JPS63305920A - 亜硝酸アンモニウム製造時に生じる廃ガスからnoを回収する方法 - Google Patents

亜硝酸アンモニウム製造時に生じる廃ガスからnoを回収する方法

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JPS63305920A JP63124042A JP12404288A JPS63305920A JP S63305920 A JPS63305920 A JP S63305920A JP 63124042 A JP63124042 A JP 63124042A JP 12404288 A JP12404288 A JP 12404288A JP S63305920 A JPS63305920 A JP S63305920A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は第1段階において酸化窒素を含むカスを炭酸ア
ンモニウム及び/又は重炭酸アンモニウム溶液に吸収さ
せて亜硝酸アンモニウム溶液をつくり、得られる二酸化
炭素を含む廃カスを第2段階においてアンモニア溶液に
吸収させて炭酸アンモニウム及び/又は重炭酸アンモニ
ウム溶液をつくり、これをこの形で第1段階に循環させ
る亜硝酸アンモニウム製造時の廃ガスからNOを完全に
回収する方法に関する。
廃ガス中のNO含有分は適当な触媒により同時にアンモ
ニアを加えて除去することができることは公知である。
この際NOxを含有する廃ガスは窒素に変えられる。即
ち含有されたNOx不活性成分に変化する。
1個またはそれ以上の直列に配置された吸収塔の中でア
ンモニアの燃焼によって生じる窒素含有ガスを炭酸アン
モニウム及び/又は重炭酸アンモニウム溶液に吸収させ
て亜硝酸アンモニウムをつくるヒドロキシラミンの製造
時においては、二酸化炭素及び吸収されなかった酸化窒
素残留物の両方を含む廃ガスが生じる。
ドイツ特許公告明細書第2015156号にはこの二酸
化炭素含有分を回収する方法が記載されている。この方
法においては隣接した吸収塔中でアンモニア水溶液に吸
収させて炭酸アンモニウム及び/又は重炭酸アンモニウ
ムをつくるこ−とにより二酸化炭素を除去する。次いで
この溶液を吸収工程に戻し亜硝酸アンモニウムを含む溶
液をつくり、これによって循環を完成させる。
二酸化炭素を含む廃カス中のNO含有分はアンモニア水
溶液には吸収されず、従ってそのままの形で隣接した吸
収塔を出る。
ヨーロッパ特許第0174907 A2号には廃ガスか
ら窒素及び二酸化硫黄の両方を除去し得る方法が記載さ
れている。この方法ではいわゆる脱硝区域において廃ガ
スに硝酸を加える。直列に配置されたいくつかの硫酸吸
収段階において生成した三二酸化窒素がニトロシル硫酸
として極めて簡単に濃縮されるようにNO/NO2の比
を調節する。この方法の別の段階で高温において空気を
加えることにより稀硝酸と酸化窒素を含まない硫酸とを
つくり、次にこれらの酸を脱硝区域及び硫酸吸収段階に
循環する。この方法は三二酸化窒素をニトロシル硫酸と
して濃縮するのに7〜8個の吸収塔を必要とし、従って
かなりの工業設備が必要である。
ドイツ特許第212495 A1号には順次水及び稀硝
酸で洗浄し、これを濃硫酸に吸収させる方法と組み合わ
せて廃ガスから酸化窒素を除去する方法が記載されてい
る。この方法は原理的に上記記載の方法と似ているが、
幾分工程が異っている。
上記方法により廃ガスからNOxを実質的に除去するこ
とはできるが、これらの方法では3.4または5価の酸
化窒素を回収するための処理工程を挿入しなければ、廃
ガス中のNOx含有分を直接利用することはできない。
従って本発明の目的は上記方法の欠点を含まず、NO含
有分を回収し得る方法を提供することである。
本発明において驚くべきことには、NOを含む廃カスを
硝酸を含む硫酸と接触させ、この新規に生成した廃カス
を処理段階を挿入することなく現存のヒドロキシラミン
製造設備に利用できるように該新規に生成した廃ガスの
化学組成を変えることにより、亜硝酸アンモニウム製造
時に得られるN。
含有分を簡単にほとんど定量的に回収し得ることが見出
だされた。
従って本発明は第1段階において酸化窒素を含むガスを
炭酸アンモニウム及び/又は重炭酸アンモニウム溶液に
吸収させて亜硝酸アンモニウム溶液をつくり、得られる
二酸化炭素を含む廃ガスを第2段階においてアンモニア
溶液に吸収させて炭酸アンモニウム及び/又は重炭酸ア
ンモニウム溶液をつくり、これをこの形で第1段階に循
環させ、そして二酸化炭素が第2段階に導入される前に
二酸化炭素を含む廃ガスを0.1〜5重量%、好ましく
は0.2〜1.5重量%の硝酸を含む中程度の濃度の硫
酸と接触させることを特徴とするる亜硝酸アンモニウム
製造時の廃ガスからNOを完全に回収する方法に関する
原理的には、二酸化炭素を含むNOx廃ガスを硝酸を含
む硫酸溶液と接触させると、廃ガス中の酸化窒素の化学
組成だけが変化する。
従って本発明の重要な特徴は、酸化窒素含量が変化した
場合でも、吸収及び/又は放出段階を挿入することなく
、廃ガス中の二酸化炭素含有分をNO含有分と同時に処
理し得るということである。
従って亜硝酸アンモニウム製造の現存の原理は影響を受
けない。
従って本発明に従えば、生成する3価の酸化窒素と上記
の炭酸アンモニウム及び/又は重炭酸アンモニウムとの
反応により、二酸化炭素含有分は炭酸アンモニウム及び
/又は重炭酸アンモニウムとして回収され、NOx含有
分は亜硝酸アンモニウムとして回収される。
本発明に使用される硫酸溶液は酸化剤として硝酸を含ん
でいる。この溶液中の硝酸の割合は特に0.1〜5重量
%の範囲で変えることができるが、勿論廃ガス中のNO
含有量に依存する。実際にはこの割合は0.20〜1.
5重量%の範囲にある。
このように硝酸含量が低いために、硫酸溶液中の硝酸の
蒸気圧は非常に低く保たれ、新しくつくられる炭酸アン
モニウム中の硝酸塩含量は無視できる。これが本発明に
より利用可能な亜硝酸アンモニウムとしてNO含有分を
最適に回収するための前提条件である。
本発明に用いられる溶液中の硫酸の濃度は広い範囲に亙
り、即ちH2SO45〜95重量%に亙り変えることが
できる。
実際にはこの濃度は30〜70重量%、好ましくは55
〜65重量%の間で変化させることができよう。
廃ガスからNO含有分をほぼ完全に回収するためには、
酸化の第3または第4段階において窒素と共に酸化窒素
が吸収されないように硫酸の濃度を調節しなければな7
らない。
本発明方法の好適具体化例においては、中程度の濃度の
硫酸の温度は25〜80℃1好ましくは50〜65℃で
ある。
本発明に従えば、温度をこの値に調節すると、酸化され
た廃ガスが完全に溶液から追出され、中程度の濃度の硫
酸溶液の中に3価の酸化窒素は完全に、また4価の酸化
窒素は実質的に残存しなくなるようにする簡単な方法が
得られる。
NOの酸化により反応中に水が導入されるので、硫酸の
濃度はかなり低下する。同時に精製すべき廃ガスはその
温度に依存してなお少量の水蒸気を含んでいる。これに
よっても硫酸の濃度は低下する。
このような情況の下でこの温度を調節する重要な利点は
、それによって硫酸の濃度を所望の値に調節できること
である。
温度が高いと溶液中の水の量が抑制され、上記の利点が
得られるように硫酸の濃度が一定に保たれる。
本発明で規定された値よりも硫酸の濃度が望ましくない
ほど増加した場合には、水及び/又は稀硝酸溶液を加え
て硫酸濃度を調節することができる。
硫酸濃度が規定値よりも低下した時には、適当量の濃硫
酸を追加する。
或場合には稀硝酸溶液を加えることにより硫酸の濃度並
びに硝酸の濃度を正確に調節することができる。
全体的に見て硝酸と硫酸とを組み合わせて加えることは
種々の利点をもっている。循環用流体として硫酸を用い
ると、NOの酸化の際に硝酸濃度が増加することが防止
され、その結果亜硝酸アンモニウムを含む得られた炭酸
アンモニウム溶液中の硝酸アンモニウムの含量を非常に
低い値に保つことができる。
さらに本発明方法によれば、硫酸中の硝酸の全量を非常
に低く保つことができ、NOが酸化され過ぎてNO□に
なることはない。
互いに関連をもった下記の実施例により本発明を例示す
る。
実施例1 亜硝酸アンモニウムの製造時に得られる下記Iの分析組
成をもったNO含有廃ガスを、硝酸を含む硫酸及びアン
モニア溶液に順次接触させる。この2種の溶液は別々の
吸収塔の中に入れらている。
新しく生じた廃カスは下記11の分析組成をもち、これ
は96.7%の効率に相当する。
廃カスI  廃ガスll NO  容量%     0.40    0.013
N2  容量%     88.30   93.18
0□ 容量%     2.30    2.30CO
□容量%     5.50    1.2H20容量
%     3.40    3.20実施例2 亜硝酸アンモニウム製造時に得られる下記の111の分
析組成をもったNO及び二酸化炭素を含む廃ガス1.4
05重量部を温度65℃において下記の硫酸溶液IVと
向流をなして接触させた。
酸化された廃ガスを向流をなして4.5重量%アンモニ
ア水溶液1.501重量部と接触させ、下記の亜硝酸ア
ンモニウムを含む炭酸アンモニウム溶液V及び精製され
た廃ガスを得た。得られた廃ガス中には僅かに150p
pmのNOシか含まれていなかった。
廃ガスl1l NO        4.4重量部 N2       1.214重量部 0□       35.2重量部 co、      118.8重量部 ’s2o        30.8重量部Nl(,22
重量部 硫酸溶液lV H25Oi       60.8重量%HNO30,
21重量% 炭酸アンモニウム溶液V (NH,)2CO310,0重量% NH,NO2O,64重量% NH,NO30,09重量%

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1段階において酸化窒素を含むガスを炭酸アンモ
    ニウム及び/又は重炭酸アンモニウム溶液に吸収させて
    亜硝酸アンモニウム溶液をつくり、得られる二酸化炭素
    を含む廃ガスを第2段階においてアンモニア溶液に吸収
    させて炭酸アンモニウム及び/又は重炭酸アンモニウム
    溶液をつくり、これをこの形で第1段階に循環させ、こ
    のようにして二酸化炭素が第2段階に導入される前に二
    酸化炭素を含む廃ガスを0.1〜5重量%の硝酸を含む
    中程度の濃度の硫酸と接触させることを特徴とする亜硝
    酸アンモニウム製造時の廃ガスからNOを完全に回収す
    る方法。 2、中程度の濃度の硫酸は0.2〜1.5重量%の硝酸
    を含んでいることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3、中程度の濃度の硫酸の濃度は30〜70重量%であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、中程度の濃度の硫酸の温度は25〜80℃であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、水及び/又は稀硝酸溶液を加えて硫酸の濃度を調節
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法
    。 6、中程度の濃度の硫酸の濃度は55〜65重量%であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 7、中程度の濃度の硫酸の温度は50〜65℃であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
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