JPS6329766Y2 - - Google Patents

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JPS6329766Y2
JPS6329766Y2 JP1983172780U JP17278083U JPS6329766Y2 JP S6329766 Y2 JPS6329766 Y2 JP S6329766Y2 JP 1983172780 U JP1983172780 U JP 1983172780U JP 17278083 U JP17278083 U JP 17278083U JP S6329766 Y2 JPS6329766 Y2 JP S6329766Y2
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JP
Japan
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soundproof
panel
assembled
rigid case
side peripheral
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JP1983172780U
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JPS6080212U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、組立防音室用防音パネル、特に防音
性の高い防音室を簡単に組立てる事が出来る組立
防音室用防音パネルの構造に関する。
従来、組立防音室を組立てるための防音パネル
は第1図に示す様に外形形状を保つための鋼板、
石膏ボード又は石綿セメント板等の遮音板よりな
る剛体ケース1および内部吸音材としてのグラス
ウール2よりなり、場合によつては第2図の様に
遮音性能向上のため石膏ボード3、鉛板4などの
板材を取り付ける事もある。一般に防音パネルの
側周壁5aおよびこの側周壁端から内側に略直角
に突出して設けられた額緑壁5bは剛体よりなる
遮音板の緑部を利用して形成され、その遮音板の
材質の強度を利用して防音室の防音壁を形成して
いる。以下に従来の防音パネルを用いた防音室組
立施工の1例を述べる。
従来の防音室の組立にあたつては、まず第3図
に見られる様な防振ゴムをはさみこんだ防振レー
ル6のついた防音床パネル7を目的床面に設置
し、ガラスフエルト8および鉄製のフロアーチヤ
ンネル9を設置し、フロアーチヤンネル9上にガ
ラスマツト吸音材10を各接合部に充填させなが
ら、防音パネル11a,11b,11c,11d
およびコーナージヨイナー12を組立てる。その
後組上げられた防音パネル壁上にガラスマツト吸
音材10をはさんで鉄製ルーフチヤンネル13を
設置する。ルーフチヤンネル上にはガラスフエル
ト8をはさんでルーフ防音パネル14を設置し、
ルーフジヨイナー15で固定する。
以上の様に従来の防音パネルを使用した防音室
の組立施工では、施工現場においてパネル間の各
接合部にガラスマツト吸音材10を充填させなが
ら組上げて行くので、施工が難かしく、又防音パ
ネルの接合コーナー部(例えば第3図A位置)で
は第4図の様にガラスマツト吸音材にすきまLが
現われ気密性が悪くなり、防音性能が落ちるなど
の欠点があつた。
又実公昭57−44036に示されている様な枠体の
外周面に弾性シール材を固定した防音パネルを用
いて防音室を組立てる事も考えられるが、この場
合も第5図に示す様にすきまLが現われ、同様に
防音性能が悪くなり、又防音室外面に弾性シール
材が露出し、美感をそこなう欠点があつた。
本考案の目的は、施工が簡単でかつ高い防音性
能を持つた防音室を組立る事が出来る防音パネル
を提供する事にある。
本考案は少くとも側周壁と、この側周壁端から
内側へ略直角に突出して設けられた額緑壁を備え
た剛体ケースに吸音材を収納した組立防音室用防
音パネルにおいて、その他物品と接合・固定され
る、剛体ケースの側周壁およびその他物品と接
合・固定される剛体ケースの額緑壁に、剛体ケー
スの辺を越えて連続し、一周する少なくとも1す
じ以上の溝を設け、該溝に気密材を巻きつけ固定
した事を特徴とする組立防音室用防音パネルであ
る。
本考案の組立防音室用防音パネルは、例えば第
6図ないし第9図に示す様な形状として使用する
事が出来る。第6図において、本考案の防音パネ
ルは、1辺の側周壁29aと3方向の額緑壁29
bにおいて、他物品と接合・固定される。これら
壁29a,29bにわたつて剛体ケースの辺を越
えて連続し、周回する溝23を設け、この溝にヒ
モ状の気密材24を埋め込み固定してある。第7
図および第8図では、本考案の防音パネルは2辺
の側周壁29aと2方向の額緑壁29bにおいて
他物品と接合され、第9図では3辺の側周壁29
aと1方向の額緑壁29bにおいて他物品と接合
される。本考案の組立防音室用防音パネルの形状
は上記例に限定されず、側周壁が凸凹を有するパ
ネルや曲率を持つたパネル又その他のパネルであ
つてもかまわない。
本考案の組立防音室用防音パネルは、その他物
品と接合・固定される剛体ケースの側周壁29a
およびその他物品と接合・固定される額緑壁29
bに連続する溝を設けたものであるので、当然の
事ながら他物体と接合されない側周壁29cおよ
び他物体と接合されない額緑壁29dには溝およ
び気密材が設けられておらず、防音室として組立
てられた時に、防音室の内部又は外部に気密材が
露出する様な事がなく、又コーナー部に気密材の
すきまが生じる様な事がない。
以下に本考案を実施例に基きさらに詳しく説明
する。
まず、1.6mm厚の鋼板をあらかじめ9mm厚の石
膏ボード22を内部に入れた状態で第10図に示
す様な開口部Bを持つた望みのパネル形状に成形
する。この形状は、第8図に示した物と同形状で
ある。この鋼板ケース21には、防音室として組
立てたとき他の鋼板ケースと接触する、剛体ケー
ス21の側周壁29aおよび防音室として組立て
たとき他の鋼板ケースと接触する額緑壁29b
に、連続する幅10mm深さ5mmの2すじの溝23を
設けておく、この2つの溝に第11図に示す様な
断面きのこ型の細長い気密材(シユアー硬度60゜
のネオプレンゴムよりなる)24をはめこみ固定
する。気密材24は、溝23にはめこんだ際の突
出高さHで2mmとなる様に高さ7mmに形成されて
いる。ここで両溝の気密材24は開口部Bを取り
囲む様に防音パネルの他物品(他パネルあるいは
柱等の構造材等)との接合面に1周してはめこま
れている。
この様にして出来た気密材つき鋼板パネル30
を第13図の様に同様に作成した他の気密材つき
鋼板パネル31,32,33,34と鋼板ケース
にあけた穴28を利用してボルトおよびナツトで
床パネル35上で組立て固定する。そして、これ
ら気密材つき鋼板パネルの組立後、天井パネル3
6を同様にボルトおよびナツトで固定する。ここ
でボルトおよびナツトのしめつけにより、各鋼板
パネル間の気密材は圧縮され、ゴム弾性により各
鋼板パネル間を完全に気密化する。そして各パネ
ルの開口部Bより鋼板ケース内へ吸音材(グラス
ウール)25をつめその後各パネル開口部Bを
0.3mm厚の鉛板26および12mm厚の石膏ボード2
7でふさぎ固定し、鋼板ケースを密閉する。以上
操作により組立防音室が組みあがる。
以上の様に本考案の防音パネルは、気密材24
がパネルの接合辺全長にわたり設置された防音パ
ネルであり、従来の様に施工現場で防音パネル組
立ての際に防音材を組込みながら組上げる手間の
必要ない防音パネルである。本考案の防音パネル
を使用する事により防音室組立の施工時間および
施工の手間を大幅に短縮・軽減出来る。又本考案
の防音パネルは防音室として組上げられた際に従
来コーナー部に発生しやすかつた防音材未充填の
すきまが発生しにくいため、防音性能の高い防音
室を提供出来る防音パネルである。すきまが発生
しにくい理由は、接合面に連続した気密材を使
用しているため、コーナー部などで発生する防音
材のずれが起こらない。気密材が側周壁接合面
および額緑壁接合部に連続して設けられているた
め、第6図の様な気密材のすきまLがあく様な事
がない、などによる。
又、上記実施例においては、溝および気密材を
2すじ設けた物であつたが、該溝および気密材は
1すじ以上であれば、3すじ、4すじ又それ以上
であつても本考案の効果は失われない。又気密材
の材質は特に限定されないがシユアー硬度50゜〜
70゜のゴム材または、発泡倍率100〜500の発泡樹
脂アスフアルト含浸材が好まれる。又気密材の突
出高さH(第11図)は1mm以上5mm以下が望ま
しい。気密材突出高さHが1mm以下では、気密材
のすきまがあきやすく、5mm以上では防音性能が
低下する。又気密材の形状も第11図の物に限ら
ず、第12図の様な中空円筒状の物であつても、
又その他の形状であつてもかまわない。又本考案
の実施例は、組立防音室壁体であつたが、組立防
音室天井パネル、同床パネルについても実施出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、従来の防音パネルの1
部断面形状を示す斜視図。第3図は従来の防音パ
ネルの1施工例を示す分解斜視図。第4図は従来
の防音材のコーナー部の気密状態を示すコーナー
部の斜視図。第5図は従来の気密材つき防音パネ
ルの気密不良の組立てを示す斜視図。第6図〜第
9図は、本考案の組立防音室の構造と組立て方の
例を示した斜視図。第10図は、本考案の実施例
の防音パネルの構造を示す1部切り欠き断面図お
よび全体斜視図。第11図および第12図は、気
密材の形状および溝に対するおさまり方の例を示
す断面図および斜視図。第13図は、本考案の防
音パネルを使用した防音室の1施工例を示す分解
斜視図である。 1……剛体ケース、2……吸音材、21……剛
体ケース、23………溝、24……気密材、25
……吸音材、29a……他物体と接触固定される
側周壁、29b……他物体と接触固定される額緑
壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少くとも側周壁5aと、この側周壁端から内
    側へ略直角に突出して設けられた額緑壁5bを
    備えた剛体ケース1に吸音材2を収納した組立
    防音室用防音パネルにおいて、その他物品と接
    合・固定される剛体ケースの側周壁29aおよ
    びその他物品と接合・固定される剛体ケースの
    額緑壁29bに、剛体ケースの辺を越えて連続
    し、1周する少なくとも1すじ以上の溝23を
    設け、該溝23に気密材24を巻きつけ固定し
    た事を特徴とする組立防音室用防音パネル。 (2) 気密材24が、シユアー硬度50゜〜70゜のゴム
    材、または発泡倍率100〜500の発泡プラスチツ
    クアスフアルト含浸材のいずれかである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の組立防音室用防
    音パネル。
JP17278083U 1983-11-08 1983-11-08 組立防音室用防音パネル Granted JPS6080212U (ja)

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JP17278083U JPS6080212U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 組立防音室用防音パネル

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JP17278083U JPS6080212U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 組立防音室用防音パネル

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Publication Number Publication Date
JPS6080212U JPS6080212U (ja) 1985-06-04
JPS6329766Y2 true JPS6329766Y2 (ja) 1988-08-10

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ID=30376542

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JP17278083U Granted JPS6080212U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 組立防音室用防音パネル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180065447A (ko) * 2016-12-08 2018-06-18 정세현 디버링용 툴홀더

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5456408U (ja) * 1978-08-24 1979-04-19

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KR20180065447A (ko) * 2016-12-08 2018-06-18 정세현 디버링용 툴홀더

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