JPS63290647A - 鋳造用消失模型の塗型剤 - Google Patents

鋳造用消失模型の塗型剤

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JPS63290647A
JPS63290647A JP12735287A JP12735287A JPS63290647A JP S63290647 A JPS63290647 A JP S63290647A JP 12735287 A JP12735287 A JP 12735287A JP 12735287 A JP12735287 A JP 12735287A JP S63290647 A JPS63290647 A JP S63290647A
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casting
coating agent
mold coating
pattern
coating material
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Gando Mutaguchi
牟田口 元堂
Susumu Nakayama
進 中山
Hiroyuki Yasunaga
安永 博幸
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Okazaki Minerals and Refining Co Ltd
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Okazaki Minerals and Refining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、鋳造用消失模型の表面に塗布される塗型剤
に関し、より詳しくは、消失模型を用いて鋳造する場合
に、美麗な肌を有する鋳物が得られるようにする塗型剤
に関する。
(従来の技術) 発泡プラスチ−2り製の消失模型を使用した鋳造方法、
所謂フルモールド法は従来より広く使用されている。
この鋳造方法は造型を容易にさせるものであり、これに
よれば、模型を例えば発泡ポリスチロールで成形し、こ
れを鋳物砂の中に埋め込んで砂型を成形する0次に、こ
の埋め込んだ模型に対して溶湯を鋳込む、この際、上記
発泡ポリスチロールは88%以上が空気でありその実体
は極めて微量である。従って、これが上記のように鋳込
まれた溶湯に接するとただちに燃焼してガス化し、これ
と入れかわりに溶湯が鋳型内に充満し、これによって鋳
造がなされる。
ところで′、上記鋳造の場合、発泡ポリスチロールが燃
焼した後には、微量ではあるが炭素質の未燃物質が残る
。このため、上記鋳造方法を低炭素ステンレス鋼のよう
な鋼鋳物に適用すると、上記未燃物質により浸炭が生じ
るという不都合がある。
そこで、上記消失模型に対して溶湯を鋳込んだときに、
この消失模型の燃焼により未燃物質が生じないようにす
るため、鋳物砂の中に消失模型を埋め込んで鋳型を成形
した後、上記鋳物砂内の空気を吸引して、この鋳物砂内
に存在する空気を希薄な状態としたり、また、上記鋳物
砂内の空気を窒素ガスのような不活性のガスに置き換え
て燃焼を抑制する方法がとられている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記消失模型は空気を内力する無数の空
間を有しているため、上記のように鋳物砂内の空気を希
薄にしたり、この空気を不活性のガスと置き換えても消
失模型内の空気の一部はそのまま残留することとなる。
従って、上記したように鋳込み時に消失模型の燃焼を抑
制しようとしても、この消失模型内の空気中の酸素によ
り燃焼が生じることとなる。このため、従来構成には、
前記した浸炭の発生を防止する上で改善すべき点が残さ
れていた。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、消失模型が鋳込まれた溶湯に接して消失するときに
、この消失模型の燃焼をより確実に抑制して鋳物の浸炭
を防止することを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、消失模型の表面に塗布される塗型剤が加熱により不
活性のガスを発生するガス発生物質を3〜15重量%含
有する点にある。
(作 用) 消失模型に塗布される塗型剤には加熱により不活性のガ
スを発生するガス発生物質たる炭酸カルシウムとか炭酸
マグネシウムを含有しており、このガス発生物質は鋳込
まれた溶湯の熱によって熱分解して炭酸ガスを発生する
。それぞれの熱分解温度は炭酸カルシウムが900℃、
炭酸マグネシウムが600℃であり、これに対し鋳造時
の鋼の溶湯は1600℃程度であるため、ガス発生物質
は確実に熱分解して十分に炭酸ガスを発生する。
そして、消失模型内の閉じられた空間内に存在する空気
によりこの消失模型のスチロールが燃焼しようとするこ
とは、上記炭酸ガスが抑制し、従って、鋳物に浸炭の生
じることが防止される。
(実施例) 以下、この発明の詳細な説明する。
得ようとする塗型剤の骨材を一般に使用されているもの
よりも多少粗目のジルコンフラワーとし、これに有機粘
結剤および懸濁剤を加えた混合物を生成した。この場合
、塗型剤の骨材はジルコン、クロマイト、ムライトおよ
びシリカの少なくともいずれか1つの物質により構成し
たものであればよい。
次に、上記混合物に炭酸カルシウムを混合し、更に、水
を加え混練してこの発明に係る塗型剤を生成した。この
場合、炭酸カルシウムは3〜15@、量%であり、また
、水は10〜4Oi量%とした。
一方、予め成形しである発泡ポリスチロール製の消失模
型の表面に対し、まず、消失模型鋳造用で鋼用のジルコ
ン系水性塗型剤を薄く塗布し、これを40℃で乾燥した
。そして、この乾燥後の表面に上記したこの発明に係る
塗型剤を塗布し、上記と同様に乾燥した。この場合の塗
布の方法としては、消失模型に対し塗型剤を流しかける
ことが望ましい。
この発明に係る塗型剤が浸炭を抑制する状況を比較する
ため、消失模型に対し上記水性塗型剤のみを塗布したも
の(A)と、上記水性塗型剤を塗布した後に更に本発明
に係る塗型剤を塗布したもの(B)とを準備した。そし
て、この両消失模型(A)、(B)のそれぞれに対し炭
素量が0.08%のステンレス鋼を鋳込み、各鋳物の表
面から1+++m下のところについて発光分光分析法に
より炭itを分析した。この結果は、下記第1表に示す
通りである。
(以下余白) 第1表 上記表からすれば、この発明に係る塗型剤が鋳物の浸炭
を抑制する上で、有効であることが理解される。また、
上記塗型剤を炭素成分が0.08重量%のステンレス鋼
に適用すれば、はぼ出湯成分のままの炭素量で鋳造製品
を得ることができるため、浸炭が効果的に防止される。
なお、上記の場合、塗型剤に含有する炭酸カルシウムを
3〜15重量%としたのは次の理由による。
即ち、炭酸カルシウムを3重量%未渦にすると、消失模
型における発泡ポリスチロールの燃焼を防止するために
必要な炭酸ガスが不足するという不都合を生じるからで
あり、また、同上炭酸カルシウムが15重丑%を越える
と、炭酸ガス量が過剰となって鋳物にガス欠陥を発生さ
せるという不都合を生じるからである。
なお、ガス発生物質としては以上の実施例の他に、炭酸
マグネシウムを用いてもよい。
(発明の効果) この発明によれば、消失模型の表面に塗布される塗型剤
が加熱により不活性のガスを発生するガス発生物質を3
〜15重量%含有することとしたため、消失模型が溶湯
に接して消失するときには不活性のガスが適当量発生し
てこの消失模型の燃焼が確実、かつ合理的に抑制される
こととなる。
よって、炭素成分の発生が防止されることから、鋳物の
浸炭が防止され、所望の鋳物が得られることとなる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、消失模型の表面に塗布される塗型剤であって、加熱
    により不活性のガスを発生するガス発生物質を3〜15
    重量%含有することを特徴とする鋳造用消失模型の塗型
    剤。 2、塗型剤の骨材をジルコン、クロマイト、ムライトお
    よびシリカの少なくともいずれか1つの物質により構成
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の鋳
    造用消失模型の塗型剤。 3、ガス発生物質を、加熱により炭酸ガスを発生する炭
    酸カルシウムと炭酸マグネシウムのうち少なくともいず
    れか1つの物質により構成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項もしくは第2項に記載の鋳造用消失模型
    の塗型剤。
JP12735287A 1987-05-25 1987-05-25 鋳造用消失模型の塗型剤 Granted JPS63290647A (ja)

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JPH0316212B2 (ja) 1991-03-05

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