JPS63290580A - 電気浸透薬剤経皮投与装置 - Google Patents

電気浸透薬剤経皮投与装置

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JPS63290580A
JPS63290580A JP63063041A JP6304188A JPS63290580A JP S63290580 A JPS63290580 A JP S63290580A JP 63063041 A JP63063041 A JP 63063041A JP 6304188 A JP6304188 A JP 6304188A JP S63290580 A JPS63290580 A JP S63290580A
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  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、薬剤経皮投与装置に関するものである。より
詳細には、薬剤パッチに接触した皮膚を通して電流を流
すことにより機能する、電気浸透薬剤経皮投与装置に関
するものである。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕
従来、電気浸透装置を用いた患者の全身系血液への薬剤
投与は、角質層ではなく主として圧管および皮脂管なら
びに汗腺および皮脂腺を通じたものであった。人間の皮
膚は角質層で覆われており、それは非常に1いが電流お
よび液体の流れに対して抵抗性がある。一方、圧管およ
び皮脂管は、液体で充満されたときに、電気抵抗の低い
通路となり、事実上、分路となる。従って圧管および皮
脂管は、電流の通路および薬剤パッチに含まれる薬剤の
通路として、角質層のバイパスとなる。これらの分路は
角質層を通過して伸び、それらの管の開口部が角質層の
表面にある。管開口部は、角質層の表面の約千分の−を
占める。この毛細管分路は、10−Cal”の範囲と非
常に小径であって、過熱によっておよび分路内の電流通
過による過剰浸透厚によって容易に刺激されたり損傷し
たりする。
分路の刺激によって、患者は蟻走感や不快な感覚を恣す
る。こうして、角質層のうち分路が占める面積比が小さ
いことによるだけでなく、分路が大電流の影響を受けや
すいということによって、分路管を通した薬剤投与の速
度および電流密度が制限されてしまうという問題点があ
った。
従って本発明は、皮膚分路を通した薬剤投与を避け、主
として角質層を通じて1つまたは複数の薬剤を投与し、
皮膚分路の損傷の可能性を減少させる、電気浸透薬剤経
皮投与装置を提供することを目的としている。
本発明の他の目的は、主として角質層の全表面を通じて
1つまたは複数の薬剤を投与し、角質層の全表面を利用
することができ、主として皮膚分路を通じた薬剤投与に
比較して全体的投与速度を改善した、電気浸透薬剤経皮
投与装置を提供することである。
本発明の池の目的は、主として角質層を通して1つまた
は複数の薬剤を投与することにより、皮膚分路を通じた
薬剤投与で可能であった電流よりも大きな電流を用いる
ことができ、皮膚分路を通じた投与の場きに比較して薬
剤投与率を増大させる、電気浸透薬剤経皮投与装置を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明における電気浸透薬
剤経皮投与装置は、皮膚を通して患者の全身系血液に1
つまたは複数の薬剤を投与することご特徴とするもので
ある。本投与装置は1つまたは複数の薬剤を伴う水溶液
を含有する半乾薬剤パッチを含み、選択したレベルの電
流を半乾パッチに供給する。半乾パッチからの水分は、
パッチから皮膚への特に皮膚に対して横方向l\の移動
が制限される。それにより、通常、液体すなわち溶質で
充満され電気分路として機能する圧管および皮脂管なら
びに汗腺および皮脂腺から液体が枯渇する。従って、電
流路は角質層に移り、それに沿って1つまたは複数の薬
剤を含む液体が電気浸透移動する。この結果、皮膚の全
薬剤投与面頂か著しく増大する。加えて、皮膚分路への
刺激や損傷を避けるために電流を低レベルに押さえる必
要がないので、本発明ては電流密度を著しく増加するこ
とができ、液体および電流に対する角質層の高抵抗性を
克服することができる1本装置に発振器などのような電
流調節デバイスを付加することができ、それにより自然
の補充に応じた周期的時間間隔で皮膚分路の液体毛細柱
を破壊し、比較的長い時間間隔で起こる皮膚分路の連続
性を不能にすることができる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面を参照して説明する。企図
を通じて、同じ参照符号は同一または類似の部材を指示
する。
第1図に、本発明に関係する汎用型の電気浸透薬剤経皮
投与装置10を断面図にて示す。薬剤投与装置10は、
溜め容器12として示した薬剤貯蔵パッチ、電極14お
よび電流調節器17含含んでいる。容器12および電極
14は、患者の皮膚16に接触している。容器12およ
び電極14はそれぞれ、導線18.20によって、バッ
テリー22、の正極および負極に接続されている。容器
12は、患者の全身系血液に投与すべき1つまたは複数
の薬剤を含有する電界懸濁液または溶液24を含んでい
る。溶液24は、皮i16に接触している透性B26内
に収容されている。患者に投与すべき薬剤は、本実施例
において115に密封薬剤容器12内に貯蔵した例を示
しているが、マトリックスまたはヒドロゲル内の液体内
に貯蔵してもよい。
第2図には、溶液24内の1つまたは複数の薬剤か電気
浸透によって皮膚16を通って患者の全身系血液に入り
込む様子を示している。ここでは、主として圧管および
皮脂管ならびに汗腺および皮脂腺を通じた流れであり、
分路管30および分路管線32で例示している。溶液2
4に発した液体34が、矢印36で示すように溶液24
から電気浸透移動によって、B26から分路管30上方
領域にそして分路管30内の液柱34Aに流れ込み、膜
26から分路管30および腺32への電流路を形成する
。こうして分路30は、角質層28を通って形成される
比較的高抵抗の電流路に較べて低抵抗の電流路となる。
第3121に、分路管30や腺32を通過せずに角質層
28を介して皮膚16を通る電気浸透によって、溶液2
4内の1つまたは複数の薬剤が流れ込む様子を示す。角
質層28を介した皮膚16を通る投与モードは、溶液2
4に発して膜26と角質層28の表面との間に存在する
液体34によるものである。この現象は、矢印36で示
すように溶液24から電気浸透移動によって通過した液
体34が低抵抗の電流路を形成することによるものであ
る。
第7図に最良に示すように、従来の投与装置は、開始直
漫に、分路30により皮膚16を通る比較的低い定常電
流38をもたらす、第7図において、破線は従来技術の
グラフであり、一点鎖線は本発明の利点を示している。
第7図に示すように、総和定常状態電流38は、分路管
30を通る電流40と角質層28を通る低い電流44と
の和である。
分路管30または角質Ji128を通る薬剤投与速度ま
たは投与率は、それぞれの電流の量に関1系する。
一般的に、電流40が、第2図に示す分路管30(容器
12の面積内の総ての分路管)を通る薬剤投与定常速度
、および第3図に示す角質層28を通る低い薬剤投与定
常速度を引き起こす。電流密度が極めて高くても、小面
積でありその結果分路管30の総面積(皮Jilt表面
の十分の−)が小さいので、電流38の総和は非常に小
さくなる。もし電流が増大するならば、過熱および過剰
な浸透圧によって分路管30および腺32に刺激および
損傷を与えてしまう。
本発明に従えば、電気誘導薬剤投与は、分路管30を通
してではなく、主として角M層2Sを通して実行される
。角質層28を通る薬剤投与の利点は幾つかある。第1
に、分路管30内の液柱34Aの過熱が抑えられ、分路
管30の刺激や損傷の問題が解消される。第2に、分路
管30が長時間バイパス(迂回)されるので、角質層2
8を通って薬剤を皮膚16中へ通過させる電流の量を増
大させうる。こうして、薬剤投与の全体速度(率)か増
大する。第3に、角質層28の面積が分路管30の面積
の約千倍であるという事実により、角質層28が液体お
よび電気通過に対して高抵抗であるにも拘わらす、角質
層28を通って皮膚中に流れ患者の全身系血液に投与さ
れる薬剤の総量が多くなる。
本発明かもたらす電気浸透薬剤経皮投与装置は、分路管
30を通って供給される液体34Aを制限する。第4図
に、半乾性軟度(または濃度)の一様性または異方性の
半乾性ヒドロゲル48で作った薬剤パッチ46を示す、
これは、特に皮膚16と相対的なゲル48内部の横方向
液体移動を制限することによって、ゲルが分路管30を
通って電気浸透的に通過させる液体の量を制限する。パ
ッチ46から分路管30へと通過する液体34Aの率を
制限することによって、分路管30内の液体34Aが速
やかに消滅する。何故ならば、液体34Aは常に補給さ
れなければならないからである。
分路管30のところで薬剤パッチ46下面の直下の領域
内の液体34Aが低速で補給されるので、液体充填が十
分遅く、管が電流50(第7図)および薬剤を含む液体
3 tl Aを通過させる電流分路を形成しない、電流
50、故に薬剤を有する液体34Aは、ある速度を有す
る電流51(第7図)として角質層28を通過する。第
7図は、本装置で投与される全電流50が従来技術で投
与される電流38よりも大きいことを示している。結果
として、全薬剤投与率52が従来技術の全薬剤投与率4
2よりも著しく大きくなる。角質層28を通る薬剤投与
率は、後に4論する例外を除いて、全薬剤、投与率52
と実質的に同じである。しがしなから、分路管30に較
べて角質層28は薬剤含有液体の通過に対しより抵抗性
であるにも拘わらず、パッチ46の下の角質層28が分
路管30よりも面積が大きいことによって、薬剤投与率
52が従来の薬剤投与率42よりも大きいことに留意す
べきである。
しかしなから、液体34Aが周期的に分路管30内で十
分に増大して電流路を形成する。それにより、第7図の
脈動(パルス)54で示すような電流が、第2図のよう
に分路管30を通って供給される。このことによって、
分路管30と角質層28との間で電流50の相異が起こ
り、長い時間間隔(代表的には1時間)で分路管30に
おける電流の周期的脈動(パルス)54が生ずる。この
脈動(パルス)54の周期は、特定電流50に関するパ
ッチ46の乾燥の程度によって制御可能である。脈動(
パルス)54は、分路管303通る電流の増大を表す。
電流の降下ブリップ(blips)56(第7図)は、
角質層28を通る電流の減少を表す、これらを組み合わ
せると、血液中への全薬剤投与量にわずかな周期的増大
が生ずる。これを第7図の上昇グリップ58で示す0分
路管30を通る投与量の一時的増大の結果としてグリッ
プ58で表される全投与量のわずかな増大は、角質層2
8が薬剤の通過投与を続ける間、受動浸透パッチの機能
に類似する。薬剤を有する液体34Aの投与は、電流通
過51および54に関係する。薬剤パッチ46が比較的
乾燥しているので、液体34Aは、前述のように分路管
30上方の領域で周期的にパッチ46を枯渇させる。電
流54および分路管30を通る薬剤投与が中止し、電流
51だけの通過および角質層28への薬剤の投与状態に
戻る。こうして、本発明は、分路管30からの液体34
Aの周期的消滅をもたらす。
本発明の他の実施例は、第5図に示す湿性パッチ60で
ある。湿性パッチ60は、投与すべき1つまたは複数の
薬剤を含む溶液62を有する。溶液62は、半透膜64
によって包囲されている。
半透膜62は、M64の下の分路管上方の領域から液体
を枯渇させるように、特に皮膚16に対し横方向に液体
34の通過量を制限する。この結果は、第4.7図の半
乾パッチ46に関して述へたところと同じである。
第6図は、マトリクスパッチ66の下面に碗水層(水を
はじく層)または疎水M67を適用した様子を示す、疎
水層67は、マトリクスパッチ66から分路管30への
液体34の移動を阻止し、分路管30内の液体34Aの
液柱を破壊する。たとえばシリコン、フルオロカーボン
、パラフィンなど多数の疎水材料のうち、任意のものを
用いることができる。疎水層67の使用の結果は、第4
図に関して上述したところと同様である。
第9図は、皮膚の分路が無く総て角質層から成る皮膚(
例えばラビットの皮膚)に対しての薬剤投与装置Aの機
能を示すモデルグラフである。薬剤投与装置Aにおいて
、角質層への電流供給量が増大するにつれて、薬剤投与
量が増大する。特定値以上の電流密度で、皮膚の損傷が
起こる。この電流密度が、事実上最大の流量(単位皮膚
表面、単位時間当たりの薬剤投与量)を与える。こf)
電流密度を、第9図の装置AにおいてI 、、、Aで示
す。第9図はさらに、角質層が無く総て分路管から成る
vi想的な皮膚に対しての薬剤投与装置Bの機能を示し
ている。薬剤投与JA置Bにおいて、電流密度が増大す
るにつれて、薬剤投与量が非常な高連で増え、その後急
速に減少する。分路l\の損傷は、電流密度1.、、B
で起こる。電流密度■。
1、Bは、I 、、、Aよりも小さく、角質層28を通
る無視できる投与量を示す。第9図はさらに、第4〜6
図に関して示した本発明の実施例てあり、角質層28お
よび皮膚分路管30の両方を有する人間の皮膚へ薬剤を
投与する、薬剤投与装置Cを示している。この本発明に
係る装置においては、主として角質層28を通じた電流
および薬剤の投与によって、分路管30が理論的に迂回
される6装置Cの利点は、分路管30を有する皮膚にお
いても分路管を有しない皮膚と同様な全電流および薬剤
投与量が可能であるということである。このことは、第
9図の装置Cの最大電流密度T 、、、C(I 、、、
Aと大体同じ)によって示されている。
装HAも装置Cも大きな電流密度が可能なので、装置C
に示すように電流および薬剤に対する角質層の大きな抵
抗にも拘わらず全薬剤投与量を、装置Cに示すように、
増大させることができる。
ブリップ54く第7図参照)で示すような分路管30の
周期的隆起は、パッチに供給される全電流内の周期的増
大によってトリガーされうる。第8図に概略するように
、好適には発振器68である電流調節デバイスを電気回
路に直列に用いることができる。発振器68は、第7図
の鎖線中の電流脈動(パルス)70で示すように、あら
かじめ定めた間隔で電流50中に周期的電流増大なもた
らす。実施例では1時間の間隔である。第4〜6図の本
発明の実施例は、パッチと皮膚16との間に序する毛細
液体Mと破壊して、横方向液体移動が分路管30内の液
体消耗を補充することを阻止する。そして、水滴て観測
されるような氷表面接触角と大きくすることによって、
液体または膜の早期破壊を促進する。こうして分路管3
0内の液体柱がより容易に破壊される。液体柱の再生は
非常な困難を伴い、パルス周波数を低下させ、分路管3
0がさらされる電流量を低下させる。さらに、パッチと
皮膚との間に存する毛細液体の破壊によって、分路管3
0内の連続的液体柱の再生が遅延あるいは阻止される。
第4〜6図に関して示した薬剤パッチの液体移動阻止特
徴と組み会わせたときに、分路管30か選択した周期的
時間間隔で液体34、Aを補充するように、電流脈動(
パルス)70を選択する。その陵分路管30は、半乾薬
剤バッチの効果、電流50、分子疎水層、および電流脈
動(パルス)70の組み会わせによって、液体34Aが
なくなる。電流、すなわち電流脈動(パルス)5tlの
レベルが増大することによって、半乾パンチおよび電流
50のレベルの選択により設計された選択時間間隔に従
って、長い時間間隔で分路管30の液体34Aの枯渇化
が促進される。実施例における時間間隔は、説明のため
だけの目的で1時間である。
パルス間の長時間間隔は、説明のために1時間として示
したが、数分間から数時間まで多様に変化させることが
できる。
液体34Aは好適には、水性液体である。アルコール、
グリコールおよび類似物、またはオイルコロイド状懸濁
液を含む親水温合物; またはアルコール、グリコール
および類似物などの親水化合物、オイル中の水もしくは
水中のオイルなどのオイルコロイド状分散体、またはオ
イルが連続相となっている液体;から成る液体34Aは
、本発明の範囲内である。
これまで明瞭性および理解容易性のための例をもって本
発明を説明してきたけれども、特許請求の範囲で示す本
発明の真の範囲から外れることなく、各部の形態、詳細
および配列に多種多様な変化および修正が可能であるこ
とを理解すべきである。
〔発明の効果〕
本発明の電気浸透薬剤経皮投与装置は、上述のとおり構
成されているので、皮膚分路を通した薬剤投与を避け、
主として角質層を通じて1つまたは複数の薬剤を投与し
、皮膚分路の損傷の可能性を減少させることができる。
また、本発明の電気浸透薬剤経皮投与装置によれば、主
として角質層の全表面を通じて1つまたは複数の薬剤を
投与し、角質層の全表面を利用することができ、主とじ
て、  皮膚分路を通じた薬剤投与に比較して全体的投
与速度を改善することが可能となる。さらに、本発明の
電気浸透薬剤経皮投与装置によれば、主として角質層を
通して1つまたは複数の薬剤を投与することにより、皮
膚分路を通じた薬剤投与で可能であった電流よりも大き
な電流を用いることができ、皮膚分路を通じた投与の場
合に比較して薬剤投与速度を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を応用すべき、患者の皮膚に浸透接触
している薬剤バッチを含む電気浸透薬剤経皮投与装置の
概略断面図である。 第2図は、電気浸透により患者の体内に薬剤を投与して
いる薬剤バッチの概略的拡大断面図であり、薬剤が皮膚
の圧管や皮脂管などの分路管を通って投与される様子を
示している。 第3図は、第2図と同様な図であるが、薬剤が角質層を
通って投与される様子を示している。 第4図は、本発明の一実施例である、患者の皮膚に接触
する比較的乾燥性のゲル内に薬剤を含んだ薬剤バッチの
断面図である。 第5図は、本発明の池の実施例である、患者の皮膚に接
触した半透膜で包囲された湿性容器から成る薬剤バッチ
の断面図である。 第6図は、本発明の他の実施例である、患者の皮膚およ
びパンチの表面に存する挽水剤を有するマトリックス内
に含まれる薬剤から成る薬剤バッチの断面図である。 第7図は、電気浸透薬剤経皮投与の機能を示すグラフで
あり、従来経皮投与装置の場合と本発明に従った2つの
薬剤投与装置の場合とを示している。 第8図は、第1図の装置と同様な薬剤経皮投与装置の概
略断面図であるが、第5〜7図に示す薬剤容器のいずれ
かと電気発振器とを含んでいるものである。 第9図は、皮膚表皮を通した理論的薬剤投与装置の機能
を示すモデルグラフであって、皮膚分路がなく角質層だ
けの皮膚;角質層がなく皮膚分路だけから成る皮膚;お
よび皮A分路を迂回した人間の皮膚を通したモデルを示
している。 し主要符号の説明〕 10・・・・・・電気浸透薬剤経皮投与装置12・・・
薬剤貯蔵パッチ 14・・・電極17・・・電流調節器
   16・・・患者皮膚is 、20・・・導線  
    22・・・バッテリー24・・・溶液    
  26・・・透性膜28・・・角質層     30
・・・分路管32・・・分路管R34A・・・液柱 46・・・薬剤パッチ   48・・・半乾性パッチ4
6・・・薬剤パッチ   60・・・湿性パッチ62・
・・溶液      64・・・半透膜66・・・マト
リックスパッチ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)角質層の表面において開孔する複数の汗分路管お
    よび皮脂分路管を有する皮膚を通して患者の全身系血液
    に投与するため少なくとも1つの薬剤を通過させるため
    の、電気浸透薬剤経皮投与装置であって; 患者の皮膚に並置して位置され、前記少なくとも1つの
    薬剤を含む電解液を保持するための薬剤貯蔵手段; 電気浸透薬剤経皮投与装置内の電流に較べて比較的大き
    い第1の電流および該第1の電流よりも大きい第2の電
    流を発生させるための電力手段;ならびに 該電力手段を前記薬剤貯蔵手段および前記皮膚に接続す
    るための回路手段であり、前記少なくとも1つの薬剤を
    含む電解液を電気浸透によって前記第1の電流に沿って
    前記皮膚中に移動させる回路手段; から成り、 前記薬剤貯蔵手段が前記電解液の前記分路管への移動を
    遅くして前記電解液による前記分路管の補充を阻止する
    ための液体移動阻止手段を含み、前記第1の電流および
    少なくとも1つの薬剤を伴う電解液が前記分路管を迂回
    して前記角質層を通って前記皮膚中に方向づけられ、前
    記液体移動阻止手段との組み合わせにおいて前記分路管
    が周期的時間間隔で前記電解液で補充されるように前記
    第1の電流が選択され、前記第1の電流の通過の結果と
    して前記分路管から前記電解液がなくなった時に前記第
    2の電流が前記角質層から前記補充された分路管へと導
    かれ; 以て、前記液体移動阻止手段の効果、前記第1の電流お
    よび前記第2の電流の組み合わせによって、前記分路管
    が前記の比較的長い周期の時間間隔で前記電解液がなく
    なる; ことを特徴とする装置。
  2. (2)前記薬剤貯蔵手段が、前記電解液および前記少な
    くとも1つの薬剤を含む湿性容器と、該湿性容器を包囲
    する半透膜とを含み; 前記液体移動阻止手段が、前記湿性容器から前記皮膚へ
    の前記液体の通過を阻止する前記半透膜を含み、前記分
    路管がほぼ液体のない状態でいることを特徴とする請求
    項1記載の装置。
  3. (3)前記薬剤貯蔵手段が、前記液体および前記薬剤を
    保持するヒドロゲルを含み、 該ヒドロゲルが、当該ヒドロゲル内部での特に皮膚に対
    して横方向の水の移動を阻止する半乾濃度であり、前記
    分路管がほぼ液体のない状態でいる; ことを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. (4)前記薬剤貯蔵手段が、前記患者の皮膚にほぼ接触
    状態にある下面と、該下面に適用する疎水材料で作った
    層とを含み、前記分路管がほぼ液体のない状態でいる; ことを特徴とする請求項2記載の装置。
  5. (5)前記疎水層がシリコンで作られている;ことを特
    徴とする請求項4記載の装置。
  6. (6)前記疎水層がフルオロカーボンで作られている; ことを特徴とする請求項4記載の装置。
  7. (7)前記疎水層がオイルで作られている;ことを特徴
    とする請求項4記載の装置。
  8. (8)前記第1の電流が、前記液体移動阻止手段との組
    み合わせにおいて前記分路管が周期的時間間隔で前記液
    体により補充されるように選択された電流であり、その
    後前記液体移動阻止手段の効果および前記選択した電流
    の組み合わせによって前記分路管の前記液体が周期的間
    隔で枯渇する;ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  9. (9)前記回路手段に直列に位置し、前記周期的時間間
    隔で前記第2の電流を生み出す電流調節手段をさらに含
    み、 前記周期的時間間隔が電流調節器として一般的に用いら
    れる周期的時間間隔に較べて比較的長い周期的時間間隔
    であり; 前記増大した電流レベルが、前記周期的時間間隔で前記
    分路管の前記液体の枯渇を促進する;ことを特徴とする
    請求項8記載の装置。
  10. (10)前記電流脈動手段が、前記回路手段に直列の発
    振器である; ことを特徴とする請求項9記載の装置。
  11. (11)前記比較的長い周期的時間間隔が、数分間から
    数時間の範囲である; ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  12. (12)前記電流調節手段が、電流調節器である;こと
    を特徴とする請求項9記載の装置。
  13. (13)前記電流調節手段が、発振器である;ことを特
    徴とする請求項12記載の装置。
  14. (14)前記半透膜が、角質層に面する下面を有し;前
    記液体移動阻止手段が、該下面に適用される撥水層を含
    み; 該撥水層が、前記半透膜から前記分路管への前記電解液
    のいかなる移動も阻止する; ことを特徴とする請求項2記載の装置。
  15. (15)前記撥水層が、疎水材料で作られている:こと
    を特徴とする請求項14記載の装置。
  16. (16)前記疎水材料が、シリコンである;ことを特徴
    とする請求項15記載の装置。
  17. (17)前記疎水材料が、フルオロカーボンである;こ
    とを特徴とする請求項15記載の装置。
  18. (18)前記疎水材料が、パラフィンである;ことを特
    徴とする請求項15記載の装置。
  19. (19)前記液体移動阻止手段が、半乾濃度の一様な異
    方性ヒドロゲルで作られた前記薬剤貯蔵手段を含み、前
    記分路管へと該ヒドロゲルを通過する前記電解液の量を
    制限し、以て前記分路管が前記薬剤容器からの前記第1
    の電流を通さない; ことを特徴とする請求項1記載の装置。
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