JPS63291541A - 蛋白素材の製造法 - Google Patents

蛋白素材の製造法

Info

Publication number
JPS63291541A
JPS63291541A JP12861987A JP12861987A JPS63291541A JP S63291541 A JPS63291541 A JP S63291541A JP 12861987 A JP12861987 A JP 12861987A JP 12861987 A JP12861987 A JP 12861987A JP S63291541 A JPS63291541 A JP S63291541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protein
soybeans
kneading
soybean
soybean protein
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12861987A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Nagatomo
晋一郎 長友
Masahiko Terajima
寺嶋 正彦
Yoichi Kawasaki
洋一 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oil Co Ltd filed Critical Fuji Oil Co Ltd
Priority to JP12861987A priority Critical patent/JPS63291541A/ja
Publication of JPS63291541A publication Critical patent/JPS63291541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は風味の改良された蛋白素材の製造法に関する。
(従来技術) 従来から蛋白原料を水系下に混練・加熱処理して蛋白素
材を製造する方法(熱交換機、エジェクター、射出機、
押出機等)が多く知られている。
(解決しようとする問題点) しかしながら大豆等の原料に由来する風味が強(、この
問題解決が未だ課題である。
そこで、本発明者等は蛋白素材を研究するなかで、従来
知られている蛋白素材の原料大豆に由来する風味を改善
することを目的とした。
(問題を解決する為の手段) 本発明者等は研究の過程で大豆に由来する風味は主にリ
ポキシゲナーゼに起因するのみならず大豆の品種により
異なる知見を得た。更に研究を進めるなかで、遺伝育種
的に得られたりポキシゲナーゼアイソザイムL−1,L
−2,L−3の内2種以上を同時に欠失した大豆若しく
はこれから得られる脱脂大豆、分離大豆蛋白等の蛋白原
料を用いると、得られる蛋白素材が大豆に由来する臭の
みならず渋味等の風味等にも優れる知見を得て本発明を
完成するに到った。
即ち、本発明はりポキシゲナーゼアイソザイムL−1,
L−2,L−3の内2種以上を同時に欠失した大豆若し
くはこれから得られる蛋白原料を用い、水系、  下に
混練・加熱処理することを特徴とする蛋白素材の製造法
である。
本発明に用いるリポキシゲナーゼアイソザイムL−1、
L−2,L−3の内2種以上を欠失した大豆は、例えば
喜多村等の方法(日本農芸化学会誌」[、(to) 、
1071−1078 (1985)や日本食品工業学会
誌」■(1)) 、751−758  (1984) 
)により得られる大豆を用いることができる。
又、リポキシゲナーゼアイソザイムL−1,L−2,L
−3の内2種以上を欠失した大豆から得られる蛋白原料
は、リポキシゲナーゼアイソザイムL−1、L−2゜L
−3の内2種以上を欠失した大豆を原料として得られる
全脂大豆、脱脂大豆、粉末豆乳(全脂豆乳、脱脂豆乳等
)、濃縮蛋白、分離蛋白、オカラ(多糖類と大豆蛋白含
有)又は豆腐等の大豆蛋白を含有する蛋白原料をいう。
特に、脱脂大豆は分離大豆蛋白抽出用のものが使用され
るが、かかる脱脂大豆は風味の観点より加熱(リポキシ
ゲナーゼ失活の為)され、通常そのNSIは60以下の
ものが多い。しかし、押出機、射出機等による成型の場
合、原料脱脂大豆のNSIが高いほうが組織化しやすい
傾向にある。NSIが低い程、組織化する場合に高温・
高圧を要する為、焦げ臭や褐変が生じ易い。
本発明の脱脂大豆はりポキシゲナーゼアイソザイムL−
1,L−2,L−3の内2種以上を同時に欠失した大豆
を原料とする為、加熱しなくても風味のよいものであり
、且つNSI も高く、本発明の蛋白素材の原料として
好適である。
その他、必要に応じ小麦等の穀物若しくは穀物由来の蛋
白(グルテン等)、菜種、落花生等の油程種子若しくは
油糧種子由来の蛋白、牛乳若しくは(脱脂)粉乳又は牛
乳由来の蛋白(カゼイン等)、卵白、鳥獣魚介類若しく
はオキアミ等又は鳥獣魚介類等由来の蛋白(乾燥肉、フ
ィツシュミール、マリンビーフ、オキアミ蛋白等)、微
生物蛋白、葉蛋白等の蛋白原料を併用することもできる
又、蛋白素材の種類により澱粉類(穀類、トーモロコシ
、馬鈴薯又はこれらから得られる澱粉等)、多糖類(セ
ルロース、ヘミセルロース、マンナン等)、ガム質(キ
サンタンガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、グ
アーガム、タマリンド種子等)、乳化剤、着色料、着香
料、呈味剤等の他野菜類等も併用することも妨げない。
又、必要に応じ公知の食用油脂を併用することも妨げな
い。特に、エクストルージョンクツキングに2軸押出機
を用いる場合、従来の1軸押出機に比べ、油脂含有原料
の搬送機能、混練機能、圧送機能に優れ、原料に油脂(
通常50%以内)を含んだものでも比較的容易に組織化
でき好適である。
特に、本発明のりポキシゲナーゼアイソザイムL−1、
L−2,L−3の内2種以上を同時に欠失した大豆若し
くはこれから得られる蛋白原料は従来知られている大豆
若しくはこれから得られる蛋白原料に比べ、絶対的に大
豆臭、渋味等の諸風味に優れたものである為、風味的に
優れた蛋白素材を得ることができる。
本発明にいう水系下は原料の配合にもよるが、次の混練
・加熱処理により成型性を有するに十分な量の水分を保
有する原料の状態であればよく、通常原料中20〜70
重量%が適当である。
本発明の混練・加熱処理する態様は公知の混練手段と熱
交換機、エジェクター、ボテーター、オートクレーブ、
射出機、押出機等公知の手段を組み合わせたり或いは単
独で用いることができる。
経済的に安(、工業的に簡便な押出機(エクストルーダ
ー)が最も適当であり、エクストルーダーのなかでも従
来の1軸エクストルーダーに比べ2軸エクストルーダー
のほうが搬送練機能や加熱による蛋白変性或いは組織化
に於ける加熱均一性等に優れ焦げ臭等の発生が少なく好
適である。前述したように油脂含有原料の場合に2軸押
出機は好適である。又、2軸押出機は繊維状構造に優れ
た蛋白素材を得ることができ、l軸押出機による網目状
構造の蛋白素材に比べより肉様食感・組織の蛋白素材を
得ることができる。
混婢は蛋白原料を水系下に公知の混練手段を用いて行う
こともできるが、1軸若しくは2軸スクリユーにより行
うと効率的で簡便である。エクストルーダーを用いると
混練しながら水、油脂、着香料、着色料、調味料等の食
品添加物を混合でき便利である。特に、2軸スクリユー
はその構成パターンを選ぶことにより混練効果を1軸ス
クリユーに比べて大きくすることができ好適である。
加熱は目的とする蛋白素材により異なるが、80°C未
満では蛋白含有原料の熱変性が充分でない為、得られる
蛋白素材は食品等に用いる際充分加熱調理される必要が
ある。80″C以上(好ましくは100°C以上)で蛋
白含有原料が変性した蛋白素材とすることができる。
加熱と同時に加圧を要しない場合は、未膨化伏の蛋白素
材を得ることができる。例えば、薄いスリット状ダイか
ら連続的に押出てシート状乃至薄腰状の蛋白素材を得る
こともできる。
加熱と同時に加圧を要する場合は、加圧をa製すること
により膨化度の異なる蛋白素材を得ることができる。
押出機を用いれば連続して混練・加熱処理を含むエクス
トルージョンクツキングが可能であり、種々の形状や物
性を有する蛋白素材を容易に得ることができ好適である
本発明により得られる蛋白素材は従来知られている大豆
、脱脂大豆、分離大豆蛋白又はオカラ等を主原料として
得られた蛋白素材に比べ、大豆に由来する臭、渋味等が
軽減され風味的に優れるものである。
(実施例) 以下実施例により本発明の実施態様を説明する。
実施例1 米国10M通常大豆(以下大豆)、リポキシゲナーゼア
イソザイムL−2,L−3同時欠失大豆(以下L−1大
豆)及びリポキシゲナーゼアイソザイムし−1,L−3
同時欠失大豆(以下L−2大豆)をn〜ヘキサンを用い
て脱脂して得られた脱脂大豆(各々、脱脂大豆、L−1
脱脂大豆、L−2脱脂大豆という)を80メツシユ以下
に微粉砕し、2軸エクストルーダー (L/D=15)
を用い、原料フィード量30kg /1)r、加水量3
0%/原料、バレル温度135〜145℃、スクリュー
回転数28OR,P、M、 、ダイ5IIIIII φ
の製造条件にて組織状大豆蛋白(各々、組織状大豆蛋白
、L−1組織状大豆蛋白、L−2組織状大豆蛋白という
)を製造した。
得られた組織状大豆蛋白を3倍湯戻しし15名のパネラ
−により官能検査した。
組織状大豆蛋白に比べL−1組織状大豆蛋白、L−2組
織状大豆蛋白は大豆特有の臭が軽減され、渋味等の嫌な
味も少なく風味の優れたものであった。
米国IOM大豆より調整した脱脂大豆を原料として得ら
れた組織状大豆蛋白を5点、これを10倍量の70%エ
タノールで洗浄し、更に10倍量の95%エタノールで
洗浄したものを10点とする10点法で評価すると、I
OM組織状大豆蛋白が5点、L−1組織状大豆蛋白が8
点1、L−2組織状大豆蛋白が7点であった。
実施例2 実施例1と同様にして得た脱脂大豆(各々、脱脂大豆、
L−1脱脂大豆、L−2脱脂大豆という)を80メツシ
ユ以下に微粉砕したちの95重量部に分離大豆蛋白(不
二製油■製「フジプローR」)5重量部を加えた原料を
1軸エクストルーダー(L/D=12)を用い、原料フ
ィード量25kg/Ilr、加水量20%/原料、バレ
ル温度140℃、スクリュー回転数30OR,P、M、
 、ダイ5+nmφ(4穴)の製造条件にて組織状大豆
蛋白(各々、組織状大豆蛋白、L−1゛組織状大豆蛋白
、L−2゛組織状大豆蛋白という)を製造した。
得られた組織状大豆蛋白を3倍湯戻しし15名のパネラ
−により官能検査した。
組織状大豆蛋白に比べL−1゛組織状大豆蛋白、L−2
゛組織状大豆蛋白は大豆特有の臭が軽減され、渋味等の
嫌な味も少なく風味の優れたものであった。
実施例1と同様に10点法で評価すると、IOM組織状
大豆蛋白が5.5点、L−1゛組織状大豆蛋白が8゜5
点、L−2゛組織状大豆蛋白共に7.5点であった。
(効果) 以上説明したように本発明により風味の優れた蛋白素材
が得られるようになったものであり、従来からの課題で
ある風味の改善された大豆蛋白素材が可能になり、食品
への利用分野が広がったのみならず、自体主体食品とし
て調理され食される蛋白素材が可能になったものであり
産業の発達に多いに寄与するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リポキシゲナーゼアイソザイムL−1、L−2、
    L−3の内2種以上を同時に欠失した大豆若しくはこれ
    から得られる蛋白原料を用い、水系下に混練・加熱処理
    することを特徴とする蛋白素材の製造法。
  2. (2)混練・加熱処理する態様がエクストルージョンク
    ッキングする特許請求の範囲第(1)項記載の製造法。
  3. (3)エクストルージョンクッキングを2軸押出機によ
    り行う特許請求の範囲第(1)項記載の製造法。
JP12861987A 1987-05-25 1987-05-25 蛋白素材の製造法 Pending JPS63291541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12861987A JPS63291541A (ja) 1987-05-25 1987-05-25 蛋白素材の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12861987A JPS63291541A (ja) 1987-05-25 1987-05-25 蛋白素材の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63291541A true JPS63291541A (ja) 1988-11-29

Family

ID=14989267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12861987A Pending JPS63291541A (ja) 1987-05-25 1987-05-25 蛋白素材の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63291541A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06237727A (ja) * 1993-02-18 1994-08-30 Norin Suisansyo Kyushu Nogyo Shikenjo 大豆加工食品の製造法
CN113848202A (zh) * 2021-09-03 2021-12-28 东北农业大学 大豆脂氧酶以及7s、11s球蛋白亚基缺失杂交后代的筛选鉴定方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61170359A (ja) * 1985-01-23 1986-08-01 Taishi Shokuhin Kogyo Kk 風味及び食感の良好な豆乳及び豆乳加工製品

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61170359A (ja) * 1985-01-23 1986-08-01 Taishi Shokuhin Kogyo Kk 風味及び食感の良好な豆乳及び豆乳加工製品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06237727A (ja) * 1993-02-18 1994-08-30 Norin Suisansyo Kyushu Nogyo Shikenjo 大豆加工食品の製造法
CN113848202A (zh) * 2021-09-03 2021-12-28 东北农业大学 大豆脂氧酶以及7s、11s球蛋白亚基缺失杂交后代的筛选鉴定方法
CN113848202B (zh) * 2021-09-03 2024-03-01 东北农业大学 大豆脂氧酶以及7s、11s球蛋白亚基缺失杂交后代的筛选鉴定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4125630A (en) Pliable vegetable protein products
US7070827B2 (en) Vegetable protein meat analog
US5437885A (en) Method of making a non-porous vegetable protein fiber product
RU2580013C2 (ru) Выбор белкового ингредиента и манипуляция им для производства закусочных продуктов питания
CN101175413B (zh) 大豆泡芙的制备方法
JP4141102B2 (ja) 水分を低減した処方化フード製品
JP2008515431A (ja) ダイズタンパク質含有食品及びその調製方法
JP6521258B2 (ja) 海老肉代替物及びその製造法
JPH0461616B2 (ja)
JP6439679B2 (ja) 組織状植物性蛋白素材及びこれを利用した薄切り代用肉
US4133901A (en) Protein film process
KR900007236B1 (ko) 식물성 단백질을 주재로 한 식품의 제조방법
US7851009B2 (en) Process of making meat-like food products
JP2007129946A (ja) 大豆を主原料とする人造米の製造方法、及び該方法により製造された人造米
JP4958957B2 (ja) 擬似肉食品およびその製造方法
JP4070453B2 (ja) 肉様食品素材並びにこれを用いた肉様食品
US20040191397A1 (en) Multipurpose ready-to-use high protein soy granules and a process for preparation thereof
JP2001327253A (ja) 組織状蛋白の製造法
TWI539901B (zh) Quasi - fleshy food and its manufacturing method
JPS63291541A (ja) 蛋白素材の製造法
JP3731547B2 (ja) 組織状蛋白及びこれを用いた加工食品の製造法
Kinsella Protein texturization fabrication and flavoring
WO2020196714A1 (ja) 植物ベースの繊維性肉代替食品及びその製造法
JPH0160224B2 (ja)
JPS5930065B2 (ja) 乾燥練製品の製造法