JPS63314228A - 無機物含有発泡体の製造方法 - Google Patents

無機物含有発泡体の製造方法

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JPS63314228A
JPS63314228A JP62149954A JP14995487A JPS63314228A JP S63314228 A JPS63314228 A JP S63314228A JP 62149954 A JP62149954 A JP 62149954A JP 14995487 A JP14995487 A JP 14995487A JP S63314228 A JPS63314228 A JP S63314228A
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water
inorganic
mixed
liquid
inorganic material
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Application number
JP62149954A
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English (en)
Inventor
Takeshi Saburi
佐部利 武司
Hiromi Tanigawa
谷川 博海
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は無機物含有発泡体の製造方法に関し、より詳し
くは、無機物を多量に含有し、不燃材等として好適な無
機物含有発泡体の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 従来、無機物含有のウレタン樹脂発泡体として、特定量
の遊離イソシアネ・−ト基を有するウレタンプレポリマ
ー、無機質粉粒体、低沸点液体および水を混合して発泡
させる無機物含有発泡体の製造方法が知られている(特
公昭53−3800号公報)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記の方法による無機物含有発泡体は、
無機質粉粒体の含有量が約65重量%以下と小さく、水
溶性ウレタンプレポリマーの含a二が多いため、コスト
高となるだけでなく、上記ウレタンプレポリマーの量に
より発泡体の諸特性が規制され、不燃材等として用いた
場合、難燃性に乏しいという問題がある。
また、特定量の遊離イソシアネート基を有するウレタン
プレポリマーと、無機質粉粒体と、低沸点液体および水
とを同時に混合、発泡させるため、水溶性ウレタンプレ
ポリマーが水と接触して直に硬化して流動性がなくなる
と共に、多量の炭酸ガスが発生するため、均一な混合物
が得られないばかりか、型枠への注入時に型に沿わず作
業性に劣る。また、作業条件の許容幅が狭いため、用途
に応じて諸特性を制御することが困難であり、得られた
発泡体は、気泡が不均一で均質性に欠け、一体性が十分
でないだけでなく、品質のばらつきが大きく、無機物含
有量が多(なると、弾力性、伸縮性等に富むウレタン樹
脂の特性が著しく損なわれ、弾力性等に欠けるという問
題がある。
〈発明の目的〉 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、無機
物含有量が大きく、難燃性に優れると共に、均一で一体
性、弾力性等の諸特性に優れ、品質が安定した無機物含
有発泡体を容易かつ安価に製造することができる無機物
含有発泡体の製造方法を提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段および作用〉上記目的を
達成するため、本発明の無機物含有発泡体の製造方法は
、水、水溶性ウレタンプレポリマー、無機物および低沸
点液体からなる混合物を発泡させて無機物含有発泡体を
得る方法において、少なくとも上記低沸点液体および水
溶性ウレタンプレポリマーを含有する混合液を調製する
と共に、少なくとも水および無機物を含有し、かつ上記
混合液と混合したとき上記低沸点液体の沸点よりも高い
温度になるように加温された水分散液を調製し、上記混
合液と水分散液とを混合して発泡させることを特徴とす
るものである。
上記構成の無機物含有発泡体の製造方法によれば、水溶
性ウレタンプレポリマーと、この水溶性ウレタンプレポ
リマーと反応性を有する水とを、それぞれ混合液用、水
分散液用として、個別に使用するので、水溶性ウレタン
プレポリマーを含有する混合液の安定性等を高めること
ができるだけでなく、混合液中の水溶性ウレタンプレポ
リマーに対する水分散液中の無機物の量を高めることが
でき、発泡体における無機物含有量を大きくすることが
できる。また、上記混合液と水分散液とを個別に調製す
るので、水分散液中の無機物含有量を大きくしても、無
機物を均一に分散させることができ、ひいては混合液と
水分散液とを混合して得られる混合分散液を均一化する
ことができる。
また、水分散液が、混合液と混合したとき上記低沸点液
体の沸点よりも高い温度になるように加温されているた
め、混合液と水分散液とを混合して混合分散液を調製す
ると、混合液中の水溶性ウレタンプレポリマーと水分散
液中の水とが反応して三次元化すると共に、上記混合分
散液の温度が低沸点液体の沸点よりも高くなるので、混
合分散液が発泡する。
以下に、本発明の詳細な説明する。
本発明の無機物含有発泡体製造方法は、上記水溶性ウレ
タンプレポリマーおよび低沸点液体を含有する混合液と
、無機物を分散した水分散液とを調製する工程と、上記
混合液と水分散液とを混合して発泡させる工程とからな
る。
上記水溶性ウレタンプレポリマーとしては、水溶性であ
り、遊離のイソシアネート基を有するもの、例えば、親
水性ポリエーテルポリオールと過剰量のイソシアネート
化合物とを、遊離イソシアネート基が生成するように反
応させることにより得られる種々のプレポリマーが使用
される。
上記親水性ポリエーテルポリオールとしては、例えば、
ポリエチレングリコール単独;プロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、トリメチ
ロールエタン、ペンタエリトリトール、ソルビトール、
ポリエステルポリオール等の多価アルコール;該多価ア
ルコール、ビスフェノールA等と、アルキレンオキサイ
ド、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド等との反応物等が例示される。
また、上記イソシアネート化合物としては、トルエンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート等、2以上のイ
ソシアネート基を有する化合物が例示される。
なお、上記水溶性ウレタンプレポリマーは、イソシアネ
ート基が酸性亜硫酸ナトリウム等のマスク剤でマスクさ
れて安定化されていてもよい。
また、上記低沸点液体としては、所望する発泡温度に応
じて適宜選択され、上記混合液と水分散液とを混合して
得られる混合分散液の温度以下の沸点を有するものであ
ればいずれも使用できるが、低温で作業性よく発泡させ
るため、例えば、ブタン、ペンタン、イソペンタン、シ
クロペンタン、ジエチルエーテル、塩化エチル、塩化イ
ソプロピル、ジクロロメタン、モノフルオロトリクロロ
メタン(フロン11)、モノフルオロジクロロメタン(
フロン21)、トリクロロトリフルオロエタン(フロン
113)、ジクロロテトラフルオロエタン(フロン11
4)等が好ましい。なお、上記低沸点液体として、作業
性をより一層高めるため、室温以下の沸点を有するもの
が好ましい。上記低沸点液体は一種または二種以上混合
して用いられる。また、上記低沸点液体は発泡倍率等に
応じて適宜量使用できるが、均一な気泡を形成するめ、
通常、水溶性ウレタンプレポリマー100重量部に対し
て1〜600重量部、好ましくは50〜400重量部使
用される。
なお、上記混合液の調製に際して、混合液は、少なくと
も低沸点液体と水溶性ウレタンプレポリマーを含有すれ
ばよ(、例えば、水溶性ウレタンプレポリマーが失活し
ない範囲で水等を適宜添加したり、作業性を損わない範
囲で水溶性ウレタンプレポリマーと反応性を有さない物
質、例えば、前記無機物等を添加したりしてもよい。ま
た、上記混合液には、気泡の均一性を高めるため、シリ
コーン等の気泡調整剤を添加してもよい。
上記のようにして得られた混合液の温度は、適宜設定す
ることができるが、混合液の安定性を高めると共に低沸
点液体の揮散による組成変化を少なくするため、前記低
沸点液体の沸点よりも低い温度であるのが好ましい。特
に、混合液よりも高い温度を有する水分散液と混合する
際、低温で作業性よく発泡させるため、前記混合液を、
室温ないし室温以下の温度、例えば、25℃以下の温度
に設定するのが好ましい。
また、上記混合液の調製と共に、無機物が水に分散され
た無機物の水分散液を調製する。
上記無機物としては、種々のものが使用しえるが、例え
ば、カオリン、タルク、雲母、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、亜鉛華、シリカ、酸化チタン、砕石、水酸化ア
ルミニウム、アルミナ、フライアッシュ、ベントナイト
、セラミックス粉等の無機物粉粒体、アスベスト、ロッ
クウール、ガラス繊維、セラミックス繊維、炭素繊維、
ステンレスなどのスチール繊維、多品質繊維等の無機繊
維等が例示される。
上記無機物粉粒体としては、種々の粒子径を有するもの
が使用できるが、通常061〜500p程度のものが使
用される。また、上記無機繊維の形態としては、種々の
もの、例えば、繊維長1〜50m、径0.03〜10I
#の無機繊維が使用できる。
より詳細には、例えば、上記ロックウールとしては、繊
維長約50M1径約3〜10μ−程度の層状綿、この層
状綿を−握りの大きさに切断した繊維長的25m+ns
径約3〜10−程度の充填綿や、この充填綿を更に精製
し、繊維長約5〜25鴫、径約3〜10I#程度にした
粒状綿等各種の形態のものが例示される。上記ロックウ
ールは安価でアスベストのように発癌性等がなく、非晶
質であるため、混合時に径が小さくならないという利点
がある。なお、ロックウールは、岩石やスラグ等を溶鉱
炉等で溶融し、遠心力などを利用して綿状繊維としたも
のである。
なお、無機物含有発泡体の6機物が燃焼した後にあって
も型部れを防止し保形性を維持するため、前記無機物の
うち少なくとも一部が前記無機繊維で構成されるものが
好ましい。無機繊維は、無機物のうち、少なくとも0.
 1ffifa%、好ましくは少なくとも0.3重量%
含有される。
なお、無機物の分散性を高めるため、前記無機物の分散
に際して、ノニオン系、カチオン系、アニオン系界面活
性剤を用いるか、上記界面活性剤で処理された無機物を
用いるのが好ましい。上記界面活性剤としては、種々の
ものが使用でき、例えば、ソジウムラウリルサルフェー
ト、トリエタノールアミンラウリルサルフェート、ソジ
ウムヤシアルキルサルフエート等の硫酸アルキル塩、ソ
ジウムラウリルエーテルサルフェート等の硫酸アルキル
(ポリオキシエチレン)塩等が例示される。
また、上記界面活性剤は一種または二種以上混合して用
いられ、通常、前記無機物100重量部に対して、0.
01〜5重量部、好ましくは0.1〜0.5重量部使用
される。なお、前記無機繊維のうち、層状の長繊維を使
用する場合、捕解機により物理的にほぐしてもよい。
なお、前記のように、水溶性ウレタンプレポリマーを含
有する混合液と、無機物を分散した水分散液とを個別に
調製するので、上記無機物の分散に際しては、種々の界
面活性剤、例えば上記水溶性ウレタンプレポリマーと反
応性を有する界面活性剤も使用でき、従来のように水溶
性ウレタンプレポリマーと水とを同時に混合する方法よ
りも、混合液および水分散液の安定性および作業性を高
めることができる。
上記無機物と水との割合は、無機物の分散性、作業性等
を損なわない範囲で適宜設定することができるが、通常
無機物100重量部に対して、水40〜500mm部使
用される。
そして、上記水溶性ウレタンプレポリマー等を含有する
混合液と、水および無機物を含有する前記水分散液との
混合に際して、水分散液の温度は、前記混合液と混合し
た混合分散液の温度が混合液中の低沸点液体の沸点より
も高くなるように設定する。上記水分散液の温度は上記
の条件を充足する範囲、例えば、10〜75℃程度の温
度範囲内で適宜設定することができるが、作業性等を高
めるため、25℃以上の温度に設定するのが好ましい。
なお、上記水分散液は、加温して温度を高めることがで
きるため、水分散液中の無機物の分散性もよくすること
ができる。
次いで、前記混合液と水分散液とを混合し、混合分散液
を調製する。
上記混合分散液の調製に際して、前記のように、混合分
散液の温度が前記低沸点液体の沸点よりも高くなるよう
に設定する必要があり、混合分散液の温度は、使用され
る前記低沸点液体の種類等に応じて適宜設定されるが、
低温で効率的に発泡させるため、5〜65℃、特に約1
0〜50℃の温度に設定するのが好ましい。
混合液と水分散液との混合に際して、混合液と水分散液
は、適宜の割合で混合することができるが、無機物含有
量の大きな発泡体を得るため、水分散液中の無機物と混
合液中の水溶性ウレタンプレポリマーとの割合が、無機
物100重量部に対して、水溶性ウレタンプレポリマー
1〜50重量部、好ましくは1〜40重量部、より好ま
しくは2〜20重量部となる割合で使用される。なお、
水溶性ウレタンプレポリマーの量が少ないと、発泡させ
た後、発泡体が収縮する傾向を示すことから、作業時に
発泡体の収縮を抑制するには、無機物100重量部に対
して、水溶性ウレタンプレポリマー7重量部以上である
のが好ましい。
また、前記混合液中の水溶性ウレタンプレポリマーと水
分散液中の水との割合は、作業性等に応じて適宜設定す
ることができるが、水溶性ウレタンプレポリマー100
重量部に対して、水250〜5000重量部、好ましく
は500〜4000重量部となる割合で使用される。水
の量が3o。
重量部未満であると前記混合物と水分散液とを混合した
時、均一な混合物を得るのが困難であり・5000重量
部を越えると、発泡した含水発泡体から水分を除去する
のに大きな熱量を必要とするたけでなく、水溶性ウレタ
ンプレポリマーと水との反応によりゲル状物が得難く、
得られた無機物含有発泡体が脆いものとなる。
なお、前記混合液や水分散液には、通常発泡体に添加さ
れる種々の添加剤、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤
、着色剤や、発泡体の用途等に応じて臭素系、燐系等の
難燃剤、減水剤等を適宜量添加してもよい。
次いで、上記の混合液と水分散液とを混合して得られた
混合分散液を所定の型枠に注入し、発泡させることによ
り含水発泡体が得られる。なお、上記混合分散液を型枠
に注入した後、外部加熱することにより混合分散液を発
泡させてもよいが、混合分散液の温度が前記低沸点液体
の沸点よりも高くなるように設定されているので、低温
で発泡させることができ、作業性をよくすることができ
る。なお、上記混合分散液の発泡に際しては、均一で微
細な気泡を有する発泡体を得るため、プレスしながら発
泡させてもよい。
上記混合液と水分散液とを混合して混合分散液を調製す
ると、水溶性ウレタンプレポリマーは、水と反応して尿
素結合および発泡剤として寄与する炭酸ガスを生成する
と共に、前記尿素結合等とさらに反応してビウレット結
合等を生成して三次元化したポリウレタンを生成し、低
沸点液体が発泡して含水した無機物含有発泡体が得られ
る。
なお、上記のようにして得られた含水発泡体の水分を乾
燥、除去することにより、無機物含有発泡体が得られる
。上記無機物含有発泡体は、用途等に応じて、適宜量の
無機物を含有していてもよいが、耐熱性、不燃性等の特
性を高めるため、前記無機物を67〜99重二%、重量
しくは70〜99重量%、より好ましくは85〜99重
量%含有している。無機物含有量が67重量%未満であ
ると耐熱性、難燃性が十分でなく、99重量%を越える
と水溶性ウレタンプレポリマーにより生成するポリウレ
タンの量が少なく弾力性等の特性が十分でなく一体性に
欠ける。
なお、上記水分の除去は、適宜の条件で行なうことがで
き、例えば、100℃以下の温度で約1〜10時間加熱
乾燥したり減圧乾燥すればよい。
また、所望の形状を有する無機物含有発泡体の成形品等
を得るため、前記混合分散液は、型枠等の枠状に限らず
、種々の成形型に注入してもよい。
上記の無機物含有発泡体の製造方法によれば、水溶性ウ
レタンプレポリマーを含有する混合液と、水と無機物と
を含有する水分散液とを、それぞれ個別に調製するので
、混合液の安定性等を高めることができると共に、混合
液中の水溶性ウレタンプレポリマーに対する水分散液中
の無機物の量を高めることができ、発泡体における無機
物含有量を大きくすることができる。従って、安価で不
燃性、耐熱性の大きな無機物含有発泡体が得られる。
また、無機物含有量を大きくても、水分散液中の無機物
を均一に分散させ、混合分散液を均一化することができ
るので、無機物含有量が大きくても均一で一体性、弾力
性、吸音性等の諸特性に優れた無機物含有発泡体が得ら
れる。
また、水分散液が、混合液と混合したとき上記低沸点液
体の沸点よりも高い温度になるように加温されているた
め、所望の発泡温度に設定することができ、低温で無機
物含有発泡体を容易に製造することができる。
従って、本発明の無機物含有発泡体の製造方法は、不燃
性、耐熱性に優れるだけでなく、多量の無機物を含有し
ていても、一体性、弾力性等に優れると共に、安価であ
ることが要求される用途、例えば、ベッド、椅子等のク
ッション剤、土止め材等の他、建造物等の不燃性内装材
、断熱材、吸音材等を製造する上で有用である。
〈実施例〉 以下に、実施例に基づき、この発明をより詳細に説明す
る。
実施例1 50℃の水170gに、繊維長的10m、径0.1Mの
ガラス繊維3gを添加すると共に、界面活性剤(化工社
製商品名EMA1.D−3−D ) 0.8 gを溶解
した後、粉末のフライアッシュ360gを添加して撹拌
混合し、約33℃の水分散液を調製した。
一方、水溶性ウレタンプレポリマー(東邦化学社製商品
名OHグラウトOOH−1)36.気泡調整剤としての
シリコーン(トーμ・シリコーン社製商品名5H193
)O,Olgおよびモノフルオロトリクロロメタン(ダ
イキン工業社製商品名フレオン11)24gを室温にて
均一に撹拌混合し、約15℃の混合液を調製した。
そして、撹拌中の上記水分散液に、上記混合液を添加し
、約31℃の混合分散液を調製した。なお、上記水分散
液と混合液との混合により混合分散液は、発泡し始めた
上記混合分散°液を、250iunX 250蘭X25
鴫の大きさの型枠に注入し、約25℃の温度で50分間
放置し発泡させた後、発泡物を型枠より取出して90℃
の温度で2時間乾燥することにより、無機物含有発泡体
を作製した。
得られた無機物含有発泡体の特性を調べたところ、発泡
体は無機物を約91重量%含Hしており、発泡倍率13
倍、嵩密度190 kg / m’、10%圧縮したと
きの圧縮強度0.07に9・f / cj 、曲げ強度
0. 14ky3 ・f /all、熱伝導率0.04
1k<ffl/m−H*’cを示すことが判明した。
なお、発泡体は型枠で発泡した後、体積収縮することが
なかった。
実施例2 無機物として水酸化アルミニウムのみを用いた無機物含
有発泡体を作製した。すなわち、実施例1のフライアッ
シュに代えて、水酸化アルミニウムを用い、上記実施例
1と同様にして発泡体を作製したところ、得られた無機
物含有発泡体は、嵩密度170 kg / m3を示し
た。また、無機物含有発泡体の他の特性を調べたところ
、発泡体は無機物を約91重量%含有しており、発泡倍
率約13倍、10%圧縮したときの圧縮強度0.071
Qlf/cj、曲げ強度0. 13ki # f /c
rA、熱伝導率0.040kcaI/m−H・℃である
ことが判明した。
実施例3 45℃の水2200gに、界面活性剤(日本油脂社製商
品名カチオンAs)Igを溶解した後、ロックウール層
状綿(新日本製鉄化学社製商品名、繊維長50mm、径
5//m)40gを添加し、撹拌してほぐした後、さら
にロックウール層状綿(新日本製鉄化学社製商品名、繊
維長1o1M11径5μm)860gを添加、撹拌混合
して約32℃の水分散液を調製した。
また、実施例1の水溶性ウレタンプレポリマー90g1
気泡調整剤としてのシリコーン(トーμ・シリコーン社
製商品名PR607)Igおよび実施例1のモノフルオ
ロトリクロロメタン60gを室温にて均一に撹拌混合し
、約15℃の混合液を調製した。
そして、撹拌中の上記水分散液に、混合液を添加し、約
30℃の混合分散液を調製する。と共に、上記実施例1
と同様にして無機物含有発泡体を作製した。
得られた無機物含有発泡体の特性を1週べたところ、発
泡体は無機物を約91重量%含有゛しており、発泡倍率
約15倍、嵩密度190 kl / m’、1096圧
縮したときの圧縮強度0.08−・f/。41曲げ強度
0.16kIj−f/cj、熱伝導率0.044kca
l/m・H−’Cであることが判明した。
実施例4 60℃の水210gに、界面活性剤(化工社製商品名H
MALD−3−D ) 0 、 5 gを溶解した後、
炭酸カルシウム310gを添加、撹拌混合して約35℃
の水分散液を調製した。
また、水溶性ウレタンプレポリマー(三洋化成社製商品
名WE−104)20g、気泡調整剤としての実施例1
のシリコーン0.02g、難燃剤(第一製薬社製商品名
SR−520)4gおよび実施例1のモノフルオロトリ
クロロメタン25gを室温にて均一に撹拌混合し、約1
5℃の混合液を調製した。
そして、撹拌中の上記水分散液に上記混合液を添加して
約35℃の混合分散液を調製し、上記実施例1と同様に
して無機物含有発泡体を作製した・得られた無機物含有
発泡体は無機物を約94重量%含有しており、発泡倍率
約15倍であることが判明した。
実施例5 45℃の水6240gに、繊維長20 mm s径0.
2mmのガラス繊維48g1界面活性剤(日本油脂社製
商品名バーソフトSK)12gおよび減水剤(三洋化成
社製商品名しベロン)40gを溶解した後、水酸化アル
ミニウム粉末8640gを添加、撹拌混合して、約33
℃の水分散液を調製した。
また、実施例1の水溶性ウレタンプレポリマー168g
、気泡調製剤としての実施例1のシリコーン0.3gお
よび実施例1のモノフルオロトリクロロメタン320g
を室温にて均一に撹拌混合し、約20℃の混合液を調製
した。
そして、上記水分散液を撹拌しながら、上記混合液を添
加し、約31℃の混合分散液を調製すると共に、この混
合分散液を、500mm X  500nvn Xl 
00 mmの大きさの型枠に注入し、25℃の温度で2
0分間放置し発泡させた。また、発泡物を型より取出し
て90℃の温度で3時間乾燥することにより、無機物含
有発泡体を作製すると共に、無機物含有発泡体を所定形
状に切り取った。
得られた無機物含有発泡体は無機物を約98重量%含有
しており、発泡倍率約8倍であった。
実施例6 50℃の水290gに、繊維長約10mm、径0.1m
mのガラス繊維3gを添加すると共に、実施例1の界面
活性剤1.5gを溶解した後、石膏520gを添加して
撹拌混合し、約35℃の水分散液を調製した。
一方、実施例1の水溶性ウレタンプレポリマー25g1
シリコーン0.03gおよびモノフルオロトリクロロメ
タン16gを室温にて均一に撹拌混合し、約15℃の混
合液を調製した。
そして、撹拌中の上記水分散液に、上記混合液を添加し
、約33℃の混合分散液を調製すると共に、上記実施例
1と同様にして無機物含有発泡体を作製した。
古られた無機物含有発泡体は無機物を約95重量%含有
しており、発泡倍率約10倍であった・比較例 前記実施例1で用いた材料を同時に混合して無機物含有
量泡体を調製した。すなわち、前記実施例1の水170
gに、繊維長約10nvn、径0.1mmのガラス繊維
3g、界面活性剤o、8g、粉末のフライアッシュ36
0g、水溶性ウレタンプレポリマー36g、シリコーン
0.01gおよびモノフルオロトリクロロメタン24 
gを同時に混合撹拌し、約25℃の混合分散液を調製し
たところ、硬化反応と発泡が直ちに生じ、流動性がなく
なると共に、前記実施例1で用いた型枠に注入するのが
困難であり、型に沿わず、表面の凹凸が激しいものであ
った。
また、実施例1と同様にして得られた無機物含有発泡体
を切開して断面を観察したところ、発泡部と非発泡部と
がみられると共に、極めて不均質であり、気泡径が31
1VI+以上と粗く、気泡径10nvn以上のガス溜り
が多数観察された。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明の無機物含有発泡体の製造方法に
よれば、混合液と水分散液とをそれぞれ個別に調製する
ので、上記混合液の安定性等を高めることができると共
に、混合液中の水溶性ウレタンプレポリマーに対する水
分散液中の無機物の量を高めることにより、発泡体にお
ける無機物含有量を大きくすることができる。また、水
分散液中の無機物含有量を大きくしても、無機物を均一
に分散させることができ、ひいては混合液と水分。
散液とを混合して得られる混合分散液を均一化すること
ができる。従って、無機物含有量が大きく、耐熱性、不
燃性、難燃性に優れるだけでなく、均一で一体性、弾力
性、伸縮性等に優れ、安価で品質が安定した無機物含有
発泡体を製造することができる。しかも、水分散液が、
混合液と混合したとき低沸点液体の沸点よりも高い温度
になるように加温されているため、混合液と水分散液と
を混合して混合分散液を調製することにより、低温で作
業性よく、しかも均一に発泡させることができ、容易に
無機物含有発泡体を製造することができるという特有の
効果を奏する。
特許出願人  積水化成品工業株式会社(ばか3名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水、水溶性ウレタンプレポリマー、無機物および低
    沸点液体からなる混合物を発泡させて無機物含有発泡体
    を得る方法において、少なくとも上記低沸点液体および
    水溶性ウレタンプレポリマーを含有する混合液を調製す
    ると共に、少なくとも水および無機物を含有し、かつ上
    記混合液と混合したとき上記低沸点液体の沸点よりも高
    い温度になるように加温された水分散液を調製し、上記
    混合液と水分散液とを混合して発泡させることを特徴と
    する無機物含有発泡体の製造方法。 2、無機物100重量部に対して、水溶性ウレタンプレ
    ポリマー1〜50重量部用いる上記特許請求の範囲第1
    項記載の無機物含有発泡体の製造方法。 3、低沸点液体として、室温以下の沸点を有するものを
    使用する上記特許請求の範囲第1項記載の無機物含有発
    泡体。 4、水分散液の温度が、25℃以上である上記特許請求
    の範囲第1項記載の無機物含有発泡体。 5、界面活性剤を用いて無機物を分散させ、水分散液を
    調製する上記特許請求の範囲第1項記載の無機物含有発
    泡体の製造方法。 6、無機物が、無機繊維を含有する上記特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の無機物含有発泡体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63314227A (ja) * 1987-06-16 1988-12-22 Sekisui Plastics Co Ltd 無機物含有発泡体とその製造方法
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