JPS63305040A - 車両用クラッチの制御方法 - Google Patents

車両用クラッチの制御方法

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JPS63305040A
JPS63305040A JP62140506A JP14050687A JPS63305040A JP S63305040 A JPS63305040 A JP S63305040A JP 62140506 A JP62140506 A JP 62140506A JP 14050687 A JP14050687 A JP 14050687A JP S63305040 A JPS63305040 A JP S63305040A
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JP
Japan
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vehicle
clutch
speed
transmission
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP62140506A
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English (en)
Inventor
Tokuo Omura
徳夫 大村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両のエンジンと変速機との間に介装された
車両用クラッチの制御方法に関する。
[従来の技術] 従来、車両が坂道に停止したときの後ずさりを防止する
技術として、アイドリング状態で、車両が変速レンジと
反対方向へ進行(例えば前進走行レンジで後退)したと
き、エンジントルクと車両用クラッチの伝達トルクとを
ともに大きくするものく特開昭60−163737号公
報参照)、および坂道の傾度をセンサで検出し、クラッ
チの伝達トルクを傾度にもとづいて大きくするもの(実
開昭60−104326号公報参照)等が開示されてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の技術では、例えば前者のように車
両が変速レンジと反対方向に移動したことを捕らえて、
単に駆動トルクを加えるものでは、エンジン、クラッチ
等の機差、経時変化、坂道の傾度、もしくは積載量」等
が想定外になったとき、後ずさりしたり、あるいはクリ
ープすることが考えられる。
又、後者のように、傾度センサを設けることで、坂道の
傾度の変化に対しては、後ずさり等を防止′することが
可能になるが、この技術であっても、経時変化、積載重
量等の変化に対5Iaすることばできず、そのうえ取付
スペースが必要となりさらに組付工数等が増加する問題
がある。
本発明は、上記問題点を解決することにより、坂道等に
おける車両の操作性および運転窓を向上させることを目
的とする。
U問題点を解決するための手段] 上記目的を達成する手段として、本発明の車両用クラッ
チの制御方法は、第1図に例示するように、 車両のエンジンと変速機との間に介装された車両用クラ
ッチを、車両が非制動状態(ステップSA)で、しかも
上記エンジンのスロットル開度が全閉状態の場合(ステ
ップSS)に制御する方法で必って、 上記変速機の変速レンジの進行方向と車両の進行方向と
が異なるとき(ステップSC)、上記車両用クラッチの
伝達1〜ルクを、車速を低減する方向にフィードバック
制御する(ステップSD)ことを要旨とする。
車両用クラッチとは、例えばコンビ1−夕からの電気信
号等にJ二つて伝達トルクの制御が可能なものであり、
例えば磁粉式電磁クラッチ、油圧制御式の自動クラッチ
1機械式の自動クラッチでおる。
[作用] 本発明の車両用クラッチの制御方法は、車両が非制動状
態(ステップSA)で、しかもスロットル開度が全閉状
態の場合(ステップSB)に、変速レンジの進行方向と
車両の進行方向とが異なるとき(たとえば前進走行レン
ジの場合に後退するとき、後進走行レンジの場合に前進
するとき)(ステップSC)、車速を低減する方向に車
両用クラッチの伝達トルクをフィードバック制御(たと
えば伝達トルクを車速か「0」となるようにフィードバ
ック制御)する(ステップSD)。
これにより、たとえばブレーキとアクセルペダルとを踏
み込んでいないとき、車両が坂道等で後ずさりしたとき
、車両の後ずさりがなくなるように、車両用クラッチの
伝達トルクがフィードバック制御される。
なお、車両の進行方向と変速レンジの進行方向とが逆で
おるとの判断は、例えば変速レンジの位置と車両の進行
方向とを検出して、判断してもよく、あるいは、車速か
所定値以下でしかも車速が増大しているときを、上記進
行方向が逆であるときと、想定して行なってもよい。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基づい′て詳細に説明
する。
第2図において、車両のエンジン10は、車両用クラッ
チとしてのパウダクラッチ12(詳細は第3図を用いて
後述する)を介して無段変速機14の入力軸16に連結
されている。入力軸16には、油圧シリンダ18によっ
てV溝幅すなわち伝導ベルト20の掛り径が変更される
可変プーリ22が設けられている。出力軸24には、油
圧シリンダ26によってV溝幅が変更される可変プーリ
28が設けられている。したがって、入力軸16に伝達
された回転力は可変プーリ22および28に巻き掛けら
れた伝導ベルト20を介して出力軸24に伝達されると
ともに、後段の副変速機30に伝達される。副変速機3
0は、第1サンギア32、第2ザンギア34.リングギ
ア36などから成るラビニョウ型複合i星歯車VC@を
備え、高速段用クラッチ38.低速段用ブレーキ40.
後進用ブレーキ42が図示しない油圧アクチュエータに
よって択一的に作動させられることにより、次表1に示
すように、副変速機30の変速比Rfが切り換えられ、
あるいは正転、逆転が切り換えられるようになっている
表1 ここで表1において、ρ1はzsl/Zr、ρ2はZ 
s2/ Z rである。但し、ZSlは第1サンギア3
2の歯数、ZS2は第2サンギア34の歯数、zrはリ
ングギア36の歯数である。ベルト式無段変速機14の
出力軸24は副変速機30の入力軸を構成し、また副変
速機30内の遊星ギアを支持するキャリア44は出力軸
を構成するので、副変速機30の変速比γ(=1/速度
比e)はキャリア44の回転数で出力軸24の回転数を
除した値となる。上記キャリア44に伝達台れた回転力
は、中間歯車46.48および最終減速機50を経て、
車両の一対の駆動輪52にそれぞれ伝達されるようにな
っている。
可変プーリ22および28の近傍には、それら可変プー
リ22および28の回転数に対応した周波数のパルス信
号SP1およびSF3をコントローラ54へ出力するた
めの入力軸回転数センサ58および出力軸回転数センサ
60が設けられている。中間歯車48の近傍には、中間
歯車48の回転数に対応した周波数のパルス信号sva
、svbをコントローラ54へ出力するための2つの車
速センサ61a、61bが、互いに1/4ピツチの位相
を持ったパルス信号となるように設けられている。これ
により、第4図の時点T1に示すように、車速センサ6
1aのパルス信号Svaが高レベルになり、続いて、1
/4ピツチ離れている車速センサ61bのパルス信号S
vbが高レベルになったことから、コントローラ54内
に設けられている前進信号出力回路より、前進信号Ah
1が出力され、一方時点T2に示すように、まずパルス
信号Svbが高レベルになり、続いてパルス信号SVa
が高レベルになったことから、後進信号出力回路より後
進信号Ah2が出力される。エンジン10の吸気配管に
設けられたスロットル弁62は、アクセルペダル63の
操作により開閉され、該スロットル弁62には、スロッ
トルセンサ64aおよびアイドルスイッチ64bが設け
られており、そのスロットルセンサ64aからはスロッ
トル弁開度θを表すスロットル信@Sθが、アイドルス
イッチ64bからはアイドル状態LLを表すスロットル
仝閉信号SLLがコントローラ54に供給される。エン
ジン10の点火回路には、エンジン回転数センサ65が
設けられており、そのエンジン回転数センサ65からは
エンジン回転数Neを表す回転数信号SNEがコントロ
ーラ54に供給される。
本実施例においてはシフト切換装置としてシフトレバ−
66が用いられており、そのシフトレバ−66の操作位
置を検出する操作位置センサ68からは、シフトレバ−
66のシフト操作位置Pshを表す信号SPがコントロ
ーラ54に供給される。
このシフトレバ−66は油圧回路70内のマニュアルパ
ルプと機械的に関連させられており、ニュートラルレン
ジに操作されたときには、高速段用クラッチ38.低速
段用ブレーキ40.後進用ブレーキ42をそれぞれ作動
させるための油圧アクチュエータのいずれにも油圧が供
給されることを阻止するが、後進レンジに操作されたと
きには、′後進用ブレーキ42を作動させる油圧アクチ
ュエータのみに作動油を供給させる。また、シフトレバ
ー66が前進レンジのうちの通常走行(Dニドライブ)
レンジに操作された場合には、高速段用クラッチ38を
作動させる油圧アクチュエータのみに作動油が供給され
ることを許容し、高速側ギア段が維持されるようにする
。また、シフトレバ−66が前進レンジのうちの自動変
速レンジ(Sレンジ)またはエンジンブレーキレンジ(
[レンジ)に操作された場合には、高速段用クラッチ3
8および低速段用ブレーキ40を作動させるそれぞれの
油圧アクチェエータのいずれかに作動油が供給登れるこ
とを許容する。それらの油圧アクチュエータには、油圧
回路70に設けられたシフト用電磁弁72の作動に応答
して作動するシフトバルブから、択一的に油圧が供給さ
れるようになっている。
上記油圧回路70は、出力軸24に設けられた油圧シリ
ンダ26に無段変速[14の実際の変速比(速度比)お
よびエンジン10の出力トルクに対応して調圧されたラ
イン油圧を供給し、伝導ベルト20の張力を必要かつ充
分に制御する。また、油圧回路70は、入力@16に設
けられた油圧シリンダ18に関して、シフト方向切換弁
74の作動に応答して、作動油を供給しあるいは排出し
、また、シフト速度切換弁76の作動に応答して油圧シ
リンダ18への作動油流入速度あるいは油圧シリンダ1
8からの作動油排出速度を変化させる。
なお、油圧ポンプ78はエンジン10などによって駆動
されることにより、オイルタンク80内の作動油を油圧
回路70に圧送するものであって油圧回路70の油圧源
として機能する。
上記コントローラ54は、入出力インターフェース82
.中央処理部84.および記憶部86等を備え、記憶部
86に予め記憶されたプログラムおよびデータに従って
、入出力インターフェース82を介して入力された種々
の既述した入力信号および車両用ブレーキの踏み込み状
!I!、Brを検出するブレーキセンサ87からのブレ
ーキ信号SBを処理し、該処理結果にもとづいて、シフ
ト用電磁弁72の作動を制御することにより、副変速機
30のギア段を自動シフトさせ、シフト方向切換弁74
およびシフト速度切換弁76の作動を制御することによ
り、無段変速機14の変速比(速度比)を最適値に変化
させ、パウダクラッチ12の励磁量を制御することによ
り、パウダクラッチ12の係合聞を最適値に制御lする
パウダクラッチ12は、その入力側回転体と出力側回転
体との間のギャップに励磁コイル88の磁気力によって
磁粉を充填することにより、励磁コイル88に流す励w
i電流に対応する伝達トルクを一定の伝達特性に従って
伝達するようになっている。第3図はパウダクラッチ1
2の一例を示すものであって、入力軸90には入力側回
転体としての円環状のヨーク92が外周部材94を介し
て固定されている。ヨーク92内には環状の励磁コイル
88が埋設されており、その励磁コイル88には、ヨー
ク92とともに回転する第1ラビリンス部材96に固定
されたスリップリング98を介して励磁電流が供給され
るようになっている。出力側回転体であるロータ’10
0はヨーク92と同心にかつ相対回転可能にベアリング
102を介して第1ラビリンス部材96に支持されてお
り、ロータ100は出力軸104の軸端とスプライン嵌
合されている。第1ラビリンス部材96には環状突起1
06が設けられる一方、ヨーク92の入力軸90側には
同様の環状突起を備えた第2ラビリンス部材108が固
定されており、それら環状突起106および第2ラビリ
ンス部材108によって磁粉を封入するべき略密閉され
た環状空間が形成されている。その環状空間内に収容さ
れた磁粉は、励磁コイル88の磁気力に従ってロータ1
00の外周面とヨーク92の内周面との間のギャップ内
に充填されるとともに磁気的に結合され、入力軸90の
回転を励磁コイル88に供給される励磁電流に対応した
大きざの伝達トルクにて出力軸’104へ伝達するよう
になっている。したがって、上記入力軸90および上記
出力軸104はパウダクラッチ12の入力軸および出力
軸に相当するものでおる。
上記パウダクラッチ12の動力伝達の割合は、励磁コイ
ル88に供給される励磁電流1c+に比例している。第
5図はパウダクラッチ12の励磁コイル88に流れる励
磁電流Iclとパウダクラッチ12の実伝達トルクに対
応するクラッチ制御l値TC1との関係を示すグラフで
ある。
次に第6図のフローチャートにより所定時間毎に実行さ
れる第1実施例のクラッチおよび変速制御ルーチンを説
明する。該ルーチンが呼び出されると、先ず車両用ブレ
ーキの踏み込み状態Br 。
アイドル状態LL、シフトレバ−66の操作位置Psh
、中間歯車48の回転状態にもとづき入出力インターフ
ェース82内のロジック回路により出力される前進信号
Ah1 、後進信@Ah2.中間歯車48の回転数にも
とづく車速■、エンジン回転数Ne、入力軸16の回転
数Nin、出力軸240回転数Noot、スロットル開
度θを信@SB。
SLL、SP、SVa、SVb、SNE、SPI。
SP2.およびSθにもとづいて読み込む(ステップ2
00)。なお、車速Vは符号のない絶対車速であり、信
号SVa、SVbのいずれか一方にもとづいて読み込む
。次いで車両用ブレーキが制動され、ブレーキセンサ8
7からのブレーキ信号SBの状態Brが制動状態を示す
「オン」か非制動状態を示す「オフ」かを判断する(ス
テップ210)。ここで非制動状態であるとされた場合
には、さらにスロットルバルブ62が仝閑にされ、アイ
ドルスイッヂ64bからのスロットル全閉信号SLLが
全閉状態を示す「オン」か否か(「オフ」)を判断する
(ステップ220)。上記判断により、スロットルバル
ブ62が全閉状態であるとされた場合には、次にシフト
レバ−66の一操作位置Pshにもとづいて、走行レン
ジが前進レンジ(例えばDレンジ等)であるか、後進レ
ンジ(例えばNレンジ)であるか、もしくは他のレンジ
(例えばNレンジ等)であるかを判断する(ステップ2
30)。
走行レンジの判断により、前進レンジであるとされた場
合には、次に車両が例えば坂道に停止したことにより後
退(後ずさり)しようとしている時か否かを、第4図に
示す時点T2のように車両の後退により後進信号Ah2
が高レベルになっているか否かによって、判断する(ス
テップ240)上記後退か否かの判断により、車両が後
退しようとしている時、とされた場合には、次にこの車
両の後退に対処するパウダクラッチ12の伝達トルクと
してのクラッチ制御@Telを下記(1)式にもとづい
て算出する(ステップ250)。
・・・(1) KEI・・・比例ゲイン ■ ・・・車速(ここでは後ずさり車速)T(・・・積
分時間 Td・・・微分時間 ここで、(1)式の第1項は、比例動作環であり、車速
V(ここでは後ずさり車速)に比例した伝達トルク値と
なる。第2項は、積分動作環であり、該制m+埴TCI
I![出ステップが実行される毎に加算された車速Vに
もとづく伝達トルク値となる。
第3項は、微分動作項であり、車速Vの変化値にもとづ
く伝達トルク値となる。
上記車速(後ずさり車速)■にもとづくクラッチ制御値
Telの算出後は、次に該クラッチ制御値TC+に対応
する励磁電圧Vcl (−励磁電流1cl)をコントロ
ーラ54からパウダクラッチ12に出力する(ステップ
260)。これにより、パウダクラッチ12の伝達トル
クは、車速■を「0」にする方向に、実際にフィードバ
ック制御(PID制御)される。上記クラッチ制御値T
elの出力後は、副変速a30のシフト制御を図示しな
いルーチンによって行ない(ステップ270> 、次に
スロットル開度θと車速Vとにもとづいて、図示しない
ルーチンにより無段変速ll114の目標回転数Nin
*を算出して決定し、シフト方向切換弁74およびシフ
ト速度切換弁76の制御を行なって、実際に変速比を制
御する(ステップ280)。
一方走行レンジの判断により(ステップ230)後進レ
ンジであるとされた場合には、次に車両が下り坂道で停
止したことにより、後進レンジであるにもかかわらず前
進(前ずさり)しようとしている時か否かを、既述した
前進信号Ah1が高しベルになっているか否かによって
、判断する(ステップ290)。
上記前進か否かの判断により、車両が曲進しようとして
いるとき、とされた場合には、既述したステップ250
によって、この車両の前ずさりに対処するクラッチ制御
値TCIを算出し、続いてパウダクラッチ12の伝達ト
ルクを実際に制御して、前ずざりを防止する(ステップ
260)。
以上ステップ210ないし290により、車両が制動状
態でなく、しかもエンジン10がフィトリング状態にお
いて、前ずざりもしくは後ずさりが生じようとしたとき
、この前ずざりもしくは後ずさり速度が「0」となる方
向に、パウダクラッチ12の伝達トルクがPID制御さ
れる。
なお、(1)式の車速■に代えて、車速■から目標車速
VOを引いた値(V−VO)を用いてもよい。これによ
り、後ずさり速度を目標車速VOにフィードバック制御
することができる。
この前ずさり、もしくは後ずさりを防止する制御を行な
う必要がない場合、すなわら車両用ブレーキか踏み込ま
れている場合(ステップ210)、アクセルペダル63
が踏み込まれ、アイドルスイッチ64bが「オフ」状態
の場合(ステップ220)、走行レンジが前進でも後進
でもない他のレンジの場合(ステップ230) 、後ず
さりしていない場合(ステップ240> 、もしくは前
ずざすしていない場合(ステップ290)のいずれかで
おるときは、以下に一例をめげた半クラツチ制御等の周
知のクラッチ通常制御を行なう(ステップ300)。
(i)予め記憶部86に記憶された複数のデータマツプ
から図示しないエンジントルクデータマツプを選択し、
該データマツプからエンジン回転数Neとスロットル開
度θとに対応する現在のエンジントルクTee読み込む
(ii)コントローラ54の記憶部86に予め記憶した
図示しない目標ミート回転数Nm*特性およびフィード
バックゲインに1特性にもとづく発進用データマツプか
ら現在のスロットル開度θに対応するデータを読み込む
。ここで読み込まれる目標ミート回転数Nm本は、たと
えばスロットル開度θが小さい場合には小ざく、開度θ
が増大するにしたがって大きくなるものである。又、フ
ィードバックゲインに1は、スロットル開度θが増大す
るにしたがって大きくなるものであって、エンジン回転
数NOの立ち上がり特性、および目標ミート回転数Nl
11本への収束特性を最適に制御するためのものである
(iii)パウダクラッチ12の伝達トルクを制御する
ための塁準となるクラッチ制御値Telを下記(2)式
の演算を行なって算出する。
Tcl←Te+に1 (Ne−Nm本)−(2>Te 
 ・・・エンジントルク に1 ・・・フィードバックゲイン Ne ・・・エンジン回転数 Nm本・・・目標ミート回転数 上記クラッチ通常制御による演算等を行なえた後は(ス
テップ300)、次に既)ホしたステップ250のクラ
ッチ制御値Telの算出時に参照する(1)式の第2項
にあたる積分項の値rfVdtJをリセットする(ステ
ップ310)。これにより、以後の前ずざりもしくは後
ずさりを防止する制御のイニシャライズが行なわれ、前
回の制御の影響を排除することができる。
以上説明したように本実施例により、前ずざり、もしく
は後ずさりの発生を防止することができ、坂道での停止
時の車両の操作性および運転感が以下に示すように向上
する。
(i)坂道での停止時に、フットブレーキ、ハンドブレ
ーキ、もしくはその他のブレーキを制御する型式の後ず
さり防止装置等を操作する必要がなくなる。
(ii)坂道発進時のクラッチの係合ショックがなくな
る。すなわら、坂道ではクラッチが停止時にすでに僅か
に係合されていることから、伝達トルク変化がなめらか
になり、ショックが発生しなくなる。
(iii)坂道発進時の飛び出しがなくなる。すなわち
、後ずさり等がなくなることから、運転者が急激にアク
セルペダルを踏み込まなくなって、車両が急激に発進し
なくなる。
(iv)適正な後ずさり防止制御により、運転者が不安
感、違和感を感じなくなる。これは、後ずさり等が発生
するとき、車速にもとづく伝達トルクのPIDtllm
すなわち(1)式の比例項による車速■に比例した伝達
トルク、積分項による目標車速くここでは車速「0」)
への収束作用、および微分項による伝達トルクを短い時
間で立ら上げる作用により、後ずさり等の車速Vが発生
すると、伝達トルク値もすぐに発生し、クラッチはエン
ジントルクの一部を変速機へと伝達して、後ずさり等が
極めて早く終了するためである。これにより、後ずさり
車速VによるP I D 1tIl制御により、エンジ
ンの出力状態、坂道の傾向角の大小、車両の積載条件な
どが変化しても、その時に最適な伝達トルクが得られる
ことになるからである。
(V)経時変化等があっても完全な制御が行なわれる。
すなわら、クラッチ特性の機差、経時変化等があっても
、正確な後ずさり防止が行なわれ、しかもたとえばクラ
ッチ以外の変速機がすべって後ずさり等が発生した場合
でも、後ずさり等が正確に防止される。
次に、第7図に示すフローチャートにより所定時間毎に
実行される第2実施例のクラッヂ制御ルーチンを説明す
る。該ルーチンが呼び出されると、先ず車両用ブレーキ
の踏み込み状態3r、アイドル状態L L 、中間歯車
48の回転数にもとづく車速■、エンジン回転数Ne、
スロットル開度θを信AS[3,SLL、SVa、SN
E、およびSθにもとづいて読み込む(ステップ400
)。次いで車両用ブレーキが制動され、ブレーキ信号リ
87からのブレーキ信号SBの状態Brが制動状態を示
す「オン」か非制動状態を示す「オフ」かを判断する(
ステップ410)。ここで非制動状態であるとされた場
合には、ざらにスロットルバルブ62が仝閉にされ、ア
イドルスイッチ64bからのスロットル全閉信号SLL
が全閉状態を示す「オン」か否か(「オフ」)を判断す
る(ステップ420)。上記判断により、スロットルバ
ルブ62が全閉状態であるとされた場合には、後ずざり
もしくは前ずざりの制御中を示す後ずさりフラグfがセ
ラ1〜(f=1)されているか否かを判断しくステップ
430) 、後ずさりフラグfがセットされていなけれ
ば、次に車速Vが所定値C(ここではコないし数Km/
h)以下であるか否かを判断する(ステップ440)。
ここで車速■が所定値C以下であると判断された場合、
例えば僅かに後ずさり等を開始したとぎには、次に車速
■が増大中か否か(ここでは前回の車速■n−1より今
回の車速vnの方が大きくなっているか否か)、を判断
する(ステップ450)。ここで車速Vが増大中であれ
ば後ずさり等であると判断して、次に、後ずさり制御の
実行中を示す後ずさりフラグfをセット(f←1)しく
ステップ460)、次に移行する。なお、後ずさり又は
前ずさりでない場合、すなわち走行レンジと車両の走行
方向とが同一の場合にも、上記フラグfがセットされ、
後ずさり等を防止する制御が実行されるが、このような
走行レンジと進行方向とが同一の場合には、たとえば坂
道停止時の制動状態から発進のため、ブレーキを解除し
た時であることから、新たに次に示すような効果を生じ
る。
(i)アクセルペダルが踏み込まれない場合には、クラ
ッチが係合状態になることにより、エンジンブレーキが
作用する。
(ii)アクセルペダルが踏み込まれる場合には発進時
の半クラツチ制御にスムーズに移行して、発進時の係合
ショックが小さくなる。
このフラグfのセットにより、次回の本制御ルーチンの
起動時には、ステップ440,450の車速■の判断(
後ずさり等の判断)を行なうことなく、後ずさり制御を
継続することになる。これにより、後ずさり制御を開始
するとの判断が行なわれた後は、更に後ずさり速度が増
大しても制御が継続され、しかも後ずさり制御により車
速Vが減少するときにも該制御が継続される。
上記後ずさりフラグfをセットした後は、次に後ずさり
を減少するクラッチ制御値Telを既述した(1)式に
より算出しくステップ470)、次いで該クラッチ制御
値Telにもとづいてパウダクラッチ12の伝達トルク
を実際に制御する(ステップ480)。
上記後ずさり等の制御が行なわれない場合、すなわち、
車両用のブレーキが踏み込まれている場合(ステップ4
”to)、アクセルペダル63が踏み込まれていてアイ
ドルスイッチ64bが1オフ」になっている場合(ステ
ップ420)、又は後ずさりフラグfがセットされてい
ない場合であって、車速■が所定値Cより大きい場合(
ステップ440)、もしくは車速Vが減少している場合
(ステップ450)でおるとき、クラッチ通常制御0(
第1実施例参照)を行ない(ステップ490) 、次に
後ずさりフラグfをクリアして、現在後ずさりを防止す
る制御を行なっていないフラグの状態とする(ステップ
500)。これにより、パウダクラッチ12は半クラツ
チ制御等が行なわれている状態になる。上記フラグfを
クリアした後は、次に既述ステップ470で参照する(
1)式の第2項にあたる積分項fVdtをリセットする
ことにより、該積分項を初期化する(第1実施例参照)
(ステップ510)。
以上説明した本第2実施例により、第1実施例と同様に
後ずさりおよび前ずざりが適正に防止できることに加え
、前後進の判断を特別に行なうことなく本制御を実行す
ることができることから、@後進を判断するためのセン
サ等の構成部品等を少なくすることができるという優れ
た効果を奏する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば前後進の判断をスイッチ等で行なってもよく、あ
るいはパウダクラッチ12に代えて、第8図に示すよう
な油圧式の自動クラッチ6008 設け、該クラッチ6
00のプレッシャプレート602の背面のシリンダ60
4内の油圧を、コントローラ54で、電磁制御式圧力制
御弁606の励vjiuを制御することにより、調整し
て伝達トルクを制御してもよい。
[発明の効果] 本発明の車両用クラッチの制御方法は、非制動状態での
停止時に、所望の進行方向とは異なる方向に、車両が進
行するとぎ、これを低減する方向に、車両用クラッチの
伝達トルクをフィードバラ。
り制御することにより、坂道の傾き度合、搭載垂辺、ク
ラッチ等の機差・経時変化等の影響による後ずさり等を
防止する制御の不能、クリープ等がなくなり、常に適正
に所望とは異なる方向への進行を自動的に防止すること
ができることから、車両の操作性および運転感を向上す
ることができるという極めて優れた効果を奏する。その
うえ、車両用ブレーキを操作する構成又は傾度センサ等
が必要でなくなることから、工数および構成部品等を低
減できるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を例示するフローチャート
、第2図は本発明の一実施例が適用されるシステムの構
成図、第3図は実施例のパウダクラッチの構成図、第4
図は第1実施例の前進信号および後進信号の説明図、第
5図はパウダクラッチの制御特性を示すグラフ、第6図
は第1実施例のクラッチおよび変速制御ルーチンを示す
フローチャート、第7図は第2実施例のクラッチ制御ル
ーチンのフローチャート、第8図は実施例の油圧式自動
クラッチの構成図である。 10・・・エンジン  12・・・パウダクラッチ14
・・・無段変速機 30・・・副変速機54・・・コン
トローラ 64b・・・アイドルスイッチ 87・・・ブレーキセンサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車両のエンジンと変速機との間に介装された車両用クラ
    ツチを、車両が非制動状態で、しかも上記エンジンのス
    ロットル開度が全閉状態の場合に制御する方法であつて
    、 上記変速機の変速レンジの進行方向と車両の進行方向と
    が異なるとき、上記車両用クラツチの伝達トルクを、車
    速を低減する方向にフイードバツク制御する 車両用クラッチの制御方法。
JP62140506A 1987-06-04 1987-06-04 車両用クラッチの制御方法 Pending JPS63305040A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012172727A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用駆動装置
JP2012211602A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用駆動装置
JP2012246967A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用駆動装置

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