JPS63312368A - 溶融施工型トラフィックペイント用プライマ−組成物 - Google Patents

溶融施工型トラフィックペイント用プライマ−組成物

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JPS63312368A
JPS63312368A JP14954387A JP14954387A JPS63312368A JP S63312368 A JPS63312368 A JP S63312368A JP 14954387 A JP14954387 A JP 14954387A JP 14954387 A JP14954387 A JP 14954387A JP S63312368 A JPS63312368 A JP S63312368A
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resin
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vinyl acetate
primer composition
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Naotada Tada
多田 直嗣
Tatsuo Kawakami
川上 辰男
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JFE Refractories Corp
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Kawasaki Refractories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、溶融施工型トラフィックペイント用プライマ
ー組成物に関する。
従来の技術及びその問題点 溶融施工型トラフィックペイントは、通常180℃程度
の粘性体の状態で施工され、常温で固化することによっ
て使用に供されている。この様なトラフィックペイント
の施工に当っては、一般に路面とトラフィックペイント
との接着性を向上させるために両者の間にプライマ一層
を形成させている。
この様な用途に用いられるプライマー組成物では、樹脂
成分として、アルキド樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重
合体樹脂、炭化水素樹脂(石油樹脂)、天然ゴム、合成
ゴム等が用いられ、これらの樹脂成分を有機溶剤に溶解
して、20%程度の樹脂濃度として使用されている。
しかしながら、上記した様な従来のプライマー組成物で
は、トラフィックペイントと路面との間に充分な接着力
が得られず、大型車による強い剪断力、タイヤチェーン
等による衝撃、冬期や夏期におけるペイント層と路面と
の熱膨張率の差によるストレス等が原因となってペイン
ト層が剥離し易く、長期間に亘って表示効果を持続でき
ないという欠点がある。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記した如き現状に鑑みて、溶融施工型ト
ラフィックペイントを路面に強く接着でき、長期間に亘
ってトラフィックペイントの剥離を防止し得るプライマ
ー組成物を見出すべく鋭意研究を続けてきた。その過程
において、トラフィックペイントの接着性を向上させる
ためには、プライマ一層は、トラフィックペイントと路
面とを強く接着する能力を有するとともに、ペイント層
が若干浮いた状態となった後に、歩行者や車等の圧力が
加わると、再びペイント層を接着する能力を有すること
が好ましく、この様なプライマ一層を形成させると、ペ
イント層の剥離防止効果が大きくなるとの着想に至った
。この様な着想に基づいて種々研究を重ねた結果、特定
の軟化点を有するテルペン樹脂と石油樹脂とを併用し、
更にこれにゴムを加えてプライマー組成物の樹脂成分と
する場合に、所期の目的が達成されることを見出し、こ
の様な新規なプライマー組成物についての特許出願を行
った(特願昭61−182270号)。
本発明者は、更に引き続く研究を行なった結果、上記し
たプライマー組成物中のゴムに代えて、特定の組成のエ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を用いる場合には、プ
ライマー組成物としての要求される特性を十分に満足で
きることに加えて、樹脂成分の溶解性が改善されてプラ
イマー組成物の製造効率が向上し、また低温下において
もプライマー組成物を安定な状態で均一に噴霧でき、し
かも乾燥速度が向上して、作業性が良好になることを見
出し、ここに本発明を完成した。
即ち、本発明は、 (i)軟化点60〜100℃の脂肪族系石油樹脂100
重量部、 (ii )軟化点30℃以下のテルペン樹脂20〜10
0重量部、及び (iii )酢酸ビニル含有量40重量%以上、かつ軟
化点80〜100℃のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
20〜60重量部 からなる樹脂成分を、有機溶剤100重量部に対して、
15〜25重量部含有することを特徴とする溶融施工型
トラフィックペイント用プライマー組成物に係る。
本発明では、樹脂成分として用いる脂肪族系石油樹脂と
しては、軟化点60〜100℃、好ましくは、70〜9
0℃のものを使用する。特に軟化点80°C程度のもの
が最も粘着性が高いので好ましい。
脂肪族系石油樹脂は、軟化点が上記範囲のものであれば
いずれも好適に使用でき、例えば、で表わされるものを
使用できる。比重、酸価等は特に限定されないが、例え
ば比重0.98程度、酸価0.1以下のものを好適に使
用できる。
上記軟化点の石油樹脂は、プライマー組成物から溶剤が
揮発した後、プライマ一層を半固形化させ、プライマ一
層にいわゆるコシをつける働きをし、また粘着力が非常
に強いことからトラフィックペイントと路面との接着力
の向上にも寄与する。
また、本発明プライマー組成物には、更に、樹脂成分と
して、軟化点(環球法)30℃以下のテルペン樹脂を配
合する。テルペン樹脂は、松の精油から得られるピネン
を主成分原料として合成されるものであり、その構造式
の一例としてにより表わされるものを挙げることができ
る。
本発明では、この様なテルペン樹脂のうち、軟化点(環
球法)30°C以下のものを使用することが必要であり
、好ましくは20°C以下のものを使用する。テルペン
樹脂の酸価、灰分等は特に限定されないが、例えば酸価
0.5以下、灰分0.1以下のものが好適に用いられる
上記テルペン樹脂を用いることにより、プライマ一層は
極めて強い粘着力を有するものとなり、トラフィックペ
イントは、路面に強く接着される。
テルペン樹脂の使用量は、石油樹脂100重量部に対し
て、20〜100重量部程度と置部。テルペン樹脂が2
0重量部未満では、プライマ一層の粘着力が不足し、一
方100重量部を上回ると、プライマ一層が軟らかくな
りすぎるので好ましくない。
本発明では、更に、プライマー組成物中のエラストマー
成分として、酢酸ビニル含有量40重量%以上、軟化点
80〜100°Cのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を
配合する。この様なエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂
を配合することによって、プライマ一層に弾性が付与さ
れ外力によるプライマ一層のクリープ流動を長期間に亘
って防止することができる。また、この様なエチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂を用いる場合には、ゴムを用い
る場合と比較して均一で微細な状態で樹脂分を噴霧する
ことが可能となり、噴霧機の種類を問わず円滑に作業す
ることができる。またプライマ一層の乾燥速度が速くな
って、アスファルトがプライマー組成物の溶剤に溶は出
すことを防止でき、トラフィックペイント表面にアスフ
ァルトの溶け出しによる汚れが生じることがない。
使用するエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂の酢酸ビニル
含有量が40重量%未満では、有機溶剤への溶解速度が
遅く、プライマー組成物の製造効率が悪くなることに加
えて、プライマーが低温でゲル化し易くなり、低温下で
噴霧機により施工する場合には、噴霧状態が悪くなり、
施工が困難となるので好ましくない。酢酸ビニル含有量
は、好ましくは、45〜50重量%とする。また、エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂の軟化点が80℃未満では
、弾性が不充分になり、一方軟化点が100°Cを上回
ると有機溶剤への溶解速度が遅くなるので好ましくない
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂の使用量は、石油樹
脂100重量部に対して、20〜60重量部程度置部る
。20重量部未満では、プライマ一層の弾性が不足し、
一方60重量部を上回る場合には、プライマー組成物の
粘度が高くなり過ぎて噴霧状態が悪くなるので好ましく
ない。
本発明プライマー組成物は、上記した樹脂成分を有機溶
剤に溶解することによって得られる。溶剤としては、ト
ルエン、メタノール、石油エーテル、ソルベントナフサ
等を挙げることができる。
これらの溶剤のうちでトルエンが最適であるが、可燃性
であることから、作業上の安全性を考慮して、トリクロ
ロエチレン、パークロロエチレン等をトルエンと当量程
度まで加えることもできる。
プライマー組成物の樹脂量は、施工に適する様に適宜調
整すればよく、通常、有機溶剤100重量部に対して1
5〜25重量部程度置部当である。
樹脂量が15重量部程度を下回ると、プライマ一層が薄
くなり過ぎて、粘着力が不足し易く、一方25重置部程
度を上回ると不経済となるので好ましくない。また、プ
ライマー組成物の粘度は、施工方法に応じて適宜調節す
ることが必要であり、噴霧機による施工を行なう場合に
は、低温下での施工性を良好に保つ必要性から、5〜1
5°C程度の温度範囲において、粘度5〜20cps程
度の範囲となるように樹脂量を調節することが好ましい
。粘度がこの範囲を下回ると噴霧量が多くなるので不経
済であり、一方この範囲を上回る場合には、霧化状態が
悪くなり易いので好ましくない。
本発明プライマー組成物は、噴霧法の他に、塗布法等の
常法に従って施工できる。塗布量は、通常50〜150
g/rrr程度が適当である。
発明の効果 本発明プライマー組成物を用いることにより、トラフィ
ックペイントの路面に対する接着力が向上する。その結
果、強い衝撃が加わる場合や厳しい温度条件下において
もトラフィックペイントの剥離が1よとんど生じること
がなく、長時間に亘って表示効果を持続できる。
また、本発明プライマー組成物は、使用する樹脂成分の
溶解性が良好であるために製造効率が良い。また低温下
においても噴霧状態が安定で円滑に噴霧でき、しかも乾
燥速度が速いので作業性が良好である。
実施例 以下、実施例及び比較例を示して本発明の詳細な説明す
る。
実施例1 第1表に示す組成のプライマー組成物を調整し、各組成
物の冷却テストを行ない、また色相、加熱残分及び粘度
を測定した。結果を第1表に示す。
測定方法は以下に示す通りである。
0冷却テスト 試料的30ccを秤量ビンに取り、恒温槽に入れ、各温
度に2時間以上保持し内容物の状態を観察した O色相 プライマー組成物をガードナー比色計で測定した。
=  11 − 〇加熱残分 試料1gを60%の秤量ビンに精秤し、105℃、2時
間加熱した際の試料に対する残分の重量%を求めた。
O粘度 B型粘度計を用いて測定した。
」二記した各プライマー組成物を用いて、コンクリート
ブロックにプライマーをIg/100c+&の割合で塗
布し、5°Cの恒温室で乾燥状態を肉眼観察した。次い
でこの試料が乾燥した後、溶@型トラフィックペイント
(商標ニカワラインW、用崎炉材■製)を180°Cで
膜厚1,51となるように塗布した。次いでこの試料を
0°Cの恒温室内におき、デュポン式衝撃試験機を用い
て、500gの荷重を高さ50cmから加えて、剥離す
るまでの回数を測定し、接着力を求めた。結果を第2表
に示す。
また、路上テストとして、新しく舗装したアスファルト
道路面に低圧型の噴霧機を用いてプライマー組成物を散
布し、次いでプライマー組成物が乾燥した後、トラフィ
ックペイントを施工して、トラフィックペイントの変化
の状態を観察した。
結果を第2表に示す。
= 15− =  16  = 以上の結果から明らかな様に、本発明プライマー組成物
は低温状態においてもゲル化することがなく、適度な粘
度を有し、しかも乾燥速度が速く施工性が良好であって
、表示効果を長時間持続することができる。
(以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(i)軟化点60〜100℃の脂肪族系石油樹脂
    100重量部、 (ii)軟化点30℃以下のテルペン樹脂20〜100
    重量部、及び (iii)酢酸ビニル含有量40重量%以上、かつ軟化
    点80〜100℃のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂2
    0〜60重量部 からなる樹脂成分を、有機溶剤100重量部に対して、
    15〜25重量部含有することを特徴とする溶融施工型
    トラフィックペイント用プライマー組成物。
JP62149543A 1987-06-16 1987-06-16 溶融施工型トラフィックペイント用プライマ−組成物 Expired - Lifetime JP2527560B2 (ja)

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