JPS63297862A - ロックアップトルコン付無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

ロックアップトルコン付無段変速機の油圧制御装置

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JPS63297862A
JPS63297862A JP13446187A JP13446187A JPS63297862A JP S63297862 A JPS63297862 A JP S63297862A JP 13446187 A JP13446187 A JP 13446187A JP 13446187 A JP13446187 A JP 13446187A JP S63297862 A JPS63297862 A JP S63297862A
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JP
Japan
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pressure
clutch
continuously variable
oil
valve
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JP13446187A
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Yasuto Sakai
康人 坂井
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、自動車等の車両の駆動系にロックアップ付ト
ルクコンバータとベルト式無段変速機とを組合わせて搭
載したロックアツプトルコン付無段変速機の油圧制御装
置に関し、詳しくは、油圧レベルの興なる無段変速機と
前後進切換装置の油圧11御系に関する。 ■従来の技術】 無段変速機にトルクコンバータを組合わせた駆動系では
、無段変速機のライン圧制御として例えば最大30〜4
01qr/allの高油圧が必要であり、トルクコンバ
ータ制御用として例えば4〜6kJr/−の低油圧が必
要である。この他に前後進切換えに多板クラッチを用い
、4輪駆動としてトランスファクラッチを用いると、こ
れらのクラッチ制御用の油圧も必要になり、これらの油
圧供給系を的確に確保することが必要不可欠である。 そこで従来、上記ロックアツプトルコン付無段変速機の
油圧制御に関しては、例えば特開昭57−161360
号公報の先行技術がある。ここで、1個のオイルポンプ
を用い、このポンプ吐出圧をライン圧調圧弁で調圧して
無段変速機のプーリ制御に用いる。また、ライン圧調圧
弁からトルクコンバータ制御圧を取出し、オリフィス等
により制限してトルクコンバータ、ロックアツプクラッ
チに供給し、ロックアツプ弁や前後進切換用クラッチに
もブーり制御用油圧を用いることが示されている。
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、上記先行技術のものにあっては、1個のオイ
ルポンプの吐出圧をライン圧調圧弁で調圧したライン圧
をその、tまマニュアル弁を介して前後進切換の各クラ
ッチに供給している。そのため、ライン圧がエンジント
ルク等により大rjxに変化し、変速速度により流量変
化するのに伴い、クラッチ圧が変動して好ましくない、
また、ライン圧制御系に前後進切換の制御系が一緒に含
まれると、オイルポンプの容量の大幅な増大を招き、ポ
ンプ損失の増大にもつながる。 ここで後進時には、前後進切換の要素が通常人。 出力トルク両方の反力を受けるため、入力トルクに対し
約2倍のトルク容量が必要となる。しかるに、スペース
上の制約等で前後進切換の要素のトルク容量が不足する
場合は、作動圧を前進時に対し高くするように制御する
ことで対処できるが、予め前後進の要素の作動圧を後進
の場合の高めにのみ設定することは、前進および高回転
域で作動圧が過大になり好ましくない、従って、かかる
事情を考慮して前後進切換の要素の作動圧を制御するこ
とが望まれる。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、無段
変速機に対し前後進切換装置の油圧制御系を各別にして
制御し、常に必要なりラッチ圧を確保するようにしたロ
ックアツプトルコン付無段変速機の油圧制御装置を提供
することを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ロックアップ付ト
ルクコンバータ、前後進切換装置、無段変速機を直列に
配置した駆動系において、無段変速機用メインオイルポ
ンプに対し、低圧用サブオイルポンプを有し、該サブオ
イルポンプによる作動圧をセレクト弁を介して前後進切
換装置のクラッチ、ブレーキに導くように油圧回路を成
し、上記作動圧をリリーフ弁で前後進時に可変制御する
ように構成されている。
【作   用】
上記構成に基づき、前後進切換装置のクラッチやブレー
キは無段変速機と分離し、サブオイルポンプの油圧系で
各別に制御される。そして後進時には、リリーフ弁で作
動圧が高く制御されて、リバースブレーキのクラッチ容
量を十分に確保するようになる。 こうして本発明では、前後進切換用クラッチ。 ブレーキのクラッチ容量を最適制御し、ポンプ損失を低
減することが可能となる。
【実 施 例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図において、ロックアツプトルコン付無段変速機を
用いて4輪駆動化した駆動系について述べる。先ず、ケ
ース側はハウジング1.メインケース2およびサイドケ
ース3が組合わされる。これらのハウジングおよびケー
ス内でエンジン側からトルクコンバータ装fi 10.
前後進切換装置30および無段変速8140が一直線上
に配置され、これに対し直角にディファレンシャル装置
50およびトランスファ装置60が配置されて横置きト
ランスアクスル型を成す。 トルクコンバータ装置10は、エンジンクランク軸11
にドライブプレート12を介してコンバータカバー13
が結合しており、コンバータカバ−13内部にトルクコ
ンバータ14を有する。トルクコンバータ14のポンプ
インペラ14aはコンバータカバー13に直結し、ター
ビンランナ14bがタービン軸15のタービンハブ16
に結合し、ステータ14Cはワンウェイクラッチ17を
介してステータ軸18に連結する。 そして、かかるコンバータカバー13とトルクコンバー
タ14との間にロックアツプクラッチ19がタービンハ
ブ16に結合して設けてあり、このロックアツプクラッ
チ19のフェーシング20がコンバータカバー13に押
圧接触可能になっている。また、ロックアツプクラッチ
19のコンバータカバー13側はリリース室21で、ト
ルクコンバータ14側はアプライ室22になっており、
リリース室21を介して給油した場合のアプライ室22
との差圧でロックアツプ解除し、トルクコンバータ14
を介して給油してリリース室21をドレンした場合のア
プライ室22との差圧でロックアツプすると共に、トル
クコンバータ14をロックする。 前後進切換装置30は、第3図に詳記するようにダブル
ピニオン式プラネタリギヤ31を有し、サンギヤ32が
タービン軸15に連結し、2個のビニオン33、34が
キャリア35に支持される。そして、サンギヤ32とリ
ングギヤ36との間にフォワードクラッチ37が、リン
グギヤ36とケース2との間にリバースブレーキ38が
設けられる。こうして、前進のDレンジ等ではフォワー
ドクラッチ37の係合でサンギヤ32を一体化し、後進
のRレンジではリバースブレーキ38の係合でリングギ
ヤ36を固定し、キャリア35に逆転した動力を出力す
る。ここで、リングギヤ36の歯数をサンギヤ32の2
倍にすると、Rレンジのギヤ比がDレンジと同じ“1”
になる。 無段変速機40は、キャリア35に連結するプライマリ
軸41と、これに平行なセカンダリ軸42とを有し、プ
ライマリ軸41.セカンダリ軸42にプーリ43゜44
が設けられ、両プーリ43,44の間に駆動ベルト45
が巻付けである。プーリ43.44は軸と一体的な固定
プーリ43a、 44aに対し可動プーリ43b、44
bが移動可能に設置され、各可動プーリ43b、 44
b側には油圧シリンダ46.47が設けられ、セカンダ
リ可動プーリ44bにはスプリング48が付勢される。 ここで、プライマリシリンダ46の方が受圧面積が大き
く、このプライマリ圧による駆動ベルト45のプーリ4
3.44に対する巻付は径の比率を変えて無段変速する
ようになっている。 ディファレンシャル装fi50は、セカンダリ軸42に
一対のりダクションギャ51を介して連結する出力軸5
2のドライブピニオン53がファイナルギヤ54に噛合
い、ファイナルギヤ54と一体的な差動機構55から車
軸56により、前後輪の一方に直接伝動構成される。 さらにトランスファ装置60は、上記ファイナルギヤ5
4に常時噛合っているトランスファギヤ61が車体左右
方向のトランスファ軸62に回転自在に嵌合し、これら
のトランスファギヤ61とトランスファ軸62との間に
湿式多板式のトランスファクラッチ63が、そのクラッ
チ容量に応じたトルクを伝達するように設けられる。そ
してトランスファ軸62は、一対のベベルギヤ64によ
り車体前後方向に方向変換し、ドライブ軸65等を介し
て前後輪の他方に伝動構成されている。 一方、油圧制御系の油圧源として無段変速11140の
後部のサイドケース3内部に、高圧用のメインオイルポ
ンプ70が設置され、このメインオイルポンプ70はタ
ービン軸15.プライマリ軸41等の内部を通るポンプ
ドライブ軸71によりクランク軸11に直結して、常に
高い油圧を生じる。また、トルクコンバータ装置10の
後部のハウジング1とメインケース2との間には、低圧
用のサブオイルポンプ72がポンプハウジング73.ポ
ンプカバー74と共に設置される。そして、このサブオ
イルポンプ72は、ポンプインペラ14aと一体的なポ
ンプ軸75に連結して、上記メインオイルポンプ70と
同様にエンジン動力により常に駆動して油圧を生じる。 こうして、無段変速機用のメインオイルポンプ70が無
段変速機40の近くに、トルクコンバータ、前後進切換
等のサブオイルポンプ73がトルクコンバータ装置10
の近くに配置されている。 第2図において、油圧制御系について述べる。 先ず、無段変速機油圧制御系について述べると、オイル
パン80と連通ずるメインオイルボングア0からのライ
ン圧油路81がライン圧制御弁100に連通して高いラ
イン圧を生じ、このライン圧が油路82を介してセカン
ダリシリンダ47に常に供給されている。ライン圧は、
油路83により変速速度制御弁110に導かれ、油路8
4によりプライマリシリンダ46に給排油してプライマ
リ圧を生じるようになっている。 ライン圧制御弁100のドレン側油gssの油圧は潤滑
のみならず、サブオイルポンプ72により油圧補給され
てデユーティ制御用、トランスファクラッチ制御用等の
広範囲に使用されることも可能である。即ち、油路85
から分岐する油路86が、ベルト潤滑ノズル87に連通
して駆動ベルト45に給油し、チェック弁88等を有す
る油路89によりセンサシュー90のプライマリ可動側
プーリ43bとの接触部に給油している。 油路85は
、レデューシング弁120に導かれて油FIP191に
常に一定のレデューシング圧を生じており、この油路9
1がライン圧制御用ソレノイド弁109に連通する。油
路91から分岐するレデューシング圧油路92は、変速
速度制御弁110の一方と、その制御用ソレノイド弁1
19に連通ずる。 ソレノイド弁109はデユーティ信号によりパルス状制
御圧を生じ、これがアキュムレータ108で平滑化され
て油路107によりライン圧制御弁100に供給される
。このライン圧制御弁100には、センサシュー90に
よる変速比に応じた要素、油路93のコンバータ状態に
応じた要素が作用し、変速比。 エンジントルク、ロックアツプしない場合のトルクコン
バータトルク増幅の要素でライン圧制御する。 ソレノイド弁119もデユーティ信号によりパルス状制
御圧を生じ、この制御圧としてレデューシング圧を変速
速度制御弁110に対向して作用し、給油と排油の2位
置に動作する。そして、デユーティ比により2位置の動
作状態を変えてプライマリシリンダ46への給排油の流
量を制御し、変速比と変化速度を変化しながら変速制御
する。変速速度制御弁110のドレン側油路118はチ
ェック弁117を有してオイルパン80に連通し、チェ
ック弁117の上流側と油路85との間にプリフィーリ
ング油路116が連通しており、変速速度制御弁110
の排油位置において常にプライマリシリンダ46にオイ
ルを充満するようになっている。 油路85は更にトランスファ制御弁130に連通し、こ
のトランスファ制御弁130のソレノイド弁139にも
レデューシング圧が油路94により導かれる。 そして、ソレノイド弁139の制御圧をトランスファ制
御弁130に作用してデユーティ比に応じたクラッチ圧
を生じ、このクラッチ圧を油路138によりトランスフ
ァクラッチ63に供給し、伝達トルクを走行条件等によ
り制御する。 次いで、トルクコンバータ等の油圧制御系について述べ
る。 先ず、サブオイルポンプ72の吐出側の油路140が油
路85に連通すると共に、2個のリリーフ弁150.1
60により調圧されて所定の低い作動圧を生じ、この作
動圧油路140がロックアツプ制御弁170に連通ずる
。そして、このロックアツプ制御弁170から油路14
1によりトルクコンバータ14に、油路142によりロ
ックアツプクラッチ19のリリース室21に連通し、油
路141の途中にはロックアツプ時のトルクコンバータ
内圧の増大を防ぐリリーフ弁143が設けである。ロッ
クアツプ制御弁170のドレン油路144は、逆流防止
のチェック弁145.オイルクーラ146を介してオイ
ルパン80に連通する。 また、レデューシング弁120からのレデューシング圧
が油路91,92.95によりロックアツプ制御弁17
0に作用すると共に、油路93.ロックアツプ制御用ソ
レノイド弁119に導かれる。そして、ソレノイド弁1
79のオン・オフによりロックアツプ制御弁170を油
路140と141または142の連通に切換え、かつ油
路93にコンバータ状態圧を取出すようになっている。 油路140はさらにセフティロック弁180に連通し、
このセフティロック弁180からの油路147がセレク
ト弁190に連通ずる。セレクト弁190はパーキング
(P)、リバース(R)、ニュートラル(N)、ドライ
ブ(D)のシフト操作に応じて油路を切換えるもので、
このセレクト弁190から油路148.149により前
後進切換装置30のフォーワードクラッチ37とリバー
スブレーキ38とに連通して、選択的に係合作用する。 上記セフティロック弁180には油路95のレデューシ
ング圧が導かれるソレノイド弁189を有し、このソレ
ノイド弁189のオン・オフにより強制的にフォーワー
ドクラッチ37またはリバースブレーキ38を排油して
、動力伝達を遮断するようになっている。 ここでセレクト弁190は、第3図に詳記するように弁
本体191と、シフト操作により移動するスプール19
2とを有し、油路147のボート191aの左右に油路
148.149のボー) 191b、 191cを有す
る。 また、油路149から分岐する油路149゛を有し、こ
の油路149゛のボート191dがボート191Cの右
側に設けられ、ボート191bに対するドレンボー) 
191e。 ボート191Cと191dに対するドレンボート191
fを有する。スプール192には2つのステム192a
、 192bが設けられ、これらのステムとスプール端
部で油路を切換える。 即ち、第3図のNレンジでは、ステム192aで供給ボ
ー) 191aを閉じ、スプール端部でクラッチ側ボー
ト191bをドレンし、ステム192bでブレーキ側油
路149°のボート191dをドレンする。Dt、たは
Rレンジでは、ステム192aでボート191aを19
1bまたは191Cに接続する。Pレンジでは、スプー
ル端部でボート191bをドレンすると共に、ステム1
92aでブレーキ側油路149のポー) 191Cをド
レンする。 こうして、P、Nレンジではフォーワードクラッチ37
とリバースブレーキ38を共に排油して解放した中立位
1.Dレンジではフォーワードクラッチ37を給油して
係合した前進位置、Rレンジではリバースブレーキ38
を係合した後進位置にそれぞれ係合する。 次いで、前後進切換装置30のクラッチ容量に対する後
進時の作動圧増大制御について述べると、既に述べた油
路85のリリーフ弁150で制御gIされる。 即ち、第3図に詳記するようにリリーフ弁150は、弁
本体151にスプール152を有し、スプール152の
一方にスプリング153が付勢する。そしてスプリング
153と反対側のボート151aに油路85の作動圧が
、スプリング側のボート151bに油路154を介して
リバースブレーキ38のクラッチ圧が導入され、ボート
151aに対するドレンボート151Cが油路155を
介してサブオイルポンプ72の吸入側に連通している。 こうして、スプリング153のみの低いリリース圧と、
スプリング153にリバースクラッチ圧を付加した高い
リリーフ圧の2段に変化し、これに応じて作動圧を2段
に制御する。 ここで、作動圧P^、リバースクラッチ圧Pitスプー
ルの両油圧有効受圧面積S^およびSλ。 スプリング力Fを用いると、以下のバランス式になる。 P八 ・S^=pl(−SFL +F この関係式により、リバースクラッチ圧PRが零の前進
時は第4図のように作動圧PAが低く設定され、リバー
スクラッチ圧PFLが入力する後進時には作動圧P^が
高く設定され、いずれもポンプ回転数に対し比例した特
性になる。 このように構成されたロックアツプトルコン付無段変速
機と、その油圧制御装置の作用について述べる。 先ず、エンジン始動によりメインオイルポンプ70、サ
ブオイルポンプ72が駆動して油圧を生じ、メインオイ
ルポンプ側油路81にはライン圧制御弁100により調
圧された高いライン圧を発生し、これが常にセカンダリ
シリンダ47に供給されることで、無段変速fi40を
最初変速比最大の低速段に定める。 一方、サブオイルポンプ側油B140,85には2つの
リリーフ弁150.160により調圧された低い作動圧
を発生しており、これを元圧にしてレデューシング弁1
20から生じた一定のレデューシング圧がライン圧、変
速速度、トランスファ、ロックアツプおよびセフティロ
ックの各制御用ソレノイド弁109.119,139,
179,189に導かれて、制御可能になっている。ま
た、上記作動圧はトランスファ制御弁130に導かれて
クラッチ圧を生じ、これがトランスファクラッチ63に
供給されてトルク伝達可能になっている。油路140の
作動圧はロックアツプ制御弁170に導かれ、このロッ
クアツプ制御弁170は発進時にソレノイド弁179に
より油路140と142とを連通ずるため、作動圧がロ
ックアツプリリース側を経てトルクコンバータ14に流
入し、さらに油路141,144を介してオイルパン8
0に戻るように循環する。これにより、ロックアツプク
ラッチ1gは解放し、トルクコンバータ14が作動状態
になっている。さらにセフティロック弁180は正常の
場合にソレノイド弁189により油路140と147と
を連通することで、セレクト弁190に作動圧が導かれ
ている。 ここで、PまなはNレンジでの上記エンジン始動時には
、セレクト弁190により前後進切換装置30のフォー
ワードクラッチ37とリバースブレーキ38が共に排油
して解放することで、プラネタリギヤ31はフリーにな
り、無段変速機40以降の動力伝達を遮断している。 そこで、発進時にDレンジにシフトすると、セレクト弁
190によりフォーワードクラッチ37に給油して係合
することでプラネタリギヤ31が一体化し、タービン軸
15とプライマリ軸41を直結する。 そのため、トルクコンバータ14に伝達していたエンジ
ン動力が無段変速機40に入力し、プーリ43゜44と
駆動ベルト45とにより変速比最大の変速動力がセカン
ダリ軸42に出力し、これがディファレンシャル装置5
0を介して前後輪の一方に伝達する。 このとき、トランスファクラッチ63にクラッチ圧を生
じていると、それに応じたトルクがこのトランスファク
ラッチ63.ベベルギヤ64.ドライブ軸65等により
前後輪の他方へも伝達して、4輪駆動で走行する。 かかる発進時においてトルクコンバータ14が作動状態
の場合は、ロックアツプ制御用ソレノイド弁179によ
り油路93を介してライン圧制御弁100にレデューシ
ング圧のコンバータ状態圧が入力し、ライン圧を増大制
御している。そこで、トルクコンバータ14がその速度
比に応じてトルク増幅作用する際の大きいトルクは、無
段変速機40のライン圧によるプーリ押付力の増大でベ
ルトスリップを生じることなく伝達することになる。 そして発進後、例えば変速開始点でトルクコンバータ1
4が略カップリング領域に入った時点で、ロックアツプ
制御用ソレノイド弁179がオフすると、ロックアツプ
制御弁170は油路140と141とを連通するように
切換える。そのため、ロックアツプクラッチ19のリリ
ース室21がドレンし、アプライ室22に作動圧がかか
つてロックアツプクラッチ19は両者の差圧によりコン
バータカバー13に直結するのであり、こうしてロック
アツプし、トルクコンバータ14はロックする。このた
め、これ以降はエンジン動力がロックアツプクラッチ1
9経由で効率よく伝達することになる。 一方、このとき油路93のコンバータ状態圧は零になる
ことで、ライン圧制御弁100によりライン圧はトルク
増幅分を除いて制御され、過大なプーリ押付力を回避す
る。また、ソレノイド弁119で変速速度制御弁110
をデユーティ制御し、プライマリシリンダ46に給排油
してプライマリ圧を生じることで、駆動ベルト45はプ
ライマリプーリ側に移行し、所定の変速速度で変速制御
されるのである。 なお、Rレンジにシフトするとセレクト弁190により
前後進切換装置30のリバースブレーキ38に給油して
係合し、キャリア35に逆転した動力を出力する。その
ため、無段変速機40以降が逆転して後進走行する。そ
してこの後進時には、リバースブレーキ38のクラッチ
圧を用いてリリース弁150で作動圧が高く設定される
ため、リバースブレーキ38のクラッチ圧は高く制御さ
れる。そのため、リバースブレーキ38のトルク容量は
増大して人。 出力トルクの両方の反力を十分に受け、プラネタリギヤ
31で逆転した動力をそのまま円滑に伝達するようにな
る。 以上、本発明の一実施例について述べたが、リリーフ弁
150による油圧制御は上記実施例のみに限定されない
【発明の効果】
以上述べてきたように、本発明によれば、無段変速機に
対し、前後進切換装置のクラッチおよびブレーキは、サ
ブオイルポンプを有する各別の油圧制御系で制御される
ので、ライン圧制御に全く影響されることなく常に必要
クラッチ圧を確保し得る。 上記クラッチ、ブレーキのクラッチ圧は前後進時にリリ
ーフ弁で可変制御されるので、前後進時に各クラッチ容
量が十分得られ、クラッチ容量の過大およびそれに伴う
ポンプ損失の増大を回避できる。 後進時の作動圧増大制御により、リバースブレーキのサ
イズ等をスペースに合わせて小さく設計できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のロックアツプトルコン付無段変速機の
実施例を示す断面図、 第2図は同油圧制御装置を示す回路図、第3図は要部を
詳細に示す回路図、 第4図はリリーフ弁による作動圧特性図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロックアップ付トルクコンバータ、前後進切換装
    置、無段変速機を直列に配置した駆動系において、 無段変速機用メインオイルポンプに対し、低圧用サブオ
    イルポンプを有し、 該サブオイルポンプによる作動圧をセレクト弁を介して
    前後進切換装置のクラッチ、ブレーキに導くように油圧
    回路を成し、 上記作動圧をリリーフ弁で前後進時に可変制御すること
    を特徴とするロックアップトルコン付無段変速機の油圧
    制御装置。
  2. (2)上記リリーフ弁による作動圧制御は、後進時に前
    進時に比べて高く設定することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のロックアップトルコン付無段変速機の
    油圧制御装置。
JP13446187A 1987-05-28 1987-05-28 ロックアップトルコン付無段変速機の油圧制御装置 Pending JPS63297862A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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