JPS63304377A - 画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、電子スチルカメラにより得られた画像デー
タあるいは一般の画像データを処理してモニタ上に表示
するための画像処理装置に関する。

（従来の技術） 一般に静止画用の画像処理装置においては、人力された
画像データをそのまま磁気ディスク等に蓄積し、それを
ランダムに読出して拡大・縮小・回転・切出し等の処理
を施して他の画像の一部の画像データと合成して一枚の
画像を再構築するという処理を行なっている。

このような画像処理装置は、最近注目されている電子ス
チルカメラで得られた画像データを処理するには必ずし
も十分でない。電子スチルカメラに限らないが、広い範
囲の情景を一度に撮影すると、情景全体が物理的に小さ
くなると同時に、画像の空間的解像度が低下する。電子
スチルカメラで得られた画像データは信号処理により自
由に加工できるため、例えば広範囲の情景をいくつかに
別けて撮影し、それを信号処理によって空間的に連続性
のある複数枚の画像データを完全に連続性を持つように
合成することが可能である。このような合成により得た
画像データを用いれば、空間的に広い視野をカバーし、
かつ解像度の高い画像表示が可能であり、また得られた
画像データの任意の一部を選択して拡大表示することが
できる。

しかしながら、上述した従来の画像処理装置では、一枚
一枚の画像データを個別に処理して合成する範囲内にと
どまっており、このような空間的に連続した複数枚の画
像データを空間的な連続性が正しく得られた状態で合成
することは極めて困難であった。

（発明が解決しようとする問題点） このように従来の画像処理装置では、複数枚の空間的に
連続性のある画像を合成処理することが難しいという問
題があった。

本発明はこのような問題点を解決し、複数枚の空間的に
連続性のある画像データを任意に拡大・縮小・回転・切
出し等の加工を施した後、空間に正しく連続した形で合
成することが可能な画像処理装置を提供することを目的
とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明に係る画像処理装置は、入力される複数枚の画像
データを記憶するメインメモリと、新たに入力される画
像データを一時記憶するバッファメモリと、このバッフ
ァメモリ内の任意の画像エリアの画像データを任意の画
像サイズに変換してメインメモリ内の任意の位置に挿入
する手段と、メインメモリに記憶された画像データの一
部または全部を読出す手段と、この手段により読出され
た画像データを表示する表示手段とを備えたことを特徴
とする。

（作用） メインメモリには、例えば電子スチルカメラにより比較
的広範囲の情景を空間的に少しずつオーバーラツプさせ
ながら分割して撮影して得られた複数枚の画像データが
順次書込まれる。この書込みに際して、新たに入力され
る画像データはバッファメモリに一時記憶され、その一
部または全部が拡大・縮小処理により任意の画像サイズ
に変換された後、メインメモリ内の任意の位置に書込ま
れる。バッファメモリの内容をメインメモリに書込むと
きの範囲およびサイズと書込み位置を表示装置でモニタ
しながら設定することにより、メインメモリ内の複数枚
の画像データに対して空間的な連続性を正しく持たせる
ことができる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例に係る画像処理装置の構成図
であり、電子スチルカメラにより撮影された複数枚の画
像データを記憶したメモリカード１からの画像データを
処理して再生モニタ（例えば家庭用テレビジョン受像機
）２で表示する例を示している。なお、具体例としてメ
モリカード１には、例えば第２図に示すように電子スチ
ルカメラ２１を三脚２２等により水平軸（Ｘ）または垂
直軸（ｙ軸）の方向に平行移動させるか、またはｙ軸を
中心に回転させて撮影した空間的に連続性のある複数枚
の画像データが記憶されているものとする。

メモリカード１に記憶された画像データは、例えばマウ
スによるキー人力に従ってシステムコントローラ３およ
び転送エリアコントロール部８の制御によりバッファメ
モリ４に書込まれる。バッファメモリ４は一枚分の画像
データを記憶する容量を有する。アドレス発生器５はバ
ッファメモリ４のアドレス指定を行なう。一方、メイン
メモリ６は複数枚分の画像データを記憶する容量を有し
、バッファメモリ４および転送エリアコントロール部８
を介して、メモリカード１から以前に読出された画像デ
ータが記憶されている。アドレス発生器７はメインメモ
リ６のアドレスを制御する。

メインメモリ６の内容はビューポートコントロール部１
０を介して読出され、切換回路１２でビューボートコン
トロール部１０の出力の画像データ（八人力）と、この
画像データと転送エリアコントロール部８を介してバッ
ファメモリ４からの画像データとを加算器１１により合
成した画像データ（Ｂ入力）、および転送エリアコント
ロール部８を介して読出されたバッファメモリ４がらの
画像データ（Ｃ入力）のいずれかが選択され、Ｄ／Ａ変
換器１３でアナログ画像信号に変換された後、再生モニ
タ（表示装置）２に供給される。

ＴＶ同期信号発生器９は転送エリアコントロール部８お
よびビューポートコントロール部１０に水平・垂直の両
同期信号を供給し、Ｄ／Ａ変換器１３には変換用クロッ
クを供給する。

次に、本実施例の画像処理装置の具体的な動作例を第３
図〜第７図を参照して説明する。今、バッファメモリ４
およびメインメモリ６に第３図に示すような画像のデー
タが記憶されているものとする。また、メインメモリ６
は複数枚、例えば同図のように６枚分の画像データを記
憶できるものとする。

この状態で、まずキー人力によりシステムコントローラ
３および転送エリアコントロール部８を介してアドレス
発生器７を制御するとともに、切換回路１２をＡ入力を
選択するように制御して、メインメモリ６の内容全体が
再生モニタ２で表示されるようにする。次に、キー人力
によりバッファメモリ４内のどの画像エリアのデータを
抜取って、それをメインメモリ６内のどのエリアに挿入
するかの設定を行なう。すなわち、バッファメモリ４に
ついてはシステムコントローラ３および転送エリアコン
トロール部８を介してアドレス発生器５を制御すること
により、第３図における（ｘｒ、ｙ７）、（ΔＸＴ、　
Δ！ｌ／Ｔ）、　　（ＳＸＴ。

５ｙｒ）を設定し、メインメモリ６についてはシステム
コントローラ３および転送エリアコントロール部８を介
してアドレス発生器７を制御することにより、第４図に
おける（ＸＭ、ｙｕ）を設定する。ここで、 （Ｘｒ、ｙｒ）：バッファメモリ４内の抜取りたい画像
エリアの始点（左上隅の座標値）（ΔＸ？、　　Δｙｒ
）：バッファメモリ４内の抜取りたい画像エリアの縦横
寸法 （Ｓｘ↑、５ｙｒ）：バッファメモリ４内の抜取りたい
画像エリアの縦横寸法のスケーリングファクタ （ＸＭ、ｙＭ）：メインメモリ６のバッファメモリ４か
らの画像データの挿入位置の始点（左上隅の座標値） である。なお、（ＸＴ、ｙｒ）、（Δｘ７゜Δｙｒ　）
　、　　（Ｓｘｒ　、　Ｓｙｒ　）の設定に際しては、
切換回路１２がＣ入力を選択する状態にしてバッファメ
モリ４の内容を再生モニタ２上に表示し、また（ＸＭ、
ｙＭ）の設定に際しては切換回路１２をＡ入力を選択す
る状態にしてメインメモリ６の内容を再生モニタ２上に
表示して行なう。

そして、次に切換回路１２をＢ入力を選択するように制
御し、加算器１１でバッファメモリ４内の抜取られた画
像エリアの画像データとメインメモリ６からの画像デー
タとを加算した画像データをＤ／Ａ変換器１３を介して
再生モニタ２に供給する。これにより再生モニタ２上に
は、バッファメモリ４内で抜取られたエリアの画像がメ
インメモリ６内の画像にスーパーインポーズされた形で
表示される。この際、転送エリアコントロール部８はバ
ッファメモリ４およびメインメモリ６の両画力の輝度差
や色調の差等を補正するため、バッファメモリ４からの
画像データについて輝度やカラー情報の制御を行なって
いる。

このようにスーパーインポーズを行なった場合、両画像
がずれているとオーバーラツプ部分の信号振幅が両画像
の和となるため、挿入された画像の枠が目立ち、視覚的
に非常に見苦しい画像となってしまう。そこで、オーバ
ーラツプ部分に例えば緑等の特定の色を付けることによ
り調整を容易にするとともに、切換回路１２で加算器１
１の出力が規定振幅を越えたとき規定振幅に納まるよう
にスケーリング調整を行ない、その状態で枠が無くなる
ように（ΔＸＴ、Δ３／Ｔ）を調整した後、キー人力に
より画像転送指令を与えれば、バッファメモリ４内の画
像は転送エリアコントロール部８を介してメインメモリ
６内に正しく挿入されることになる。

このようにして、メインメモリ６には電子スチルカメラ
で得られた空間的に連続性のある複数枚の画像データが
、その連続性が正しく補正された状態で保存される。こ
うしてメインメモリ６に保存された画像データは、ビュ
ーポートコントロール部１０を介して読出される。この
際、キー人力によりシステムコントローラ３を介してビ
ューポ−トコントロール部１０に第５図に示すようにビ
ューポートの始点（左上隅の座標値）である（Ｘν、Ｙ
ν）およびビューポートの縦横寸法（ΔＸシ、Δｙν）
の情報を入力する。これによりアドレス発生器７を介し
てビューポートのエリアのアドレスが指定され、そのビ
ューポートエリアの画像データのみが読出されてビュー
ポートロコントロール部１０で拡大処理された後、切換
回路１２およびＤ／Ａ変換器１３を介して再生モニタ２
に供給され、画面全体にわたる大きさで表示される。

この場合、例えばメモリカード１からの複数枚の画像デ
ータが、第２図において電子スチルカメラ２１を３６０
°回転させながら撮影して得たものであれば、キー人力
によるビューポートコントロール部１０の制御によって
、第６図に示すようにビューポートを順次移動させるこ
とにより、情景全体を順次見渡した場合のような臨場感
のある、視覚効果の極めて高い画像が再生モニタ２で表
示されることになる。

本発明の応用例として、例えば第７図に示すように磁気
ディスクのような外部記憶装置３１を画像処理装置に接
続するとともに、インタフェース３２を介して２つのメ
インメモリ３３．３４を接続し、両メモリ３３．３４に
それぞれ別の空間的に連続性のある複数枚の画像データ
を交互に書込み、これらを交互に読出すことによって、
より広範囲な画像空間を実時間で扱うことも可能である
。

一般に、背景を広範囲にとって人物、記念物その他の特
定の被写体を撮影した場合、その被写体の像が小さくな
るという問題がある。このような場合、背景を先に撮影
してメモリカードと等に記憶しておき、その背景画像上
の一部に被写体像を挿入する画像エリアを指定できるよ
うにすれば、背景を十分広くとった上で被写体像を大き
くすることができる。

第８図はこのような機能を付加した電子スチルカメラの
構成図であり、第１０図に示すようにカメラの一部、例
えば裏面に液晶等による平面状画像モニタ６０を着脱可
能に装着し、さらにその前面に平面状の２次元入力装置
としてのディジタイザ４４を張合わせる。ディジタイザ
４４は例えば感圧センサを用いることができ、その場合
入力ペン４３としては単に先の尖ったものを用いればよ
く、特殊なものは必要でない。

第８図において、人力スイッチ４１が操作されると、シ
ステムコントローラ４２によりディジタイザ用メモリ５
４が駆動され、画像モニタ６０上に操作メニューが表示
される。入力ペン４３によってディジタイザ４４に入力
を行なうと、ディジタイザコントローラ４９によって入
力位置の座標か検出されて入力情報が判別され、その入
力情報がシステムコントローラ４２に送られる。システ
ムコントローラ４２ではこの情報に基づき、以前に撮影
して得られた例えば背景の画像データをメモリカード５
９からインタフェース５３、メモリカードコントローラ
５２およびデータバス５１を介して再生用ビデオメモリ
５６にビデオメモリコントローラ４８の制御により転送
する。この結果、再生用ビデオメモリ５６にリコールさ
れた画像が第１１図（ａ）であるとする。

次に、ユーザーは画像モニタ６０の表示を見ながら、入
力ペン４３によりディジタイザ４４上に、例えば第１１
図（ｂ）に破線で示すように次に撮影する被写体の像を
挿入するためのエリアを指定する。このディジタイザ４
４がらの挿入エリアの情報は、ディジタイザコントロー
ラ４９を介してディジタイザ用メモリ５４に記憶される
。そして、入力スイッチ４１による挿入モード指定の操
作に基づいて、挿入エリア内のみがファインダモードと
なる。すなわち、挿入モード指定操作を行なうと、シス
テムコントローラ４２よりインタフェース５８に制御信
号が送られ、ディジタイザ用メモリ５４に記憶された挿
入エリアに対応する期間のみ、画像モニタ６０への入力
をファインダ用ビデオメモリ５５の出力に切換える。こ
のときカメラは撮影待機状態であり、撮像素子４６の出
力はＡ／Ｄ変換器４７を介してファインダ用ビデオメモ
リ５５に常時書込まれている。

この状態でシャッタが押されると、システムコントロー
ラ４２でシャッタ信号が検知され、ビデオメモリコント
ローラ４８によりディジタイザ用メモリ５４に記憶され
ている挿入エリアが検出される。そして、この挿入エリ
ア内に対応するファインダ用ビデオメモリ５５からの画
像データが、再生用ビデオメモリ５６内の対応するエリ
アに転送される。各メモリ５４〜５６にデュアルポート
メモリを用いれば、このような操作は容易である。

この実施例によれば、挿入モード指定により挿入エリア
内のみがファインダモードとなり、これに基づいて被写
体が任意の挿入エリア内に位置するように適当に位置合
せを行なってシャッタを押すことにより、銀塩フィルム
を使用する光学式カメラでは不可能であった例えば第１
１図（Ｃ）に示すように広範囲の景色を背景にして人物
等の被写体像を大きくとらえた画像を合成することがで
きる。

次に、画像の上に例えば日時、場所等の文字情報をスー
パーインポーズで挿入する方法について述べる。まず、
上述と同様にして再生用ビデオメモリ５６に再生画像が
リコールされているとする。

この状態で入力ベン４３により画像内の適当な位置にデ
ィジタイザ４４を通して文字情報の入力を行なう。入力
された文字情報はディジタイザ用メモリ５４内にデータ
として保存され、このデータと再生用ビデオメモリ５６
からのデータとがインタフェース５８で合成されて画像
モニタ６０に供給される。また、上記両データはメモリ
カードコントローラ５２に入力され、コード化される。

また、例えば第１２図に示すように線画の開始点の絶対
座標と、以後の相対移動座標とを文字情報として圧縮し
てエンコードし、インタフェース５３を介してメモリカ
ード５９上のサブメモリ領域６１に書込む。

第９図は本実施例に係る再生機の構成図であり、メモリ
カード５９に記憶された文字等のデータはインタフェー
ス６２、デコーダ６３を介して取出され、画像データは
ビデオメモリ６４に、また文字情報は上記と逆の手順で
キャラクタブレーン６５上に再構築される。ビデオメモ
リ６４とキャラクタブレーン６５内のデータは加算器６
６で合成された後、インタフェース６７を介して再生モ
ニタ６８上に表示される。このときの表示位置の変更は
、入力スイッチ７１から表示位置変更情報をシステムコ
ントローラ７０に入力し、それに基づいてメモリコント
ローラ６９によりキャラクタブレーン６５の読出しアド
レスをコントロールすることにより容易に行なうことが
できる。

［発明の効果］ 本発明によれば、入力される複数枚の画像データを記憶
するメインメモリと、新たに入力される画像データを一
時記憶するバッファメモリを用意し、バッファメモリ内
の任意の画像エリアの画像データを任意の画像サイズに
変換してメインメモリ内の任意の位置に挿入した後、メ
インメモリに記憶された画像データの一部または全部を
読出して表示することにより、例えば電子スチルカメラ
により比較的広範囲の情景を空間的に少しずつオーバー
ラツプさせながら分割して撮影して得られた複数枚の画
像を空間的な連続性を正しく保つた画像としてメインメ
モリ内に再構築し、それに基づいて、広範囲にわたる情
景を表わす画像を高い空間的解像度で、且つそれぞれが
十分な大きさの一連の連続した画像として表示すること
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る画像処理装置の構成図
、第２図〜第６図は同実施例の作用を説明するための図
、第７図はその応用例を示す図、第８図および第９図は
本発明の他の実施例に係る電子スチルカメラの構成図、
第９図は同実施例に係る再生機の構成図、第１０図は同
実施例における電子スチルカメラに付属される平面状画
像モニタおよびディジタイザを示す図、第１１図は同実
施例の作用を示す図、第１２図は同実施例における文字
情報入力時のディジタイザ上の座標およびメモリカード
内のサブメモリにおける文字情報の記憶態様を示す図で
ある。 １・・・メモリカード、２・・・再生モニタ（表示袋Ｍ
）、４・・・バッファメモリ、６・・・メインメモリ、
８・、・転送エリアコントロール部、１０・・・ビュー
ボートコントロール部。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第５図 第６図 第７図 サブメモリデータ （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）入力される複数枚の画像データを記憶するメイン
   メモリと、新たに入力される画像データを一時記憶する
   バッファメモリと、このバッファメモリ内の任意の画像
   エリアの画像データを任意の画像サイズに変換して前記
   メインメモリ内の任意の位置に挿入する手段と、前記メ
   インメモリに記憶された画像データの一部または全部を
   読出す手段と、この手段により読出された画像データを
   表示する表示手段とを備えたことを特徴とする画像処理
   装置。