JPS63301789A - 安定性が低下したα−アミラーゼ及びその製造方法 - Google Patents

安定性が低下したα−アミラーゼ及びその製造方法

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JPS63301789A
JPS63301789A JP62323058A JP32305887A JPS63301789A JP S63301789 A JPS63301789 A JP S63301789A JP 62323058 A JP62323058 A JP 62323058A JP 32305887 A JP32305887 A JP 32305887A JP S63301789 A JPS63301789 A JP S63301789A
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anhydride
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フイリップ・ジエイ・ブルーム
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ENZAIMU BIO-SYST Ltd
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ENZAIMU BIO-SYST Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐熱性が低下した、変性された細菌性α−アミ
ラーゼ酵素組成物、及びその製造方法に関する。このよ
うな組成物は特にパン焼菓子用の穀粉への添加物として
有用である。
(従来の技術及びその問題点) コムギ粉がパン焼菓子及びそれに関連した工業において
使用される場合、通例、α−アミラーゼ酵素を含有する
添加物質が加えられる。このことは、パンや菓子を焼く
際のコンシスチンシーのためにα−アミラーゼを最少量
、穀粉に与えるために行われる。この目的のために通常
使用されるアミラーゼはモルトアミラーゼ製品である・
このモルトアミラーゼはパン焼菓子工業において広範に
使用されているが、この使用にはある種の欠点がある。
即ち、このようなアミラーゼはしばしばパン焼菓子製品
に好ましくない色を与える。
さらに、このモルト調製物はしばしば他の多くの酵素を
含み、そのいくつかはパンや菓子を焼く過程において好
ましくない副反応を引き起こす。従って、このような欠
点を持たない他のα−アミラーゼ酵素調製物を見出すこ
とが望まれている。
このため、真菌起源のα−アミラーゼがモルトアミラー
ゼの代替品として試験されているが、このα−アミラー
ゼが熱によりあまりにも容易に破壊されるので、この目
的に対し役立たないことが明らかとなっている。他方で
は、細菌性α−アミラーゼ調製物が試験されており、こ
の調製物は耐熱性があまりに高くこの目的に使用するの
に適していないことが分かっている。このような耐熱性
の酵素はパンや菓子を焼く過程においても存在し続け、
パンや菓子を焼く過程が終了してもデンプン質を加水分
解し続け、好ましくないペースト状製品を作り出すもと
になる。これらの問題は米国特許第4320151号明
細書に詳細に記載されている。
また、ホラ(Hora )は枯草菌(Bacillus
31btilts)により生産された細菌性α−アミラ
ーゼをN−アセトキシスクシンイミドを用いてアシル化
し、未変性の酵素よりさらに耐熱性の、変性されたα−
アミラーゼを得ている( tlora+ J−+Bio
chim、 Biophys、 Acta、 310.
264−267 (1973)参照)。上記アシル化は
このような酵素をパンや菓子を焼く工程に使用するのに
さらに不適当なものとする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
本発明者は驚くべきことに、ある種の細菌性α−アミラ
ーゼが、このα−アミラーゼの耐熱性を低下させる方法
でアシル化され得ることを見出した。このようにして得
られる変性されたα−アミラーゼは特にパン焼菓子工業
において、又は耐熱性が低下した、比較的純粋なα−ア
ミラーゼが必要とされるどのような場合においても、使
用するのに適している。さらに、このα−アミラーゼは
、パン焼菓子及び関連した工業において以前より使用さ
れているモルト及び他のα−アミラーゼに関係した欠点
を有していない。
本発明によれば、変性された細菌性α−アミラーゼ酵素
において、90℃での耐熱性が対応する未変性の細菌性
α−アミラーゼの90℃での耐熱性よりも実質的に低い
耐熱性を持つ変性された細菌性α−アミラーゼが提供さ
れる。この変性された細菌性α−アミラーゼはバチルス
・ステアロサーモフィルス(Bacillus 5te
arother+wophilus)又は枯草菌(Ba
cillus 5ubtilis)由来のα−アミラー
ゼ酵素のアシル誘導体からなる。
また、本発明によれば、耐熱性が低下した、変性された
細菌性α−アミラーゼ酵素の製造方法も提供される。こ
の方法は、該酵素中の遊離アミノ基の少なくとも約50
%がアシル化されるまで、デンプン又はデンプン水解物
の存在下でα−アミラーゼ酵素のアシル誘導体を形成さ
せることからなる。
さらに、本発明によれば、α−アミラーゼ酵素を用いて
穀粉1gあたり約0.4乃至0.63KB単位のα−ア
ミラーゼレベルに標準化した穀粉が提供される。このα
−アミラーゼ酵素は、バチルス・ステアロサーモフィル
ス由来のα−アミラーゼのアシル誘導体からなる、変性
された細菌性α−アミラーゼ酵素である。
微生物であるバチルス・ステアロサーモフィルスにより
生産されるα−アミラーゼは本発明の変性された細菌性
α−アミラーゼの製造の際の好ましい出発物質である。
バチルス・ステアロサーモフィルスのα−アミラーゼ及
びその製造方法は米国特許第4284722号明細書及
び同第4493893号明細書に記載されている。市販
のバチルス・ステアロサーモフィルスα−アミラーゼは
ニューヨーク州、ニューヨーク、ペン・プラダ2所在の
、エンザイム・ディベロプメント・コーポレーション(
Enzyme Development Corp、)
から入手可能である。
本発明の実施に使用できる他のα−アミラーゼはミズー
リ州、セント・ルイス所在のシグマ・ケミカル・コーポ
レーション(Sigma Chemical Co、)
から入手可能なα−アミラーゼである。この酵素は枯草
菌としてカタログに掲載されているが、生産微生物は密
接に関連したバチルス・アミロリクエファシェンス(B
acillus amyloliquefaciens
)であると考えられている。
α−アミラーゼ酵素溶液の濃度は次の検定法により求め
た。即ち、分析すべき溶液を2.5n+Mの塩化カルシ
ウム溶液で、1Ilj!あたりの活性が約0.25単位
の最終濃・度となるように希釈する。正確に希釈したこ
の酵素溶液1#!1!を0.03Mの酢酸緩衝液(pH
6,0)と0.03Mの塩化カルシウムとを含む1%濃
度の溶性デンプン溶液10dに加える。反応は60℃で
10分間行われる。得られる反応溶液lIdを0.02
Nの塩酸50mflの入った容量1(10 dメスフラ
スコに入れ、ここに0.05%濃度のヨウ素溶液3 m
lを加えたのち、水を加えて全容量を1(10 dとす
る。
次第に生じてくる青色の、620nmでの吸光度を測定
する。1分間でデンプン10■を分解するために必要と
される酵素量を1単位として定義する(このように定義
されたバチルス・ステアロサーモフィルス1単位はパン
焼菓子工業に使用されているSKB単位0.8に等しい
)。即ち、 ×(希釈ファクター) 〔式中、 Doは対照溶液(酵素溶液の代わりに水が加えられてい
る)の吸光度であり、 D3は反応溶液の吸光度である。〕 である。
本発明の変性されたα−アミラーゼは、α−アミラーゼ
の遊離アミノ基をアシル化することにより製造される。
アシル化は、酵素分子中の他の官能基と反応することな
く遊離アミノ基と反応するアシル化剤の使用によりなさ
れる。
本発明の方法に使用される好ましいアシル化剤はモノカ
ルボン酸の無水物である。無水酢酸は好ましい試薬の1
つである。他の有用な試薬としては、無水プロピオン酸
、無水酪酸、無水吉草酸及び無水安息香酸がある。無水
コハク酸は耐熱性が妥当に低下した、変性されたα−ア
ミラーゼを提供するが、一般にはジカルボン酸の環式無
水物はこの目的にはあまり適していない。
本発明の方法において使用されるアシル化剤の量は臨界
的ではない。しかしながら、酵素中の遊離アミノ基の少
なくとも50%をアシル化するのに充分な量の試薬が使
用される。
本発明の実施において、未変性のα−アミラーゼ酵素は
最初、当該酵素をアシル化反応の際の変性から保護する
ためにデンプン又は低り、 E。
(ブドウ糖当量(dextrose equivale
nt))のデンプン水解物と混合される。この目的のた
め、10D、E、の水溶性デンプン水解物を約10%含
有する溶液中で反応を行うのが好都合である。
アシル化反応が酸無水物を使用して行われる場合、この
反応は当該酵素が不活性になる温度より低い温度で行わ
れる。この目的のために有用な温度範囲は約5℃乃至約
50℃である。好ましい温度範囲は約25℃乃至約30
℃である。
酸無水物を用いたアシル化反応は通常7より高いpHで
行われる。この反応に好ましいpH範囲は約8乃至9で
ある。
本発明の変性された細菌性α−アミラーゼ酵素組成物は
パン焼菓子用穀粉への添加物として特に有用である。こ
の用途において使用する場合、充分量の変性されたα−
アミラーゼが、所望のα−アミラーゼ活性レベルを持つ
標準化された穀粉を提供するために使用される。この量
は通常穀粉1gあたり約0.4乃至約0.6 SKB単
位であり、好ましくは、約0.5 SKB単位である(
SKB単位はパン焼菓子工業に使用されるα−アミラー
ゼ活性の度量単位である。上記の通り、バチルス・ステ
アロサーモフィルスα−アミラーゼ酵素活性1単位は、
本発明において示した試験により測定されるように、S
KB単位約0.8に等しい)。
更に、穀粉が、本発明の変性された細菌性α−アミラー
ゼを使用して標準化された場合、この穀粉は以前から使
用されているモルトα−アミラーゼと同様の、ブラベン
ダー粘度における減少を示す。このことは、パン焼菓子
工業において使用されているブラベンダー粘度の標準測
定方法を用いてこの標準化された穀粉試料を評価するこ
とを可能とする。
本発明の変性された細菌性α−アミラーゼ酵素を用いて
標準化された穀粉は種々のパン焼菓子製品を製造する際
に使用し得る。このような製品は良好な抗スタリング(
antistaling)特性を示す改善された貯蔵安
定性を有する。
(実施例) 以下、本発明を実施例により説明する。なお、この実施
例は本発明を単に説明しているに過ぎず、本発明を決し
て限定するものではない。実施例中、特に記載のない限
り、全ての部及び%は重量部及び重量%であり、全ての
温度は摂氏度である。
実施例1 ニューヨーク州、ニューヨーク、ペン・プラグ2に所在
のエンザイム・ディベロプメント・コーポレーションか
らG−ZYME 995として入手可能なバチルス・ス
テアロサーモフィルスにより生産された市販のα−アミ
ラーゼ酵素をデンプン親和力を用いて次の方法を使用し
て精製した。
コーンスターチはα−アミラーゼを選択的に吸着するた
めに使用された。コーンスターチを最初0.05M酢酸
ナトリウム10.5mM塩化カルシウム中にpn6.o
で数日間5℃で漬けた。緩衝液をデカンテーションし、
新鮮な室温の緩衝液と置き換えた。
約270.(100単位の酵素を全容量2!の上記゛緩
衝液中でデンプン3(10gに添加した。この23液を
5℃で30分間攪拌した。次いでg濁液を5℃で15分
間4080Xgで遠心分離した。得られるペレットを新
鮮な冷たい緩衝液中に再懸濁しそして遠心分離した。こ
の洗浄手順を2回繰り返した。最終ペレットを新鮮な緩
衝液(15(10mn)中で再懸濁した。次いでこの懸
濁液の入った容器を60℃の浴に浸け、攪拌した。容器
内の温度が54℃に達したら、加水分解を40分間進行
させる。容器は約30分間60℃であった。この懸濁液
を5℃で15分間16,3(10X gで遠心分離した
。生じるペレットは捨てた。わら色の上澄み液にα−ア
ミラーゼ酵素が含まれていた。
約10,(100単位の酵素を含む精製されたα−アミ
ラーゼ酵素溶液20dのpi(を希水酸化ナトリウム溶
液を用いて8.5に合わせた。次いで、10D、E、の
コーンスターチ水解物2gを酵素溶液に熔解させた。こ
のスターチ溶液に酸無水物をゆっくりと添加した。酸無
水物は30分間にわたって滴加された。希水酸化ナトリ
ウムを酸無水物と同時に添加し、pHを8.0より上で
維持した。温度はアシル化反応の間25乃至27で維持
された。30分後、溶液のpHを希塩酸を用いて6.8
に調整した。この酵素溶液はそのままで使用することも
できるし、透析もしくは限外濾過のような通常の方法に
よりさらに精製してもよい。
酵素の変性程度は酵素中の残余遊離アミノ基を−2,4
,6−1−IJニトロベンゼンスルホン酸試薬を用い、
Analytical Biochemistry、 
14.328−336(1986)に記載のハビーブ(
Habeeb)分析法で測定することにより求められた
。精製された未変性のα−アミラーゼ酵素に関する同様
の測定結果は参考基準として使用された。
アシル化酵素の耐熱性は、60℃で標準α−アミラーゼ
酵素活性試験を用いて酵素活性を測定し、この値を試験
を90℃で行った場合に得られる酵素活性と比較するこ
とにより求められる。この試験結果を表1に示す。この
結果は、かなりの割合の遊離アミノ基が酸無水物と反応
したこと、及び生じたアシル誘導体が未変性の酵素より
かなり低下した耐熱性を有していることをを示している
第1表 アシル化したバチルス・ステアロサーモフィルスα−ア
ミラーゼ酵素 なしく農郊+l)         1.3     
     0無水酢酸           0.40
          73無水プロピオン酸     
  0.39          76無水酪酸   
        0.76          95無
水吉草酸          1.02       
   70無水コハク酸        0.88  
       63無水安息香酸         0
.97          25アセチル化したバチル
ス・ステアロサーモフィルスα−アミラーゼ酵素の活性
は、pH4,5乃至5.5である温度範囲にわたって未
変性の酵素の活性と比較された。比較するため、試料は
標準化し60℃での活性を同一にした。活性は、温度と
piを変化させること以外は標準の試験条件を用い測定
された。これらの比較結果を第1図及び第2図に示す。
これら結果はアセチル化されたバチルス・ステアロサー
モフィルスα−アミラーゼの耐熱性は未変性の酵素の耐
熱性よりはるかに低いことを示す。
実施例2 枯草菌由来としてカタログに掲載されている、結晶質の
細菌性α−アミラーゼ(Sigma^6380 )を、
実施例1中のバチルス・ステアロサーモフィルス由来の
α−アミラーゼ酵素のアシル化に使用した方法と同じ方
法で、10D、E、のコーンスターチ水解物の存在下で
無水酢酸を用いてアシル化した。
アシル化した酵素の耐熱性は、60℃で標準α−アミラ
ーゼ酵素活性試験を用いて酵素活性を測定しこの値と試
験を80℃で行った場合に得られる酵素活性とを比較す
ることにより求められる。未変性の酵素の80℃での酵
素活性と60″Cでの酵素活性との比は1.3であった
が、アシル化した酵素におけるこの活性比は0.5であ
った。90℃:60℃での未変性の酵素及びアシル化し
た酵素における対応する活性比はそれぞれ0.82及び
0.28であった。この結果は、本発明の方法により行
われるアセチル化は枯草菌酵素の耐熱性をかなり低下さ
せることを示す。しかしながら、そのアシル化酵素は出
発物質の活性の約10%しか示さなかった。この結果は
、末法はこの酵素の不活性化をかなり引き起こすという
ことを示す。
比較試験 実施例1の一般手順を、TERMAMLY、即ち、コネ
チカット州、ウィルトン所在のノボ・ラボラトリーズ(
Novo Laboratorfes)から入手可能な
、バチルス・リケニホルミス(Bacilluslic
heniformis)由来の市販のアミラーゼ酵素を
使用して、繰り返した。この酵素は無水酢酸でアセチル
化する前にデンプン親和性を用いて精製された。アセチ
ル化はこの酵素の活性の低下をあまり引き起こさなかっ
た。バチルス・リケニホルミス由来のアミラーゼのアセ
チル化の度合いは、バチルス・ステアロサーモフィルス
由来の酵素のアセチル化の度合いとほぼ同一であること
が、ゲル電気泳動により示された。しかしながら、この
酵素の上記アセチル化法により、この酵素の安定性は明
らかな程度まで低下され得なかった。
これらの結果は、本発明の方法が選択したα−アミラー
ゼ酵素の耐熱性を減少することに適しており、特にバチ
ルス・ステアロサーモフィルス由来のα−アミラーゼ酵
素の耐熱性を低下させることに適用できることを示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の変性されたα−アミラーゼのpH5
,5での、温度と酵素活性との関係と、未変性のα−ア
ミラーゼにおける同様の関係を示し、第2図は、本発明
の変性されたα−アミラーゼのpH4,5での、温度と
酵素活性との関係と、未変性のα−アミラーゼにおける
同様の関係を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変性された細菌性α−アミラーゼ酵素において、
    その酵素の90℃での耐熱性が、未変性の対応する細菌
    性α−アミラーゼの90℃での耐熱性より実質的に低く
    、その変性された細菌性α−アミラーゼが、バチルス・
    ステアロサーモフィルス(Bacillus stea
    rothermo−philus)又は枯草菌(Bac
    illus subtilis)由来のα−アミラーゼ
    酵素のアシル誘導体からなることを特徴とする、変性さ
    れた細菌性α−アミラーゼ酵素。
  2. (2)上記アシル誘導体のアシル基が、アセチル基、プ
    ロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、スクシニル基
    及びベンゾイル基よりなる群から選択される特許請求の
    範囲第1項記載の酵素。
  3. (3)耐熱性が低下した変性された細菌性α−アミラー
    ゼ酵素を製造するに際して、当該酵素中の遊離アミノ基
    の少なくとも約50%がアシル化されるまで、デンプン
    又はデンプン水解物の存在下でα−アミラーゼ酵素のア
    シル誘導体を形成させることを特徴とする、耐熱性が低
    下した変性された細菌性α−アミラーゼ酵素の製造方法
  4. (4)上記α−アミラーゼ酵素が、バチルス・ステアロ
    サーモフィルス(Bacillus stearo−t
    hermophilus)または枯草菌(Bacill
    ussubtilis)由来である特許請求の範囲第3
    項記載の方法。
  5. (5)上記アシル誘導体のアシル基が、アセチル基、プ
    ロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、スクシニル基
    及びベンゾイル基よりなる群から選択される特許請求の
    範囲第4項記載の方法。
  6. (6)上記アシル化が、当該酵素と酸無水物とを約7乃
    至約9のpHでかつ約5℃乃至約50℃の温度で反応さ
    せることにより行われる特許請求の範囲第4項記載の方
    法。
  7. (7)上記酸無水物が、無水酢酸、無水プロピオン酸、
    無水酪酸、無水吉草酸、無水コハク酸及び無水安息香酸
    からなる群より選択される特許請求の範囲第6項記載の
    方法。
  8. (8)α−アミラーゼ酵素を用いて穀粉1gあたり約0
    .4乃至約0.6SKB単位のα−アミラーゼレベルに
    標準化した穀粉であって、当該α−アミラーゼ酵素が、
    バチルス・ステアロサーモフィルス(Bacillus
     stearothermophilus)または枯草
    菌(Bacillus subtilis)由来のα−
    アミラーゼのアシル誘導体よりなる変性された細菌性α
    −アミラーゼ酵素であることを特徴とする穀粉。
  9. (9)上記穀粉が、穀粉1gあたり約0.5SKB単位
    のα−アミラーゼレベルに標準化されている特許請求の
    範囲第8項記載の穀粉。
  10. (10)改善された貯蔵安定性を持つパン焼菓子製品を
    製造するに際して、当該パン焼菓子製品中の穀粉原料と
    して、バチルス・ステアロサーモフィルス(Bacil
    lus stearothermophilus)また
    は枯草菌(Bacillus subtilis)由来
    のα−アミラーゼのアシル誘導体よりなる変性された細
    菌性α−アミラーゼ酵素を用いて穀粉1gあたり約0.
    4乃至約0.6SKB単位のα−アミラーゼレベルに標
    準化した穀粉を使用することを特徴とする、改善された
    貯蔵安定性を持つパン焼菓子製品の製造方法。
JP62323058A 1986-12-22 1987-12-22 安定性が低下したα−アミラーゼ及びその製造方法 Pending JPS63301789A (ja)

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US944,129 1986-12-22

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