JPS63303489A - Ｉｃカ−ドリ−ダの除電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はＩＣカードリーダ、特にＩＣカードに帯電した
静電気の除電装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種のカードリーダは磁気カードが主流であっ
たため、特に静電気に関する除電機構は必要とされなか
った。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来のカードリーダはカード挿入口、搬出１’
ｌは金属または金属メッキされたプラスチック等を使用
しており、内部のカード引き込み機構にも特別な配慮は
なされていない。しかし、ＩＣカードはＩＣ入出力端子
が直接外部に露出し、更にプラスチック樹脂でカードが
成形されているため、それ自体非常に４Ｆ　＊　じやす
いものである。従って、ＩＣカードをカードリーダに挿
入する場合、近くに金属があれば、これに向かって火花
放電を生じ、ＩＣを破損させることが予想される。更に
カード引き込み時のローダ−との摩擦によっても樹脂部
分は容易に？ｉＦ　”ｆＦｆ、し、ＩＣカード読み出し
用電極に放電が生じ、ＩＣカード破損を招きやすい。

ｉｓ（］規格でＩＣカードに対する静電気耐性規格が定
められているが、これは帯電人体に対して定められたも
のであり、ＩＣカード自身の実帯電、誘導’！ｊ）　’
ｆｄに関しては効力が少ないと考えられ、上述の危険要
因は高い。

本発明の目的は前記問題点を解消するＩＣカードリーダ
の除電機構を提供することにある。

〔発明の従来技術に対する相違点〕

本発明は・ＩＣカードに帯電する静電気を除電させ、Ｉ
Ｃカードに内蔵されたＩＣの破損防止を図るという独創
的内容を有する。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はＩＣカードを搬出入させるＩＣカード搬入・搬
出口と、ＩＣカードの読み取り部とＩＣカード搬入・搬
出口との間でＩＣカードを搬送するカード搬送機構とを
有し、前記ＩＣカード搬入・搬出口を絶縁材で構成し、
前記カード搬送機構を導電材で構成してこれを接地し、
さらにＩＣカードの表面を除電する除電機構を設けたこ
とを特徴とするＩＣカードリーダの除電装置である。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図により説明する。

（実施例１） 第１図は本発明の第１の実施例を示す構成図である。

第１図に示すカードリーダにおいて、カードリーダ本体
（図示路）の両端に設けられたカード挿入１］１とカー
ド搬出口２との間にステージ３を付設し、該ステージ３
に沿うＩＣカードの搬送方向に沿ってカード搬送用ロー
ダ−４，５，６及び補助ローダ−７ａ、　７ｂ、　並び
にＩＣカード読み取り部８を配設する。さらに、ステー
ジ３のカード挿入口１とカード搬出口２との近傍にスリ
ット３ａを設け、該スリット３ａに通してＩＣカード９
の搬送路の上下に除゛市ブラシ１０．１１を設ける。

ここで、■カード挿入口１は絶縁物で構成する。

＋’３）　Ｉ　Ｃカード９の引き込み等の送り機構４，
５，６゜７ａ、　７ｂは導電性を付与したゴム、プラス
チックで構成し、これらの部品４，５，６，７ａ、７ｂ
と接地間のインピーダンスは１００にΩ以上が望ましい
。

■ＩＣカード９が読み取り部８の電極に達する前に除“
セブラシ１０（除電ブラシ以外に除電フィルム、除電ス
クリーンメツシュ、除電布等を用いてもよい。）で除電
される。

除電機構は非接触型の自己コロナ放電方法が望ましいが
、接触型の場合は接地間インピーダンス１００にΩ以上
が望ましい。

■ＩＣカード搬出口２は導電性プラスチックで構成され
る。送り機構４，５，６．７ａ、７ｂでの’ＩＦ電力１
少ない場合には搬出側の除電ブラシ１１を省略してもよ
い。

■ステージ３は導電性プラスチック或いは接地金属上に
絶縁フィルムを粘り付けたもので構成される。

したがって、絶縁物で構成されたカード挿入口１はカー
ド挿入時の放電を生じさせない働きを持つ。

ＩＣカード送りの機構４，５，６．７ａ、７ｂに導電性
部品を使用することにより、ＩＣカード９の摩擦帯電を
軽減し、更に火花放電を生じてもその放電電流ピーク値
を制限する。

除電ブラシ１０．１１の除電機構を設けることは、カー
ド読み取り部８の接触電極とＩＣカード９の端子間の放
電を未然に防ぐ働きを持つ。またカード搬出時には人体
との接触による放電を未然に防ぐ働きを持つ。

ＩＣカード搬出口２を導電性プラスチックとすることで
ＩＣカードの帯電を未然に防ぐ。

ステージ３を導電性プラスチックとすることで、カード
搬送時の摩擦帯電を軽減する。

（実施例２） 第２図は本発明の第２の実施例のブロック図である。本
実施例では、第１図のＩＣカードの挿入口１．搬出口２
とが一体になっており、ＩＣカード挿入口（搬出口）ｌ
、２は絶縁物で構成される。１０゜１１は除電ブラシ、
　１２ａ、　１２ｂはカード搬送用ローダ−９８はＩＣ
カード読み取り部、３はカード搬送用ステージである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ＩＣカードに関わ
る殆どの静電気障害を解決することが可能であり、帯電
人体がカードを挿入した場合、カード自身が帯電した場
合、ともにＩＣカードリーダ内で、ＩＣカードを破損す
ることなく除電可能となる効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示すブロック図、第２
図は本発明の第２の実施例を示すブロック図である。 １・・・カード挿入口　　　　２・・・カード搬出口３
・・・ステージ　　４，５．６・・・カード搬送用ロー
ダ−８・・・読み取り部　　　　　９・・・ＩＣカード
１０．１１・・・除電ブラシ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＩＣカードを搬出入させるＩＣカード搬入・搬出
   口と、ＩＣカードの読み取り部とＩＣカード搬入・搬出
   口との間でＩＣカードを搬送するカード搬送機構とを有
   し、前記ＩＣカード搬入・搬出口を絶縁材で構成し、前
   記カード搬送機構を導電材で構成してこれを接地し、さ
   らにＩＣカードの表面を除電する除電機構を設けたこと
   を特徴とするＩＣカードリーダの除電装置。