JPS63316788A - 有機ケイ素化合物の精製方法 - Google Patents

有機ケイ素化合物の精製方法

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JPS63316788A
JPS63316788A JP15316187A JP15316187A JPS63316788A JP S63316788 A JPS63316788 A JP S63316788A JP 15316187 A JP15316187 A JP 15316187A JP 15316187 A JP15316187 A JP 15316187A JP S63316788 A JPS63316788 A JP S63316788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
organosilicon compound
organosilicon
organolithium
purified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15316187A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Shinohara
紀夫 篠原
Yoshibumi Inoue
義文 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シラン類、シロキサン類のような有機ケイ素
化合物の精製方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、半導体工業用材料としてシラン類及びシロキサン
類の利用が進むにつれて、その中に不純物として含まれ
る微量のメチルクロライド、メチルブロマイド、クロロ
ベンゼン、ブロモベンゼン。
クロロビフェニル、ブロモビフェニルのようなハロゲン
化有機化合物がシリコンウェハーなどの半導体基板を侵
し、材料トラブルを起すことが明らかになってきた。
[発明が解決しようとする問題点] そこで1本発明は、簡便かつ効率的に不純物であるハロ
ゲン化有機化合物などを有機ケイ素化合物から分離し、
精製する方法を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、次の方法により、前記目的を達成し、有
機ケイ素化合物を精製し得ることを見出した。
すなわち、本発明は、不純物を含有する有機ケイ素化合
物を有機リチウム化合物と接触させた後、有機ケイ素化
合物を分離することからなる有機ケイ素化合物の精製方
法を提供するものである。
本発明における精製の対象となる有機ケイ素化合物とし
ては、オルガノシラン類、オルガノシロキサン類が挙げ
られる。オルガノシラン類としては、例えばジメチルジ
クロロシラン、ジエチルジクロロシラン、メチルトリク
ロロシラン、二チルトリクロロシラン、トリメチルクロ
ロシラン、トリエチルクロロシランのようなアルキルク
ロロシラン類;ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジ
ェトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチ
ルジェトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシランのようなアルキルアルコキシシラ
ン類;ジフェニルジクロロシラン、フェニルトリクロロ
シラン、トリフェニルクロロシランのようなフェニル基
を持つクロロシラン類;ジフェニルジメトキシシラン、
フェニルトリメトキシシラン、トリフェニルメトキシシ
ラン、ジフェニルジェトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、トリフェニルエトキシシランのようなフェ
ニルアルコキシシラン類;オルガノシロキサンとしては
1例えば、ヘキサメチルジシロキサン、ヘキサエチルジ
シロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチル
テトラシロキサンのようなアルキル基を持つ鎖状シロキ
サン類;ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメ
チルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタ
シロキサンのようなアルキル基を持つ環状シロキサン類
;ヘキサフェニルジシロキサン、オクタフェニルトリシ
ロキサン、デカフェニルテトラシロキサンのようなフェ
ニル基を持つ鎖状シロキサン、及びフェニルトリス(ト
リメチルシロキシ)シランのようなメチル基及びフェニ
ル基を持つ分岐シロキサンが挙げられる。
本発明に使用される有機リチウム化合物としては、例え
ば、一般式: 〔式中、Rはメチル、エチル、プロピル、ブチル、アミ
ル等のアルキル基、シクロヘキシル、メチルシクロヘキ
シル等のシクロアルキル基、フェニル、トリル、エチル
フェニル等のアリール基などの炭化水素基である。〕 で表される有機リチウム化合物が挙げられる。
本発明の方法により除去される不純物としては。
例えば前述のようにハロゲン化有機化合物が挙げられる
が□、これに限定されるものではない。除去されるハロ
ゲン化有機化合物としては、メチルクロライド、メチル
ブロマイド、エチルクロライド、エチルブロマイド、エ
チルアイオダイド、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、
ヨードベンゼン、塩化ビフェニル、臭化ビフェニル、ヨ
ウ化ビフェニル等が挙げられる。
有機リチウム化合物を不純物を含有する有機ケイ素化合
物と接触させるには、有機リチウムを適当な有機溶媒溶
液として有機ケイ素化合物に加え、100℃以下の温度
好ましくは50℃以下の温度において攪拌等を行えばよ
い。このとき、使用する有機リチウム化合物の量は、不
純物として含まれているハロゲン化有機化合物等の1〜
1000倍モル量が好ましく、特に1〜100倍モル量
が好ましい。また、有機リチウムを溶かす溶媒としては
、エチルエーテル、ブチルエーテル、テトラヒドロフラ
ンのようなエーテル類及び石油エーテル、石油ベンジン
、ペンタン、ヘキサン等の炭化水素系溶媒が利用できる
。接触処理時間は比較的短時間でもよいが、通常は1時
間から10時間程度が望ましい。処理後混合物を濾過し
、濾液を蒸留すれば目的の精製シランや精製シロキサン
が得られる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 分析により0.05モルのフェニルクロライドを含むこ
とが判明しているオクタフェニルシクロテトラシロキサ
ン5000g中に、n−ヘキサンに溶かしたメチルリチ
ウムの溶液(W度1モル)22gを温度60℃に加温し
て加えた。6時間攪拌し、接触させた後に、沈殿物をガ
ラスフィルターを用いて濾過した。濾液を蒸留したとこ
ろ、4400gのオクタフェニルシクロテトラが得られ
た。このシロキサン中のフェニルクロライドを。
ガスクロマトグラフィーにより分析したところ濃度は0
.01ppm以下であった。
未精製のオクタフェニルシクロテトラシロキサン(A)
、上記で精製したオクタフェニルシクロテトラシロキサ
ンCB)及び未精製オクタフェニルシクロテトラシロキ
サンを単に1同頁に蒸留したオフタフェニルシクロテト
ラシロキサン(C)の3種について、シリコンウェハー
を用いて、次のように基板テストを行なった。
シリコン基板テストの方法: 30I(長さ)x30nn(幅)×51(厚さ)のシリ
コン基板表面上に試料のオクタフェニルシクロテトラシ
ロキサンを乾燥厚0.1μmに塗り風乾させた。引き続
いて20重量%濃度のHF水溶液を表面上に流し、この
シロキサンを分解除去した。次いでX線光電子分析(x
ps)によりC1511子によるスペクトルを分析して
表面状態を調べた。
結果は次のとおりであった。
A(末梢1m)        ・・・炭素が残った。
B(本発明の方法で精製) ・・・炭素が残らなかった
C(1回蒸留)       ・・・炭素が残った。
実施例2 分析により0.1モルのブロモビフェニルを含むことが
判明しているフェニルトリス(トリメチルシロキシ)シ
ラン5000g中に、テトラヒドロフランに溶かしたフ
ェニルリチウムの溶液(濃度1モル)84gを温度0℃
にて加えた。2時間攪拌し、接触させた後に、沈殿物を
ガラスフィルターを用いて濾過した。濾液を蒸留したと
ころ、4600gのフェニルトリス(トリメチルシロキ
シ)シランが得られた。このフェニルトリス(トリメチ
ルシロキシ)シラン中のブロモビフェニルを。
ガスクロマトグラフィーにより分析したところ、その濃
度は0.01ppm以下であった。シリコンウェハーを
用いた基板テストを実施例1と同様に未精製、精製及び
1回のみ蒸留の3種のフェニルトリス(トリメチルシロ
キシ)シランについて行なった。実施例1と同様の結果
が得られた。
実施例3 分析により0.1モルのフロロビフェニルを含むことが
判明しているフェニルトリエトキシシラン5000g中
に、テトラヒドロフランに溶かしたエチルリチウムの溶
液(濃度1モル)36gを温度40”Cにて加えた。1
0時間攪拌し、接触させた後、沈殿物をガラスフィルタ
ーを用いて濾過した。濾液を蒸留したところ、4200
gのフェニルトリエトキシシランが得られた。このフェ
ニルトリエトキシシラン中のフロロビフェニルを、ガス
クロマトグラフィーで分析したところ、その濃度は0.
0IPPO1以下であった。シリコンウェハーを用いた
基板テストを実施例1と同様にして未精製、精製及び1
回蒸留のみの3種のフェニルトリエトキシシランについ
て行なった。実施例1と同様の結果が得られた。
実施例4 分析により0.1モルのヨードビフェニルを含むことが
判明しているジフェニルジクロロシラン5000g中に
、テトラヒドロフランに溶かしたtert−ブチルリチ
ウムの溶液(濃度1モル)90gを温度10℃にて加え
た。10時間攪拌し、接触させた後に沈殿物をガラスフ
ィルターを用いて濾過した。濾液を蒸留したところ、4
370gのジフェニルジクロロシランが得られた。この
ジフェニルジクロロシラン中のヨードビフェニルを、ガ
スクロマトグラフィーにより分析したところ、その濃度
は0.01ppm以下であった。
シリコンウェハーを用いた基板テストを実施例1と同様
にして未精製、精製及び1回蒸留のみの3種のジフェニ
ルジクロロシランについて行なった。実施例1と同様の
結果が得られた。
実施例5 分析により0.1モルのクロロベンゼンを含むことが判
明しているジフェニルジクロロシラン5000g中に、
ペンテンに溶解させたn−ブチルリチウム溶液(濃度1
モル)64gを温度−10℃にて加えた。3時間攪拌し
、接触させた後、ガラスフィルターを用いて沈殿物を濾
過した。濾液を蒸留したところ、4400gのジフェニ
ルジクロロシランが得られた。このジフェニルジクロロ
シラン中のクロロベンゼンをガスクロマトグラフィーで
分析したところ、その濃度はO,O1ppm以下であっ
た。
シリコンウェハーを用いた基板テストを実施例1と同様
にして未精製、精製及び1回蒸留のみの3種のジフェニ
ルジクロロシランについて行なった。実施例1と同様の
結果が得られた。
〔発明の効果〕
本発明の方法によると、シラン類、シロキサン類等の有
機ケイ素化合物に含まれている微量のハロゲン化有機化
合物を簡便、効率よく除去し、高純度の有機ケイ素化合
物を容易に得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 不純物を含有する有機ケイ素化合物を有機リチウム化合
    物と接触させた後、有機ケイ素化合物を分離することか
    らなる有機ケイ素化合物の精製方法。
JP15316187A 1987-06-19 1987-06-19 有機ケイ素化合物の精製方法 Pending JPS63316788A (ja)

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JP15316187A JPS63316788A (ja) 1987-06-19 1987-06-19 有機ケイ素化合物の精製方法

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JP15316187A JPS63316788A (ja) 1987-06-19 1987-06-19 有機ケイ素化合物の精製方法

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JPS63316788A true JPS63316788A (ja) 1988-12-26

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ID=15556374

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JP15316187A Pending JPS63316788A (ja) 1987-06-19 1987-06-19 有機ケイ素化合物の精製方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02235887A (ja) * 1989-03-09 1990-09-18 Tonen Corp アルコキシシラン中の塩素含有物質の除去方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02235887A (ja) * 1989-03-09 1990-09-18 Tonen Corp アルコキシシラン中の塩素含有物質の除去方法

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