JPS63286298A - ブリケットマシンの緊急停止制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分舒〉 本発明はブリケットマシンの緊急停止制御装置に関し、
還元鉄のホットブリケットマシンに限らず、粉粒体の圧
縮成形機（プレスロール式）にも適用可能なものである
。

〈従来の技術〉 第２図に示すように従来のホットブリケットマシンにお
いては、スクリューツイータ１により原料が定量的にプ
レスロール２に供給され、一対のプレスロール２により
連続的に圧縮成形される。プレス四−ル２にはロール圧
下装置３が付属しており、プレスロール２が相互に押し
付は合うようになっている。圧縮成形された成品ブリケ
ット（還元鉄の場合、成品は第２図に示すように連接し
た状態でプレスロール２から排出される）は、ストラン
ドデバイタ５によってストランドデバイダ−４に導かれ
る。ストランドデバイダ−５は連接した成品ブリケット
を個々のブリケットに分離切断する。尚、プレス四−ル
２からストランドデバイダ−４まで外気を遮断するため
にケーシング６．７が設けられる一方、スクリューフィ
ーダ１．プレス胃−ル２及びストランドデバイダ−４の
各々の駆動装置として例えばモータ８，９及び１０が使
用されている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上記従来のホットブリケットマシンにおいては
第３図中にＡで示すように成品ブリケットのストランド
が折れてストランドデバイタ５に閉塞したり、また同図
中にＢで示すように異物は破砕し難いブリケットがスト
ランドデバイダ−４とストランドデバイタ５の間に詰る
ことにより成品ブリケットが閉塞することがあった。特
に、還元鉄の熱間圧縮成形においては、供給される原料
の性状（主としてり、　Ｍ　（金属化率）　、　Ｆｒｅ
ｅ　Ｃａｒｂｏｎの含有量、鉱石銘柄）によって、成品
ブリケットのストランドの連接が維持できなくなったり
、デバイダ４の設定動力（ｗｌ動トルク）では破砕でき
な（なる状況が生じ易い。

乙のように成品ブリケットが閉塞しても、運転員が現場
で閉塞状況を目視確認しない限す、プレスロール２及び
スクリューフィーダ１が、運転を続けるため、最終的に
はプレスロール２がオーバロードになるまで停止しなか
った。その結果、ケーシング６．７及びストランドデバ
イタ５を破損するだけでなく、事後処理の復旧に多大な
労力を費やすこととなり、設備の信頼性を失うこととな
っていた。

本発明は成品ブラケットが閉塞する原因を事前に検知し
て、トラブルの発生を未然に回避できるブリケラ１−マ
シンの緊急停止制卸装置を提供することを目的とするも
のである。

即ち、成品ブリケットのストランドの閉塞開始は、スト
ランドデバイダ−の上流で、その層厚が、例えばストラ
ンド２〜３段重ね程度に増大した事及び、ストランドデ
バイダ−の駆動トルクが設定値を越えた事の２点で検知
できることに着目して完成されたものである。

く問題点を解決するための手段〉 斯かる目的を達成するための本発明の構成は原料を圧縮
成形して成品ブリケットにする一対のプレスロールと、
該プレスロールから排出される連接した成品ブリケット
のストランドを切断分離するストランドガイダとからな
るブリケットマシンにおいて、前記ストランドデバイダ
の上流に設置されたブリケット層厚検出器と、前記スト
ランドデバイタの駆動装置に装着されたトルク検出器と
、これらブリケット層厚検出器及びトルク検出器から前
記プレスロールの原料供給フィーダへ作動停止の信号を
、また前記プレスロールへ圧下力解放の信号を伝達する
制御回路とからなることを特徴とする。

く作　　　用〉 成品ブリケットのストランドの閉塞を初期の段階で検出
し、原料供給フィーダを自動的に停止しプレスロールへ
の原料供給を停止すると、ケーシング及びストランドデ
バイタの破＝４− 損が未然に防止される。このため設備の信頼性が大幅に
向上する。

原料供給フィーダの運転を停止すると同時に一対のプレ
ス買−ルの間隔を拡げて圧下刃を解放すると、ロール内
に原料が残らない。

また、ロールは開放されたまま、無負荷状態で回転を続
けるため（自動的にターニングオペレーションに移行で
きる）、ロール軸の熱変形トラブルが防止される。

成品の形状及び性状（破砕強度）に合せて、層厚検出レ
ベルの位置及びストランドデバイダ−のオーバトルクの
設定値は任意に調整できる。

く実　施　例〉 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。尚、前述した従来技術と同一部分には同一符
号Ｊ２何して詳細な説明を省略する。

第１図に本発明の−・実施例を示す。同図に示すように
、プレスａ−ル２からストランドダバイダ−４に至るケ
ーシング６又は７内にはストランドデバイタ５上のブリ
ケット層厚Ｔを検出するための層厚検出器１４として、
振子式センサ１５及びリミットスイッチ１６の組み合せ
が設けられている。この層厚検出器１４は検出された層
厚Ｔが所定の層厚を越えると詰まり検出信号を発する。

一方、ストランドデバイダ−４の駆動装置１０にはトル
ク検出ｉ＃１１が設けれると共に該検出＠＃１１からの
信号と稼動時のトルク限界を予め設定するトルク設定温
１２からの信号を比較し、オーバトルクの時に信号を発
するオーバトルク発信Ｍ１３が設けれている。

従って、通常操業中は、該層厚検出器１４からの詰まり
検出信号及びオーバトルク検出器１３からのオーバトル
ク検出信号が発信されず、連接ブリケットのストランド
１７は個々のブリケット１８に分離されて連続生産され
る。

万一、連接ブリケットのストランド１７が断続的になる
とか、曲率が小さくなり過きて、所定の層厚を越えた場
合には、層厚検出器１４により詰まり検出信号が発生せ
られ、自動制御回路から、スクリューフィーダ駆動装置
８へ、停止信号が発せられて、プレスロール２への原料
の供給が停止される。他方、異物の混入又は破砕困難な
形状のブリケットがストランドデバイダ−４とストラン
ドデバイタ５先端の間に噛み込んで、ストランドデバイ
ダ−４の駆動負荷トルクが設定値を越えた場合には、オ
ーバトルク検出器１３からオーバトルク検出信号が発せ
られ、上記と同様にスクリューフィーダ１が停止する。

スクリューフィーダ１の停止と同時にプレスロール２の
圧下刃を解放するため、圧下装置３への油圧回路の電磁
弁１９に対し、圧下力解放信号が発せられ、ロール間隔
が拡げられる。この時、プレスロール３は停止すること
なく、そのままロールの熱変形防止の為のターニングオ
ペレージ旨ンに入ることができ一７＝ る（ミスオペレーションの防止になる。）。

尚、スクリューフィーダ１、プレスロール２及びストラ
ンドデバイダ−４の駆動装置としては、図中に示すモー
タ８，９及び１０に限らず、例えば油圧モータ等を使用
しても良いものであり、特に制約はない。ストランドデ
バイダ−４を油圧モータで駆動する場合は、オーバトル
ク検出器１１及び設定器１２を兼用する接点付圧力スイ
ッチを使用することによって、本発明を適用しても良い
。また、ロール圧下装置としては、図中では油圧式を示
すが、機械式のスクリュー圧下装置でも良い。

〈発明の効果〉 以下、実施例に基づいて具体的に説明したように本発明
ではブリケラＩ・マシンの内部でブリケットが過剰に閉
塞することを防止できるから、事故の発生を未然に防止
して設備の保護が図れる。更に、ストランドデバイダ−
のトルク検出器が作動不良となった場合にも、層厚検出
器がその補佐をするので、信頼性が２倍以上向上する。

また、常時ストランドの状況を監視するための作業要員
が不要となる利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す構造図、第２図は従
来のホットブリケットマシン図、第３図は、ブリケット
が閉塞する様子を示す説明図である。 図面中、 １はスクリューフィーダ、 ２はプレスロール、 ３はロール圧下装置、 ４はストランドデバイダ−、 ５はストランドデバイタ、 １１はトルク検出器、 １４は層厚検出器である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原料を圧縮成形して成品ブリケットにする一対のプレス
   ロールと、該プレスロールから排出される連接した成品
   ブリケットのストランドを切断分離するストランドデバ
   イダとからなるブリケットマシンにおいて、前記ストラ
   ンドデバイダの上流に設置されたブリケット層厚検出器
   と、前記ストランドデバイタの駆動装置に装着されたト
   ルク検出器と、これらブリケット層厚検出器及びトルク
   検出器から前記プレスロールの原料供給フィーダへ作動
   停止の信号を、また前記プレスロールへ圧下力解放の信
   号を伝達する制御回路とからなることを特徴とするブリ
   ケットマシンの緊急停止制御装置。