JPS6328443A - 水中油型メーキャップ化粧料 - Google Patents

水中油型メーキャップ化粧料

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JPS6328443A
JPS6328443A JP17135686A JP17135686A JPS6328443A JP S6328443 A JPS6328443 A JP S6328443A JP 17135686 A JP17135686 A JP 17135686A JP 17135686 A JP17135686 A JP 17135686A JP S6328443 A JPS6328443 A JP S6328443A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は水中油型（以下０／Ｗと称す）乳化組成物、更
に詳しくは広い温度範囲にわたって優れた保存安定性及
び皮膚安全性を有するＯ／Ｗ乳化組成物に関する。
［従来の技術］ 一般に乳化組成物の分離は乳化粒子のクリーミング（も
しくは沈澱）、凝集あるいは合一によって生ずる。高温
では水滴の凝集がおこり易く、その結果、離液現象即ち
連続層である水相が下層部に分離し易く、水滴の合一に
より粒子径が増大し、その結果水滴が沈澱して、上層部
が油相のみとなり油相の分離が生じ易い。さらに合一が
進行すれば、水相の分離が生ずることになる。殊に、パ
ラフィン油のような非極性油に関しては比較的安定なＯ
／Ｗ乳化組成物を得ることができるが、オリーブ油のよ
うな極性油に関しては常温の安定性すら満足できるもの
ではなかった。
特にメーキャップ化粧料等の各種顔料を含む化粧料にあ
っては、乳化安定性に加えて顔料の分散安定性をも確保
しなければならないという難しさがある。
また従来、乳化組成物は一般的に界面活性剤を用いて乳
化されている。界面活性剤は一分子中に親水基と親油基
を有する界面活性能を示す一群の物質であって、基剤中
への溶解炭が高（皮膚への浸透性も強い。従って人によ
っては皮膚等への刺激性につながることもある。
［発明が解決しようとする問題点］ 本発明者らは上記事情にかんがみ、保存安定性に優れ安
全性も良好なＯ／Ｗ乳化組成物を得ることを目的に鋭意
研究を重ねた結果、特定粒径の有機重合体微粉末を乳化
剤として用いたならば、従来用いられていた界面活性剤
を併用することもなしに上記目的を達成しうろことを見
い出し、本発明を完成するに至った。
［問題点を解決するための手段］ すなわち本発明は、平均粒径０．０１μｍ〜１μｍの有
機重合体微粉末を含有してなる水中油型乳化組成物であ
る。
本発明は、界面活性剤を基剤に熔解して油相と水相を乳
化するという従来の考え方とは異なり、乳化能を有する
固体をそのまま基剤に分散して油相と水相を乳化すると
いう全く新しい考え方に基づいている。
この乳化方法は油相の極性に影響されず、かつ従来のよ
うにＨＬＢ（ｉ水親油）バランスに基づいて界面活性剤
を取捨選択しなけれぼならないという煩雑な手順をも必
要としない。また有機重合体微粉末は水相にも油相にも
熔解しない物質であるので、各種顔料を添加しても系の
バランスがくずれることも少なく、顔料の凝集も起こり
にくい。
さらに皮膚等へ対する安全性も良好であり、従来汎用さ
れていたポリオキシエチレン（以下、ＰＯＥという）ソ
ルビタン脂肪酸エステルやＰＯＥアルキルエーテル等の
親水性界面活性剤に比較しても明らかに優れている。
以下、本発明の措成について述べる。
本発明に用いられる有機重合体としてはポリメタクリル
酸アルキルエステル、ポリスチレン、ポリスチレン誘導
体、ポリアクリロニトリル、ポリアクリロニトリル誘導
体或いはポリ酢酸ビニール等を例示することができ、こ
れらのうちから一種又は二種以上が任意に選ばれて用い
られる。
上記の有機重合体微粉末のなかではメチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、
イソプロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、
イソブチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、
オクチルメタクリレート、デシルメタクリレート、ノニ
ールフェニールメタクリレート、ベンジルメタクリレー
ト、ジシクロペンテニルメタクリレート、イソボルニル
メタクリレート等のポリメタクリル酸アルキルエステル
、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イ
ソプロピル、アクリル酸−ｎ−ブチル、アクリル酸−２
−エチルヘキシル等のアクリル酸アルキルエステルが好
ましく、特にポリメチルメタクリレートが微粉末にし易
く、粉末自体球形で透明感があり、臭いも殆どなく、安
全性の面でも良好でＯ／Ｗ乳化組成物の乳゛化能に優れ
ている。
上記有機重合体微粉末の粒径は、平均値でｏ、’ｏｉμ
ｍ−１μｍであり、好ましくは０．２μｍ〜０．５μｍ
である。粒子径が０．０１μｍ未満や１μｍを超える場
合は安定な乳化物を得ることが困難である。
有機重合体微粉末の製造は従来公知の方法にしたがえば
良い。ポリメチルメタクリレートを例にとって一製造例
を下記に示す。
メチルメタクリレートのモノマーをこれと乳化共重合可
能な他のモノマー例えばメタクリル酸の存在下に乳化重
合させて、必要に応じて金属塩を付加し重合体粒子のエ
マルジョンを調整し、このエマルジョンから重合体粒子
を回収して乾燥し、しかる後これをジェットミルで解砕
、分級する。
有機重合体微粉末の配合量はＯ／Ｗ乳化組成物全量中の
０．１重量％〜１０重量％、好ましくは０．５重量％〜
５重量％である。配合量が０．１％重量未満の場合は○
／Ｗ乳化組成物を安定化しにくくなることがあり、１０
重量％を超えると粘性が高くなって製造しにくくなる傾
向がある。
本発明のＯ／Ｗ乳化組成物に用いる油としては一般的に
食品、塗料、医薬品、化粧料等において用いられる油を
用いることができ、−例を挙げればパラフィン油、スク
ワラン、パラフィンロウ、セレシン等の炭化水素、オリ
ーブ油、椿油、大豆油、マカデミアナツツ油、ヒマシ油
、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロ
ウ、密ロウ、ホホバ油等の天然動植物油脂、ロウ、炭素
数１０ないし３５の脂肪酸、炭素数１０ないし３５のア
ルコール、炭素数１６以上の合成されたエステル類、例
えばイソプロピルミリステート、イソステアリン酸ジグ
リセリド、２−エチルへキサン酸トリグリセリド、リン
ゴ酸ジイソステアリル、ミリスチルミリステート等であ
る。
これらの油は任意の一種又は二種以上を用いることがで
き、配合量は一般的に２０重量％〜８０重量％である。
本発明のＯ／Ｗ乳化組成物は上記の有機重合体ｍ粉末、
油及び水の必須成分以外に姑要に応じて他の界面活性剤
、保湿剤、染料、顔料、紫外線吸収剤、香料、薬効剤、
防腐剤、酸化防止剤等を適宜添加することができる。
本発明のＯ／Ｗ乳化組成物は食品、塗料、医薬品、化粧
料等に利用可能であるが特に口紅、クリーム、乳液、液
状ファンデーション等の化粧料に通している。
〔実施例］ 本発明の一層の理解のために、以下に実施例及び比較例
を掲げる。例中全ての部は重量で表す。
実施例１　クリーム ■　精製水　　　　　　　　　　　　５０．８　（部）
■　グリセリン　　　　　　　　　　６■　ポリメチル
メタクリレート （平均粒径０．４μｍ）８ ■　流動パラフィン　　　　　　　　２０■　オリーブ
油　　　　　　　　　　　１０■　ワセリン　　　　　
　　　　　　　８■　防腐剤　　　　　　　　　　　　
０．１■　香料　　　　　　　　　　　　　　０．１製
法 ■〜■を７０°Ｃで均一にｆ６解し、■〜■を均一に溶
解して■〜■に加えて乳化する。攪拌を続けながら冷却
してクリームを得た。
実施例２　クリームファンデーション ■　精製水　　　　　　　　　　　　３６．８■　プロ
ピレングリコール　　　　　３■　グリセリン　　　　
　　　　　２ ■　パラオキシ安息香酸メチル　　　０．１■　メチル
メタクリレート・ メタクリル酸共重合物 （平均粒径０．３μｍ）　　　３ ■　カオリン　　　　　　　　　　　　５■　タルク　
　　　　　　　　　　　　１０■　酸化チタン　　　　
　　　　　　　２■　赤酸化鉄　　　　　　　　　　　
０．２［相］　黄酸化鉄　　　　　　　　　　　０．８
０　香料　　　　　　　　　　　　　　０．１製法 ■〜■を８０℃で均一に溶解し、■〜［相］を加えて分
散し、さらに０〜＠を加えて乳化する。攪拌を続けなが
ら冷却してＯ／Ｗクリームファンデーションを得た。
本実施例で製造されたＯ／Ｗクリームファンデーション
は製造時の酸化鉄分散性が良好であり、またＱ　’Ｃ１
室温、３７℃の温度条件で３力月保存しても油、水とも
に分離することなく安定性良好であった。
また、クリーミイ−な使用感に優れ、化粧くずれも少な
かった。
比較例１ 実施例１中のポリメチルメタクリレートをＰＯＥ（４０
モル）ソルビタンステアリン酸エステル５部に置換した
他は実施例１と同様に製造して比較例１を得た。
比較例２ 実施例２中のメチルメタクリレート・メタクリル酸共重
合物をＰＯＥ（３０モル）オレイルエーテル３部に置換
した他は実施例１と同様に製造し、比較例２を得た。
調製した試料は乳化型を電気伝導度より確認し、乳化粒
子径は顕微鏡により観察した。また各温度で１５日間保
存し、分離の状態及び粒子径の変化より安定性をそれぞ
れ調べた。
比較例１は乳化した直後に水が分離し、また比較例２は
乳化はされたものの、酸化鉄や酸化チタンが凝集して本
来の色調を得ることができず、かつ１時間攪拌を続けて
みたが酸化鉄および酸化チタンの凝集がさらに進行して
終にはすべて沈降してしまった。
これらに対して実施例１及び２は乳化安定性、分散安定
性とも良好で、３７℃、室温及び０°Ｃ条件下に放置し
た場合も３力月以上安定なＯ／Ｗ乳化化粧料であった。
［発明の効果］ 本発明に係るＯ／Ｗ乳化組成物は、従来のものに比較し
て広い温度範囲にわたって極めて保存安定性（乳化安定
性および分散安定性）が良い。また皮膚刺激性について
も極めて安全性が高い乳化組成物である。従って種々の
分野においてＯ／Ｗ乳化組成物として応用でき、特に化
粧料分野において有用な乳化組成物である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 平均粒径０．０１μｍ〜１μｍの有機重合体微粉末を含
    有してなる水中油型乳化組成物。
JP17135686A 1986-07-21 1986-07-21 水中油型メーキャップ化粧料 Granted JPS6328443A (ja)

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JPS6328443A true JPS6328443A (ja) 1988-02-06
JPH0579045B2 JPH0579045B2 (ja) 1993-11-01

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006512199A (ja) * 2002-12-31 2006-04-13 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 表面改質された有機分子を含有するエマルジョン
US7901602B2 (en) 2003-04-04 2011-03-08 Sekisui Plastics Co., Ltd. Expandable styrene-modified olefin resin particle, pre-expanded particle, and process for producing molded foam

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