JPS63287520A - 精紡機において塵埃および／または繊維飛翔物を含有している空気を吸込みかつ濾過するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、開閉可能な吸気管路、フィルタ、給気管路、
空気を送るベンチュレータおよび排気管路とを備えた、
精紡機において塵埃および／または繊維飛翔物を含有し
ている空気を吸込み、濾過しかつ作業に相応した空気流
方向を逆方向に作用させることにより蓄積物をフィルタ
から除去してフィルタを清掃するための装置に関する。

公知技術として、本質的に加圧側の清浄空気室と吸込み
側の不純空気室とから成るフィルターが既に知られてい
る（ドイツ連邦共和国公開特許公報第３０１７８３８号
参照）、不純空気室は精紡機から来る吸気管路に結合さ
れている。清浄空気室内にはベンチュレータが存在して
いる。

清浄空気室と不純空気室との間にはフィルタが設けられ
ている。不純空気室からは常に駆動されている中央吸込
み部に通じている開閉可能な吸込管路が出ており、この
場合不純空気室は短時間中央吸込み部に接続され、かつ
清浄空気室の出口は閉じられる。

本発明の課題は、冒頭に記載の公知技術から出発して上
記様式の装置を、単純な方法でフィルタの清掃が容易に
可能であるように構成することである。

上記の課題は、給気管路と排気管路が少な（とも一つの
共通の壁を有していること、上記共通の壁が二つの位置
に移行可能であり、この場合第一の位置において給気管
路と排気管路が開いており、第二の位置において吸気管
路が閉じられている際給気管路と排気管路を閉じ、かつ
給気管路と排気管路間で二つの別個の空気通過開口を形
成することにより空気流方向が逆転されるように構成す
ることによって解決される。

この構成によって、装置の構造が単純になり、共通の壁
を位置換えするだけで、また吸気管路を閉じて空気流方
向を逆転させるだけで空気流がフィルタ清掃に使用され
ると言う利点が得られる。共通の壁は旋回可能なフラッ
プとして或いはスライダとして形成され、このスライダ
は互いに直角に交差している二つの領域を備えており、
この際個々の領域は共通の壁の二つの位置の一つを決定
する。

フラップを逆位置に僅かに旋回させるだけで、もしぐは
スライダを逆位置に僅かに運動させるだけで空気流はフ
ィルタの清掃に使用され、この際周辺空気が送風機によ
って吸込まれる。この場合排気は、これがフィルタ室内
で超加圧を発生するように転向される。この超加圧はフ
ィルタ内容物を解離し、これを−正常の空気流方向とは
反対方向で−フィルタから廃棄物捕集容器内へと吹込む
。

本発明による構造の他の利点は、この装置には機械的な
掻取り装置が設けられていないので保守を必要とせず、
フィルタの完全な不純物の除去が極めて短時間に、例え
ば精紡機のケンス交換の間に可能であり、機械の占める
容量比がコンパクトであり、かつ廃棄物捕集容器への接
近が極めて良好となり、この際この容器を作業の間交換
することが可能となると点にある。

以下に添付した図面に図示した実施例につき本発明の詳
細な説明する。

第１図および第２図には、精紡機において塵埃および／
または繊維飛翔物を含有している空気を吸込みかつ濾過
するための装置の一実施例を概略図示した。この場合、
精紡機の相応する領域は吸気管路１と結合されており、
この吸気管路は給気管路３を介して空気を送るベンチェ
レータ４並びに排気管路５に通じている。吸気管路１と
給気管路３との間の領域内にはフィルタ２が設けられて
いる。

図面から見られるように、給気管路３と排気管路５は一
定の領域にわたって互いに平行に並列して走っている。

即ち、この領域内において給気管路３と排気管路５は共
通の壁７を有している。この共通の壁７は少なくとも部
分的に旋回可能なフラップ９として形成されており、こ
のフラップの旋回軸８は給気管路と排気管路が開いてい
る際の空気流方向に対して横方向に設けられている。フ
ラップ９は手で或いは詳しく図示していない電気的な或
いは空気圧による或いは液圧による作動機素で操作可能
である。

吸気管路１の下方には廃棄物捕集容器６が設けられてお
り、この廃棄物捕集容器は第１図では旋回可能なフラッ
プ２０により閉じられている。このフラップ２０はフラ
ップ９と機械的に結合されているか、或いはフラップ９
を作動機素で操作した際同時に作動される作動機素によ
り操作可能である。

作業状態において空気は矢印方向で吸気管路１からフィ
ルタ２と給気管路３を通り、ベンチェレータ４を経て排
気管路５内に流れる。フィルタ２の清掃を行おうとする
場合、第２図に示すようにフラップ９がその回転軸８を
中心にして旋回される。フラップ２０が、廃棄物捕集容
器が開かれると共に吸気管路１の閉鎖が行われるように
旋回される。ここで周辺空気がベンチェレータ４により
吸込まれ、フィルタ２を通るように転向される。これに
よりフィルタ内容物が解離され、正常な空気流方向とは
反対方向でフィルタから廃棄物捕集容器６へと吹込まれ
る。

旋回可能なフラップ９をこのように短時間切換え、吸気
管路１を閉じただけで、簡単かつ迅速なやり方で有効な
フィルタ清掃が可能となる。

第３図および第４図による実施例にあっては、給気管路
３と排気管路５は共通の壁７の領域内において互いに平
行に並列して設けられている。

しかし、第１図および第２図による実施例において使用
されているフラップ９の代わりに第３図および第４図に
よる実施例にあってはスライダＩＯが使用されており、
このスライダは互いに直角に交差している二つの領域１
１と１２を有している。第３図は作業状態を示し、この
場合領域１２は給気管路３を排気管路５から分離し、こ
れにより空気が矢印で示したように流れるように働（。

この場合空気流は両管路３と５内に留まる。

第４図に図示したフィルタ清掃状態にあってはスライダ
１０は摺動して給気管路３と排気管路５との間に入り、
従って垂直に位置している領域１１が作用する。この垂
直に位置している領域１１は隔壁を形成し、両管路を二
つの互い゛に分けられた領域に形成する。空気流は上方
の管路から下方の管路へと、そして下方の管路から上方
の管路へと転向して導かれる。これにより第１図および
第２図による実施例におけると同様にここでも詳しく図
示しなかったフィルタが外気の作用を受け、フィルタ内
容物の解離と、このフィルタ内容物の廃棄物捕集容器内
への吹込みが可能となる。

第５図および第６図による実施例にあっては、給気管路
３”と排気管路５°は共通の壁７′の領域内で交差して
いる。図面から見られるように、給気管路３′と排気管
路５°は断面がそれぞれ半円形に形成されている。共通
の壁７′は旋回可能なフラップ９”によって形成されて
おり、このフラップの旋回軸８゛は給気管路３゜と排気
管路５°の交差面に対して対角線状に指向している。第
５図による実施例にあっても空気は吸気管路から詳しく
図示していないフィルタを経て給気管路３゛内に、かつ
ベンチュレータ４を経て排気管路５゛内へと流れる。

フィルタを清掃するには、第６図に示すように旋回可能
なフラップ９”はその旋回軸８“を中心にして垂直位置
に旋回される。これにより両管路−給気管路３“と排気
管路５°−が結合され、この際ここで空気は一矢印で示
したように一排気管路５°の左側の領域から給気管路３
゛の下右側の領域内へと流れ、其処からベンチュレータ
４を経て排気管路５”の右側の領域内へと流れ、中央の
壁の領域内で給気管路３゛の相応する左側の領域内へと
流れ、此処で詳しく図示していないフィルタを第２図に
よる実施例と同様に外側から負荷する。

第７図および第８図による実施例にあっても、給気管路
３″と排気管路５”は共通の壁７の領域内で交差してい
る。この場合、給気管路３”と排気管路５”の断面はそ
れぞれ正方形に形成されている。第５図および第６図に
よる実施例において使用された旋回可能なフラップ９°
の代わりに、第７図および第８図による実施例にあって
はスライダ１０’が使用され、このスライダは矩形の水
平な領域１３とこれに対して上方および下方で対角線状
に走る垂直の矩形領域１４とから成る。

この場合、第７図は作業状態を示す。即ち、給気管路３
”は排気管路５”から分離されており、詳しく図示して
いないフィルタはその空気浄化の作用を行う。ここでフ
ィルタ自体を清掃しようとする場合は、第８図に示すよ
うにスライダ１０’を運動させることにより水平方向で
指向している矩形領域１３は摺動されて共通の壁７の領
域から脱し、そしてスライダ１０”の垂直に指向してい
る矩形領域１４はその作業位置へと摺動し、この場合第
６図による構造と類僚して両管路−給気管路３”と排気
管路５”−は互いに結合され、これによりフィルタは外
側から作用を受け、従ってその清掃作用が行われる。

給気管路と排気管路が二つの位置に移行可能な共通の壁
を有していることにより、本発明によりあらゆる構造様
式にあって容易に、吸気管路と給気管路間に設けられた
フィルタを短時間で清掃することが可能となる。装置は
容易に構成でき、かつ殆ど保守を必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図は給気管路と排気管路が互いに並列して指向して
いる構造の、本発明による装置の一つの実施例を作業状
態で概略側面図で示した図、第２図は第１図による構造
様式の本発明による装置のフィルタ清掃状態での図、 第３図は本発明による装置の他の実施例の作業状態での
図、 第４図は第３図による構造様式の本発明による装置のフ
ィルタ清掃状態での図、 第５図は給気管路と排気管路が交差している構造の、本
発明による装置の他の実施例を作業状態で概略図、 第６図は第５図による構造様式の本発明による装置のフ
ィルタ清掃状態での図、 第７図は給気管路と排気管路が交差している構造の、本
発明による装置の他の実施例を作業状態で概略図、 第８図は第７図による構造様式の本発明による装置のフ
ィルタ清掃状態での図。 図中符号は、 ｌ・・・吸気管路、２・・・フィルタ、３．３′、３”
・・・給気管路、５．５″、５″・・・排気管路、７．
７゛　・・・共通の壁、８・・・旋回軸、９．９”　・
・・フラップ、１０、ｌＯｏ　・・・スライダ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、開閉可能な吸気管路、フィルタ、給気管路、空気を
   送るベンチュレータおよび排気管路とを備えた、精紡機
   において塵埃および／または繊維飛翔物を含有している
   空気を吸込み、濾過しかつ作業に相応した空気流方向を
   逆方向に作用させることにより蓄積物をフィルタから除
   去してフィルタを清掃するための装置において、 給気管路（３、３′、３″）と排気管路（５、５′、５
   ″）が少なくとも一つの共通の壁（７、７′）を有して
   いること、 共通の壁（７、７′）が二つの位置に移行可能であり、
   この場合第一の位置において給気管路（３、３′３″）
   と排気管路（５、５′、５″）が開いており、第二の位
   置において吸気管路（１）が閉じられている際給気管路
   と排気管路を閉じ、かつ給気管路（３、３′、３″）と
   排気管路（５、５′、５″）間で二つの別個の空気通過
   開口を形成することにより空気流方向が逆転されるよう
   に構成されていることを特徴とする、上記装置。 ２、共通の壁（７、７′）が両位置間に旋回可能である
   フラップ（９、９′）として形成されている、請求項１
   記載の装置。 ３、共通の壁（７）が両位置間で調節可能なスライダ（
   １０、１０′）として形成されている、請求項１記載の
   装置。 ４、給気管路（３）と排気管路（５）が共通の壁（７）
   の領域内において互いに平行に並列して指向している、
   請求項１から３までのいずれか一つに記載の装置。 ５、フラップ（９）の旋回軸（８）が開かれている給気
   管路と排気管路（３、５）の空気流方向に対して横方向
   に設けられている、請求項２或いは４に記載の装置。 ６、スライダ（１０、１０′）が互いに直角に交差して
   いる二つの領域（１１、１２；１３、１４）を備えてお
   り、この場合個々の領域が共通の壁（７）の両方の位置
   の一つを決定するように構成されている、請求項１、３
   或いは４に記載の装置。 ７、給気管路（３′；３″）と排気管路（５′；５″）
   が共通の壁（７；７′）の領域内で交差している、請求
   項１から３までのいずれか一つに記載の装置。 ８、フラップ（９′）の旋回軸（８′）が給気管路（３
   ′）と排気管路（５′）の交差面に対して対角線状に指
   向している請求項２或いは７に記載の装置。 ９、給気管路（３′）と排気管路（５′）の断面がそれ
   ぞれ半円形に形成されており、かつ共通の壁（７′）を
   形成している旋回可能なフラップ（９′）が円形の周面
   を有している、請求項８に記載の装置。 １０、給気管路（３″）と排気管路（５″）の断面がそ
   れぞれ正方形に形成されており、かつスライダ（１０′
   ）が水平な矩形領域（１３）とこれに対して上方および
   下方で対角線状に走る垂直な矩形領域（１４）から成る
   、請求項３および７に記載の装置。