JPS63308562A - 洗浄用器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 ３一 本発明は、自動診断検定装置による個々のサンプルテス
トの間において行なわれる、プローブ（供給針ｐｒｏｂ
ｅ）のような供給手段の外表面の洗浄を容易ならしめる
ために使用される廃液容器口挿入体に関する。特にこの
発明は、プローブによって排出された加圧液体を受は入
れ、これをプローブの外表面に向って流し、それによっ
てサンプルの持ち越しを除去するために使用されるプラ
グメンバーに関する。該プラグはまた前記液体を廃液容
器中に排出するために使用される。

発明の背景 種々の液体、ことに生物学的液体についてその中の物質
を検定するための種々の自動液体検定装置が知られてい
る。アメリカ合衆国イリノイ州アボット・パーク在アボ
ット・ラボラトリーズから市販されているこのような装
置としては、ＴＤｘ（登録商標）アナライザーおよびＡ
ＤＸ（登録商標）アナライザーの２種がある。これらの
アナライザーは血清、血しょう、全血などのような生物
学的液体における解析物を測定するために用いられる自
動診断測定装置である。ＡＤｘアナライザーは具体的に
はアンフェタミン／メタンフェタミン、コカイン、Ｔ　
ＨＣ、モルヒネ、ヘロインなどのような乱用医薬解析物
を自動検定するために用いられる。

ＴＤＫアナライザーはキルケモ（Ｋ　ｉｒｋｅｍｏ）ら
に付与されたアメリカ特許４．５＋、０，２５１号明細
書などに記載されている。

ＴＤｘアナライザーやＡＤＸアナライザーはたとえば蛍
光分極分析や比濁分析などに使用され得るものである。

どのような分析系がこれらのアナライザーで用いられる
にせよ、他の従来の機器と同様、測定は分析が行なわれ
るテストサンプルから離れた位置に存在する大きな容器
から試薬を供給し、反応キュベツト中でサンプルと試薬
を混合する一方、該反応キュベツトを一つの分析ステー
ションから他の分析ステーンヨンヘ回転コンベヤーのよ
うな運搬手段によって移動される操作を含んでいる。総
ての反応成分をキュベツトへ供給した後、通常、プロー
ブを通して緩衝液を流すことにより、次の試験に先立っ
て残留反応成分を除去する。典型的には、洗浄液はプロ
ーブを通して流され、離れた位置に存在する廃液容器に
排出される。このようなプローブの内部洗浄は一般に満
足すべきものであるが、残留サンプルを保持することの
あるプローブの外表面の洗浄を行なうことは出来ない。

プローブ表面」二に保持されたサンプルは自動アナライ
ザーにおいて極めて厄介な問題を提起するものであり、
プローブの外表面を充分に洗浄しなかった場合、サンプ
ルの次の試験への持ち込みを原因することとなる。検出
されるべき解析物や物質がコカイン、ＴＨＣ，アンフェ
タミン／メタンフェタミン、モルヒネ、ヘロインのよう
な乱用医薬である場合には、サンプルの持ち込みを防ぐ
ことはサンプルの完全性を保持するのに極めて重要であ
る。

従って、自動液体分析装置の反応成分供給手段を効果的
に洗浄し、サンプルの持ち込みを除去し、容易に入手出
来る分析機器を使用して分析の改善を行なう器具に対す
る要望が存在する。

発明の要約 本発明は前記したような臨床分析機器において使用され
るための器具であって、プローブのような供給手段から
サンプルの持ち込みを容易に防ぐことが出来る有用な器
具を提供する。特に本発明は連続的外壁と内壁を有する
プラグメンバーに関する。プラグの内壁は第１底面を有
する第１室の外方障壁を規定する。内壁はまた第２底面
と外壁によって規定された外方障壁と底面を通る少なく
とも１個の排液孔を有する第２室の内方障壁を規定する
。外壁は第２底面から第１頂端へ向かって外方に延びて
いる。内壁は第１底面から外方へ延び、第２頂端で終わ
っている。第１底面は第２頂端から引っ込んでおり、第
１室に隣接しかつその上方に位置する液体供給手段から
排出される液体に対する溜め部となっている。第１室か
ら排出された加圧液体は内壁に沿ってかつ第２頂端から
離れて外方へ流され、それによって隣接して位置する供
給手段の外表面の周りに液体の循環流を形成せしめる。

好ましい実施態様において、プラグメンバーは共軸的に
配列された連続的内壁と外壁を６って実質的に円筒状に
形成されている。さらに、プラグを廃液容器の口に装着
するための手段が設けられている。好ましい装着手段は
第２底面から下方に延びる複数の脚を含む。これらの脚
は外壁に対して外方に突出したフランジ部分を有する自
由端を持っている。好ましいプラグメンバーはまた第１
頂端に沿って外方に突出したフランジを備えており、こ
のフランジは廃液容器の上方のリムと協調するように作
られた外縁を形成する。

本発明のプラグは、その好ましい態様において、廃液容
器の口に装着することにより、予見し得ない数々の効果
を奏する。具体的には、該プラグは簡単かつ安価な方法
で自動臨床分析装置のプローブの効果的な洗浄を容易な
らしめる。自動臨床分析装置において本発明のプラグメ
ンバーを使用することにより、アナライザーのバードウ
エヤーや構成を改変することなくサンプルの持ち込みを
最小限に抑制することが出来る。

詳細な説明 ８一 本発明のさらに他の目的および利点は添付図面に基づい
て以下に記載した好ましい具体例を参照することによっ
てより良く理解されよう。

添付図面において、第１図は代表的な位置に本発明の一
具体例であるプラグを有する廃液容器を取り付けた臨床
分析機器の斜視図、第２図は本発明の一具体例であるプ
ラグの上面図、第３図は同底面図、第４図は同斜視図、
第５図は同断面図、第６図は廃液容器に装着された本発
明の一興体例であるプラグを示す上面図、第７図は同斜
視図、第８図は本発明の一具体例であるプラグを装着し
た廃液容器で行なわれるプローブ表面の洗浄を示す説明
図、第９図は本発明の他の具体例を示す説明図である。

第２〜５図は本発明の好ましい実施態様の一例を示して
おり、これを参照番号１０で表す。第６〜７図で説明さ
れるように、例示のものはサンプル処理から離れた位置
で臨床分析装置に設（′、ｌられた廃液容器に協調的に
装着される（第１図参照）。

示された具体例において、プラグＩＯは連続的外壁２６
と内壁１６によって規定された二つの室構造を有する。

示された具体例において、プラグ１ｏは共軸的に配列さ
れた外壁２６と内壁１６を持った本質的に円筒状に形成
され、容器の口に協調的に装着されるように構成されて
いる。

内壁１６は第１底而１４を持つ第１室１２の外方障壁を
構成する。内壁１６はまた第２室２２の内方障壁を構成
する。第２室２２は第２底面２４を有している。第２室
２２の底面２４はそれを通る少なくとも１つの排液孔を
有している。第２〜３図に見られるように、示された具
体例では、底面２４にほぼ等間隔で設けられた三つの排
液孔２５が存在する。

第２室２２の外壁２６は第２底面２４から第１頂端２８
へ向かって外方に延びている。第４図に見られるように
、第１頂端２８は外壁２６を越えて外方に突出し、外縁
２７を形成する。プラグｌＯを容器４０の口に協調的に
装着した場合、プラグＩＯはその外縁２７が容器４０の
リム４１と適当に共同して容器の口を閉塞する（第６〜
７図参照）。

内壁１６は第１底面１４から第２頂端１８へ向かって外
方に延びている。図示された具体例において、第２頂端
１８は第１頂端２８に対して引っ込んだ位置にあり、第
１室１２からオーバーフローした液体を第２室２２の方
向へ、そして次１こ廃液容器４０へ流すようにしており
、これにより液体が外壁２６を越えて臨床分析装置６０
の内部周辺に漏れ出るのを防いでいる。

プラグｌＯの重要な特徴は、第１底面１４が第２頂端■
８から引っ込んでおり、これによって第８図に示される
ようにその上方に位置するプローブ３０のような液体注
入手段から排出される液体３６に対する溜め部を形成し
ている点である。加圧された液体３６がプローブ３０か
ら第１室１２へ排出されると、底面■４と内壁１６は液
体３６を内壁１６の方向へかっそれに沿って頂端Ｉ８か
ら離れて外方へ流すように働き、これによって第８図に
示すように隣接して位置するプローブ３０の外表面３４
の周りに液体の循環流を生ぜしめる。

排出された液体３６が内壁１６に沿ってプローブ表面３
４の方向へ」二方に流れるとき生ずる“シャワー効果”
または洗浄効果はプローブ３０の外表面３４に残ってい
るサンプルを本質的に除去するのに有効である。たとえ
ば、プローブ表面３４の“シャワー効果”洗浄は、プロ
ーブの先端３２が内室１２の中央であって、第２頂端１
８の下方約１７１Ｏ″に位置するとき、効果的に達成さ
れる。この位置はプローブの下部表面３４の約１７３″
にわたって液体の循環流を生ぜしめることとなろう。排
出された液体は連続流あるいは小間隔の間欠流として内
室１２へ送られる。

示された具体例において、プラグ１０は前記外縁２７と
第２底面２４から外方へ延びる複数の脚２３によって廃
液容器４０に装着される。各脚２３はその自由端に外壁
２６に対し外方へ突出したフランジ２９を備えている。

第３図に見られるように、示された具体例においては、
３本の脚２３が第２底面２４に沿ってほぼ等間隔に位置
する。

第６〜７図には、廃液容器４０におけるプラグ１０の位
置関係が示されている。示された具体例において、プラ
グ１０と廃液容器４０は使い捨ての結合状態にある。

以上示された具体例においては、本発明プラグ１０は廃
液容器４０の口に位置するプラグ挿入体として記載され
たが、その他の一態様として第９図に示すように（類似
の部分は同じ数字に「′」を付けて示す。）、プラグ１
０′　は廃液容器４０′の口の外方に位置し、該口と流
体が連通ずるように設けられてもよい。廃液容器４０′
　とプラグ１０′の間の液体連通は通路４３によって可
能となる。

本発明においては、また内室１２の底面１４を通る排液
口を設けてもよい。第９図に示すように、この排液口１
５は好ましくは底面１４の中心に位置し、前記のように
プローブによって内室１２′に供給された洗浄液の排出
を容易ならしめる。

プラグｌＯは穿削、成形などを含む種々の方法で、当業
者にとって容易に選択することの出来る種々の材料を用
いて製造することが出来る。プラグ！０は好ましくはプ
ラスチック製であって、ボリエヂレン、ボレプロピレン
など、特にたとえばボレプロピレン（９０％）とテフロ
ン（１０％）の混合物で作られたものが好ましい。

臨床分析装置のプローブ３０の表面３４の洗浄は、アボ
ットＡＤｘアナライザーを使用する次の実施例によって
良く理解することが出来よう。

未知サンプルの液体と前処理溶液を回転コンベヤー５０
上に位置する前希釈用ウェルに注入する。

バッファー貯留部４２から充分量の希釈バッファーを取
り、前希釈用ウェルに加える。前希釈用ウェル中の混合
物をインキュベートしてから、これをサンプルとして回
転コンベヤー５０上に位置する反応キュベツトに注入す
る。バックグラウンド濃度を読み取り、所定量のトレー
サーと抗体および前希釈用ウェルからのサンプルを充分
量の希釈バッファーと共にキュベツトに加え、最終の容
積を具体的検定における必要量に調節する。すべての試
薬成分をキュベツトに加えた後、プローブ３０をサンプ
ルや反応キュベツトを待った回転コンベヤ−５０の側か
ら移動させて、廃液容器４０」−に位置せしめろ。廃液
容器４０に隣接して位置せしめた後、希釈バッファー３
６をプローブ３０を通して流し、プローブの外表面３４
を第８図に示した方法で洗浄ずろ。具体的には、プロー
ブ先端３２を内室１２の中央、第２頂端１８から約１／
１０″下方に位置せしめる。希釈バッファーはプローブ
先端３２を通して、流速７００〜９００μｍ／秒で供給
する。このような条件下でプローブ３０を通して希釈バ
ッファーを流すと、プローブ表面３４の約１／３″±１
．／　１．　ＯＯ″について“シャワー効果”洗浄が行
なわれ、表面３／Ｉに付着したサンプルを効果的に除去
ずろ。

プローブ表面３４の“シャワー効果”型洗浄作用を生ぜ
しめるために必要な排出圧は、プラグ１０とプローブ先
端３２間の距離や内室Ｉ２の具体的な寸法によって異な
る。しかしながら、本発明は、プローブ表面の周りに液
体のカスケード状循環流を生ぜしめ、かつ該循環流液体
を廃液容器へ排出せしめる構造を持ったプラグ１０に関
するものであることが理解されなければならない。これ
に関連して、本発明の種々の利点を達成するために本発
明の技術的範囲において種々の改変が可能であることは
当業者にとって明らかなところであるから、上記の記載
は限定的なものではなく、説明的なものと考えられるべ
きである。従って、特許請求の範囲の記載は、均等を含
め、本発明の技術的範囲を定義するものと理解さるへき
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は代表的な位置に本発明プラグを有する廃液容器
を取り付けた臨床分析機器の斜視図、第２図は本発明プ
ラグの上面図、 第３図は本発明プラグの底面図、 第４図は本発明プラグの斜視図、 第５図は本発明プラグの断面図、 第６図は廃液容器に装着された本発明プラグを示す」二
面図、 第７図は廃液容器に装着された本発明プラグを示す斜視
図、 第８図は本発明プラグを装着した廃液容器で行なわれる
プローブ表面の洗浄を示す説明図、第９図は本発明の他
の具体例を示す説明図である。 １０・・プラグ、Ｉ２・・第１室、１４・・・第１底面
、１６・・内壁、１８　・第２頂端、２２・・第２室、
２４・第２底面、２５　排液孔、２６・・・外壁、２７
・・・外縁、２８・・第１頂端、３０　プローブ、４０
・・廃液容器、６０　臨床分析装置。 特許出願人　アボット・ラボラトリーズ化　理　人　弁
理士　青山葆は力蹟名 手続補正書印幻 昭和６３　年特許願第　　］、１１３４．０９号２発明
の名称 洗浄用器具 ３　補正をする者 事件との関係　特許出願人 住所　アメリカ合衆国イリノイ　６００６４、アボット
・パーク（番地の表示なし） 名称　アボット・ラボラトリーズ ４代理人 住所　〒５４０　　大阪府大阪市東区域見２丁目１番６
１号ツイン２１　ＭＩＤタワー内　電話（０６）９４９
−１２６１６　補正の対象　　　　二図面 ７、補正の内容 １、第８図中Ｆ　Ｌ○Ｗとあるを、別紙のとおり訂正す
る。 ２　第１図〜第７図および第９図の浄書した図面を別紙
のとおり提出する。（内容に変更はありません。）以」
ニ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、連続的外壁と内壁を有するプラグからなり、前記内
   壁は第１底面を有する第１室の外方障壁を構成し、かつ
   第２底面と前記外壁によって構成された外方障壁を有す
   る第２室の内方障壁を構成しており、 前記第２底面はそれを通る少なくとも１つの排液孔を有
   しており、 前記外壁は前記第２底面から第１頂端に向かって外方に
   延びており、 前記内壁は前記第１底面から第２頂端に向かって外方に
   延びており、 前記第１底面は前記第２頂端から引っ込んでおり、これ
   によってその上方に位置する液体供給手段から排出され
   る液体に対する溜め部となっており、 前記第１室は加圧された排出液体を前記内壁に沿って、
   かつ前記第２頂端から離れて外方へ流しており、これに
   よって隣接して位置する供給手段の外表面の周りに流体
   の循環流が生ずるようにしたことを特徴とする、 自動イムノアッセイプローブ洗浄用器具。 ２、プラグを容器の開口部に装着させるための手段を有
   する、特許請求の範囲第１項記載の器具。 ３、内壁が連続的であり、かつ外壁と共軸的に配置され
   ている、特許請求の範囲第１項記載の器具。 ４、第２頂端が第１頂端に対し引っ込んでいる、特許請
   求の範囲第３項記載の器具。 ５、第１頂端が外壁を越えて外方へ突出して外縁を形成
   している、特許請求の範囲第１項記載の器具。 ６、装着手段が第２底面から下方に延びている複数の脚
   を有し、該脚はフランジを有する自由端で終わっており
   、該フランジは外壁に対し外方に突出している、特許請
   求の範囲第２項記載の器具。 ７、連続的かつ共軸的に配置された内壁と外壁を有する
   プラグからなる自動イムノアッセイプローブ洗浄用容器
   口挿入体であって、 前記内壁は第１底面を有する第１室の外方障壁を構成し
   、かつ第２底面と前記外壁によって構成された外方障壁
   を有する第２室の内方障壁を構成しており、 前記第２底面はそれを通る少なくとも１つの排液孔を有
   しており、 前記外壁は前記第２底面から第１頂端に向かって外方に
   延びており、 前記第１頂端は前記外壁から外方へ延びて外縁を形成し
   ており、 前記内壁は前記第２底面から第２頂端に向かって外方に
   延びており、 前記第１底面は前記第２頂端から引っ込んでおり、これ
   によってその上方に位置する液体供給手段から排出され
   る液体に対する溜め部となっており、 前記第１室は加圧された排出液体を前記内壁に沿って、
   かつ前記第２頂端から離れて外方へ流しており、これに
   よって隣接して位置する供給手段の外表面の周りに流体
   の循環流が生ずるようにしており、 前記挿入体はさらに前記プラグを前記容器の口に装着さ
   せるための手段を有していることを特徴とする、 容器口挿入体。 ８、第２頂端が第１頂端に対して引っ込んでいる、特許
   請求の範囲第７項記載の容器口挿入体。 ９、プラグが実質的に円筒状である、特許請求の範囲第
   ８項記載の容器口挿入体。 １０、装着手段が第２底面から下方に延びる複数の脚を
   有しており、該脚はその自由端にフランジを有しており
   、該フランジは外壁に対して外方に突出している、特許
   請求の範囲第７項記載の容器口挿入体。 １１、ポリエチレン製である特許請求の範囲第７項記載
   の容器口挿入体。