JPS63294789A - ベクタ−、遺伝子の検出方法及び蛋白質の発現方法 - Google Patents

ベクタ−、遺伝子の検出方法及び蛋白質の発現方法

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JPS63294789A
JPS63294789A JP62130798A JP13079887A JPS63294789A JP S63294789 A JPS63294789 A JP S63294789A JP 62130798 A JP62130798 A JP 62130798A JP 13079887 A JP13079887 A JP 13079887A JP S63294789 A JPS63294789 A JP S63294789A
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vector
gene
protein
restriction enzyme
vectors
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JP62130798A
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Tomomasa Kanda
智正 神田
Kaoru Saigo
薫 西郷
Ichiro Shibuya
一郎 渋谷
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NIKKA UISUKII KK
Nikka Whisky Distilling Co Ltd
Original Assignee
NIKKA UISUKII KK
Nikka Whisky Distilling Co Ltd
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/70Vectors or expression systems specially adapted for E. coli

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はベクター、遺伝子の検出方法及び蛋白質の発現
方法に関する。
ここでいう蛋白質とは、アミノ酸を複数個含むポリペプ
チドを指すものである。
[従来の技術] 遺伝子工学的手法による蛋白質の発現や、蛋白工学等の
バイオテクノロジー利用技術の開発が盛んに行なわれる
ようになってきた今日、より優れた技術開発か大いに期
待されている。以上の蛋白工学の中でも、蛋白質(酵素
)の改良や解析は重要な役割を有しており、今後益々の
発展が期待されている。
従来、外来遺伝子のクローニングおよび蛋白質の発現用
として、大腸菌を宿主とするpUCベクターか市販され
ている。このpUCベクターは第2図に示すように、複
製開始信号(Ori) 、アンピシリン耐性遺伝子、ラ
クトースプロモーター、オペレーター、β−ガラクトシ
ダーゼ遺伝子(l acZ’)およびマルチクローニン
グサイトより構成されている。このPUCベクターは、
ジデオキシ法によるDNAシークエンシングに適したプ
ラスミドベクターであり、1acZ’領域内にマルチ7
クローニングサイトを持っており、イソプロピルβ−チ
オ−ガラクトピラノシド(I PTG)と5−ブロモ−
4−クロロ−3−インドリル−ガラクトサイド(X−g
al)を含むプレート上で、外来DNA(目的とするD
NA)の挿入の有無を容易に色の変化(青→白)によっ
て判別することができるものである。また、ラクトース
プロモーターを利用して外来遺伝子を発現することもで
きるものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のpUC系ベクター(pUC8,9
,18,19,118,119等)においては、各マル
チクローニングサイト部分が全く共通であり、各サイト
に外来遺伝子が挿入された場合、フレームが合う確率が
l/3しがなく、残りの2/3はフレームが合わずに蛋
白の発現が不可能になるという欠点があった。
又、マルチクローニングサイトのフレームが1個及び2
個ずれた公知のptrcs−t、8−2゜9−1.9−
2ベクターにおいては、pUC8゜9と組合わせて、外
来遺伝子のフレームをいずれかで合わすことが可能であ
るが、DNA塩基配列のパリンドローム(回分)が長く
なり、2次構造を形成することとなり、発現効率が低下
するほか、ジデオキシDNAシーフェンス時に正確に読
み難くなるという欠点があった。
更に、pUC8−1,8−2,9−1,9−2の欠点を
解決するために、pucts、19゜118.119を
用いてフレームを1個及び2個ずらそうとした場合、い
ずれの場合においてもマルチクローニングサイト内に終
止コドンが生じ、蛋白が発現されないという欠点があっ
た。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記従来における問題点を解決した、新規なベ
クターとそれを用いた遺伝子の検出方法を提供すること
を目的とする。そして、その目的は、本発明によれば、
複製開始信号、アンピシリン耐性遺伝子、M13ファー
ジDNAのIG、ラクトースプロモーター、オペレータ
ー、β−ガラクトシダーゼ遺伝子及び制限酵素口nd[
、Pst I 。
Sal I 、Accl、Hincn 、Ba5HI、
SmaI 、Eco旧の各切断部位を持つマルチクロー
ニングサイトを有してなるベクター(第1発明)、複製
開始信号、アンピシリン耐性遺伝子、M13ファージD
NAのIG、ラクトースプロモーター、オペレーター、
β−ガラクトシダーゼ遺伝子及び制限酵素口ndm 、
PstI* Sal I 、Accl、旧nclI 、
Ba5l(I、Ssa I 、EcoRrの各切断部位
を持つマルチクローニングサイトを有してなるベクター
3種類からなるベクターシリーズであって、該ベクター
シリーズは前記切断部位のアミノ酸に対応するフレーム
を3種類すべて有するものであるベクターシリーズ(第
2発明)、複製開始信号、アンピシリン耐性遺伝子、M
13ファージDNAのIG、ラクトースプロモーター、
オペレーター、β−ガラクトシダーゼ遺伝子及び制限酵
素旧nd、m 、PstI 、 Sal I 、Acc
l、旧ncII 、Ram旧、SmaI 、EcoRI
の各切断部位を持つマルチクローニングサイトを有して
なるベクター3種類からなるベクターシリーズであって
、該ベクターシリーズは前記切断部位のアミノ酸に対応
するフレームを3種類すべて有するものであるベクター
シリーズの中から所望のベクターを選択し、そのベクタ
ーおよび蛋白質をコードしている遺伝子を所定の制限酵
素にて切り出した後両者を結合することにより、色の変
化を判別して蛋白質をコードしている遺伝子を検出する
ことを特徴とする特定遺伝子の検出方法(第3発明)、
および複製開始信号、アンピシリン耐性遺伝子、M13
ファージDNAのIG、ラクトースプロモーター、オペ
レーター、β−ガラクトシダーゼ遺伝子及び制限酵素旧
ndm 、PstI 、 Sad I 、Accl、旧
ncII 、Ba5HI、Sg*aI 、Ec。
R1の各切断部位を持つマルチクローニングサイトを有
してなるベクター3種類からなるベクターシリーズであ
って、該ベクターシリーズは前記切断部位のアミノ酸に
対応するフレームを3種類すべて有するものであるベク
ターシリーズの中から蛋   ゛白質をコードしている
遺伝子の5′末端のフレームの合うベクターを選択し、
所定の制限酵素にて切り出した後両者を結合し、大腸菌
に導入し、蛋白質を発現することを特徴とする特定蛋白
質の発現方法(第4発明)、により達成することができ
る。
本発明のベクターの特徴は、クローニングサイトとして
制限酵素旧ndII[、PstI 、 Sal I 、
AccI、HincII 、Ram旧、SmaI 、E
coRIの各切断部位の塩基配列を有していることであ
る。
このベクターの一例は、第1図に示す如く、複製開始信
号、アンピシリン耐性遺伝子(Amp’)、M13ファ
ージDNAのIG、ラクトースプロモーター、オペレー
ター、β−ガラクトシダーゼ遺伝子(JlacZ’)及
びクローニングサイトとしての制限酵素旧ndm 、P
stI 、 Sal I 、Acc[、HincII 
、Ram旧、SmaI 、EcoRIの各切断部位の塩
基配列から構成されているものであり、この場合、−末
鎖プラスミドが直接回収てき、ジデオキシ法によるDN
Aシーケンシング及び部位特異的突然変異体作成が容易
になるという利点がある。
本発明のベクターは、従来公知のPUC118/pUc
119ベクター(宝酒造■販売)のマルチクローニング
サイトを、同じく公知のpUC8/pUC9ベクター(
宝酒造■販売)のマルチクローニングサイトに置換えた
もの、およびそのマルチクローニングサイトのアミノ酸
のフレームを1塩基(−1)ずらしたもの、さらに2塩
基(−2)ずらしたものである。これらベクターのマル
チクローニングサイトを第1表に示す。
本発明のベクターは、前記の通り、マルチクローニング
サイトとして制限酵素器ndm 、Pst I 。
Sal I 、Accl、flincII 、Ram旧
、SmaI 、Eco旧の各切断部位の塩基配列を有し
ており、また、前記切断部位のアミノ酸に対応するフレ
ームを3種類すべて取り揃えてベクターシリーズとし、
且ついずれのベクターにおいてもマルチクローニングサ
イト内にストップコドンを有しないことを特徴としてい
る。
[発明の効果] このベクターおよびベクターシリーズを用いることによ
り、蛋白質をコードしている遺伝子を検出することがで
きる。すなわち、ベクターシリーズの中から所望のベク
ターを選択し、そのベクター及び目的の蛋白質をコード
する遺伝子を所定の制限酵素により切断し、DNAリガ
ーゼ等の連結酵素により結合すると、色の変化を判別す
ること、例えば白0青により蛋白質をコードしている遺
伝子を検出することができる。
さらに、本発明のベクターおよびベクターシリーズによ
れば、蛋白質をコートしている遺伝子の5′末端のフレ
ームの合うベクターを前記ベクターシリーズから選択し
、所定の制限酵素にて切り出した後、両者を結合し、大
腸菌に導入することにより蛋白質を発現させることが可
能になるという利点を有する。
[実施例] 以下1本発明を実施例に基いて、詳細に説明する。
まず、本発明のベクターの作成方法から説明する。
■ UC1090の 1)プラスミドpUC9(logg)を制限酵素Eco
RI  (50単位)及び旧ndI[I(5041位)
を用いて37°Cにて1時間反応させた後、分解産物を
0.7%アガロース電気泳動を用いて分離しEcoR■
切断部位から旧ndIII切断部位までのポリリンカー
断片(30塩基対)をゲルより切り出し、フェノール処
理を行なうことにより精製した。
2)プラスミドpUc119 (10gg)を制限酵素
EcoRI  (50単位)及び旧ndII[(50単
位)を用いて37°Cにて1時間反応させた後、分解産
物を0.7%アガロース電気泳動を用いて分離しEco
RI切断部位から旧ndm切断部位までのポリリンカ一
部分を含まない断片(約3,100塩基対)をゲルより
切り出し、フェノール処理を行なうことにより精製した
3)1)で得られたポリリンカー断片0.011Lgと
2)で得られたポリリンカーを含まない断片0.1kg
を混合し、T4DNAリガーゼ(2単位)を用いて4℃
にて一昼夜反応させることにより連結反応を行なった。
4)3)で得られた反応生成物を、大腸菌JM83株(
ara、△(lac−proAB)、rpsL、φ80
 、1acZΔMtS)を用いて形質転換を行ない、受
容菌を寒天1.5%及びアンピシリンを1m1当り11
00IL含むL寒天培地(組成:li当りトリプトン1
0g、イーストエキス5g、食塩10g、pH7,5)
に塗布し、37℃にて一昼夜培養を行ないいくつかのコ
ロニー(形質転換体)を得た。
5)コロニーの一つをアンピシリンを1rnJlあたり
1100JL含むL液体培地10mMに移植し、37°
Cにて12時時間上う培養を行ない、アルカリ−5DS
法によりプラスミドDNAを分離し、プラスミドpUc
1090を得た。
■pUc1080の作成方法 ■PUC1090の作成方法のうち、1)のプラスミド
DNAとしてpUC8を、又2)のプラスミドDNAと
してpUc118を用いることにより、同様の操作を経
て、プラスミドpUc1080を作成した。
次いで、pUc1091の作成方法を説明するが、まず
pUc1090とPUC1091,ptrC1092の
関係をいうと、pUc1090のポリリンカ一部分をは
さんで、前部で1塩基、後部で2塩基欠失させたものが
pUc1091で、pUC1090のポリリンカ一部分
をはさんで、前部で2塩基、後部で1塩基欠失させたも
のがpUC1092である。また、puctoaoとp
uC1081,pUc1082の関係も、上記と同様で
ある。
■pUc1091の作成方法 pUc1091は次の段階にわけて作成した。
1)pUc1090より一本鎖DNAの作成2)ポリリ
ンカ一部位の前部より一塩基欠いたオリゴヌクレオチド
の合成 3)  1)2)を用いた突然変異体の作成4)突然変
異体より一本鎖DNAの作成5)ポリリンカ一部位の後
部より2塩基欠いたオリゴヌクレオチドの合成 6)  4)5)を用いた再突然変異体の作成(puc
■−1) pUc1090より一本鎖DNAの作成■pUc109
0を大腸菌MV1184株(ara。
Δ(lac−pro)、5trA、thi、(φ80,
1acZ 6M15)、Δ(srl−recA):10
6::TnlO(tet’)、F’  :traD36
.proAB。
1aclQZΔ旧5)を用いて形質転換を行なった。
■形質転換体を、アンピシリンを1mJ1当り1100
IL含む2XYT液体培地(組成:1文当りトリプトン
16g、イーストエキスlog、食塩5g、pH7,6
)10mJ1に植菌し、37°Cにて12時時間上う培
養を行なった。
■ ■で得られた培養液100JLiに、M13に07
由来のへルバーファージ液(10”pfu/m l)を
加え、37℃で30分間静置した後、アンピシリンを1
 m l当り150μg、カナマイシンを1mJl当り
70ILg、チアミンを0.01%含む2XYT液体培
t#A10 m lに加え、376Cにて24時間振ど
う培養を行なった。
■培養液1mJlを取り、遠心分離により菌体を除いた
後、20%PEG6000及び2.5MNaC文混合溶
液を200gJL加え遠心分離を行なうことにより、フ
ァージ粒子を沈殿させた。以下、フェノール処理、クロ
ロホルム処理、エタノ−ル沈殿処理を行なうことにより
、1*fiDNAを分離精製し、最終的に50IL文の
TE温溶液10mM)リス塩酸、1mM  EDTA、
pH8,0の溶液)に溶解させた。
収量は約2〜10ILg程度であった。
■−2) 変異部分を含む合 DNAの作成 りNA合成機を用いて第2表に示すNo、9−1−5な
る配列を有するオリゴヌクレオチドを合成し、T4DN
Aキナーゼ(2単位)を用いて37℃にて1時間反応を
行ない、5′末端部分をリン酸化させ、プライマーDN
Aとした。
■−3) ポリリンカー前うに  を  る 、   の■−1)
で得られた一水銀DNAI用gと、■−2)で得られた
ブライマーDNA  20pmo文を混合して60℃で
30分間、引続き37℃で30分冊保温し、アニーリン
グさせた後、dATP、dCTP、dGTP及びTTP
を最終濃度が各々0.5mMとなるように加え、および
ATPを25pmou加え、クレノー(KLENOW)
酵素(4単位)及びT4DNAリガーゼ(1単位)を用
いて37℃にて3時間反応を行ない、突然変異部分を含
む2本j0DNAを合成した。
次に、反応生成物の一部(約0.1pg)を大腸菌JM
83株を用いて形質転換を行なった後、受容菌を1.5
%寒天、アンピシリンを1mJl当り11001L及び
X−galをo、oos%含むL寒天培地に塗布し、3
7℃にて一昼夜培養を行ない、出現するコロニーの内、
白色コロニーを選択した。白色コロニーの出現率は5〜
lO%程度であった。
次いて、白色コロニーを、アンピシリンを1m文当り1
100IL含むL液体培地10m見に移植し、37℃に
て12時時間上う培養を行ない、常法によりプラスミド
DNAを回収した0回収したプラスミドDNAを再び大
腸菌MV1184株を用いて形質転換を行なった後、受
容菌を寒天1゜5%、アンピシリンを1 m l当りt
oo=g、X−gaiをo、oos%及びIPTGを1
mM含むし寒天培地に塗布し、37℃にて一昼夜培養を
行ない、白色コロニーを選択し、アンピシリンを1m見
当りlooILg含むL液体培地10mJlに移植し、
37℃にて12時時間上う培養を行ない、常法によりプ
ラスミドDNAを分離した。
■−4)、   −DNAの ■−3)で得られた突然変異体プラスミドを有する大腸
菌MV1184株より、■−1)と全く同じ方法を用い
て突然変異を有する一本鎖DNAを得た。
■−2)と同じ方法を用いて第2表のNo、9−2−5
なる塩基配列を有する合成りNAを作成し、リン酸化を
行ないプライマーDNAを作成した。
■−6)再−然変異体の作成 ■−3)と同じ方法を用いて、■−4)で得られた一本
鎖DNA及び■−5)で得られたブライマーDNAより
二、t[DPJAを合成、大腸菌JM83株を用いて形
質転換を行なうことにより青色コロニーを得た。これよ
りプラスミドDNAを回収し、再び大腸菌MV1184
株を用いて形質転換を行なうことにより青色コロニーを
出現させた。これよりプラスミドDNAを回収すること
により、ポリリンカ一部分の前vk24F11所に合計
3塩基対欠失したプラスミドPUC1091を得た。
@pUc1092の作成方法 プラスミドpUc1092の作成は、前記■のプラスミ
ドpUc1091の作成例に準じて行なった。変更点は
次の通りである。
(1)■−2)の塩基配列を第2表のNo、9−1−3
とする。
(2)■−5)の塩基配列を第2表のNo、9−1−5
とする。
これによりプラスミドpUc1090よりポリリンカ一
部分の前部を2塩基、後部を1塩基、合計3塩基欠いた
突然変異プラスミドpUc1092を得た。
■pUc1081.pUc1082の作成 法前記■■
@と同様に、プラスミドpUc1080を基本としてポ
リリンカ一部分を1塩基および2塩基ずらした突然変異
プラスミドpUc1081、pUc1082を作成した
変更点は次の通りである。
(1)pUc1081.pUc1082共に、■−1)
のプラスミドとしてpuc 1080を用いた。
(2)■−2)の合成りNAとして、pUc1081に
おいては第2表のNo、8−1−5、puc1082に
おいてはNo、8−2−5を用いた。
(3)■−5)の合成りNAとして、PUC1081に
おいては第2表のNo、8−1−3、ptrc1082
においてはNo、8−1−5を用いた。
以上、基本となるプラスミドpUc1090、ptrc
ioao及び作成した突然変異プラスミドpUc109
1.pUc1092.pUc1081及びpuc108
2の間の関係についてまとめると、第3表のとおりとな
る。
(以下、余白) 第  2  表 合成りNAの塩基配列表 変異部分を含むDNA塩基配列 5’ GCCAAGCTTGCGTAATCATG3’
5’ AGCCAAGCTTCGTAATCATG3’
5’ ACGACGGCCAGAATTCCCGG3’
5’ CGACGGCCAGGAATTCCCGG3’
5’ CCGGGAATTCTAATCATGGT3’
5’ CCGGGAATTCAATCATGGTC3’
5’ ACGGCCAGTGAAGCTTGGCT3’
5’ CGGCCAGTGCAAGCTTGGCT3’
第  3  表 次に、本発明のpUCベクターシリーズを用いて大腸菌
のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子を発現させる場合の実施
例を説明する。
(実施例) 1)大腸菌のβ−ガラクトシダーゼをコードする遺伝子
を有するプラスミドpMc1871 (ファルマシア■
販売)10pgを、制限酵素EcoRI  (lO小単
位及びPstl (10単位)を用いて、370Cにて
1時間反応を行ない、分解産物な(17%アガロース電
気泳動を用いて分離し、ゲルより大腸菌のβ−ガラクト
シダーゼをコードする遺伝子のうち制限酵素EcoRI
サイトよりPstlサイトまでのDNAPl′r片(約
3000塩基対)を切す出シ、フェノール処理を行なう
ことにより精製した。
2)プラスミドpUc1081 10ルgを制限酵素E
coRI(10単位)及びPstI (10単位)を用
いて、37℃にて1時間反応を行ない、分解産物を0.
7%アガロース電気泳動を用いて分離し、ゲルより制限
酵素EcoRIサイトよりPstlサイトまでの大きい
方のDNA断片(約2700塩基対)を切り出し、フェ
ノール処理を行なうことにより精製した。
3)次に、1)て得られたDNA断片0.l終gと2)
で得られたDNA断片0.tILgを混合し、T4DN
Aリガーゼ(2単位)を用いて4℃、12時間連結反応
を行なった後、反応液の一部を大腸菌C3H26(ラク
トースマイナス)株を用いて形質転換を行なった後、受
容菌を1.5%寒天、アンピシリンを1mM当り110
0IL及びX−gafLを0.005%含むし寒天培地
に塗布し、37°Cにて一昼夜培養を行ない、青色の形
質転換体コロニーを得た。
本形質転換体コロニーは、大腸菌のβ−ガラクトシダー
ゼ遺伝子かプラスミドpUc1081の所定の制限酵素
サイトに連結され、フレームか一致することにより大腸
菌のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子を欠いた宿主大腸菌C
5H26(ラクトースマイナス)棟内において大腸菌の
β−ガラクトシダーゼが発現し、培地中のX −g a
 lが分解され、コロニーが青色を呈したものである。
以上の実施例の結果より、プラスミドpUc1081を
用いることにより大腸菌のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子
を容易に発現させることができることがわかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るベクターの一例の遺伝子地図、第
2図は従来のベクターの遺伝子地図、を夫々示すもので
ある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複製開始信号、アンピシリン耐性遺伝子、M13
    ファージDNAのIG、ラクトースプロモーター、オペ
    レーター、β−ガラクトシダーゼ遺伝子及び制限酵素H
    indIII、Pst I 、Sal I 、Acc I 、Hin
    cII、BamH I 、Sma I 、EcoR I の各切断
    部位を持つマルチクローニングサイトを有してなるベク
    ター。
  2. (2)複製開始信号、アンピシリン耐性遺伝子、M13
    ファージDNAのIG、ラクトースプロモーター、オペ
    レーター、β−ガラクトシダーゼ遺伝子及び制限酵素H
    indIII、Pst I 、Sal I 、Acc I 、Hin
    cII、BamH I 、Sma I 、EcoR I の各切断
    部位を持つマルチクローニングサイトを有してなるベク
    ター3種類からなるベクターシリーズであって、該ベク
    ターシリーズは前記切断部位のアミノ酸に対応するフレ
    ームを3種類すべて有するものであるベクターシリーズ
  3. (3)複製開始信号、アンピシリン耐性遺伝子、M13
    ファージDNAのIG、ラクトースプロモーター、オペ
    レーター、β−ガラクトシダーゼ遺伝子及び制限酵素H
    indIII、Pst I 、Sal I 、Acc I 、Hin
    cII、BamH I 、Sma I 、EcoR I の各切断
    部位を持つマルチクローニングサイトを有してなるベク
    ター3種類からなるベクターシリーズであって、該ベク
    ターシリーズは前記切断部位のアミノ酸に対応するフレ
    ームを3種類すべて有するものであるベクターシリーズ
    の中から所望のベクターを選択し、そのベクターおよび
    蛋白質をコードしている遺伝子を所定の制限酵素にて切
    り出した後両者を結合することにより、色の変化を判別
    して蛋白質をコードしている遺伝子を検出することを特
    徴とする特定遺伝子の検出方法。
  4. (4)複製開始信号、アンピシリン耐性遺伝子、M13
    ファージDNAのIG、ラクトースプロモーター、オペ
    レーター、β−ガラクトシダーゼ遺伝子及び制限酵素H
    indIII、Pst I 、Sal I 、Acc I 、Hin
    cII、BamH I 、Sma I 、EcoR I の各切断
    部位を持つマルチクローニングサイトを有してなるベク
    ター3種類からなるベクターシリーズであって、該ベク
    ターシリーズは前記切断部位のアミノ酸に対応するフレ
    ームを3種類すべて有するものであるベクターシリーズ
    の中から蛋白質をコードしている遺伝子の5′末端のフ
    レームの合うベクターを選択し、所定の制限酵素にて切
    り出した後両者を結合し、大腸菌に導入し、蛋白質を発
    現することを特徴とする特定蛋白質の発現方法。
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