JPS63291886A - 亀甲状模様を有するセラミック建材の製造方法 - Google Patents

亀甲状模様を有するセラミック建材の製造方法

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JPS63291886A
JPS63291886A JP12708887A JP12708887A JPS63291886A JP S63291886 A JPS63291886 A JP S63291886A JP 12708887 A JP12708887 A JP 12708887A JP 12708887 A JP12708887 A JP 12708887A JP S63291886 A JPS63291886 A JP S63291886A
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JP
Japan
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ceramic
ceramic substrate
powder material
glazed
film
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Pending
Application number
JP12708887A
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English (en)
Inventor
Kunio Hisamatsu
久松 國男
Minoru Hata
実 畑
Hiroyuki Sugimoto
杉本 弘之
Yoshiaki Osaki
大崎 義明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KEIHAN CONCRETE KOGYO KK
Shinagawa Refractories Co Ltd
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
KEIHAN CONCRETE KOGYO KK
Shinagawa Refractories Co Ltd
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は火炎溶射により美しく重量感のある亀甲状模様
を有するセラミック建材の製造方法に関する。
[従来の技術・問題点] 建材用パネルの表面化粧法としては、有機塗料の塗布、
無機顔料の焼付あるいは無機釉薬の溶射等の種々の方法
が行なわれている。
近年、防火上の観点から、有機塗料を用いた建材を使用
することは好ましくないとのことにより、無機質の基体
表面に無機質の顔料を焼付けたり、釉薬を溶射したりす
る表面化粧法が検討されている。
無機質材料による化粧方法には、焼付法と溶射法とがあ
るが、焼付法は乾燥炉、焼成炉等の多大な設備費が必要
で、設備費のかからない溶射法による化粧法の検討が種
々なされている。
以下に溶射法による表面化粧法の1例を示す。
例えば、特開昭50−124924号公報にはケイ酸カ
ルシウム系コンクリートの表面処理方法が記載されてお
り、この方法はコンクリートの表面に金属または釉薬を
溶射あるいは焼付により溶着させる方法が述べられてい
る。特開昭57−118083号公報には繊維強化セメ
ント賦形体の化粧方法として、繊維強化セメント賦形体
の表面にガラス組成物を溶射する方法が述べられている
。また、特開昭60−161382号公報には施釉セメ
ント製品の製造方法として、セメント硬化体を予め仮焼
し、次にガス溶射あるいはプラズマ溶射により釉薬成分
をセメント硬化体に融着させる方法が記載されている。
特開昭61−15958号公報には無機質建材の表面化
粧法として、セメントを主成分とする無機質建材表面に
金属、セラミックまたは樹脂を溶射する方法が記述され
ている。更に、特開昭61−135741号公報にはタ
イルの施釉あるいはホーロー仕上様建材の製造方法とし
て、建材に溶射によるセラミックコーティングをし、更
に高分子ガラスを用いてガラス様層を形成する等の多数
の例が開示されている。
しかし、上述の公報に開示された化粧法を検討しても、
溶射施釉による亀甲状幾何学的模様については何も触れ
られていない。
[問題点を解決するための手段〕 本発明は上述の事情に鑑み、なされたものであり、酸素
−プロパン−空気で火炎を形成する火炎溶射装置により
ガラス状粉末材料を溶射し、各種セラミック基体上に亀
甲状亀裂を有する施釉B(ガラス層)形成し、この施釉
膜に無機質顔料をすり込んだ後、撥水処理を施すことに
より色彩の豊かなセラミック建材を製造できることを見
出した。
従って、本発明はガラス状粉末材料の体膨張係数よりも
小さい体膨張係数を有するセラミック基体へガラス状粉
末材料を溶射することにより該セラミック基体上に亀甲
状亀裂を有する施釉膜を得な後、該施釉膜に無機質顔料
をすり込み、次に、金属アルコキシド、金属アセチルア
セテート及びシリコンオイルからなる群から選択された
撥水処理剤を含浸して撥水処理することを特徴とする亀
甲状模様を有するセラミック建材の製造方法を提供する
にある。
[作 用] 本発明のセラミック建材の亀甲状模様はセラミック基体
の体膨張係数よりも大きい体膨張係数をもつガラス状粉
末材料を溶射材に使用してセラミック基体上に亀甲状亀
裂を有する施釉膜(ガラス層)を形成することにより得
られる。この亀甲状亀裂はガラス状粉末材料とセラミッ
ク基体の体膨張係数の差が大きい程、細かいものとする
ことができ、反対に両者の体膨張形成が接近する程、大
きいものとすることができる。
ガラス状粉末材料の体膨張係数が被溶射材料であるセラ
ミック基板の体膨張係数よりも小さくなるとガラス層に
亀甲状亀裂を形成することが難しくなり、不揃いの模様
となり、美的な面で劣るので好ましくない。
ガラス状粉末材料としては各種硼珪酸ガラス、鉛ガラス
、りん酸ガラス等が使用できる。
セラミック基体の体膨張係数とガラス状粉末材料の体膨
張係数により、セラミック基板とガラス状粉末材料を選
択すれば、所望の亀甲状亀裂をもつセラミック建材を得
ることができる0例えば、ガラス状粉末材料とセラミッ
ク基板の体膨張差が60〜90X10−7であると、1
〜51IIIll程度の亀甲状亀裂が得られ、20〜6
0X10−’であると5〜10mm程度の亀甲状亀裂が
得られ、0〜20X10−’であると10〜15mm程
度の亀甲状亀裂が得られる。しかし、この体膨張差によ
る亀甲状亀裂の大きさは使用するガラス状粉末材料とセ
ラミック基体の材質により種々変化させることができ、
1例にすぎないことを理解されたい。
この亀甲状亀裂はセラミック基板とガラス状粉末材料の
ガラス層(溶射膜)との熱膨張、熱収縮の差によって生
ずるものである。
本発明方法に使用するガラス状粉末材料の軟化点は30
0〜1000℃の範囲内にあることが望ましい、ガラス
状粉末材料の軟化点が1000℃を超えると、火炎溶射
の際の溶射温度を1500℃以上(こ高める必要があり
、セラミック基板が熱衝撃により割れたり、熱歪みによ
りソリが発生したりして好ましくない、また、ガラス状
粉末材料の軟化点が300℃未満であると、ガラス状粉
末材料の溶射は容易となるが、建材として使用するのに
は耐熱性が低く、好ましくない。
セラミック基体としてはコンクリートブロック、繊維強
化コンクリートブロック、セラミック焼成板、れんが等
から選択された無機質セラミック成形体を用いることが
できる。
上述の無機質セラミック成形体の中で、例えばコンクリ
ートブロックは使用する骨材をSiC、コージライト、
シャモット、ムライト、ジルコン、珪砂等から選択する
ことにより適宜体膨張係数を変化させることができる。
溶射法としてはプラズマ溶射あるいは酸素・可燃性ガス
による火炎溶射の2通りの方法を使用することができる
が、高温火炎中ではガラス状粉末材料+7) S i 
O2、PbO,PzOs等の蒸発が生ずるため、溶射膜
の組織が脆弱化し、強度が低(なるので、酸素−可燃性
ガスによる火炎溶射法を使用することが好ましく、15
00℃以下の火炎温度を形成できる酸素−空気−可燃性
ガスによる火炎溶射が特に望ましい。
上述のようにして得られた亀甲状亀裂を有するセラミッ
ク基体に市販の無機質顔料をすり込んで彩色し、各種の
色相を出す。有機顔料は変色し易いので、無機質顔料を
使用することが好ましい。
無機質顔料を亀甲状亀裂にすり込むことにより、よりは
っきりとした亀甲状模様を浮きあがらすことができ且つ
様々な色相の無機質顔料をすり込むことにより非常に多
くの色調の亀甲状模様を形成できる。
無機質顔料は水練りしたり、そのままの粉体として亀甲
状亀裂にすり込むことができる。
無機質顔料としては酸化第2鉄、酸化クロム等や各種の
陶磁器顔料等を使用することができる。
無機質顔料をすり込んだセラミック基体をセラミック建
材としてそのまま使用すると、亀甲状模様に汚れが入り
込んで汚染され易く、また、冬期の水の侵入、凍結、融
解の繰返しにより、施釉膜が剥がれ易くなるなめ、亀甲
状模様部分に所望により撥水処理を施して水の侵入を防
止することができる。
溌水処理剤としては各種の金属アルコキシド、金属アセ
チルアセテートあるいはシリコンオイル等を使用するこ
とができる。金属アルコキシドとしてはテトラメチルシ
リケート、テトラエチルシリケート、テトラn−プロピ
ルシリケート、テトラn−ブチルシリケート、テトラエ
チルチタネート、トリseaブトキシアルミニウム等を
使用することができる。金属アセチルアセテートとして
はアルミニウムモノアセチルアセテート、チタニウムア
セチルアセテート等を使用することができる。
更に、シリコンオイルとしては信越化学(株)社製のシ
リコンオイルKC88、POLON MF40、POL
ON  C等を使用することができる。
撥水処理は施釉膜表面に撥水処理剤をスプレーにより吹
付るか、またはハケにより塗布することができる。
[実 施 例] 以下に実施例を挙げ、本発明を更に説明する。
及1匠工 以下の第1表に記載する体膨張係数の異なる材料を用い
てセラミック焼成板を造り、これに硼珪酸ガラスを火炎
溶射により溶射して施釉膜に亀甲状亀裂を有するセラミ
ック焼成板を得た。なお、使用した硼珪酸ガラスの体膨
張率は200×101であった。
得られたセラミック焼成板の亀甲状亀裂を有する施釉膜
に以下の第1表に記載する無機質顔料をすり込み、次に
撥水処理剤を用いて本発明の亀甲状模様を有するセラミ
ック建材を得た。得られた結果を以下の第1表に併記す
る。
犬m 白色セメント100部、骨材100部及び水35部を混
練し、得られた混合物を型枠に装入してコンクリートブ
ロックを作成した。骨材は以下の第2表に示すようにコ
ージライト、ジルコン、シャモット、アルミナを用いた
次に、以下の第2表に示す種々の体膨張係数をもつ硼珪
酸ガラスを用いて火炎溶射を行ない、施釉膜に亀甲状亀
裂を有するコンクリートブロックを得た。
得られたコンクリートブロックの亀甲状亀裂を有する施
釉膜に以下の第2表に記載する無機質顔料をすり込み、
次に撥水処理剤を用いて本発明の亀甲状模様を有するセ
ラミック建材を得た。得られな結果を以下の第2表に併
記する。
□ [発明の効果] 本発明のセラミック建材の製造方法によれば、ガラス状
粉末材料をセラミック基体に溶射してセラミック基体を
施釉膜で化粧するばかりでなく、該施釉膜に所望の色調
をもつ鮮明な亀甲状模様を付与することができ、これま
でのセラミック建材とは趣の異なるセラミック建材を得
ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ガラス状粉末材料の体膨張係数よりも小さい体膨張
    係数を有するセラミック基体へガラス状粉末材料を溶射
    することにより該セラミック基体上に亀甲状亀裂を有す
    る施釉膜を得た後、該施釉膜に無機質顔料をすり込むこ
    とを特徴とする亀甲状模様を有するセラミック建材の製
    造方法。 2、亀甲状模様を有するセラミックの施釉膜を金属アル
    コキシド、金属アセチルアセテート及びシリコンオイル
    からなる群から選択された撥水処理剤により撥水処理す
    る特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP12708887A 1987-05-26 1987-05-26 亀甲状模様を有するセラミック建材の製造方法 Pending JPS63291886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107285607A (zh) * 2017-07-20 2017-10-24 淄博市淄川振华玻璃制品有限公司 一种炸裂纹琉璃制品的制备工艺

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61204465A (ja) * 1985-03-06 1986-09-10 株式会社イナックス 貫入タイルおよびその製造方法

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