JPS6328598B2 - - Google Patents

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JPS6328598B2
JPS6328598B2 JP56500233A JP50023380A JPS6328598B2 JP S6328598 B2 JPS6328598 B2 JP S6328598B2 JP 56500233 A JP56500233 A JP 56500233A JP 50023380 A JP50023380 A JP 50023380A JP S6328598 B2 JPS6328598 B2 JP S6328598B2
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glucose
resin
bisulfite
enzyme
column
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JP56500233A
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Suchiibun Pii Baretsuto
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AARU JEI AARU NABISUKO Inc
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AARU JEI AARU NABISUKO Inc
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Publication date
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Publication of JPS56501630A publication Critical patent/JPS56501630A/ja
Publication of JPS6328598B2 publication Critical patent/JPS6328598B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P19/00Preparation of compounds containing saccharide radicals
    • C12P19/24Preparation of compounds containing saccharide radicals produced by the action of an isomerase, e.g. fructose

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)

Description

請求の範囲 1 重亜硫酸塩/亜硫酸塩型のイオン交換物質に
てグルコース含有液を処理する工程、およびグル
コース異性化条件下にこの処理液を固定化された
グルコース異性化酵素と接触してグルコースの一
部分をフルクトースに転化する工程を含むことを
特徴とする、グルコース含有液中のグルコースを
フルクトースに酵素的に異性化する方法。 2 イオン交換物質が重亜硫酸塩/亜硫酸塩型の
アニオン交換樹脂である、請求の範囲第1項に記
載の方法。 3 イオン交換物質が重亜硫酸塩/亜硫酸塩型の
弱塩基性アニオン交換樹脂である、請求の範囲第
2項に記載の方法。 4 イオン交換物質が重亜硫酸塩/亜硫酸塩型の
強塩基性アニオン交換樹脂である、請求の範囲第
2項に記載の方法。 5 グルコース含有液が樹脂にて処理される際の
PHが約1.0〜約8.0の範囲にある、請求の範囲第1
項に記載の方法。 6 グルコース含有液が樹脂にて処理される際の
PHが約3.5〜約6.5の範囲にある、請求の範囲第5
項に記載の方法。 7 グルコース含有液が約80℃未満の温度で樹脂
にて処理される、請求の範囲第1項に記載の方
法。 8 グルコース含有液が約25゜〜約70℃の範囲の
温度で樹脂にて処理される、請求の範囲第7項に
記載の方法。 9 グルコース含有液が約50゜〜約65℃の範囲の
温度で樹脂にて処理される、請求の範囲第8項に
記載の方法。 発明の背景 発明の分野 本発明はグルコース含有液中のグルコースをフ
ルクトースに異性化する方法に関する。より特定
的には、本発明はグルコース含有液をイオン交換
物質にて処理しそして次にこの処理液を固定化さ
れたグルコース異性化酵素と接触させてグルコー
スの一部分をフルクトースに転化する方法に関す
る。 固定化された生物学的触媒を提供するために不
活性坦体に吸着または結合させた微生物および糸
状菌の酵素の使用が、可溶性酵素または微生物の
細胞全体を利用していた旧方法と大巾に入れ換え
られてきた。特に連続式転化工程を実施するため
の商業的な生産系において、一般に固定化酵素は
可溶性または細胞結合の酵素よりも数多くの有意
義な利点を提供する。これらの系の経済性のため
に、固定化をするのに採用される方法によつて酵
素が実質的に不活性化または変性されないこと
が、極めて重要である。固定化酵素が使用される
条件は酵素の安定性が大量の基材料の転化を可能
にするに充分な期間にわたつて維持されるような
条件であることが、同等に重要である。従つて、
例えば、グルコース異性化酵素を或る態様にて妨
害または不活性化する物質が基材料中に存在する
と、この固定化酵素の安定性に悪影響をおよぼし
そしてその有効寿命をかなり短縮することがあ
る。 一般に、異性化の前に、グルコース異性化酵素
を不経済的に短期間に不活性化または変性し得る
妨害性金属および炭水化物副生成物を除去するた
めに、グルコース含有液は従来法によつて、例え
ば炭素およびイオン交換物質にてこの液を処理す
ることによつて精製される。しかし、このような
処理によつて固定化グルコース異性化酵素の有効
寿命は若干延長されるが、酵素の安定性はグルコ
ースをフルクトースに異性化する連続法において
望ましい程には大きくないことが見い出された。 従来技術の検討 Cotter他による米国再発行特許第28885号は、
可溶性グルコース異性化酵素またはこの酵素を含
有する細胞材料を使用するグルコースシロツプを
異性化する酵素法に関する。異性化中にSO2源を
グルコース含有液中へ添加すると、グルコース異
性化酵素の変性が低減されそして最終製品の望ま
しくない着色の形成が抑制されることを教示して
いる。グルコース含有液中に亜硫酸の可溶性塩を
添加するには、その存在の利点を充分に揮発させ
るために異性化工程が開始される前に添加するの
が好ましいことを開示している。また特許第
28885号には、最終製品中の望ましくない着色の
形成を抑制するのに効果的なSO2の量は、悪硫酸
塩型のイオン交換樹脂に液を通して得られるであ
ろうと開示されている。 Takasakiによるドイツ特許第2160919号には、
亜硫酸塩または重亜硫酸塩型のアニオン交換剤に
て炭水化物の混合物を処理することによるこの混
合物の分離方法が教示されている。 Adv.Carbohydrate Chem.、第19巻、212〜213
頁(1964)においてAnetは、亜硫酸塩による食
品中の非酵素的褐変の抑制は、種々の反応性中間
体の捕獲およびスルホン酸のカルボニル−ビサル
フアイト附加化合物へのこれらの転化に部分的に
依存すると開示している。 Die Starke、26 Jahrg.、1976/Nr.10、350〜
356頁において、グルコース異性化酵素を用いて
連続的異性化を行う前に、グルコース含有基材料
を過しそして炭素およびイオン交換物質にて処
理して酵素の活性に悪影響し得る不純物を除去す
ることを、Oestergaard他はすゝめている。彼等
は更に、シロツプ中の有害であり得る酵素混入物
は、異性化中に明らかに生成されるが、固定化グ
ルコース異性化酵素を含有する複数のカラムの特
定の配列を利用して防御し得ることを開示してい
る。 発明の目的 本発明の主目的はグルコース含有基材料を処理
する方法を提供することであり、これによつてグ
ルコースの一部分をフルクトースに転化するため
に使用される固定化されたグルコース異性化酵素
の安定性または有効寿命が増加される。 また本発明の一目的は重亜硫酸塩/亜硫酸塩型
のイオン交換物質にてグルコース含有基材料を処
理する方法を提供することであり、これによつて
グルコースの一部分をフルクトースに転化するた
めに使用される固定化されたグルコース異性化酵
素の安定性または有効寿命が増加される。 本発明の別の目的は重亜硫酸塩/亜硫酸塩型の
アニオン交換樹脂にてグルコース含有基材料を処
理する方法を提供することであり、これによつて
グルコースの一部分をフルクトースに転化するた
めに使用される固定化されたグルコース異性化酵
素の安定性または有効寿命が増加される。 これらの目的および他の目的は、本発明の記述
および添附の請求の範囲から明らかとなるであろ
う。 発明の概要 グルコース含有液を重亜硫酸塩/亜硫酸塩型の
イオン交換物質にて処理しそしてこの処理液を固
定化された(immolilized)グルコース異性化酵
素と接触させて、液中のグルコースの一部分をフ
ルクトースに転化する。 発明の詳しい記述 グルコース含有溶液は、下記の三方法の中の一
方法により澱粉を処理して通常製造される。第一
法においては酸を比較的高い温度で使用して澱粉
を加水分解する。第二法においては、はじめに澱
粉を酸処理によつて液化しそして次に酸素法によ
つて糖化を行なう。第三法においては酵素法によ
つて液化および糖化の両者を行なう。この酸−酵
素法および酵素−酵素法は当業界にて最も広く実
施されている。 固定化グルコース異性化酵素の安定化または有
効寿命は、基材料の品質によつて多分最も大きく
影響される。とうもろこしの湿式ミル処理産業に
て製造されるグルコース含有液の品質は高度に変
化し得る。一般に、これらの酸は異性化前の従来
法によつて精製される。米国再発行特許第28885
号明細書に、異性化中にグルコース含有液に少量
のSO2が存在すると可溶性のまたは細胞内のグル
コース異性化酵素の変性が低減され、ならびに最
終のシロツプ製品中の着色の形成が抑制されるこ
とが、更に教示されている。 従来法はある程度有用であることが判明してい
たが、固定化グルコース異性化酵素を利用する連
続式異性化工程は、酵素が比較的短期間の使用で
不活性となるため、望ましい程には従来能率的で
はなかつた。 グルコース含有液は炭素およびイオン交換物質
によつて従来法で処理されてきたが、グルコース
含有液を重亜硫酸塩/亜硫酸塩型のイオン交換物
質と接触させそして次に接触させたこの液を固定
化されたグルコース異性化酵素にて異性化する場
合、この固定化酵素の安定性または有効寿命が従
来法によつて達成されるものよりも実質的に増加
されることが此の度見い出された。樹脂と接触さ
せた液中のSO2濃度が可溶性または細胞内のグル
コース異性化酵素の変性を低減させるのに効果的
であると従来技術によつて教示されていた濃度と
同様である事実の観点から、この発見は予想外で
あるといえる。言い換えると、酵素の安定性の改
善は、樹脂から液中への可溶性重亜硫酸塩/亜硫
酸塩の溶出または移動によるものではない。 多種類のイオン交換物質が本発明の方法に利用
し得るが、唯一の要件はこの交換物質が重亜硫酸
塩/亜硫酸塩の形態に転換できることである。こ
のような物質の例には、陰イオン交換セルロース
およびセフアデツクス(Sephadex)およびアニ
オン交換樹脂がある。樹脂はカラム中に簡単に装
入できそしてそれにグルコース溶液を連続式に通
過させることができるので、樹脂が好ましい。更
に、樹脂は比較的容易に再生できる。好ましい樹
脂は、弱塩基型および強塩基型のものである。適
当な強塩基性樹脂の例には、ダウエツクス
(Dowex)1、2および21K(Dow)、デユオライ
ト(Duolite)A−101DおよびA−102(Diamond
Shamrock)、アイオナツク(Ionac)A−535お
よびA−540(Ionac)、およびアンバーライト
(Amberlite)IRA−900(Rohm&Haas)がある。
適当な弱塩基性樹脂は、DuoliteA−6、A−7、
A−30BおよびES−561(Diamond Shamrock)
およびIonacA−300(Ionac)によつて例示され
る。 好ましい樹脂は、マトリツクスが主にポリスチ
レンから構成されそして比較的低度の架橋結合を
有する樹脂である。 樹脂を重亜硫酸塩/亜硫酸塩型に転換するため
には、樹脂ははじめにOH型であることが好まし
い。樹脂を適当な水酸化物で処理することによつ
て、これは達成され得る。洗つて過剰の塩を除去
した後に、樹脂を亜硫酸および重亜硫酸のイオン
源と接触させることができる。これらのイオン源
を提供する塩の溶液が使用し得る。適当な塩の例
には、亜硫酸ナトリウムおよびカリウムそして重
亜硫酸ナトリウムおよびカリウムがある。一般
に、樹脂の全交換容量が確実に得られるようにす
るために、過剰量のこれらの塩を用いて樹脂は所
望の形態に転換されるであろう。その後、樹脂を
すゝぐかまたは洗つて、過剰のこれら源を除去す
る。 溶液中で、重亜硫酸塩イオンおよび亜硫酸塩イ
オンの間に平衡が存在する。約7のPH値にてこれ
らのイオンはほぼ同量に存在するであろうが、よ
り低いPH値では重亜硫酸塩形態が優位である。従
つて、「重亜硫酸塩/亜硫酸塩」という表現は、
交換体の形態が重亜硫酸塩および亜硫酸塩が特定
の割合にて存在する意味に解されるべきでなく、
或る程度両形態にて樹脂が存在する意味に解され
るべきである。 グルコース含有液が樹脂と接触される条件は、
広範囲に変化し得るが、典型的には溶液のPHは約
1.0〜約8.0そして好ましくは約3.5〜約6.5の範囲
にあるであろう。樹脂の床またはカラムを液が通
過され得る温度も変化し得るが、温度は劣化生成
物が実質的に形成されるかまたは樹脂の機能性が
悪影響を受ける結果を生ずる程高い温度とすべき
ではない。好ましい樹脂類は80℃を越える温度に
て悪影響を受けることがわかつた。約25゜〜約70
℃の範囲の温度が満足な結果をもたらしている。
好ましい温度範囲は約50゜〜約65℃である。 酵素異性化工程中に酵素活性化剤が存在するこ
とが、一般に望ましい。商業的実施において、少
量のMgSO4およびNaHSO3のような塩が、異性
化前の基材料に典型的にはこの目的で添加され
る。 樹脂のカラムに液が通過される流速は厳密では
ないが、約0.08〜約0.21ガロン/分/ft3の樹脂、
の流速にて満足な結果が得られている。液を上向
きまたは下向きの流れ方向にカラムに通すことが
できる。 グルコース含有液を製造する施設が異なると若
干異なる条件にて操作され得るので、このような
液の組成はある程度変化し得る。従つて、樹脂処
理の程度と得られる固定化グルコース異性化酵素
の安定性もしくは有効寿命の増加との関係を、定
量化するのは困難である。本発明の目的を能率的
に達成するためには、処理された樹脂が不経済的
に短い期間に消耗しないような条件下に、充分量
の重亜硫酸塩および亜硫酸塩のイオンの源と樹脂
を接触させる必要のあることが明らかである。 分析方法 SO2濃度の定量 液中の二酸化イオウを下記のようにして定量し
た。50〜60gの範囲の液の試料を正確に秤量して
皿に入れそして300mlの蒸溜水を入れた800mlのキ
エルダールフラスコに定量的に移した。10mlの濃
リン酸をそして次に1gの重炭酸ナトリウムを添
加した。直ちに、フラスコ式を標準キエルダール
蒸溜装置と接続し、そして水25mlおよび0.8%水
酸化ナトリウム溶液10〜12mlを含有するエルレン
マイヤーフラスコ中に約250mlを溜出させた。蒸
溜の完了時に、溜出物をリン酸にて酸性としそし
て2mlの澱粉ペースト指示剤を加えた。次いで、
青色が1分間存続するまで、この溶液を0.0625N
のヨウ素液(1mlが0.002gのSO2に相当する)
にて滴定した。乾燥基準のSO2%を下記のように
計算した。 SO2パーセント=滴定液(ml)×0.002/試料重量(g)
×乾燥物(%) 固定化されたグルコース異性化酵素の安定性(半
減期)の定量 1000IGIUの酵素活性を有する固定化グルコー
ス異性化酵素の一定量を、従来式に設備したジヤ
ケツト附のガラスカラム(2.5×30cm)中に入れ
た。このカラムに入れる前に、固定化酵素剤を基
材料溶液と共に真空下に撹拌して、捕獲された空
気を除いた。コーン澱粉を酵素によつて液化およ
び糖化して得た脱気されたグルコース含有液から
なる基材料を、下記の例記載の異性化条件下に
上記のカラムに連続的に通過させた。カラムの流
出液を毎日採取し、そして流速、室温でのPHおよ
びフルクトースのパーセントを定量した。 下式に適当な値を代入しそしてτおよびKfを
グラフ的に解くことによつて、固定化グルコース
異性化酵素の半減期を定量した。 In(Ie−Ip/Ie−I)=KfEt(e−0.693Δt/τ)/CR Δt=時間変化(時) Ip=反応器供給物の異性化度、F/(F+G)、
こゝにFおよびGはそれぞれフルクトースおよ
びグルコースの濃度であり、(g/ml) I=反応器流出液の異性化度、F/(F+G) Ie=平衡時のI(65℃にて0.514) Kf=初期反応速度定数、g(G+F)時
-1IGIU-1 Et=反応器中の合計の酵素(IGIU) C=基材料の濃度、グルコース(g/ml) τ=酵素の半減期(時) R=流速(ml/時) 固定化されたグルコース異性化酵素の活性度の定
量 固定化グルコース異性化酵素の活性度(IGIU)
を、Colilla他による米国特許第4111750号に記載
された方法によつて定量した。 本発明の特質を更に詳しく記述するために、具
体例を下記に示す。しかし、これは単に例示のた
めであり、そして本発明の範囲の変更および添附
の請求の範囲の限定を意図するものではない。 例 この例は、重亜硫酸塩/亜硫酸塩型の弱塩基性
アニオン交換樹脂を使用して、本発明の方法を実
施することを例示する。 1760mlのDuolite ES−561アニオン交換樹脂
(弱塩基性)を、内径8cmそして高さ39cmのカラ
ムに入れた。下記の工程を用いてこの樹脂を活性
化した。各工程において、試薬を樹脂カラムに上
向きに通した。 1 樹脂カラムを脱イオン水で逆洗して樹脂微細
物を除いた。 2 3500mlの7%HCl溶液を10ml/分の流速でカ
ラムに通した。 3 流出液のPHが4より大となるまで、樹脂カラ
ムを約6000mlの脱イオン水ですゝいだ。 4 3000mlの4%NaOH溶液をカラムに10ml/
分の流速で通した。 5 流出液のPHが10未満となるまで、樹脂カラム
を脱イオン水ですゝいだ。 6 4600mlの1N NaHSO3を10ml/分の流速でカ
ラムに通した。 7 流出液のPHが約5.5となるまで樹脂カラムを
脱イオン水ですゝいだ。 活性化された樹脂を、内径8cmそして高さ39cm
の二本のカラムに入れた。酵素−酵素法によつて
調製された精製グルコース含有溶液(炭素処理お
よび樹脂脱イオン化されたもの)の二試料を、室
温および4.5の入口PHおよび約1ml/分の流速に
て上向き流の方向に、二本のカラムに通過させ
た。 樹脂による処理の前後のグルコース含有溶液の
炭水化物組成を定量しそして下記の第表に示
す。
【表】 (1) ガス−液クロマトグラフイ
(2) 液相クロマトグラフイ
上記の表から、対照用試料と比較して、溶液の
樹脂処理はその炭水化物組成に影響しなかつたこ
とが明らかである。 Thompson他による米国特許第3909354号に記
載された工程に従つて、グルコース異性化酵素を
DEAEセルロース上に固定化した。固定化酵素剤
を二本のジヤケツト附きカラムに充填した。 異性化に使用した条件は下記の通りであつた。 温度 65℃ 基材料グルコースの濃度 50%(d.b.) 流 速 0.42ml/分 MgSO4・7H2O 0.005 NaHSO3 0.005 カラム入口での25℃のPH 7.8 樹脂処理(Duolite ES−561)のおよび未処理
のグルコース含有溶液を、カラムに別々に通し
た。結果を下記の第表に示す。
【表】 上記のデータから、重亜硫酸塩/亜硫酸塩型の
樹脂にてグルコース含有溶液を処理すると、固定
化グルコース異性化酵素の有効寿命が大巾に改善
されることが実証される。 例 この例は、重亜硫酸塩/亜硫酸塩型の強塩基性
アニオン交換樹脂を調製および使用して、本発明
の方法を実施することを示す。 960mlのAmberlite IRA−900樹脂を内径cmそ
して高さ39cmのカラムに入れた。下記の工程を用
いて樹脂を活性化した。各工程において試薬を樹
脂カラムに上向きに通した。 1 3000mlの4%NaOH溶液を、10ml/分の流
速にてカラムに通した。 2 約5000mlの脱イオン水を用い10ml/分の流速
にて樹脂カラムをすゝいだ。 3 3000mlの1N NaHSO3をカラムに通した。 4 5000mlの脱イオン水を10ml/分の流速にてカ
ラムに通して、過剰のNaHSO3を除く。 活性化された樹脂を、内径8cmそして高さ39cm
のカラムに入れた。商業的なコーンの湿式ミル操
作にて得られたグルコース含有溶液を、約6ml/
分の流速で床に通す。樹脂処理後に、液を細孔
過(Millipore)(孔径0.45μm)して、カラム中
で形成され得た微生物混入物を除去する。 例に記載した方法に従つて異性化のテストを
行つた。結果を下記の第表に示す。
【表】 従来技術によれば、グルコース異性化酵素を用
いる異性化中に少量のSO2源をグルコース含有基
材料に添加すると、酵素の変性が低減されること
が教示されている。このように、米国再発行特許
第28885号には、グルコース含有基材料中の0.02
〜0.3パーセント乾燥基準のSO2量によつてグル
コース異性化酵素の有効寿命が延長されると開示
されている。本発明の方法による固定化グルコー
ス異性化酵素の改善された安定性がイオン交換材
料のカラムもしくは床から溶出した可溶性の重亜
硫酸塩/亜硫酸塩型の存在によるものかどうかを
決定するために、下記の実験を行つた(例)。 例 重亜硫酸塩/亜硫酸塩型のイオン交換樹脂にグ
ルコース含有液を通過させる際に生ずる溶液中へ
の可溶性重亜硫酸塩/亜硫酸塩の溶出量を、この
例は例示する。 125cm×1.52cm(49.2×0.6インチ)の寸法を有
するカラム中に含まれる強塩基性アニオン交換樹
脂(Amberlite IRA−900)の床を、床体積の2
倍量の1 NaHSO3を4.3ml/分の流速で通過
させて重亜硫酸塩/亜硫酸塩型に転換した。次に
この床を、床体積量の脱イオン水を用いて同流速
ですゝいだ。 45%の乾燥固形分を有しそして乾燥基準にて約
93%のグルコースを含有する精製酵素−酵素コー
ン澱粉加水分解物からなるグルコース含有溶液
を、4.2ml/分の流速にてこの床に通した。カラ
ムの温度を60℃に維持し、そしてこの溶液のPHは
室温で測定して5.5であつた。 グルコース含有溶液を連続的に120時間カラム
に通し、そして流出液のSO2含量を定期的に測定
した。 種々の採取時における樹脂から溶液中に溶出し
た可溶性重亜硫酸塩/亜硫酸塩の量を、表記した
採取時のSO2濃度(乾燥固形物基準)に関して下
記の第表に示す。 第 表 流出液の採取期(時) 流出液のSO2濃度 (%、d.b.) 18 0.026 42 0.032 66 0.060 90 0.010 114 0.007 上記の表のデータから、溶液中に溶出された重
亜硫酸塩/亜硫酸塩の量はSO2濃度にて約0.06%
を越えなかつたことが実証される。従つて、従来
技術によつて達成された場合と比較して、処理さ
れた樹脂は固定化グルコース異性化酵素の安定性
の観察された増加を生ずるに充分な量のSO2源と
して役立つことができないことが明らかである。 例 この例は、グルコース含有溶液中に増加量の重
亜硫酸ナトリウムを添加することによる固定化グ
ルコース異性化酵素におよぼす影響を示す。 固定化グルコース異性化酵素は、Thompson他
による米国特許第3788945号の記載のように、
DEAEセルロースにストレプトマイセスsp
(Streptomyces sp.)グルコース異性化酵素の溶
液を吸着させて調製した。固定化酵素剤は乾燥基
準グラムあたり384.4IGIUの活性度を有してい
た。乾燥基準にて約93%のグルコースを含有する
コーン澱粉の精製酵素−酵素加水分解物からなる
基材料溶液を調製した。最終のPH調節前に種々の
量の重亜硫酸ナトリウムを上記の基材料溶液の各
部分へ添加し、そして下記の異性化条件下に各部
分の固定化酵素のカラムに別々に通した。 基材料濃度 50%d.s. 温 度 68.8℃ PH 27℃にて7.25 流 速 0.45ml/分 MgSO4 基材料中0.005 CoCl2 基材料中0.0005 酵 素 3.2gの化学セルロースと混合された1.6
gの固定化グルコース異性化酵素の充填
物 操作時間 〜200時間 基材料中のSO2濃度(%、d.b.)
0.06、0.10、0.30、0.50および1.00 結果を下記の第表に示す。
【表】 上記の表から、グルコース液中のSO2を0.06%
から1.0%に増加させると酵素の半減期に可成り
の増加が得られることが、実証される。重亜硫酸
塩/亜硫酸塩型の樹脂にて処理すると、例に示
すようにグルコース液中のSO2が約0.01〜0.06%
増加する。従つて、重亜硫酸塩/亜硫酸塩型の樹
脂にてグルコース液を処理する際の酵素半減期の
著しい改善は、樹脂からグルコース液中へのSO2
の溶出によるものでないことが明らかである。こ
の改善の理由は完全には解明されていないが、グ
ルコースのシロツプ中に存在し得る或る未確認の
酵素不活性化物の影響が樹脂処理によつて除外ま
たは抑制され、そしてその結果酵素の半減期が増
加されることもあり得る。 例 この例は、二種類の固定化グルコース異性化酵
素を用いて実施されるグルコース異性化反応にお
いて、重亜硫酸塩/亜硫酸塩型の強塩基性アニオ
ン交換樹脂を使用することを例示する。 例に記述した工程に従つて活性化した重亜硫
酸塩/亜硫酸塩型のAmberlite IR−900を、4本
の60cm×2.5cmのカラムに入れた。各カラムは約
0.24リツトル(約0.0083ft3)の樹脂を含有してい
た。カラムを直列に連結しそして約40±2℃の温
度に維持した。酵素によつて液化および糖化した
商業的なグルコース含有溶液を、12〜16ml/分の
流速にてこの樹脂カラムに通した。 異なる二種類の固定化グルコース異性化酵素を
使用し例記載の工程に従つて、異性化実験を実
施した。結果を下記の第表に示す。
【表】 上記の表のデータから、強塩基性アニオン交換
樹脂にてグルコース含有基材料を処理すると、
種々の方法で精造される固定化グルコース異性化
酵素の寿命が効果的に延長されることが実証され
る。 本発明に用いた用語および表現は記述の手段と
してでありそして限定のために使用されるもので
はない。各種の修正が本発明の請求の範囲内で可
能であると認識されるので、開示および記述され
た特徴の均等物またはその部分が除外されること
を、このような用語および表現の使用において意
図するものではない。
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