JPS63312262A - 油圧ブ−スタ - Google Patents

油圧ブ−スタ

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Publication number
JPS63312262A
JPS63312262A JP62149454A JP14945487A JPS63312262A JP S63312262 A JPS63312262 A JP S63312262A JP 62149454 A JP62149454 A JP 62149454A JP 14945487 A JP14945487 A JP 14945487A JP S63312262 A JPS63312262 A JP S63312262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
booster
valve
reaction
hydraulic
Prior art date
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Pending
Application number
JP62149454A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Horiuchi
誠 堀内
Yukitaka Miyagawa
宮川 幸隆
Kazuya Sakurai
一也 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Priority to GB8814215A priority patent/GB2207205B/en
Priority to US07/206,783 priority patent/US4920857A/en
Priority to DE3820539A priority patent/DE3820539A1/de
Publication of JPS63312262A publication Critical patent/JPS63312262A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明は、マスタシリンダの後端に結合されるブースタ
シリンダに、マスタシリンダに摺動自在に嵌合されたマ
スタピストンの後端に当接する出力杆を先端に有するブ
ースタピストンが摺動自在に嵌合され、ブースタピスト
ンの背面に臨んで形成された出力油圧室と、油圧供給源
に通じる入力油圧室との間には、操作部材に連なってブ
ースタピストンに摺動自在に嵌合された弁ピストンのブ
ースタピストンに対する前進作動に応じて開弁する大口
弁が介設され、前記出力油圧室と油槽に通じる出口室と
の間には、前記弁ピストンのブースタピストンに対する
前進作動に応じて閉弁する出口弁が介設され、弁ピスト
ンおよび出力杆間には、出力杆の作動反力を弁ピストン
に伝える反動機構が設けられる油圧ブースタに関する。
(2)従来の技術 従来、かかる油圧ブースタは、たとえば特開昭60−1
91863号公報等により公知である。
(3)発明が解決しようとする問題点 ところで、油圧ブースタの出力杆に連なる各部には、非
作動状態で遊隙が生じているものであり、反動機構はそ
の遊隙を除去した後に出力杆の作動反力を弁ピストンに
伝達することが望ましいが、上記従来のものの反動機構
はそのような機能を有しない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、各
部の遊隙を除去した後に作動反力を伝達するようにした
作動機構を備えた油圧ブースタを提供することを目的と
する。
B0発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明によれば、反動機構は、前端を出力杆または出力
杆と一体に形成されたブースタピストンに当接可能とす
るとともに背面には出力油圧室の油圧を作用させるべく
して弁ピストンに摺動自在に嵌合される反動ピストンと
、弁ピストンおよび反動ピストン間に介装されるととも
に反動ピストンを弁ピストンに対して後方側に付勢する
作動開始設定ばねとから成る。
(2)作 用 王妃構成によれば、弁ピストンを前方に駆動して入口弁
を開弁するとともに出口弁を閉弁して出力油圧室に油圧
を供給することによりブースタピストンが前進作動して
マスタピストンが前進駆動され、マスタシリンダからの
出力油圧が入力に拘らず急激に上昇し、負荷系各部の遊
隙が除去される。しかも反動ピストンの前面に作用する
油圧による前進作動力が作動開始設定ばねによる後退作
動力に打ち勝つと反動ピストンが出力杆に当接し、反動
機構を介して出力杆の作動反力が弁ピストンに伝達され
ることになる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第1図において、自動車の2系統式油圧ブレーキ
用タンデム型マスタシリンダMのシリンダ本体lには、
その上部に油槽2が形成される。この油槽2内の下部は
、隔壁3により前部油溜4と後部油溜5とに区画される
シリンダ本体lには、前端が閉塞したシリンダ孔6が設
けられており、このシリンダ孔6は、油槽2の直下を通
る小径孔部6aと、その小径孔部6aの後端に連なる大
径孔部6bとが段差をなして連設されて成る。小径孔部
6aには、前部マスタピストン7の全体と、後部マスタ
ピストン8の前端部すなわち孔部ピストン部8aとが摺
動自在に嵌合され、大径孔部6bには後部マスタピスト
ン8の後端部すなわち大径ピストン部8bが摺動自在に
嵌合される。シリンダ孔6の前部端壁と前部マスタピス
トン7との間には、前部油圧室9が画成され、前部マス
タピストン7と後部マスタピストン8との間には後部油
圧室10が画成され、後部マスタピストン8の小径ピス
トン部8aおよび大径ピストン部8b間には補給油室1
1が画成される。また前部油圧室9には、前部マスタピ
ストン7を後方側に付勢する第1戻しばね12が収容さ
れ、後部油圧室19には、両マスタピストン7.8を相
互に離反する方向に付勢すべく第1戻しばね12よりも
セット荷重を小さく設定された第2戻しばね13が収容
される。これらの戻しばね12.13により両マスタピ
ストン7.8は相互に連動して進退作動する。
シリンダ本体lには、前部油圧室9に常時連通する第1
出力ボート14と、後部油圧室10に常時連通する第2
出力ボート15とが穿設され、これらの出力ボート14
.15には図示しない油圧ブレーキ回路がそれぞれ接続
される。したがって各油圧ブレーキ回路には、前部油圧
室9および後部油圧室10の加圧状態に応じたブレーキ
油圧がそれぞれ供給される。また補給油室11は、シリ
ンダ本体1に穿設した油路16を介して後部油溜5に連
通される。
前部マスタピストン7には、相互間に環状溝17を介在
した一対のランド18.19が軸方向に間隔をあけて設
けられており、これらのランド18.19には、小径孔
部6aの内面に摺接するカップシール20.21が嵌着
され、これにより両ランド18.19間には環状の油室
22が画成される。しかも前部油圧室9および油室22
間のランド18およびそれ18に嵌着されたカップシー
ル20は、前部油圧室9が油室22よりも減圧されたと
きには、油室22から前部油圧室9への作動油の流通を
許容すべく構成され、シリンダ本体lには油室22を前
部油溜4に連通せしめる油孔23が穿設される。
前部マスタピストン7の前部には、該ピストン7をその
一直経線上で貫通してシリンダ本体lに固定されたスト
ッパボルト24により開閉作動される弁機構25が、前
部油圧室9および油室22間を連通・遮断可能にして配
設されており、この弁機構25は、前部マスタピストン
7が後退限に戻ったときにストッパボルト24で押圧さ
れて開弁作動する。前部マスタピストン7には、両ラン
ド18.19間にわたる部分で一直経線に沿う長孔26
が穿設されており、ストッパボルト24はその長孔26
に挿通される。
後部マスタピストン8の前端部すなわち小径ピストン部
8aには、小径孔部6a内面に摺接するカップシール2
7が装着されており、このカップシール27と小径ピス
トン部8aとは、後部油圧室10が補給油室11よりも
減圧されたときには、補給油室11から後部油圧室IO
への作動油の流通を許容すべく構成される。またシリン
ダ本体1には、後部マスタピストン8の前後動に伴いカ
ップシール27と協働して油路16および後部油圧室1
0間の連通・遮断を行うリリーフ孔28が穿設され、こ
のリリーフ孔2日は、後部マスタピストン8が後退限に
戻ったとき油路16および後部油圧室10間を連通ずる
第2図を併せて参照して、マスタシリンダMにおけるシ
リンダ本体1の後端には、案内環31を相互間に挟んで
油圧ブースタBのブースタシリンダ32が同軸に連設さ
れ、シリンダ本体1およびブースタシリンダ32はボル
ト33により結合される。
ここでシリンダ孔6における小径孔部6aの直径をDl
、大径孔部6bの直径をD!、案内環31の内直径をり
1、ブースタシリンダ32におけるシリンダ孔34の直
径をD4とすると、それらは次式の関係に設定される。
D I< D x < D 4 < D zブースタシ
リンダ32のシリンダ孔34には、ブースタピストン3
5の後部に設けられる大径ピストン部35aが摺動自在
に嵌合される。このブースタピストン35の前部寄りは
小径ピストン部35bとして形成されており、該小径ピ
ストン部35bは案内環31に摺動自在に嵌合される。
またブースタピストン35の後部には、ロンド部35c
が同軸に穿設されており、このロンド部35Cはブース
タシリンダ32の後端壁を油密に貫通して後方に突出す
る。またシリンダ孔34には、ブースタピストン35の
後退限を規定すべく、大径ピストン部35aの後端面に
当接し得る段部36が設けられる。
このようにブースタピストン35をシリンタ孔34内に
挿入することにより、案内環31および大径ピストン部
35a間でシリンダ孔34およびブースタピストン35
間には環状の入力油圧室37が画成され、大径ピストン
部35aおよびブースタシリンダ32の後端壁間には、
ブースタピストン35を囲繞する環状の出力油圧室38
が画成される。したがってブースタピストン35におけ
る大径ピストン部35aの両面にそれぞれ臨んで人力油
圧室37および出力油圧室38が配置されることになる
が、ブースタピストン35の出力油圧室38に臨む受圧
面積は入力油圧室37に臨む受圧面積よりも大きく設定
される。
マスタシリンダMの後部マスタピストン8における大径
ピストン部8bと、ブースタピストン35における小径
ピストン部35bとの間には、出口室39が画成される
。またシリンダ本体lの後端およびブースタシリンダ3
2間には環状油路40が形成されており、この環状油路
40は、案内環31の前端面に放射状に設けられた溝4
1を介して出口室39に連通ずる。さらにブースタシリ
ンダ32には環状油路40に通じる接続管42が接続さ
れており、この接続管42は図示しない管路を介して油
槽2または図示しない油圧供給源の油槽に接続される。
したがって出口室39は油槽2または図示しない油圧供
給源の油槽に通じることとなる。
ブースタシリンダ32には、入力油圧室37に通じる供
給油路43が穿設されており、この供給油路43には、
油槽2または図示しない油槽の作動油を圧送する油圧供
給a<図示せず)が接続される。
入力油圧室37および出力油圧室38間を連通可能にし
てブースタピストン35には複数の入口弁44が設けら
れる。それらの入口弁44は、入力油圧室37および出
力油圧室38間を結ぶ油路45の途中でブースタピスト
ン35の軸方向に沿って形成され筒状弁室46と、この
弁室46の後端壁に形成された弁座と協働して油路45
を開閉する球状弁体47と、弁体47を閉じ側に付勢す
べく弁室46に収容される弁ばね48と、この弁ばね4
8のばね力に抗して弁体47を開き側に押圧するための
作動杆49とから常閉型に構成される。しかも作動杆4
9は、ブースタピストン35に軸方向移動自在に嵌合さ
れており、その後端部は出力油圧室38に突出される。
また各作動杆49の出力油圧室38への突出量はわずか
に異なって設定される。
ブースタピストン35には、その全長にわたる案内孔5
1が穿設され、この案内孔51は、その前端からブース
タピストン35における大径ピストン部35aの中間部
までの大径孔部51aと、該大径孔部51aに段差をな
して連なる小径孔部51bとを有し、小径孔部51bの
内面に摺接するようにして案内孔51内に弁ピストン5
2が摺合される。案内孔51における大径孔部51aの
内面と弁ピストン52の外面との間には環状油室53が
形成され、この油室53と出力油圧室38との間に出口
弁54が配設される。
該出口弁54は、ブースタピストン35におけるロッド
部35cの基部で小径孔部51bに対応して一直経線に
沿って設けられる一対の油孔55と、油室53および油
孔55間を連通可能にして弁ピストン52の外面に設け
られる環状溝56とからなり、ブースタピストン35が
弁ピストン52に対して第2図で示す位置にあるときに
はわずかに開弁じており、その位置から前方に相対移動
することにより開口面積を大とする。
弁ピストン52の後端部には、操作部材としてのブツシ
ュロッド57が連結されており、このブツシュロッド5
7は図示しないブレーキペダルに連動、連結される。こ
れによりブレーキペダルの踏込みに応じて弁ピストン5
2が前進作動する。
出力油圧室38において、弁ピストン52にはその軸線
と直交するピン58が嵌着され、該ピン58の両端は油
孔55を貫通してロッド部35cの外周面から突出する
。しかもピン58の両突出端部はロッド部35cを囲繞
する連動環59に嵌合されており、連動環59は弁ピス
トン52の前進を受けて大口弁44の作動杆49を開弁
方向に押すべく、作動杆49の後端に対向して配置され
る。また油孔55は、ブースタピストン35と弁ピスト
ン52との制限された範囲での軸方向相対移動を許容す
べ(、ブースタピストン35の軸方向に長く形成される
ブースタシリンダ32の内壁には連動環59の後端面を
支承し得るス)7パ73が係止されており、ブースタピ
ストン35が後退限にあるときにストッパ73により弁
ピストン52の後退限が規制される。またブースタピス
トン35の後退過程で弁ピストン52の後退限を規制す
べくして、ロッド部35cの後端寄り内面には弁ピスト
ン52の後端に当接し得るサークリップ74が嵌着され
る。
而して弁ピストン52の後退時には出口弁54は開弁じ
、ブースタピストン35の後退限で弁ピストン52が連
動環59を介してストッパ73で受止められたときに出
口弁54の開度は最小となる。
ブースタピストン35の前部には出力杆61が固定され
ており、この出力杆61は、後部マスタピストン8の背
面に設けられた凹部62内に突入して該ピストン8に当
接される。また出力杆61には油室53を出口室39す
なわち油槽2または図示しない油圧供給源の油槽に連通
させる連通孔63が穿設される。
出力杆61と弁ピストン52との間には、マスタシリン
ダMの作動反力を弁ピストン52に伝達するための反動
機構Rが設けられる。この反動機構Rは、弁ピストン5
2にその前端面に開口して同軸に設けられる有底穴64
と、有底穴64に摺動自在に嵌合される反動ピストン6
5と、反動ピストン65および出力杆61間に縮設され
る戻しばね66と、有底穴64の開口端寄り内面に嵌着
された止め輪67および反動ピストン65間に縮設され
る作動開始設定ばね68とを有し、弁ピストン52には
、出力油圧室38の油圧を反動ピストン65の後端面に
作用させるべく油孔55および有底穴64の閉塞端間に
わたって導圧路69が穿設される。
反動ピストン65の後端部には、弁ピストン52との接
触時の衝撃を緩和すべくゴム製緩衝部材70が装着され
、反動ピストン65の前端部には、出力杆61との接触
時の衝撃を緩和すべくゴム製緩衝部材71が装着される
戻しばね66は反動ピストン65を後方側に付勢するば
ね力を発揮するものであり、反動ピストン65の後端面
に油圧が作用していない状態では、反動ピストン65は
戻しばね66のばね力によりその後端部を弁ピストン5
2に当接させた状態にあり、したがって反動ピストン6
5を介して弁ピストン52にも戻しばね66による後方
側への付勢力が作用する。また作動開始設定ばね68は
、反動ピストン65を弁ピストン52に対して相対的に
後方側に移動せしめる方向のばね力を発揮するものであ
る。
ところで、ブースタピストン35および弁ピストン52
が後退限にある状態で、出口弁54はわずかに開弁じて
いる状態にあり、入口弁44は閉弁状態にある。しかも
作動杆49および連動環59間の間隔は、弁ピストン5
2がブースタピストン35に対して相対的に前進移動し
たときに、出口弁54が先ず閉弁し、次いで入口弁44
が開弁するように設定される。さらにブースタピストン
35および弁ピストン52が後退限にある状態で、弁ピ
ストン52に当接している反動ピストン65の前端およ
び出力杆61間の間隔は、連動環59および各作動杆4
9間の間隔よりも大きく、したがって弁ピストン52お
よび反動ピストン65がブースタピストン35に対して
前方に相対移動するときに、反動ピストン65が出力杆
61に当接する前に大口弁44が開弁する。しかも各人
口弁44の作動杆49の出力油圧室3日への突出量が少
しずつ異なっていることにより、各人口弁44は連動環
59の前進に応じて順次開弁していく。
次にこの実施例の作用について説明すると、図示しない
ブレーキペダルの非作動状態では、弁ピストン52は戻
しばね66のばね力により連動環59とともに後退限に
保持され、ブースタピストン35は、入力油圧室37に
作用する油圧により後退限に保持される。しかもこの状
態では大口弁44は閉弁しており、出口弁54はわずか
に開弁しているので、出力油圧室38は大気圧状態とな
っている。
かかる状態で自動車を制動すべくブレーキペダルを踏込
むと、ブレーキペダルからブツシュロッド57を介して
弁ピストン52および連動環59が前方に押動され、−
先ず出口弁54が閉弁し、次いで入口弁44が開弁する
。このため出力油圧室38には、入力油圧室37から油
圧が導入される。
これによりブースタピストン35はその後端面に油圧を
受けて前進し、出力杆61を介して後部マスタピストン
8を前進せしめ、マスタシリンダMの倍力作用が開始さ
れる。
ところで、ブースタピストン35の前進作動初期には、
反動ピストン65は出力杆61に当接していないので、
出力杆61の作動反力は弁ピストン52およびブツシュ
ロッド57に作用せず、出力杆61はブツシュロッド5
7からの入力の値に関係なく前進し、マスタシリンダM
からの出力油圧は、第3図の特性線P、−P、のように
急激に立ち上がる。これによって制動機端末までの各部
遊隙が直ちにに除去される。
出力油圧室38に導入された油圧は導圧路69を経て反
動ピストン65の後端面に作用し、反動ピストン65は
作動開始設定ばね68の・ばね力に抗して前進し、出力
杆61に当接する。このように反動ピストン65が出力
杆61に当接すると、出力杆61の作動反力が反動機構
Rを介して弁ピストン52およびブツシュロッド57に
伝わるようになり、第3図の点P、は作動開始設定ばね
68のセット荷重で定まる。
反動ピストン65が出力杆61に当接してからは、第3
図の特性線P+   Pgで示すように、ブースタピス
トン35の移動量すなわちマスタシリンダMからの出力
油圧が入力に対して一定の比率で増加する。
第3図の点P3は、油圧ブースタBの倍力限界点であり
、それ以降の出力増加は特性線P、 −P3で示すよう
に入力のみに依存する。
マスタシリンダMの作動を解除すべくブレーキペダルを
解放すると、弁ピストン52は連動環59とともに戻し
ばね66の弾発力により後退する。
これに伴い先ず作動杆49から連動環59が離反して大
口弁44が閉弁し、次いで環状溝56が油室53および
油孔55間を連通して出口弁54が開弁する。その出口
弁54の開度が最大となったときに弁ピストン52はサ
ークリップ74により後退限を規制される。
このように、出口弁54が最大開度に開弁することによ
り、出力油圧室38の油圧が速やかに排出され、ブース
タピストン35はマスタシリンダMの戻しばね12,1
3等の戻し力により速やかに後退する。このブースタピ
ストン35が段部36に当接する後退限に到達すると、
弁ピストン52はストッパ73の規制を受け、ブースタ
ピストン35に対してはサークリップ74により規制を
受けたときよりも前進した位置で停止し、これにより出
口弁54の開度が最小となる。
C0発明の効果 以上のように本発明によれば、反動機構は、前端を出力
杆または出力杆と一体に形成されたブースタピストンに
当接可能とするとともに背面には出力油圧室の油圧を作
用させるべくして弁ピストンに摺動自在に嵌合される反
動ピストン七、弁ピストンおよび反動ピストン間に介装
されるとともに反動ピストンを弁ピストンに対して後方
側に付勢する作動開始設定ばねとから成るので、反動機
構は、作動開始設定ばねのばね力に打ち勝って反動ピス
トンを前進せしめる油圧が反動ピストンの背面に作用す
るまで作動反力を伝達せず、この間にブースタピストン
の前進によりマスタシリンダの出力油圧が増大して、各
部遊隙が除去される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は縦
断側面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は入力
−出力油圧特性図である。 8・・・マスタシリンダ、32・・・ブースタシリンダ
、35・・・ブースタピストン、37・・・入力油圧室
、38・・・出力油圧室、39・・・出口室、44・・
・入口弁、52・・・弁ピストン、54・・・出口弁、
57・・・操作部材としてのブツシュロッド、61・・
・出力杆、65・・・反動ピストン、68・・・作動開
始設定ばね、B・・・油圧ブースタ、M・・・マスタシ
リンダ、R・・・反動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. マスタシリンダの後端に結合されるブースタシリンダに
    、マスタシリンダに摺動自在に嵌合されたマスタピスト
    ンの後端に当接する出力杆を先端に有するブースタピス
    トンが摺動自在に嵌合され、ブースタピストンの背面に
    臨んで形成された出力油圧室と、油圧供給源に通じる入
    力油圧室との間には、操作部材に連なってブースタピス
    トンに摺動自在に嵌合された弁ピストンのブースタピス
    トンに対する前進作動に応じて開弁する入口弁が介設さ
    れ、前記出力油圧室と油槽に通じる出口室との間には、
    前記弁ピストンのブースタピストンに対する前進作動に
    応じて閉弁する出口弁が介設され、弁ピストンおよび出
    力杆間には、出力杆の作動反力を弁ピストンに伝える反
    動機構が設けられる油圧ブースタにおいて、反動機構は
    、前端を出力杆または出力杆と一体に形成されたブース
    タピストンに当接可能とするとともに背面には出力油圧
    室の油圧を作用させるべくして弁ピストンに摺動自在に
    嵌合される反動ピストンと、弁ピストンおよび反動ピス
    トン間に介装されるとともに反動ピストンを弁ピストン
    に対して後方側に付勢する作動開始設定ばねとから成る
    ことを特徴とする油圧ブースタ。
JP62149454A 1987-06-16 1987-06-16 油圧ブ−スタ Pending JPS63312262A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62149454A JPS63312262A (ja) 1987-06-16 1987-06-16 油圧ブ−スタ
GB8814215A GB2207205B (en) 1987-06-16 1988-06-15 Hydraulic pressure booster
US07/206,783 US4920857A (en) 1987-06-16 1988-06-15 Hydraulic pressure booster
DE3820539A DE3820539A1 (de) 1987-06-16 1988-06-16 Hydraulischer druckverstaerker

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62149454A JPS63312262A (ja) 1987-06-16 1987-06-16 油圧ブ−スタ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282000A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用ブレーキ装置
JP2006282003A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Nissin Kogyo Co Ltd 液圧ブースタ

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