JPS63295376A

JPS63295376A - 巻糸パッケ−ジの検査装置

Info

Publication number: JPS63295376A
Application number: JP62130093A
Authority: JP
Inventors: Shuzo Kawamura; 川村　周三; Kenichi Inada; 稲田　健一; Tetsuji Masai; 哲司正井
Original assignee: Murata Machinery Ltd
Current assignee: Murata Machinery Ltd
Priority date: 1987-05-27
Filing date: 1987-05-27
Publication date: 1988-12-01
Also published as: JPH0327468B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、太さや原料など、異なった種類の糸が巻かれ
たパッケージを検出する、パッケージ検査装置に関する
。

〔従来の技術〕

自動ワインダ等の巻糸装置によって生産されたパッケー
ジに、可視光線を照射し、糸層表面で反射した光線を撮
像して、これをイメージセンサで分析し、パッケージの
巻形の良否を検査する装置は、特開昭６１−２８０３３
号公報に開示されている。この装置は、糸層に段差が生
じた段差パッケージであるとか、巻取管の偏心等によっ
て端表面に凹凸が生じた菊巻パッケージなど、パッケー
ジの巻形を検査するには適したものであるが、パッケー
ジに、大さや原料など異なった種類の糸が巻かれたもの
は、巻形が良ければ異常を検出できない。

しかるに、多品種少量生産により、例えば、自動ワイン
ダで糸の仕掛は変更が多くなると、太さや色また原料等
が異なった糸がパッケージに混入することがある。この
ような異品種の糸がパッケージに混入したものは、オペ
レータの目視では発見することが困難であり、また、こ
れを検出する装置は、従来の技術にはなかった。

、〔発明が解決しようとする問題点〕従来の技術では、太さや原料など、異なった種類の糸が
巻かれた異常パッケージを検出できなかった。そこで、
この異常パッケージを検出する装置の提供を目的とした
のが本発明装置である。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はパッケージの糸層表面に向けて紫外線を照射す
る紫外線発生器と、紫外線を吸収したパンケージから放
出される蛍光を受光する受光器と、得られるデータ信号
を分析処理する分析装置とからなるような検査装置であ
る。

〔作用〕

パンケージを検査ステーションに導き、このパンケージ
に対して紫外線発生器により紫外線を照射すると、暗室
内で可視光線に影響されることなく照射された紫外線は
パッケージを照射し、このパンケージを形成する糸は、
紫外線を吸収し、その吸収したエネルギーを長波長の蛍
光として放出する。パッケージを形成する糸が一種類の
ものであれば、パッケージの表面から蛍光が均一に発光
し、これを受光器が受けて、パッケージが正常であるこ
とを検知する。ところが、パッケージを形成する糸が二
種類以上であれば蛍光の発生量は不規則なものとなり、
受光器がこれを検出すれば、パッケージに異品種の糸が
混入していることを検知し、異常パッケージを自動的に
検出する。

〔実施例〕

以下、本発明装置の実施例を図面に従って説明する。

第１図、第２図に検査ステーンヨン（１）を示す。パッ
ケージ検査ステーション（１）はパッケージ搬送コンベ
ア（２）の途次に設けた暗室（３）と、紫外線発生器（
４）と、受光器（５）およびパッケージ駆動機構（６）
とより構成される。

暗室く３）は上下西側刃を遮光材で囲まれ、コンベアの
上流側人口と下流側出口には開閉ｉ　（７）（８）が設
けられる。なお、パッケージ（Ｐ）は搬送媒体であるト
レイ　（Ｔ）のペグ（９）に挿着されて搬送され、トレ
イ　（Ｔ）に挿着されたま５検査を受ける。

即ち、検査位置には第２図の如くトレイのストッパ（１
０）と位置決め用ローラ（１１）　（１２）（１３）が
設けられ、矢印（１４）方向にコンベア（２）上を移送
されてきたトレイ　（Ｔ）は作用位置にある可動ストッ
パ（１０）に当接して停止し、さらに位置決めローラ（
１３）が作用位置に移動して３位置のローラ（１１）　
（１２）　（１３）によりトレイ　（Ｔ）が所定の位置
に位置決めされる。（１２）が駆動ローラでトレイ　（
Ｔ）を回転しトレイ上のパッケージ（Ｐ）を回転させる
。（１５）はストッパ（１０）の操作用シリンダ、（１
６）は位置決めローラ（１３）の操作用ンリンダである
。

暗室の上面には、パッケージ（Ｐ）の上端面に紫外線を
照射する光源（４）が設けられる。該光源としは、本実
施例では直管型蛍光灯（１７）　（１Ｂ）　を２本並置
したものを示す。また、該蛍光灯は３６５ｍｍ付近にピ
ークを持つものが好適であるが、糸種・用途等により種
々の波長ピークのものが使用可能である。なお光源とし
ては他のキセノンランプ、水銀ランプ等を光学フィルタ
ーと組合わせて用いることも可能であるが、上記のよう
に直管型蛍光灯を２本並置する場合は、パッケージ表面
に均一に光が照射され、また２本の蛍光灯の間（１９）
から光を取り出すことによりパッケージ表面（Ｐａ）の
蛍光が均一となり分析装置のデータ処理部の補正が簡単
になるという長所がある。また、第１図示の如く蛍光灯
（１７）（１８）の近傍に反射板（２０＞　（２１）　
　を取付ける二とにより光源の光を有効利用できる。

上記光源から照射される光によりパッケージ表面から発
光するけい光を受光する受光器（５）は、反射鏡（２２
）と、光学フィルタ（２３）、レンズ（２４）　、セン
サ（２５）等から構成される。上記光学フィルタ（２３
）はセンサ（２５）の前方に設置され、光源（４）から
の反射光、あるいは、外部からの光を遮断し、パッケー
ジ表面から発する蛍光のみを通し、パンケージ検査の精
度をアップさせるものである。また、センサ（２５）と
しては固体撮像素子（ＣＣＤ）　　の如き、１次元ライ
ンセンサが用いられる。上記受光器（５）および導光路
（２６）も暗室（２７）内に設けられることは勿論であ
る。

なお、異品種混合検査においては、パッケージの両端面
（Ｐａ）　（Ｐｂ）　　のうち片側端面のみを検査すれ
ば十分である。即ち、パッケージ中に異品種の糸が混入
する場合は、１個のパッケージを生産するのに供給する
精紡ボビンが例えば２０本であったとすると、上記供給
ボビンのうち、１本が何らかの原因で異品種のボビンと
なる場合であり、この異品種ボビン１本分の糸がパッケ
ージに巻返されると、糸は左右にトラバースされつつ巻
返されるため、必ずパッケージの両端面にある厚みを有
して異品種の糸層が出現するためである。

なお、第１図、第２図において、暗室（３）内にはパッ
ケージの巻形を検査するための装置（２ｇ）、あるいは
パンチ巻の有無の検査袋［（２９）等も設けられている
。

次に上記検査装置の作用について説明する。

パッケージ（Ｐ）はトレイ　（Ｔ）に支持され、搬送路
（２）を経て暗室（３）内に入り、検査位置のローラ（
１１）　（１２）　（１３）　　により位置決めされ、
駆動ローラ（１２）によりトレイ（Ｔ）を介してパッケ
ージ（Ｐ）が回転する。

そこで、紫外線発生光Ｒ（４）のスイッチをオンすれば
、蛍光灯（１７）　（１８）　から紫外線（Ｌ）がパッ
ケージ表面（Ｐａ）に照射される。

パッケージ（Ｐ）を形成する糸は紫外線を吸収し、吸収
したエネルギーを蛍光として発する。この蛍光灯（Ｌｌ
）は導光路（２６）を経て、反射鏡（２２）で屈折し、
光学フィルター（２３）、レンズ（２４）を透過してセ
ンサ（２５）に入る。

センサ（２５）に入射した光は光電変換され、分析装置
（３０）へ人力される。ゲイン調整回路（３１）　、Ａ
／Ｄ変換器（３２）を経て、マイクロプロセッサのデー
タ処理部（３３）へ人力される。該処理部（３３）では
パッケージの１回転の際、次々に入力されるデータに基
づいて、雑音成分を除し、パッケージ表面の微弱な変化
をもとらえ、入力信号のレベル変化を設定値（３４）と
批判判定（３５）　Ｌ、設定値を越えるレベル変化のあ
る場合、異品種が混合しているものとして不良パッケー
ジとして出力（３６）する。

即ち、糸は素材により、また同一種の素材例えば綿であ
っても原産地が異なれば、蛍光発生量が異なるというよ
うに種類毎に蛍光発生量が異なる特性を有し、この特性
は極めて敏感で、例えば、同一原産地の糸であっても、
収穫年によっても蛍光発生量に差が生じる。

従って、センサの感度設定、基準値の設定は糸の使用目
的、用途を考慮して適切に設定する必要がある。一種類
の糸でパッケージが形成されていれば、回転するパッケ
ージに照射された紫外線による蛍光の発生量は常に均一
なものとなり、パッケージ端面の直径線を読み取ったセ
ンサで得られるレベル信号にはレベル差は生じず基準範
囲内にあり、正常なパッケージであると判定する。

一方、第４図に示すように大部分が糸（Ｙｌ）で形成さ
れたパッケージ（Ｐｉ）内部に異品種の糸（Ｙ２）が混
合している場合にはパンケージ端面（Ｐａ）に紫外線が
照射されると、パンケージの回転により得られる蛍光レ
ベル信号は第５図の線（β１）〜（ｊ！ｎ）のようにな
る。

なおこのレベル信号線はパッケージの半径部分（第４図
（３７）　）をセンサーが読み取った場合を示す。即ち
、異品種の糸層（Ｙ２）の部分では他の部分（Ｖ）より
大きく異なったレベル（Ｑ）となる。なおパッケージの
回転中に得られるレベル信号の中にはパッケージ表面に
付着したゴミ等によって部分的に表れる突出レベル（ｑ
ｌ）　（ｑ２）が存在するが、これらはデータ処理部に
おいてパッケージ１回転においては不連続であるために
異品種の糸層によるものではないものと判断され削除さ
れ、分析装置（３０）において比較のために出力される
データ信号は第５図の線（ｍ）のように処理されるので
ある。この検出信号（ｍ）の突出したレベル（Ｑｌ）が
基準設定値と比較され、基準値を越えるものである時に
、異品種混合パッケージと判定されるのである。

第５図に示すパッケージ（Ｐｊ　）は同一品種の糸であ
り、糸層部分（Ｙ３）は昨年入荷した旧原綿で紡績した
糸を巻取った部分で糸層部分（Ｙ３ａ）　　は今年入荷
した新涼綿で紡績した糸を巻取った部分である。

このように同一品種にも関わらず、ロット換えが行われ
た場合にも、糸層表面から発する蛍光量に差が生じる。

即ち第６図示のレベル線図（ｊ！ｉ）〜（１ｒ）の如く
、糸層部分（Ｙ３）の蛍光量（Ｒ１）と糸層部分（Ｙ３
ａ）　　の蛍光量（Ｒ１）と糸層部分（Ｙ３ａ）　　の
蛍光量（Ｒ２）に差が生じ、データ処理した検出信号（
ｍｌ）段部（Ｑ２）が生じる時はロフト換えによるもの
と判定することができる。この場合には原綿を処理して
紡績糸を製造する工程の種々の条件設定を調整すること
に寄与できるのである。

〔発明の効果〕

以上のように本発明では、パッケージに異品種の糸が混
合していれば、自動的に検出することが可能であり、正
常パッケージとの選別を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の実施例を示す正面図、第２図は同
平面図、第３図は異品種混合のパッケージを検出する分
析装置を示すブロック図、第４図は異品種混合パッケー
ジの一例を示す平面模式図、第５図は同パッケージから
得られる蛍光のレベル線図、第６図はロフト切換え時に
生じるパッケージの一例を示す平面模式図、第７図は同
パッケージによって得られる蛍光のレベル線図である。（１）・・・検査ステーション（４）・・・紫外線発生器（５）・・・受光器（３０）・・・分析装置（Ｐ）・・・パッケージ（Ｐａ）・・・パッケージ表面

Claims

【特許請求の範囲】パッケージの糸層表面に向けて紫外線を照射する紫外線発生器と、紫外線を吸収したパッケージか
ら放出される蛍光を受光する受光器と、該受光した信号
をデータ処理する分析装置とからなることを特徴とする
巻糸パッケージの検査装置。