JPS63311623A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPS63311623A JPS63311623A JP14622587A JP14622587A JPS63311623A JP S63311623 A JPS63311623 A JP S63311623A JP 14622587 A JP14622587 A JP 14622587A JP 14622587 A JP14622587 A JP 14622587A JP S63311623 A JPS63311623 A JP S63311623A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、例えば磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記
録媒体に関するものである。
録媒体に関するものである。
従来より、塗布型の磁気記録媒体の磁性層中にはカーボ
ンブラックが添加されていること周知の通りである。 すなわち、塗布型の磁性層の表面電気抵抗は、特に岑電
防止の処理を施さないと 1QljΩにも達し、静電気
が帯電し、ドロップアウトの原因になることから、帯電
防止の為にカーボンブラックが添加されていたのである
。 しかしながら、表面電気抵抗を10口〜109Ω程度ま
で低下させようとすると、磁性粉に対して約10〜20
−t%といったように多量のカーボンブラックを添加す
る必要があるが、このように多量のカーボンブラックを
添加すると角型比が低下し、感度が悪く、再生出力が低
下してしまう。 このようなことから、例えば特公昭57−4968号公
報に示される如く、BET比表面積が500m2/gを
越え、かつ粒径が30■μより小さなカーボンブラック
と、BET比表面積が500m’/g以下で、かつ粒径
が40−μ以上のカーボンブラックとを磁性層中に含有
させた磁気記録媒体が提案されている。 すなわち、上記のような二種類の特性のカーボンブラッ
クを使用することにより、磁性層中に含有させるカーボ
ンブラックの量が少なくても、磁性層の表面電気抵抗を
大幅に低下させられ、かつ、磁性層の耐久性も良いこと
が謳われている。 しかしながら、BET比表面積が500m27g以上の
カーボンブラックは、磁性層中への均一な分散が極めて
困難であり、このカーボンブラックが凝集して出来た凝
集塊の存在によって、この磁性層の表面性は悪いといっ
た欠点が各方面より指摘されている。 又、特開昭57−200934号公報に示される如く、
Fl E T比表面積が140s+’/g以上で、平均
粒子径が20mμ以下のカーボンブラックと、BET比
表面留が40m27g以下で、平均粒子径が50輪μ以
上のカーボンブラックと、炭素数12〜1日の高級脂肪
酸とを磁性層中に含有させた磁気記録媒体も提案されて
いる。 しかしながら、この提案の磁気記録媒体では、カーボン
ブラックの含有量が多くなければ表面電気抵抗を低下さ
せられず、そしてカーボンブラックの含有1を多くする
と磁性層の機械的物性が低下することが、これまた各方
面より指摘されている。又、BET比表面積140m”
/Hを越えたカーボンブラックは、分散性がそれ程良く
なく、従ってカーボンブラックの凝集による磁性層の表
面性の低下も指摘されている。 又、特開昭59−213027号公報に示される如く、
13ET比表面積が40輪”/g〜200+*’/Hの
カーボンブラックと、B E ’r比表面積が200+
62/g〜500m’/g(7)カーボンブラックとを
磁性層中に含有させた磁気記録媒体も提案されている。 しかしながら、この提案の磁気記録媒体でも、BET比
表面積2001th2/[1〜500m27gのカーボ
ンブランクは分散性が悪いから、カーボンブラックの凝
集による磁性層の表面性が悪いものである。 すなわち、磁性層の表面電気抵抗のより一層の低下を目
的として、比表面積が大きなカーボンブラックを磁性層
中に含有させることがこれまで♂えられてきていたので
あるが、このような比表面積が大きなカーボンブラック
は分散性が悪く、凝集塊が出来やすく、よって磁性層の
表面性が思く、走行性や電磁変換特性を低下させてしま
う欠点がある。
ンブラックが添加されていること周知の通りである。 すなわち、塗布型の磁性層の表面電気抵抗は、特に岑電
防止の処理を施さないと 1QljΩにも達し、静電気
が帯電し、ドロップアウトの原因になることから、帯電
防止の為にカーボンブラックが添加されていたのである
。 しかしながら、表面電気抵抗を10口〜109Ω程度ま
で低下させようとすると、磁性粉に対して約10〜20
−t%といったように多量のカーボンブラックを添加す
る必要があるが、このように多量のカーボンブラックを
添加すると角型比が低下し、感度が悪く、再生出力が低
下してしまう。 このようなことから、例えば特公昭57−4968号公
報に示される如く、BET比表面積が500m2/gを
越え、かつ粒径が30■μより小さなカーボンブラック
と、BET比表面積が500m’/g以下で、かつ粒径
が40−μ以上のカーボンブラックとを磁性層中に含有
させた磁気記録媒体が提案されている。 すなわち、上記のような二種類の特性のカーボンブラッ
クを使用することにより、磁性層中に含有させるカーボ
ンブラックの量が少なくても、磁性層の表面電気抵抗を
大幅に低下させられ、かつ、磁性層の耐久性も良いこと
が謳われている。 しかしながら、BET比表面積が500m27g以上の
カーボンブラックは、磁性層中への均一な分散が極めて
困難であり、このカーボンブラックが凝集して出来た凝
集塊の存在によって、この磁性層の表面性は悪いといっ
た欠点が各方面より指摘されている。 又、特開昭57−200934号公報に示される如く、
Fl E T比表面積が140s+’/g以上で、平均
粒子径が20mμ以下のカーボンブラックと、BET比
表面留が40m27g以下で、平均粒子径が50輪μ以
上のカーボンブラックと、炭素数12〜1日の高級脂肪
酸とを磁性層中に含有させた磁気記録媒体も提案されて
いる。 しかしながら、この提案の磁気記録媒体では、カーボン
ブラックの含有量が多くなければ表面電気抵抗を低下さ
せられず、そしてカーボンブラックの含有1を多くする
と磁性層の機械的物性が低下することが、これまた各方
面より指摘されている。又、BET比表面積140m”
/Hを越えたカーボンブラックは、分散性がそれ程良く
なく、従ってカーボンブラックの凝集による磁性層の表
面性の低下も指摘されている。 又、特開昭59−213027号公報に示される如く、
13ET比表面積が40輪”/g〜200+*’/Hの
カーボンブラックと、B E ’r比表面積が200+
62/g〜500m’/g(7)カーボンブラックとを
磁性層中に含有させた磁気記録媒体も提案されている。 しかしながら、この提案の磁気記録媒体でも、BET比
表面積2001th2/[1〜500m27gのカーボ
ンブランクは分散性が悪いから、カーボンブラックの凝
集による磁性層の表面性が悪いものである。 すなわち、磁性層の表面電気抵抗のより一層の低下を目
的として、比表面積が大きなカーボンブラックを磁性層
中に含有させることがこれまで♂えられてきていたので
あるが、このような比表面積が大きなカーボンブラック
は分散性が悪く、凝集塊が出来やすく、よって磁性層の
表面性が思く、走行性や電磁変換特性を低下させてしま
う欠点がある。
【発明の開示]
本発明者は、上記の問題点についての研究を子細に行な
っていくうちに、そもそもカーボンブラックのみで解決
しようとするのは間違っているのではないかと考えるよ
うになった。 そこで、このような方向性の基で研究を進めていくうち
に、磁性層中には磁性粉がそもそも多量に3よれている
のであるから、この磁性粉を有効に利用できないものか
と1えるに至り、これを基にしてさらに研究を鋭意押し
進めた結果、磁性粉中におけるFe が約4.5WL
%以上の酸化鉄粉系の磁性粉を用い、そしてBET比表
面積が約40m2/H以丁のカーボンブラックと[3E
T比表面積が約70〜140m27Hのカーボンブラッ
クとを併せて用いると、すなわちこれらが磁性層中に含
まれた磁気記録媒体は、カーボンブラックの量が多くな
くても表面電気抵抗が小さく、そしてカーボンブラック
の分散性は良いことがら凝集塊は出来ず、磁性層の表面
性は良く、走行性や電磁変換特性も良いことを見出した
のである。 すなわち、用いたカーボンブラックのBET比表面積が
約70〜140m2/gのものは、分散性が良いもので
あり、そして分散性が良い反面電気導電性の低下は避け
られないものの、この電気導電性の低下は磁性粉中に含
まれているFe″によって充分に補えていたのである。 又、BET比表面積が小さなカーボンブラックは、BE
T比表面積が大きなカーボンブラックに比べて遮光性も
劣るものであったが、この遮光性についても磁性粉中に
含まれているFe によって補えていた。 又、カーボンブラックの比表面積が約40m”/)B以
下のものは、分散性が良いのみならず、潤滑効宋も認め
られた。これは、恐らくは、滑剤のカーボンブラックへ
の吸着現象が関係していると思われる。 そして、この本発明になる磁気記録媒体は、磁性粉及び
カーボンブラックいずれもが充分に分散されており、磁
性層の表面性が良いものであり、電磁変換特性が良いも
のである。 又、磁性層の表面電気抵抗は約5X 10’Ω/sq以
下であり゛、静電気の帯電が起きにくく、ドロップアウ
トが引き起こされに<<、又、放電ノイズも少ないもの
である。 さらには、動r!J擦係数が低く、走行性が良い。 又、カーボンブラックの粒径は比較的大きなこともあり
、又、使用量もそれ程多くないことから、磁性層の機械
的強度も良いものである。 尚、上記Fe″が約4.5し%以上(t!!ましくは約
4.5〜201+lt%)の酸化鉄粉系の磁性粉は、磁
性層を構成するバインダioom i部に対して約20
0〜800m1部程度用いられることが好ましく、又、
BET比表面積が約40m2/g以下(望ましくは約5
〜40−2/g)のカーボンブラックはバインダioo
m u部に対して約1〜80重量部程度用いられること
が好ましく、又、[lET比表面積が約70〜140m
27Hのカーボンブラックはバインダ100重量部に対
して約160〜1重量部程度用いられることが好ましい
。 又、BET比表面積が約40m2/H以下のカーボンブ
ラック/BET比表面積が約70〜140m”/Bのカ
ーボンブラックは、重量比で約1710〜10/1の割
合であることがより一層好ましい。 【実施例1] Fe が5.0wt%のCo含有7−Fe20.10
0重1部、レシチン1m1部、塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体15重量部、ポリウレタン
エラストマー5重量部、酸化クロl\(Cr20i>2
重量部、BET比表面WI25m”/gのカーボンブラ
ック3重量部、BET比表面積120m”/Hのカーボ
ンブラック5!!i1部、メチルエチルケトンとトルエ
ンとの等量混合溶剤320重量部からなる混合物を所定
時間混合分散させた後、これにイソシアネ−1・系の硬
化剤を5jla量部加えてさらに分散させ、このように
して得た磁性塗料をポリエステルフィルム笠の非磁性支
持体上に塗布し、その後配向処理、カレンダー処理及び
硬化処理といった一連の工程を経て磁気テープ等の磁気
記録媒体を得る。 【実施例2] 実施例1において、Fe0が5.0wt%のCo含有7
−Fe2O3の代りにFeが4.5wt%のCo含有7
−Fe、、0゜を用いる外は全く同様に行ない、磁気記
録媒体を得る。 【実施例3】 実施例1において、Fe0が5.0wt%のC0含有7
−Fe、usの代りにFe が5.5Nt%のCo含
含有−Fe、O,を用いる外は全く同様に行ない、磁気
記録媒体を得る。
っていくうちに、そもそもカーボンブラックのみで解決
しようとするのは間違っているのではないかと考えるよ
うになった。 そこで、このような方向性の基で研究を進めていくうち
に、磁性層中には磁性粉がそもそも多量に3よれている
のであるから、この磁性粉を有効に利用できないものか
と1えるに至り、これを基にしてさらに研究を鋭意押し
進めた結果、磁性粉中におけるFe が約4.5WL
%以上の酸化鉄粉系の磁性粉を用い、そしてBET比表
面積が約40m2/H以丁のカーボンブラックと[3E
T比表面積が約70〜140m27Hのカーボンブラッ
クとを併せて用いると、すなわちこれらが磁性層中に含
まれた磁気記録媒体は、カーボンブラックの量が多くな
くても表面電気抵抗が小さく、そしてカーボンブラック
の分散性は良いことがら凝集塊は出来ず、磁性層の表面
性は良く、走行性や電磁変換特性も良いことを見出した
のである。 すなわち、用いたカーボンブラックのBET比表面積が
約70〜140m2/gのものは、分散性が良いもので
あり、そして分散性が良い反面電気導電性の低下は避け
られないものの、この電気導電性の低下は磁性粉中に含
まれているFe″によって充分に補えていたのである。 又、BET比表面積が小さなカーボンブラックは、BE
T比表面積が大きなカーボンブラックに比べて遮光性も
劣るものであったが、この遮光性についても磁性粉中に
含まれているFe によって補えていた。 又、カーボンブラックの比表面積が約40m”/)B以
下のものは、分散性が良いのみならず、潤滑効宋も認め
られた。これは、恐らくは、滑剤のカーボンブラックへ
の吸着現象が関係していると思われる。 そして、この本発明になる磁気記録媒体は、磁性粉及び
カーボンブラックいずれもが充分に分散されており、磁
性層の表面性が良いものであり、電磁変換特性が良いも
のである。 又、磁性層の表面電気抵抗は約5X 10’Ω/sq以
下であり゛、静電気の帯電が起きにくく、ドロップアウ
トが引き起こされに<<、又、放電ノイズも少ないもの
である。 さらには、動r!J擦係数が低く、走行性が良い。 又、カーボンブラックの粒径は比較的大きなこともあり
、又、使用量もそれ程多くないことから、磁性層の機械
的強度も良いものである。 尚、上記Fe″が約4.5し%以上(t!!ましくは約
4.5〜201+lt%)の酸化鉄粉系の磁性粉は、磁
性層を構成するバインダioom i部に対して約20
0〜800m1部程度用いられることが好ましく、又、
BET比表面積が約40m2/g以下(望ましくは約5
〜40−2/g)のカーボンブラックはバインダioo
m u部に対して約1〜80重量部程度用いられること
が好ましく、又、[lET比表面積が約70〜140m
27Hのカーボンブラックはバインダ100重量部に対
して約160〜1重量部程度用いられることが好ましい
。 又、BET比表面積が約40m2/H以下のカーボンブ
ラック/BET比表面積が約70〜140m”/Bのカ
ーボンブラックは、重量比で約1710〜10/1の割
合であることがより一層好ましい。 【実施例1] Fe が5.0wt%のCo含有7−Fe20.10
0重1部、レシチン1m1部、塩化ビニル−酢酸ビニル
−ビニルアルコール共重合体15重量部、ポリウレタン
エラストマー5重量部、酸化クロl\(Cr20i>2
重量部、BET比表面WI25m”/gのカーボンブラ
ック3重量部、BET比表面積120m”/Hのカーボ
ンブラック5!!i1部、メチルエチルケトンとトルエ
ンとの等量混合溶剤320重量部からなる混合物を所定
時間混合分散させた後、これにイソシアネ−1・系の硬
化剤を5jla量部加えてさらに分散させ、このように
して得た磁性塗料をポリエステルフィルム笠の非磁性支
持体上に塗布し、その後配向処理、カレンダー処理及び
硬化処理といった一連の工程を経て磁気テープ等の磁気
記録媒体を得る。 【実施例2] 実施例1において、Fe0が5.0wt%のCo含有7
−Fe2O3の代りにFeが4.5wt%のCo含有7
−Fe、、0゜を用いる外は全く同様に行ない、磁気記
録媒体を得る。 【実施例3】 実施例1において、Fe0が5.0wt%のC0含有7
−Fe、usの代りにFe が5.5Nt%のCo含
含有−Fe、O,を用いる外は全く同様に行ない、磁気
記録媒体を得る。
【実施例4】
実施例1において、BET比表面125m”/gのカー
ボンブラックの代りにBET比表面積35m’/gのカ
ーボンブラックを用いる外は全く同様に行ない、磁気記
録媒体を得る。
ボンブラックの代りにBET比表面積35m’/gのカ
ーボンブラックを用いる外は全く同様に行ない、磁気記
録媒体を得る。
【実施例5】
実施例1において、BET比表面fi!120m27H
のカーボンブラックの代りに!l E T比表面Wt8
(is”/gのカーボンブラックを用いる外は全く同様
に行ない、磁気記録媒体を得る。
のカーボンブラックの代りに!l E T比表面Wt8
(is”/gのカーボンブラックを用いる外は全く同様
に行ない、磁気記録媒体を得る。
【実施例6]
実施例1において、BET比表面N120m2/gのカ
ーボンブラックの代りにl3ET比表面積138m2/
gのカーボンブラックを用いる外は全く同様に行ない、
磁気記録媒体を得る。 て比較例1】 実施例1において、Fe″がs、owt%のCo含有7
−Fe2O3の代りにFeが4.0wt%のCo含有7
−Fe203を用いる外は全く同様に行ない、磁気記録
媒体を得る。
ーボンブラックの代りにl3ET比表面積138m2/
gのカーボンブラックを用いる外は全く同様に行ない、
磁気記録媒体を得る。 て比較例1】 実施例1において、Fe″がs、owt%のCo含有7
−Fe2O3の代りにFeが4.0wt%のCo含有7
−Fe203を用いる外は全く同様に行ない、磁気記録
媒体を得る。
【比較例2】
実施例1において、BET比表面積25m’/gのカー
ボンブラックを用いず、代りにBET比表面積120m
”/gのカーボンブラックを8!!量部とする外は全く
同様に行ない、磁気記録媒体を得る。
ボンブラックを用いず、代りにBET比表面積120m
”/gのカーボンブラックを8!!量部とする外は全く
同様に行ない、磁気記録媒体を得る。
【比較例3】
実施例1において、BET比表面積120m’/gのカ
ーボンブラックを用いず、BET比表面積25−27g
のカーボンブラックを8’11部とする外は全く同様に
行ない、磁気記録媒体を得る。
ーボンブラックを用いず、BET比表面積25−27g
のカーボンブラックを8’11部とする外は全く同様に
行ない、磁気記録媒体を得る。
【比較例4】
実施例1において、BET比表面積25m2/)Hのカ
ーボンブラックの代りにBET比表面145m27Hの
カーボンブラックを用いる外は全く同様に行ない、磁気
記録媒体を得る。
ーボンブラックの代りにBET比表面145m27Hの
カーボンブラックを用いる外は全く同様に行ない、磁気
記録媒体を得る。
【比較例5】
実施例1において、BET比表面積120m”/Hのカ
ーボンブラックの代りにBET比表面11190輪2/
gのカーボンブラックを用いる外は全く同様に行ない、
磁気記録媒体を得る。
ーボンブラックの代りにBET比表面11190輪2/
gのカーボンブラックを用いる外は全く同様に行ない、
磁気記録媒体を得る。
上記各例の磁気記録媒体について、磁性層の表面電気抵
抗(Ω/sq)、動摩f!!IgA数、中心線平均粗さ
Ra(μm)、Y−S/N(dll>及びC−S/N(
dB)を調べたので、その結果を表に示す。 尚、動摩擦係数は、磁性層表面と走行路にあるガイドピ
ンのクロムメッキ面との間に働くものを示し、中心線平
均粗さRaはカットオフ0.08m−で測定したもので
あり、又、Y−3/N及びC−S/Nは、日本ビクター
(株)製のB R700G型ビデオテールコーダを用い
て記録再生したものをシバツク社製ノイズメータで測定
したものである。 これによれば、すなわち実施例1〜3及び比較例1のデ
ータから、磁性粉中のFe″の量によって磁性層表面の
電気抵抗が大きく変わることが窺える。すなわち、磁性
層中のカーボンブラックが同じであっても、磁性粉中の
Fe”の多い方が表面電気抵抗は小さくなり、そして表
面電気抵抗は5×10′Ω/sq以下であることが求め
られていることから、Fe″は約4.51i量%以上で
あることが大事である。 又、比較例2及び比較例4のデータから窺えるように、
Fe が4.5重量%以上含まれる磁性粉と所定量の
カーボンブラックが含まれていても、BET比表面積が
・小さな値のカーボンブラックが含まれていない場合に
は、動11!擦係数が大きく、走行性が悪い。 又、比較例3のデータから窺えるように、Fe″が4.
5重1%以上含まれる磁性粉と所定量のカーボンブラッ
クが含まれていても、BET比表面積が適度に大きな値
のカーボンブラックが含まれていない場合には、磁性層
の表面電気抵抗が大きく、これでは帯電によるドロップ
アウトが引き起こされてしまう。 又、比較例5のデータから窺えるように、BET比表面
積が大きすぎる、例えば!90m+”/[1といったカ
ーボンブラックを3ませたのでは、このカーボンブラッ
クの分散性が悪く、カーボンブラックの凝集塊が出来て
いることから磁性層表面の平滑性が恩< 、Y−S/N
及びC−S/N等の電磁変換特性が低下し、又、動摩擦
係数が大きく、走行性が忘い。 これに対して、磁性層中にさませるカーボンブラックと
してBET比表面積が40m27B以下のカーボンブラ
ックと、BET比表面積が70〜140m”/Hのカー
ボンブラックとを用い、がっ、磁性粉中におけるFe
が4゜5重量%以上含有される酸化鉄粉系の磁性粉が
用いられた場合には、実施例1〜6のデータに示される
如く、表面電気抵抗が小さく、従って静電気のIF電が
起きにくいからドロップアウトは起きにくい、又、動摩
擦係数は小さく、走行性が良いものであり、さらにはカ
ーボンブラックの分散不良がないから、磁性層の表面平
滑性は良< 、Y−5/N及びC−S/N等の電磁変換
特性も優れている。
抗(Ω/sq)、動摩f!!IgA数、中心線平均粗さ
Ra(μm)、Y−S/N(dll>及びC−S/N(
dB)を調べたので、その結果を表に示す。 尚、動摩擦係数は、磁性層表面と走行路にあるガイドピ
ンのクロムメッキ面との間に働くものを示し、中心線平
均粗さRaはカットオフ0.08m−で測定したもので
あり、又、Y−3/N及びC−S/Nは、日本ビクター
(株)製のB R700G型ビデオテールコーダを用い
て記録再生したものをシバツク社製ノイズメータで測定
したものである。 これによれば、すなわち実施例1〜3及び比較例1のデ
ータから、磁性粉中のFe″の量によって磁性層表面の
電気抵抗が大きく変わることが窺える。すなわち、磁性
層中のカーボンブラックが同じであっても、磁性粉中の
Fe”の多い方が表面電気抵抗は小さくなり、そして表
面電気抵抗は5×10′Ω/sq以下であることが求め
られていることから、Fe″は約4.51i量%以上で
あることが大事である。 又、比較例2及び比較例4のデータから窺えるように、
Fe が4.5重量%以上含まれる磁性粉と所定量の
カーボンブラックが含まれていても、BET比表面積が
・小さな値のカーボンブラックが含まれていない場合に
は、動11!擦係数が大きく、走行性が悪い。 又、比較例3のデータから窺えるように、Fe″が4.
5重1%以上含まれる磁性粉と所定量のカーボンブラッ
クが含まれていても、BET比表面積が適度に大きな値
のカーボンブラックが含まれていない場合には、磁性層
の表面電気抵抗が大きく、これでは帯電によるドロップ
アウトが引き起こされてしまう。 又、比較例5のデータから窺えるように、BET比表面
積が大きすぎる、例えば!90m+”/[1といったカ
ーボンブラックを3ませたのでは、このカーボンブラッ
クの分散性が悪く、カーボンブラックの凝集塊が出来て
いることから磁性層表面の平滑性が恩< 、Y−S/N
及びC−S/N等の電磁変換特性が低下し、又、動摩擦
係数が大きく、走行性が忘い。 これに対して、磁性層中にさませるカーボンブラックと
してBET比表面積が40m27B以下のカーボンブラ
ックと、BET比表面積が70〜140m”/Hのカー
ボンブラックとを用い、がっ、磁性粉中におけるFe
が4゜5重量%以上含有される酸化鉄粉系の磁性粉が
用いられた場合には、実施例1〜6のデータに示される
如く、表面電気抵抗が小さく、従って静電気のIF電が
起きにくいからドロップアウトは起きにくい、又、動摩
擦係数は小さく、走行性が良いものであり、さらにはカ
ーボンブラックの分散不良がないから、磁性層の表面平
滑性は良< 、Y−5/N及びC−S/N等の電磁変換
特性も優れている。
本発明に係る磁気記録媒体は、磁性粉中におけるFe″
が約4.5Ht%以上の酸化鉄粉系の磁性粉と、BET
比表面積が約40m’/g以下のカーボンブラックと、
BET比表面積が約70〜140m’/gのカーボンブ
ラックとを含む磁性層を、支持体上に設けたので、BE
T比表面積が大きな値のカーボンブラックを用いなくて
も表面電気抵抗が小さなものとなり、従って静電気が帯
電しにくいのでドロップアウトが引き起こされに<<、
又、表面平滑性が良いことからY−S/N及びC−S/
N等の電磁変換特性にも優れており、又、動摩擦係数が
小さくて走行性が良い等の特長を有する。
が約4.5Ht%以上の酸化鉄粉系の磁性粉と、BET
比表面積が約40m’/g以下のカーボンブラックと、
BET比表面積が約70〜140m’/gのカーボンブ
ラックとを含む磁性層を、支持体上に設けたので、BE
T比表面積が大きな値のカーボンブラックを用いなくて
も表面電気抵抗が小さなものとなり、従って静電気が帯
電しにくいのでドロップアウトが引き起こされに<<、
又、表面平滑性が良いことからY−S/N及びC−S/
N等の電磁変換特性にも優れており、又、動摩擦係数が
小さくて走行性が良い等の特長を有する。
Claims (1)
- 磁性粉中におけるFe^+^+が約4.5Wt%以上の
酸化鉄粉系の磁性粉と、BET比表面積が約40m^2
/g以下のカーボンブラックと、BET比表面積が約7
0〜140m^2/gのカーボンブラックとを含む磁性
層を、支持体上に設けたことを特徴とする磁気記録媒体
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62146225A JPH0677316B2 (ja) | 1987-06-13 | 1987-06-13 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62146225A JPH0677316B2 (ja) | 1987-06-13 | 1987-06-13 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63311623A true JPS63311623A (ja) | 1988-12-20 |
JPH0677316B2 JPH0677316B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=15402942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62146225A Expired - Fee Related JPH0677316B2 (ja) | 1987-06-13 | 1987-06-13 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677316B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5242363A (en) * | 1975-09-30 | 1977-04-01 | Toshiba Corp | Attaching method for fluorescent substance |
JPS57200934A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording medium |
JPS58189831A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録体 |
JPS60115024A (ja) * | 1983-11-25 | 1985-06-21 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
-
1987
- 1987-06-13 JP JP62146225A patent/JPH0677316B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5242363A (en) * | 1975-09-30 | 1977-04-01 | Toshiba Corp | Attaching method for fluorescent substance |
JPS57200934A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording medium |
JPS58189831A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録体 |
JPS60115024A (ja) * | 1983-11-25 | 1985-06-21 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0677316B2 (ja) | 1994-09-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |