JPS63303263A

JPS63303263A - トラクタにおけるミッションケ−ス内の油路構造

Info

Publication number: JPS63303263A
Application number: JP13822987A
Authority: JP
Inventors: Sadanori Nishimura; 西村　定徳; Takanori Suzuki; 孝則鈴木; Hideyuki Akaha; 秀行赤羽
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1987-06-03
Filing date: 1987-06-03
Publication date: 1988-12-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】り粟上夏■皿±１本発明は、農業用等のトラクタに関し、特に、かかる１
〜ラクタにおけるミッションケース内の油路の構成に関
するものである。

」釆夜盟農業用トラクタにおいては、車体前部にエンジンが搭載
され、後部にミッションケースが搭載されでている。エ
ンジンの出力軸はプロペラシトフトを介してミッション
ケースの入力軸に連結されている。ミッションケース内
には変速機構が内蔵され、前記入力軸に入力されたエン
ジン動力は該変速機構を介して出力軸に変速伝達され、
該出力軸に」：り車輪が駆動される。ミッションケース
にはさらにＰＴＯ軸が設けられており、人力されたエン
ジン動力はこのＰＴＯ軸にも変速伝達され、トラクタに
連結された作業機に該Ｐ　Ｔ　Ｏ！ｉ！ｌｌを介して動
力が伝達される。

前記変速機構には種々の軸受部等の潤滑を要Ｊる部分が
多数存在し、これらの各潤滑部に潤滑油を供給する油圧
ポンプがミッションケースに付設されている。そしてこ
の油圧ポンプから前記各潤滑部に送給され該潤滑部を潤
滑した浦は、ミッションケースの底部に溜められ、再び
前記油圧ポンプに吸入されて再循環する。

ミッションケース内に貯溜した油を油圧ポンプに吸入し
易くするため、通常、ミッタ」ンケースには油溜り部が
設（ブられており、この油溜り部は従来ミツシ」ンケー
スの後部に設【）るのが一般的であった。例えば実開昭
５４−９９２２５号公報に記載されている農用］〜ラク
タにおいては、ミッションケースの前端面（こ油圧ポン
プが取付けられ、このミッションケースの後９７．：に
油溜り部（油タンク）が設けられており、この油溜り部
を前記油圧ポンプに接続づる給油パイプが、ミッション
ケース内をその背壁から前壁まで縦通している。実公昭
５９−１６５９０号公報に記載されたものにｄ３いては
、油圧ポンプはミッションケース内に設（プられている
が、油溜り部はやはりミッションケースの後部に設けら
れている。

一ロが　　しようとするり、−１しかし、上述のように油溜り部をミッションケースの後
端部に設（プたものにおいては、車体の動揺に伴なって
ミッションケースが曲後に傾斜する時に、油溜り部内の
貯溜油の油面が大きく上下し、油圧ポンプに油を定常的
に供給する上で不利であった。また、油溜り部と油圧ポ
ンプを接続する給油パイプが長くなり、吸入油の流動抵
抗が大きくなるという不具合があった、。

０　　を　′するための：・　およびＩ本発明はこのＪ
：うむ事情に鑑みてなされたものであり、本発明におい
ては、ミッシ」ンケースを、主変速装置を納めた前方の
主変速ケースと、油圧ポンプを取付りた中間ケースと、
副変速装置を納めた後方の副変速ケースとにより構成し
、該ミッションケースの前後方向ほぼ中央の下部に前記
油圧ポンプの下方に位置させて油溜り部を設り、該油溜
り部と前記油圧ポンプとを該油溜り部から上方に延びる
油供給路を介して接続する。

本発明によれば、油溜り部がミッションケースのほぼ中
央下部に形成されているので、ミッションケースが傾斜
しても油溜り部の油面はほどんど変動ゼず、常にほぼ一
定に保たれる。また、この油溜り部は中間ケースに取付
りられた油圧ポンプの直下近傍に位置するので、該油溜
り部から立上って油圧ポンプに接続する油供給路が短か
くなり、かつ簡素化される。

丈五北第１図は本発明を適用した乳業用トラクタの側面図で、
車体フレーム１の前部に前輪２、後部に後輪３が装架さ
れている。車体フレーム１の前方土部にはエンジン４が
搭載され、該エンジン４の出力軸はプロペラシャフト５
を介してミッションケース６の入力軸Ｓ１に連結されて
いる。ミッションケース６は主変速り一−ス７、中間ブ
ース８および副変速ケース９から成り、車体フレーム１
に固定され、内部に変速装置が内蔵されている。

前記入力軸Ｓ１に入力されたエンジン動力は、上記変速
装置を経て適宜変速された後、後車＠１０、ＰＴＯ軸Ｓ
２および前輪駆動！１ｔｌｌＳ３に出力される。ＰＴｏ
！Ｎ］Ｓ２はこのトラクタの後部に連結されるロータリ
ＩＩ耘機等の作業機に動力を伝達する。前輪駆動軸Ｓ３
は前輪駆動プロペラシャツ］〜１１を介して前輪２に動
力を伝達する。０１変速ケース９の上面には油圧シリン
ダ１２が載置され、内部のピストンに連動して上下に揺
動するリフトアーム１３が油圧シリンダ１２から後方に
延びている。このリフドアーム１３の後端は、リンク装
置を介して前記作業機に連結され、該リフトアーム１３
の揺動により作業機が昇降するようになっている。そし
て油圧シリンダ１２に油圧を供給する油圧ポンプ１４が
中間ケース８の上方に配置されている。１５は座席、１
Ｇはハンドルである。

第２図はミッションケース６の内部を示す縦断面図であ
る。ミッションケース６は前述のように主変速ケース７
、中間ケース８および副変速ケース９から成り、その前
端に主クラツチケース１７が設けられている。前記入力
軸Ｓ１は主変速ケース７と主クラッチケース１７とに回
転白石に枢支されており、入力軸Ｓ１に伝達された］−
ンジン動力は、主クラッチケース１７内の主クラツチ１
８を経て、主変速ケース７内の主軸Ｓ４に伝えられる。

主変速ケース７には主軸Ｓ４に隣接してこれと平行に主
変速ノＪウンタ＠ｓ５が配設され、両軸Ｓ４．８５間に
、複数の油圧クラッチおにび歯車列から成る主変速装置
１９が構成されており、主＠Ｓ４の回転が選択された変
速比で主変速カウンタ１ｌ（１１３５に伝えられる。主
変速カウンタ軸Ｓ５は後方の中間ケース８内を通過して
副変速ケース９の前部まで伸びており、副変速ケース９
内において最終軸Ｓ６に副変速装置２０を介して所望の
変速比で選択的に連結される。

＠終＠Ｓ６は差動装置２１に連結されており、該差動装
置２１を介して前記後車＠１０が駆動される。第２図に
は図示されていないが、最終軸Ｓ６はまた歯車２２を介
して前記前輪駆動！ｌ！ｌｌ５３に連結されている。

主軸Ｓ４はまたＰＴＯ変速装置２３を介してＰＴＯ変速
軸Ｓ７に連結されており、該ＰＴ○変速１ＩＩＩＩＳ７
はミッションケース６の後端まで延び歯車伝動装置２４
を介して前記ＰＴＯ０ｊｌｌＳ２に連結されている。

前記各軸Ｓ４、Ｓ５、Ｓ６、Ｓ７等には変速用の歯車が
ニードル軸受を介して回転自在に遊嵌されており、これ
らのニードル軸およびその他の所望部分に潤滑油を供給
するための油圧ポンプ２５がミッションケース６内に設
けられている。油圧ポンプ２５の吐出油はまた、主変速
装置１９の各油圧クラッチにクラッヂ作動油としても送
られる。油圧ポンプ２５は中間ケース８に設けれた中間
壁２６に装着され、イのロータはポンプ駆動軸Ｓ８によ
って駆動される。

ポンプ駆動軸Ｓ８は歯車２７．２８を介して前記入力軸
Ｓ１に連結されている。油圧シリンダ１２に油圧を提供
する前記油圧ポンプ１４も中間ケース８に装着されてお
り、該油圧ポンプ１４は、ポンプ駆動軸Ｓ８に歯車２９
．３０を介して連結されたポンプ駆動軸Ｓ９によって駆
動される。

ミッションケース６の底壁は中間ケース８にＳ３いて最
も低くなっており、この位置に油溜り部３１が形成され
ている。本実施例においては、この油溜り部３１は図示
のように、副変速ケース９の底壁面部に形成された油溜
り部３１ａにｉｊ［続しでいる１、油溜り部３１にはフ
ィルタ３２を介して油吸入口３３が開口しており、該油
吸入口３３からｎｔ＋供給管３４が立上っている。この
油供給管３４は中間ケース８の上部まで延び、上方にお
いで２本に分岐し、一方の分岐管３４ａは油圧ポン１２
５の吸入口に連通し、他方の分岐管３４ｂは油圧ポンプ
１４の吸入口に連通している。

油圧ポンプ２５から吐出され、変速装置の各測滑−７一部を■消した油もしくは各油圧クラッチの作動油として
使用された油はミッションケース６の底部に油面ａを形
成して貯溜され、また油圧ポンプ１４から油圧シリンダ
１２に送り込まれた後該油圧シリンダ１２から１）１出
される油もミッションケース６の底部に貯溜される。そ
してこの貯留曲が油溜り部３１の油吸入口３３、油供給
管３４を経て油圧ポンプ２５および油圧ポンプ１４に再
び吸入される。ところで油溜り部３１は主変速ケース７
、中間ケース８　Ｓ３よび副変速ケース９から成るミッ
ションケース６の前後方向ほぼ中央部に位置しているの
で、この部分にお（ブる油面ａのミッションケース底壁
からの高さは、ミッションケース６の前後方向の傾斜に
よってほとんど変動せず、常にほぼ一定の深さを維持し
ている。従って油圧ポンプ２５および油圧ポンプ１４に
は油溜り部３１内の油が油吸入口３３、油供給管３４を
通じて常に安定した状態で供給される。

さらに、油圧ポンプ２５および油圧ポンプ１４はいずれ
も中間ケース８に取付けられ、油溜り部３１のほぼ直上
部に位置しでいるので、油供給管３４の長さ−つ　− が短くてすみ、またその形状も直線状の単純な形状とな
って、吸入抵抗が減少り−る。

油溜り部３１内の油をポンプ２５．１４に供給Ｊるのに
、上記のような油供給管３４を配設する代りに、これに
相当する油供給路を前記中間壁２６内に穿設形成しても
よい。第３図はこのようイｉ実施例を示し、中間壁２６
を前方から見た図面である。中間壁２６には前述の各Ｉ
ＭＳ３、Ｓ４、Ｓ５、Ｓ７、Ｓ９が支承されており、か
つ油圧ポンプ２５が取付けられている。

そして中間壁２６の前面に、？ＩＩＩ斤ポンプ２５の吸
入口に連通ずる吸入ボー１−３５と、該ポンプ２５の吐
出口に連通する吐出ポート３６とが凹設されている。こ
の中間壁２６に上下に延びる油供給路３７が穿設されて
おり、該油供給路３７の下端は前記油吸入口３３および
フィルタ３２を通じて前記油溜り部３１に連通している
。油供給路３７は中途において油路部分３７ａと油路部
分３７ｂとに分岐しており、油路部分３７ａは前記吸入
ボート３５に）や通し、油路部分３７ａｆｊ油供給口３
８を通じて前記油圧ポンプ１４の吸入［］に連通してい
る。

１／′１　　　− 発訓目と裏型以上の通り、本発明においては、ミッションケースを、
主変速装置を納めた前方の主変速ケースと、油圧ポンプ
を取付けた中間ケースと、副変速装置を納めた後方の副
変速ケースとにより構成し、該ミッションケースの前後
方向ほぼ中央の下部に前記油圧ポンプの下方に位置させ
て油溜り部を設け、該油溜り部と前記油圧ポンプとを該
油溜り部から上方に延びる油供給路を介して接続したの
で、油溜り部の油面がミッションケースの傾斜によって
ほとんど変動せず、従って油圧ポンプに常に安定した状
態で油を供給することができる。また、油溜り部が油圧
ポンプの直下近傍に位置するので、油溜り部と油圧ポン
プとを接続する油供給路が短かく、かつ単純になる。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明を適用した農業用トラクタの側面図、第
２図はミッションケース内の変速装置を示す縦断面図、
第３図は本発明の他の実施例におけるミッションケース
中間壁の前面図である。１・・・車体フレーム、２・・・前輪、３・・・後輪、
４・・・エンジン、５・・・プロペラシャツ１〜．６・
・・ミッションケース、７・・・主変速ケース、８・・
・中間ケース。９・・・副変速ケース、１０・・・後車軸、１１・・・
前輪駆動プロペラシャフト、１２・・・油圧シリンダ、
１３・・・リフトアーム、１４・・・油圧ポンプ、１５
・・・座席、１６・・・ハンドル、１７・・・主クラツ
チケース、１８・・・主クラツチ、１９・・・主変速装
置、２０・・・副変速装置、２１・・・差動装置。２２・・・歯車、２３・・・ＰＴＯ変速装置、２４・・
・歯車伝動装置、２５・・・油圧ポンプ、２６・・・中
間壁、　　２７．２Ｂ、２９．３０・・・歯車、３１・
・・油溜り部、３２・・・フィルタ、３３・・・油吸入
口、３４・・・油供給管、３５・・・吸入ポート、３６
・・・吐出ポート、３７・・・油供給路、３８・・・油
供給口。Ｓｌ・・・入力軸、　Ｓ２・・・ＰＴＯｆｌｔｂ、３３
・・・前輪駆動軸、　３４・・・主軸、　８５・・・主
変速カウンタ軸、　Ｓ６・・・最終軸、　Ｓ７・・・Ｐ
ＴＯ変速軸、　Ｓ８・・・ポンプ駆動Ｒ＋ｌ＋、ｓ９・
・・ポンプ駆動軸。

Claims

【特許請求の範囲】

　ミッションケースを、主変速装置を納めた前方の主変
速ケースと、油圧ポンプを取付けた中間ケースと、副変
速装置を納めた後方の副変速ケースとにより構成し、該
ミッションケースの前後方向ほぼ中央の下部に前記油圧
ポンプの下方に位置させて油溜り部を設け、該油溜り部
と前記油圧ポンプとを該油溜り部から上方に延びる油供
給路を介して接続したことを特徴とする、トラクタにお
けるミッションケース内の油路構造。