JPS63315360A - マスタシリンダおよび油圧ブ−スタの組立体 - Google Patents

マスタシリンダおよび油圧ブ−スタの組立体

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Publication number
JPS63315360A
JPS63315360A JP62149457A JP14945787A JPS63315360A JP S63315360 A JPS63315360 A JP S63315360A JP 62149457 A JP62149457 A JP 62149457A JP 14945787 A JP14945787 A JP 14945787A JP S63315360 A JPS63315360 A JP S63315360A
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JP
Japan
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piston
cylinder
booster
valve
master
Prior art date
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Pending
Application number
JP62149457A
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English (en)
Inventor
Makoto Horiuchi
誠 堀内
Yukitaka Miyagawa
宮川 幸隆
Kazuya Sakurai
一也 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Priority to US07/206,783 priority patent/US4920857A/en
Priority to GB8814215A priority patent/GB2207205B/en
Priority to DE3820539A priority patent/DE3820539A1/de
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A9発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明は、マスタシリンダのシリンダ本体後部には、該
シリンダ本体に摺動自在に嵌合されたマスタピストンと
一体のピストンロッドを案内する案内部材が固定され、
シリンダ本体の後端に結合されるブースタシリンダには
、前記ピストンロッドの後端に当接する出力杆を先端に
有するとともに人力に応じて倍力作動すべくブースタピ
ストンが摺動自在に嵌合され、該ブースタシリンダの前
部にはブースタピストンの作動を案内する案内環が固定
される、マスタシリンダおよび油圧ブースタの組立体に
関する。     〜 (2)従来の技術 従来、マスタシリンダの案内部材は、たとえば実開昭6
0−113261号公報で開示されるようにサークリッ
プ等でシリンダ本体に固定されるのが一般的である。
(3)発明が解決しようとする問題点 ところで、油圧ブースタにおいては、ブースタピストン
を案内する案内環がブースタシリンダに固定されるもの
であり、これらの案内部材および案内環は、マスタシリ
ンダおよび油圧ブースタを相互に結合したときに対向す
る位置にある。したかって、案内部材および案内環を相
互に当接させて支持することにより、従来必要であった
サークリップ等を不要として案内部材および案内環を固
定することができるであろう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、案
内部材および案内環を相互に当接させて支持することに
より、サークリップ等の固定部材を不要として部品点数
の削減を図ったマスタシリンダおよび油圧ブースタの組
立体を提供することを目的とする。
B6発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明によれば、案内部材にはその前面側でシリンダ本
体に当接する当接受は部が設けられ、案内環には、その
背面側でブースタシリンダに当接する当接面が設けられ
るとともに前端を案内部材の背面に当接して案内部材を
シリンダ本体に押付けるべく当接突部が突設される。
(2)作用 上記構成によれば、シリンダ本体およびブースタシリン
ダを相互に結合したときに、案内環の当接突部が案内部
材に当接し、案内部材および案内環はシリンダ本体およ
びブースタシリンダにそれぞれ押付けられて固定される
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、自動車の2系統式油圧ブレーキ用タンデム型マスタシ
リンダMのシリンダ本体1には、その上部に油槽2が形
成される。この油槽2内の下部は、隔壁3により前部油
溜4と後部油溜5とに区画される。
シリンダ本体1には、前端が閉塞したシリンダ孔6が設
けられており、このシリンダ孔6には、前部マスタピス
トン7と、後部マスタピストン8とが摺動自在に嵌合さ
れる。シリンダ孔6の前部端壁と前部マスタピストン7
との間には前部油圧室9が画成され、前部マスタピスト
ン7と後部マスタピストン8との間には後部油圧室10
が画成される。また前部油圧室9には前部マスタピスト
ン7を後方側に付勢する第1戻しばね12が収容され、
後部油圧室lOには両マスタピストン7゜8を相互に離
反する方向に付勢すべく第1戻しばね12よりもセット
荷重を小さく設定された第2戻しばね13が収容される
。これらの戻しばね12.13により両マスタピストン
7.8は相互に連動して進退作動する。  。
シリンダ本体1には、前部油圧室9に常時連通ずる第1
出力ボート14と、後部油圧室10に常時連通する第2
出力ボート15とが穿設され、これらの出力ボート14
.15には図示しない油圧ブレーキ回路がそれぞれ接続
される。したがって各油圧ブレーキ回路には、前部油圧
室9および後部油圧室10の加圧状態に応じたブレーキ
油圧がそれぞれ供給される。
前部マスタピストン7には、相互間に環状溝17を介在
した一対のランド18.19が軸方向に間隔を開けて設
けられており、これらのランド18.19には、シリン
ダ孔6の内面に摺接するカップシール20.21が嵌着
され、これにより両ランド18.19間には環状の油室
22が画成される。しかも前部油圧室9および油室22
間のランド18およびそれ18に嵌着されたカップシー
ル20は、前部油圧室9が油室22よりも減圧されたと
きには油室22から前部油圧室9への作動油の流通を許
容すべく構成され、シリンダ本体lには油室22を前部
油溜4に連通せしめる油孔23が穿設される。
前部マスタピストン7の前部には、該ピストン7をその
一直径線上で貫通してシリンダ本体1に固定されたスト
ッパボルト24により開閉駆動される弁機構25が、前
部油圧室9および油室22間を連通・遮断可能にして配
設されており、この弁機構25は、前部マスタピストン
7が後退限に戻ったときにストッパボルト24で押圧さ
れて開弁作動する。また前部マスタピストン7には、両
ランド18.19間にわたる部分で一直径線に沿う長孔
26が穿設されており、ストッパボルト24はその長孔
26に挿通される。
シリンダ本体1の後部には、シリンダ孔6との間に段部
28を形成する連結筒部27がシリンダ孔6と同軸に突
設される。一方、後部マスタピストン8には、後方側に
延びるピストンロッド29の前端が固設されており、こ
のピストンロッド29の移動を案内すべくシリンダ本体
lの後部には案内部材30が固定される。この案内部材
30は、シリンダ孔6の後端に嵌合する嵌合筒部30a
の後端に、半径方向外方に張出した鍔状の当接受は部3
0bが一体に設けられて成り、当接受は部30bの外径
は連結筒部27に嵌合し得るように定められる。この案
内部材30の外面には連結筒部27の内面に接触する0
リング31が嵌着される。
また案内部材30にはピストンロッド29を移動自在に
挿通するための支持孔32が穿設されており、この支持
孔32の内面にはピストンロッド29の外面に摺接する
シール部材33が嵌着される。
前記案内部材30と後部マスタピストン8との間には補
給油室34が画成され、シリンダ本体1に補給油室34
を後部油溜5に連通する油路35が穿設される。また後
部マスタピストン8にはシリンダ孔6の内面に摺接する
カップシール36が嵌着されており、このカップシール
36と後部マスタピストン8とは、補給油室34よりも
後部油圧室10が減圧されたときには補給油室34から
後部油圧室10への作動油の流通を許容すぺ(構成され
る。
後部マスタピストン8の前部には、ストッパボルト37
により開閉駆動される弁機構38が、後部油圧室10お
よび補給油室34間を連通・遮断すべく配設されており
、この弁機Fj138は後部マスタピストン8が後退限
に戻ったときにストッパボルト37で押圧されて開弁さ
れる。ストッパボルト37は、ピストンロッド29にそ
の軸方向に長くして穿設された長孔39に、ピストンロ
ッド29の軸線と直交するようにして挿通されており、
ピストンロッド29の外面から突出したストッパボルト
37の両端は、ピストンロッド29を囲繞して補給油室
34に配置された円筒状のホルダ40に固定される。し
かもホルダ40は、後部マスタピストン8との間に介装
したばね41により案内部材30に当接する方向に付勢
されており、これによりスト2パボルト37は実質的に
シリンダ本体1に固定されることになる。
マスタシリンダMにおけるシリンダ本体1の後端には、
油圧ブースタBのブースタシリンダ42が同軸に連設さ
れ、シリンダ本体1およびブースタシリンダ42はボル
ト43により結合される。
すなわちブースタシリンダ42の前部には、前記マスタ
シリンダMの連結筒部27を内部に嵌合し得る連結筒部
44が突設されており、この連結筒部44の先端に設け
たフランジ45と、シリンダ本体lにおける連結筒部2
7の基端に設けたフランジ46とがボルト43により結
合される。
ブースタシリンダ42には、前記マスタシリンダMのシ
リンダ孔6と同軸上にシリンダ孔47が穿設されており
、このシリンダ孔43と前記連結筒部44との間にはマ
スタシリンダM側に臨む段部48が設けられる。この段
部48には、連結筒部44の内面に接触するシール部材
49を外面に有する案内環50の背面が当接される。す
なわち案内環50には段部48に当接する当接面50b
がその背面側に設けられる。しかも案内環50には、マ
スタシリンダM側に延びる円筒状の当接突部50aが同
軸に突設されており、この当接突部50aの前端は、案
内部材30の背面に当接する。
すなわちマスタシリンダMのシリンダ本体1と、油圧ブ
ースタBのブースタシリンダ42とをボルト43で結合
した状態で、案内部材30および案内環50は、軸方向
に相互に当接しながらシリンダ本体1およびブースタシ
リンダ42間に挟持されることになる。
シリンダ孔47には、ブースタピストン53が摺動自在
に嵌合される。このブースタピストン53の前部寄りは
小径ピストン部53aとして後部の大径ピストン部53
bよりも小径に形成されており、大径ピストン部53b
がシリンダ孔47に摺動自在に嵌合され、小径ピストン
部53aは案内環50に摺動自在に嵌合される。しかも
案内環50の内面には小径ピストン部53aに摺接する
シール部材54が嵌着される。またブースタピストン5
3の後部にはロッド部53cが同軸に突設されており、
このロッド部53cはブースタシリンダ42の後端壁を
油密に貫通して後方に突出する。さらにシリンダ孔47
には、ブースタピストン53の後退限を規定すべく大径
ピストン部53bの後端面に当接し得る規制段部55が
設けられる。
このようにブースタピストン53をシリンダ孔47に挿
入することにより、案内環30および大径ピストン部5
3b間でシリンダ孔47の内面およびブースタピストン
53の外面間には環状の入力油圧室56が画成され、大
径ピストン部53bおよびブースタシリンダ42の後端
壁間にはブースタピストン53を囲繞する環状の出力油
圧室57が画成される。したがってブースタピストン5
3における大径ピストン部53bの両面にそれぞれ臨ん
で入力油圧室56および出力油圧室57が配置されるこ
とになるが、ブースタピストン53の出力油圧室57に
臨む受圧面積は入力油圧室56に臨む受圧面積よりも大
きく設定される。
マスタシリンダMの案内部材30と、ブースタピストン
53の前端との間には、案内環50の当接突部50aで
外周を規定されて出口室58が画成される。また連結筒
部27,44および当接突部50a間には環状油路59
が画成されており、この環状油路59は、当接突部50
aに穿設した複数の連通孔60を介して出口室58に連
通ずる。
さらにブースタシリンダ42の連結筒部44には環状油
路59に通じる接続管61が接続されており、この接続
管61は図示しない管路を介して油槽2または図示しな
い油圧供給源の油槽に接続される。したがって出口室5
8は油槽2または図示しない油圧供給源の油槽に通じる
ことになる。
ブースタシリンダ42には、入力油圧室56に通しる供
給油路62が穿設されており、この供給油路62には、
油槽2または図示しない油槽の作動油を圧送する油圧供
給源(図示せず)が接続される。
入力油圧室56および出力油圧室57間を連通可能にし
てブースタピストン53には大口弁63が設けられる。
この人口弁63は、入力油圧室56および出力油圧室5
7間を結ぶ油路64の途中でブースタピストン53の軸
方向に沿って形成される筒状弁室65と、この弁室65
の後端壁に形成された弁座と共働して油路64を開閉す
る球状弁体66と、弁体66を閉じ側に付勢すべく弁室
65に収容される弁ばね67と、弁ばね67のばね力に
抗して弁体66を開き側に付勢するための作動杆68と
から常閉型に構成される。しかも作動杆68はブースタ
ピストン53に軸方向移動自在に嵌合されており、その
後端部は出力油圧室57に突出される。
ブースタピストン53には案内孔71が穿設されており
、この案内孔71は、その前端から大径ピストン部53
bの中間部までの大径孔部71aと、該大径孔部71a
に段差をなして連なる小径孔部71bとを有し、小径孔
部71bの内面に摺接するようにして案内孔71内に弁
ピストン72が摺動自在に嵌合される。案内孔71にお
ける大径孔部71aの内面と弁ピストン72との間には
環状の油室73が形成され、この油室73と出力油圧室
57との間に出口弁74が配設される。
該出口弁74は、ブースタピストン53におけるロッド
部53cの基部で小径孔部71bに対応して設けられる
油孔75と、油室73および油孔75間を連通可能にし
て弁ピストン72の外面に設けられる環状溝76とから
成り、ブースタピストン53が弁ピストン72に対して
図示の位置にあるときにはわずかに開弁しており、その
位置から前進したときには開度を大にする。
弁ピストン72の後端部には、ブツシュロッド77が連
結されており、このブツシュロッド77はブレーキペダ
ル78に連動、連結される。これによりブレーキペダル
78の踏込みに応じて弁ピストン72が前進作動する。
出力油圧室57に対応する部分で弁ピストン72にはそ
の半径方向に延びるピン79の一端が固一定されており
、このピン79の他端は油孔75がら出力油圧室57に
突出する。しかもピン79の突出端はロッド部53cを
囲繞する連動環8oに嵌合、固定されており、連動環8
0は弁ピストン72の前進を受けて大口弁63の作動杆
68を開弁方向に押すべく、作動杆68の後端に対向し
て配置される。また油孔75は、ブースタピストン53
と弁ピストン72との制限された範囲での軸方向相対移
動を許容すべく、ブースタピストン53の軸方向に長く
形成される。
ブースタピストン53の内壁には連動環8oの後端面を
支承し得るストッパ81が係止されており、ブースタピ
ストン53が後退限にあるときにストッパ81により弁
ピストン72の後退限が規制される。またブースタピス
トン53の後退過程で弁ピストン72の後退限を規制す
べくして、ロッド部53cの後端寄り内面には弁ピスト
ン72の後端に当接し得るサークリップ82が嵌着され
る。
而して弁ピストン72の後退時には出目弁74は開弁じ
、ブースタピストン53の後退限で弁ピストン72が連
動環80を介してストッパ81で受は止められたときに
出口弁74の開度は最小となる。
ブースタピストン53の前部には出力杆83が固定され
ており、この出力杆83は、後部マスタピストン8一体
的なピストンロッド29の後端面に設けられた凹部84
内に突入してピストンロッド29に当接される。また出
力杆83には油室73を出口室58すなわち油槽2また
は図示しない油圧供給源の油槽に連通させる連通孔85
が穿設される。
出力杆83と弁ピストン72との間には、マスタピスト
ンMの作動反力を弁ピストン72に伝達するための反動
機構Rが設けられる。この反動機構Rは、弁ピストン7
2にその前端面に開口して設けられる有底穴86と、有
底穴86に摺動自在に嵌合される反動ピストン87と、
反動ピストン87および出力杆83間に縮設される第1
ばね88と、有底穴86の開口端寄り内面に嵌着された
止め輪89および反動ピストン87間に縮設される第2
ばね90とを有し、弁ピストン72には出力油圧室57
の油圧を反動ピストン72の後端面に作用させるべく油
孔75および有底穴86の閉塞端間にわたって導圧路9
1が穿設される。
反動ピストン87の後端部には弁ピストン72との接触
時の衝撃を緩和すべくゴム製緩衝部材92が装着され、
反動ピストン87の前端部には、出力間83との接触時
の衝撃を緩和すべくゴム製緩衝部材93が装着される。
第1ばね88は反動ピストン87を後方側に付勢するば
ね力を発揮するものであり、反動ピストン87の後端面
に油圧が作用していない状態では、第1ばね88のばね
力により反動ピストン87はその後端部を弁ピストン7
2に当接させた状態にあり、したがって反動ピストン8
7を介して弁ピストン72にも第1ばね88による後方
側への付勢力が作用する。また第2ばね90は、反動ピ
ストン87を弁ピストン72に対して相対的に後方に移
動せしめる方向のばね力を発揮するものである。
ところで、ブースタピストン53および弁ピストン72
が後退限にある状態で、出口弁74はわずかに開弁じて
いる状態にあり、大口弁63は閉弁状態にある。しかも
作動間68および連動環80間の間隔は、弁ピストン7
2がブースタピストン53に対して前進移動したときに
出口弁74が先ず閉弁し、次いで大口弁63が開弁する
ように設定される。さらにブースタピストン53および
弁ヒストン72が後退限にある状態で、弁ピストン72
に当接している反動ピストン87の前端および出力杆8
3間の間隔は、連動環80および作動杆68間の間隔よ
りも大きく、したがって弁ピストン72および反動ピス
トン87がブースタピストン53よ対して前方に相対移
動するときに、反動ピストン87が出力杆83に当接す
る前に大口弁63が開弁する。
次にこの実施例の作用について説明すると、ブレーキヘ
ダル78の非作動状態では、弁ピストン72は第1ばね
88のばね力により連動環80とともに後退限に保持さ
れ、ブースタピストン53は、人力油圧室56に作用す
る油圧により後退限に保持される。しかもこの状態では
大口弁63は閉弁しており、出口弁74はわずかに開弁
じているので、出力油圧室57は大気圧状態となってい
る。
かかる状態で自動車を制動すべくブレーキペダル78を
踏込むと、ブレーキペダル78からブツシュロッド77
を介して弁ピストン72および連動環80が前方に押動
され、先ず出口弁74が閉弁し、次いで大口弁63が開
弁する。このため出力油圧室57には、入力油圧室56
から油圧が導入され、これによりブースタピストン53
はその後端面に油圧を受けて前進し、出力杆83を介し
て後部マスタピストン8を前進せしめ、マスタシリンダ
Mの倍力作動が開始される。
ところで、ブースタピストン53の前進作動初期には、
反動ピストン87は出力杆83に当接していないので出
力杆83の作動反力は弁ピストン72およびブツシュロ
ッド77に作用せず、出力杆83はブツシュロッド77
からの入力の値に関係なく前進し、マスタシリンダMか
らの油圧は急激に立上がる。これによって制動機端末ま
での各部遊隙が直ちに除去される。
出力油圧室57に導入された油圧は導圧路91を経て反
動ピストン87の後端面に作用し、反動ピストン87は
第2ばね90のばね力に抗して前進し、出力杆83に当
接する。このように反動ピストン87が出力杆83に当
接すると、出力杆83の作動反力が弁ピストン72およ
びブツシュロッド77に伝わるようになる。
反動ピストン87が出力杆83に当接してからは、ブー
スタピストン53の移動量すなわちマスタシリンダMか
らの出力油圧が入力に対して一定の比率で増加する。
マスタシリンダMの作動を解除すべくブレーキペダル7
8を解放すると、弁ピストン72は連動環80とともに
第1ばね880弾発力により後退する。これに伴い先ず
作動杆68から連動環80が離反し、大口弁63が閉弁
し、次いで環状溝76が油室73および油孔75間を連
通して出口弁74が開弁する。その出口弁74の開度が
最大となったときに弁ピストン72はサークリ・ノブ8
2により後退限を規制される。このように出口弁74が
最大開度に開弁することにより、出力油圧室57の油圧
が速やかに排出され、ブースタピストン53はマスタシ
リンダMの戻しばね12,13等の戻し力により速やか
に後退する。このブースタピストン53が規制段部55
に当接する後退限に後退すると、弁ピストン72はスト
ッパ81の規制を受け、ブースタピストン53に対して
はサークリップ82による規制を受けたときよりも前進
した位置で停止し、これにより出口弁74の開度が最小
となる。
かかるマスタシリンダMおよび油圧ブースタBの組立体
において、ピストンロッド29を案内すべくシリンダ本
体1の後部に配置される案内部材30と、ブースタピス
トン53の移動を案内すべくブースタシリンダ42の前
部に配置される案内環50とは、マスタシリンダMのシ
リンダ本体1および油圧ブースタBのブースタシリンダ
42を相互に結合した状態で、シリンダ本体lおよびブ
ースタシリンダ42間で相互に当接しながら挟持される
。したがって案内部材30をシリンダ本体1に固定する
ために従来必要としていたサークリップ等の固定部材が
不要となる。
C8発明の効果 以上のように本発明によれば、案内部材にはその前面側
でシリンダ本体に当接する当接受は部が設けられ、案内
環には、その背面側でブースタシリンダに当接する当接
面が設けられるとともに前端を案内部材の背面に当接し
て案内部材をシリンダ本体に押付けるべく当接突部が突
設されるので、シリンダ本体およびブースタシリンダを
結合したときに、案内部材および案内環はシリンダ本体
およびブースタシリンダ間で挟持、固定されることにな
り、従来必要であったサークリップ等の固定部材が不要
となり、部品点数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例の縦断側面図である。 1・・・シリンダ本体、8・・・マスタピストン、29
・・・ピストンロッド、30・・・案内部材、30b・
・・当接受は部、42・・・ブースタシリンダ、50・
・・案内環、50a・・・当接突部、50b・・・当接
面、83・・・出力杆、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. マスタシリンダのシリンダ本体後部には、該シリンダ本
    体に摺動自在に嵌合されたマスタピストンと一体的なピ
    ストンロッドを案内する案内部材が固定され、シリンダ
    本体の後端に結合されるブースタシリンダには、前記ピ
    ストンロッドの後端に当接する出力杆を先端に有すると
    ともに入力に応じて倍力作動すべくブースタピストンが
    摺動自在に嵌合され、該ブースタシリンダの前部にはブ
    ースタピストンの作動を案内する案内環が固定される、
    マスタシリンダおよび油圧ブースタの組立体において、
    案内部材にはその前面側でシリンダ本体に当接する当接
    受け部が設けられ、案内環には、その背面側でブースタ
    シリンダに当接する当接面が設けられるとともに前端を
    案内部材の背面に当接して案内部材をシリンダ本体に押
    付けるべく当接突部が突設されることを特徴とするマス
    タシリンダおよび油圧ブースタの組立体。
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