地
(5%血清)以外、!、80D=1次g/1x(l全タ
ンパク質と仮定。
4、比活性は、各工程の全S−2251活性(第1II
llI)を全タンパク質含虫(第6欄)で割ることによ
り算出した。
痕跡量の核酸不純物を測定するのは技術的に困難である
ため、DNAの除去は、各工程について約500塩基対
の32P−標識DNAを用いて浄化因子により測定した
。全処理についての算定した全浄化因子は6X10”で
ある。
前記処理によるウィルス不活化は、該処理の各工程のそ
れらと実質的に同様の時間および条件下のレトロウィル
スのインキュベーションにより示す。該逆相およびイオ
ン交換工程についての全不活化因子は、3.7xlO”
以上であると推定される。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)tPAを産生する細胞培養からの調整培地とtP
    Aを吸着する固体担体を接触させ、該担体を<pH5に
    緩衝した水で洗浄し、ついで該tPAを<pH5に緩衝
    したアルカリまたはアルカリ土類金属塩またはカオトロ
    ープの水溶液で溶出することを特徴とするtPAを産生
    する細胞培養からの調整培地からtPAを精製する方法
  2. (2)該洗浄工程を、まず、>pH5にて行ない、その
    後、該pH4.0〜4.9に下げる前記第(1)項の方
    法。
  3. (3)該担体が金属キレートリガンドを含有する前記第
    (1)項の方法。
  4. (4)該担体が亜鉛キレートカラムであり、かつ、その
    中の該担体をpH4.0〜4.9にて洗浄する前記第(
    3)項の方法。
  5. (5)該tPAを0.1〜1.0MNaClにて溶出す
    る前記第(4)項の方法。
  6. (6)該洗浄工程を、まず、0.1M酢酸アンモニウム
    中約pH6にて行ない、その後、該pHを約pH4.5
    に下げ、かつ、該tPAをpH4.5にて0.1M酢酸
    アンモニウム中0.25MNaClで溶出する前記第(
    5)項の方法。
  7. (7)tPA含有不純水溶液と疎水性担体を接触させ、
    それによりtPAを該担体に吸着させ、ついで、pH2
    〜5.5にて極性有機溶媒で該担体から該吸着tPAを
    溶出することを特徴とするtPA含有不純水溶液からt
    PAを精製する方法。
  8. (8)該不純溶液が、該溶液と該疎水性担体を接触させ
    る前に少なくとも約50%の純度であり、かつ、該疎水
    性担体が炭素数2〜18のアルキルシリカである前記第
    (7)項の方法。
  9. (9)該溶液と該疎水性担体を接触させる前に、該不純
    溶液をpH1.5〜3.5に調整し、かつ、グアニジン
    、塩化グアニジン、尿素、チオシアナートまたはエチレ
    ングリコールを該不純溶液に添加する前記第(8)項の
    方法。
  10. (10)該不純溶液を、少なくとも1吸着クロマトグラ
    フィー工程により、tPAを産生する細胞培養からの調
    整培地から得る前記第(8)項の方法。
  11. (11)該調整培地を、該溶液と該疎水性担体を接触さ
    せる前に、(i)亜鉛キレート担体を用い、かつ、pH
    5以下にて塩で溶出する吸着クロマトグラフィー、(i
    i)硫酸アンモニウム沈澱、ついで(iii)吸着クロ
    マトグラフィーにより部分的に精製する前記第(10)
    項の方法。
  12. (12)ベンズアミジン担体を用い、かつ、<pH5に
    て溶出することにより該第2吸着クロマトグラフィーを
    行なう前記第(11)項の方法。
  13. (13)該疎水性担体からの該吸着tPAの溶出後、該
    精製溶液をイオン交換樹脂と接触させ、グアニジン、塩
    化グアニジン、尿素、チオシアナートまたはエチレング
    リコールの存在下にpH2〜5.5にて溶出する前記第
    (11)項の方法。
  14. (14)粒子の大きさが50μm以下であり、かつ、ゲ
    ルの分離範囲が分子量1000〜300000であるサ
    イズ排除ゲルに溶液を通し、かつ、tPAを収集するこ
    とを特徴とするtPA含有不純溶液からtPAを精製す
    る方法。
  15. (15)該溶液がグアニジン、塩化グアニジン、尿素、
    チオシアナートまたはエチレングリコールを含有し、か
    つ、サイズ排除前に<pH5に調整する前記第(14)
    項の方法。
  16. (16)含有サイズ排除ゲルがスペロース^(^R^)
    12である前記第(15)項の方法。
  17. (17)該溶液が0.1M酢酸アンモニウムおよび2M
    塩化グアニジンを含有し、かつ、サイズ排除前に約pH
    4である前記第(16)項の方法。
  18. (18)(i)tPAを産生する細胞培養からの調整培
    地とtPAを吸着する固体担体を接触させ、<pH5に
    緩衝した水で該担体を洗浄し、ついで<pH5に緩衝し
    たアルカリまたはアルカリ土類金属塩および/またはカ
    オトロープの水溶液でtPAを溶出し、 (ii)工程(i)の溶出液からのtPAを選択的に沈
    澱させ、かつ、pH2〜5.5にて該沈澱をカオトロー
    プ、塩化グアニジン、尿素、チオシアナートまたはエチ
    レングリコール含有水溶液中に再溶解し、 (iii)工程(ii)からの再溶解沈澱と吸着担体を
    接触させ、かつ、<pH5にてカオトロープ含有水溶液
    でtPAを溶出させ、 (iv)工程(iii)からの溶出液と疎水性担体を接
    触させ、それによってtPAを該担体に吸着させ、つい
    でpH2〜5.5にて極性有機溶媒で該担体から吸着t
    PAを溶出し、 (v)工程(iv)からの溶出液とイオン交換樹脂を接
    触させ、<pH5にてカオトロープ含有水溶液でtPA
    を収集し、 (vi)工程(v)からのtPAの溶液を、粒子寸法が
    50μm以下であり、かつ、ゲルの分離範囲が分子量1
    000〜300000であるサイズ排除ゲルに通し、か
    つ、該精製tPAを収集する工程からなることを特徴と
    するtPAを産生する細胞培養からの調整培地からtP
    Aを精製する方法。
JP63135372A 1987-06-03 1988-06-01 tPAの精製 Pending JPS63317082A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US5692787A 1987-06-03 1987-06-03
US056927 1987-06-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63317082A true JPS63317082A (ja) 1988-12-26

Family

ID=22007415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63135372A Pending JPS63317082A (ja) 1987-06-03 1988-06-01 tPAの精製

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0294132A3 (ja)
JP (1) JPS63317082A (ja)
AU (1) AU1668988A (ja)
DK (1) DK295988A (ja)
PT (1) PT87641B (ja)
ZA (1) ZA883905B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01148185A (ja) * 1987-12-04 1989-06-09 Mitsui Toatsu Chem Inc 逆相液体クロマトグラフィーによるt−PA精製方法
WO1991013976A1 (en) * 1990-03-14 1991-09-19 Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. Process for producing purified tissue plasminogen activator or its derivative

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19610092A1 (de) * 1996-03-15 1997-09-18 Focke & Co Verfahren und Einrichtung zum Ausrichten von Maschinen

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1984001714A1 (en) * 1982-10-29 1984-05-10 Mitsui Toatsu Chemicals Novel plasminogen activator, process for its preparation, and thrombolytic drug containing the same
NO175158C (no) * 1984-10-01 1994-09-07 Genzyme Corp Fremstilling av human livmorsvevplasminogenaktivator med rekombinant-DNA
EP0238551A4 (en) * 1985-09-06 1988-02-01 Codon METHODS OF RECOVERING A TISSUE PLASMINOGEN ACTIVATOR.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01148185A (ja) * 1987-12-04 1989-06-09 Mitsui Toatsu Chem Inc 逆相液体クロマトグラフィーによるt−PA精製方法
JPH082301B2 (ja) * 1987-12-04 1996-01-17 三井東圧化学株式会社 逆相液体クロマトグラフィーによるt−PA精製方法
WO1991013976A1 (en) * 1990-03-14 1991-09-19 Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. Process for producing purified tissue plasminogen activator or its derivative

Also Published As

Publication number Publication date
PT87641A (pt) 1988-07-01
PT87641B (pt) 1992-09-30
DK295988A (da) 1988-12-04
DK295988D0 (da) 1988-05-31
ZA883905B (en) 1989-12-27
EP0294132A3 (en) 1990-02-07
EP0294132A2 (en) 1988-12-07
AU1668988A (en) 1988-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4743680A (en) Method for purifying antihemophilic factor
EP0832200B1 (en) Novel factor ix purification methods
WO1989008702A1 (en) Improved methods for recovery of tissue plasminogen activator using chaotropic agents
US5679776A (en) Process for preparing a concentrate of blood coagulation factor VIII-von willebrand factor complex from total plasma
US4075193A (en) Process for producing intravenous immune globulin
US5639857A (en) Ultrapurification of factor IX and other vitamin k-dependent proteins
WO2013053887A1 (en) Protein purification by anion exchange chromatography
JP2507339B2 (ja) 粗tPAの精製方法
FI96211C (fi) Menetelmä yksisäikeisen kudosplasminogeeniaktivaattorin (tPA) ja kaksisäikeisen tPA:n puhdistamiseksi ja eristämiseksi
JPH05279396A (ja) 第viii因子の精製法と、それによって得られた調製品
JPH0386900A (ja) 新規なトロンビン結合性物質及びその製法
US5055557A (en) Ultrapurification of factor IX and other vitamin K-dependent proteins
AU606582B2 (en) Methods for the recovery of tissue plasminogen activator
AU641119B2 (en) Ultrapurification of factor IX and other vitamin K-dependent proteins
US4952675A (en) Method for purifying antihemophilic factor
US4847362A (en) Method for purifying antihemophilic factor
JPS63317082A (ja) tPAの精製
Vician et al. Purification of human blood clotting factor X by blue dextran agarose affinity chromatography
EP0276328B1 (en) Process for separating single-strand human tpa and double-strand human tpa from each other
CA1333163C (en) Methods for the recovery of tissue plasminogen activator
EP0358274B1 (en) Method for purifying tissue plasminogen activator
WO1988000615A1 (en) Process for purifying a plasminogen activator
JPS6176419A (ja) 精製された組織性プラスミノ−ゲンアクチベ−タの製造法