JP2002064731A - プロンプターの信号処理装置 - Google Patents

プロンプターの信号処理装置

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JP2002064731A
JP2002064731A JP2000249881A JP2000249881A JP2002064731A JP 2002064731 A JP2002064731 A JP 2002064731A JP 2000249881 A JP2000249881 A JP 2000249881A JP 2000249881 A JP2000249881 A JP 2000249881A JP 2002064731 A JP2002064731 A JP 2002064731A
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JP2000249881A
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Kunio Tanida
邦男 谷田
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数枚の原稿画像をプロンプターの表示器にス
クロール表示させる場合において、ユーザが原稿の読上
時間を設定することによって、その読上時間で原稿のス
クロール表示が終了するようなスクロール速度を自動で
設定することにより、ユーザによるスクロール速度の設
定作業を容易にしユーザの負担を軽減することができる
プロンプターの信号処理装置を提供する。 【解決手段】プロンプターの信号処理装置の原稿用メモ
リ12には、予め複数枚の原稿画像が記憶される。ユー
ザは、これらの原稿画像を読み上げるために与えられた
制限時間を読上時間として読上時間設定手段22によっ
て設定する。CPU20は、原稿用メモリ12に記憶さ
れた原稿枚数と、読上時間設定手段22によって設定さ
れた読上時間とに基づいてスクロール速度を求め、その
スクロール速度での原稿のスクロール表示を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロンプターに係
り、特にメモリに記憶した原稿をプロンプターの表示器
にスクロール表示させる機能を備えたプロンプターの信
号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プロンプターは、放送用原稿をモニタに
表示し、キャスター等の原稿読上者が原稿を暗記して読
み上げているかのように視線をテレビカメラに向けなが
らそのモニタ画面の原稿を読めるようにするための装置
である。このようなプロンプターとしては、例えば、撮
影レンズ前方下側に表示画面を上方に向けてモニタが配
置されると共に、モニタの表示画面に対して略45°傾
斜したハーフミラーが撮影レンズ前方に配置されたもの
が知られている。
【0003】また、予め所望枚数の原稿画像を画像メモ
リに記憶しておくことによって、そのメモリに記憶され
た原稿画像をメモリから読み出してプロンプターに表示
できるようにすると共に、キャスターがリモコンを操作
して複数枚の原稿画像を左右、又は、上下にスクロール
してプロンプターに表示できるようにしたプロンプター
の信号処理装置も知られている(特開平8−56296
号公報、特開平10−285462号公報等)。このよ
うな信号処理装置において、原稿画像をスクロールする
際のスクロール速度は可変式となっており、例えば、原
稿1枚の文字数、原稿枚数、原稿読上時間を考慮してユ
ーザが任意にそのスクロール速度を設定することができ
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなスクロール速度の設定作業は、ユーザが原稿1枚
の文字数、原稿枚数、原稿読上時間等を考慮して自ら好
適なスクロール速度を決定しなければならず、また、こ
のような作業は、通常、撮影本番前の慌ただしい中で行
わなければならないため、ユーザへの負担が大きかっ
た。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、複数枚の原稿画像をプロンプターの表示器にス
クロール表示させる場合において、そのスクロール表示
の好適なスクロール速度を容易に設定できるようにして
ユーザの負担を軽減することができるプロンプターの信
号処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、メモリに記憶された複数
枚の原稿をプロンプターの表示器にスクロール表示させ
る機能を備えたプロンプターの信号処理装置において、
前記表示器への原稿1枚当たりの表示時間を設定する表
示時間設定手段と、原稿1枚当たりの原稿の表示時間が
前記表示時間設定手段によって設定された表示時間とな
るように前記スクロール表示のスクロール速度を設定す
るスクロール速度設定手段と、前記スクロール速度設定
手段によって設定されたスクロール速度により前記複数
枚の原稿を表示器にスクロール表示させる処理手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記表示時間設定手段は、前記
スクロール表示の開始から終了までの時間を入力する入
力手段と、該入力手段によって入力された時間内に前記
表示器に表示する複数枚の全ての原稿のスクロール表示
が終了するように原稿1枚当たりの表示時間を算出する
算出手段と、から成ることを特徴としている。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、前記スクロール表
示が終了するまでの残り時間を前記表示器に表示させる
ことを特徴としている。
【0009】本発明によれば、原稿1枚当たりの表示時
間を設定することによって、結果的にその表示時間で1
枚の原稿を読み上げることができるようなスクロール速
度でプロンプターの表示器に原稿がスクロール表示され
るため、ユーザは、原稿のスクロール速度を直接決定し
設定するよりも簡単な目標的な事項、例えば、与えられ
た原稿の読上時間を原稿枚数で割った原稿1枚当たりの
表示時間、又は、与えられた原稿の読上時間を設定すれ
ばよく、また、原稿の読上時間や原稿枚数はこの設定と
は関係なく予め決められているため、単純な設定作業に
よって好適なスクロール速度を設定することができるよ
うになる。これによって、ユーザの負担が軽減される。
また、プロンプターの表示器にスクロール表示の残り時
間を表示することによって、原稿読上者は、残りどれく
らいの時間で原稿の読み上げを終了しなければならない
かを容易に知ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るプロンプターの信号処理装置の好ましい実施の形態に
ついて説明する。
【0011】図1は、プロンプターを使用したテレビカ
メラシステムの全体構成を示した図である。同図に示す
プロンプターは、モニタ(表示器)1、ハーフミラー
2、及び、本発明に係る信号処理装置3から構成されて
おり、テレビカメラ4の前方下側にはモニタ1が配置さ
れ、その上方で撮影レンズの前方に略45度の角度に傾
斜したハーフミラー2が配置される。モニタ1のビデオ
入力端子には、信号処理装置3のビデオ出力端子が接続
され、信号処理装置3のビデオ出力端子から出力された
原稿画像を示す画像信号(本実施の形態ではNTSCの
コンポジットビデオ信号)がモニタ1のビデオ入力端子
に入力され、モニタ1の画面にその原稿画像が表示され
る。モニタ1に表示された原稿画像は、ハーフミラー2
によってテレビカメラ4前方のキャスター5に向けて反
射されるため、キャスター5は、視線をテレビカメラ4
からそらすことなくその原稿を読み上げることができ
る。
【0012】信号処理装置3には、後述のように所定枚
数分の原稿(原稿画像)を記憶しておくメモリが内蔵さ
れており、信号処理装置3のビデオ入力端子から原稿用
カメラ6等で撮影した原稿7の画像信号(本実施の形態
ではNTSCのコンポジットビデオ信号)を入力するこ
とによって、撮影本番前にそのメモリに所望の原稿画像
を記憶させることができるようになっている。モニタ1
には、このメモリに予め記憶させたおいた原稿画像を信
号処理装置3から出力して表示させることができる。
【0013】図2は、上記信号処理装置3の回路構成を
示した図である。同図において、ビデオ入力端子10に
は、例えば、上記原稿用カメラ6が接続され、その原稿
用カメラ6で撮影された原稿のビデオ信号(コンポジッ
トビデオ信号)が入力される。ビデオ入力端子10には
A/D変換器11を介してSRAM等からなる原稿用メ
モリ12が接続されており、原稿画像の記憶処理時にお
いては、ビデオ入力端子10から入力されたビデオ信号
が、原稿用メモリ12に原稿画像データとして格納され
る。
【0014】一方、原稿用メモリ12には、D/A変換
器13を介してビデオアンプ14が接続されており、原
稿画像の再生処理時においては、原稿用メモリ12に記
憶された原稿画像データがビデオ信号として読み出さ
れ、ビデオアンプ14で増幅される。そして、そのビデ
オ信号はビデオアンプ14に接続されたビデオ出力端子
15からモニタ1に出力される。尚、原稿画像の記憶処
理と再生処理は、ユーザが操作する所定の指示手段によ
って実行される。
【0015】また、上記ビデオ入力端子10には、ビデ
オ信号から同期信号(水平同期信号及び垂直同期信号)
を分離する同期分離回路17が接続され、この同期分離
回路17に各種のタイミング信号を形成するタイミング
ジェネレータ18が接続される。タイミングジェネレー
タ18からのタイミング信号は図示のように各回路へ供
給される。また、当該例では、例えば8ビットのワンチ
ップマイコンから構成されたCPU20が設けられ、こ
のCPU20の入出力(I/O)ポートにアドレスカウ
ンタとしてのアップカウンタ(論理IC回路)21が接
続される。このアップカウンタ21はアドレスバスを介
して上記原稿用メモリ12に接続される。
【0016】以上の如く構成された回路において、先
ず、原稿用メモリ12に原稿画像を記憶させる記憶処理
時の回路動作について説明する。図4は、原稿用メモり
12に1枚分の原稿画像のみを記憶させる場合のアドレ
スの割り当てを示した例であり、まず、この場合の回路
動作について説明する。上記ビデオ入力端子10に入力
されるビデオ信号は、図3(A)のように、同期信号を
含む信号となっており、上記同期分離回路17では、こ
の同期信号が分離され、タイミングジェネレータ18に
おいて図3(B)に示すような水平ブランキング信号が
形成される。この水平ブランキング信号に示されるよう
に、コンポジットビデオ信号は、約10.9μsのブラ
ンキング期間H1と約51.1μsの画像データ有効期
間(実質的に画像を形成する期間)H2から構成され
る。
【0017】上記タイミングジェネレータ18では、上
記水平ブランキング信号の画像データ有効期間H2にク
ロック信号が存在するタイミング信号が形成される。こ
のクロック信号は図3に示されるように原稿用メモリ1
2の1画像において水平方向に730のアドレス幅
(値)を持っているとすると、51.1μs/730=
0.07μsの周期の信号となる。
【0018】そして、図4のように、モニタ1の表示画
面では、例えば21番目の水平ラインから262番目の
水平ラインが1画面のデータとして設定されることにな
り、この場合は、21ラインのアドレス(値)1〜73
0、22ラインにアドレス731〜1460が割り当て
られ、262ラインまで順にアドレスが設定される。
【0019】上記CPU20からは、I/Oポートを介
して、上記水平ラインの先頭アドレスがアップカウンタ
21にセットされ、例えば上記21ラインについてはア
ドレス(値)=1がセットされる。そうすると、このア
ップカウンタ21では、上記図3(C)のクロック信号
により、アドレス値が2、3、4、…730というよう
にインクリメントされるので、アドレスバスを介して原
稿用メモリ12の21ラインのアドレスが順に指定され
る。22ラインについても同様にCPU20が22ライ
ンの先頭アドレス731をアップカウンタ21にセット
すると、原稿用メモリ12には、22ラインのアドレス
731、732、734、…、1460が順に指定され
る。このようにして262ラインまで順にアドレスが指
定される。
【0020】一方、上記原稿用メモリ12には、上記の
アドレス指定と同時に、A/D変換器11から図3
(A)の有効期間H2の画像データが順次入力されるた
め、アップカウンタ21によって指定されたアドレスに
各画素データが順に書き込まれる。
【0021】以上の場合は、1枚分の原稿画像のみを原
稿用メモリ12に記憶させる例であるが、本信号処理装
置3では複数枚の原稿画像を原稿用メモリ12に記憶さ
せ、再生時において原稿画像を左右にスクロールしてそ
れらの複数枚の原稿画像をスクロール表示することが可
能である。図5は、3枚の原稿画像を原稿用メモリ12
に記憶させる場合のアドレスの割り当てを示した例であ
る。同図に示すように3枚分の原稿画像1〜3を原稿用
メモリ12に記憶させる場合、原稿画像を右側から横に
順に並べ、各ラインの左端から全ての原稿画像1〜3を
通して連続のアドレス番号を順に割り当てる。最上ライ
ン(21ライン)の左端のアドレス番号には1を割り当
て、2段目以降の各ライン(22ライン〜262ライ
ン)の左端のアドレス番号には、1つ上のラインの右端
のアドレス番号に連続したアドレス番号を割り当てる。
このようにアドレスを割り当てて複数枚の原稿画像を原
稿用メモリ12に記憶させる場合、CPU20は、上述
と同様に各原稿画像の水平ラインの先頭アドレスをI/
Oポートを介してアップカウンタ21にセットする。例
えば、図5の原稿画像3を原稿用メモリ12に記憶させ
る場合には、21ラインについてはアドレス(値)=1
をアップカウンタ21にセットし、22ラインについて
は、アドレス(値)=2191をセットする。アップカ
ウンタ21では、上記図3(C)のクロック信号によ
り、セットされたアドレス値がインクリメントされるた
め、アップカウンタ21からアドレスバスを介して原稿
用メモリ12に指定されるアドレスは、原稿画像3の各
画素に割り当てられたアドレスとなる。
【0022】次に、原稿用メモリ12に記憶した原稿画
像を再生する(モニタ1に表示する)再生処理時の回路
動作について説明する。原稿用メモリ12に記憶した原
稿画像を再生する場合も、原稿画像を記憶させる場合と
同様に、上記CPU20が再生する原稿画像の各水平ラ
インの先頭アドレスをアップカウンタ21にセットすれ
ば、タイミングジェネレータ18から与えられるクロッ
ク信号に基づいて水平ラインのアドレスが順に指定され
ることになる。これにより、その指定アドレスの画像デ
ータが順に読み出され、モニタ1に原稿画像が表示され
る。尚、原稿画像の再生時においても、ビデオ入力端子
10からダミーのビデオ信号を入力することによってタ
イミングジェネレータ18から図3(C)に示したよう
なクロック信号を発生させることができる。但し、ビデ
オ入力端子10からビデオ信号の入力がないときでも、
タイミングジェネレータ18が図3(C)に示したよう
なクロック信号を自らの処理で発生させるようにしても
よい。
【0023】図5に示したように3枚の原稿画像1〜3
を原稿用メモリ12に記憶した場合においては、これら
の原稿画像を左右スクロールによってスクロール表示す
ることが可能であり、このときには、CPU20はアッ
プカウンタ21にセットする各水平ラインのアドレス値
を減少させていく。
【0024】即ち、CPU20は、スクロール表示の開
始時には原稿画像1をモニタ1に表示する。このとき、
CPU20がアップカウンタ21にセットするアドレス
値は、例えば、21ラインについてはその先頭アドレス
1461であり、22ラインについてはその先頭アドレ
ス1461+730×3=3651である。一般化して
示すと、(21+n)ライン(n=0、1、…、24
1)についてアップカウンタ21にセットするアドレス
値は(1461+730×3×n)である。アップカウ
ンタ21ではタイミングジェネレータ18から与えられ
るクロック信号により、各水平ラインの先頭アドレスか
ら順にインクリメントしたアドレスを原稿用メモリ12
に指定する。これにより、原稿画像1がモニタ1に表示
される。
【0025】次に、CPU20は、1画面分の各水平ラ
イン(21ライン〜262ライン)について、アップカ
ウンタ21にセットする先頭アドレスを所定値分減少さ
せる。例えば、1アドレス分減少させるとすると、(2
1+n)ラインについてアップカウンタ21にセットす
る先頭アドレスを(1461+730×3×n−1)と
する。21ラインについては1460であり、22ライ
ンについては3650である。このようにして、アップ
カウンタ21にセットする各水平ラインの先頭アドレス
を減少させていくことによって、図5に示したように原
稿画像1から原稿画像3までを横一列に並べた一連の原
稿画像のうち原稿用メモリ12から読み出されてモニタ
1に表示される1画面分の表示画像の範囲が原稿画像1
の範囲から徐々に左方向にスクロールされる。そして、
CPU20は、アップカウンタ21にセットする各水平
ラインの先頭アドレス、即ち、表示画像の各水平ライン
の先頭アドレスが原稿画像3の左端のアドレスよりも7
30×2だけ小さくなると、スクロール表示を終了す
る。尚、アップカウンタ21から原稿用メモリ12に指
定されるアドレスが原稿用メモリ12に割り当てられた
アドレスの範囲外のときには、原稿用メモリ12からは
画像データは読み出されず、その範囲ではモニタ1には
何も表示されない。従って、原稿画像3がスクロール表
示されているときの原稿画像3の左側には何も表示され
ない。但し、CPU20がアップカウンタ21にセット
する各水平ラインの先頭アドレスが原稿画像3の左端の
アドレスに達したときにスクロールを終了し、原稿画像
3全体がモニタ1に表示された後はスクロールを行わな
いようにしてもよい。
【0026】ところで、上述のように原稿画像をスクロ
ール表示するときのスクロール速度は、CPU20によ
ってアップカウンタ21にセットされる各水平ラインの
先頭アドレスが減少する速さで可変される。CPU20
は、そのスクロール速度の設定をユーザが指定する読上
時間に基づいて決定する。ユーザは、スクロール速度を
直接設定するのはなく、原稿を読み上げるために与えら
れた制限時間を読上時間として設定する。これによっ
て、自動的にその読上時間で原稿を読み上げることがで
きるようなスクロール速度で原稿画像がスクロール表示
されることになる。
【0027】図2に示すように信号処理装置3には読上
時間設定手段22が設けられており、例えば、この読上
時間設定手段22はデジタル表示された設定時間を見な
がらその設定時間をユーザがアップ/ダウンスイッチを
操作して所望の読上時間に設定する手段である。その設
定された読上時間は、画像用メモリ12に記憶した全て
の原稿画像について、スクロール表示を開始してから終
了するまでの時間を示す。CPU20は、読上時間設定
手段22によってユーザが設定した読上時間と、原稿用
メモリ12に記憶された原稿画像の枚数とから、原稿1
枚当たりのスクロール時間(1画面スクロール時間)を
算出する。例えば、図5のように3枚の原稿画像が原稿
用メモリ12に記憶され、読上時間設定手段22によっ
て24秒が設定された場合には1画面スクロール時間は
24/3=8秒となる。尚、所定の設定手段によって、
原稿用メモリ12に記憶した複数枚の原稿画像のうち所
望の原稿画像のみを選択してスクロール表示できるよう
にすることも可能であり、その場合には、上記読上設定
時間手段22によって設定された読上時間は、その選択
した原稿画像の枚数分のスクロール表示を開始してから
終了するまでの時間を示す。また、原稿1枚当たりのス
クロール時間を決定するために、ユーザが、上記読上時
間だけでなく、その読上時間内に読み上げる原稿枚数も
設定するようにしてもよい。更に、原稿1枚当たりのス
クロール時間(1画面スクロール時間)を直接ユーザが
設定するようにしてもよい。
【0028】CPU20は、1画面スクロール時間を算
出すると、そのスクロール時間で1画面をスクロールす
るためのスクロール速度、即ち、アップカウンタ21に
セットする各水平ラインの先頭アドレスを減少させる速
さを決定する。ここで、アップカウンタ21にセットで
きるアドレス値は少なくとも整数に限られるため、図6
に示すように3つの処理(1V2アドレス、1V1アド
レス、2V1アドレス)を組み合わせて1画面スクロー
ル時間に対応するスクロール速度を実現する。1V2ア
ドレスの処理は、ビデオ信号における垂直同期信号の1
周期分の時間が経過すると、アップカウンタ21にセッ
トする各水平ラインの先頭アドレスを2減少させる処理
であり、1V1アドレスの処理は、垂直同期信号の1周
期分の時間が経過すると、アップカウンタ21にセット
する各水平ラインの先頭アドレスを1減少させる処理で
あり、2V1アドレスの処理は、垂直同期信号の2周期
分の時間が経過すると、アップカウンタ21にセットす
る各水平ラインの先頭アドレスを1減少させる処理であ
る。これらの処理は図中において示された数字の回数分
だけ繰り返す。例えば、1画面スクロール時間が6秒の
とき、即ち、図5の3枚分の原稿画像1〜3を18秒の
読上時間でスクロール表示するときには、1V2アドレ
スの処理以外は0であるため、1V2アドレスの処理だ
けを繰り返す。即ち、アップカウンタ21に各水平ライ
ンの先頭アドレスをセットする毎に2アドレス分減少さ
せる。1画面スクロール時間が8秒のとき、即ち、3枚
分の原稿画像1〜3を24秒の読上時間でスクロール表
示するときには、1V2アドレスの処理が2、1V1ア
ドレスの処理が1であるため、1V2アドレスの処理を
2回行った後、1V1アドレスの処理を一回行い、これ
らの処理を繰り返す。このときの処理の様子を図7に示
す。同図には、垂直同期信号に対して、アップカウンタ
21にセットする21ラインについての先頭アドレスが
示されており、初めにセットした先頭アドレスが図5の
原稿1の先頭アドレス1461とすると、その次にセッ
トする先頭アドレスは1V2アドレスの処理により2減
少させたアドレス値1459となる。次にセットする先
頭アドレスも同様に1V2アドレスの処理によりアドレ
ス値1459よりも2減少させたアドレス値1457と
なる。次にセットする先頭アドレスは、1V1アドレス
の処理によりアドレス値1457よりも1減少させたア
ドレス値1456となる。以上のように1V2アドレス
の処理を2回、1V1アドレスの処理を1回行うと、同
様の処理を繰り返し、同図のように1V2アドレスの処
理により、アップカウンタ21にセットする先頭アドレ
スは1454、1452と減少する。
【0029】1画面スクロール時間が16秒のとき、即
ち、3枚分の原稿画像1〜3を48秒の読上時間でスク
ロール表示するときには、1V1アドレスの処理が2、
2V1アドレスの処理が1であるため、1V1アドレス
の処理を2回行った後、2V1アドレスの処理を一回行
い、これらの処理を繰り返す。
【0030】CPU20のこのような処理によって、1
画面スクロール時間に応じたスクロール速度によるスク
ロール表示が実行される。そして、以上のようにユーザ
は原稿の読上時間を設定入力するだけで、その読上時間
でスクロール表示が終了するようにスクロール速度が自
動的に調整されるため、スクロール速度を設定するため
の設定作業が容易となる。
【0031】以上、上記実施の形態では、複数枚の原稿
画像を画面上左右にスクロールする場合について説明し
たが、上下にスクロールすることも容易に可能であり、
その場合にも上記実施の形態と同様にスクロール速度が
設定される。一般に原稿が縦書きの場合には左右スクロ
ールが用いられ、原稿が横書きの場合には上下スクロー
ルが用いられる。また、原稿用メモリに記憶させた原稿
画像をスクロール表示するための回路構成、回路動作の
内容は、上記実施の形態に示した場合に限らずどのよう
な構成、動作であってもよい。
【0032】また、図8に示すように、モニタ1に、ス
クロール表示が終了するまでの残り時間を表示させるこ
とも容易に可能である。例えば、読上時間設定手段22
によって設定された読上時間から、スクロール表示を開
始してからの経過時間をCPU20で減算し、その結果
得られた時間をビデオ出力端子15から出力するビデオ
信号にスーパインポーズ手段によって重畳させるように
する。このようにスクロール表示の残り時間をモニタ1
に表示することによって、原稿読上者は、残りどれくら
いの時間で原稿の読み上げを終了しなければならないか
を容易に知ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るプロン
プターの信号処理装置によれば、原稿1枚当たりの表示
時間を設定することによって、結果的にその表示時間で
1枚の原稿を読み上げることができるようなスクロール
速度でプロンプターの表示器に原稿がスクロール表示さ
れるため、ユーザは、原稿のスクロール速度を直接決定
し設定するよりも簡単な目標的な事項、例えば、与えら
れた原稿の読上時間を原稿枚数で割った原稿1枚当たり
の表示時間、又は、与えられた原稿の読上時間を設定す
ればよく、また、原稿の読上時間や原稿枚数はこの設定
とは関係なく予め決められているため、単純な設定作業
によって好適なスクロール速度を設定することができる
ようになる。これによって、ユーザの負担が軽減され
る。また、プロンプターの表示器にスクロール表示の残
り時間を表示することによって、原稿読上者は、残りど
れくらいの時間で原稿の読み上げを終了しなければなら
ないかを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、プロンプターを使用したテレビカメラ
システムの全体構成を示した図である。
【図2】図2は、本発明に係る信号処理装置の回路構成
を示した図である。
【図3】図3は、図2の回路動作の説明に用いた信号波
形の図である。
【図4】図4は、1枚分の原稿画像を原稿用メモリに記
憶させる場合における原稿画像の各画素のアドレスを例
示した図である。
【図5】図5は、3枚の原稿画像を原稿用メモリに記憶
させるようにした場合のアドレスの割り当てを例示した
図である。
【図6】図6は、1画面スクロール時間に対するCPU
の処理内容を示した図である。
【図7】図7は、1画面スクロール時間が8秒のときの
CPUの処理内容を示した図である。
【図8】図8は、プロンプターのモニタにスクロール表
示が終了するまでの残り時間を表示させた例を示した図
である。
【符号の説明】
1…モニタ、2…ハーフミラー、3…信号処理装置、4
…テレビカメラ、12…原稿用メモリ、20…CPU、
21…アップカウンタ、22…読上時間設定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリに記憶された複数枚の原稿をプロ
    ンプターの表示器にスクロール表示させる機能を備えた
    プロンプターの信号処理装置において、 前記表示器への原稿1枚当たりの表示時間を設定する表
    示時間設定手段と、 原稿1枚当たりの原稿の表示時間が前記表示時間設定手
    段によって設定された表示時間となるように前記スクロ
    ール表示のスクロール速度を設定するスクロール速度設
    定手段と、 前記スクロール速度設定手段によって設定されたスクロ
    ール速度により前記複数枚の原稿を表示器にスクロール
    表示させる処理手段と、 を備えたことを特徴とするプロンプターの信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記表示時間設定手段は、前記スクロー
    ル表示の開始から終了までの時間を入力する入力手段
    と、該入力手段によって入力された時間内に前記表示器
    に表示する複数枚の全ての原稿のスクロール表示が終了
    するように原稿1枚当たりの表示時間を算出する算出手
    段と、から成ることを特徴とする請求項1のプロンプタ
    ーの信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記スクロール表示が終了するまでの残
    り時間を前記表示器に表示させることを特徴とする請求
    項1又は請求項2のプロンプターの信号処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014075782A (ja) * 2012-09-12 2014-04-24 Panasonic Corp 撮像装置
US10872454B2 (en) 2012-01-06 2020-12-22 Microsoft Technology Licensing, Llc Panning animations

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