JPS6328977B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6328977B2
JPS6328977B2 JP54119295A JP11929579A JPS6328977B2 JP S6328977 B2 JPS6328977 B2 JP S6328977B2 JP 54119295 A JP54119295 A JP 54119295A JP 11929579 A JP11929579 A JP 11929579A JP S6328977 B2 JPS6328977 B2 JP S6328977B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver
gold
layer
alloy
adhesion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54119295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5644735A (en
Inventor
Takashi Kuze
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP11929579A priority Critical patent/JPS5644735A/ja
Publication of JPS5644735A publication Critical patent/JPS5644735A/ja
Publication of JPS6328977B2 publication Critical patent/JPS6328977B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)
  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はニツケル・クロム・銀合金に金または
金合金層を被覆した装飾用材料に関する。 めがねフレーム、時計、時計バンドなどの装飾
用材料には基材金属を貴金属層で被覆したものが
ある。これは主として装飾上ないしは製品価値を
高めるためであるが、技術的には装飾品の耐食性
を改良し、耐久性を向上させるためでもある。 従来、ニツケルクロム合金に金めつきして装飾
材料とすることは知られている。しかし、永年の
使用において金層の剥離、点食の発生などの欠点
があり、実用上充分ではなかつた。 本発明はこのような欠点を除去し、長期間の使
用においても被覆層の剥離や該層を通しての点食
などを発生せず、実用上十分な寿命を有する金層
または金合金層を設けた装飾用材料を提供するこ
とを目的とする。 本発明は、ニツケルクロム合金に装飾層の密着
性をよくするため、金属組織学的に限定して銀を
含有させ、被覆層である金層または金合金層を設
けたことを特徴とする装飾用材料である。 本発明は銀粒子を異相として合金中に点在さ
せ、しかも粒界にも粒内にも均一に分布存在させ
ると被覆層の母材への密着性向上の効果が著しい
との知見にもとづく。 すなわち金属組織学的に銀の分布については断
面積に占める銀粒子面積の割合が1〜30%である
こと、特に好ましくは3〜20%であること。ここ
で銀粒子面積の割合とはマトリツクスに対し実質
的に区別できる銀粒子面積の割合をいう。銀粒子
面積の割合が少ないと密着性に対する効果が少な
くなり、逆に多くなると経済的にも加工性からも
不都合となる。また銀粒子の径は1.5〜50μmであ
ること、特に好ましくは5〜30μmであること
(加工によつて粒子形状が加工方向に伸びるがそ
の場合は非加工方向が径となる)。銀粒子があま
り小さくては密着性に対する効果が小さく、逆に
大きすぎては合金自体の加工性が困難になる。銀
粒子の分布が500個以上/mm2であること、特に好
ましくは900〜5000個/mm2であること。銀粒子の
分布数量が少ないと密着性に対する効果は小さ
く、逆に多すぎると加工性を害する。前記の銀粒
子の限定はX線マイクロアナライザによる測定に
よるものである。前記金属組織学的限定は次の合
金組成の場合に特に有効である。すなわち、銀が
0.5〜3重量%、クロムが5〜25重量%、残りが
実質的にニツケルであることを基本的組成とする
合金である。なおこのほかに銅、鉄、けい素、マ
ンガン、炭素、コバルト、アルミニウムあるいは
その他の元素を目的に応じて添加することは本発
明の趣旨を逸脱しない限り許容される。ここで銀
は密着性付与のため不可欠であり、その量は0.5
%以上を必要とするが、3%程度で十分であり、
これを越えても密着性に必要な銀の分散効果はで
ない。クロムは耐食性付与のために5%以上とす
るが、25%を越えては加工性に悪影響を与える。 本発明を実現する方法はたとえば、クロム5〜
25重量%、銀0.5〜3重量%、残りニツケルでマ
ンガン、けい素等の脱酸剤および不可避の不純物
からなる合金を、冷間加工後700〜900℃で熱処理
する方法があるが、この方法のみに限定されるも
のではない。また本母材合金に金層または金合金
層を設けるには、めつき、圧着、蒸着などの方法
があるが、この方法のみに限定されるものでもな
い。金層または金合金層の厚さは目的によつて
0.1〜50μm程度である。 本発明のごとく耐食性に優れたニツケルクロム
合金に銀粒子を分散含有せしめ、金または金合金
層で被覆した材料はその密着性に優れるため、長
期間の使用に耐え、その光沢を失わず装飾性に優
れ、めがねフレーム、時計、時計バンド、ライタ
ー、ネツクレス、ブレスレツド等に用いて永年そ
の価値を維持するので、本発明装飾用クラツド材
料を使用するのが品質的にも経済的にも有利であ
る。 実施例1〜3と比較例1〜4 13%クロムを含むニツケル合金に第1表に示す
ごとき断面積に占める銀粒子面積の割合,銀粒子
径,銀粒子の分布の試料を作製し、その密着性を
調べた。 第1表に示す基材合金板より6mm(幅)×80mm
(長さ)×0.3mm(厚さ)の母材を採取し、被覆面
を清浄にしたのち、シアン化金カリウム12g/
、くえん酸カリウム12.5g/、酒石酸アンチ
モニルカリ1g/、EDTAコバルト塩3g/
の酸性金めつき浴を用い電気めつき法により
0.8A/dm2で5μmの金層を全表面に設けた。 金層と母材合金との密着性は繰返し曲げ試験方
法を用いて調べた。繰返し曲げ試験は第1図の説
明図に示すごとく、板厚の0.5mmを半径とした治
具板1を万力3に設置し、これに試験板2をはさ
んで締めつけ、一定外力(5Kg)にて、4の方向
に90゜折り曲げ治具板に接せしめ(1回)、金層面
に生じたひび、割れ剥離等を観察し、次いで元の
位置に戻し5(2回)、同様に観察し、次に反対
方向6に同様に90゜折り曲げ(3回)観察し、さ
らに元の位置に戻し7(4回)、同じく観察する。
このようにひび、割れ、剥離等の発生するまでの
回数を比較した。回数は括弧内の回数のごとく算
えた。これらの結果を第1表に示す。
【表】 第1表に示したごとく断面積に占める銀粒子面
積の割合が1〜30%の基材合金に金層を設けたも
のは、適応した銀粒子径と銀粒子の分布をもつと
ともに金層との密着性が、優れており、特に本発
明の断面積に占める銀粒子面積の割合が3〜20%
のものが密着性において優れている。 実施例4〜6と比較例5〜8 実施例と比較例1で示した試料につき6mm
(幅)×80mm(長さ)×0.8mm(厚さ)の母材を取出
し、該母材を清浄にしその片面に銀12.5%、銅
12.5%を含有する18カラツト(K)の金合金箔20μm
を同一寸法に切断し、積層させ圧延機により圧着
し厚さ約0.5mm、金合金層約10μmとした。この試
料により密着性を調べるため繰返し曲げ試験を行
ない、その結果を第2表に示す。
【表】
【表】 第2表に示したごとく本発明の断面積に占める
銀粒子面積の割合が1〜30%の基材合金に金合金
層を圧着により設けたものは、金合金層の母材に
対する密着性が優れており、特に断面積に占める
銀粒子面積の割合が3〜20%のものが密着性にお
いて優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は繰返し曲げ試験の方法を示す説明図で
ある。 1……治具板、2……試験板、3……万力、
4,5,6,7……曲げ方向。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 銀粒子の径が5〜30μmで、断面積に占める
    銀粒子面積の割合が3〜20%であるニツケル・ク
    ロム・銀合金母材表面を金層または金合金層で被
    覆することを特徴とする装飾用材料。 2 特許請求の範囲第1項に記載の母材におい
    て、銀粒子の分布が900〜5000個/mm2である装飾
    用材料。
JP11929579A 1979-09-19 1979-09-19 Decoration material Granted JPS5644735A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11929579A JPS5644735A (en) 1979-09-19 1979-09-19 Decoration material

Applications Claiming Priority (1)

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JP11929579A JPS5644735A (en) 1979-09-19 1979-09-19 Decoration material

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5644735A JPS5644735A (en) 1981-04-24
JPS6328977B2 true JPS6328977B2 (ja) 1988-06-10

Family

ID=14757867

Family Applications (1)

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JP11929579A Granted JPS5644735A (en) 1979-09-19 1979-09-19 Decoration material

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5644735A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370937A (en) * 1976-12-07 1978-06-23 Seiko Instr & Electronics Sheath parts for wristwatch
JPS5439318A (en) * 1977-09-02 1979-03-26 Toshiba Corp Decorative material

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5370937A (en) * 1976-12-07 1978-06-23 Seiko Instr & Electronics Sheath parts for wristwatch
JPS5439318A (en) * 1977-09-02 1979-03-26 Toshiba Corp Decorative material

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5644735A (en) 1981-04-24

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