JPS63295567A - 工業的に有利な3,4−ジヒドロ−2h−1,4−ベンズオキサジン類の製造方法 - Google Patents

工業的に有利な3,4−ジヒドロ−2h−1,4−ベンズオキサジン類の製造方法

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JPS63295567A
JPS63295567A JP12895087A JP12895087A JPS63295567A JP S63295567 A JPS63295567 A JP S63295567A JP 12895087 A JP12895087 A JP 12895087A JP 12895087 A JP12895087 A JP 12895087A JP S63295567 A JPS63295567 A JP S63295567A
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JP
Japan
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general formula
benzoxazine
formula
sodium
benzoxazines
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Application number
JP12895087A
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English (en)
Inventor
Kuniyasu Masuzawa
増澤 國泰
Hisaya Okamura
岡村 久也
Shizuyoshi Fujimori
藤森 静芳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、農薬や医薬品の製造原料として有用な3,4
−ジヒドロ−28−1,4−ベンズオキサジン類の工業
的に有利な製造方法に関する。
更に詳しくは、一般式[I] (式中、R’、R2およびR3は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基または低級アルコキシ基を表わす。
) で表わされるベンズオキサジン類の工業的に有利な製造
方法に関する。
〔従来の技術〕
一般式[I]で示す3.4−ジヒドロ−28−1゜4−
ベンズオキサジン類の合成は古くから種々の方法によっ
て達成されており、文献等に記載され公知である。これ
らを類型化して示すと、1) N−クロロエチル体の環
化 (例えば、[、にnorr、 Ber、、 22208
5 (1889)、J、  Braunら、 Ber、
、 553818 (1922)。)2) 3.4−ジ
ヒドロ−28−1,4−ベンズオキサジン−3−オンの
還元 (例えばJ、 Cymerman−Graig、らAu
5tralian J。
Chem、 9397 (1956) 、J、 1li
llら、 J、Chem。
soc、、 19643709. Ger、、 1,1
61,080 (J、R。
Ge1(IV AG)) Kurihara、 T、ら東北薬科大学研究年報19
67(14)、 59. (C,A、、 72(197
0) 31355K >3)ジブロモエタンによる環化 H (例えば、春森ら名古屋市立大学薬学部研究年報196
9 (17) 50. (C,A、 73 (1970
) 25378Z) ”)4)アセタール類の還元環化 (U、S、 2,442,345 (J、  B、 o
ickeyら))を挙げることができる。
近年、上記の方法では一般的に低収率であり、大量合成
に有利でないとの理由から、相間移動触媒を用いた5)
のような改良法が報告されている。
(G、 Coudertら、5ynthesis 19
79541.  )一方、本発明の原料である2H−1
,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン誘導体の合
成は、2)に示した例で公知であり、さらに、一段階合
成の改良された方法も近年報告されている。
(D、  R,5hridharら、Org、  Pr
ep、  Produced。
Int、  14. 195 (1982)、 X、 
Huangら、5ynthesis 1984851.
  )〔発明が解決しようとする問題点〕 −一般式I]の化合物を工業的に有利に製造するために
は、経済性に優れ、安全かつ容易な手段を講じなければ
ならない。この意味で、自然発火の危険性のある1−i
AJ!H4のごとき還元剤や、加圧容器を必要とする水
素添加、高価な相聞移動触媒やジブロモエタンのような
発ガン性の高い物質あるいは特外な溶媒の使用は工業的
に不利である。
先に本発明者等は、一部改良された一般式[I]の化合
物の合成法を開示(特開昭60−243088記載中参
考例)したが収率、純度に難点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、かかる欠点を克服するため、鋭意研究を
重ねた結果、一般式[I] ■1 (式中、R1,R2およびでは水素原子、ハロゲン原子
、低級アルキル基または低級アルコキシ基を表わす。) で表わされるベンズオキサジン類の工業的に有利な方法
を見い出し、本発明を完成したものである。
上記一般式[I]において、R1,R2およびでで表わ
されるハロゲン原子としては、フッ素。
塩素、臭素、ヨウ素が、低級アルキル基としてはメチル
、エチルなどが、低級アルコキシ基としてはメトキシ、
エトキシなどがあげられる。
次に一般式[I]の工業的に有利な製造法を示すが、伯
にことわりのない限り、R’、R2およびでは上記のも
のの任意のものを表わすものとする。
[1[1] 印 [■コ 団 [I] 公知または公知の方法によって得られる〇−アミノフェ
ノール誘導体[I[1]に、重炭素塩の存在下、ジオキ
サン中でクロロアセチルクロライドによりN−クロロア
セチル化、ついで水添加後加熱環化することによって、
2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン誘
導体[1]を収率良く得ることができる。この際O−ア
ミノフェノールに対し、クロロアセチルクロライドは、
わずかに過剰量(好ましくは1.2倍モル)を用い、重
炭素塩は2倍から4倍モル足(好ましくは4倍モル)を
用いる。溶媒としては、ジオキサンが用いられ、水添加
量はほぼ同量とするのが好ましい。加熱は50℃から1
00℃の範囲が用いられるが、60℃前後が好ましく、
反応は、加熱温度によって異なるが、3〜6時間で終了
する。その後、反応混合物中に人聞の水を加えるか、あ
るいはジオキサン分を減圧下で留去したのち水を加えれ
ば、通常結晶として高純度で取り出すことができる。
こうして得られた一般式[II]の化合物を、ジオキサ
ン中、用時調製した水素化アシルオキシホウ素ナトリウ
ムと加熱することにより還元し、一般式[I]の化合物
を収率良り1qることができる。還元に用いる水素化ア
シルオキシホウ素ナトリウムは、水素化ホウ素ナトリウ
ムとアルカン酸で用時調製され、アミドの還元に有用で
かつ安全な還元剤であることは公知である(岩隈ら、有
機合成化学協会誌、35 (4) 300(1977)
、 )。溶媒としては、ジオキサンが好ましく、また還
元剤は、酢酸と水素化ホウ素ナトリウムより得られるも
のが有利であり、原料に対し4ないし5倍モル足を用い
るのが良い。加熱は最終的に還流状態に到達させるのが
好ましく、コないし2時間で反応は終了する。ついで過
剰の還元剤を水で分解し、ジオキサンを留去したのち残
渣をベンゼン等の通常の溶媒で抽出し水洗する。抽出溶
媒を留去すればほぼ純粋な一般式[I]の化合物を得る
ことができる。場合によっては、このまま次の反応に用
いることができる。ざらに、蒸留することによって高純
度の一般式[I]の化合物を収率良く得ることができる
〔発明の効果〕
本発明によれば、農薬や医薬品の原料として有用な一般
式[I]で示される3、4−ジヒドロ−2H−1,4−
ベンズオキサジン誘導体を工業的に有利に製造すること
ができるものである。
例えば、糖尿病性合併症の予防や治療に有用なスピロピ
ロリジン−2,5−ジオン誘導体(特開昭60−142
984 )やスピロイミダゾリジン−2,5−ジオン誘
導体(特開昭61−233684 >の工業的な製造に
あたり、その原料としての一般式[I]の化合物を安価
に収率よくしかも安全に製造供給する優れた方法である
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を挙げるが、本発明はこれらに限
定するものではない。
実施例1.7−クロロ−28−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オンの製造 2−アミノ−5−クロロフェノール(2B、79゜0.
2モル)、炭酸水素ナトリウム(sy、3g。
0.8モル)およびジオキサン(200m>の混合物を
15℃以下に冷却し、撹拌下、クロロアセチルクロライ
ド(27,1g、 0.24モル)を約45分で滴下し
た。室温で1時間撹拌後、水(200d)を加え、60
°C,5時間撹拌した。反応混合物中の不溶の無機塩を
炉別して除き、ろ液中のジオキサンを減圧下に留去し、
残渣に水(400威)を加え、結晶を枦取、水洗、乾燥
した。淡褐色針状晶(34,3g、 93.5%)の目
的物を得た。本品中副生成物はほとんど含まれないが、
一部をアルコールより再結晶すると、融点204〜20
6℃の無色針状晶を得る。
元素分析値:Ca H6C,f2NOzとして計算値:
 C: 52.33 、 H: 3.29. N : 
7.63(%)実測値: C; 52.29 、 H:
 3.06. N : 7.68(%)実施例2.7−
クロロ−3,4−ジヒドロ−28−1,4−ペンズオキ
ナジンの製造 実施例1の化合物(18,3g、 0.1モル)、水素
化ホウ素ナトリウム(15,1g、 0.4モル)およ
びジオキサン(100m>の混合物に水冷、ta拌下、
酢酸(23@g、 0.4モル)を30分間を要し滴下
することにより、水素化アセデルオキシホウ素ナトリウ
ムを含むスラリー液を17だ。次に、還流しているジオ
キサン(50rnl)に、撹拌下、上記スラリーを約1
時間で滴下し、その後1時間還流した。室温に冷却した
のち、撹拌下に、水(175d)を滴下し、過剰の還元
剤を分解した。不溶性の無機塩を炉別し、炉液中のジオ
キサンを減圧留去した。残渣にベンゼンを加え抽出し、
水洗、乾燥した。ベンゼンを留去すると、はぼ純粋な淡
褐色油状物(14,6g、 86%)を19だ。これを
115〜b ると、無色油状の目的物(13,6g、 80.2%〉
を1qる。
元素分析値:Ca t−(a ClN0として計粋値:
 C: 56.85 、 H: 4.75. N : 
8.26(%)実測値: C: 56.53 、 H;
 4.70. N : 8.38(%)実施例3,3.
4−ジヒドロ−28−1,4−ベンズオキサジンの製造 0−7ミノフエノール(21,8g、 0.2モル)。
炭酸水素ナトリウム(67,2g、 0.8モル〉およ
びジオキサン(200m>を氷冷し、撹拌下、クロルア
セチルクロライド(27,1g、 0.24モル)を1
時間を要し滴下した。室温で1時間撹拌後、水(200
7りを加え、60℃、5時間撹拌した。
ジオキサンを減圧留去し、残渣に水350 dを加え、
析出結晶を枦取、水洗、乾燥した。淡褐色粉末の目的物
(27,5g、 92%)、融点176〜177℃を得
た。一部をアルコールから再結し、融点176〜177
℃(文献値171〜172℃、X。
Huangら、5ynthesis 1984 (10
) 851. )。
実施例4.3.4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオ
キサジンの製造 実施例3の化合物(24,6g、 0.165モル)。
ジオキサン(200ml>および水素化ホウ素ナトリウ
ム(259,0,66モル)の混合物に、水冷下、撹拌
しながら酢酸(39,6g、 0.66モル)を滴下し
た(約45分)。滴下後、50〜60’Cで3時間撹拌
し、次いで徐々に加熱温度を上昇し、還流を2時間行な
った。ジオキサンを減圧下に留去、残渣に氷水(200
g)を徐々に加え、過剰の還元剤を分解した。不溶性の
塩を炉別し、水洗した。炉液中の油状物をエーテルで抽
出し、水洗、乾燥した。溶媒留去侵、残渣を118〜1
20’C/7mt−1g(文献値86.8℃10.5#
 Hg、 J。
cymermanら、ALIStralian J、 
chem、 9397(1956)、) L、、無色油
状の目的物(17,53゜78.7%)を1qだ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、R^1、R^2およびR^3は水素原子、ハロ
    ゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基を表
    わす。) で表わされるベンズオキサジン類を製造するにあたり、 一般式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] (式中、R^1、R^2およびR^3は前記のものを表
    わす。) で表わされる化合物を水素化アシルオキシホウ素ナトリ
    ウムで還元することを特徴とするベンズオキサジン類の
    製造方法。
  2. (2)一般式[ I ] (式中、R^1、R^2およびR^3は水素原子、ハロ
    ゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシ基を表
    わす。) で表わされるベンズオキサジン類を製造するにあたり、 一般式[III] ▲数式、化学式、表等があります▼[III] (式中、R^1、R^2およびR^3は前記のものを表
    わす。) で表わされる化合物に弱アルカリ塩存在下、モノハロゲ
    ノ酢酸ハロゲン化物と反応させ、引続き水添加後、加熱
    して得られる 一般式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] (式中、R^1、R^2およびR^3は前記のものを表
    わす。) の化合物を、水素化アシルオキシホウ素ナトリウムで還
    元することを特徴とするベンズオキサジン類の製造方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0913395A4 (ja) * 1995-12-08 1999-05-06
CN100455573C (zh) * 2005-11-11 2009-01-28 华东理工大学 一种制备1,4-苯并噁唑嗪-3-酮化合物的微波合成方法

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EP0913395A4 (ja) * 1995-12-08 1999-05-06
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