JPS63313134A - けい光ランプ点灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はけい光灯点灯装置に係り、特に透過形液晶表示
板を照明するために好適なけい光灯点灯装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、特開昭６２−１２０９７号公報に記載の
ように、直流電源を高周波電力に変換しけい光ランプを
高周波点灯させ、けい光ランプと直列のスイッチ回路を
設けて、スイッチ回路を断続制御することによりけい光
ランプに給電される電力を制御する方式が提案されてい
た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記従来装置を透過形液晶表示板の照明に使用
した゛場合、液晶は、温度上昇に対して、その他の使用
部品に比べ非常に弱いため液晶の温度に関係なく調光制
御されると、周囲温度の高い状態では液晶が破壊される
危険があった。したがって、上記のような危険を避ける
ためにけい光うンプに給電される電力を低めに設定する
必要があり、常用の周囲温度範囲では充分な輝度が得ら
れない。あるいはけい光ランプからの熱伝導を小さくす
るためにけい光ランプと液晶表示素子とのすき間を大き
くすることにより装置の厚みが増すという欠点があった
。

本発明の目的は上記した欠点をなくし、液晶を破壊の危
険から保護するとともに、常に高い輝度で透過層液晶表
示板を照明できるため視認性の良好な表示を行い、且つ
装置の不要な空間をな（して厚みを小さくしたけい光ラ
ンプ点灯装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、透過形液晶表示板自体の温度を直接検出し
、その結果に基づいてランプに供給される電力を制御す
ることにより達成される。

〔作用〕

すなわち、透過層液晶表示板の温度を直接検出すること
により、装置の実装状態や使用される周囲温度等の諧々
のファクターに関係なく、常に温度上昇に最も弱い液晶
の温度を正確に測定できる。

そして、測定結果にしたがってランプに供給される電力
を液晶の温度が液晶の使用上限温度よりも高くならない
ように逐一制御して液晶を温度上昇による破壊から保護
することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図および第２図により説
明する。

第１図において１はけい光ランプ、２は反射板、３はけ
い光ランプの支持体、４は拡散板、５は感温抵抗素子、
７は透過層液晶表示板、８は感温素子５の端子を示す。

けい光ランプ１から出た光は直接、あるいは反射板２に
よって反射された拡散板４に達する。拡散板４の作用に
より適当に光が拡散されることにより拡散板４を通過し
た光は均一化されて透過形液晶板７に致達し、透過層液
晶表示板７を透過する。この透過光を見ることによって
画像情報を認識することができる。

ところで、けい光ランプ１からは光エネルギーの他に熱
エネルギーも放散され、透過層液晶表示板７に達するが
、透過層液晶表示板７に組込まれている液晶は一般に熱
に弱く７０℃程度が上限温度である。したがって周囲温
度の高い状態で使用されると、けい光ランプ１の熱によ
り液晶の温度が更に上昇し、上限温度を越えると液晶は
破壊される危険が有る。

そこで、拡散板４と透過層液晶表示板７との間に感温抵
抗素子５を設置して透過形液晶表示板７自体の温度を直
接検出する。

すなわち透過層液晶表示板７の温度を感温抵抗素子５の
抵抗値に変換し第２図に示す温度検出回路２９で直流電
圧値に変換する。

第２図において、１２は直流電源、１１は限流インダク
タンス１３．トランス１４．共振コンデンサ１５−９抵
抗１６２発振トランジスタ１７および１８、予熱用コン
デンサ１９および２１．バラストコンデンサ２０から構
成される高周波点灯回路、２５はダイオード２２および
２３．トランジスタ２４から構成されるスイッチ回路、
２９は抵抗２６および２７．定電圧ダイオード２８．感
温素子５から構成される温度検出回路、３２は鋸歯状波
発生回路３０．電圧比較器３１から構成されるパルス発
生回路を示す、第１閏と同一符号の部分は同一もしくは
同等部分を示す。

高周波点灯回路１１は、直流電源１２から供給される直
流電圧をトランス４の一次側の共振回路で高周波電圧に
変換し、トランス４によって昇圧、分配されて予熱コン
デンサ１９および２１．バラストコンデンサ２０．を介
してけい灯ランプ１の電極予熱および点灯を行う。また
バラストコンデンサ２０とけい光ランプ１の間に挿入さ
れれスイッチ回路２５はパルス発生回路３２の出力によ
り、けい光ランプ１への高周波電力の供給を断続するも
ので、断続のデユーティ−を制御することによってけい
光ランプ１に供給される高周波電力を制御できる。

温度検出回路２９は抵抗２７および定電圧ダイオード２
８により定電圧化した電圧を、抵抗２６および感温抵抗
素子５により抵抗分割することにより、感温抵抗素子５
で得た温度が情報を直流電圧値に変換する。ここで感温
抵抗素子５として例えば正特性の素子を用いた場合を以
下で説明する。

透過形液晶表示板７の温度が低い場合、感温抵抗素子５
の抵抗値は低く、−従って抵抗分割により取り出される
電圧は、第２図の実施例の接続方法では高くなる。逆に
、透過形液晶表示板７の温度が高い場合、感温抵抗素子
５の抵抗値が高くなり、低い電圧が取り出される。した
がって第３図の波形図に示すように、鋸歯状波発生回路
３０の出力電圧波形４１に対し、温度が低い場合は４０
の波形、温度が高い場合は４３の波形が電圧比較器８１
のプラス入力に入力される。したがって電圧比較器３１
の出力は、温度が低い場合は４２の波形が示すようにデ
ユーティ−が大きくなり、温度が高い場合は４４の波形
が示す様にデユーティが小さくなってけい光ランプ１に
供給される電力が小さくなる。

上記したように、温度検出回路２９およびパルス発生回
路３２の定数を適当に選ぶことにより、透過形液晶表示
板７の温度が高くなったときはけい光ランプ１に供給さ
れる電力を絞って、液晶を破壊から保護し、温度が低い
場合は大きな電力をけい光ランプ１に供給して高ｊｌ１
１度を得ることにより、低温での視認性を向上すること
ができる。

感温抵抗素子５は負特性のものを用いても抵抗２６との
接続順序を逆にすることにより同様の効果を得ることが
できる。

感温抵抗素子５の抵抗値によってパルス発生回路３２の
デユーティ−を変化させる方法として他の一実施例とし
て第４図に示す構成が考えられる。

第４図の入力電圧端子５９を第２図中の抵抗２６、感温
抵抗５およびパルス発生回路３２を取り除いて、定電圧
ダイオード２８と並列に接続する。パルス発生回路５０
の出力端子６ｏの出力によりスイッチ回路２５を制御す
る。

パルス発生回路５０はダイオード５１および５２、抵抗
５３，５４，５５，５６および６１゜コンデンサ５７．
感温抵抗素子５．電圧比較器５８によって構成される。

コンデンサ５７を充電する期間は入力端子５９から抵抗
６１．ダイオード５２．感温抵抗素子５を介してコンデ
ンサ５７に電流が流れ、このとき電圧比較器５８の出力
は第２図のスイッチ回路２５をＯＮする電圧を発生する
。逆に、コンデンサ５７を放電する期間はコンデンサ５
７から抵抗５３、ダイオード５１．電圧比較器５８の順
に電流が流れ、電圧比較器５８の出力はスイッチ回路２
５をＯＦＦする電圧を発生する。したがってスイッチ回
路２５の０Ｎ１０ＦＦ時間はコンデンサ５７と感温抵抗
素子５および、コンデンサ５７と抵抗５３の時定数によ
りほぼ決定されるため、感温抵抗素子５の抵抗値変化を
けい光ランプに電力を断続的に供給するデユーティ−の
変化に変換することができる。このように第４図に示す
他の一実施例を用いても、同様の効果が得られ、且つ回
路構成として、鋸歯状波発生回路３０を省略でき、簡素
化できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、透過形液晶表示
板の温度を直接検出するため、周囲温度や、装置の構成
部品の実装状態に関係なく正確に検出した温度に基づい
て電力制御できるため、信頼性の高い液晶表示装置を実
現することができる。

また周囲温度が低い状態でけい光ランプの発光効率が低
い場合でもランプに供給する電力を増加させて明るさを
向上し視認性を改善できる。また、上記した信頼性の向
上により従来けい光ランプから発した熱が透、過性液晶
表示板に伝わりにくくなるように、必要以上に取ってい
たけい光ランプと表示板との距離を小さくできるため、
この種の装置の大きな特徴である薄さをより強張するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示す祷造図お
よび回路図、第３図は第２図の回路図の動作を示す波形
図、第４図は他の一実施例を示す回路図である。 １・・・けい光ランプ、４・・・拡散板、５・・・感温
抵抗素子、７・・・透過形液晶表示板、２５・・・スイ
ッチ回路、２９・・・温度検出回路、３２および５ｏ・
・・パルス発生回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、透過形液晶表示板を拡散板を介して照明するけい光
   ランプを、直流電源を高周波電力に変換して高周波点灯
   するけい光ランプ点灯装置において、上記透過形液晶表
   示板の温度を検出する手段と、その温度に応じてけい光
   ランプに給電される高周波電力を制御する手段を具備し
   たけい光ランプ点灯装置。 ２、上記温度を検出する手段は、上記透過形液晶表示板
   と上記拡散板との間にあり、上記温度により抵抗温度が
   変化する素子を用いたことを特徴とする第１項のけい光
   ランプ点灯装置。 ３、上記高周波電力を制御する手段は、上記温度を検出
   する手段から得られた温度情報に応じて、上記けい光ラ
   ンプに給電される高周波電力を上記けい光ランプと直列
   のスイッチ回路によつて断続するデユーテイーを制御す
   ることを特徴とする第１項のけい光ランプ点灯装置。