JPS6330247Y2 - - Google Patents

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JPS6330247Y2
JPS6330247Y2 JP11399483U JP11399483U JPS6330247Y2 JP S6330247 Y2 JPS6330247 Y2 JP S6330247Y2 JP 11399483 U JP11399483 U JP 11399483U JP 11399483 U JP11399483 U JP 11399483U JP S6330247 Y2 JPS6330247 Y2 JP S6330247Y2
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fastener
fastener tape
tape
hole
fastener element
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JP11399483U
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Priority to ES274267U priority patent/ES274267Y/es
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Priority to BR8305033A priority patent/BR8305033A/pt
Publication of JPS6020815U publication Critical patent/JPS6020815U/ja
Priority to US07/011,408 priority patent/US4765038A/en
Priority to SG854/87A priority patent/SG85487G/en
Priority to MY885/87A priority patent/MY8700885A/xx
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、織成又は編成した帯体の表裏両面に
エラストマーを被覆した防水性フアスナーテープ
にその表裏両面に跨つて合成樹脂製のフアスナー
エレメントを固着した水密性を有するスライドフ
アスナーに関する。
従来技術 この種のスライドフアスナーは、一般に、繊維
で織成又は編成した帯体を芯とし、この芯の表裏
両面に天然ゴムや合成ゴム等のエラストマーを被
覆して防水性を有するフアスナーテープとし、こ
のフアスナーテープの表裏両面に跨つて合成樹脂
製のフアスナーエレメントを射出成形等により形
成して、固着している。
しかし、従来のこの種のスライドフアスナー
は、フアスナーテープのエレメント取付縁部に孔
を形成し、この孔を貫通してフアスナーエレメン
トを射出又は押出し成形しているため、海底工事
用の被服やウエツトスーツに設けて、スライドフ
アスナーの表側と裏側の圧力差の高い所で使用す
ると、フアスナーテープとフアスナーエレメント
との境界面及び前記孔を通つて水がスライドフア
スナーの表側から裏側に染み出してくる欠点があ
つた。
考案の目的 本考案は、フアスナーテープとフアスナーエレ
メントとの連結強度が大であり、しかも優れた水
密性能を有するスライドフアスナーを提供するこ
とを目的とする。
考案の構成 上記目的は本考案によれば、フアスナーテープ
のエレメント取付縁部に形成された孔を貫通する
連結部によりフアスナーエレメントの表側と裏側
とを一体に結合してフアスナーテープとフアスナ
ーエレメントとの連結強度を高め、かつフアスナ
ーテープの少なくとも前記孔周辺に対応する表裏
両面に接着剤層を形成して、この接着剤層により
孔周辺におけるフアスナーテープとフアスナーエ
レメントとが接触する境界部を塞いで前記境界部
における水密性を保つことにより達成される。
実施例 以下、図面に示す実施例に基いて本考案を説明
する。
第1図ないし第4図において、Fは本考案にか
かるスライドフアスナーで、一対のフアスナーテ
ープTと各フアスナーテープTのエレメント取付
縁部1に取付けられた合成樹脂製のフアスナーエ
レメントEを有している。
各フアスナーテープTは、繊維で織成あるいは
編成した帯体により形成した芯3の表裏両面に天
然ゴムや合成ゴム等のエラストマーを被覆して防
水層4,4を形成し、両防水層4,4によりフア
スナーテープT自体の水密性を保つている。各フ
アスナーテープTのエレメント取付縁部1の端部
には離隔して二条の膨大部5が形成されており、
膨大部5,5間に溝条13が形成されている。
各フアスナーテープTのエレメント取付縁部1
の表裏両面には、接着剤層2,2が形成されてお
り、各接着剤層2,2によりフアスナーテープ
T,TとフアスナーエレメントEとは密着され
て、両者の間の水密性を保たれている。各接着剤
層2,2のための接着剤としては、たとえばクロ
ロプレン用ゴムのりと硬化剤とを混合したものを
使用することができる。なお、図示の例では、接
着剤層2,2、エレメント取付縁部1長手方向に
連続して形成しているが、接着剤層2,2はエレ
メント取付個所だけ或いは後述するエレメント取
付個所の一部だけに形成してもよい。
フアスナーエレメントEは、フアスナーテープ
Tの表裏で対称の形状に作られており、またフア
スナーテープTのエレメント取付縁部1がフアス
ナーエレメントEの高さ方向中央に位置した状態
にフアスナーテープTに取付けられており、さら
に咬合頭部8,8の間が、フアスナーテープTの
膨大部5の前端面5aとともに、フアスナーテー
プTの長手方向に連続する横溝10になつてい
る。フアスナーエレメントEのうち、脚部9,9
の部分は、フアスナーテープTに穿設された孔1
1を貫通して形成された連結部12により表裏一
体に結合されている。前述の接着剤層2,2は、
少なくともこの孔11の周辺部を囲むように形成
してある。
フアスナーテープT,Tのエレメント取付縁部
1に対する各フアスナーエレメントEの固着位置
は、咬合時においてフアスナーテープTの前端縁
5aが互いに密着する位置となつている。
15,15は咬合頭部8,8のうちの実際に咬
合する咬合突部であり、16,16は相手側のフ
アスナーエレメントEの咬合突部15,15と咬
合する咬合凹部であり、そして17,17は咬合
突部15,15及び咬合凹部16,16の内側に
一体に連接された支持部である。
支持部17,17は、脚部9,9側が底辺とな
り咬合頭部8,8の先端側が頂角となる略三角形
状をしている。従つて、支持部17,17は、脚
部9,9側が第1図に示すように咬合凹部16,
16に位置し、フアスナーエレメントEが互いに
咬合した状態において相手側のフアスナーエレメ
ントEの咬合突部15と接し、フアスナーエレメ
ントEの咬合状態を強固にする機能を有するとと
もに、相手側のフアスナーテープTの膨大部5を
押圧して水密性をより高めている。
18,18は、スライダー(図示せず)の移動
を滑らかにする舌片で、フアスナーエレメントE
の脚部9,9に一体に形成されている。
このようなスライドフアスナーFは、たとえ
ば、孔11を形成したフアスナーテープTに塗布
等により接着剤層2,2を形成した後、フアスナ
ーテープTに対してフアスナーエレメントEを射
出成形又は押出し成形することにより作ることが
できる。このようにすれば、射出成形時又は押出
し成形時の熱により接着剤層2が溶けて、フアス
ナーテープTとフアスナーエレメントEとを確実
に密着するから、フアスナーテープTとフアスナ
ーエレメントEとの接触部が確実に密閉され、水
密性が著しく向上する。
このスライドフアスナーFは、各フアスナーエ
レメントEの表側の部分と裏側の部分とが、フア
スナーテープTに形成された孔11を貫通する連
結部12により一体に結合されているから、フア
スナーテープTと各フアスナーエレメントEとの
連結強度が著しく高い。また、フアスナーテープ
Tのエレメント取付縁部1の表裏両面に接着剤層
2を設けてフアスナーテープTとフアスナーエレ
メントEとを密着しているから、フアスナーテー
プTとフアスナーエレメントEとの接触部の気密
性が著しく高く、従つて海底等水圧の高い個所で
使用しても、前記接触部を通つて孔から水が染み
出すことがない。さらに、咬合時において、咬合
突部15が相手側の隣接するフアスナーエレメン
トEの支持部17によつて支持固定された状態と
なるから、突き上げ力が加わつても支持部17の
存在によつて咬合突部15が支持押圧され、チエ
ーン割れが生ずることがない。さらにまた、咬合
時において膨大部5が相手側の膨大部まで延びて
両膨大部を挾圧しているから水密性が高い。そし
て、フアスナーテープTは芯3として生地テープ
を使用しているため、フアスナーテープTが伸縮
しにくく、従つて自動機によりフアスナーエレメ
ントの射出等による連続成形ができ、生産性が極
めてよい上に、フアスナーエレメントの取付けピ
ツチの誤差もなく、良好な製品が得られる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえば接着剤層2,2は少なくとも孔
11周辺部を囲むようにフアスナーテープTの表
裏両面に形成すればよい。またフアスナーテープ
Tに形成された孔11は、咬合頭部、脚部と対応
する位置に1個づつ設けてもよいし、3個以上で
あつてもよく、従つてフアスナーエレメントEの
連結部12は複数個であつてもよい。
考案の効果 以上のように本考案は、フアスナーテープのう
ち少なくともエレメント取付位置の孔周辺に対応
する表裏両面に接着剤層を形成し、この接着剤層
によりフアスナーテープとフアスナーエレメント
とが接触する境界部を塞いだから、前記境界部の
水密性が高く、従つてスライドフアスナーの表側
と裏側の圧力差が大きな個所で使用しても、前記
境界部を通つて孔から水が染み込んでくることが
ない。また、フアスナーテープのエレメント取付
縁部に形成された孔を貫通する連結部によりフア
スナーエレメントの表裏を一体に結合したから、
フアスナーテープとフアスナーエレメントとの連
結強度が著しく高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるスライドフアスナーの
一実施例を示す正面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図は第1図の−線断面図、第
4図は同スライドフアスナーで用いるフアスナー
テープとフアスナーエレメントの一実施例を示す
斜視図である。 E:フアスナーエレメント、F:スライドフア
スナー、2:接着剤層、3:芯、11:孔、1
2:連結部、T:フアスナーテープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 織成又は編成した帯体により形成した芯3の表
    裏両面にエラストマーの防水層4を形成してなる
    防水性のフアスナーテープTに、合成樹脂製のフ
    アスナーエレメントEを前記フアスナーテープT
    の表裏両面に跨つて固着してなり、前記フアスナ
    ーエレメントEは前記フアスナーテープTに形成
    された孔11を貫通する連結部12により表裏一
    体に結合されており、前記フアスナーテープTの
    少なくとも前記孔周辺の表裏両面は接着剤層2が
    形成されて、孔周辺における前記接着剤層2によ
    り前記フアスナーテープTとフアスナーエレメン
    トEとが接触する境界面を塞いでいることを特徴
    とする水密性を有するスライドフアスナー。
JP11399483U 1982-09-09 1983-07-22 水密性を有するスライドフアスナ− Granted JPS6020815U (ja)

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