JPS6331707B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6331707B2 JPS6331707B2 JP16201184A JP16201184A JPS6331707B2 JP S6331707 B2 JPS6331707 B2 JP S6331707B2 JP 16201184 A JP16201184 A JP 16201184A JP 16201184 A JP16201184 A JP 16201184A JP S6331707 B2 JPS6331707 B2 JP S6331707B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- guide shaft
- outer casing
- inclined opening
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 5
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Check Valves (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、室内の圧力を一定に保つように作動
する差圧ダンパーに関し、特に室内外の微かな圧
力差にも俊敏に反応して迅速にダンパー開口を開
閉する差圧ダンパーに関する。
する差圧ダンパーに関し、特に室内外の微かな圧
力差にも俊敏に反応して迅速にダンパー開口を開
閉する差圧ダンパーに関する。
電子部品、精密機械部品、食品、医薬品等の工
場や病院等におけるクリーンルームでは品質管理
等のため室内の温湿度条件を一定範囲に保持する
必要があり、このため、微小な室内の空気圧力変
動にも迅速に対応できる差圧ダンパーを設置する
ことが必要である。
場や病院等におけるクリーンルームでは品質管理
等のため室内の温湿度条件を一定範囲に保持する
必要があり、このため、微小な室内の空気圧力変
動にも迅速に対応できる差圧ダンパーを設置する
ことが必要である。
このために使用される従来の差圧ダンパーは、
その通風口に対し羽根が円弧状に回動して通風口
を開閉するものであるから室内の圧力変動に即応
できず、室内の圧力が一定の容値を越えて上昇
し、又は下降する傾向があり、室内の温湿度条件
を一定範囲に保持できないという傾向があつた。
換言すると、室内圧力の変化に対して風量の変化
の調整を円滑迅速に行うことが困難であつた。
その通風口に対し羽根が円弧状に回動して通風口
を開閉するものであるから室内の圧力変動に即応
できず、室内の圧力が一定の容値を越えて上昇
し、又は下降する傾向があり、室内の温湿度条件
を一定範囲に保持できないという傾向があつた。
換言すると、室内圧力の変化に対して風量の変化
の調整を円滑迅速に行うことが困難であつた。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、室内の微小圧力変動にも
迅速に対応して室内圧力を常に一定に保持するこ
とのできる改良された差圧ダンパーを提供するこ
とにある。
のであり、その目的は、室内の微小圧力変動にも
迅速に対応して室内圧力を常に一定に保持するこ
とのできる改良された差圧ダンパーを提供するこ
とにある。
上記目的を達成するために、本発明は、外筐1
内に傾斜開口4を形成するように傾斜して設けら
れた座板3と、この座板3に固定した支持部材6
に基端を固定され前記傾斜開口4を貫通して水平
方向に対し室内側から室外側に上向きに傾斜して
設けられたガイド軸5と、このガイド軸5に中心
が摺動自在に係合してこのガイド軸5方向に移動
し、自重によつて一定の復帰力で前記傾斜開口4
を閉塞する凹部を室内側に向けた皿状の羽根7と
を有し、前記外筐1上端から室外側に前記羽根7
の室外側ガイド軸5端位置上部を覆うように円弧
状に突出した天板12bと、この天板12bに接
続され前記外筐1下端に接続するように略扇形状
に設けた側板12aとを含む抵抗カバー12と、
を備えてなる差圧ダンパーから構成される。
内に傾斜開口4を形成するように傾斜して設けら
れた座板3と、この座板3に固定した支持部材6
に基端を固定され前記傾斜開口4を貫通して水平
方向に対し室内側から室外側に上向きに傾斜して
設けられたガイド軸5と、このガイド軸5に中心
が摺動自在に係合してこのガイド軸5方向に移動
し、自重によつて一定の復帰力で前記傾斜開口4
を閉塞する凹部を室内側に向けた皿状の羽根7と
を有し、前記外筐1上端から室外側に前記羽根7
の室外側ガイド軸5端位置上部を覆うように円弧
状に突出した天板12bと、この天板12bに接
続され前記外筐1下端に接続するように略扇形状
に設けた側板12aとを含む抵抗カバー12と、
を備えてなる差圧ダンパーから構成される。
以下、本発明を図示実施例について説明する
と、図中1は外筐であり、壁2に設けられた取付
け穴に通常の方法により取り付けられる。3はこ
の外筐1内に傾斜開口4を形成するように傾斜し
て設けられた座板である。この座板3にはH字状
の支持部材6が室内側に固着されている。5は外
筐1内に設けたガイド軸で、水平方向に対し、室
内側から室外側に上向きに傾斜して支持部材6に
基端を支持されている。ガイド軸5は外筐1内に
傾斜して設けた傾斜開口4の中心を貫通して支持
されており、その低位の基端は室の内側に向けら
れ、高位の先端は室の外側に向けられる。傾斜開
口4はガイド軸5に対し直角に設けられている。
7はガイド軸5に摺動自在に係合し、このガイド
軸5方向に移動する羽根で、前記傾斜開口4に対
して進退移動しつつ、この傾斜開口4を開閉す
る。また、羽根7の中心部近縁であつて前記ガイ
ド軸にはベアリング(図示せず)を装着した軸受
筒8がこの羽根7に固定されており、羽根7のガ
イド軸5方向の移動を円滑ならしめている。9は
軸受筒8に取り付けたバランスウエイトである。
このバランスウエイトを適宜調整することによ
り、これを含めた羽根7の自重が定まり、これと
前記ガイド軸5の傾斜角とあいまつて傾斜開口4
方向の分力モーメントが定められる。従つて、常
には羽根7はその自重(バランスウエイト重量も
含む)によつて一定の復帰力で前記傾斜開口4を
閉塞している。10は傾斜開口4の口縁に取り付
けたパツキンで、11はガイド軸5の室外側軸端
に設けたストツパーである。これにより羽根7の
ガイド軸5上の高位軸端位置を規制している。し
たがつて、羽根7は室の内側より外側に向けて流
動する風圧を受けて、最大限、軸受筒8がストツ
パー11に当接するまでガイド軸5に沿つて移動
することができる。
と、図中1は外筐であり、壁2に設けられた取付
け穴に通常の方法により取り付けられる。3はこ
の外筐1内に傾斜開口4を形成するように傾斜し
て設けられた座板である。この座板3にはH字状
の支持部材6が室内側に固着されている。5は外
筐1内に設けたガイド軸で、水平方向に対し、室
内側から室外側に上向きに傾斜して支持部材6に
基端を支持されている。ガイド軸5は外筐1内に
傾斜して設けた傾斜開口4の中心を貫通して支持
されており、その低位の基端は室の内側に向けら
れ、高位の先端は室の外側に向けられる。傾斜開
口4はガイド軸5に対し直角に設けられている。
7はガイド軸5に摺動自在に係合し、このガイド
軸5方向に移動する羽根で、前記傾斜開口4に対
して進退移動しつつ、この傾斜開口4を開閉す
る。また、羽根7の中心部近縁であつて前記ガイ
ド軸にはベアリング(図示せず)を装着した軸受
筒8がこの羽根7に固定されており、羽根7のガ
イド軸5方向の移動を円滑ならしめている。9は
軸受筒8に取り付けたバランスウエイトである。
このバランスウエイトを適宜調整することによ
り、これを含めた羽根7の自重が定まり、これと
前記ガイド軸5の傾斜角とあいまつて傾斜開口4
方向の分力モーメントが定められる。従つて、常
には羽根7はその自重(バランスウエイト重量も
含む)によつて一定の復帰力で前記傾斜開口4を
閉塞している。10は傾斜開口4の口縁に取り付
けたパツキンで、11はガイド軸5の室外側軸端
に設けたストツパーである。これにより羽根7の
ガイド軸5上の高位軸端位置を規制している。し
たがつて、羽根7は室の内側より外側に向けて流
動する風圧を受けて、最大限、軸受筒8がストツ
パー11に当接するまでガイド軸5に沿つて移動
することができる。
一方、前記外筐1の室外側には前記ガイド軸5
の軸端部上方を幌で覆うように幌状の抵抗カバー
12が設けられている。この抵抗カバー12は前
記外筐1から上端から室外側に前記羽根7のガイ
ド軸5端位置まで覆うように円弧状に突出した天
板12bとこの天板12bから前記外筐1下端に
接続されて前記ガイド軸室外側軸端を側面から覆
うように略扇形状に設けられた側板12aとを備
えている。そして、羽根7の上半周と抵抗カバー
12の天板12b間の空隙面積が次第に小さくな
るようにしてあり、逆に、羽根7の下半周と抵抗
カバー12の側板12a間の空隙面積は次第に大
きくなるようにしてある。即ち、抵抗カバー12
は、羽根7の傾斜開口4を閉じる全閉位置からス
トツパー11に当接する全開位置までのストロー
クSの範囲にわたつて、羽根7の周りの風量を規
制する。そして、羽根7の開放方向への移動に伴
ない、羽根7の周縁を流出しようとする空気の、
その流出を妨げるように形成されている。ここに
おいて、空気流は羽根7の室内側に形成された凹
部に誘導され、それによつて、羽根が受ける風圧
が増大し、後述するように、室内の圧力変動に敏
感に反応して迅速に傾斜開口4の開閉動作を行う
こととなる。
の軸端部上方を幌で覆うように幌状の抵抗カバー
12が設けられている。この抵抗カバー12は前
記外筐1から上端から室外側に前記羽根7のガイ
ド軸5端位置まで覆うように円弧状に突出した天
板12bとこの天板12bから前記外筐1下端に
接続されて前記ガイド軸室外側軸端を側面から覆
うように略扇形状に設けられた側板12aとを備
えている。そして、羽根7の上半周と抵抗カバー
12の天板12b間の空隙面積が次第に小さくな
るようにしてあり、逆に、羽根7の下半周と抵抗
カバー12の側板12a間の空隙面積は次第に大
きくなるようにしてある。即ち、抵抗カバー12
は、羽根7の傾斜開口4を閉じる全閉位置からス
トツパー11に当接する全開位置までのストロー
クSの範囲にわたつて、羽根7の周りの風量を規
制する。そして、羽根7の開放方向への移動に伴
ない、羽根7の周縁を流出しようとする空気の、
その流出を妨げるように形成されている。ここに
おいて、空気流は羽根7の室内側に形成された凹
部に誘導され、それによつて、羽根が受ける風圧
が増大し、後述するように、室内の圧力変動に敏
感に反応して迅速に傾斜開口4の開閉動作を行う
こととなる。
以上の構成から成る差圧ダンパーの作用につい
て説明すると、本発明による差圧ダンパーはクリ
ーンルームの壁2に図示のように取り付けられ
る。
て説明すると、本発明による差圧ダンパーはクリ
ーンルームの壁2に図示のように取り付けられ
る。
外筐1内に設けたガイド軸5は水平に対し室の
内側より外側に向けて上向きに傾斜しているの
で、このガイド軸5に摺動自在に係合した羽根7
は、室内外の圧力差がないときには傾斜開口4を
閉塞している。即ち、羽根7はその自重等(バラ
ンスウエイトを取り付けた場合はその重量も含
む)により、ガイド軸5の傾斜角に対応してその
軸上のいずれの位置にあつても傾斜開口の閉塞方
向へ一定のモーメント力を発生させている。そし
て、このモーメント力を傾斜開口4を閉塞する復
帰力と考えて、この復帰力で室内外の差圧がない
とき等には傾斜開口4閉塞している。
内側より外側に向けて上向きに傾斜しているの
で、このガイド軸5に摺動自在に係合した羽根7
は、室内外の圧力差がないときには傾斜開口4を
閉塞している。即ち、羽根7はその自重等(バラ
ンスウエイトを取り付けた場合はその重量も含
む)により、ガイド軸5の傾斜角に対応してその
軸上のいずれの位置にあつても傾斜開口の閉塞方
向へ一定のモーメント力を発生させている。そし
て、このモーメント力を傾斜開口4を閉塞する復
帰力と考えて、この復帰力で室内外の差圧がない
とき等には傾斜開口4閉塞している。
したがつて、室内の圧力が羽根自重等による傾
斜開口の閉塞方向への分力モーメントと、室内圧
力との設定値によつて定められた圧力以下のとき
には羽根7はその自重及び本実施例のようにバラ
ンスウエイト8を取り付けたときにはこれらの重
量によりガイド軸5に沿つて下降し、ガイド軸5
の軸方向に対し、直角な面上に設けられている傾
斜開口4を閉鎖している。
斜開口の閉塞方向への分力モーメントと、室内圧
力との設定値によつて定められた圧力以下のとき
には羽根7はその自重及び本実施例のようにバラ
ンスウエイト8を取り付けたときにはこれらの重
量によりガイド軸5に沿つて下降し、ガイド軸5
の軸方向に対し、直角な面上に設けられている傾
斜開口4を閉鎖している。
このガイド軸上の進退移動による羽根7の開閉
動作は軸受筒8内のベアリングにより極めて小さ
い摩擦力で行われるので、室内の圧力変動に対応
して、円滑に移動することが可能である。
動作は軸受筒8内のベアリングにより極めて小さ
い摩擦力で行われるので、室内の圧力変動に対応
して、円滑に移動することが可能である。
いま、室内の圧力が所定の設定値を越えて増大
し、送風量が大きくなると、ガイド軸5及び羽根
7の重量(バランスウエイイト9の重量を含む)
によつて定まる軸方向の分力モーメントに抗して
羽根7は押し上げられ、傾斜開口4を全開する。
前述したように、この羽根7の傾斜開口4からの
退避移動は風圧の増加に伴なつて比例的に変位す
るのではなく、羽根7等の傾斜開口方向の分力モ
ーメントは一定であることから、所定の設定圧を
越えると直ちにガイド軸5の高位軸端へ移動す
る。このとき、羽根7は、凹部を室内側に向けた
皿状に形成されているので、室内側からの風圧
を、この凹部で、適確に受けとめる。
し、送風量が大きくなると、ガイド軸5及び羽根
7の重量(バランスウエイイト9の重量を含む)
によつて定まる軸方向の分力モーメントに抗して
羽根7は押し上げられ、傾斜開口4を全開する。
前述したように、この羽根7の傾斜開口4からの
退避移動は風圧の増加に伴なつて比例的に変位す
るのではなく、羽根7等の傾斜開口方向の分力モ
ーメントは一定であることから、所定の設定圧を
越えると直ちにガイド軸5の高位軸端へ移動す
る。このとき、羽根7は、凹部を室内側に向けた
皿状に形成されているので、室内側からの風圧
を、この凹部で、適確に受けとめる。
更に、羽根7の室外側にはこの羽根7が高位軸
端に達したときその上部及び両側部を覆うように
幌状の抵抗カバー12が設けられているので、こ
の抵抗カバー12が羽根7との空隙を通じて流出
する排風量を規制するように作用し、空気流を羽
根7の凹部へ誘導する。即ち、この抵抗カバーを
付けることによつて空気が前記羽根7の凹部に把
握されずに、外筐1の開口外周縁から壁に沿つて
室外側に逃げるのを抑制し、羽根7凹部に空気全
体が把握されるように流れを誘導し、室内からの
略全ての風圧を羽根が受けるようにするものであ
る。
端に達したときその上部及び両側部を覆うように
幌状の抵抗カバー12が設けられているので、こ
の抵抗カバー12が羽根7との空隙を通じて流出
する排風量を規制するように作用し、空気流を羽
根7の凹部へ誘導する。即ち、この抵抗カバーを
付けることによつて空気が前記羽根7の凹部に把
握されずに、外筐1の開口外周縁から壁に沿つて
室外側に逃げるのを抑制し、羽根7凹部に空気全
体が把握されるように流れを誘導し、室内からの
略全ての風圧を羽根が受けるようにするものであ
る。
ここにおいて、室内側からの風圧を、より適確
に受けて前記羽根7のガイド軸高位軸端への移動
を円滑に行わしめる。
に受けて前記羽根7のガイド軸高位軸端への移動
を円滑に行わしめる。
このようにして、羽根7が全開状態に移動する
と、羽根7と傾斜開口4との間に排風間隙がで
き、この間隙を通じて室内の圧力空気がリリーフ
される。そして、室内の圧力が減じ、所定の設定
値ないし、それ以下になると、羽根7の自重等に
より再びガイド軸5にそつて下降し、傾斜開口4
を閉塞することとなる。
と、羽根7と傾斜開口4との間に排風間隙がで
き、この間隙を通じて室内の圧力空気がリリーフ
される。そして、室内の圧力が減じ、所定の設定
値ないし、それ以下になると、羽根7の自重等に
より再びガイド軸5にそつて下降し、傾斜開口4
を閉塞することとなる。
尚、処理風量はバランスウエイトを増減調整す
ることにより調整でき、この設定圧と処理風量と
の関係を第3図に示す。
ることにより調整でき、この設定圧と処理風量と
の関係を第3図に示す。
また、第4図には前記抵抗カバー12が有る場
合と、これを取り除いた場合との室内静圧と処理
風量との特性曲線の対比試験結果が示されてい
る。図から明らかなように、抵抗カバー12がな
い場合は処理風量が増加するにしたがつて室内の
静圧は微量づつではあるが除々に高くなつて微小
範囲で一定の静圧を維持できない。これに対し、
本発明の抵抗カバーがある場合は処理風量100〜
900m3/Hrの間±3.5%の略一定の静圧を保持で
きることが証明されている。
合と、これを取り除いた場合との室内静圧と処理
風量との特性曲線の対比試験結果が示されてい
る。図から明らかなように、抵抗カバー12がな
い場合は処理風量が増加するにしたがつて室内の
静圧は微量づつではあるが除々に高くなつて微小
範囲で一定の静圧を維持できない。これに対し、
本発明の抵抗カバーがある場合は処理風量100〜
900m3/Hrの間±3.5%の略一定の静圧を保持で
きることが証明されている。
以上説明したように、本発明に係る差圧ダンパ
ーによれば、外筐内に傾斜開口を形成するように
傾斜して設けられた座板と、この座板に固定した
支持部材に基端を固定され前記傾斜開口を貫通し
て水平方向に対し室内側から室外側に上向きに傾
斜して設けられたガイド軸と、このガイド軸に中
心が摺動自在に係合してこのガイド軸方向に移動
し、自重によつて一定の復帰力で前記傾斜開口を
閉塞する凹部を室内側に向けた皿状の羽根とを有
し、前記外筐上端から室外側に前記羽根の室外側
ガイド軸端位置上部を覆うように円弧状に突出し
た天板と、この天板に接続され前記外筐下端に接
続するように略扇形状に設けた側板とを含む幌状
の抵抗カバーと、から構成したので、室内の圧力
変動に対し、それに応じて羽根自重により傾斜開
口を閉塞させることにより、設定値を僅かでも越
えると直ちに羽根が全開して圧力のリリーフを行
うことができるため、風量の変化に対する即応性
が良く、また、羽根を凹部を室内側に向けて皿状
に形成するとともに、外筐室外側に幌状の抵抗カ
バーを突出形成したことにより室内側からの風圧
を適確に受けて室内の微小な圧力変動にも迅速に
対応して室内圧力を設定値に適確にコトロールす
ることが可能となる効果を有する。
ーによれば、外筐内に傾斜開口を形成するように
傾斜して設けられた座板と、この座板に固定した
支持部材に基端を固定され前記傾斜開口を貫通し
て水平方向に対し室内側から室外側に上向きに傾
斜して設けられたガイド軸と、このガイド軸に中
心が摺動自在に係合してこのガイド軸方向に移動
し、自重によつて一定の復帰力で前記傾斜開口を
閉塞する凹部を室内側に向けた皿状の羽根とを有
し、前記外筐上端から室外側に前記羽根の室外側
ガイド軸端位置上部を覆うように円弧状に突出し
た天板と、この天板に接続され前記外筐下端に接
続するように略扇形状に設けた側板とを含む幌状
の抵抗カバーと、から構成したので、室内の圧力
変動に対し、それに応じて羽根自重により傾斜開
口を閉塞させることにより、設定値を僅かでも越
えると直ちに羽根が全開して圧力のリリーフを行
うことができるため、風量の変化に対する即応性
が良く、また、羽根を凹部を室内側に向けて皿状
に形成するとともに、外筐室外側に幌状の抵抗カ
バーを突出形成したことにより室内側からの風圧
を適確に受けて室内の微小な圧力変動にも迅速に
対応して室内圧力を設定値に適確にコトロールす
ることが可能となる効果を有する。
第1図は、本発明に係る差圧ダンパーの正面
図、第2図は同縦断側面図、第3図は設定圧と処
理風量との関係を示す性能曲線図、第4図は抵抗
カバーを付けた場合と付けない場合の室内静圧と
処理風量との性能曲線の対比試験結果を示す説明
図である。 1:外筐、4:傾斜開口、5:ガイド軸、7:
羽根、12:抵抗カバー。
図、第2図は同縦断側面図、第3図は設定圧と処
理風量との関係を示す性能曲線図、第4図は抵抗
カバーを付けた場合と付けない場合の室内静圧と
処理風量との性能曲線の対比試験結果を示す説明
図である。 1:外筐、4:傾斜開口、5:ガイド軸、7:
羽根、12:抵抗カバー。
Claims (1)
- 1 外筐内に傾斜開口を形成するように傾斜して
設けられた座板と、この座板に固定した支持部材
に基端を固定され前記傾斜開口を貫通して水平方
向に対し室内側から室外側に上向きに傾斜して設
けられたガイド軸と、このガイド軸に中心が摺動
自在に係合してこのガイド軸方向に移動し、自重
によつて一定の復帰力で前記傾斜開口を閉塞す
る、凹部を室内側に向けた皿状の羽根とを有し、
前記外筐上端から室外側に前記羽根の室外側ガイ
ド軸端位置上部を覆うように円弧状に突出した天
板と、この天板に接続され前記外筐下端に接続す
るように略扇形状に設けた側板とを含む幌状の抵
抗カバーと、を備えてなる差圧ダンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16201184A JPS60155846A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 差圧ダンパ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16201184A JPS60155846A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 差圧ダンパ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60155846A JPS60155846A (ja) | 1985-08-15 |
JPS6331707B2 true JPS6331707B2 (ja) | 1988-06-24 |
Family
ID=15746349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16201184A Granted JPS60155846A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 差圧ダンパ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60155846A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0959670A1 (en) * | 1995-06-07 | 1999-12-01 | Osborne Industries, Inc. | Method and means for improved ceiling ventilation |
US7798893B2 (en) * | 2006-01-19 | 2010-09-21 | Fike Corporation | Full opening and reclosable explosion vent apparatus |
DE102006053208B4 (de) * | 2006-11-11 | 2009-09-03 | Naber Holding Gmbh & Co. Kg | Mauerkasten |
KR100832912B1 (ko) | 2007-07-23 | 2008-05-28 | (주)에이치엔씨 | 클린룸 공기 압력 조절용 댐퍼 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP16201184A patent/JPS60155846A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60155846A (ja) | 1985-08-15 |
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