JPS6329037A - バイパス流量制御装置 - Google Patents

バイパス流量制御装置

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JPS6329037A
JPS6329037A JP17246586A JP17246586A JPS6329037A JP S6329037 A JPS6329037 A JP S6329037A JP 17246586 A JP17246586 A JP 17246586A JP 17246586 A JP17246586 A JP 17246586A JP S6329037 A JPS6329037 A JP S6329037A
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一好 西堀
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Shigehiko Tajima
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関のバイパス吸気通路の通気流量を制
御するバイパス流量制御装置に関する。
[従来の技術] 従来バイパス流量制御装置として、バイパス吸気通路内
に設Cプられる弁体をステッピングモータや直流モータ
等のアクチュエータを用いて開閉制御するものが知られ
ている。制御装置が内燃機関の運転状態に応じた位相あ
るいは賑幅の励11電流を前記アクチュエータとしての
モータに通電し、弁体を開閉するのである。
しかし、上記のごとき構成のバイパス流量制御装置にあ
っては、制御装置が制御能力を喪失するような場合、例
えば制御装置としてのマイクロコンピュータが強電界中
で暴走するような場合に次のような問題がめった。
モータに対する励磁信号を与える制御装置が暴走を始め
ると、モータへの励磁電流は遮断されるか、あるいは完
全なシュート状態となるかの2極的状況に陥る。従って
、この状態下のモータに駆動される弁体は、バイパス吸
気通路を仝閉とするか、あるいは全開とするかのいずれ
かの状態にまで開閉されることになる。このため、内燃
機関のアイドル運転時の吸入空気量が過多となって異常
に高い回転数となったり、あるいは充分な空気量を吸入
することが困難となってエンジンストールに至ることと
なる。
そこで、特開昭59−34449号公報に開示される非
常時安全運転装置なるものが提案されている。この装置
によれば、制御装置暴走時には別途備えられる所定デユ
ーティの発(膜回路が前記弁体を駆動するアクチュエー
タに励fti電流を供給するよう構成されている。この
ため、該弁体は上記所定デユーティで決定される通気流
量だ【プバイパス吸気通路を通過させて内燃機関のアイ
ドル回転数を良好に保つことができるのでおる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記のごときバイパス流量制御装置にあっても
未だに十分なものではなく、次のような問題点があった
すなわち、バイパス流量制御装置として新たな発撮回路
という構成要素が必要となりバイパス流量制御装置の容
積の増大、消費電力の増大を招来することになり、コス
トも上昇する。
また、発]辰回路自体に牧師を生じたり、そのデユーテ
ィが変動するような誤動作を発生する可能性がおり、完
全なる安全設計であるとはいえないのである。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
、安価、かつ、小型で消費電力が小ざく、しかも、確実
に制御装置暴走時のバイパス吸気通路の通気流mを調節
することができるバイパス流量制御装置を提供すること
をその目的としている。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] 上記、問題点を解決するために本発明の構成した手段は
第1図の基本的構成図に示すごとく、内燃機関EGのバ
イパス吸気通路BIに設けられ該バイパス吸気通路8I
の通気流■が所定の吸気量となる開度において安定に停
止する弁体C1−Aと、該弁体C1−Aを前記安定状態
から駆動して通気流量を増減変更するアクチュエータC
1−Bとからなるバイパス量制御弁C1と、前記内燃機
関EGの運転状態に応じて定まるバイパス吸気通路BI
の通気流量と前記所定の吸気量との差に基づいた駆動信
号を前記アクチュエータC1−Bに出力する制御手段C
2とを備えることを特徴とするバイパス流量制御l装置
をその要旨としている。
[作用] 本発明のバイパス流口制御装置においてバイパス量制御
弁C1とは、バイパス吸気通路BIを通過する空気量、
すなわち通気流量を可変とする弁体C1−Aと該弁体C
1−Aを駆動するアクチュエータC1−8とからなる。
弁体C1−AとアクチュエータC1−Bとの関係は、ア
クチュエータC1−Bが何等弁体C1−Aに作用しない
とき弁体C1−Aが所定の通気流量を許可する開度にな
るように予め設定されている。また、弁体C1−Aはそ
の開度で最も安定し、アクチュエータC1−Bで開度を
変更されても、アクチュエータC1−Bの作用が無くな
ると再度所定の安定した開度にまで復帰する。
例えば、スプリング等により保持して何等のカを作用さ
せないとぎに全ての力が平衡して一定開度で安定してい
る弁体C1−Aを、アクチュエータC1−8で駆動した
後にその駆動を取り除くならば、再度弁体C1−Aは力
の均衡点でおる一定開度に戻る。このように、弁体C1
−Aには安定に停止する機能を、アクチュエータC1−
Bは上記安定な開度を強制的に変更する駆動力を備える
制御手段C2は、上記バイパス量制御弁C1のアクチュ
エータC1−8に駆動信号を与え、該アクチュエータC
1−8の弁体C1−Aに作用する駆動力の大きざを司る
。駆動信号は、内燃機関EGの運転状態に応じて定まる
通気流量、すなわち内燃機関EGが安定した運転を行う
ために必要となる通気流量と前記弁体C1−Aが安定し
ている開度で内燃機関EGに吸入される通気流量との差
に基づいて決定される。弁体C1−Aは駆動制御の初期
状態として予め所定開度に安定しているため、その初期
状態における通気流量と内燃機関口Gの運転状態から定
まる通気流量との間にある隔りを求め、その隔りを補償
することのできる駆動信号をアクチュエータC1−8に
出力するのである。
以下、本発明をより具体的に説明するため、実施例を挙
げて詳述する。
[実施例] 第2図は、本発明の実施例であるバイパス流量制御装置
を搭載する内燃機関システムの概略構成である。
図において1はエンジン、2はピストン、3は点火プラ
グ、4は排気マニホールド、5は排気マニホールド4に
備えられ、排ガス中の残存酸素濃度を検出する酸素セン
サ、6は各気筒に対してそれぞれ設けられた燃料を噴射
する燃料噴射弁、7は吸気マニホールド、7aは吸気マ
ニホールド7の接続される吸気ポート、7bは吸気バル
ブ、8は吸気マニホールド7に備えられ、エンジン本体
1に送られる吸入空気の温度を検出する吸気温センサ、
9はエンジンの冷却水温を検出する水温センサ、10は
スロットル弁、11はスロットルバルブ10に連動し、
スロットル弁10の開度に応じた信号を出力するスロッ
トルポジションセンサ、12はスロットル弁10を迂回
する空気通路であるバイパス路、13はバイパス路12
の開口面積を制御してアイドル回転数を制御するアイド
ルスピードコントロールバルブ(ISCV)、14は吸
入空気量を測定するエアフロメータ、15は吸入空気を
浄化するエアクリーナをそれぞれ表わしている。
また、16は点火コイルを備え点火に必要な高電圧を出
力するイグナイタ、17は図示していないクランク軸に
連動し上記イグナイタ16で発生した高電圧を各気筒の
点火プラグ3に分配供給するディストリビュータ、18
はディストリビュータ17内に取り付けられ、ディスト
リビュータ17の1回転、即ちクランク軸2回転に24
発のパルス信号(クランク角信号)を出力する回転数セ
ンサ、1つはディストリビュータ17の1回転に1発の
パルス信号を出力する気筒判別セン9゛、20は電子制
御回路をそれぞれ表わしている。
次に上記l5CV13の構成の詳細を第3図に示す。第
3図はl5CV13の縦断面図、また第4図はそのX−
X線断面図、第5図はXI−XI線断面図である。l5
CV13のボディ50には流通孔52が穿設されており
、この流通孔52と前記バイパス路12とが連結されて
いる。流通路52の中央部には弁体収容部54が形成さ
れ、その収容部54には回転角度によって流通路52の
有効面積を可変とする回転式の弁体56が配設されてい
る。この弁体56を駆動するアクチュエータとなるもの
が回転型電磁駆動装買(以下、回転型ソレノイドという
)58で、ボディ50に取り付けられた磁性ケース60
の内側に設けられた磁性体からなる中央部に貫通孔を有
する突極64と、突極64の外面に沿って巻回された一
対のコイル62a、62bと、突極64と対向した位置
に固着された円柱形の永久[i66を有するシャフト6
8と、一端部をホルダ70を介して回転型ソレノイド5
8に保持し、弛端をシャフト68に固定したトーション
バー72とから成り、シャフト68と前記弁体56とが
固着されている。
また、本実施例のl5CV13は、弁体56の回転量を
、エンジン1の冷却媒体である図示しないエンジンオイ
ルの温度に応じて最適範囲内となるように規制する温度
規制部74を備えている。
この温度規制部74は、ボディ50に固着されたハウジ
ング75に取付けられた介在部76を介して軸受79に
枢支されたストッパ78と、このストッパ78の下端側
の小径部に内側終端が固着され、外側終端が介在部材7
6から下方に向けて立設されたピン80に固着された感
湿部としてのバイメタル82とからなり、第5図に示す
ように、弁体56に形成されたレバー56aが、ストッ
パ78の開ロア8a内に位置して、弁体56の作動量が
ストッパ78により規制されるようになっている。なお
、軸受79はシール材としての殿能も有するものでおる
ハウジング75と介在部材76との間には、エンジンオ
イルが導入される冷却媒体室84が形成され、その冷!
媒体室84に前記バイメタル82が収容されるようにな
っている。そして、この冷却媒体窄84にエンジンオイ
ルが導入されるように入口通路75a、出口通路75b
が設けられている。
第6図が上記のごとく構成されるl5CV13のアクチ
ュエータでおる回転型ソレノイド58の動作説明図で必
る。コイル62a、62bの一方端子はともにバッテリ
電源に接続されており、伯方端に、Lが前記した電子制
御回路20に接続される。例えば、この端子に、Lに第
7図に示すような全く逆の位相の1辰幅+Bでおるパル
ス信号が電子制御回路20から与えられたとすると、コ
イル62a、62bにパルス信号のデユーティ比に比例
した磁界が生じ、永久磁石66に回転力が発生する。こ
の回転力に従って永久磁石66が回転すると、その回転
変化に応じた反対方向への回転力がトーションバー72
に発生し、これらの回転力の均衡する回転位置に静止す
る。
すなわち、l5CV13は端子に、Lに印加するパルス
信号のデユーティ比が50%のとき、2つのコイル62
a、62bによる磁界が同一の大きざで反対方向に発生
して永久磁石66は何等の信号入力とないときと同じく
駆動されずに静止しているが、パルス信号のデユーティ
比を50%以上としたとき時計方向へ、50%以下とし
たとき反時計方向へ回転駆動され、トーションバー72
の反回転力と均衡して静止することになる。
このように、正逆回転の可能な永久磁石66を有するシ
Vフト68に弁体56が固着されていることは既に前述
したが、その固着はシVフ1−68が何等回転しないと
き、すなわち、コイル62a。
62bに50%デユーティのパルス信号が与えられてい
るか、あるいは何等の信号も入力されていないとき、所
定量の通気がなされるようになされている。その固着の
関係を表わしたものが第8図である。図示のごとく、パ
ルス信号皆無、あるいは50%デユーティのとき弁体5
6は僅かに開いた状態であり、約15m3 /Hrの通
気流量が許可されている。
上)ホのこと<l5CV13は、電子制御回路20から
のパルス信号によって通気流量を自由にコントロールす
ることができるが、その通気流量の制御能力には上限、
下限が存在する。前述したように本実施例で使用するl
5CV13には温度規制部74が着設されており、エン
ジンオイルの温度を感知するバイメタル82の駆動によ
りストッパ78が弁体56に形成されたレバー56aと
嵌合しつつ、その回動を規制するのである。このエンジ
ンオイルの温度に対する弁体56の開度制限により、l
5CV13のエンジンオイル温度に対する制御可能な通
気流量の上下限は第9図に示すようになる。これにより
、暖機後等に無用に多くの通気流量を許可することもな
く、常に最適範囲内でバイパス吸気通路の通気流量を約
束する。
以上のような構成のエンジン1のシステムは、電子制御
回路20により制御が司られている。次にこの電子制御
回路20の構成、および動作について詳述する。
第10図は、電子制御回路20の電気回路ブロック図で
おる。
90は各センサより出力されるデータを制御プログラム
に従って入力及び演算すると共に、燃料噴射弁6、l5
CV13、イグナイタ16等の各種装置を作動制御等す
るための処理を行うセントラルプロセシングユニット(
CPU)、91は後述する制御プログラムやマツプ等の
データが格納されるリードオンリメモリ(ROM>、9
2は電子制御回路20に入力されるデータや演算制御に
必要なデータが一時的に読み書きされるランダムアクセ
スメモリ(RAM) 、93は図示けぬキースイッチが
オフされても以後のエンジン作動に必要なデータ等を保
持するよう、バッテリによってバックアップされたバッ
クアップランダムアクセスメモリ(バックアップRAM
) 、94は図示していない入力ポートや必要に応じて
設けられる波形整形回路、各センサの出力信号をCPU
90に選択的に出力するマルチプレクサ、アナログ信号
をデジタル信号に変換する△/D変換器、等が備えられ
た入力部をそれぞれ表わしている。95は後述するよう
に入力ポート等の他に出力ポートが設けられ燃料噴射弁
6、l5CV13、イグナイタ16をCPU90の制御
信号に従って駆動する駆動回路等が備えられた入・出力
部、96は、CPU90.ROM91等の各素子及び入
力部94、入・出力部95を結び各データが送られるパ
スラインをそれぞれ表わしている。
第11図が、前記入・出力部95のより詳細なブロック
図である。図のように入・出力部95には、CPU90
フ工イル時に点火時期信号eおよび燃料噴射信号fを所
定のバックアップ信号に切り替えるためのCPUフェイ
ル時バックアップ回路97、同様ニCP U 7 ニー
i’ )L/時に、l5CV13へのパルス信号に、L
を遮断するためのCPUフェイル時信号遮断回路98、
およびパルス発生回路99が内蔵されている。
まず、CPUフェイル時バックアップ回路97について
説明する。回転数センサ18および気筒判別センサ19
からのクランク角度信号a、bをバッファ95a、95
bを介して入力しているCPUフェイル検出回路97a
は、CPU90からのイグナイタ16向けの点火信@C
をモニタしており、所定回数以上点火信@Cを観測しな
かった場合に出力Ωを生じ、4つのスイッチSW1〜S
W4を一斉に切替える。すなわち、それまでCPU90
からパスライン96を介して伝搬されて来た点火信号C
および燃料噴射信号dを直接イグナイタ16、燃料噴射
弁6への出力信号e、fとしていた状態から、点火信号
バックアップ回路97bおよび燃料噴射信号バックアッ
プ回路97cの出力に切替え、同時にCPUフェイル時
信号遮断回路98に働きかけてl5Cv13へのパルス
信号に、Lを遮断するのである。上記した点火信号バッ
クアップ回路97b、燃料噴射信号バックアップ回路9
7Gとは、常時クランク角度信号a。
bを入力しており、その信号から所定の点火時期信号、
燃料噴射信号を発生するものでおる。
なお、CPU90正常時G、l:l5CV13へ出力さ
れるパルス信号に、Lは、図示のようにCPU90から
パスライン96を介して伝搬されてくる信号をパルス発
生回路99にて唯一のパルス信号りに変換した後、一方
へは直接、他方へはNOT回路95Gを介して反転して
出力することで得られる信号であり、回転型ソレノイド
58の動作原理にて前述したように位相の逆転したパル
ス信号となるのである。また、バッファ95d、95e
はこのようにして得られるパルス信号をバッテリ電圧十
Bにまで高めるための動きをする。
次に、パスライン96からの情報よりパルス信号りを発
生する上記パルス発生回路99について、第12図に基
づき説明する。CPU90により俊述のごとく計算され
たデユーティ比を決定する情報はパスライン96からア
ウトプットコンベアレジスタ99aにセットされ、実時
間がクロックよりセットされるタイマカウンタ99bの
内容とディジタルコンパレータ99Gにて比較される。
そして、両者の値が一致したとき、ディジタルコンパレ
ータ99GからOR回路99dに入力信号が出力される
。一方、Dフリップフロップ(以下、D−FFという〉
99eはパスラインからのセット信号によりセットされ
て次段のD−FF99fに所望時刻に出力を生じさせる
ことができる。従つで、アウトプットコンベアレジスタ
99aにパルス信号の終了時刻をセットしておくならば
、D−FF99eをセットする所定の時刻から上記セッ
トした終了の時刻までの任意の期間だけD−FF99f
を出力状態とする発撮器として作動するのである。
以上、そのハード構成について詳述した本実施例のエン
ジンシステムにおいて、CPU90は以下のごとき各制
御プログラムを所定のタイミングで実行し、エンジン1
を良好な運転状態にill 1illllする。
まず、CPU90の実行する最も基本的な制御プログラ
ムでおるメインルーチンにつき、第13図のフローチャ
ートに沿って説明する。
本ルーチンが、エンジン1の燃料噴射制御、アイドルス
ピード制御および点火遅角制御を実行するためのもので
、CPU90は、エンジン1の胎動時点から所定時間毎
に本ルーチンの処理を繰り返し実行する。CPU90は
本ルーチンの処理に入るとまず初めに燃料噴射ii1 
l!I]を実行する(ステツブ100’)。この制御は
、周知のようにR新のエンジン回転数、吸入空気量、エ
ンジン冷却水温等の前記した各センサからの検出結果よ
りエンジン1に対する最適な燃料噴射量を算出するもの
である。この制御を完了すると、CPU90は前回の本
ルーチンの処理から32msを経過したか否かについて
判断する。これは、後述するアイドルスピード制御を3
2m5毎に実行するためのタイミングを図るためで、3
2m5経過以前でおればアイドルスピード制御を実行せ
ず直接次のステップ400へ進み、32msを経過した
と判断したときにのみアイドルスピード制御(ステップ
300)を実行する。
ステップ400は、クランク角180’CA毎に実行す
る点火時期制御11(ステップ500)の実行タイミン
グを計るためのもので、回転数センサ18の検出結果か
ら現在が点火時期制御を実行する180’ CAである
ときには処理を点火時期制御(ステップ500)へ移し
、それ以外であれば本ルーチンを終了する。
上記した燃料噴射制御1魚火時期制御については本実施
例に特に特殊な点はなく、周知の空燃比フィードバック
制御やパワー増量制御、またエンジン出力抑制のための
遅角制御等各種の制御をエンジン1の運転状態に応じて
適宜実行しているのであり、ここでは詳述しない。
次に、上記アイドルスピード制御(ステップ300)の
詳細につぎ、第14図のフローチャートに基づいて説明
する。図14のフローは図13ステツプ300の詳細フ
ローである。
第14図のフローチャートにおいて、まず、ステップ3
10にて、エンジン1が停止しているか否かの判定を行
う。エンジン1が停止している場合は、エンジン1に空
気量を供給する必要がないため、ステップ312にて、
デユーティを0%とする。一方、エンジン1が停止して
いない場合は、ステップ314にて、見込み処理を行う
。見込み処理とは、電気負荷時やエアコンが作動中であ
る時に、エンジン回転数の低下を防ぐため、補正デユ−
ティを算出する。続くステップ316では、始動状態(
エンジン回転数≦40Or pm)か否かの判定を行い
、始動状態の場合には、始動時における特別な処理、す
なわら、ステップ318の始動時制御を行う。ここで、
胎動時制御とは、アイドルスピードコントロールバルブ
のバラツキや経時変化を吸収するデユーティ比の学習値
、エンジン冷却水温により定まるデユーティ比、ステッ
プ314で求めた見込み値、冷却水温により定まる始動
時アイドルアップデユーティを加算して、制御デユーテ
ィを求めて、後)ホするステップ332に移る処理であ
る。始動状態でないとステップ316で判断された時、
ステップ320のダッシュポット制御を行う。ここで実
行されるダッシュポット制御では、エンジン回転数≦2
000rl)mでの減速時に、エンジン回転数の低下を
救うため、制御デユーティに加算する補正デユーティを
求める。こうしてエンジン1の運転状態に応じたデユー
ティの決定が終了すると、処理はステップ322へと進
み、オープンループ制御を実行して、現在のエンジン冷
却水温により定まるデユーティ比、児込み値、ダッシュ
ポット補正デユーティ比と学習値を加詐したR縮約な制
御デユーティ比を求める。
次に、実行されるステップ324では、所定のフィード
バック条件が成立しているか否かを判定する。フィード
バック条件とは、スロットル弁10が全開であり、車速
≦2Nm/h、エアコン信号がOFFの全ての条件を満
足していることをいう。
このフィードバック条件が不成立時には、後述するステ
ップ332の上下限ガード処理に移行する。
一方、フィードバック条件が成立している時、ステップ
326のフィードバック制御の実行へと移行する。フィ
ードバック制御では、エンジン冷却水温により淀まるデ
ユーティ比、見込み値、エンジン冷却水温により定まる
目標回転数と現在のエンジン回転数との差より求まる積
分デユーティと比例デユーティとの加算より、フィード
バック制御時の最終的な制御デユーティを求める。こう
してオープンループ制御時、フィードバック制御時いず
れかの制御デユーティが算出されると、続いてステップ
328において、エンジン冷却水温(THW>が80’
C以上おるか否かを判定する。
この判定の結果がTI−IW<80’Cの時、ステップ
332の上下限ガード処理に移行し、逆に判定結果がT
HW≧80’Cであり暖機後であると判定される時、ス
テップ330の学習制御を行なう。ここで、学習制御と
は、エンジン回転数とエンジン冷却水温から求まる目標
回転数との差と、積分項と学習値との差の2つより求ま
る量より、学習値を変更して行くことであり、アイルト
スピード制御の経時変化を学習値として反映することが
できる。こうした一連の処理の後に実行されるステップ
332の上下限ガード処理は、上述のようにして求めら
れた制御デユーティに、エンジン冷却水温より求まる上
下限ガード値と比較し、上下限ガード値からはずれる場
合は、上下限ガード値とし、制御デユーティを規制する
ものである。こうした、アイドルスピード制御300を
実行することで、制御デユーティが決定されるが、CP
U90は4ms毎にタイマ割込ルーチンを実行すること
でその制御デユーティを第12図にて前述したアウトプ
ットコンベアレジスタ99aにセットする。次にこのタ
イマ割込ルーチンについてそのフローチャートでおる第
15図、およびデユーティ出力制御のタイミングチャー
トである第16図に従って説明する。CPU90が4.
 m s割込ルーチンの処理に入ると、まず、ステップ
600にて、前記ステップ300で算出した制御デユー
ティが0%か否かの判定をする。制御デユーティが0%
の時、ステップ602にてオープン出力を即時OFFす
る。ここでオープン出力とは、前記第12図においてD
−FF99eを作動させ、l5CV13駆動用の信号り
のことである。一方、制御デユーティが0%でない時に
はステップ604にて即時、オープン出力をONさせる
。すなわら、D−FF99eをセットして信号りの出力
を即座に開始するのである。そして、次に、ステップ6
06にてデユーティ比に相当する時間(T1)を現在の
実時間をカウントしているタイマカウンタに加算して信
号りの出力終了時刻を算出し、その(直をステラ160
8にて、前記第12図のアウトプットコンベアレジスタ
99aにセットする。そして、ステップ610にてD−
FF99eをリセットして次回の処理に備える。なあ、
このように、D−FF99eを直ちにリセットしても、
次段のD−FF99fによって信号りは出力され続ける
ことは勿論であるー。こうした一連の処理により4ms
のタイマ割込を終了する。この4msタイマ割込にて設
定したアウトコンベアレジスタ99aの値に基づき第1
2図で前述したディジタルコンパレータ99Gはタイマ
カウンタ99bが一致した時、(コンベアレジスタの設
定からT1時間後)にオープン出力h@OFFするので
ある。
以上のごとく制御を司るCPU90により、エンジン1
はアイドルスピードを常に最適に保たれ、アイドル運転
は極めて安定したものとなり、無用の燃料を消費したり
、エンジンストールに至ることもない。
更に、本実施では上述のごとく制御を司るCPU90が
電磁波妨害等に遭遇して上述した各制御プログラムの処
理が実行不可能となった場合において、次のように作動
する。
第11図の説明で前述したように、CPU90が正常に
制御プログラムの処理を行っているときには、第13図
ステップ500で等比される点火時明信@Cが所定クラ
ンク角に出力される。しかし、CPU90がフェイル時
となったときには、この点火時明信@Cの出力が不規則
となり、そのCPU90のフェイル状態はCPUフェイ
ル時バックアップ回路97によって確実に検出される。
従って該CPUフェイル時バックアップ回路97のバッ
クアップ作動が開始され、燃料噴射信号、点火簡明信号
共にバックアップ用の信号に切替えられるとともにl5
CV13へのパルス信号K。
Lは遮断される。
すなわち、エンジン1はCPU90のフェイル時に拘ら
ず燃料噴射、点火時期の両制御はバックアップ用の平均
的な制御信号に切替わって以前として安定した運転を続
けることができる。しかも、l5CV13の通気流量は
、第8図において説明したように信号に、Lが遮断され
るため約15m3 /Hrとなる。従って、アイドル時
に通気流量が不足してエンジン忍トールに至ったり、過
多の通気流量のためエンジン1の回転数が異常に高くな
るといったことが回避される。
なお、上記実施例ではl5CV’13の信号K。
l断時に通気流量が約’15m3/)−1rとなるよう
に弁体56の初期状態を決定したが、これは、エンジン
1の平均的アイドル運転時に必要とする流量でおり、他
のエンジンに適用する際にはそのエンジンに適合するよ
うに適宜選択される。
発明の効果 以上、実施例を挙げて詳述したように本発明のバイパス
流量制御装置は、バイパス吸気通路に配置される弁体が
何等の駆動入力がないときでも所定の通気流量を許可す
る位置にて安定に停止するものである。
従って、その弁体の制御を実行する制御手段が何等かの
原因で制御不能となっても、常に上記所定の通気流量が
内燃機関に吸入されることになり、エンジンストールや
アイドル回転数の異常上昇が回避される。しかも、所定
流量を得るために弁体を駆動する駆動装置を別途必要と
するものでなく、バイパス流量制wJ装置の低コスト化
、小型化を達成するとともに信頼性の高い優れたバイパ
ス流量制御装置となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のバイパス流量制御装置の基本的構成を
示す基本構成図、第2図は実施例のバイパス流口制御装
置を搭載するエンジンシステム概略図、第3図ないし第
5図は同実施のl5CVの構造説明図、第6図および第
7図は同l5CVの動作説明図、第8図は同l5CVの
動作による流量制御能力説明図、第9図は同l5CVの
温度による上下限値説明図、第10図は同実施例の電気
回路説明図、第11図は同電気回路中の入・出力部の詳
細説明図、第12図は同電気回路中のパルス発生回路の
詳細説明図、第13図ないし第15図は同実施例で実行
される制御プログラムのフローチャート、第16図は同
制御プログラムにて実行されるアウトプットコンベアレ
ジスタの情報処理のタイミングチャート、をそれぞれ示
している。 C1・・・バイパス量制御弁  CI−A・・・弁体C
1−B・・・アクチュエータ C2・・・制御手段1・
・・エンジン       12・・・バイパス路13
・・・l5CV       56・・・弁体58・・
・回転型ソレノイド  78・・・ストッパ90・・・
CPU     97・・・バックアップ回路99・・
・パルス発生回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内燃機関のバイパス吸気通路に設けられ該バイパス吸気
    通路の通気流量が所定の吸気量となる開度において安定
    に停止する弁体と、該弁体を前記安定状態から駆動して
    通気流量を増減変更するアクチュエータとからなるバイ
    パス量制御弁と、前記内燃機関の運転状態に応じて定ま
    るバイパス吸気通路の通気流量と前記所定の吸気量との
    差に基づいた駆動信号を前記アクチュエータに出力する
    制御手段と を備えることを特徴とするバイパス流量制御装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60112660U (ja) * 1984-01-09 1985-07-30 富士通テン株式会社 流量制御弁
JPS60187341U (ja) * 1984-05-21 1985-12-12 トヨタ自動車株式会社 エンジンのアイドル回転数制御装置
JPS614978A (ja) * 1984-06-20 1986-01-10 Hitachi Ltd 論理集積回路

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