JPS6329409A - 絶縁材料用充填剤およびその製造法 - Google Patents
絶縁材料用充填剤およびその製造法Info
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- JPS6329409A JPS6329409A JP61172360A JP17236086A JPS6329409A JP S6329409 A JPS6329409 A JP S6329409A JP 61172360 A JP61172360 A JP 61172360A JP 17236086 A JP17236086 A JP 17236086A JP S6329409 A JPS6329409 A JP S6329409A
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Landscapes
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
この発明tま電気絶縁材料に関し、より詳細には、耐ト
ラツキング性が要求される成形又は注型の絶縁材料に添
加されろ水和アルミナ系充填剤に関する。
ラツキング性が要求される成形又は注型の絶縁材料に添
加されろ水和アルミナ系充填剤に関する。
(従来の技術)
一般産業などに用いられている電気機器には、通常充電
部の絶縁や支持をするために有磯絶縁部品(以下、絶縁
部品という)が用いられている。
部の絶縁や支持をするために有磯絶縁部品(以下、絶縁
部品という)が用いられている。
この絶縁部品1よ、高湿度などの悪環境下においてその
表面に水分が付着し、これに漏れ電流が流れてドライパ
ントを形成する。このドライパント間で放電が発生し、
この放電によって絶縁部品の表面が熱分解して炭化導゛
、を路(以下、トラッキングという)を形成する、この
トラッキングは絶縁部品の浴面絶縁破壊の原因となる。
表面に水分が付着し、これに漏れ電流が流れてドライパ
ントを形成する。このドライパント間で放電が発生し、
この放電によって絶縁部品の表面が熱分解して炭化導゛
、を路(以下、トラッキングという)を形成する、この
トラッキングは絶縁部品の浴面絶縁破壊の原因となる。
従って、絶縁部品に用いる絶縁材料は、耐トラツキング
性に優れたものでなくてはならない。
性に優れたものでなくてはならない。
従来、電気絶縁材料に添加して、礪械的特性おにび電気
的特性を改善すると共に耐トラツキング性を付与する充
填剤として水和アルミナ粉末がある。この水和アルミナ
粉末を絶縁材料に配合することによって、極めて優れた
耐トラツキング性をt9ることができる。
的特性を改善すると共に耐トラツキング性を付与する充
填剤として水和アルミナ粉末がある。この水和アルミナ
粉末を絶縁材料に配合することによって、極めて優れた
耐トラツキング性をt9ることができる。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、充填剤として水和アルミナ粉末を配合し
た絶縁部品は、8況度、酸性ガス雰囲気などの苛酷な環
境下でその表面層の絶縁抵抗が似下し、絶縁事故に結び
つく可能性がある。すなわら、水和アルミナが配合され
た絶縁部品は、高湿度中において、その表面に水分が付
着し漏れ電流が流れてドライパントを形成する。このド
ライパント間で放電が発生した際に生じる二酸化窒素な
ど、また塩素や塩化水素などの酸性ガスの存在下で、表
面層の水和アルミナが、湿分および酸性ガスと下式のよ
うに反応して、Iil’1Mアルミニ1クムまたは塩化
アルミニウムなどの吸湿塩を生成する。
た絶縁部品は、8況度、酸性ガス雰囲気などの苛酷な環
境下でその表面層の絶縁抵抗が似下し、絶縁事故に結び
つく可能性がある。すなわら、水和アルミナが配合され
た絶縁部品は、高湿度中において、その表面に水分が付
着し漏れ電流が流れてドライパントを形成する。このド
ライパント間で放電が発生した際に生じる二酸化窒素な
ど、また塩素や塩化水素などの酸性ガスの存在下で、表
面層の水和アルミナが、湿分および酸性ガスと下式のよ
うに反応して、Iil’1Mアルミニ1クムまたは塩化
アルミニウムなどの吸湿塩を生成する。
Al (OH)+3HNO−AI (NO3>3+3H
20AI (OH) +3HC1→A I C13+
31−120 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
・IIこのような吸湿塩の形成によって、零点以下の湿
度環境下でも絶縁部品の表面は湿潤し、このために、絶
縁部品の表面層の絶縁抵抗が低下し、絶縁事故に結びつ
く可能性がある。
20AI (OH) +3HC1→A I C13+
31−120 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
・IIこのような吸湿塩の形成によって、零点以下の湿
度環境下でも絶縁部品の表面は湿潤し、このために、絶
縁部品の表面層の絶縁抵抗が低下し、絶縁事故に結びつ
く可能性がある。
この発明は、上述の事情を背景としてなされたしのであ
り、その目的とするところは、耐トラツキング性に優れ
ていると共に、高湿度、酸°性ガス存在下の苛酷な条件
下で使用しても絶縁抵抗が低下しない絶縁材料用充填剤
を促供することである。
り、その目的とするところは、耐トラツキング性に優れ
ていると共に、高湿度、酸°性ガス存在下の苛酷な条件
下で使用しても絶縁抵抗が低下しない絶縁材料用充填剤
を促供することである。
(問題点を解決するための手段)
本発明者は、この発明の課題解決のために種々の試験、
研究を行った結果、通常の三水和物の水和アルミナ粉末
を加熱処3+1!するとその一部が一水和物に変わり、
そのアルミナ粉末が充填剤として良好な特性を右Jると
の知見を19で、この発明を完成するに至った。
研究を行った結果、通常の三水和物の水和アルミナ粉末
を加熱処3+1!するとその一部が一水和物に変わり、
そのアルミナ粉末が充填剤として良好な特性を右Jると
の知見を19で、この発明を完成するに至った。
Vなわら、この発明の電気絶縁材利用無芸充填剤は、水
和アルミナ系充填剤であって、−水和物(AlO(○l
−1)]対対水水和物AI(OH)3)の吊止が0.0
1:1〜0.3:1、好ましくは、0.05:1〜0.
15:1であるアルミナ水和物を含有することを特徴と
するものである。
和アルミナ系充填剤であって、−水和物(AlO(○l
−1)]対対水水和物AI(OH)3)の吊止が0.0
1:1〜0.3:1、好ましくは、0.05:1〜0.
15:1であるアルミナ水和物を含有することを特徴と
するものである。
この発明の充填剤における一水和物
(AlO(011)、At O−HO)にit、ベー
マイトおよび/またはグイアスボアがあり、好ましくは
ベーマイトである。また、三水和物〔△1(OH)
、Al O・31120)には、ジブサイトおよび/
また(よバイヤライトがあり、好ましくはジブサイトで
ある。
マイトおよび/またはグイアスボアがあり、好ましくは
ベーマイトである。また、三水和物〔△1(OH)
、Al O・31120)には、ジブサイトおよび/
また(よバイヤライトがあり、好ましくはジブサイトで
ある。
この発明の充填剤は、−水和物と三水和物とを所定の量
比で混合して製造することができるが、次のように製造
することもできる。−りなわら、実質上三水和物からな
る水和アルミナ粉末を170〜300℃の渦電で、0.
2〜13時間加熱Jることを特徴とする無様充填剤の製
)L法である。
比で混合して製造することができるが、次のように製造
することもできる。−りなわら、実質上三水和物からな
る水和アルミナ粉末を170〜300℃の渦電で、0.
2〜13時間加熱Jることを特徴とする無様充填剤の製
)L法である。
この加熱時間および加熱4Iよ、水和アルミナの性状等
により適宜変更することが望ましい。この発明の別の態
様において、加熱時間を0.5〜211.7間に設定し
てもよい。また、同様に加熱温度(作 用) この発明の充填剤の製造法では、通常の三水和物、例え
ばジブサイトからなる水和アルミナ粉末を所定温度、所
定時間加熱する。この加熱によって水和アルミナの主成
分である三水和物、例えばジブサイトの一部が脱水して
、−水和物、例えばベーマイトを生成する。この−水和
物の一部生成、寸なわら、−水和物と三水和物との所定
量比での混在が、絶縁材料の耐酸性およびii+41〜
ラッキング性の向上に寄与するらのと−にえられる。
により適宜変更することが望ましい。この発明の別の態
様において、加熱時間を0.5〜211.7間に設定し
てもよい。また、同様に加熱温度(作 用) この発明の充填剤の製造法では、通常の三水和物、例え
ばジブサイトからなる水和アルミナ粉末を所定温度、所
定時間加熱する。この加熱によって水和アルミナの主成
分である三水和物、例えばジブサイトの一部が脱水して
、−水和物、例えばベーマイトを生成する。この−水和
物の一部生成、寸なわら、−水和物と三水和物との所定
量比での混在が、絶縁材料の耐酸性およびii+41〜
ラッキング性の向上に寄与するらのと−にえられる。
(実施例)
この発明を、以下の例によって具体的に説明する。
製造例
主成分ジブサイトの水和アルミナ粉末を230℃の恒温
槽内で加熱時間を変えて製造した。加熱時間と、(−水
和物/三水和物)の量比との関係を第1図の破線Aに示
す。この破線Aから判かるように、0.2〜13時間の
加熱によって、所望の(−水和物/三水和物)の量比0
.01〜0.3となる。
槽内で加熱時間を変えて製造した。加熱時間と、(−水
和物/三水和物)の量比との関係を第1図の破線Aに示
す。この破線Aから判かるように、0.2〜13時間の
加熱によって、所望の(−水和物/三水和物)の量比0
.01〜0.3となる。
なお、この量比は、X線回折ににって測定を行なった際
のX′fA強度の比により示したものである。
のX′fA強度の比により示したものである。
また、加熱時間と、硝酸に対する溶解性との関係を第1
図の実線已に示す。この図より、0.2〜13時間の加
熱によって、良好な1tr4酸性が青られることがわか
る。特に、約1時間の加熱後のちのが最低の約2%の硝
M溶屏聞を示す。この量は、無処理水和アルミナの81
酸溶解量の約12分の1であった。
図の実線已に示す。この図より、0.2〜13時間の加
熱によって、良好な1tr4酸性が青られることがわか
る。特に、約1時間の加熱後のちのが最低の約2%の硝
M溶屏聞を示す。この量は、無処理水和アルミナの81
酸溶解量の約12分の1であった。
次いで、第1図のデータにもとづいて、&n M溶解性
と、く−水和物/三水和物)との量比との関係を、第2
図に示ず。この第2図よりその量比が0.01〜0.3
、好ましくは0.02〜0.2、より好ましくは0.0
5〜0.15であることがわかる。特にその比が約0.
1である処理済の水和アルミナが最も酸溶解性を示す。
と、く−水和物/三水和物)との量比との関係を、第2
図に示ず。この第2図よりその量比が0.01〜0.3
、好ましくは0.02〜0.2、より好ましくは0.0
5〜0.15であることがわかる。特にその比が約0.
1である処理済の水和アルミナが最も酸溶解性を示す。
この図を利用すれば、加熱温度、および加熱時間が異な
っていても(−水和物/三水和物)の量比を前もってX
線回折法によって求めることにより、硝酸溶解性を知る
ことができる。
っていても(−水和物/三水和物)の量比を前もってX
線回折法によって求めることにより、硝酸溶解性を知る
ことができる。
使用例
(−水和物/三水和物)のF比がQ、1である水和アル
ミナ粉末を、シクロ系エポキシ樹脂に、硬化剤ならびに
硬化促進剤とともに混合し、硬化させて電気絶縁材料を
調製しlこ。この材料を傾斜平面試験法(l E Cl
〕u b 587法)により耐トラツキング性を評価
したところ、「クラス4.5」であった。この耐トラツ
キング性は、従来の無処理水和アルミナを充填剤として
使用した絶縁部j3+の特性に匹敵するものであった。
ミナ粉末を、シクロ系エポキシ樹脂に、硬化剤ならびに
硬化促進剤とともに混合し、硬化させて電気絶縁材料を
調製しlこ。この材料を傾斜平面試験法(l E Cl
〕u b 587法)により耐トラツキング性を評価
したところ、「クラス4.5」であった。この耐トラツ
キング性は、従来の無処理水和アルミナを充填剤として
使用した絶縁部j3+の特性に匹敵するものであった。
この発明の充填剤によって、次の効果を1qることかで
・きる。
・きる。
実施例によって実証されているように、この発明の充填
剤が配合された絶縁材料は、耐トラッキング11に優れ
ているとともに、この充填剤自体が耐酸性に優れている
ので、この充1flハ11が配合された絶縁部品は、高
湿度、酸性ガス存在の苛酷な条件下で使用しても絶縁)
代抗を劣1ヒざぜることがない。
剤が配合された絶縁材料は、耐トラッキング11に優れ
ているとともに、この充填剤自体が耐酸性に優れている
ので、この充1flハ11が配合された絶縁部品は、高
湿度、酸性ガス存在の苛酷な条件下で使用しても絶縁)
代抗を劣1ヒざぜることがない。
第1図は、加熱時間と硝酸溶解性との関係(実線B )
a3よび加熱時間と(−水和物/三水和物)の量比と
の関係(破線A)を示す線図であり、第2図は、硝酸溶
解性とく一水和物/三水和物)の量比との関係を示す線
図である。 出願人代理人 佐 藤 −雄 古註 宍& −ケ 間 (hr”))!51r
cyy+
a3よび加熱時間と(−水和物/三水和物)の量比と
の関係(破線A)を示す線図であり、第2図は、硝酸溶
解性とく一水和物/三水和物)の量比との関係を示す線
図である。 出願人代理人 佐 藤 −雄 古註 宍& −ケ 間 (hr”))!51r
cyy+
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、成形もしくは注型のための電気絶縁材料用水和アル
ミナ系無機充填剤であって、一水和物(AlO(OH)
)対三水和物(Al(OH)_3)の量比が0.01:
1〜0.3:1であるアルミナ水和物を含有することを
特徴とする絶縁材料用充填剤。 2、一水和物対三水和物の量比が0.02:1〜0.2
:1である、特許請求の範囲第1項記載の充填剤。 3、一水和物対三水和物の量比が0.05:1〜0.1
5:1である、特許請求の範囲第2項記載の充填剤。 4、一水和物がベーマイトである、特許請求の範囲第1
項、第2項又は第3項記載の充填剤。 5、三水和物がジブサイトである、特許請求の範囲第1
項ないし第4項のいずれか1項記載の充填剤。 6、水和アルミナ粉末を170〜300℃の加熱温度で
0.2〜13時間加熱することを特徴とする、成形もし
くは注型の電気絶縁材料用水和アルミナ系無機充填剤の
製造法。 7、加熱時間が0.5〜2時間である、特許請求の範囲
第6項記載の製造法。 8、加熱温度が220〜250℃である、特許請求の範
囲第6項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61172360A JPS6329409A (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | 絶縁材料用充填剤およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61172360A JPS6329409A (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | 絶縁材料用充填剤およびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6329409A true JPS6329409A (ja) | 1988-02-08 |
Family
ID=15940459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61172360A Pending JPS6329409A (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | 絶縁材料用充填剤およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6329409A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011084430A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Hitachi Chem Co Ltd | 高耐熱性水酸化アルミニウム粒子、その製造方法及びこの粒子を含む樹脂組成物並びにこの樹脂組成物を使用したプリント配線板 |
WO2017007000A1 (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-12 | 住友精化株式会社 | 耐部分放電用電気絶縁樹脂組成物 |
-
1986
- 1986-07-22 JP JP61172360A patent/JPS6329409A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011084430A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Hitachi Chem Co Ltd | 高耐熱性水酸化アルミニウム粒子、その製造方法及びこの粒子を含む樹脂組成物並びにこの樹脂組成物を使用したプリント配線板 |
WO2017007000A1 (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-12 | 住友精化株式会社 | 耐部分放電用電気絶縁樹脂組成物 |
JPWO2017007000A1 (ja) * | 2015-07-09 | 2018-06-14 | 住友精化株式会社 | 耐部分放電用電気絶縁樹脂組成物 |
EP3321941A4 (en) * | 2015-07-09 | 2019-01-16 | Sumitomo Seika Chemicals Co. Ltd. | RESIN COMPOSITION FOR ELECTRICAL INSULATION FOR RESISTANCE TO PARTIAL DISCHARGES |
US11629270B2 (en) | 2015-07-09 | 2023-04-18 | Sumitomo Seika Chemicals Co., Ltd. | Electrical insulating resin composition for partial-discharge resistance |
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