JP3334368B2 - ディーゼル機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
ディーゼル機関の燃料噴射制御装置Info
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- JP3334368B2 JP3334368B2 JP24631694A JP24631694A JP3334368B2 JP 3334368 B2 JP3334368 B2 JP 3334368B2 JP 24631694 A JP24631694 A JP 24631694A JP 24631694 A JP24631694 A JP 24631694A JP 3334368 B2 JP3334368 B2 JP 3334368B2
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- electronic governor
- control
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射量を電子ガバ
ナによって電子制御する燃料噴射ポンプを備えたディー
ゼル機関の燃料噴射装置に関し、特に、電子ガバナ制御
系の異常時の対策に関する。
ナによって電子制御する燃料噴射ポンプを備えたディー
ゼル機関の燃料噴射装置に関し、特に、電子ガバナ制御
系の異常時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子制御式燃料噴射ポンプを備
えたディーゼル機関の燃料噴射装置においては、機関の
回転速度,要求負荷 (アクセル開度等) 等に基づいて電
子ガバナを電子制御することにより、燃料噴射量を運転
状態に見合った適切な量に制御することができる (実開
平1−134739号参照) 。
えたディーゼル機関の燃料噴射装置においては、機関の
回転速度,要求負荷 (アクセル開度等) 等に基づいて電
子ガバナを電子制御することにより、燃料噴射量を運転
状態に見合った適切な量に制御することができる (実開
平1−134739号参照) 。
【0003】また、所定の減速状態では、運転性,燃
費,排気浄化性能等の向上を目的として燃料の噴射を停
止することが行われる。
費,排気浄化性能等の向上を目的として燃料の噴射を停
止することが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子ガバナによる減速状態での燃料噴射停止は、機関運
転状態に応じた制御回路からの信号によって燃料無噴射
位置に電子的に制御されるものであるため、制御回路が
異常を来した場合には、燃料噴射を停止すべき運転状態
となっても燃料噴射が停止されず、運転性,燃費,排気
浄化性能が悪化してしまうことがあった。尚、前記電子
ガバナが燃料無噴射位置に設定されているときに、機関
回転速度が上昇する場合に別途備えられた燃料カット弁
を閉じて強制的に燃料供給を停止するように構成したも
のもあるが、該燃料カット弁の制御系 (フェールセーフ
系) も含めて故障したような場合に対処できるものでは
なかった。
電子ガバナによる減速状態での燃料噴射停止は、機関運
転状態に応じた制御回路からの信号によって燃料無噴射
位置に電子的に制御されるものであるため、制御回路が
異常を来した場合には、燃料噴射を停止すべき運転状態
となっても燃料噴射が停止されず、運転性,燃費,排気
浄化性能が悪化してしまうことがあった。尚、前記電子
ガバナが燃料無噴射位置に設定されているときに、機関
回転速度が上昇する場合に別途備えられた燃料カット弁
を閉じて強制的に燃料供給を停止するように構成したも
のもあるが、該燃料カット弁の制御系 (フェールセーフ
系) も含めて故障したような場合に対処できるものでは
なかった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、電子ガバナ制御系に異常を生じた場合
でも、燃料噴射停止すべき運転状態では確実に燃料噴射
が停止されるようにしたディーゼル機関の燃料噴射制御
装置を提供することを目的とする。
なされたもので、電子ガバナ制御系に異常を生じた場合
でも、燃料噴射停止すべき運転状態では確実に燃料噴射
が停止されるようにしたディーゼル機関の燃料噴射制御
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は図1に実線で示すように、機関運転状態検出手
段によって検出された機関運転状態に応じて制御回路か
ら出力される制御信号により、燃料噴射量を制御するよ
うにしたディーゼル機関の燃料噴射制御装置において、
電子制御燃料噴射ポンプの燃料噴射量を制御し、通電を
遮断することによりリターン機構を介して機械的に燃料
噴射量零位置に固定させる電子ガバナと、前記電子ガバ
ナを制御する制御系の異常を検出する異常検出手段と、
前記電子ガバナ制御系の異常が検出されたときに前記電
子ガバナの通電を遮断する通電遮断手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
る発明は図1に実線で示すように、機関運転状態検出手
段によって検出された機関運転状態に応じて制御回路か
ら出力される制御信号により、燃料噴射量を制御するよ
うにしたディーゼル機関の燃料噴射制御装置において、
電子制御燃料噴射ポンプの燃料噴射量を制御し、通電を
遮断することによりリターン機構を介して機械的に燃料
噴射量零位置に固定させる電子ガバナと、前記電子ガバ
ナを制御する制御系の異常を検出する異常検出手段と、
前記電子ガバナ制御系の異常が検出されたときに前記電
子ガバナの通電を遮断する通電遮断手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る発明の装置では、異
常検出手段は、機関のアイドル状態での回転速度が所定
値より高いときに電子ガバナ制御系が異常であると検出
することを特徴とする。また、請求項3に係る発明の装
置では、図1に点線で示すように異常検出手段により異
常を検出した時点から所定時間遅延させて通電遮断手段
による通電遮断を行わせる遅延手段を含むことを特徴と
する。
常検出手段は、機関のアイドル状態での回転速度が所定
値より高いときに電子ガバナ制御系が異常であると検出
することを特徴とする。また、請求項3に係る発明の装
置では、図1に点線で示すように異常検出手段により異
常を検出した時点から所定時間遅延させて通電遮断手段
による通電遮断を行わせる遅延手段を含むことを特徴と
する。
【0008】また、請求項4に係る発明の装置では、前
記所定の遅延時間は、異常検出時の回転速度の減少変化
が大きいときは減少変化が小さいときより大きく設定さ
れることを特徴とする。また、請求項5に係る発明の装
置では、前記所定の遅延時間は、異常検出時の回転速度
が小さいときは回転速度が大きいときより大きく設定さ
れることを特徴とする。
記所定の遅延時間は、異常検出時の回転速度の減少変化
が大きいときは減少変化が小さいときより大きく設定さ
れることを特徴とする。また、請求項5に係る発明の装
置では、前記所定の遅延時間は、異常検出時の回転速度
が小さいときは回転速度が大きいときより大きく設定さ
れることを特徴とする。
【0009】また、請求項6に係る発明の装置では、前
記異常検出手段は、機関への燃料噴射量が零に設定され
る条件で機関回転速度が上昇変化したときに電子ガバナ
制御系が異常であると検出することを特徴とする。ま
た、請求項7に係る発明の装置では、電源と前記通電遮
断手段と前記電子ガバナと前記制御回路における電子ガ
バナの電流制御手段とを直列に接続して閉電気回路を構
成し、機関運転状態に応じて前記電流制御手段を制御す
ることにより、前記閉電気回路を流れる電流量を制御し
て電子ガバナの作動量を調整して燃料噴射量を制御する
と共に、前記通電遮断手段は、電子ガバナ制御系の異常
が検出された場合には、開となって閉電気回路を流れる
電流を遮断する一方、異常が検出されない場合には閉に
保持されて前記電子ガバナの制御を遂行させることを特
徴とする。
記異常検出手段は、機関への燃料噴射量が零に設定され
る条件で機関回転速度が上昇変化したときに電子ガバナ
制御系が異常であると検出することを特徴とする。ま
た、請求項7に係る発明の装置では、電源と前記通電遮
断手段と前記電子ガバナと前記制御回路における電子ガ
バナの電流制御手段とを直列に接続して閉電気回路を構
成し、機関運転状態に応じて前記電流制御手段を制御す
ることにより、前記閉電気回路を流れる電流量を制御し
て電子ガバナの作動量を調整して燃料噴射量を制御する
と共に、前記通電遮断手段は、電子ガバナ制御系の異常
が検出された場合には、開となって閉電気回路を流れる
電流を遮断する一方、異常が検出されない場合には閉に
保持されて前記電子ガバナの制御を遂行させることを特
徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明に係る装置では、電子ガバナの
制御系に異常が検出されると、所定の運転状態では電子
ガバナの通電が遮断されることにより、電子ガバナがリ
ターンスプリング等のリターン機構によって機械的に燃
料無噴射位置に固定され、それによって燃料の噴射が停
止され、運転性,燃費,排気性状の改善を確保すること
ができる。
制御系に異常が検出されると、所定の運転状態では電子
ガバナの通電が遮断されることにより、電子ガバナがリ
ターンスプリング等のリターン機構によって機械的に燃
料無噴射位置に固定され、それによって燃料の噴射が停
止され、運転性,燃費,排気性状の改善を確保すること
ができる。
【0011】請求項2の発明に係る装置では、機関のア
イドル状態であるときに回転速度が所定値より高く、本
来のアイドル回転速度を超えるような場合に電子ガバナ
の制御系が異常であると検出する。請求項3の発明に係
る装置では、異常検出手段により異常が検出された時点
から所定時間遅延して通電遮断手段による電子ガバナの
通電遮断が行われるため、該遅延期間中に通常行われて
いるような減速時の回転速度減少を緩やかにするような
制御が十分に遂行されてから、燃料噴射を停止させるこ
とができる。
イドル状態であるときに回転速度が所定値より高く、本
来のアイドル回転速度を超えるような場合に電子ガバナ
の制御系が異常であると検出する。請求項3の発明に係
る装置では、異常検出手段により異常が検出された時点
から所定時間遅延して通電遮断手段による電子ガバナの
通電遮断が行われるため、該遅延期間中に通常行われて
いるような減速時の回転速度減少を緩やかにするような
制御が十分に遂行されてから、燃料噴射を停止させるこ
とができる。
【0012】請求項4の発明に係る装置では、前記所定
の遅延時間が、異常検出時の回転速度の減少変化が大き
いときは減少変化が小さいときより大きく設定され、こ
れにより、上記のような減速時の制御が回転速度の減少
変化が大きいときほど長引くので、該制御時間に見合っ
て燃料噴射停止を遅らせることができる。請求項5の発
明に係る装置では、前記所定の遅延時間が、異常検出時
の回転速度が小さいときは回転速度が大きいときより大
きく設定され、これにより、減速時のトルク変化に対す
る影響の大きい低回転速度域では燃料噴射停止を遅らせ
ることにより、上記影響を緩和できる。
の遅延時間が、異常検出時の回転速度の減少変化が大き
いときは減少変化が小さいときより大きく設定され、こ
れにより、上記のような減速時の制御が回転速度の減少
変化が大きいときほど長引くので、該制御時間に見合っ
て燃料噴射停止を遅らせることができる。請求項5の発
明に係る装置では、前記所定の遅延時間が、異常検出時
の回転速度が小さいときは回転速度が大きいときより大
きく設定され、これにより、減速時のトルク変化に対す
る影響の大きい低回転速度域では燃料噴射停止を遅らせ
ることにより、上記影響を緩和できる。
【0013】請求項6の発明に係る装置では、機関への
燃料噴射量が零に設定される条件で本来ありない上昇変
化を生じているときに電子ガバナ制御系が異常であると
検出する。また、請求項7に係る発明の装置では、電子
ガバナ制御系の異常検出時には直列に接続された閉電気
回路の途中にある通電遮断手段を開とすることによっ
て、電子ガバナの通電が遮断されるので電流制御手段に
よる電子ガバナの制御が異常であっても確実に燃料噴射
を停止させることができる。
燃料噴射量が零に設定される条件で本来ありない上昇変
化を生じているときに電子ガバナ制御系が異常であると
検出する。また、請求項7に係る発明の装置では、電子
ガバナ制御系の異常検出時には直列に接続された閉電気
回路の途中にある通電遮断手段を開とすることによっ
て、電子ガバナの通電が遮断されるので電流制御手段に
よる電子ガバナの制御が異常であっても確実に燃料噴射
を停止させることができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図2は、本発明に係るディーゼル機関の燃料噴射制
御装置の全体システム構成を示し、図3,図4は同上装
置における電子制御燃料噴射ポンプの要部を拡大して示
したものである。これらの図において、ディーゼル機関
1には燃焼室に燃料噴射する燃料噴射弁2が装着され、
該燃料噴射弁2に燃料を圧送する電子制御燃料噴射ポン
プ3が備えられている。燃料噴射ポンプ3は、軸方向に
往復動すると共に軸周りに回転しつつ燃料を機関1の各
気筒に分配して供給するプランジャ31を有し、該プラン
ジャ31の端部に嵌挿されたコントロールスリーブ32の軸
方向位置を制御することによってプランジャ31に形成さ
れた燃料カットオフポート31aがコントロールスリーブ
32の端縁から外れて開放されて燃料噴射終了時期を制御
し、以て燃料噴射量が制御される。前記コントロールス
リーブ32の軸方向位置の制御が、電子ガバナ33によって
行われる。即ち、電子ガバナ33のロッド33a先端に偏心
して形成された球状部33bが前記コントロールスリーブ
32の側面に形成された溝孔に係合し、ロッド33aを電磁
力で軸周りに回転駆動することにより、図示のようにコ
ントロールスリーブ32が軸方向に移動するようになって
いる。尚、燃料の噴射開始時期はタイミングコントロー
ルバルブ34により、前記プランジャ31を、該プランジャ
31に係合して回転駆動させる駆動軸35に対して軸周り相
対位置をずらすことにより行われる。
る。図2は、本発明に係るディーゼル機関の燃料噴射制
御装置の全体システム構成を示し、図3,図4は同上装
置における電子制御燃料噴射ポンプの要部を拡大して示
したものである。これらの図において、ディーゼル機関
1には燃焼室に燃料噴射する燃料噴射弁2が装着され、
該燃料噴射弁2に燃料を圧送する電子制御燃料噴射ポン
プ3が備えられている。燃料噴射ポンプ3は、軸方向に
往復動すると共に軸周りに回転しつつ燃料を機関1の各
気筒に分配して供給するプランジャ31を有し、該プラン
ジャ31の端部に嵌挿されたコントロールスリーブ32の軸
方向位置を制御することによってプランジャ31に形成さ
れた燃料カットオフポート31aがコントロールスリーブ
32の端縁から外れて開放されて燃料噴射終了時期を制御
し、以て燃料噴射量が制御される。前記コントロールス
リーブ32の軸方向位置の制御が、電子ガバナ33によって
行われる。即ち、電子ガバナ33のロッド33a先端に偏心
して形成された球状部33bが前記コントロールスリーブ
32の側面に形成された溝孔に係合し、ロッド33aを電磁
力で軸周りに回転駆動することにより、図示のようにコ
ントロールスリーブ32が軸方向に移動するようになって
いる。尚、燃料の噴射開始時期はタイミングコントロー
ルバルブ34により、前記プランジャ31を、該プランジャ
31に係合して回転駆動させる駆動軸35に対して軸周り相
対位置をずらすことにより行われる。
【0015】前記電子ガバナ33は、制御回路4内部のC
PUで後述するように演算されて出力される制御信号に
よって内部の電流制御回路 (請求項7における電流制御
手段に相当) が電流量を制御することにより、作動量が
制御される。即ち、制御回路4には、回転速度センサ5
によって検出された機関の回転速度Nと、アクセルセン
サ6によって検出されたアクセル開度θ (要求負荷) と
の信号が入力され、電子ガバナ33の駆動量つまり燃料噴
射量は、基本的には機関回転速度Nとアクセル開度θと
をパラメータとして設定される。また、制御回路4には
前記アクセルセンサ6と一体に設けられアクセル開度の
所定値以下でONとなるアイドルスイッチ7,燃料温度
を検出する燃温センサ8,機関冷却水温度を検出する水
温センサ9等の信号も入力され、これらの信号によって
燃料噴射量が補正され、所定の減速状態では燃料噴射量
零つまり燃料の噴射が停止されるようになっている。
尚、制御回路4はバッテリ10から電力を供給されてい
る。
PUで後述するように演算されて出力される制御信号に
よって内部の電流制御回路 (請求項7における電流制御
手段に相当) が電流量を制御することにより、作動量が
制御される。即ち、制御回路4には、回転速度センサ5
によって検出された機関の回転速度Nと、アクセルセン
サ6によって検出されたアクセル開度θ (要求負荷) と
の信号が入力され、電子ガバナ33の駆動量つまり燃料噴
射量は、基本的には機関回転速度Nとアクセル開度θと
をパラメータとして設定される。また、制御回路4には
前記アクセルセンサ6と一体に設けられアクセル開度の
所定値以下でONとなるアイドルスイッチ7,燃料温度
を検出する燃温センサ8,機関冷却水温度を検出する水
温センサ9等の信号も入力され、これらの信号によって
燃料噴射量が補正され、所定の減速状態では燃料噴射量
零つまり燃料の噴射が停止されるようになっている。
尚、制御回路4はバッテリ10から電力を供給されてい
る。
【0016】また、図5に示すように前記電子ガバナ33
を常時は通電させ、制御回路4の異常発生時には通電を
遮断し、図示しないリターンスプリングによって燃料無
噴射位置に固定させる通電遮断手段としての通電遮断回
路41が設けられる。即ち、電源である前記バッテリ10
と、前記通電遮断回路41と、前記制御回路4内部の電流
制御回路とが直列に接続されて閉電気回路が構成されて
いる。
を常時は通電させ、制御回路4の異常発生時には通電を
遮断し、図示しないリターンスプリングによって燃料無
噴射位置に固定させる通電遮断手段としての通電遮断回
路41が設けられる。即ち、電源である前記バッテリ10
と、前記通電遮断回路41と、前記制御回路4内部の電流
制御回路とが直列に接続されて閉電気回路が構成されて
いる。
【0017】前記通電遮断回路41の構成を説明すると、
電子ガバナ33 (の電磁コイル) は、第1のトランジスタ
Tr1と第2のトランジスタTr2とで大略構成される
電磁ガバナスイッチSWを介してバッテリVBに接続さ
れ、常時は前記第2のトランジスタTr2をONとする
ことで第1のトランジスタTr1もONとなって電子ガ
バナ33は通電駆動されるが、前記第2のトランジスタT
r2をOFFに切り換えると第1のトランジスタTr1
もOFFとなって電子ガバナ33の通電が遮断されるよう
になっている。
電子ガバナ33 (の電磁コイル) は、第1のトランジスタ
Tr1と第2のトランジスタTr2とで大略構成される
電磁ガバナスイッチSWを介してバッテリVBに接続さ
れ、常時は前記第2のトランジスタTr2をONとする
ことで第1のトランジスタTr1もONとなって電子ガ
バナ33は通電駆動されるが、前記第2のトランジスタT
r2をOFFに切り換えると第1のトランジスタTr1
もOFFとなって電子ガバナ33の通電が遮断されるよう
になっている。
【0018】前記電子ガバナスイッチSWの切り換え用
の信号入力端子、つまり前記第2のトランジスタTr2
のベースに抵抗を介して接続される端子に、機関運転状
態の検出結果に基づいて制御回路4の電子ガバナ制御系
の異常を検出したときに電子ガバナスイッチSWをOF
Fとさせる回路が接続されている。即ち、回転速度セン
サ5から回転に同期して所定クランク角度毎に入力され
るパルスが、第1のコンパレータ42を介して2値化され
た信号としてf−v変換回路43に入力され、信号入力数
に比例したつまり回転速度Nに比例した電圧が出力され
る。該電圧は第2のコンパレータ44に入力され、所定の
回転速度N0 (例えば1800rpm)に対応する基準
電圧以上であるときにハイレベルの信号が出力され、ナ
ンド回路45の一方の入力端子に入力される。一方、前記
アイドルスイッチ7の信号が前記ナンド回路54の他方の
入力端子に入力される。
の信号入力端子、つまり前記第2のトランジスタTr2
のベースに抵抗を介して接続される端子に、機関運転状
態の検出結果に基づいて制御回路4の電子ガバナ制御系
の異常を検出したときに電子ガバナスイッチSWをOF
Fとさせる回路が接続されている。即ち、回転速度セン
サ5から回転に同期して所定クランク角度毎に入力され
るパルスが、第1のコンパレータ42を介して2値化され
た信号としてf−v変換回路43に入力され、信号入力数
に比例したつまり回転速度Nに比例した電圧が出力され
る。該電圧は第2のコンパレータ44に入力され、所定の
回転速度N0 (例えば1800rpm)に対応する基準
電圧以上であるときにハイレベルの信号が出力され、ナ
ンド回路45の一方の入力端子に入力される。一方、前記
アイドルスイッチ7の信号が前記ナンド回路54の他方の
入力端子に入力される。
【0019】したがって、アイドル状態であって、か
つ、機関回転速度Nが前記所定の回転速度N0 以上であ
るときに、ナンド回路54の出力がローレベルとなって、
前記電子ガバナスイッチSWの切り換え用の信号入力端
子に出力され、その結果、電子ガバナスイッチSWはO
FFとなり、電子ガバナ33への通電が遮断される。即
ち、制御回路4に含まれる電子ガバナ33の制御系に異常
が発生して定常アイドル状態で機関回転速度Nが高過ぎ
る状態になっているときには、電子ガバナ33への通電が
遮断される。その結果、電子ガバナ33に装着されている
リターンスプリングにより、電子ガバナ33は燃料無噴射
位置に固定され、燃料噴射が停止されるので、アイドル
状態での回転速度過昇等運転性の悪化を防止できる。
つ、機関回転速度Nが前記所定の回転速度N0 以上であ
るときに、ナンド回路54の出力がローレベルとなって、
前記電子ガバナスイッチSWの切り換え用の信号入力端
子に出力され、その結果、電子ガバナスイッチSWはO
FFとなり、電子ガバナ33への通電が遮断される。即
ち、制御回路4に含まれる電子ガバナ33の制御系に異常
が発生して定常アイドル状態で機関回転速度Nが高過ぎ
る状態になっているときには、電子ガバナ33への通電が
遮断される。その結果、電子ガバナ33に装着されている
リターンスプリングにより、電子ガバナ33は燃料無噴射
位置に固定され、燃料噴射が停止されるので、アイドル
状態での回転速度過昇等運転性の悪化を防止できる。
【0020】また、上記の条件以外のとき、つまり、非
アイドル時 (通常走行時) で機関回転速度Nが所定回転
速度N0 以上のとき及びアイドル時で機関回転速度Nが
所定回転速度N0 未満のときは、ナンド回路45の出力が
ハイレベルに保持されるので、電子ガバナスイッチSW
はONのままで電子ガバナ33への通電が継続され、燃料
噴射が行われる。
アイドル時 (通常走行時) で機関回転速度Nが所定回転
速度N0 以上のとき及びアイドル時で機関回転速度Nが
所定回転速度N0 未満のときは、ナンド回路45の出力が
ハイレベルに保持されるので、電子ガバナスイッチSW
はONのままで電子ガバナ33への通電が継続され、燃料
噴射が行われる。
【0021】ところで、上記のように電子ガバナ33への
通電が遮断される条件は、制御回路4に異常があって定
常アイドル状態で機関回転速度Nが高過ぎるときの他、
正常時でも所定回転以上の減速状態では通電が遮断され
ることになるが、所定の減速状態では前記したように運
転性,燃費,排気浄化性能の向上を目的として燃料噴射
が停止されること (所謂燃料カット) が一般に行われる
ので、該燃料カット条件に合わせて、前記所定の回転速
度N0 を設定することにより、制御回路4による制御と
平行して燃料噴射停止制御が二重に行われるようにして
おけばよい。
通電が遮断される条件は、制御回路4に異常があって定
常アイドル状態で機関回転速度Nが高過ぎるときの他、
正常時でも所定回転以上の減速状態では通電が遮断され
ることになるが、所定の減速状態では前記したように運
転性,燃費,排気浄化性能の向上を目的として燃料噴射
が停止されること (所謂燃料カット) が一般に行われる
ので、該燃料カット条件に合わせて、前記所定の回転速
度N0 を設定することにより、制御回路4による制御と
平行して燃料噴射停止制御が二重に行われるようにして
おけばよい。
【0022】その場合、正常状態での減速運転時には所
定回転速度N0 以上のアイドル状態で電子ガバナスイッ
チSWがOFFとなってから、所定回転速度N0 未満に
低下すると電子ガバナスイッチSWはONとなるが、制
御回路33により、燃料カット後燃料供給を再開する回転
速度N1 (復帰回転速度) は一般に燃料カットを開始す
るときの回転速度つまり前記所定回転速度N0 より低速
度に設定されているので、該復帰回転速度以下となるま
では、燃料カットが継続して行われることとなる。但
し、所定回転速度N0 以上のアイドル状態で電子ガバナ
スイッチSWがOFFとなってから、復帰回転速度N1
(<N0 ) 以下となるまで、電子ガバナスイッチSWを
OFFに維持するようなヒステリシス特性を持たせるよ
うに通電遮断回路を構成してもよく、その場合は、制御
回路33による燃料カット機能に異常が発生した場合で
も、通電遮断回路によって復帰回転速度N1 以下となる
まで燃料供給が強制的に停止されて正常な燃料カット機
能を確保できる。
定回転速度N0 以上のアイドル状態で電子ガバナスイッ
チSWがOFFとなってから、所定回転速度N0 未満に
低下すると電子ガバナスイッチSWはONとなるが、制
御回路33により、燃料カット後燃料供給を再開する回転
速度N1 (復帰回転速度) は一般に燃料カットを開始す
るときの回転速度つまり前記所定回転速度N0 より低速
度に設定されているので、該復帰回転速度以下となるま
では、燃料カットが継続して行われることとなる。但
し、所定回転速度N0 以上のアイドル状態で電子ガバナ
スイッチSWがOFFとなってから、復帰回転速度N1
(<N0 ) 以下となるまで、電子ガバナスイッチSWを
OFFに維持するようなヒステリシス特性を持たせるよ
うに通電遮断回路を構成してもよく、その場合は、制御
回路33による燃料カット機能に異常が発生した場合で
も、通電遮断回路によって復帰回転速度N1 以下となる
まで燃料供給が強制的に停止されて正常な燃料カット機
能を確保できる。
【0023】また、減速時の燃料カット開始条件が満た
されてから直ぐに燃料カットを開始すると、回転速度が
急激に減少して回転変動を来しやすくなるなどの問題が
あるため、燃料供給を徐々に減少させるという所謂ダッ
シュポット制御を行うようにしたものがある。そこで、
かかるダッシュポット制御が支障なく作動するように通
電遮断回路の作動開始を該ダッシュポット制御時間に相
当する時間遅延させるようにした実施例を図6に基づい
て説明する。
されてから直ぐに燃料カットを開始すると、回転速度が
急激に減少して回転変動を来しやすくなるなどの問題が
あるため、燃料供給を徐々に減少させるという所謂ダッ
シュポット制御を行うようにしたものがある。そこで、
かかるダッシュポット制御が支障なく作動するように通
電遮断回路の作動開始を該ダッシュポット制御時間に相
当する時間遅延させるようにした実施例を図6に基づい
て説明する。
【0024】本実施例の通電遮断回路141 において、図
5と相違するのは、アイドルスイッチ7とナンド回路45
との間にディレイ回路46を介在させた点である。該ディ
レイ回路46を設けたことにより、アイドルスイッチ7の
ON信号が所定時間遅延されてナンド回路45に出力され
ることとなり、その結果、アイドル状態で機関回転速度
が所定回転速度N0 未満である燃料噴射停止の条件が整
ってから所定時間遅れて電子ガバナスイッチSWがOF
Fとなって電子ガバナ33への通電が遮断され燃料噴射が
停止されることとなる (図7参照) 。
5と相違するのは、アイドルスイッチ7とナンド回路45
との間にディレイ回路46を介在させた点である。該ディ
レイ回路46を設けたことにより、アイドルスイッチ7の
ON信号が所定時間遅延されてナンド回路45に出力され
ることとなり、その結果、アイドル状態で機関回転速度
が所定回転速度N0 未満である燃料噴射停止の条件が整
ってから所定時間遅れて電子ガバナスイッチSWがOF
Fとなって電子ガバナ33への通電が遮断され燃料噴射が
停止されることとなる (図7参照) 。
【0025】ここで、前記ダッシュポット制御の行われ
る時間は一般的に機関運転状態によって可変に設定され
るので、該ダッシュポット制御が実行されるように前記
ディレイ回路46における所定の出力遅延時間は、最も長
く設定されるときのダッシュポット制御時間以上の固定
値に設定してもよいが、可変に設定されるダッシュポッ
ト制御時間に一致するように可変に設定する構成とすれ
ば、正常時のダッシュポット制御を確保しつつ、可及的
に速やかに燃料噴射を停止させることができる。
る時間は一般的に機関運転状態によって可変に設定され
るので、該ダッシュポット制御が実行されるように前記
ディレイ回路46における所定の出力遅延時間は、最も長
く設定されるときのダッシュポット制御時間以上の固定
値に設定してもよいが、可変に設定されるダッシュポッ
ト制御時間に一致するように可変に設定する構成とすれ
ば、正常時のダッシュポット制御を確保しつつ、可及的
に速やかに燃料噴射を停止させることができる。
【0026】図8,図9は、制御回路4で燃料噴射制御
と並行して行われる前記ディレイ回路46の遅延時間の可
変制御の2つの実施例を示す。尚、これらの実施例で
は、前記ディレイ回路46は出力遅延時間を可変に設定で
きるように構成したものを用いる。図8において、ステ
ップ (図ではSと記す。以下同様) 1では、機関回転速
度Nとアクセル開度θとを読み込む。
と並行して行われる前記ディレイ回路46の遅延時間の可
変制御の2つの実施例を示す。尚、これらの実施例で
は、前記ディレイ回路46は出力遅延時間を可変に設定で
きるように構成したものを用いる。図8において、ステ
ップ (図ではSと記す。以下同様) 1では、機関回転速
度Nとアクセル開度θとを読み込む。
【0027】ステップ2では、これら機関回転速度Nと
アクセル開度θとに基づいて、制御回路4のROMに記
憶されたマップテーブルから燃料噴射量Qを検索する。
ステップ3では、燃料噴射を停止 (Q=0) する条件が
成立しているかを判定する。具体的な条件としては、前
記したようにアイドル時で所定回転速度N0 未満のとき
が相当する。
アクセル開度θとに基づいて、制御回路4のROMに記
憶されたマップテーブルから燃料噴射量Qを検索する。
ステップ3では、燃料噴射を停止 (Q=0) する条件が
成立しているかを判定する。具体的な条件としては、前
記したようにアイドル時で所定回転速度N0 未満のとき
が相当する。
【0028】ステップ3で燃料噴射停止条件が成立して
いない場合は、ステップ4へ進み、前記ステップ2で検
索された燃料噴射量Qを水温や燃料温度等で補正した値
が得られるように電子ガバナ33を制御する。また、ステ
ップ3で燃料噴射停止条件が成立した場合には、ステッ
プ5へ進み機関回転速度Nの変化率ΔNを演算する。
いない場合は、ステップ4へ進み、前記ステップ2で検
索された燃料噴射量Qを水温や燃料温度等で補正した値
が得られるように電子ガバナ33を制御する。また、ステ
ップ3で燃料噴射停止条件が成立した場合には、ステッ
プ5へ進み機関回転速度Nの変化率ΔNを演算する。
【0029】そして、ステップ6へ進んで、前記変化率
ΔNに基づいて、ROMに記憶されたマップテーブルか
ら燃料噴射量を漸減していって噴射停止するまでの時間
であるダッシュポット制御時間Tを検索する。このダッ
シュポット制御時間Tは、同時に前記ディレイ回路46の
遅延時間に相当する。ここで、ダッシュポット制御時間
Tは、図示のように機関回転速度Nの減速方向の変化率
ΔNが大きいときほど急減速であるのでダッシュポット
機能を十分に効かせる必要があるためダッシュポット制
御時間Tを大きく設定してある。
ΔNに基づいて、ROMに記憶されたマップテーブルか
ら燃料噴射量を漸減していって噴射停止するまでの時間
であるダッシュポット制御時間Tを検索する。このダッ
シュポット制御時間Tは、同時に前記ディレイ回路46の
遅延時間に相当する。ここで、ダッシュポット制御時間
Tは、図示のように機関回転速度Nの減速方向の変化率
ΔNが大きいときほど急減速であるのでダッシュポット
機能を十分に効かせる必要があるためダッシュポット制
御時間Tを大きく設定してある。
【0030】ステップ7では、上記のようにして設定さ
れたダッシュポット制御時間と等しい遅延時間Tを、デ
ィレイ回路46にセットする。該遅延時間Tのセットによ
り遅延時間Tを経過するまではアイドルスイッチ7のO
N信号がナンド回路45に出力されず、電子ガバナスイッ
チSWのOFFによる電子ガバナ33の通電遮断即ち燃料
噴射停止が該遅延時間Tだけ遅れて行われることとな
る。
れたダッシュポット制御時間と等しい遅延時間Tを、デ
ィレイ回路46にセットする。該遅延時間Tのセットによ
り遅延時間Tを経過するまではアイドルスイッチ7のO
N信号がナンド回路45に出力されず、電子ガバナスイッ
チSWのOFFによる電子ガバナ33の通電遮断即ち燃料
噴射停止が該遅延時間Tだけ遅れて行われることとな
る。
【0031】ステップ8では、前記遅延時間Tが経過し
たか否かを判定する。遅延時間Tの経過前は、ステップ
9で燃料噴射量Qを漸減するダッシュポット制御が行わ
れ、遅延時間Tの経過後は、ステップ10で燃料噴射量Q
を0にセットする。これにより、電子ガバナ33が燃料噴
射量零位置に制御されて燃料噴射が停止される。
たか否かを判定する。遅延時間Tの経過前は、ステップ
9で燃料噴射量Qを漸減するダッシュポット制御が行わ
れ、遅延時間Tの経過後は、ステップ10で燃料噴射量Q
を0にセットする。これにより、電子ガバナ33が燃料噴
射量零位置に制御されて燃料噴射が停止される。
【0032】ここで、電子ガバナ33の制御系に異常があ
って前記ステップ10における燃料噴射停止を良好に行え
ない場合でも、電子ガバナ33への通電が遮断されること
により、機械的に燃料噴射停止が実行されるのである。
図9の実施例では、図8のステップ5,ステップ6の代
わりにステップ11で機関回転速度Nに基づいてダッシュ
ポット制御時間 (=遅延時間) Tがマップテーブルから
検索される。該ダッシュポット制御時間Tは、図示のよ
うに機関回転速度Nが低速であるほど大きく設定されて
いる。即ち、低速であるほど、減速時のガクガク振動を
発生しやすいため、ダッシュポット機能を効かせる必要
があるためである。
って前記ステップ10における燃料噴射停止を良好に行え
ない場合でも、電子ガバナ33への通電が遮断されること
により、機械的に燃料噴射停止が実行されるのである。
図9の実施例では、図8のステップ5,ステップ6の代
わりにステップ11で機関回転速度Nに基づいてダッシュ
ポット制御時間 (=遅延時間) Tがマップテーブルから
検索される。該ダッシュポット制御時間Tは、図示のよ
うに機関回転速度Nが低速であるほど大きく設定されて
いる。即ち、低速であるほど、減速時のガクガク振動を
発生しやすいため、ダッシュポット機能を効かせる必要
があるためである。
【0033】尚、燃料停止条件が整ってから燃料停止を
所定時間遅延させることからすると、ナンド回路45と電
子ガバナスイッチSWとの間にディレイ回路を介装する
のが通常の考え方であるが、本実施例において、そのよ
うにせず、アイドルスイッチのON信号を遅延させ、か
つ、所定回転速度N0 以上の回転速度信号については遅
延させないのは、次の理由による。即ち、アイドルスイ
ッチをONとする減速操作の後に、機関回転速度がN0
以上に上昇変化することは燃料噴射制御系に異常が発生
しているためと考えられるから、そのような場合にはダ
ッシュポット制御を考慮した燃料噴射停止の遅延を行う
必要はなく (遅延させることはそれだけ異常状態を長引
かせるだけである) 、機関回転速度がN0 以上の状態が
検出された後に、アイドルスイッチがONとなった場合
のみダッシュポット制御を考慮した燃料噴射停止の遅延
を行えばよいからである。
所定時間遅延させることからすると、ナンド回路45と電
子ガバナスイッチSWとの間にディレイ回路を介装する
のが通常の考え方であるが、本実施例において、そのよ
うにせず、アイドルスイッチのON信号を遅延させ、か
つ、所定回転速度N0 以上の回転速度信号については遅
延させないのは、次の理由による。即ち、アイドルスイ
ッチをONとする減速操作の後に、機関回転速度がN0
以上に上昇変化することは燃料噴射制御系に異常が発生
しているためと考えられるから、そのような場合にはダ
ッシュポット制御を考慮した燃料噴射停止の遅延を行う
必要はなく (遅延させることはそれだけ異常状態を長引
かせるだけである) 、機関回転速度がN0 以上の状態が
検出された後に、アイドルスイッチがONとなった場合
のみダッシュポット制御を考慮した燃料噴射停止の遅延
を行えばよいからである。
【0034】また、これらの実施例では遅延時間の設定
を、電子ガバナ33の制御回路4のCPU,ROMを用い
て行うものについて示したが、これらの異常も含めて確
実に異常に対処するべく通電遮断回路と電子ガバナ制御
系とを完全に独立して設ける場合には、ステップ1〜ス
テップ3,ステップ5〜ステップ7,ステップ11を実行
するCPUと、遅延時間T (=ダッシュポット制御時
間) を記憶するROMとを制御回路4の電子ガバナ制御
系とは独立して設けるようにすればよい (機関回転速度
Nやアクセル開度θの信号も独立したCPUに入力させ
る) 。
を、電子ガバナ33の制御回路4のCPU,ROMを用い
て行うものについて示したが、これらの異常も含めて確
実に異常に対処するべく通電遮断回路と電子ガバナ制御
系とを完全に独立して設ける場合には、ステップ1〜ス
テップ3,ステップ5〜ステップ7,ステップ11を実行
するCPUと、遅延時間T (=ダッシュポット制御時
間) を記憶するROMとを制御回路4の電子ガバナ制御
系とは独立して設けるようにすればよい (機関回転速度
Nやアクセル開度θの信号も独立したCPUに入力させ
る) 。
【0035】図10は、通電遮断回路の別の実施例を示
す。本実施例では、電子ガバナによる燃料噴射が停止さ
れる条件で機関回転速度が上昇したときに制御系に異常
があると判定して電子ガバナの通電を遮断して燃料噴射
を強制的に停止するようにしたものである。本実施例の
通電遮断回路241 において、図5と異なる部分を説明す
ると、所定以上の機関回転速度を検出する代わりに、機
関回転速度Nの上昇変化を検出する回転速度上昇変化検
出回路51を設けて、その検出信号をナンド回路52の一方
の入力端子に出力すると共に、ナンド回路52の他方の入
力端子に制御回路4において燃料噴射停止条件を検出し
たときにハイレベルとなる信号を出力するように構成す
る。
す。本実施例では、電子ガバナによる燃料噴射が停止さ
れる条件で機関回転速度が上昇したときに制御系に異常
があると判定して電子ガバナの通電を遮断して燃料噴射
を強制的に停止するようにしたものである。本実施例の
通電遮断回路241 において、図5と異なる部分を説明す
ると、所定以上の機関回転速度を検出する代わりに、機
関回転速度Nの上昇変化を検出する回転速度上昇変化検
出回路51を設けて、その検出信号をナンド回路52の一方
の入力端子に出力すると共に、ナンド回路52の他方の入
力端子に制御回路4において燃料噴射停止条件を検出し
たときにハイレベルとなる信号を出力するように構成す
る。
【0036】前記信号を出力するルーチンを図12に示
す。図8,図9と同様にしてステップ1〜ステップ3を
経て、燃料噴射停止条件 (燃料噴射量Q=0) が検出さ
れると、ステップ21で既述したように機関回転速度Nの
減少変化率ΔNや機関回転速度Nの大きさに応じてダッ
シュポット制御時間Tを検索した後、ステップ22でナン
ド回路45の一方の入力端子にハイレベルの信号を出力す
る。
す。図8,図9と同様にしてステップ1〜ステップ3を
経て、燃料噴射停止条件 (燃料噴射量Q=0) が検出さ
れると、ステップ21で既述したように機関回転速度Nの
減少変化率ΔNや機関回転速度Nの大きさに応じてダッ
シュポット制御時間Tを検索した後、ステップ22でナン
ド回路45の一方の入力端子にハイレベルの信号を出力す
る。
【0037】したがって、前記燃料噴射停止条件が成立
してハイレベル信号が出力され、かつ、回転速度上昇変
化検出回路51が機関回転速度Nの上昇変化を検出したと
きにナンド回路52の出力がローレベルとなって電子ガバ
ナスイッチSWがOFFとなり電子ガバナ33への通電が
断たれて燃料噴射が停止される。即ち、既述したように
燃料噴射停止条件が成立して、かつ、機関回転速度Nが
上昇変化するというのは、電子ガバナ制御系に異常が発
生しているためであると判断して、強制的に燃料噴射停
止するのである。尚、該燃料噴射停止を行うのは減速時
は含まれず、電子ガバナ制御系に異常が発生していると
きのみであるから、異常検出後ダッシュポット実行用の
遅延時間を与えることなく直ちに燃料噴射を停止させる
構成とする。尚、図12のステップ10でダッシュポット制
御終了後に実際に燃料噴射停止制御を開始するのと同時
にナンド回路45にハイレベル信号を出力する構成であっ
てもよいが、ダッシュポット制御は燃料噴射量Qを漸減
させる制御であるから該制御中に機関回転速度Nが上昇
変化することは、既に異常であるので、前記のようにダ
ッシュポット制御前にハイレベル信号を出力する方が、
速やかに異常に対処でき好ましい。
してハイレベル信号が出力され、かつ、回転速度上昇変
化検出回路51が機関回転速度Nの上昇変化を検出したと
きにナンド回路52の出力がローレベルとなって電子ガバ
ナスイッチSWがOFFとなり電子ガバナ33への通電が
断たれて燃料噴射が停止される。即ち、既述したように
燃料噴射停止条件が成立して、かつ、機関回転速度Nが
上昇変化するというのは、電子ガバナ制御系に異常が発
生しているためであると判断して、強制的に燃料噴射停
止するのである。尚、該燃料噴射停止を行うのは減速時
は含まれず、電子ガバナ制御系に異常が発生していると
きのみであるから、異常検出後ダッシュポット実行用の
遅延時間を与えることなく直ちに燃料噴射を停止させる
構成とする。尚、図12のステップ10でダッシュポット制
御終了後に実際に燃料噴射停止制御を開始するのと同時
にナンド回路45にハイレベル信号を出力する構成であっ
てもよいが、ダッシュポット制御は燃料噴射量Qを漸減
させる制御であるから該制御中に機関回転速度Nが上昇
変化することは、既に異常であるので、前記のようにダ
ッシュポット制御前にハイレベル信号を出力する方が、
速やかに異常に対処でき好ましい。
【0038】また、前記したのと同様に本実施例でも前
記ハイレベルの信号を出力する回路を制御回路4の電子
ガバナ制御系とは独立して設ける構成とすれば、より完
全に異常に対処できる。この場合は、遅延時間の設定は
必要ないので燃料噴射停止条件をアイドル時で機関回転
速度Nが所定回転速度N0 以上のときとすればCPUや
ROMを設ける必要はなく、図5におけるアイドルスイ
ッチ7の出力と、第1のコンパレータ42,f−v変換回
路43,第2のコンパレータ44からなる回路の出力と、前
記回転数上昇変化検出回路51の出力とを、ナンド回路45
に出力し、全ての出力がハイレベルであるときにナンド
回路45がローレベルとなって電子ガバナ33の通電が遮断
される構成とすればよい。
記ハイレベルの信号を出力する回路を制御回路4の電子
ガバナ制御系とは独立して設ける構成とすれば、より完
全に異常に対処できる。この場合は、遅延時間の設定は
必要ないので燃料噴射停止条件をアイドル時で機関回転
速度Nが所定回転速度N0 以上のときとすればCPUや
ROMを設ける必要はなく、図5におけるアイドルスイ
ッチ7の出力と、第1のコンパレータ42,f−v変換回
路43,第2のコンパレータ44からなる回路の出力と、前
記回転数上昇変化検出回路51の出力とを、ナンド回路45
に出力し、全ての出力がハイレベルであるときにナンド
回路45がローレベルとなって電子ガバナ33の通電が遮断
される構成とすればよい。
【0039】更に、アイドル時の機関回転速度Nが所定
以上である条件と燃料噴射停止条件で機関回転速度Nが
上昇変化する条件とのいずれの場合も、電子ガバナの通
電を遮断して燃料噴射を強制的に停止する構成とするこ
ともできる。この場合は、図13に示す通電遮断回路341
のように、前記2種類の燃料噴射停止条件でハイレベル
となる信号をオア回路53を介して電子ガバナスイッチS
Wに出力する構成とすればよい。
以上である条件と燃料噴射停止条件で機関回転速度Nが
上昇変化する条件とのいずれの場合も、電子ガバナの通
電を遮断して燃料噴射を強制的に停止する構成とするこ
ともできる。この場合は、図13に示す通電遮断回路341
のように、前記2種類の燃料噴射停止条件でハイレベル
となる信号をオア回路53を介して電子ガバナスイッチS
Wに出力する構成とすればよい。
【0040】また、電子ガバナを燃料無噴射位置に制御
する指令を出力したときに機関回転速度Nが上昇した場
合に、燃料噴射装置に内蔵された燃料カットバルブによ
り強制的に燃料供給停止するようにしたものもあるが、
既述したように燃料カットバルブも含めた制御回路の異
常によって、燃料カットバルブが作動しない場合もある
ので、本発明のように電子ガバナの通電を遮断して機械
的に燃料噴射を強制停止することが有効である。
する指令を出力したときに機関回転速度Nが上昇した場
合に、燃料噴射装置に内蔵された燃料カットバルブによ
り強制的に燃料供給停止するようにしたものもあるが、
既述したように燃料カットバルブも含めた制御回路の異
常によって、燃料カットバルブが作動しない場合もある
ので、本発明のように電子ガバナの通電を遮断して機械
的に燃料噴射を強制停止することが有効である。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1の発明
によれば、電子ガバナの制御系に異常を生じたときには
電子ガバナの通電を遮断して電子ガバナを機械的に燃料
無噴射位置に固定することにより燃料の噴射が停止さ
れ、運転性,燃費,排気性状の改善を確保することがで
きる。
によれば、電子ガバナの制御系に異常を生じたときには
電子ガバナの通電を遮断して電子ガバナを機械的に燃料
無噴射位置に固定することにより燃料の噴射が停止さ
れ、運転性,燃費,排気性状の改善を確保することがで
きる。
【0042】また、請求項2の発明によれば、機関のア
イドル状態であるときに回転速度が所定値より高く、本
来のアイドル回転速度を超えるときに電子ガバナの制御
系が異常であると検出することができる。また、請求項
3の発明によれば、電子ガバナの異常が検出されてから
所定時間遅延して電子ガバナを通電遮断するため、減速
時の回転速度減少を緩やかにする制御の遂行後に燃料噴
射を停止させることができる。
イドル状態であるときに回転速度が所定値より高く、本
来のアイドル回転速度を超えるときに電子ガバナの制御
系が異常であると検出することができる。また、請求項
3の発明によれば、電子ガバナの異常が検出されてから
所定時間遅延して電子ガバナを通電遮断するため、減速
時の回転速度減少を緩やかにする制御の遂行後に燃料噴
射を停止させることができる。
【0043】また、請求項4の発明によれば、前記所定
の遅延時間が、異常検出時の回転速度の減少変化が大き
いときは減少変化が小さいときより大きく設定されるこ
とにより、上記のような減速時の制御時間に見合って燃
料噴射停止を遅らせることができる。また、請求項5の
発明によれば、前記所定の遅延時間が、異常検出時の回
転速度が小さいときは回転速度が大きいときより大きく
設定されることにより、減速時のトルク変化に対する影
響の大きい低回転速度域での該影響を緩和できる。
の遅延時間が、異常検出時の回転速度の減少変化が大き
いときは減少変化が小さいときより大きく設定されるこ
とにより、上記のような減速時の制御時間に見合って燃
料噴射停止を遅らせることができる。また、請求項5の
発明によれば、前記所定の遅延時間が、異常検出時の回
転速度が小さいときは回転速度が大きいときより大きく
設定されることにより、減速時のトルク変化に対する影
響の大きい低回転速度域での該影響を緩和できる。
【0044】また、請求項6の発明によれば、機関への
燃料噴射量が零に設定される条件で本来ありない上昇変
化を生じているときに電子ガバナ制御系が異常であると
検出することができる。また、請求項7の発明によれ
ば、電子ガバナ制御系の異常検出時に直列の閉電気回路
を開くことで確実な燃料噴射停止を行える。
燃料噴射量が零に設定される条件で本来ありない上昇変
化を生じているときに電子ガバナ制御系が異常であると
検出することができる。また、請求項7の発明によれ
ば、電子ガバナ制御系の異常検出時に直列の閉電気回路
を開くことで確実な燃料噴射停止を行える。
【図1】本発明の構成・機能を示すブロック図。
【図2】本発明の各実施例に共通のシステム構成図。
【図3】同上システム構成図の要部拡大図。
【図4】同じく燃料噴射量制御部分の動作を説明するた
めの図。
めの図。
【図5】通電遮断回路の第1の実施例を示す回路図。
【図6】通電遮断回路の第2の実施例を示す回路図。
【図7】同上の第2の実施例に係る通電遮断回路の作動
を示すタイムチャート。
を示すタイムチャート。
【図8】同上の第2の実施例における遅延時間設定の第
1の例を含むルーチンのフローチャート。
1の例を含むルーチンのフローチャート。
【図9】同じく遅延時間設定の第2の例を含むルーチン
のフローチャート。
のフローチャート。
【図10】通電遮断回路の第3の実施例を示す回路図。
【図11】同上の第3の実施例に係る通電遮断回路の作動
を示すタイムチャート。
を示すタイムチャート。
【図12】同上の第3の実施例における制御回路の制御動
作を示すフローチャート。
作を示すフローチャート。
【図13】通電遮断回路の第4の実施例を示す回路図。
1 内燃機関 2 燃料噴射弁 3 燃料噴射ポンプ 4 制御回路 5 回転速度センサ 6 アクセルセンサ 7 アイドルスイッチ 33 電子ガバナ 41 通電遮断回路 42 第1のコンパレータ 43 f−v変換回路 44 第2のコンパレータ 45 ナンド回路 46 ディレイ回路 51 回転速度上昇変化検出回路 52 ナンド回路 53 オア回路 141,241,341 通電遮断回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02M 41/12 350 F02M 41/12 350A 370 370Z (56)参考文献 特開 昭49−14823(JP,A) 特開 平1−224435(JP,A) 特開 平1−224436(JP,A) 特開 平1−273852(JP,A) 実願 昭63−31049号(実開 平1− 134739号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 1/02 F02D 41/22 F02D 45/00
Claims (7)
- 【請求項1】機関運転状態検出手段によって検出された
機関運転状態に応じて制御回路から出力される制御信号
により、燃料噴射量を制御するようにしたディーゼル機
関の燃料噴射制御装置において、電子制御燃料噴射ポンプの燃料噴射量を制御し、通電を
遮断することによりリターン機構を介して機械的に燃料
噴射量零位置に固定させる電子ガバナと、 前記電子ガバナを制御する制御系 の異常を検出する異常
検出手段と、 前記電子ガバナ制御系の異常が検出されたときに前記電
子ガバナの通電を遮断する通電遮断手段と、 を備えたことを特徴とするディーゼル機関の燃料噴射制
御装置。 - 【請求項2】異常検出手段は、機関のアイドル状態での
回転速度が所定値より高いときに電子ガバナ制御系が異
常であると検出することを特徴とする請求項1に記載の
ディーゼル機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項3】異常検出手段により異常を検出した時点か
ら所定時間遅延させて通電遮断手段による通電遮断を行
わせる遅延手段を含むことを特徴とする請求項2に記載
のディーゼル機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項4】前記所定の遅延時間は、異常検出時の回転
速度の減少変化が大きいときは減少変化が小さいときよ
り大きく設定されることを特徴とする請求項3に記載の
ディーゼル機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項5】前記所定の遅延時間は、異常検出時の回転
速度が小さいときは回転速度が大きいときより大きく設
定されることを特徴とする請求項3に記載のディーゼル
機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項6】異常検出手段は、機関への燃料噴射量が零
に設定される条件で機関回転速度が上昇変化したときに
電子ガバナ制御系が異常であると検出することを特徴と
する請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のディー
ゼル機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項7】電源と前記通電遮断手段と前記電子ガバナ
と前記制御回路における電子ガバナの電流制御手段とを
直列に接続して閉電気回路を構成し、機関運転状態に応
じて前記電流制御手段を制御することにより、前記閉電
気回路を流れる電流量を制御して電子ガバナの作動量を
調整して燃料噴射量を制御すると共に、前記通電遮断手
段は、電子ガバナ制御系の異常が検出された場合には、
開となって閉電気回路を流れる電流を遮断する一方、異
常が検出されない場合には閉に保持されて前記電子ガバ
ナの制御を遂行させることを特徴とする請求項1〜請求
項6のいずれか1つに記載のディーゼル機関の燃料噴射
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24631694A JP3334368B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | ディーゼル機関の燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24631694A JP3334368B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | ディーゼル機関の燃料噴射制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08109835A JPH08109835A (ja) | 1996-04-30 |
JP3334368B2 true JP3334368B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=17146747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24631694A Expired - Fee Related JP3334368B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | ディーゼル機関の燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3334368B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5328521B2 (ja) * | 2009-06-29 | 2013-10-30 | ダイハツ工業株式会社 | 火花点火式内燃機関の制御方法 |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP24631694A patent/JP3334368B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08109835A (ja) | 1996-04-30 |
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