JPS63291600A - 生体試料中の尿酸の測定方法 - Google Patents

生体試料中の尿酸の測定方法

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JPS63291600A
JPS63291600A JP12395387A JP12395387A JPS63291600A JP S63291600 A JPS63291600 A JP S63291600A JP 12395387 A JP12395387 A JP 12395387A JP 12395387 A JP12395387 A JP 12395387A JP S63291600 A JPS63291600 A JP S63291600A
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JP
Japan
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uric acid
hydrogen peroxide
biological sample
measuring
quantifying
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JP12395387A
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Nobuo Oshima
信夫 大島
Akira Matsuyuki
松行 昭
Shinichi Fujie
藤江 眞一
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 この発明は、生体試料中の尿酸の測定方法、特に血液中
及び尿中の尿酸の高感度かつ高精度な測定方法に関する
B 発明の概要 この発明に係る体液中の尿酸の測定方法は、体液中に尿
酸と共存する過酸化水素(、H202)をあらかじめ分
解除去し、尿酸を酵素ウリカーゼにより酸化分解して過
酸化水素(H2O2)を生成し、その過酸化水素 (1
1202)を測定することにより、尿酸を定量し、ブラ
ンク値が著しく低い状態で、高感度、高精度に尿酸を定
量することを目的とする。
C従来の技術 一般に腎機能1りO害、痛風、糖尿病、悪性腫瘍、子筒
、肺炎初期、腸障害、金属中毒及び高血圧等では、血液
中の尿酸が異常に高い数値を示し、黄色肝萎縮症等では
血液中の尿酸が減少することが知られている。又白血病
、重症肝疾患、痛風等では、尿中に排泄される尿酸が増
加することが知られている。
そのため、これらの疾病の診断、鑑別及び管理に血液中
及び尿中の尿酸を検出して定量することの有用性が認め
られ、臨床医学の分野で尿酸の測定が行なわれている。
そして従来臨床医学分野における血液中及び尿中の尿酸
の定量法として以下の方法が行なわれている。
■尿酸の還元力を利用してリンタングステン酸をリンタ
ングステン酸ブルーに還元し、その青色を比色あるいは
吸光度法で測定するリンタングステン131還元法。
■酵素反応とリンタングステン酸還元法を組み合わせた
ウリカーゼ還元法。
■尿酸の293nmにピークをもつ吸収が酵素反応によ
って消失することを用いた紫外部吸収法。
■ウリカーゼ反応で生じた過酸化水素(H2O2)をベ
ルオキシターゼ共役系を用いて発色させ、比色定量する
方法。
■ウリカーゼ反応で生じた過酸化水素(H2O2)に共
役系としてカタラーゼを用い、アルデヒドを生成させ、
そのアルデヒドを定量する方法。
■ウリカーゼ酸素電極法。
D 発明が解決しようとする問題点 上記のような従来の血液中及び尿中の尿酸の定量法では
、以下のような種々の問題がある。
■の尿酸の還元力を利用してリンタングステン酸をリン
タングステン酸ブルーに還元し、その青色を比色あるい
は吸光度法で測定するリンタングステン酸還元法は他の
還元性物質、例えば医薬品又は還元性代謝産物により定
量を妨害される。しかも呈色液が不安定で発色後短時間
内に測定する必要があり、日常の検査において多数の検
体を処理する場合に時間的制約をうける。さらに尿中で
は妨害物質の影響を受は測定することができない。
■の酵素反応とリンタングステン酸還元法を組み合わせ
たウリカーゼ還元法は、他の還元性物質例えば、医薬品
又は還元性代謝産物により定量が妨害され、しかも、尿
酸の還元による吸収の減少として表われる比較的低いシ
グナルは、尿および血清の試料自体の持つ293’r+
n+の吸収に重なってしまう。さらに、この方法は高価
で複雑な「紫外部を測定できる分光光度計」を必要とす
るため、一般の中、小検査室で行うことは経済的、技術
的に困難である。
■の共役系としてカタラーゼを用い、アルデヒドを生成
させる方法は自動化等が困難で取扱いが不便である。
■のウリカーゼ酵素電極法は、酵素電極に実用上未解決
の多数の問題があり、実験段階の域をでていない。
E 問題点を解決するための手段 この発明に係る生体試料中の尿酸の測定方法は、生体試
料中に存在する過酸化水素に還元剤を作用させて、該過
酸化水素を分解除去し、上記生体中の尿酸を酵素ウリカ
ーゼにより酸化分解して、過酸化水素を生成させ、該過
酸化水素を光学的方法又は化学方法により定量すること
を特徴とする。
F 実施例 この発明においては臨床医学、医薬の開発等に意義のあ
る生体試料中の尿酸を定量分析するのに、尿酸を分解し
て生成した過酸化水素(+1202)を発光させて、発
光量から過酸化水素(H2O2)、つまり尿酸を定量す
ることを意図した。
そして、種々検討した結果、生体試料内の尿酸をそのま
ま分解し、過酸化水素(H2O2)を発光から定量する
と、生体試料には尿酸以外にあらかじめ過酸化水素()
1202)が存在するため、過酸化水素()1202)
の化学発光による発光量を測定してもブランク値が上昇
して、分析感度及び精度が低下することが明らかとなっ
た。そこで、ブランク値を上昇させる生体試料中の過酸
化水素(112(h)をあらかじめ分解し、尿酸の分解
による過酸化水素(+1202)を生成させ、その過酸
化水素(+1202)の発光量を測定し、その検量線か
ら尿酸を定量した。
以下に実験例を示す。
実験1  (生体試料及び実験用試薬の調整)実験用の
試料及び実験用試薬は以下のものを使用した。
試料:尿、血液、唾液、胃液等 還元剤二本素化ホウ素ナトリウム、亜硝酸ナトリウム等 緩衝液: 0.1moΩ/Ωリン酸緩衝液p)17.0
を調整した。
ウリカーゼ:ベーリンガーマンハイム社製の50%グリ
セリン、pH10,250 mMグリセリン、 0.13M炭酸ナトリウム中の溶液
Sp、活性4.5U/mg(25℃)を使用した。
ルミノール: 2 x 10−’moQ/’;l  O
,2moΩ/9炭酸ナトリウムー炭酸水素ナトリウム 緩衝ン夜pH9,8に溶解した。
フェリシアン化カリニ 6 X 10−’moΩ/9標
準液1:尿酸水溶液(5mg/dQ、 10 mg/d
Jl! 。
14 mg/dQ ) 標準(ri2:尿酸添加床(5,9mg/dQ )実験
2 (生体試料中の尿酸の定量) 試験管に試料(尿あるいは標準液)を1 mQ分取し、
還元剤である水素化ホウ素ナトリウム10+ngを添加
し、発泡が止るまでゆっくり攪拌しながら反応させ、試
料中の過酸化水素(I12Qi)を分解させた。
次に試料をIN塩酸(HCIQ)で中和し、蒸溜水で1
00倍に希釈した後、1mΩを分取した。さらに、ウリ
カーゼ10μρをピペットで添加し、30℃で10分反
応させ、試料中の尿酸を酸化して、過酸化水素(+12
02)を生成させた。
なお、次の第(1)式は、生体試料中の尿酸とウリカー
ゼとの酵素反応(酸化反応)を示す。
尿酸+21+ 20十〇。□→ ウリカーゼ アラントイン+1ho2+cO2・・・(1)次に尿酸
が還元されて過酸化水素(H20□)を生成した溶液か
ら100μ9分取し、ルミノメータ(■明電舎製:商晶
名U P D −8000)を使用して、ルミノール溶
ン1500μΩ、フェリシアン化カリ溶液500μΩを
自動分注することにより発光発応を起こさせて、発光量
を測定し、検量線から試料の尿酸を定量した。
第1図は、この実験の工程図、第2図は尿酸の検量線、
第3図は測定された発光量と尿濃度との関係を示す線図
である。
なお、第3図の横軸は、尿酸含有量5−9 mz710
0mΩの尿の容積波による希釈の寄合を示している。し
たがって、第3図は、発光量と尿濃度及び尿中の尿酸濃
度との関係を示している。
この実験結果から、尿濃度及び尿中の尿酸量は、微量の
範囲から、濃度が増大した範囲でも、発光ユと正確な相
関を示し、尿中の尿酸が高感度かつ高精度で定量で舘だ
。ところで上記実験2の第2図及び第3図は、尿を測定
した結果であるか、生体試料として、血液、唾液及び胃
液を測定しても、それらの生体試料中の尿酸量と発光量
とは、尿酸が微量の範囲から、濃度が増大した範囲まで
、正確な相関を示し、尿酸を高感度かつ高精度で定量で
きた。又血液中の体液成分である血清、血漿を測定対象
としても同様であった。
又、実験2では、ルミノールとフェリシアン化カリによ
り化学発光させて、その発光量から定量する光学的方法
により測゛定したが、他の光学的方法によっても定量す
ることができる。その他の光学的方法として生物発光法
、吸光度法、蛍光法及びレーザ比濁法、ポーラログラフ
イー法があり、それらの方法によっても容易に定量する
ことができ、いずれの方法による測定結果も、ルミノー
ルとフェリシアン化カリによる化学発光させて、その発
光量から定量した結果とほぼ一致した。
さらに、生体試料中の尿酸を酵素ウリカーゼにより酸化
して、生成した過酸化水素を直接滴定することにより定
量してもよい。その滴定法には、過マンガン酸塩滴定法
、ヨウ素酸還元滴定法かあり、実験したところでは、い
ずれも実験2の光学的方法により測定した結果とほぼ完
全に一致した。
G 発明の詳細 な説明したように、この発明は上記のように構成したの
で、以下のような種々の効果を生ずる。
■生体試料中の過酸化水素(lh(h)をあらかじめ還
元剤で分解するので、生体試料中の尿酸の分解物である
過酸化水素(H20□)のみを定量することができる。
■尿酸の分解生成物であるAet化水素(11゜02)
をのみ定量するので、光学的方法及び化学的方法により
高精度かつ高感度で尿酸を定量することができる。
■溶液中の過酸化水素(8202)を測定するので操作
が簡単で、かつ短時間に小量のサンプルで高い精度で測
定でき、しかも測定値から尿酸を定量するので尿酸の定
量値も著しく高精度、高感度になる。
■小量のサンプルから過酸化水素を測定するから容易に
分析装置を自動化できる。
■容易、かつ迅速で、しかも高精度、高感度に生体中の
尿酸の量を知ることができるので、腎機能障害、痛風、
糖尿病、悪性腫瘍、子筒、肺炎初期、腸障害、金属中毒
、高血圧、黄色肝萎縮症、白血病、重症肝疾患、痛風等
の診断、鑑別及び管理等臨床医学の分野に容易に一役立
てることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、測定方法の工程図、第2図、第3図は尿酸の
発光量を線図である。 代理人 弁理士 佐 藤 正 年 第1図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生体試料中の尿酸の定量において、生体試料中に
    存在する過酸化水素に還元剤を作用させて、該過酸化水
    素を分解除去し、上記生体試料中の尿酸を酵素ウリカー
    ゼにより酸化分解して、過酸化水素を生成させ、該過酸
    化水素を光学的方法又は化学的方法により定量すること
    を特徴とする生体試料中の尿酸の測定方法。
  2. (2)上記試料が、尿、血液、唾液、胃液であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の生体試料中の尿
    酸の測定方法。
  3. (3)上記還元剤が、水素化ホウ素ナトリウム、亜硝酸
    ナトリウムであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の生体試料中の尿酸の測定方法。
  4. (4)上記光学的方法が、ルミノール及びフェリシアン
    化カリを添加して、化学発光させ、その発光量から検量
    線に基づいて定量することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の生体試料中の尿酸の測定方法。
  5. (5)上記光学的方法が、生物発光法により発光させ、
    その発光量から検量線に基づいて定量することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の生体試料中の尿酸の測
    定方法。
  6. (6)上記光学的方法が、蛍光法により過酸化水素を定
    量する方法であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の生体試料中の尿酸の測定方法。
  7. (7)上記光学的方法が、レーザ比濁法であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の生体試料中の尿酸
    の測定方法。
  8. (8)上記光学的方法が、ポーラログラフィーにより測
    定することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の生
    体試料中の尿酸の測定方法。
  9. (9)上記化学的方法が、過マンガン酸塩により滴定し
    て、過酸化水素を定量する方法であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の生体試料中の尿酸の測定方
    法。
  10. (10)上記化学的方法が、ヨウ素酸還元滴定法により
    過酸化水素を定量する方法であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の生体試料中の尿酸の測定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1275962A1 (en) * 2001-07-13 2003-01-15 Technopharma SA Method for detecting oxidizing substances or free radicals in saliva and corresponding kit
KR20200030073A (ko) * 2017-07-05 2020-03-19 안바조 게엠베하 액체 샘플에서 특정 분석물을 검출하기 위한 장치 및 방법 및 상기 장치의 용도

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EP1275962A1 (en) * 2001-07-13 2003-01-15 Technopharma SA Method for detecting oxidizing substances or free radicals in saliva and corresponding kit
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