JPS63290942A - 熱天秤装置 - Google Patents
熱天秤装置Info
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- JPS63290942A JPS63290942A JP12667487A JP12667487A JPS63290942A JP S63290942 A JPS63290942 A JP S63290942A JP 12667487 A JP12667487 A JP 12667487A JP 12667487 A JP12667487 A JP 12667487A JP S63290942 A JPS63290942 A JP S63290942A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は熱天秤装置に係り、特に、昇・降温の際におけ
る加熱炉内の対流や浮力の変化による誤差を生ずること
なく高感度で高精度の測定か可能なものに関する。
る加熱炉内の対流や浮力の変化による誤差を生ずること
なく高感度で高精度の測定か可能なものに関する。
[従来の技術]
この種の熱天秤として例えば特公昭5/l−27158
号公報及び特公昭54−271.59号公報に記載のも
のが知られている。
号公報及び特公昭54−271.59号公報に記載のも
のが知られている。
特公昭54−271.58号公報に記載のものは、主天
秤の両腕の先端に支点を設けて各支点にそれぞれ副天秤
を懸架し、各副天秤の一方の腕を主天秤の支点を通る垂
直線の近傍までそれぞれ延長させて各腕の先端に試料と
標準試料とを懸架することにより、上記試料及び標準試
料を同一の炉の中に配置したものである。
秤の両腕の先端に支点を設けて各支点にそれぞれ副天秤
を懸架し、各副天秤の一方の腕を主天秤の支点を通る垂
直線の近傍までそれぞれ延長させて各腕の先端に試料と
標準試料とを懸架することにより、上記試料及び標準試
料を同一の炉の中に配置したものである。
また、特公昭54−27159号公報に記載のものは、
天秤の腕と同一の長さの連結杆を上記腕と平行に配置し
て天秤の支点を通る垂直線か該連結杆と交わる点に上記
連結杆を回動自在に結着すると共に垂直に配置した2本
の支持杆をそれぞれ天秤の腕の両端と連結杆の両端とに
回動自在に結着してリンク機構を形成し、上記支持杆を
屈曲させてそれらの先端に取り付けた試料及び標準試料
を前記垂直線の近傍に配置することにより、これ等を同
一の炉の中に収容したものである。
天秤の腕と同一の長さの連結杆を上記腕と平行に配置し
て天秤の支点を通る垂直線か該連結杆と交わる点に上記
連結杆を回動自在に結着すると共に垂直に配置した2本
の支持杆をそれぞれ天秤の腕の両端と連結杆の両端とに
回動自在に結着してリンク機構を形成し、上記支持杆を
屈曲させてそれらの先端に取り付けた試料及び標準試料
を前記垂直線の近傍に配置することにより、これ等を同
一の炉の中に収容したものである。
これ等従来の熱天秤装置はいずれも試料と標準試料とに
同一の力が加わった場合、これ等の力はそれぞれ天秤の
両方の腕の先端に作用してキャンセルされるから重量変
化としては現われない。したがって、例えは、試料と標
準試料とが収容されている加熱炉を昇・降温する過程に
おいて該加熱炉内の対流や試料等の浮力に変化が生じた
場合においても、これ等の変化によって前記試料と標準
試料とに作用する力はほぼ同一であるから、これ等力は
キャンセルされて重量変化としては現われない。一方、
試料もしくは標準試料のいずれか一方に重量変化か生じ
た場合には通常の天秤と同様にその重量変化を検出する
ことができるものである。これにより、天秤を高感度に
しても対流や浮力の影響を受けることか少ないから微少
な重量変化を比較的高精度で測定することができる。
同一の力が加わった場合、これ等の力はそれぞれ天秤の
両方の腕の先端に作用してキャンセルされるから重量変
化としては現われない。したがって、例えは、試料と標
準試料とが収容されている加熱炉を昇・降温する過程に
おいて該加熱炉内の対流や試料等の浮力に変化が生じた
場合においても、これ等の変化によって前記試料と標準
試料とに作用する力はほぼ同一であるから、これ等力は
キャンセルされて重量変化としては現われない。一方、
試料もしくは標準試料のいずれか一方に重量変化か生じ
た場合には通常の天秤と同様にその重量変化を検出する
ことができるものである。これにより、天秤を高感度に
しても対流や浮力の影響を受けることか少ないから微少
な重量変化を比較的高精度で測定することができる。
[発明が解決しようとする問題点コ
ところか、これ等従来の熱天秤装置にあっても、試料及
び標準試料が収容される加熱炉内の熱的条件は、炉毎に
、あるいは、同一の炉であっても昇温速度その他の条件
によって微妙に変化するので、これによって加熱炉内の
対流や浮力の状態も微妙に変化し、したがって、これ等
対流や浮力の試料及び標準試料に及ぼず影響が常に完全
に同一になることはむしろ極めて希なことであって、こ
れによる誤差を完全には避は得ないものであった。この
ようなことから、上述の従来の熱天秤装置によってさら
に高感度・高精度の測定を行う場合には、例えば、加熱
炉内の試料と標準試料との位置関係を試行錯誤的に調整
するなど、極めて繁雑かつ不確実な方法が試みられてい
たが、極めて不満足な結果しか得ることができなかった
ものである。
び標準試料が収容される加熱炉内の熱的条件は、炉毎に
、あるいは、同一の炉であっても昇温速度その他の条件
によって微妙に変化するので、これによって加熱炉内の
対流や浮力の状態も微妙に変化し、したがって、これ等
対流や浮力の試料及び標準試料に及ぼず影響が常に完全
に同一になることはむしろ極めて希なことであって、こ
れによる誤差を完全には避は得ないものであった。この
ようなことから、上述の従来の熱天秤装置によってさら
に高感度・高精度の測定を行う場合には、例えば、加熱
炉内の試料と標準試料との位置関係を試行錯誤的に調整
するなど、極めて繁雑かつ不確実な方法が試みられてい
たが、極めて不満足な結果しか得ることができなかった
ものである。
本発明の目的は、このような従来の熱天秤装置の欠点を
除去し、さらに高感度・高精度の測定を可能にする熱天
秤装置を提供することにある。
除去し、さらに高感度・高精度の測定を可能にする熱天
秤装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
本発明にかかる熱天秤装置は、試料及び標準試料か各々
取り付けられて天秤の各腕に支持された支持杆を垂直に
保持するためのいわゆるロバ−パルm構を有する熱天秤
装置であって、このロバ−パル機構のいわゆるステーの
外部固定点の位置を調整できるようにして、さらに高感
度・高精度の測定か行えるようにしたものであって、具
体的には、試料と標準試料との重量差を検出する天秤機
構の各力点に回転自在に支持されて垂直に配置された2
つの支持杆の一端部を互いに水平方向に延長し、各先端
部に試料及び標準試料を取り付けてこれ等を同一の炉の
中に収容するとともに、前記各支持杆の他端部か、該他
端部を通る水平線と前記天秤機構の支点を通る垂直線と
の交点に対し、前記天秤R構の動作を妨げることなく一
定の距離を保持するように、前記各支持杆の他端部と前
記交点に設けられた結合手段とを連結する連結手段を設
けた熱天秤装置において、前記結合手段の固定位置を上
下に移動して調整できるようにした構成を有する。
取り付けられて天秤の各腕に支持された支持杆を垂直に
保持するためのいわゆるロバ−パルm構を有する熱天秤
装置であって、このロバ−パル機構のいわゆるステーの
外部固定点の位置を調整できるようにして、さらに高感
度・高精度の測定か行えるようにしたものであって、具
体的には、試料と標準試料との重量差を検出する天秤機
構の各力点に回転自在に支持されて垂直に配置された2
つの支持杆の一端部を互いに水平方向に延長し、各先端
部に試料及び標準試料を取り付けてこれ等を同一の炉の
中に収容するとともに、前記各支持杆の他端部か、該他
端部を通る水平線と前記天秤機構の支点を通る垂直線と
の交点に対し、前記天秤R構の動作を妨げることなく一
定の距離を保持するように、前記各支持杆の他端部と前
記交点に設けられた結合手段とを連結する連結手段を設
けた熱天秤装置において、前記結合手段の固定位置を上
下に移動して調整できるようにした構成を有する。
[作用]
上述の構成において、試料及び標準試料か同一の重さで
あるときは、これ等加重は天秤機構の作用によって相殺
されて天秤系には何等の変化も生じない。この状態で、
試料に重量変化が生じたときは天秤機構のバランスが崩
れて天秤に傾きが生ずるからこれを検出することができ
る。このとき、前記第1の連結手段の作用によって各支
持杆は垂直に保持されるから測定に支障をきたすことは
ない。址な、対流もしくは浮力の影響によって試料と標
準試料とに加わる力に差が生じて見掛けの重量変化か生
じたときは、前記交点に設けられた結合手段の固定位置
を前記見掛は重量変化に対応して上下に移動させる。こ
れにより、各天秤は一旦一方に傾くか、各天秤に加える
加重を加減してこれ等を並行に保つ。そうすると、名菓
1の連結手段は、水平線に対し、所定の角度を有する状
態に維持される。したかって、天秤系に傾きか生じたと
きに、その傾きに抗して前記各支持杆に働く前記第1の
連結手段の垂直分力が、前記結合手段の固定位置を調整
する前に比較して変化する。そして、この変化の量は、
前記固定位置の移動量に対応しているから、予め知るこ
とができる。よって、前記対流や浮力による見掛は重量
変化に応じて前記固定位置を加減して調整することによ
り、この見掛は重量変化をほぼ零にすることか可能であ
る。
あるときは、これ等加重は天秤機構の作用によって相殺
されて天秤系には何等の変化も生じない。この状態で、
試料に重量変化が生じたときは天秤機構のバランスが崩
れて天秤に傾きが生ずるからこれを検出することができ
る。このとき、前記第1の連結手段の作用によって各支
持杆は垂直に保持されるから測定に支障をきたすことは
ない。址な、対流もしくは浮力の影響によって試料と標
準試料とに加わる力に差が生じて見掛けの重量変化か生
じたときは、前記交点に設けられた結合手段の固定位置
を前記見掛は重量変化に対応して上下に移動させる。こ
れにより、各天秤は一旦一方に傾くか、各天秤に加える
加重を加減してこれ等を並行に保つ。そうすると、名菓
1の連結手段は、水平線に対し、所定の角度を有する状
態に維持される。したかって、天秤系に傾きか生じたと
きに、その傾きに抗して前記各支持杆に働く前記第1の
連結手段の垂直分力が、前記結合手段の固定位置を調整
する前に比較して変化する。そして、この変化の量は、
前記固定位置の移動量に対応しているから、予め知るこ
とができる。よって、前記対流や浮力による見掛は重量
変化に応じて前記固定位置を加減して調整することによ
り、この見掛は重量変化をほぼ零にすることか可能であ
る。
[実施例]
第1図は本発明の1実施例の全体構成を示す図、第2図
は第1図における部分拡大図である。
は第1図における部分拡大図である。
第1図において、第1の固定支点1に支持された第1の
天秤2の一方の長い腕3の先端、すなわち、一方の力点
には第1の移動支点4が設けられ、この第1の移動支点
4には垂直に配置された第1の支持杆5が回転自在に支
持されている。この第1の支持杆5は前記第1の移動支
点4から上下にのびる腕6及び7からなっており、前記
腕6の」二端部は屈曲されて前記第1の天秤2の腕3と
並行に前記第1の固定支点1の側に延長され、その先端
部に第1の試料ホルタ8か固定されている。この試料ホ
ルタ8は、その下端部が前記試料ボルタに固定されたア
ルミナ等の耐熱材料で形成された細長い棒体9と、この
棒体の上端部に固定された第1の試料皿10とから構成
されているもので、この試料皿10は加熱炉11内に配
置されているものである。一方、前記第1の支持杆5の
下側の腕7の下端部には第1の連結手段たるワイヤ12
の一端が固定され、該ワイヤ12は前記第1の天秤2の
腕3と並行に延長されて前記第1の固定支点1を通る垂
直線上にある固定部13にその他端が固定されている。
天秤2の一方の長い腕3の先端、すなわち、一方の力点
には第1の移動支点4が設けられ、この第1の移動支点
4には垂直に配置された第1の支持杆5が回転自在に支
持されている。この第1の支持杆5は前記第1の移動支
点4から上下にのびる腕6及び7からなっており、前記
腕6の」二端部は屈曲されて前記第1の天秤2の腕3と
並行に前記第1の固定支点1の側に延長され、その先端
部に第1の試料ホルタ8か固定されている。この試料ホ
ルタ8は、その下端部が前記試料ボルタに固定されたア
ルミナ等の耐熱材料で形成された細長い棒体9と、この
棒体の上端部に固定された第1の試料皿10とから構成
されているもので、この試料皿10は加熱炉11内に配
置されているものである。一方、前記第1の支持杆5の
下側の腕7の下端部には第1の連結手段たるワイヤ12
の一端が固定され、該ワイヤ12は前記第1の天秤2の
腕3と並行に延長されて前記第1の固定支点1を通る垂
直線上にある固定部13にその他端が固定されている。
また、前記第1の天秤2の他方の腕14は前記一方の腕
3に比較して短く形成され、その先端部、すなわち、他
方の力点にはワイヤ15の一端が固定され、該ワイヤ1
5は垂直下に延長されて第2の天秤16の一方の長い腕
17における他方の力点を構成するp点にその他端か固
定されている。
3に比較して短く形成され、その先端部、すなわち、他
方の力点にはワイヤ15の一端が固定され、該ワイヤ1
5は垂直下に延長されて第2の天秤16の一方の長い腕
17における他方の力点を構成するp点にその他端か固
定されている。
この第2の天秤16はその腕17における前記ワイヤ1
5の他端が固定された点pから前記第1の天秤の他方の
短い腕14の長さたけ図中右方に位置する部位を第2の
固定支点18によって支持されている。また、前記第2
の天秤16の腕17の長さ、すなわち、前記第2の固定
支点18から図中左端部に至る長さが前記第1の天秤2
の長い腕3の長さと同じに形成されている。すなわち、
今前記第1の天秤2の一方の腕3の長さをaとし、他方
の腕14の長さをbとすると、前記第2の天秤の一方の
腕17の長さ、すなわち、前記第2の固定支点18から
図中左端部に至る長さがaであり、第2の固定支点18
からp点に至る長さがbとなっている。
5の他端が固定された点pから前記第1の天秤の他方の
短い腕14の長さたけ図中右方に位置する部位を第2の
固定支点18によって支持されている。また、前記第2
の天秤16の腕17の長さ、すなわち、前記第2の固定
支点18から図中左端部に至る長さが前記第1の天秤2
の長い腕3の長さと同じに形成されている。すなわち、
今前記第1の天秤2の一方の腕3の長さをaとし、他方
の腕14の長さをbとすると、前記第2の天秤の一方の
腕17の長さ、すなわち、前記第2の固定支点18から
図中左端部に至る長さがaであり、第2の固定支点18
からp点に至る長さがbとなっている。
前記第2の天秤16の腕17の図中左端部には、第2の
移動支点1つが設けられており、この第2の移動支点1
9には垂直に配置された第2の支持杆20か回転自在に
支持されている。この第2の支持杆20の上端部は前記
第1の支持杆5の」二側の腕6と対称的に図中左方に屈
曲して前記第1の天秤2の腕3と並行に延長され、その
先端部に第2の試料ホルタ21が固定されていると共に
、該第2の支持杆20の上部には第1の連結手段たるワ
イヤ22の一端が固定され、このワイヤ22の他端は前
記第2の天秤16の腕17と並行に延長されて第2の固
定支点18を通る垂直線と交わる交点に設けられた結合
手段23に固定されている。
移動支点1つが設けられており、この第2の移動支点1
9には垂直に配置された第2の支持杆20か回転自在に
支持されている。この第2の支持杆20の上端部は前記
第1の支持杆5の」二側の腕6と対称的に図中左方に屈
曲して前記第1の天秤2の腕3と並行に延長され、その
先端部に第2の試料ホルタ21が固定されていると共に
、該第2の支持杆20の上部には第1の連結手段たるワ
イヤ22の一端が固定され、このワイヤ22の他端は前
記第2の天秤16の腕17と並行に延長されて第2の固
定支点18を通る垂直線と交わる交点に設けられた結合
手段23に固定されている。
この結合手段は、第2図に示されるように、外部に固定
されたカイト部材23aの消23bに上下に移動自在に
取り付けられており、該カイト部材の突出部23cにに
回転自在に嵌合されな螺杆23dに螺合されているもの
で、この螺杆23dの先端に固定されたつまみ23eを
回転することに−10−、、− よって前記結合手段を上下に移動できるように構成され
ているものである。なお、前記結合手段には指標23f
が、また、前記ガイド部材23aには目盛り23gが、
それぞれ打たれており、前記結合手段の移動量が定量的
に分かるようになっている。
されたカイト部材23aの消23bに上下に移動自在に
取り付けられており、該カイト部材の突出部23cにに
回転自在に嵌合されな螺杆23dに螺合されているもの
で、この螺杆23dの先端に固定されたつまみ23eを
回転することに−10−、、− よって前記結合手段を上下に移動できるように構成され
ているものである。なお、前記結合手段には指標23f
が、また、前記ガイド部材23aには目盛り23gが、
それぞれ打たれており、前記結合手段の移動量が定量的
に分かるようになっている。
また、前記第2の試料ホルダ21は前記第1の試料ボル
タ8と同様に棒体24と、この′JpJ体24の、L端
部に固定された第2の試料皿25とからなっており、こ
の試料皿25は前記加熱炉11内に前記第1の試料皿1
0と対称的に配置されて収容されている。なお前記第2
の天秤16は、前記第2の固定支点18の図中右方に向
かって前記第1の天秤2の他方の腕14の長さと同じ長
さだけ延長された他方の腕26を有しており、前記第1
及び第2の天秤系の質量の均衡が図られている。そして
、前記第1の天秤2の前記固定支点1の部位には該第1
の天秤の傾きを検出するための検出杆27か固定され、
この検出杆27の変位を検出する変位検出器28か設け
られているとともに、前記第2の天秤16の腕17のp
点には磁石2つか固定され、制御コイル30に嵌合され
ている。すなわち、これ等変位検出器28及び制御コイ
ル30は、図示しない外部の制御回路に接続されており
、前記変位検出器28の変位か常にゼロになるような力
が前記磁石2つに働くように前記制御:1イル30に補
償電流を流し、この補償電流を重量変化として検出する
ように構成されているものである。
タ8と同様に棒体24と、この′JpJ体24の、L端
部に固定された第2の試料皿25とからなっており、こ
の試料皿25は前記加熱炉11内に前記第1の試料皿1
0と対称的に配置されて収容されている。なお前記第2
の天秤16は、前記第2の固定支点18の図中右方に向
かって前記第1の天秤2の他方の腕14の長さと同じ長
さだけ延長された他方の腕26を有しており、前記第1
及び第2の天秤系の質量の均衡が図られている。そして
、前記第1の天秤2の前記固定支点1の部位には該第1
の天秤の傾きを検出するための検出杆27か固定され、
この検出杆27の変位を検出する変位検出器28か設け
られているとともに、前記第2の天秤16の腕17のp
点には磁石2つか固定され、制御コイル30に嵌合され
ている。すなわち、これ等変位検出器28及び制御コイ
ル30は、図示しない外部の制御回路に接続されており
、前記変位検出器28の変位か常にゼロになるような力
が前記磁石2つに働くように前記制御:1イル30に補
償電流を流し、この補償電流を重量変化として検出する
ように構成されているものである。
上述の構成において、第1の天秤2は長い腕3と短い腕
14のそれぞれの先端にある一方の力点にかかる加重か
所定の比になったときにバランスし、第2の天秤16は
、他方の力点である前記移動支点1つにかかる加重とp
点に作用する力とが所定の比率になったときバランスす
る。そして、第2の天秤16のp点に作用する力は前記
第1の天秤2の短い腕J4の先端にかかる加重そのもの
である。かつ、各天秤の作用力点と支点との距離の関係
は第1図に示される関係にあるがら、第1の天秤2と第
2の天秤16とはほぼ同一の感度を有する。したかって
、前記試料ボルタ8及び21に同一の力が加わったとき
は、これ等の力はワイヤ15の作用によって相殺されて
いずれの天秤系にも何等の変化も起こさせない。一方、
前記試料ホルタ8と21とに異なる力が加わった場合に
はこれ等力の差分か重量変化として検出される。しかも
、前記各天秤の腕、各支持杆及び各ワイヤはそれぞれ各
天秤系毎にいわゆるロバ−パル機構を構成しているから
各天秤系が傾いても各支持杆はほぼ垂直に保持されて測
定に支障をきたすことがないものである。さらに、第2
図に示されるように、結合手段を図中点線のように調整
して移動し、その移動によって傾いた天秤系のバランス
をとると、前記ワイヤ22は図中符号22aで示される
位置に移動し、前記調整前のワイヤと所定の角度αをな
すようになる。これにより、例えば、重量変化が生じて
支持杆20が下方に移動しようとした場合、それに抗し
て働く垂直分力が調整前におけるワイヤ22の場合より
も大きくなるから、この分力の増大分によって対流や浮
力による見掛け重量変化を相殺することかできる。すな
わち、この対流や浮力による見掛は重量変化は、一般に
、加熱炉を昇・降温するにしたかって試料か見掛上増量
又は減量し、その量かほぼ一定の割合で増量側又は減量
側のいずれか一方に増えていく現象であることが経験的
に知られている。一方、試料の見掛は重量変化に応じて
支持杆の先端に加わる加重が増減すると、該支持杆にが
がるモーメントがそれに対応して増減し、前記連結手段
にがかる張力が増減するから、これによって、支持杆に
作用する垂直分力が増減して前記見掛は重量変化を相殺
するものである。
14のそれぞれの先端にある一方の力点にかかる加重か
所定の比になったときにバランスし、第2の天秤16は
、他方の力点である前記移動支点1つにかかる加重とp
点に作用する力とが所定の比率になったときバランスす
る。そして、第2の天秤16のp点に作用する力は前記
第1の天秤2の短い腕J4の先端にかかる加重そのもの
である。かつ、各天秤の作用力点と支点との距離の関係
は第1図に示される関係にあるがら、第1の天秤2と第
2の天秤16とはほぼ同一の感度を有する。したかって
、前記試料ボルタ8及び21に同一の力が加わったとき
は、これ等の力はワイヤ15の作用によって相殺されて
いずれの天秤系にも何等の変化も起こさせない。一方、
前記試料ホルタ8と21とに異なる力が加わった場合に
はこれ等力の差分か重量変化として検出される。しかも
、前記各天秤の腕、各支持杆及び各ワイヤはそれぞれ各
天秤系毎にいわゆるロバ−パル機構を構成しているから
各天秤系が傾いても各支持杆はほぼ垂直に保持されて測
定に支障をきたすことがないものである。さらに、第2
図に示されるように、結合手段を図中点線のように調整
して移動し、その移動によって傾いた天秤系のバランス
をとると、前記ワイヤ22は図中符号22aで示される
位置に移動し、前記調整前のワイヤと所定の角度αをな
すようになる。これにより、例えば、重量変化が生じて
支持杆20が下方に移動しようとした場合、それに抗し
て働く垂直分力が調整前におけるワイヤ22の場合より
も大きくなるから、この分力の増大分によって対流や浮
力による見掛け重量変化を相殺することかできる。すな
わち、この対流や浮力による見掛は重量変化は、一般に
、加熱炉を昇・降温するにしたかって試料か見掛上増量
又は減量し、その量かほぼ一定の割合で増量側又は減量
側のいずれか一方に増えていく現象であることが経験的
に知られている。一方、試料の見掛は重量変化に応じて
支持杆の先端に加わる加重が増減すると、該支持杆にが
がるモーメントがそれに対応して増減し、前記連結手段
にがかる張力が増減するから、これによって、支持杆に
作用する垂直分力が増減して前記見掛は重量変化を相殺
するものである。
この熱天秤装置によって熱重量変化を測定するときは、
ます、第1の天秤2と第2の天秤16とかバランスする
ように調整し、次に前記試料皿10に加熱によって重量
変化を生ずる被測定紙′4!4Sを充填し、試料皿25
に加熱によって重量変化を生じない標準試料Rを充填し
てこれ等を加熱炉11によって加熱する。これにより、
所定の温度で被測定試料Sに重量変化が生ずるとこれを
検出ず−14= ることかできる。かつ、対流や浮力の影響で見掛は重量
変化を生じたときは、その見掛は重量変化の向きや大き
さに応じて前記結合手段23を調整することによってこ
れを相殺することかできる。
ます、第1の天秤2と第2の天秤16とかバランスする
ように調整し、次に前記試料皿10に加熱によって重量
変化を生ずる被測定紙′4!4Sを充填し、試料皿25
に加熱によって重量変化を生じない標準試料Rを充填し
てこれ等を加熱炉11によって加熱する。これにより、
所定の温度で被測定試料Sに重量変化が生ずるとこれを
検出ず−14= ることかできる。かつ、対流や浮力の影響で見掛は重量
変化を生じたときは、その見掛は重量変化の向きや大き
さに応じて前記結合手段23を調整することによってこ
れを相殺することかできる。
上述の実施例にあっては以下の利点がある。すなわち、
試料及び標準試料に対する対流や浮力の影響か同一であ
るときは、これ等は相殺されるから、これ等の影響によ
る誤差を生ずることなく微少な重量変化を高精度で測定
することかできると共に、試料及び標準試料に対する対
流の影響か同一でない場合においても、前記結合手段の
固定位置を調整することによりこれによる見掛は重量変
化を相殺して高精度の測定ができる。
試料及び標準試料に対する対流や浮力の影響か同一であ
るときは、これ等は相殺されるから、これ等の影響によ
る誤差を生ずることなく微少な重量変化を高精度で測定
することかできると共に、試料及び標準試料に対する対
流の影響か同一でない場合においても、前記結合手段の
固定位置を調整することによりこれによる見掛は重量変
化を相殺して高精度の測定ができる。
また、この実施例においては、各天秤2及び16の一方
の加重が加えられる短い腕の長さbを一定にすることに
より支持杆7及び20の水平方向の長さCを一定にし、
他方の加重が加えられる長い腕の長さaを十分に長くす
ることにより、前記従来の熱天秤装置のように天秤の腕
を長くした分支持杆の水平方向の長さが長くなり、天秤
系全体の重量が増して腕を長くしたことによる感度向上
の効果を大巾に相殺する等の制限を受けることがないか
ら、さらに高感度な天秤にすることかできるが、これに
より従来の天秤よりもさらに高感度な測定を行おうとし
た場合に、従来の熱天秤では問題にならなかった対流や
浮力の影響が問題となる。したがって、このような場合
にも前記結合手段23の固定位置を調整することにより
その対流や浮力による影響を除去できるから、従来実現
できなかったような高感度・高精度の測定を可能にする
。
の加重が加えられる短い腕の長さbを一定にすることに
より支持杆7及び20の水平方向の長さCを一定にし、
他方の加重が加えられる長い腕の長さaを十分に長くす
ることにより、前記従来の熱天秤装置のように天秤の腕
を長くした分支持杆の水平方向の長さが長くなり、天秤
系全体の重量が増して腕を長くしたことによる感度向上
の効果を大巾に相殺する等の制限を受けることがないか
ら、さらに高感度な天秤にすることかできるが、これに
より従来の天秤よりもさらに高感度な測定を行おうとし
た場合に、従来の熱天秤では問題にならなかった対流や
浮力の影響が問題となる。したがって、このような場合
にも前記結合手段23の固定位置を調整することにより
その対流や浮力による影響を除去できるから、従来実現
できなかったような高感度・高精度の測定を可能にする
。
なお、前記実施例では、天秤機構として2つの天秤を用
いた例を示したが、本発明は、例えば、前記従来例のよ
うに、1つの天秤を用い、この天秤にロバ−パル機構を
用いて構成した熱天秤装置にも適用できる。
いた例を示したが、本発明は、例えば、前記従来例のよ
うに、1つの天秤を用い、この天秤にロバ−パル機構を
用いて構成した熱天秤装置にも適用できる。
また、結合手段を移動するための機構は前記実施例に限
られることはなく、結合手段の固定位置を移動して調整
できる機構であれば他のものであってもよいことは勿論
である。
られることはなく、結合手段の固定位置を移動して調整
できる機構であれば他のものであってもよいことは勿論
である。
[発明の効果]
以上詳述したように、本発明は、試料と標準試料との重
量差を検出する天秤機構の各力点に回転自在に支持され
て垂直に配置された2つの支持杆の一端部を互いに水平
方向に延長し、各先端部に試料及び標準試料を取り付け
てこれ等を同一の炉の中に収容するとともに、前記各支
持杆の他端部か、該他端部を通る水平線と前記天秤機構
の支点を通る垂直線との交点に対し、前記天秤機構の動
作を妨げることなく一定の距離を保持するように、前記
各支持杆の他端部と前記交点に設けられた結合手段とを
連結する連結手段を設けた熱天秤装置において、前記結
合手段の固定位置を上下に移動して調整できるようにし
た構成を有し、この構成により、試料と標準試料とに対
する対流や浮力の影響が異なる場合においてもそれによ
る誤差を生ずることなく極めて高感度・高精度の測定を
可能にするというすぐれた効果を奏する。
量差を検出する天秤機構の各力点に回転自在に支持され
て垂直に配置された2つの支持杆の一端部を互いに水平
方向に延長し、各先端部に試料及び標準試料を取り付け
てこれ等を同一の炉の中に収容するとともに、前記各支
持杆の他端部か、該他端部を通る水平線と前記天秤機構
の支点を通る垂直線との交点に対し、前記天秤機構の動
作を妨げることなく一定の距離を保持するように、前記
各支持杆の他端部と前記交点に設けられた結合手段とを
連結する連結手段を設けた熱天秤装置において、前記結
合手段の固定位置を上下に移動して調整できるようにし
た構成を有し、この構成により、試料と標準試料とに対
する対流や浮力の影響が異なる場合においてもそれによ
る誤差を生ずることなく極めて高感度・高精度の測定を
可能にするというすぐれた効果を奏する。
第1図は本発明の1実施例の全体構成を示ず図、−17
〜 第2図は第1図における部分拡大図である。 S・・・試料、R・・・標準試料、2.16・・・天秤
機構を構成する第1の天秤及び第2の天秤、4.19・
・・天秤機構の力点を構成する第1の移動支点及び第2
の移動支点、7,20・・・支持杆、11・・・炉、2
2・・・連結手段を構成するワイヤ、23・・・結合手
段。
〜 第2図は第1図における部分拡大図である。 S・・・試料、R・・・標準試料、2.16・・・天秤
機構を構成する第1の天秤及び第2の天秤、4.19・
・・天秤機構の力点を構成する第1の移動支点及び第2
の移動支点、7,20・・・支持杆、11・・・炉、2
2・・・連結手段を構成するワイヤ、23・・・結合手
段。
Claims (2)
- (1)試料と標準試料との重量差を検出する天秤機構の
各力点に回転自在に支持されて垂直に配置された2つの
支持杆の一端部を互いに水平方向に延長し、各先端部に
試料及び標準試料を取り付けてこれ等を同一の炉の中に
収容するとともに、前記各支持杆の他端部が、該他端部
を通る水平線と前記天秤機構の支点を通る垂直線との交
点に対し、前記天秤機構の動作を妨げることなく一定の
距離を保持するように、前記各支持杆の他端部と前記交
点に設けられた結合手段とを連結する連結手段を設けた
熱天秤装置において、前記結合手段の固定位置を上下に
移動して調整できるようにしたことを特徴とする熱天秤
装置。 - (2)前記天秤機構は、第1の支点に支持された第1の
天秤及びこの第1の支点と一定の間隔をおいて設けられ
た第2の支点に支持された第2の天秤を有し、これ等各
天秤の腕の一方の加重が加えられる一方の力点に前記各
支持杆を回転自在に支持すると共に、前記第1及び第2
の各天秤の動作を妨げることなくこれ等各天秤の腕の他
方の加重が加えられる他方の力点に加わる力が互いに作
用し合うようにこれ等各力点同士を連結する第2の連結
手段を設けたものであることを特徴とする熱天秤装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12667487A JPS63290942A (ja) | 1987-05-23 | 1987-05-23 | 熱天秤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12667487A JPS63290942A (ja) | 1987-05-23 | 1987-05-23 | 熱天秤装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63290942A true JPS63290942A (ja) | 1988-11-28 |
Family
ID=14941053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12667487A Pending JPS63290942A (ja) | 1987-05-23 | 1987-05-23 | 熱天秤装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63290942A (ja) |
-
1987
- 1987-05-23 JP JP12667487A patent/JPS63290942A/ja active Pending
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