JPS6330194Y2 - - Google Patents

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JPS6330194Y2
JPS6330194Y2 JP19691383U JP19691383U JPS6330194Y2 JP S6330194 Y2 JPS6330194 Y2 JP S6330194Y2 JP 19691383 U JP19691383 U JP 19691383U JP 19691383 U JP19691383 U JP 19691383U JP S6330194 Y2 JPS6330194 Y2 JP S6330194Y2
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output
circuit
winding
high voltage
overvoltage
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JP19691383U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多出力スイツチング電源における過
電圧保護回路に関し、更に詳しくは、制御系の異
常等が生じて全出力が同時に過電圧の状態になつ
た場合でも、それら全出力について同時に過電圧
保護が行われるような回路に関するものである。
スイツチング電源の基本的な回路構成は、一次
側に設けられているスイツチング回路の出力をト
ランスで変圧し、その出力を整流部と平滑部とで
直流化するものである。出力電圧の異なる複数の
出力を取り出す場合には、第1図に示すように、
トランスTの二次側にそれぞれ出力電圧に応じた
巻数の二次巻線n1,n2を施し、各二次巻線に対し
て整流ダイオードD1,D2からなる整流部1、お
よびチヨークコイルLと平滑コンデンサC1とか
らなる平滑部2とを接続し、それらによつて直流
化するような出力回路が必要個数並設された構成
となつている。そして、一般的には主要な出力回
路(この従来例では+5V出力)からの出力が検
出され、誤差増幅器3で基準電圧Vrefと比較され
て、その出力を制御トランジスタQ1に供給し、
それによつて一次側スイツチング回路のパルス幅
を制御して出力の安定化を図るように構成されて
いる。
このような多出力スイツチング電源において
は、制御系の異常等により出力が過電圧となる場
合が生じることもあり、そのため通常、過電圧保
護回路が組込まれている。従来の多出力スイツチ
ング電源における過電圧保護回路は、各出力回路
毎に設けられていた。つまり第1図に示すよう
に、各出力回路に、それぞれ出力を短絡しうるよ
うにサイリスタSCR1が接続されるとともに、ツ
エナーダイオードZD1、抵抗、およびコンデンサ
とからなる過電圧検出回路4が組込まれ、更に各
二次巻線n1,n2の出力にそれぞれヒユーズFが直
列に挿入された構成である。そして、過電圧検出
部4によつて過電圧が検出されたならば、それに
よつてサイリスタSCR1を点弧して出力を短絡さ
せ、ヒユーズFを溶断させて回路を保護するので
ある。ところがこのような回路構成では、各出力
回路毎に過電圧保護回路が設けられて、それぞれ
独立に動作するため、部品点数が多くなることの
ほか、制御系の異常等で全出力が同時に過電圧に
なつても各出力回路の過電圧保護の動作に時間的
なずれが生じ、装置全体としては信頼性が悪いと
いう欠点があつた。
本考案の目的は、このような従来技術の欠点を
解消し、部品点数が少なく小型化、低廉化を図る
ことができることは無論のこと、過電圧時に全出
力回路の過電圧保護動作が同時に作動するような
信頼性の高い過電圧保護回路を提供することにあ
る。
かかる目的を達成することのできる本考案は、
トランス二次側の低電圧出力巻線の上に高電圧出
力との差分電圧分を取り出す巻線を巻足して両者
により高電圧出力をも取り出すようにするととも
に、前記トランスに一次側スイツチング回路制御
用の制御巻線を形成したスイツチング電源におけ
る過電圧保護回路であつて、高電圧側ラインと共
通ライン間及び制御巻線と共通ライン間をそれぞ
れ別個のダイオードを介して共通の電子スイツチ
により接続し、過電圧検出時に前記電子スイツチ
を短絡させるようにした過電圧保護回路である。
以下、図面に基づき本考案について更に詳しく
説明する。第2図は本考案にかかる過電圧保護回
路を組込んだ多出力スイツチング電源の要部の一
例を示す回路図である。スイツチング電源の一次
側回路は従来のものと全く同様の構成であつてよ
く、二次側出力回路は巻線に若干の工夫がなされ
ている。つまり、トランス二次側の低電圧出力巻
線n3の上に高電圧出力との差分電圧分を取り出す
巻線n4を巻足して両者により高電圧出力をも取り
出せるようになつている。具体的には、この実施
例では+5V出力(低電圧出力)用巻線n3の上に
+12V出力との差分電圧(+7V)分を取り出す
ような差分電圧用巻線n4を巻足し、それらによつ
て+5Vと+12Vの二つの出力電圧を取り出しう
るように構成される。低電圧側出力巻線n3と差分
電圧用巻線n4との出力はそれぞれダイオードD1
D2からなる整流部1およびチヨークコイルLと
平滑コンデンサC1とからなる平滑部2に接続さ
れ、低電圧出力(+5V)はそのまま取り出され
るが、差分電圧出力部はその一端aが低電圧出力
ラインに結合されて+5Vが加算され、高電圧出
力部としては+12Vが取り出せるようになつて
る。制御系は、+5Vと+12Vの出力電圧を同時に
検出し、制御トランジスタQ1にフイードバツク
して、制御巻線n5を介して一次側のスイツチング
回路のパルス幅を制御することになる。
さて、本考案においては、高電圧側ライン(+
12V)と共通ライン(OV)間は、ダイオードD3
およびサイリスタSCR2との直列回路で接続され、
また制御巻線n5と共通ライン(OV)間とはダイ
オードD4と前記サイリスタSCR2との直列回路で
接続される。つまり高電圧側ラインと共通ライン
間および制御巻線と共通ライン間とはそれぞれ別
個のダイオードD3,D4を介して共通の電子スイ
ツチSCR2により接続された構成である。そして、
該サイリスタSCR2は過電圧検出回路5によつて
駆動される。この過電圧検出回路5は、低電圧側
出力ライン(+5V)と該サイリスタSCR2のゲー
ト間に接続されたツエナーダイオードZD2と、共
通ライン(OV)とサイリスタSCR2のカソード
間に接続されたコンデンサおよび抵抗の並列接続
とから構成される。過電圧検出回路5は、ツエナ
ーダイオードZD2で基準電圧(ツエナー電圧)に
対する+5Vラインの電圧を比較しそれによつて
サイリスタSCR2を制御するのである。
本回路の動作は次の如くである。制御系の異常
により過電圧が発生したとすると、ツエナーダイ
オードZD2が導通し、それによつてサイリスタ
SCR2が点弧して高電圧側ライン(+12V)出力
と制御巻線が同時に共通ライン(OV)に短絡さ
れ、過電圧の発生が防止される。ここで、前述の
如く、高電圧側ライン(+12V)は低電圧側ライ
ン(+5V)の上に巻足された格好であるので、
高電圧側ラインがOVに落ちれば低電圧側ライン
も同時にOVに落ち、両出力回路を同時に保護す
ることができる。ここでダイオードD4を設けて
いる理由は、ダイオードD4を通して制御巻線n5
の電圧を引つ張らないと、単に過負荷の状態にな
るだけで一次側スイツチング回路の過電流保護回
路が動作した状態と同じになり、主スイツチング
トランジスタQ2のオン時間は短くなるが出力回
路の高電圧側ラインおよび低電圧側ラインの過電
圧は抑さえられないからである。逆にダイオード
D3を設けた理由は、制御巻線n5の電圧のみ引つ
張り高電圧側ラインを引つ張らないと一次側主ス
イツチング回路が異常発振を起こし、動作が不安
定になつてしまうからである。
本考案は、上記のように構成した多出力スイツ
チング電源における過電圧保護回路であるから、
各出力回路毎にそれぞれ過電圧保護回路を設ける
必要がなく、その結果部品点数が少なくなり製作
容易で小型化でき、回路の低廉化を図ることがで
きるばかりでなく、制御系の異常等が生じた場
合、全出力回路について同時に過電圧の保護を実
現できるため装置全体としての信頼性が著しく高
まるなど、数々のすぐれた実用的効果を奏しうる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の一例を示す回路図、第2図
は本考案に係る過電圧保護回路を組込んだ多出力
スイツチング電源の一実施例を示す回路図であ
る。 n3……低電圧側出力巻線、n4……差分電圧用巻
線、D3,D4……ダイオード、SCR2……サイリス
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランス二次側の低電圧出力巻線の上に高電圧
    出力との差分電圧分を取り出す巻線を巻足して両
    者により高電圧出力をも取り出すようにするとと
    もに、前記トランスに一次側スイツチング回路制
    御用の制御巻線を形成したスイツチング電源にお
    ける過電圧保護回路であつて、高電圧側ラインと
    共通ライン間及び制御巻線と共通ライン間をそれ
    ぞれ別個のダイオードを介して共通の電子スイツ
    チにより接続し、過電圧検出時に前記電子スイツ
    チを短絡させるようにした過電圧保護回路。
JP19691383U 1983-12-21 1983-12-21 過電圧保護回路 Granted JPS60108142U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19691383U JPS60108142U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 過電圧保護回路

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JP19691383U JPS60108142U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 過電圧保護回路

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Publication Number Publication Date
JPS60108142U JPS60108142U (ja) 1985-07-23
JPS6330194Y2 true JPS6330194Y2 (ja) 1988-08-12

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ID=30754847

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JP19691383U Granted JPS60108142U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 過電圧保護回路

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JPS60108142U (ja) 1985-07-23

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