JPS63302117A - 消音マフラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車等の排気システムに用いられる消音マフ
ラーに関する。

（発明の概略） 本発明は、断面が円形でかつ軽量、小型であり消音効果
及び耐久性に優れたマフラーを提供する事を目的とする
。

上記目的を達成するために本発明はフレームの形態とな
る新規なサブアッセンブリ手段を有し、該サブアッセン
ブリ手段、すなわちフレームを円筒形のマフラーハウジ
ング内に挿入することにより、ハウジング内部を該ハウ
ジングの長手方向に伸びると共に、互いに平行な、かつ
相互に接続された複数の排気流通路に細区分し、該複数
の排気流路が前記マフラーハウジングの一端の入口と、
他端の出口とを連通するガスの三重の反転流通路を画成
することを特徴とする。更に説明すると、本発明の実施
例においては前記フレームが、長手方向に直交する方向
に仕切る２つの同形の横仕切り壁と、長手方向に仕切る
２つの同形の縦仕切り壁とからなり、前記２つの横仕切
り壁は前記フレームの両端に各々位置しており、かつ前
記２つの縦仕切り壁は互いにしっか、りと固定され、更
に前記横仕切り壁にも固定されている。前記フレームは
以上の組立てが完了した状態で、均一の直径を有するチ
ューブ状の前記マフラーハウジング内に挿入される。こ
の後、前記チューブの両端は変形され吸気口と排気口と
が形成され、マフラーの機構が完成する。マフラー内に
おいて前記フレームを設ける長手方向の位置を変えるこ
とにより、様々な消音効果が得られる。ハウジングの長
さが変化すると、これに応じてフレームの長さを変える
ことができ、これにより用途に応じて異なる長さのマフ
ラーを提供することができる。又、１つのハウジングに
複数のフレームを挿入しても良い。

これによって１つのマフラー内に複数の反転流路が形成
され、消音効果が高められる。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明の第１の実施例を示したものであり、こ
の実施例においてマフラー１は入口プッシュ５及び出口
プッシュ７が一体成形された左端部及び右端部を除き、
長手方向の略全長に亘って直径が同一の金属製チューブ
からなるハウジング３を有している。前記ブツシュ５．
７は周知の通りマフラー１を排気システム内に設けられ
たガス流通導管（図示せず）に接続する役目を果たして
いる。前記ハウジング３内にはチャンバー９が形成され
ており、前記ブツシュ５又は７の少なくとも一方が形成
される前に予に組み立てられた一体のメタルフレーム即
ちサブアセンブリ１１が前記チャンバー９へ挿入される
。前記チャンバー９は略円筒形を成し前記ハウジングと
同軸上に位置している。前記フレーム１１は前記ブツシ
ュ５の近傍及び前記ブツシュ７の近傍に各々円形の入口
側横仕切り壁１３及び出口側横仕切り壁１５を有してお
り、これら各横仕切り壁は前記ハウジング３の内表面に
気密的に滑り接触している。前記フレーム１１は更に背
面を合わされたＶ字状の縦仕切り壁１７．１９（第５、
第６図を参照）を有しており、これら縦仕切り壁の両端
は前記横仕切り壁１３．１５に溶接されている。前記横
仕切り壁１３（したがってフレーム１１）は２１の位置
において“Ｘ″で示されるようにポイント溶接等の手段
で前記ハウジング３に固定されている。

作動中、排ガスはブツシュ５を通ってマフラー内に入り
、フレーム１１内をまっすぐ流れて出口側横仕切り壁１
５に達する。ここでガスは前記フレームの構造により、
今度は逆方向へ流れを変え、別の経路を通ってフレーム
内をまっすぐ流れて入口側仕切り壁１３に達する。ここ
で前記フレームの構造により再びガスの流れが反転して
フレーム内（但し更に別の経路を通って）を流れる。す
なわちガスは３度フレーム内を流れた後ブツシュ７を通
ってマフラー外へ排出される。

以上のようなガスの反転流を生じさせるフレーム１１の
構造が第４乃至第１１図に更に詳細に示されている。仕
切り壁１７．１９の構造は同一であり、これらは各々第
７図に見るような構造の平板状の金属ブランク２１から
形成される。前記ブランク２１は略長方形を成し、長手
方向の中心線２３に対して左右対称である。但し前記ブ
ランク２１の四隅は切り欠かれ、長方形の切欠き２５が
形成されている。前記ブランク２１の左端２９（仕切り
壁１７の入口側）には前記中心線２３から幅方向に等し
い距離を置いて一対の同−状の長方形溶接用タブ２７が
突設されている。同様に前記ブランク２１の右端３３（
仕切り壁１７の出口側）には一対の同一形状の長方形溶
接用タブ３１が前記タブ２７と長手方向に対称に突設さ
れている。

尚、前記ブランク２１には前記中心線２３から幅方向に
等しい距離を置いて比較的大きな長方形（四隅が丸みを
持った）のガス流通用オープニング、即ちポート３５と
３７が穿設されている。又、図に示されるように、前記
ブランクには前記中心線に対して対称に所望のパターン
で多数の小さな噴口３９が形成されている。これら噴口
３９は前記ブランク２１の表面４１から裏面４３へ向か
って穿設されており、また各噴口の縁部分には意図的に
環状の首部４５が形成されている。

第７図に示されているように、前記ブランク２１は３つ
の工程を経て前記仕切り壁１７又は１９に加工される。

第一に前記ブランク１２１の幅方向両端が各々前記裏面
４３に向かって曲面をなすよう曲げられ、カーブした長
手方向の側縁部４７が形成される。第二に、タブ２７及
び３１が、各々前記ブランク２１面に対し直角になるよ
うに裏面４３側及び前記表面４１側にそれぞれ折り曲げ
られる。第三に長手方向に伸びる長方形の中央部分４９
をそのまま保持した状態で前記ブランク２１の対向する
側面５１．５３が長手方向の軸に平行に折り曲げられる
。この時の前記両側面５１．５３は中央部分４９に対し
上方に即ち表面４１側にそれぞれ４０°ずつ折り曲げら
れ、これによって前記ブランク２１は１００°の角度で
開いたＶ字状の仕切壁１７又は１９が形成される。

組立時において、ブランク２１から形成された仕切り壁
１７．１９はそれぞれの前記長片部４９を接して背面を
合わせた状態とされ“Ｘ”点５１（第４図）の位置でポ
イント溶接される。しかしこの時前記入口側仕切り壁１
７は右端に前記孔３５．３７を有し、前記出口側仕切り
壁１９は左端に孔３５．３７を有している。即ち仕切り
壁１７は仕切り壁１９に対して長手方向に逆向きに配置
されており、第４図ではその孔３５．３７は破線で示さ
れている。

第１０図、１１図に示すように、横仕切り壁１３．１５
は各々円形で孔のおいていない金属プレート５３を有し
ており、その外縁部は角部５５において略直角に折り曲
げられ、これによって周縁フランジ５７を形作っている
。前記プレート５３及びフランジ５７には前記縦仕切り
壁１７．１９の７字形と大きさ及び形状において対応す
るＶ字形の切欠き５９が形成されている。

前記横仕切り壁１３．１５を、背面が合わされて組み立
てられている縦仕切り壁１７．１９に組み付ける場合、
まず前記仕切り壁１７の７字が仕切り壁１３の前記切欠
き５９に合わせられる一方、前記仕切り壁１９のＶ字形
が前記仕切り壁１５の切欠き５９と合わせられる。前記
仕切り壁１３及び１５と、前記仕切り壁１７．１９のタ
ブ２７と３１が接触させられ、タブが前記横仕切り壁の
プレート５３にスポット溶接されてフレーム１１が完成
する。前記横仕切り壁１３．１５の外径は前記ハウジン
グ３の内径と等しく、したがって横仕切り壁はハウジン
グの内周面に接触係合し、この結果、前記横仕切り壁と
前記ハウジングは気密的に係合する。前記フレーム１１
の前記ハウジング３への挿入を容易にする為に、前記仕
切り壁１３と１５は、それぞれの丸味をおびた角部５５
が同一の方向を向くように、即ち前記ハウジング３に挿
入されるべき方向を向くよう位置決めされている０例え
ば第４図に示されているように、前記フレーム１１の角
部５５は、共に右方向即ち横仕切り壁１３．１５の出口
側を向いており、これによって前記ハウジング３が加工
前の同径円筒である際に同ハウジングの入口部すなわち
左端部からスムーズにフレームを挿入できる。前記フレ
ーム１１の挿入の後に前記入口部５は狭窄され、ブツシ
ュ５が形成される。一方、前記出口部を狭窄しブツシュ
７を形成するのは、前記フレーム１１の挿入の前後どち
らでも良い。

前後仕切り壁１７．１９の長手方向に伸びるサイドフラ
ンジ４７は、各々（前記ハウジング３の軸を中心とする
）円周上に位置しており、この円は前記ハウジング３の
内径よりわずかに大きい。

これによって前記フレーム１１がハウジング３内に挿入
された時、前記フランジ４７は半径方向内側に弾力をも
ってたわみハウジング内壁と気密的に係合する。更に、
このような構造にすることにより半径方向に圧力が弾性
的に吸収され、前記ハウジング内で動かないように保持
される。またこれによってがたつきをなくし、更に望ま
しくない機械的なノイズを防ぐことができる。

４つのカーブした前記サイドフランジ４７の外径が前記
仕切り壁１３及び１５の外径よりわずかに大きいことに
よって前記切欠き即ちノツチ２５（第７図参照）の作用
が明らかになる。すなわち、前記切欠きの存在によって
前記フランジの長手方向の長さは両端２９．３３の間の
長さより短くなる。横仕切り壁１７．１９の一方の端部
は一方の前記横仕切り壁（第４図の横仕切り壁１５）の
円周に密着しなければならない、なぜならば前記一対の
横仕切り壁は同一の形状をなし、かつ同方向に向いてお
り、また前記一対の縦仕切り壁１７．１９も同一形状を
なしているからである。すなわち前記切欠きによって前
記仕切り壁１７の一端及び仕切り壁１９の一端が前記仕
切り壁１５内に密着し、これによって前記タブ３１．２
７を同仕切り壁に溶接することができる。

前記マフラー内のガス流通路については、前記フレーム
１１と前記ハウジング３内壁とによって４つの長手方向
に伸びるガス流路が形成される。

第１の流路は断面がＶ字状の仕切り壁１７によって形成
されている入口流路６１（第５図、６図参照）である、
第２の流路は断面がＶ字状の仕切り壁１９によって形成
される出口流路６３（第５図、６図参照）である、第３
．４図の流路は前記仕切り壁１７と１９の裏面４３の間
の２つのＶ字状空間によって形成された反転流用流路６
５．６７（第５図、６図参照）である、前記入口流路６
１の入口端部から前記仕切り壁１３のＶ字形切欠き５９
を通して入口プッシュ５からのガスが流入する。又、前
記出口流路６３の出口端部は前記仕切り壁１５のＶ中形
の切欠き５９と一致しており、同フレーム１１から排気
ブツシュ７ヘガスを流出させる。

前記マフラーの作動時においては、まずガスは吸気ブツ
シュ５へ流入し、次いでガスの主流がチャンバー９の上
流端に流入する。ここではガス流路の直径は実質上大き
い０次いでガスが入口仕切り壁１３のＶ字状の切欠き５
９を通って前記長手方向に伸びる入口通路６１上流、即
ち入口端部に流入するにつれ、流路が狭くなる。前記入
口流路６１の下流即ち出口端部において前記ガス流は前
記出口仕切り壁１５に衝突し、流路６１から大型の前記
孔３５．３７を通り抜け、２つの前記長手方向に伸びる
反転流用流路６５．６７の上流側へ流入させられる。こ
の場合、２つの同反転流用通路の上流側は前記フレーム
１１の出口側及び前記入口流路６１の下流側に隣接して
いる。ガスがポート３５．３７を通して流路６５．６７
に流入する際、１つの流れから２つの流れに分かれると
共に、ガス流の幅が流少し、次いで拡張する。ガスは前
記反転流用流路６５．６７内を前記マフラーの入口方向
へ向かって反転し、入口仕切り壁１３にせき止められて
、前記仕切り壁１９に形成された前記ポートすなわち孔
３７と３５をそれぞれ通過し、長手方向に伸びる前記出
口流路６３の上流側〈入口端）に流入する。再びガスが
前記ポート３５．３７を通過する際に、ガス流の幅が減
少し次いでガスが前記流路６３に流入した時に、ガス流
が膨張する。ここで流路６５．６７を通過していた２つ
のガスの流れは再び前記流路６３で合流する。

前記流路６３を下ったガスは前記出口仕切り壁１５に形
成された切欠き５９を通過する。ここでガスは前記チャ
ンバー９の短い部分で膨張し、次いで狭窄された前記排
気ブツシュ７へ送り出され、更にテイルバイプ（図示せ
ず）゛又は排気システムの他の構成部分へ排出される１
以上のようにガスは前記マフラー内の入口から出口へ移
動する問に三重ガス通路を通過することになる。

以上述べた長手方向に伸びる一対の反転流用流路、流路
の幅の突然の変化、及びガスの２つの流れへの分割並び
に再合流は、全て前記マフラー内を通過する排ガス音エ
ネルギーの吸収に役立ち、広範囲な周波数にわたって音
を抑えることができる。加えて首部を有する小さなガス
抜き用の噴口３９が多数形成されていることによりガス
の一部（主流ではなく）が長手方向に伸びるーの流路か
ら他の−の流路へ流れる。このことは後方′からの圧力
を弱め、流れをスムーズにすると共に前記ガス中の高い
振動数のノイズ及び不協音を弱める働きをする。もし必
要であれば前記孔３９は２種類以上の異なる直径であっ
ても良い。前記環状の首部４５は周知のように、調音作
用を果たし、より高い振動を弱める効果をもたらす。

前記フレーム１１は小型のハウジング３に適合させるた
めに十分に直径を小さくすることができる６例えば自動
車部品市場で多く流通しているサイズは直径３．５イン
チ（約８　、９　ｅｌｌ　）である。同サイズの円形マ
フラーは、外見がスポーティであると共にガラスパック
マフラーのスペースを省くばかりでなく、そのガスが三
重に流れる構造は、従来のマフラー（通常だ円形）より
も消音効果に優れている。

本発明に基づくマフラーは適用対象が極めて特殊ではあ
るが、若干の修正を加えることによって僅かな種類のマ
フラーでもって多くの種類のマフラーと取り換えること
ができる。例えば第２図では第１図のマフラーに極めて
類似するが若干異なるマフラー１０１が示されている。

同マフラーは入口プッシュ１０５と出口プッシュ１０７
が形成されたハウジング１０３を有し、入口プッシュ１
０５及び出自ブツシュ１０７はチャンバー１０９の両端
に位置している。フレーム１１１はその長さを別にして
ほとんど全ての点で前記フレーム１１と一致しており、
同フレーム１１１ζま前記入口プッシュ１０５より、出
ロブ・ノシュ１０７側に近い位置においてチャンバー１
０９内に配置されている。これにより、ガスが前記フレ
ーム１１１に到達する前に比較的長い距離、前記チャン
バー１０９を移動する。チャンバー１０９の同空間がガ
ス膨張用空間となって、ガスが通過する際、多くの音エ
ネルギーを取り去る。マフラーの直径が同一である場合
には前記ハウジング１０３の長さを単に変えることによ
り、マフラーの容積を変えることができ、又前記フレー
ム１１１の長さを単に変えることで様々な消音効果を得
られることは明らかである。

第３図では１つのハウジング内に複数のフレームが配置
されたマフラー２０１が示されている。

マフラー２０１はそのチャンバー２０９の両端において
入口及び出口プッシュ２０５．２０７が形成されたハウ
ジング２０３を有している。前記フレーム１１及び１１
１に対応する第１のフレーム２１１Ａは入口プッシュ２
０５近くにおいて前記チャンバー２０９内に配置されて
おり、前記ブツシュ２０５が形成される前に左側即ち入
口端部からハウジング２０３内に挿入される。第２のフ
レーム２１１Ｂは出口プッシュ２０７近くにおいて前記
チャンバー２０９内に配置されており、同フレームと第
１のフレーム２１１Ａの間には間隔が置かれている。前
記第２フレーム２１１￥３は構造上は他のフレ」ムと同
一であるが、反転され逆方向を向いており、これによっ
て前記出口プッシュ２０７が形成される前に右方向即ち
出口端から極めてハウジング２０３内に入れることがで
きる。

前記マフラー２０゛１を通過するガスの流れは前記フレ
ーム２１１Ａによって衝突して流れが変えられ、更にチ
ャンバー２０９の一部である同フレーム２１１Ａとフレ
ーム２１１Ｂ間の空間において膨張し、かつ前記フレー
ム２１１Ｂに衝突して流れが再び変えられる。前記マフ
ラー２０１に二重にフレームを設けることにより、より
困難な応用例において消音効果を得ることができる。

ここで図示してはいないが、吸気ブ・ツシュ、排気ブツ
シュいずれか片方もしくは両方の長さを変えることによ
り、適用範囲を広げることができる。

また両ブツシュの一方もしく件両方を曲げて成型し、同
軸上に位置しないようにすることもできる。

本発明は以上のように生産上の見地からは、極めて単純
な構成を有するその効果は大きい、又、自動車用・モー
ターサイクル用部品市場の見地からは、最適な外観を有
し、かつ内部及び／もしくは外部の大きさを容易に変更
することができ、（又は／もしくは複数のフレームを配
置することにより）この為に広範囲に適合させることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る排ガスマフラーの縦断面図、 第２図は第１図のフレームよりやや小型でかつマフラー
人口付近の空間をより広くとるため、出口近くに位置さ
れたフレームを有するマフラーの縦断面図、 第３図は、内部に対称に配置された２つのフレームを有
するマフラーの縦断面図、 第４図はハウジングに挿入前の第１図（又は第２図、３
図）に示すフレームの側面図、第５図は第４図の左側よ
り見た、前記フレームの入口端部を示す端面図、 第６図は第４図の右側より見た前記フレームの出口端部
を示す端面図、 第７図は各縦仕切り壁を構成する圧延金属ブランクの平
面図、 第８図は複数の平行な長手方向の軸に沿って折り曲げら
れて最終形状に成形され□、もう一つの一形状縦仕切り
壁及び横仕切り壁と共に組立てられる第７図に示すブラ
ンクの側面図、 第９図は第７図の９−９線視断面図、 第１０図は前記フレームの横仕切りの１″１２を示す平
面図、 第１１図は第１０図の側面図である。 、　　（外４名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一端に入口、他端に出口を有する、断面が円形の長
   尺な管状のハウジングと、 同ハウジング内部に配置され、同ハウジングと共に、前
   記入口から流入し前記出口から排出されるガスに対して
   反転流路を画成するフレームとを有し、 該フレームは、前記ハウジング内にその横断方向に配置
   され、同ハウジングの内面と係合するように設定され、
   且つ、ガスが通過する孔が形成された、相互にハウジン
   グの長手方向で間隔をあけて設けられた第１及び第２の
   横仕切り壁と、前記第１及び第２の横仕切り壁間におい
   てハウジングの長手方向に伸びるように設定され、これ
   ら横仕切り壁に固定された樋状の部材であって、前記ハ
   ウジングの軸に平行に配置される底部分を有すると共に
   一端が前記第１の横仕切り壁の前記孔に合わせて固定さ
   れている一方、他端が前記第２の横仕切り壁の前記孔の
   開いていない壁面に合わせて固定された第１の縦仕切り
   壁と、 前記第１及び第２の横仕切り壁間においてハウジングの
   長手方向に伸び、これら横仕切り壁に固定された樋状の
   部材であって、前記ハウジングの軸に平行に配置された
   底部分を有する第２の縦仕切り壁とからなり、 前記第１の縦仕切り壁の樋状部分が長手方向に伸びる第
   １のガス流路を画成し、第２の縦仕切り壁の樋状部分が
   長手方向に伸びる第２のガス流路を画成し、さらにハウ
   ジング内部であって前記第１及び第２の横仕切り壁の間
   、かつ前記第１及び第２の樋状の縦仕切り壁の外側部分
   の空間が長手方向に伸びる第３のガス流路を形成し、前
   記第２及び第３のガス流路の一方が一端において前記第
   ２の横仕切り壁の前記孔に接続され、さらに前記フレー
   ムは、第１、第２及び第３のガス流路が前記入口から流
   入し前記出口から排出されるガスを反転して通すように
   、前記第１及び第２の横仕切り壁の間において、前記ガ
   ス流路の一つの下流側から他の一つのガス流路の上流側
   にガスを流すガス流孔を有していることを特徴とする排
   ガス等の消音マフラー。 ２、前記フレームの両端が各々前記入口及び出口から等
   距離を置いて配置されていることを特徴とする請求の範
   囲第１項記載の排ガス等の消音マフラー。 ３、前記第１及び第２の横仕切り壁の一方が他方よりも
   前記入口又は出口に対してより近い位置に配置されてい
   ることを特徴とする請求の範囲第１項記載の排ガス等の
   消音マフラー。 ４、前記ハウジング内には第２のフレームが、前記フレ
   ームと当該ハウジングの長手方向で並べて配置され、同
   第２のフレームは前記ハウジングと共に、前記入口から
   流入し前記出口から排出されるガスに対して第２のガス
   反転流路を提供することを特徴とする請求の範囲第１項
   記載の排ガス等の消音マフラー。 ５、前記第１の横仕切り壁が前記フレームの入口側端部
   に位置し、前記第２の横仕切り壁が出口側端部に位置し
   、これによって前記第１のガス流路の上流端が前記第１
   の横仕切り壁に形成された孔を通して前記入口と連通し
   ていることを特徴とする請求の範囲第１項記載の排ガス
   等の消音マフラー。 ６、前記第２の縦仕切り壁の下流端が前記第２の横仕切
   り壁に形成された孔に合わされている一方、その上流端
   が前記第１の横仕切り壁の孔が形成されていない壁面に
   合わされており、これによって第２のガス流路は前記第
   ２の横仕切り壁に形成された孔を通して前記出口と連通
   し、更にハウジング内部であって、かつ前記第１及び第
   ２の縦仕切り壁の外側部分の空間が長手方向に伸びる第
   ３のガス流路を形成することを特徴とする請求の範囲第
   ５項記載の排ガス等の消音マフラー。 ７、前記第１及び第２の縦仕切り壁は同一形状をなすと
   共に前記ハウジング内において互いに背面が合わされ、
   かつそれぞれの端部が逆向きに配置されていることを特
   徴とする請求の範囲第６項記載の排ガス等消音マフラー
   。 ８、前記第１及び第２の横仕切り壁は同一形状をなし、
   かつそれぞれの前記孔が前記ハウジングの軸のまわりで
   異なる角度位置に配置されていることを特徴とする請求
   の範囲第７項記載の排ガス等の消音マフラー。 ９、前記第１及び第２の横仕切り壁の外縁部には環状の
   フランジが形成されており、かつ前記第１及び第２の縦
   仕切り壁の両端部は前記環状のフランジの半径方向内側
   において前記第１及び第２の横仕切り壁の孔の開いてい
   ない壁面に各々固定されていることを特徴とする請求の
   範囲第８項記載の排ガス等の消音マフラー。 １０、前記横仕切り壁の孔の開いていない壁面と前記環
   状のフランジの接合部は円形で丸味をおび、かつ前記第
   １及び第２の横仕切り壁は各々のフランジが長手方向に
   同一方向を向き、これによって前記フレームを前記ハウ
   ジングに容易に挿入できることを特徴とする請求の範囲
   第９項記載の排ガス等の消音マフラー。 １１、前記縦仕切り壁は、前記ハウジングの内径より大
   きい半径位置において長手方向に伸びる側縁部を有して
   おり、これによって前記フレームが前記ハウジングに挿
   入された時、前記側縁部が半径方向内側に弾力をもって
   たわみ、前記ハウジング内壁が半径方向外側に付勢され
   ることを特徴とする請求の範囲第１０項記載の排ガス等
   の消音マフラー。 １２、前記縦仕切り壁に設けられた前記側縁部の外側端
   の長手方向の長さは前記縦仕切り壁の両端の間の長さよ
   りも短かく、これによって前記両端が横仕切り壁の環状
   フランジ内側に嵌入することを特徴とする請求の範囲第
   １１項記載の排ガス等消音マフラー。 １３、前記縦仕切り壁の両端部にはタブが形成されてお
   り、同タブが前記横仕切り壁の孔の形成されていない壁
   面に固定されることを特徴とする請求の範囲第７項記載
   の排ガス等消音マフラー。 １４、前記縦仕切り壁は平板状の金属ブランクから形成
   されると共に断面が略Ｖ字状となるように折り曲げられ
   、これによって前記樋状の流路が形成されることを特徴
   とする請求の範囲第８項記載の排ガス等消音マフラー。 １５、前記縦仕切り壁は互いに背面を合わされて固定さ
   れていることを特徴とする請求の範囲第９項記載の排ガ
   ス等消音マフラー。 １６、前記縦仕切り壁及び横仕切り壁は、前記ハウジン
   グに少なくとも入口及び出口の一方が形成される前に前
   記ハウジングに挿入できるようにユニットとして予め組
   み立てられていることを特徴とする請求の範囲第１５項
   記載の排ガス等消音マフラー。 １７、１つの前記ガス流路から他の１つの前記ガス流路
   にガスを流す前記孔は、前記縦仕切り壁の一方の端部に
   おいてＶ字状の各部分に、主流ガス流出ポートを有して
   いることを特徴とする請求の範囲第１４項記載の排ガス
   等消音マフラー。 １８、前記空間は前記第１及び第２の縦仕切り壁の間に
   形成された第１の長手方向に伸びる空間、及び前記第１
   と第２縦仕切り壁との間に形成された第２の長手方向に
   伸びる空間とからなり、かつ前記第１及び第２縦仕切り
   壁が長手方向全長に亘って背面を合わした状態で接合さ
   れ、これによって前記第１及び第２の長手方向に伸びる
   空間が断面の方向に仕切られており、これら２つの空間
   が共に第３のガス流路として機能することを特徴とする
   請求の範囲第７項記載の排ガス等消音マフラー。 １９、前記縦仕切り壁側面の各々の一端には、ガス流出
   入ポートが形成され、同ポートを通してガス流が１つの
   前記ガス流路から他の１つの前記ガス流路へ流れ込むこ
   とを特徴とする請求の範囲第１８項記載の排ガス等消音
   マフラー。 ２０、一端に入口、他端に出口を有する長尺な管状のハ
   ウジングと、同ハウジング内に配置され同ハウジングと
   共に、前記入口から流入し前記出口から排出されるガス
   に対する第１の反転流路を形成する第１のフレームと、
   前記ハウジング内において前記第１のフレームと長手方
   向で並べて配置され、前記ハウジングと共に前記入口か
   ら流入し前記出口から排出されるガスに対する第２の反
   転流路を形成する第２のフレームとを有することを特徴
   とする排ガス等の消音マフラー。