JPS6330206B2 - - Google Patents

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JPS6330206B2
JPS6330206B2 JP55078296A JP7829680A JPS6330206B2 JP S6330206 B2 JPS6330206 B2 JP S6330206B2 JP 55078296 A JP55078296 A JP 55078296A JP 7829680 A JP7829680 A JP 7829680A JP S6330206 B2 JPS6330206 B2 JP S6330206B2
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JP
Japan
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string
article
tension
lacing
tip
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JP55078296A
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English (en)
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JPS564511A (en
Inventor
Uia Furuton Edowaado
Jon Pisutan Fuiritsupu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAIKUROTSUPU SUTORATSUPINGU CORP
Original Assignee
SAIKUROTSUPU SUTORATSUPINGU CORP
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Filing date
Publication date
Application filed by SAIKUROTSUPU SUTORATSUPINGU CORP filed Critical SAIKUROTSUPU SUTORATSUPINGU CORP
Publication of JPS564511A publication Critical patent/JPS564511A/ja
Publication of JPS6330206B2 publication Critical patent/JPS6330206B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は物品の回りにひものループを施してこ
れを引つ張る物品ひも掛け装置に関する。
ひも掛け装置と連通し、ともにだいたい連続な
ひもの通路を形成するヨークを含む自動物品ひも
掛け機は公知である。このような機械ではひもを
供給源からこのような通路に通してひもの先端部
と供給部とを重ねたループを作る。このひものル
ープの先端部をつかんだ後、引つ張り力を供給部
に加えてひもをループとして通路から引き出し、
引張状態のままループをひもを掛けるべき物品の
回りに施す。それからひもの供給部をつかんでひ
ものループの重なつた先端部と供給部を互いにシ
ールする。
ヨークを持たず、供給源から送られるひもの先
端部を手で物品の回りに掛け、それからつかむた
めに所定位置に挿入する半自動ひも掛け機も公知
である。ひとたびこのつかみが起こると、ひもは
その供給部に加わる引つ張り力によつて物品上に
ループとして掛けられ、それから引つ張つたひも
のループの先端部と供給部とを一緒にシールす
る。
説明を簡略にするために、ここで用いる“物品
ひも掛け装置”または単に“装置”はひもを掛け
るべき物品のまわりにひものループをつくる、す
なわち少なくともひもを掛けた後にひもの先端部
をつかむ装置を具えている。換言するとこの物品
ひも掛け装置は構成要素としてひもを引つ張つた
後にひもの重なつた先端部と供給部をシールする
装置を具えている。本発明の装置ではひもの供給
部を保持またはつかみ、ひもを送つてひもに張力
を加える装置はもちろん必要で、このような装置
はひも掛け装置とは別の部分に設けられる。以下
に説明する或る実施例ではこのようなつかみ装
置、送り装置、および張力発生装置の1つはひも
掛け装置の部分として含まれるが、他の実施例で
はそのような装置はすべてひも掛け装置の部分で
ある。ひもを送つてひもに張力を加える装置、ひ
もを引つ張る前と引つ張つた後にひもをつかむ装
置、およびひもの重なつた部分をシールする装置
を有するひも掛け装置の典型的な例は、たとえば
米国特許第3759169号に示されている。
上記米国特許に示されるひも掛け装置は、物品
支持テーブルの下部に置かれている。この場合は
物品に掛けたひものシールは物品の底で行う。ひ
も掛け装置はひもを物品の上面または側面でシー
ルするように物品支持テーブルに対して配置して
もよいし、パレツトひも掛け機または水平ひも掛
け機に用いてもよい。たとえば米国特許第
3949662号、第4005647号ではひもを物品の側面で
シールするようになつている。
本発明によれば、ひものループを物品の回りに
つくり、ひもの先端部と供給部とに引つ張り力を
加えて高度に引張し、それから重なつたひもの先
端部と供給部とをシールしてひものループを物品
の回りに引張状態に保つ改良した物品ひも掛け装
置が得られる。
上記の従来のひも掛け機の機能は良好である
が、物品の種類によつてはひもに十分張力を加え
てその物品にひもを掛けることができない。した
がつて本発明の基本的利点はひものループを物品
の回りに引つ張つた状態で施す改良したひも掛け
装置が得られることである。
本発明の他の利点は、張力を加えたひもを物品
に掛けるとき、張力を加えたひものループがひも
の長さに沿つて張力の不均一を減少ないし最小に
する、改良したひも掛け装置が得られることであ
る。
さらに他の利点は、よりよい張力維持特性を示
す張力を加えたひものループを物品に掛ける改良
したひも掛け装置が得られることである。
さらに他の利点は、物品の回りのひものループ
を引つ張るときの摩擦を大巾に減少する改良した
ひも掛け装置が得られることである。
さらに他の利点は、物品の底面、上面、または
側面上でシールした高度に引つ張つたひものルー
プを物品に掛ける改良ひも掛け装置が得られるこ
とである。
本明細書の特許請求の範囲および発明の詳細な
説明で用いる“引つ張り力を加える”という用語
または類似の用語は、ひものループに張力を加え
る、またはさらに強く引つ張るために、ひもを掛
けるべき物品の回りにループ状に掛けたひもの供
給部および先端部を引つ張ることを意味するもの
と理解されたい。たとえば、物品の回りに掛けら
れたひもは、その先端部がつかまれて供給部が引
つ張られると、ひものループは物品に対して締め
付けられる。このひものループの張力を少なくと
も維持したままひもを動かすために引つ張り力を
ひもの先端部に加えると、ひものループはさらに
引つ張られる。
もつと詳しく言うと、通常のひも掛け装置のよ
うに、本発明の装置でも、供給源からひもをその
長さの方向に送り、ひもを掛けるべき物品の回り
で一平面内に延びるヨークに通してひもの先端部
と供給部とが重なつたひものループをつくる。通
常の方法では、ひものループを引つ張る場合は、
ひもの先端部をつかんだ状態で引つ張り力を単に
ひもの供給部に加えることによつて行うが、本発
明によれば、ひもの先端部と供給部の両方に引張
力を加えてひものループを物品の回りに締め付け
る。したがつてここで説明する装置では、ひもの
先端部と供給部に個別に引張力を加えて物品の回
りに締め付けられたループは、引張力が加えられ
た状態下でその先端部と供給部がシール結合され
る。
通常のひも掛け法では、物品の回りのひものル
ープを引つ張る間にひもの供給部と先端部との間
の順次のひもの線分の運動は、発生した累積摩擦
によつてだんだん遅れる。したがつて引つ張つた
ひもの先端部の張力と供給部の張力とは大巾に異
なる。したがつてこれらの異なる張力の中間の張
力が先端部と供給部とのシールによつて出来た辺
に発生する。その上この辺の張力は物品の他の面
に係合した辺の張力、とくに最も遠い辺の張力と
異なる。たとえば、長方形の物品に掛けたひもの
ループでは、シール部を持つ辺は物品の反対面に
係合した辺より張力が実質的に大きい。ひものこ
れらの辺の異なる張力は、時間の経過、貯蔵、お
よび出荷中に物品の運動によつて次第に等しくな
る。したがつて全体のひものループはいくぶんゆ
るむ。
他方、本発明の装置に見られるように、引張力
をひものループの供給部だけでなく先端部にも加
えることによつて、ひものループに作用する摩擦
力は大巾に軽減される。したがつて先端部と供給
部とのシールによつて出来た辺の張力は通常の方
法で得られる張力より大きい。すなわち通常の方
法でひものループの供給部に加えた張力にきわめ
て近いか等しいかまたはそれより大きくさえあ
る。その上本発明によれば、物品に掛けられたひ
ものループの大部分は加えられた引張力に少なく
とも近い張力に最初からある。したがつて、ひも
のループの全体の最初の張力は通常の方法で得ら
れるものより大きく、またひもの重なつた部分を
シールした後のひものループの張力の均一化の度
合が低くてよいので、比較的高張力でひもが物品
にきつちりとループ状に掛けられる。
上記のように本発明によれば引張力がひもの先
端部と供給部の両方に加えられる。これらの引張
力は少なくとも部分的に順次加えるのが望まし
く、引張力は少なくとも最初はひもの先端部か供
給部に加えることができるが、供給部に最初に加
えるのが最も実際的で好ましい。引張力をひもの
供給部に加えるとき先端部を固定してひもの供給
部と物品の回りのひものループとを引張する。通
常の方法に見られるように、摩擦力が物品に対し
てひもの運動を遅らせる。したがつてこの段階で
はひもの供給部の張力は先端部の張力より大き
い。
ひものループの供給部の張力が少なくとも維持
されているので、先端部に引張力を加えるとひも
のループの張力が増大する。ひもの先端部に加え
る引張力は供給部に加えた引張力より小さくても
等しくても大きくてもよい。したがつてひもの供
給部に加えた引張力をひものループを物品の回り
に締め付けた後に単に維持すると、先端部に加え
た張力は(a)ひもの供給部に加えた張力より小さく
てひものループの張力を或る程度増大させる、(b)
または供給部に加えた張力と本質的に等しい、(c)
または供給部に加えた張力より大きくてもよい。
または、ひもの供給部に加えた引張力によつて
ひとたび物品のまわりのひものループが引つ張ら
れると、ひもの先端部に引張力を加えている間こ
の引張力を持続し増大することができる。この場
合、ひもの先端部と供給部とに加えた引張力は前
述のように異なつていてもよい。
またはさらに、ひもの供給部を引つ張つて物品
の回りのひものループを緊張した後、供給部を固
定、保持し、それからひもの先端部に加える引張
力は供給部に加えた引張力より小さいか、等しい
か、大きくてもよい。この場合、ひもの供給部は
固定してあるので、先端部に加える引張力は供給
部に加えた引張力よりかなり大きくても、ひもの
ループを物品に対してずらせることはない。
ひもの先端部と供給部は、ひものループの引張
が完了した後、シールすべきひもの重なつた先端
部と供給部とが引張したひものループに直接隣接
してゆるんだ、すなわちわずかに引張しただけの
状態にあるようにつかむのがよい。したがつてひ
ものループのシールした部分は、シールの前にひ
ものループの供給部に加えた張力より小さいか、
等しいか、大きい張力状態にある。これらのすべ
ての場合において張力は通常の方法で得た張力よ
り大きい。
通常のひも掛け装置ではひもを掛けるべき物品
から間隔をとつた経路に沿つて送るので、ひもの
ループの先端部と供給部とは通常は物品から間隔
をとつた、すなわち、浮き上がつた位置で重ねら
れてシールされる。したがつて、このシールした
結合部分をシール位置から解放すると、ひものル
ープの張力がシール部を物品に引き付ける。もち
ろんこれによつてひものループ全体の張力が若干
減少するが、これは半自動ひも掛け機を用いたと
きのように許されるが、シールを一般に物品から
7.6cm(3インチ)以上離れた位置で行なうパレ
ツト上の物品のひも掛けのようなときにはいくぶ
ん問題となる。
本発明によれば、パレツトのデツキとともに物
品の周囲にひもをループ状に掛けるための物品ひ
も掛け装置にして、 支持体、 支持体に連結されひもを物品を包囲するように
案内するためのヨーク部、 ひもを案内しパレツトのデツキに関して進入後
退可能なランスにしてひもの先端部をヨークに案
内するランス、 支持体上に配置される可動なひもを掛け装置で
あつて、 ひもを物品の周囲にループ状に掛けるためにひ
もの先端部を送り出し、このように送り出された
ひもの供給部に張力を及ぼすひも送り張力発生装
置と、ひもの先端部をつかむグリツパとを有する
可動なひも掛け装置、 ひも送り張力発生装置内に設けられ、ひもを送
り出すとともに、ひもの供給部に張力を与える可
逆エヤモータ、 ランスをパレツトのデツキに関して進入位置と
後退位置との間で移動するための可逆モータ、 可逆エヤモータ、及び可逆モータの駆動を制御
する電気−空気制御回路、及び ひも掛け装置に設けられ、ひもの重なり合つた
先端部と供給部をシールするシール装置を有する
物品ひも掛け装置において、 ひも掛け装置は支持体上で物品に関して水平方
向に前進後退し得、ひも送り張力発生装置がひも
の供給部に張力を与えた後に、ひも掛け装置に取
付けられた空気圧装置によつてひも掛け装置が上
昇されてひもの先端部を引つ張り、もつてひもの
ループを物品の周囲で一様な張力で締付けること
を特徴とする物品ひも掛け装置が与えられる。
先に触れた米国特許第3949662号で示される帯
掛け装置では本発明の物品ひも掛け装置のひも掛
け装置に対応する帯給送締付機構は帯案内枠の下
部に固定されている。従つて帯給送締付機構は本
発明のひも掛け装置のように支持体上で物品に関
して水平に接近又は後退し得ない。更に帯給送締
付機構は物品の帯シール側で上昇、下降し得るよ
うにはなつていない。本発明のこの構成は米国特
許第3949662号の帯掛け装置を改良したものであ
る。
したがつて、本発明の実施例では、ひものルー
プに引張力を加える前、または加える間にひもの
重なつた先端部と供給部とを一緒に所定の距離だ
けひもを掛けるべき物品の方に移動させるか、で
きれば直接隣接させることが好ましい。このよう
にすると引つ張られてシールされるひものループ
は物品の周辺に一層密接するので、ひものループ
の全体の張力は確実に減少しなくなる。
このような機械は、一般に機械フレームの一部
であるハウジングを含み、そのハウジング内にひ
も掛け装置が収納されるので、本発明の物品ひも
掛け装置も装置の支持体の一部としてハウジング
を有するものとして以下に説明する。さらに、公
知のひも掛け機械と本発明の物品ひも掛け装置に
は、いずれも一平面内でひもの通路を画定するひ
も案内装置が設けられる。半自動ひも掛け機の場
合とは異なり、自動ひも掛け機では案内装置はひ
もをループとして物品に掛けるための少なくとも
ヨークと、おそらくパレツトひも掛け装置ではラ
ンスとを含む。半自動および自動ひも掛け機のい
ずれの場合にも、好ましくは案内装置で画定され
る通路の面内でひもをループとして掛け、ひもの
先端部と供給部とを重ね合せる。
本発明の装置はひも掛け装置がひも案内装置に
よつて画定される平面内で支持体またはハウジン
グに対して動くように設けてある点が公知の装置
と異なつている。さらに、本発明の装置はひも掛
け装置を引つ込んだ位置と突き出た位置との間で
動かしてひも掛け装置のつかみ装置によつてつか
んだひもの先端部に引張力を加える装置を含む。
したがつて本発明の装置によつて異なつた大きさ
の引張力をひもの先端部と供給部に順次加えるこ
とができる。したがつて物品の回りにループをつ
くつたひもの一端に1つの引張力を加え、続いて
ひもの他端に別の引張力を加えてひもをさらに引
つ張ることができる。
本発明の装置の或る実施例による支持体は、そ
れが固定構造体と往復台とを有する点でも通常の
機械の支持体とは異なる。このような実施例では
ひも掛け装置とそのハウジングとは往復台上に設
けられ、往復台を引つ込んだ位置(後退位置)と
進出した位置(前進位置)との間で動かす装置も
設けられる。前記前進位置はひもを掛けるべき物
品の近く、望ましくはそれに直接隣接した位置に
ある。
更に詳述すると、本発明の装置では、ひもの通
路の平面内でのひも掛け装置の引つ込んだ位置と
進出した位置との間の運動は、別の駆動装置によ
つて行われる。たとえば、本発明によつて構成し
たパレツトひも掛け装置のように、物品の側面で
ひものループをシールするひも掛け装置では、ひ
も掛け装置のハウジングに対する運動はひもの通
路が存在する鉛直面に沿つて行われ、駆動装置に
よつて運動方向の少なくとも1つの方向に行うの
がよい。したがつて、そのような装置では、ひも
の通路内のひものループが、その引張の間にその
先端部に上向きの引張力を加えなければならない
ようなものであるなら、ひも掛け装置の重量の一
部または全部を用いてひも掛け装置を前進位置に
動かして引張力を加える。この場合、駆動装置を
用いてひも掛け装置の重力を補い、ひものループ
のシールが終わつた後にひも掛け装置をその元の
上昇位置に持ち上げてもよい。または、この装置
でひものループを引つ張る間に、ひもの先端部に
上向きの引張力を加えなければならないような場
合は、駆動装置がひも掛け装置をその重量より大
きな力でハンジングに対して上向きに移動する。
この場合、ひも掛け装置はひものループのシール
が終わつた後重力によつて原位置、すなわち加工
位置にもどすことができる。
ひものループを引つ張る間に、ひも掛け装置の
ハウジングに対する運動の方向および態様に関係
なく、張力発生装置がまずひものループの供給部
を引張し、それから先端部に加えた引張力が所期
の追加引張を行う間およびそれが終わるまでその
張力を少なくとも維持することが好ましい。この
継起はそれがひものループの先端部に加わつた引
張力が張力発生装置の機能のすべてまたは一部を
占めることにならず、供給部に沿つた張力を緩和
することなく、実際にはひものループの張力を増
大するので最も実際的である。
上述のように、本発明の或る実施例では、ひも
掛け装置とハウジングは往復台によつて支持され
る。往復台はひもの通路の面内で、ひも掛け装置
のハウジングに対する運動の方向にだいたい垂直
な方向に運動することができる。たとえば、パレ
ツトひも掛け装置では、上記のように、ひも掛け
装置はひもの通路の面に沿つて鉛直に動いてひも
のループの先端部に引張力を加えるので、往復台
はこの面内で水平方向に動く。このような往復台
の機能は、ひも掛け装置をひもを掛けるべき物品
の近くに、望ましくは直接隣接するように位置さ
せることである。したがつてこのようなパレツト
ひも掛け装置では、往復台の後退した位置におい
てはひも掛け装置とハウジングとはヨークと整合
して全体でひもの通路をつくり、往復台の前進し
た位置ではひも掛け装置はひも掛けるべき物品に
接近している。
本発明によつて構成した水平形式のひも掛け装
置では、往復台は同様にシール装置を前進させて
ひもを掛けるべき物品に直接隣接させる。往復台
のその前進および後退位置間の運動はひも案内装
置の水平面内でこの同じ水平面内のひも掛け装置
の運動に垂直な方向に起こる。
本発明の装置のこのような実施例では、往復台
は決してひもをその通路に送ることや装置への物
品の出し入れを妨害せず、しかもひものループを
物品にぴつたりと掛けるのを容易にする。一般に
往復台は約8〜30cm(3〜12インチ)の距離の前
進および後退位置間を動くのが望ましく、また制
御装置を設け、往復台が前進した位置になつた後
だけに確実にひものループを引つ張るようにする
のが好ましい。
本発明の装置は、大きさや、形が変わり、たと
えば単一のユニツトやパツケージ、または積み重
ねた一連のユニツトやパツケージで出来た種々の
物品に用いることができる。
ここに用いる用語“ひも”と“ひも掛け”は長
さの方向に送ることができる通常の平らな細長い
しなやかな構造のひもに特に限定するのではない
が、引き伸ばしたりロール掛けして分子を方位さ
せたポリプロピレン、ナイロン、ポリエステルの
ような合成熱可塑性材料でつくつたひもを使用す
るものである。さらに、ここで用いる用語“シー
ル”は溶接、金属シール、接着剤、その他で重な
つたひも部分を連結することを含む。プラスチツ
クのひもの重なつた部分の対向面を米国特許第
3759169号に記載のように熱軟化させるのが好ま
しいが、それに限定されるものではない。
本発明を容易に理解できるように、以下にパレ
ツトで支持した物品にひもを掛けるのに用いるも
のとして説明する。特に本発明は米国特許第
3949662号の機械の改良装置として詳述する。本
発明の応用範囲が広いことを示すために、本発明
を用いた全自動ひも掛け装置の実施例を以下に説
明する。
第1図乃至第13図の物品ひも掛け装置は生産
または荷づくり装置に組み込まれるようになつて
いる。第1図、第2図ではパレツトPで運ばれて
通常のころコンベヤCで送り出される物品Aに引
つ張つたひものループをかける装置を示す。パレ
ツトPは下側デツキ15と上側デツキ17との間
にスペーサが置かれた通常の2枚板形式のもので
ある。
この装置の全体の外観と動作の或る段階は米国
特許第3949662号のパレツト荷づくり機と類似の
ものである。したがつてそのような類似の部分は
便宜的にこの特許を参照する。
第1図乃至第3図に示すように本ひも掛け装置
はベース19、横方向に間隔をとつた1対の柱2
1、横方向に間隔をとつた1対の直立材25、お
よび第3図に示すようにウエブ29とフランジ3
1とで柱21と直立材25とに内側の両端を連結
したチヤネル27を含む適当な支持体、すなわち
フレームを持つ。ひもを物品Aのまわりに案内す
る装置はヨーク部33,35,37,39とラン
ス41とを含む。ランス41は第1図に示すよう
に軸43によつて支持されていて、実線で示す進
出位置と点線で示す後退位置との間を往復動す
る。軸43は電気モータ47とチエーン49とを
含む回転装置45によつて回転する。
物品Aに掛けるべきひもSはチヤネル27に固
定した適当な引き出し器51にはめ込んだ供給コ
イルから引き出す。ひもSを供給コイルから引き
出して揺れ腕ロール53に掛け、ローラによつて
ひも累積器55を経て可動なひも掛け装置57に
送る。この実施例では、後に詳述するように、ひ
も掛け装置はひもの先端部分と供給部分とをつか
む装置と、供給部分を送るとともに同部分に張力
を与える装置と、供給部分と先端部分とに引つ張
り力を与えた後にひもの重なり合つた部分をシー
ルする装置とを含む。
今まで詳述した本発明の装置は前記の米国特許
第3949662号に示されたようなパレツトひも掛け
機にだいたい似ている。しかしかなり違つた点
は、本発明の可動なひも掛け装置57はハウジン
グ59に対して鉛直運動ができるように設けてあ
ることと、このハウジング59は第1図、第2図
に示す後退および前進位置の間を水平に可動の往
復台61に支持されていることとである。この実
施例ではハウジング59と往復台61とはともに
支持装置の一部とみなす。
もつと詳しく説明すると、第2図、第3図に最
もよく示してあるように、往復台61は棒65で
補強され、一連のローラ67,69で水平運動が
できるように支持案内されるすべり板63を含
む。ローラスピンドル71がチヤネル27の鉛直
フランジ31にボルト締め75した板73に取り
付けてある。ローラ69はウエブ29の適当な穴
から上方に突き出てすべり板63をウエブ29に
対して自在に運動させる。またアングル部材77
を板73に取り付けてローラ67を保護する。チ
ヤネル27にピン81で回動可能に取り付けたピ
ストンロツド79とすべり板63にピン85で回
動可能に取り付けたシリンダ83とを持つ通常の
空気圧シリンダ装置によつて往復台61に直線運
動を行わせる。
ハウジング59は単に頂板87と往復台61に
固定した支柱89とからできている。ひも掛け装
置57は頂板91および底板93を含み、これら
の板91,93はひも掛け装置57の残余の部分
よりも横方向に延びている。棒95をひも掛け装
置57の頂板91に固定し、ハウジングの頂板8
7の穴を自在に貫通させる。棒95に類似の棒9
7が往復台のすべり板63に固定してあつて、後
述のようにひも掛け装置57の底板93の穴99
を貫通して突き出させ、装置57をその運動中鉛
直方向に案内する。ひも掛け装置57と物品Aと
の間の領域はあいていなければならず、チヤネル
のウエブ29、往復台のすべり板63、およびひ
も掛け装置57の底板93にはそれぞれ互いに整
列したスロツト101,103,105を設け、
ハウジング59の頂板87にも同様のスロツトを
設ける。
第1図にも示すように、往復台61の引つ込ん
だ位置ではヨーク部分33,35,37,39と
ランス41とはひも掛け装置57と連携して物品
Aの回りにひものループをつくるためにひもSが
その長手方向に通るだいたい連続した通路をつく
る。ヨーク部分33の一端はベース19に固定さ
れ、他端は方づえ107によつて直立材25に固
定される。ヨーク部分35は破線で示すように動
揺し得るようにピン109でヨーク部分33の前
記他端に連結される。ねじりばね111の作用に
よつてヨーク部分35は通常は実線で示す頂部ピ
ン113により掛かる位置にある。
ひも掛けのときひも掛け装置57で供給するひ
もの先端部はヨーク部分37でヨーク部分35に
案内し、ヨーク部分33とランス41とに沿つて
導いた後にヨーク部分39でひも掛け装置57に
もどす。第5図では、ヨーク部分37,39はひ
も掛け装置57だけに固定してあつて、ひも掛け
装置が鉛直に動くときすべり板63とハウジング
の頂板87とに対し自在に動く。
ヨーク部分33,35,37,39は通常の構
成で、その典型的な例は第4図に断面図で示すヨ
ーク部分37である。このヨーク部分37はビー
ム115、ゲート117、ゲート保持ボルト11
9およびナツト121、ばね123、およびばね
カツプ125を有する。ゲート117はビーム1
15に対して支点127を中心に回動でき、ビー
ムフランジ129とともにひもSの通路131を
つくる。ヨーク部分に通したひもに張力を与える
とゲートは開いてもひもは解放される。ばね12
3がゲート117を図示の位置にもどすが、ゲー
ト117の運動は弾性挿入物133によつて緩衝
される。
ひも掛け装置57は、ハウジング59に対して
鉛直に動くことができることと或る制御の態様を
除いては、本質的に米国特許第3949662号に示さ
れたものと同じである。従つて本発明を理解する
のに充分な程度にひも掛け装置57およびその制
御装置の細部を説明する。
第5図に示すひも掛け装置57は引き出し器5
1からひもを引き出してグリツパ装置137を縦
方向に上向きに通してヨーク部分37に入れ、そ
れを通して送るひも送りおよび張力発生装置13
5を含む。ヨーク部分35,33、前進したラン
ス41、およびヨーク部分39を順次通つた後物
品Aの回りに送られたひものループの先端部はひ
も掛け装置57にもどつてグリツパ装置137に
つかまれる。続いてひもを引つ張るとひものルー
プは物品Aにぴつたりと掛けられ、引き寄せられ
たひもは累積器55内に集められる。
もつと詳しく述べると、第5図乃至第7図で、
ひも送りおよび張力発生装置135はそれぞれ軸
143,145に取り付け、図示しない歯車でか
み合つた張力発生および送り車139,141を
有する。軸143はそれに固定したスプロケツト
149と可逆エアモータ155の軸153に固定
したスプロケツト151とに掛けたチエーン14
7で駆動する。遊びスプロケツト157と回動腕
159とを含む装置によつてチエーン147の下
側走行部分161の張力を検出して張力スイツチ
TSを駆動し、後に詳述するように物品Aにかけ
たひものループが所定の張力であるとエヤモータ
155を停止させる。
第6図、第7図に最もよく示すように、グリツ
パ装置137は前方および後方グリツパすなわち
保持装置163,165を含む。最初の送りのと
きひもSは前方グリツパ163の穴167、固定
シヤープレート171の穴169、切断ナイフ1
73、可動なシール装置175と引つ込み可能の
タング177との間、および後方グリツパ165
と引つ込み可能の金床179との間を通る。前記
のだいたい連続な通路に沿つてひもを送り続ける
と、ひもの先端部181は前方グリツパ163と
金床179との間、およびタング177と金床1
79との間を通つて止め183に突き当る。車1
39,141は回転し続けるが、余つたひものル
ープが張力発生車139のところにたまると、ピ
ボツトフラツグ185が動いてひも制限弁SVを
駆動し、前方グリツパ163を閉じさせてひもの
先端部181をつかませ、エヤモータ155を停
止させる。
ひもの送り、つかみ、シール、および切断に関
して上記したひも掛け装置57の構成要素は本質
的に米国特許第3759169号および第3949662号のも
のと同じであるから、これらの構成要素はこれら
の特許に記載の線形駆動装置LAおよび線形カム
装置LCで駆動するのがよい。
図示の実施例ではひも掛け装置57の前進した
位置での上向きの運動は、ハウジングの頂板87
に固定した空気シリンダ187とひも掛け装置5
7の頂板91に連結した駆動棒189を持つピス
トンとを含む空気圧装置で行なう。
本発明の物品ひも掛け装置の好ましい動作サイ
クルの系列を第8図乃至第13図に示す電気−空
気制御回路を用いて説明する。種々の制御装置の
機能をよく理解するために、ひも掛け装置57が
本拠位置すなわち後退位置、往復台61も本拠位
置すなわち後退位置にあり、ひもSがヨーク部分
37,35,33に沿つて既に送られているとき
本装置はその動作サイクルを行う状態にあると理
解されたい。
動作サイクルの理解を助けるために、リミツト
スイツチと圧力電気スイツチとの或るものの機能
を次に説明する。
リミツトスイツチ リミツトスイツチLS−1、LS−2は、それぞ
れモータスタータリレーME(モータ前進)およ
びモータスタータリレーMR(モータ後退)を停
止することによつて、モータ47を回転装置45
によつて往復台を前進させたり後退させたりする
ように制御する。
水平ホームリミツトスイツチ200は往復台6
1の位置を示す。往復台が一ぱいに後退している
ときは、リミツトスイツチ200はリレーR−7
を停止して機械サイクルの初めにヨークにひもを
通して送るかひも掛けサイクルの終わりにヨーク
にあらかじめひもを送る。
頂板リミツトスイツチ195は、駆動されたと
き往復台停止ソレノイド弁198のソレノイドS
−1を駆動して往復台61の運動を停止させて、
ひもを引つ張り始める。
カムリミツトスイツチ199はひも掛け装置5
7の下降と往復台61の後退とを制御する。
圧力電気スイツチ−PE スイツチPE−1は往復台61の前進を開始さ
せる。スイツチPE−2はひもが一ぱいに引つ張
られたときに駆動されて線型カムLCの滞留を制
御する。ここに説明する好ましい実施例では、ス
イツチPE−3はリレーR−6が駆動しないよう
に制御し、往復台61が物品Aの方に向かつて所
定距離だけ動かなければひも掛け装置57を鉛直
に運動させない。
第8図では、圧縮空気がASに供給され、第9
図では供給電力をESで示す。第9図のスイツチ
SW−1は自動または手動操作にセツトできて、
それぞれ表示灯AL,MLを点灯する。図面では
このスイツチSW−1は自動操作にセツトしてあ
る。機械サイクルはサイクル開始押しボタン20
1を押すかまたはリレーR−1を駆動する入力信
号によつて開始される。これによつて機械サイク
ルタイマTDR−4が駆動し、ランス前進−後退
スイツチSW−2を前進位置にセツトし、ひも送
りおよび張力発生スイツチSW−3を第9図に示
すように送り位置にセツトし、モータ47を始動
させるモータ始動リレーME(モータ前進)を駆
動し、ランス41をパレツトPの空間に前進させ
る。ランスが約2.5cm(1インチ)前進すると後
方リミツトスイツチLS−2は閉じてリレーR−
5を駆動して、“ランス後退”灯203を消灯し、
ランス阻止タイマTDR−2を駆動し、ひも掛け
サイクルの終わりにモータスタータリレーMR
(モータ後退)にランス41を後退させる用意を
させる。
ランス41が一ぱいに前進すると前方リミツト
スイツチLS−1は閉じ、リレーR−4を駆動す
るとともに“ランス前進”灯205を点灯し、ラ
ンス遅延タイマTDR−2を停止するランス41
が前進の途中でその前進を阻止されたときのよう
に前方リミツトスイツチLS−1が閉じないとき
は、リレーR−4は駆動されずランス遅延タイマ
TDR−2は休止し、“故障”灯207を点灯する
とともにリレーR−3を駆動する。そうするとリ
レーR−3はリレーR−1を停止して機械サイク
ルを中止させる。リセツトボタン209を押すと
ランス41はその元の格納位置に後退する。
上記のようにリレーR−4が停止するとモータ
スタータリレーME(モータ前進)は停止してモ
ータ47を停止させる。このとき弁V−6のソレ
ノイドS−3が弁V−4を駆動して空気をエヤモ
ータに送るとともに、ひもSをひも掛け装置57
を経てヨーク部分37,35,33、ランス4
1、およびヨーク部分39に沿つて送り、ひもの
先端181を止め183に接触させる。それから
ひもSは曲がり始めてひもの余剰ループが張力発
生および送り車139のところにでき、この余剰
ループがフラツグ185を回動させてひも制限弁
SVを駆動し弁V−1をシフトさせる。すると空
気が前方グリツパ163に送られてグリツパ16
3と金床179とがひもの先端部181をつか
む。
このとき圧力電気スイツチPE−1が駆動され、
往復台前進弁211のソレノイドS−4を駆動し
て空気をエヤシリンダ83のピストン側に送つて
往復台61をひもを掛けるべき物品Aの方に前進
させる。往復台61が所定距離だけ動くと往復台
制限弁213が大気に開いて空気が鉛直浮遊/駆
動シリンダ187のピストン側から抜けてスイツ
チPE−3を駆動する。スイツチPE−3が閉じる
とリレーR−6が駆動されて鉛直浮遊弁215の
ソレノイドS−5を駆動する。ひも掛け装置57
全体の重量をバランスさせるためにシリンダロツ
ド189に力を加え得るように、空気圧が浮遊圧
力調整器217によつて制御されるので、装置5
7は引つ張り力がひもSの供給部分に掛けられた
後にバランスする。
前板193がハウジング59に指示番号191
の部分で枢着されていて、往復台が前進して物品
Aと係合すると、前板193は回動して前板用の
リミツトスイツチ195を駆動し、往復台停止ソ
レノイドS−1と弁V−5のソレノイドS−6と
を駆動する。往復台61の前進が停止するこの段
階においてソレノイド弁V−5はエヤモータ15
5に空気を送つてひもを引つ張る。このひもが物
品Aのまわりに十分締め付けられて第5図の遊び
スプロケツト157が作動すると、張力制限スイ
ツチTSは解放されてその接触とリレーR−2を
閉じる。この段階は第11図に示されており、ひ
もは通常のひも掛け方法および機械に見られるよ
うに最大限に緊張されている。しかしここに詳述
する本発明の物品ひも掛け装置の実施例では、リ
レーR−2を閉じると引張遅延タイマTDR−5
が駆動されるとともに鉛直浮遊/駆動エヤシリン
ダ187のシリンダロツド側を加圧する鉛直駆動
ソレノイド弁219のソレノイドS−7が駆動さ
れる。空気入力は駆動調整器221によつて調整
されて、張力を加えられたひもによつて装置57
に上向きに加えられる力とともに全ひも掛け装置
57の重量をバランスさせる力をシリンダロツド
189に発生させる圧力にされる。
シリンダロツド189に加えられた力がひも掛
け装置57の重量をバランスさせるように駆動調
整器をセツトしたとき、装置は、ひものループの
供給部分に加わる引つ張り力にきわめて近いか、
望ましくは等しい引つ張り力をひもの先端部に加
える状態になる。したがつてひものこれらの部分
の張力はだいたい等しい。この段階を第12図に
示す。
したがつて、駆動調整器221をシリンダロツ
ド189に加わる力がひも掛け装置57をバラン
スさせるのに必要な力より大きくなるようにセツ
トすると、装置57は上向きに駆動されてひもの
ループの先端部181に作用する引つ張り力がひ
ものループの供給部に作用する引つ張り力にきわ
めて近くなるか等しくなる。この段階を第13図
に示す。
ソレノイド弁V−5がなお駆動されていると、
エヤモータ155はひもを引つ張り続けた後、回
転を停止する。張力調整器223がソレノイド弁
V−5の空気圧を調整してエヤモータ155のト
ルクを調整する。ひとたび張力遅延タイマTDR
−5が停止するとソレノイド弁V−10は駆動さ
れて空気を供給して弁V−2をシフトさせ、同時
にスイツチPE−2を駆動して弁V−5を停止さ
せる。その結果ひもの引つ張りは停止し、線形カ
ム滞留タイマTDR−1は駆動され、後方グリツ
パ165は駆動されて金床179とともにひもの
ループの供給部分をつかんで保持し、空気が線形
カムシリンダのピストン側に送られて線形カムが
伸張する。
この線形カムが伸張すると、カムリミツトスイ
ツチ199が閉じ、引つ張られたひもが加熱され
た切断ナイフ173によつて切断、シールされた
後線形カム滞留タイマTDR−1は停止してリレ
ーR−1を解放する。そうするとモータスタータ
リレーMR(モータ後退)が駆動されてランス4
1を引つ込め、リレーR−2、鉛直駆動ソレノイ
ド弁219、および張力遅延タイマTDR−5が
停止する。後者は弁V−10のソレノイドS−8
を解放する。
線形カム滞留タイマTDR−1が停止すると、
ソレーR−8は駆動されてそれを抑制し、ソレノ
イド弁V−6はリレーR−1によつて停止されて
空気がソレノイド弁V−6を通過して弁V−1お
よびV−2をシフトさせる。弁V−2がひとたび
シフトすると、後方グリツパは排気され、線形カ
ムシリンダのロツド側は給気され、カムを後退さ
せて金床179を開いてひもをひき出させ、カム
リミツトスイツチ199を開く。さらに、そのス
イツチPE−2は通常状態にもどる。シフトした
弁V−1は前方グリツパ163から排気させ、ス
イツチPE−1をその通常の開いた位置にもどす。
往復台前進ソレノイド弁211、往復台停止ソ
レノイド弁198、および鉛直浮遊ソレノイド弁
215は今や停止されているが、往復台61はひ
も掛け装置が下降して鉛直本拠制限弁227を閉
じるまで後退しない。ひとたびこのことが起つて
往復台61が後退し始めると、往復第制限弁21
3は鉛直浮遊/駆動シリンダ187のピストン側
を加圧して同シリンダを駆動し、スイツチPE−
3はリレーR−6を停止する。
往復台61が一ぱいに後退すると、水平本拠制
限スイツチ200が駆動され、リレーR−7を停
止する。リレーR−7は事前供給サイクルタイマ
TDR−3とソレノイド弁V−6とを駆動する。
空気が弁V−4のパイロツトに送られ、弁V−4
は駆動されて空気をエヤモータ155に送り、再
びひもSをひも掛け装置とヨーク部分37,3
5,33に送る。事前供給サイクルタイマTDR
−3が停止すると、リレーR−8を解放する。リ
レーR−8は事前供給サイクルタイマTDR−3
とソレノイド弁V−6とを停止する。弁V−6は
エヤモータ155とひもの送りとを停止させる。
再び第11図乃至第13図にもどつて説明を加
える。第11図の段階においてひも掛け装置57
はひもを掛けられている物品Aに直接隣接してい
る。ひものループの先端部181はつかまれ、ル
ープは張力発生装置135によつて物品Aに締め
付けられている。ひものループの各部分すなわち
レツグ197,199,201,203,205
の張力をT1,T2,T3,T4,T5で示す。引つ張り
の間とくに物品のかどにおいてひものループの運
動を遅らせる摩擦力をF1,F2,F3,F4で示す。
ひものループの張力はその長さに沿つて最大張
力T1から最小張力T5にだんだん減少しているこ
とは明らかである。張力はT5=T1−F1−F2−F3
−F4なので、この段階でひものループの先端部
と供給部とをシールしなければならないなら、シ
ールしたひものループのレツグ197,205で
形成される辺の張力は張力T1とT5との中間にな
る。
第12図に示す本発明のこの実施例において
は、張力発生装置135がひものループを連続的
に引つ張る間、および引つ張つた後にひも掛け装
置57はこの引つ張り力によつて上向きに引つ張
られるので、その重量は矢印209で示すように
バランスされる。
第13図に矢印211で示すようにひも掛け装
置57にその重量より大きい上向きの力を加える
と、張力発生装置135による引つ張り力によつ
て起こるように、ひものループのレツグ197,
199には張力T1,T2が発生する。レツグ20
5,203には上昇したひも掛け装置57によつ
て張力T5,T4が発生し、それらは望ましくはそ
れぞれ張力T1,T2に近いか等しい。ひものルー
プのレツグ201の張力T3は張力発生装置13
5と上昇したひも掛け装置57とによつてレツグ
201の両端に向かつてだいだい等しくひろが
る。もつと詳しくはT1=T5およびT2=T1−F1
T4=T5−F4が望ましく、他方T3=T2−F2=T4
−F3で第11図のものより大きい。
ひものループのレツグ197,205をシール
すると、できた辺の張力は前記レツグにもともと
あつた張力すなわちT1=T5に等しい。
第13図に矢印211で示すひも掛け装置57
に加わる上向きの駆動力は特定の物品Aにひもを
掛ける間に経験する摩擦力に依存する。この摩擦
力は用いるひもSの特性、たとえばすべりやすさ
や表面のなめらかさ等に依存する。明らかに、
F1,F2、F3、F4のような摩擦力が存在し、ひも
掛け装置57はその重さより大きい力によつて上
方に引き上げられるが、ひものループをユニツト
として物品Aに対してすべらせるためにこの力は
物品Aを持ち上げるようなもの、すなわちF1
F2,F3,F4のような引き止め摩擦力より大きい
ようなものであつてはならない。以上第1図乃至
第13図に示す本発明の実施例の好ましい動作系
列を詳述したが、この装置は必ずしも往復台6
1、従つてひも掛け装置57を前進させなくても
ひも掛け操作を行うことができる。この場合、ひ
も掛け装置57がその重さと等しいか、それより
も大きい力によつて上昇されるので装置57が担
持するヨーク部分37はヨーク部分35を第1図
に破線で示すように回動する。その後ひものルー
プの先端と供給部分とをシールすると、そのシー
ルした辺は通常の装置によつて行われるのと同様
にひもを掛けた物品の側面に押し付けられる。し
かしシールの面にひものループの先端部と供給部
とが少なくとも互いに似た大きさの張力を受けて
いる限り掛けたひもの全体の張力は通常の装置に
よるものよりも大きい。
上に詳述した本発明の実施例においては、張力
発生装置135は第11図に示すようにひものル
ープを物品A上に引張し、第12図、第13図に
示すようにして引つ張り力をひものループの先端
部すなわちレツグ205に加える間この張力を維
持する。張力発生装置135によつてひものルー
プに加えた張力の維持は、引つ張つたひものルー
プの供給部分すなわちレツグ197をひも掛け装
置57の外のどこかの位置でつかみ、それから張
力発生装置の作用を止めても行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を切り取つた本発明の装置の1つ
の実施例の側面図である。第2図は動作位置にあ
る第1図の装置の一部の拡大図である。第3,4
図はそれぞれ第1図の線−,−に沿つた
断面図である。第5図は第1,2図と反対の側か
ら見たひも掛け装置の構成要素を示す部分側面図
である。第6,7図は第5図にひも掛け装置の詳
細を示す断面図である。第8図は第1図の装置に
用いる空気圧装置の線図である。第9,10図は
第1図の装置の電気系の線図である。第11,1
2,13図は本発明の装置の動作の種々の段階を
示す線図である。 19……ベース、12……柱、41……ラン
ス、45……回転装置、47……モータ、49…
…チエーン、57……ひも掛け装置、59……ハ
ウジング、A……物品、C……ころコンベア、P
……パレツト、S……ひも。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パレツトのデツキとともに物品の周囲にひも
    をループ状に掛けるための物品ひも掛け装置にし
    て、 支持体19,21,25,27; 前記支持体に連結されたひもを物品を包囲する
    ように案内するためのヨーク部33,35,3
    7,39; ひもを案内し前記パレツトのデツキに関して進
    入後退可能なランスにしてひもの先端部を前記ヨ
    ーク39に案内するランス41; 前記支持体27上に配置される可動なひも掛け
    装置57であつて、ひもを物品の周囲にループ状
    に掛けるためにひもの先端部を送り出し、このよ
    うに送り出されたひもの供給部に張力を及ぼすひ
    も送り張力発生装置135と、ひもの先端部をつ
    かむグリツパ163とを有する可動なひも掛け装
    置57; 前記ひも送り張力発生装置135内に設けら
    れ、ひもを送り出すとともに、ひもの供給部に張
    力をを与える可逆エヤモータ155; 前記ランスを前記パレツトのデツキに関して進
    入位置と後退位置との間で移動するための可逆モ
    ータ47; 前記可逆エヤモータ155、及び前記可逆モー
    タ47の駆動を制御する電気−空気制御回路;及
    び 前記ひも掛け装置57に設けられ、ひもの重な
    り合つた先端部と供給部をシールするシール装置
    175を有する物品ひもかけ装置において、 前記ひも掛け装置57は前記支持体上で物品に
    関して水平方向に前進後退し得、前記ひも送り張
    力発生装置135がひもの供給部に張力を与えた
    後に、前記ひも掛け装置に取り付けられた空気圧
    装置187,189によつて前記ひも掛け装置が
    上昇されてひもの先端部を引つ張り、もつてひも
    のループを物品の周囲で一様な張力で締付けるこ
    とを特徴とする物品ひも掛け装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の物品ひも掛け装
    置であつて、前記ひも送り張力発生装置135は
    少なくとも前記ひも掛け装置57が前進位置に向
    けて運動する間作動し、更に前記ひも送り張力発
    生装置は物品の周囲にひもが掛けられて引つ張ら
    れると、引つ張られたひもの供給部を握持する保
    持装置165を有することを特徴とする物品ひも
    掛け装置。 3 特許請求の範囲第2項記載の物品ひも掛け装
    置であつて、前記ひも送り張力発生装置は前記ひ
    も掛け装置57が前進位置に向けて運動する前、
    及びその運動中に作動することを特徴とする物品
    ひも掛け装置。 4 特許請求の範囲第3項記載の物品ひも掛け装
    置であつて、前記ひも送り張力発生装置135は
    前記ひも掛け装置57とともに可動で、最初に物
    品に掛けられたひもの供給部を引つ張り、次に前
    記ひも掛け装置57が上昇してひもの先端部を引
    つ張り、よつてひもの供給部と先端部にほぼ均等
    な張力が与えられることを特徴とする物品ひも掛
    け装置。 5 特許請求の範囲第1に記載の物品ひも掛け装
    置であつて、前記ひも送り張力発生装置135は
    少なくとも前記ひも掛け装置57が上昇位置に向
    け鉛直に運動をする間作動し、前記ひも掛け装置
    57は保持装置165を有し、前記保持装置16
    5は物品にひもがループ状に掛けられて引つ張ら
    れるとひもの供給部を握持することを特徴とする
    物品ひも掛け装置。 6 特許請求の範囲第5項記載の物品ひも掛け装
    置であつて、前記ひも送り張力発生装置135は
    前記ひも掛け装置57が上昇位置に向けて鉛直に
    運動する前、及びその運動を行つている間作動す
    ることを特徴とする物品ひも掛け装置。 7 特許請求の範囲第6項記載の物品ひも掛け装
    置であつて、前記ひも送り張力発生装置135は
    前記ひも掛け装置57とともに鉛直に可動で、前
    記ひも送り張力発生装置135は物品の周囲のひ
    ものループをまず引つ張り、更に前記ひも掛け装
    置57が上昇位置に向けて鉛直に動くことによつ
    てひもの先端部が引つ張られる間、前記ひも送り
    張力発生装置がひもの供給部にひもの先端部に及
    ぼされる張力と同等の張力を及ぼすことを特徴と
    する物品ひも掛け装置。 8 特許請求の範囲第2項記載の物品ひも掛け装
    置であつて、前記ひも送り張力発生装置135は
    前記ひも掛け装置57が上昇位置に向けて運動す
    る前と、その運動を行つている間作動することを
    特徴とする物品ひも掛け装置。 9 特許請求の範囲第8項記載の物品ひも掛け装
    置であつて、前記ひも送り張力発生装置は前記ひ
    も掛け装置とともに可動で、前記ひも送り張力発
    生装置は物品の周囲のひものループをまず引つ張
    り、前記ひも掛け装置57が上昇位置に向けて運
    動することによつてひもの先端部を引つ張つてい
    る間、前記ひも送り張力発生装置がひもの供給部
    にひもの先端部に及ぼされる張力と同等の張力を
    及ぼすことを特徴とする物品ひも掛け装置。 10 特許請求の範囲第1項記載の物品ひも掛け
    装置であつて、前記ひも送り張力発生装置135
    は前記ひも掛け装置57が上昇位置に向けて運動
    する前に作動して物品の周囲にひものループを形
    成し、前記ひも掛け装置57は前記ひも送り張力
    発生装置が引つ張つたひもの供給部を握持する保
    持装置165を有することを特徴とする物品ひも
    掛け装置。
JP7829680A 1979-06-11 1980-06-10 Banding method of and apparatus for article Granted JPS564511A (en)

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