JPS63284121A - ゲル状浴用起泡濃厚物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、界面活性剤および香料を高濃度で含有するゲ
ル状浴用起泡濃厚物に関する。

［従来の技術］ 浴槽水に浴用起泡製剤を添加して、きめの細かな泡を多
量に発生させ、浴槽水に心地好い香りを付与し、浴槽水
中で肌が界面活性剤の過剰な脱油効果により害されるこ
となく体を洗浄するのを助ける。すなわち、界面活性剤
の脱油効果を抑制するのみでなく肌の状態を化粧に向く
ようにととのえるためにも、適当な添加剤、例えば、化
粧油成分、油分供給剤または保湿剤、水溶性蛋白質また
は蛋白質分解物を導入することが幾度も提案されてきた
。

標準的な市販品は、洗浄活性物質を１０〜３０重量％含
有し、満水の浴槽（約２００４）に２０〜４０ｇ投与さ
れる。洗浄活性物質を比較的高濃度で含有する製品は、
包装費用を低減でき、防腐剤必要量が少なく、貯蔵費用
がかからないという点で有利である。しかしながら、多
くの不利益を有する濃厚な無水製品もある。

西ドイツ公開特許第２９　４３　２０２号には、界面活
性剤２０〜８０重量％および化粧部８０〜２０重量％を
含有する浴用起泡製剤が記載されている。西ドイツ公開
特許第２７　００　８９１号にも、界面活性剤４０〜７
５重量％および化粧部１５〜５０重量％を含有する浴槽
添加剤が記載されている。これらの製剤の界面活性剤含
量が多いのは、主として、化粧部を水に可溶化、または
分散可能にすることを意図したものである。しかしナカ
ら、これら製剤の起泡力は充分ではなく、肌に顕著な油
状残留物を残す。他の濃厚界面活性剤組成物は、溶媒ま
たは可溶化剤の添加によっては充分に解決されないよう
な不都合、すなわち水に溶解しようとすると、凝固、ペ
ースト状になったり貧溶性の固体ゲル粒子を形成すると
いう不都合を有する。

［発明の目的コ すなわち、本発明の目的は、一方では、泡を豊かに発生
し、多量の香油を可溶化し、しかも肌に悪影響を与えず
又は肌に好ましくない油状薄膜を残さず、他方では、浴
槽水に容易かつ迅速に溶解するような浴用起泡濃厚物を
提供することにある。

［発明の開示コ 上記目的は、 （Ａ）式：　　Ｒ’−０−（Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｎ−８Ｏ３Ｎ
ａ〔式中、ＲＩはＣＩｔ”−Ｃ１８アルキル基を表し、
ｎ＝１〜６である。〕 で示されるアルキルエーテルスルフェート界面活性剤　
　　　　　　　　　　３５〜４５重量％（Ｂ）式：　　
Ｒ’　　Ａ　　（ＣｙＨ−０）ｘ　　Ｈ〔式中、Ｒ１は
Ｃ１！〜ｃｐｓアルキル、アルケニルまたはアシル基、
Ａは酸素または−ＮＨ〜基を表し、ｘ＝３〜９である。

〕 で示される一種またはそれ以上の非イオン性ポリグリコ
ールエーテル界面活性剤 ５〜１５重量％ （Ｃ）一種またはそれ以上の両性または双性イオン性界
面活性剤　　　　　　　　１〜５重量％（Ｄ）グリコー
ルエーテル基を５〜２０個有するＣＩｔ−Ｃ１＠脂肪酸
から誘導されたグリセロールポリグリコールエーテルモ
ノ脂肪酸エステルまたは脂肪酸モノもしくはジグリセリ
ドボリグリコールエーテル　　　　　　　　　　　１〜
５重量％（Ｅ）非水溶性香油２〜１０重量％および水３
０〜５０重量％ を含有することを特徴とする本発明のゲル状浴用起泡濃
厚物によって達成される。

アルキルエーテルスルフェート、非イオン性界面活性剤
、両性もしくは双性イオン性界面活性剤および親水性油
を高濃度で含有する均衡のとれた組成により、その構造
粘度の高さ故にゲル状に見える液状浴槽添加剤が得られ
る。これは、本発明の浴用起泡濃厚物は高粘性で流動し
ないように見えるが、実際には剪断力の影響下に非常に
自由に流れ、可撓性管および可撓外瓶から困難なく絞り
出せ、プランジャー型ディスペンサーから容易に分出す
ることができることを意味している。更に、本発明の浴
用起泡濃厚物は、ゲルを形成することなく浴槽水に迅速
に溶解し、香油および染料を安定かつ均質に分散させる
。肌が穏やかに洗浄されるので、製剤中に肌手入れ成分
を含む場合はその効果が充分に発揮される。

アルキルエーテルスルフェート界面活性剤Ｒ１−０−（
Ｃ２Ｈ４Ｏ）ｎ−８Ｏ３Ｎａは市販されている既知化合
物である。この化合物は、好ましくは直鎖状アルキル鎖
を有するＣｌｆｆ１〜Ｃ１ｌ＋脂肪アルコールにエチレ
ンオキシド１〜６モルを添加し、得られたエトキシレー
トを二酸化硫黄またはクロロスルホン酸で硫酸化するこ
とにより調製できる。

得られた脂肪アルコールエトキシレートの硫酸半エステ
ルを水酸化ナトリウム水溶液で中和する。

起泡剤中にアルキルエーテルスルフェート界面活性剤が
高濃度で含まれることが必要なので、この目的のために
、標準的市販水溶液２５〜３０重量％よりもむしろ、流
動性からゲル状の６０〜７０重量％溶液を使用すること
ができる。そのような溶液もまた市販されている（例え
ばテキサポン［Ｔｅｘａｐｏｎ：登録商標コ　Ｎ７０、
ヘンケル・コマンディット・ゲゼルシャフト・アウフ・
アクチェン［Ｈｅｎｋｅｌ　ＫＧａＡ］製）。　非イオ
ン性ポリグリコールエーテル界面活性剤Ｒ”−Ａ　　（
ｃｚＨ＋ｏ）ｘ−Ｈもまた市販の化合物である。これら
は、エチレンオキシド３〜９モルを１２〜１８個の炭素
原子を有する飽和および不飽和脂肪アルコール、脂肪ア
ミン及び／又は脂肪酸アミドに付加、またはエチレンオ
キシド２〜８モルを脂肪酸（Ｃ１８〜Ｃｐｓ）モノエタ
ノールアミドに付加することにより調製される。

両性界面活性剤は、分子内に、Ｃ１２〜ｃｐｓアルキル
またはアシル基に加えて、アミノ基およびカルボキシル
またはスルホン酸基を有する界面活性′剤である。両性
界面活性剤の例として、Ｎ−（Ｃ，。

〜Ｃ，Ｓ）−β−アミノプロピオン酸、Ｎ−（Ｃｍ〜Ｃ
Ｉｓアルキル）−β−アミノ酪酸、Ｎ−（Ｃｍ〜ＣＩＢ
アルキル）−イミノニ酢酸、Ｎ−（Ｃ１２〜Ｃ１６アル
キル）−Ｎ−２−ヒドロキシエチルグリシン、Ｎ（Ｃ＋
ｔ〜ｃｐｓアルキル）−タウリン、Ｎ　　（ｃｍ〜Ｃｌ
８）−アルキルベンジルアミン−ｐ−スルホン酸、Ｎ　
　（Ｃｓ〜ｃｐｓアルキル）−１−アミノブタン−３−
スルホン酸が挙げられる。

双性イオン性界面活性剤は、分子内に、Ｃ１２〜Ｃｒｓ
アルキルまたはアシル基に加えて、四級アンモニウム基
およびカルボキシレートまたはスルホネート基を有する
界面活性剤である。双性イオン性界面活性剤の例として
、Ｎ−（Ｃｓ〜Ｃｐｓアルキル）−Ｎ、Ｎ−ジメチルア
ンモニオグリシネート、Ｎ−ココナツツアシルアミドプ
ロピル−Ｎ、Ｎ−ジメチルアンモニオグリシネート、Ｎ
　　（ｃｓ〜Ｃ１２アルキル）−Ｎ−２−ヒドロキシエ
チル−Ｎ−メチル−β−アンモニオプロピオネート、Ｎ
−（ｃｍ〜Ｃ１８アルキル）−Ｎ、Ｎ−ジメチル−β−
アンモニオプロパンスルホネートがある。

グリセロールポリグリコールエーテルモノ脂肪酸エステ
ルは、肌に油分を供給する親水性油成分である。この構
造の化合物は、例えば西ドイツ特許出願公開第２０　２
４　０５１号のような文献から既知であり、例えばセチ
オール［Ｃｅｔｉｏｌ：登録商標］　ＨＥ（ヘンケル・
コマンディット・ゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
製）の商標名で市販されている。脂肪酸モノまたはジグ
リセリドポリグリコールエーテルもまた、文献、例えば
米国特許第２，６１７，７５４号および西ドイツ特許出
願公開第１４　６７　８１６号から油分供給成分として
既知である。

成分（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）および（Ｄ）の特定量での
組み合わせは、非水溶性香油（Ｅ）２〜１０重量％を完
全に溶解するのに好適であり、水に溶解しても泡を発生
することも、肌触りを悪くすることもなく水に均質に分
散する。家庭用衛生製剤に香りを付与するのに好適な精
油および合成香料ならびにこれらの物質の混合物を非水
溶性香油として使用することができる。

本発明の浴用起泡濃厚物は、上記成分に加えて、標準的
助剤および添加剤を多くとも組成物の５重量％までの比
較的少ない量で含有することもできる。このような助剤
および添加剤は、例えば、防腐剤、染料、電解質（例え
ば塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム）、ポリエチレン
グリコール、カチオン性ポリマー、ビタミン類、植物抽
出物および肌用化粧剤である。

いかなる他の水溶性成分も水と一緒にまたは最後に添加
してよい。油溶性成分は香油と一緒に成分（Ｂ）および
成分（Ｄ）の混合物に溶解すべきである。

上記成分（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）および（Ｄ）のうちで
、特定の化合物または化合物群が、相互に組み合せて、
実効特性および特に起泡能、肌への適合性および水への
溶解性について最良の特性を示す本発明の浴槽起泡濃厚
物を製造するのに特に好適である。本発明のそのような
特に好ましい一つの態様は、 （Ａ′）式：　　Ｒ’　　ｏ（ｃｔＨ４ｏ）ｎ　　ＳＯ
３Ｎａ〔式中、Ｒ１はＣ１２ｙＣ１２アルキル基を表し
、ｎ＝１〜３である。〕 で示されるアルキルエーテルスルフェート界面活性剤　
　　　　　　　　　３５〜４０重量％（Ｂ’　　１）式
：　　Ｒ”　　Ｏ（ＣｔＨ＋Ｏ）ｘ　　Ｈ〔式中、Ｒ２
はＣＩａ〜ＣＩｌ＋アルキルまたはアルケニル基を表し
、ｘ＝３〜６である。〕 で示される非イオン性ポリグリコールエーテル界面活性
剤　　　　　　　　　　２〜６重量％（Ｂ’　　２）式
：　　Ｒ３ＮＨ（ＣｔＨ＊Ｏ）ｘ　　Ｒ〔式中、Ｒ３は
Ｃ１２〜Ｃ１８アシル基を表し、Ｘ＝３〜６である。〕 で示される非イオン性ポリグリコールエーテル界面活性
剤　　　　　　　　　　４〜８重量％（Ｃ′）式： ％式％ 〔式中、Ｒ３はＣ１８〜Ｃ１８アシル基を表す。〕で示
される双性イオン性界面活性剤 ２〜４重量％ （Ｄ′）グリセロールのエチレンオキシド７〜ｌＯモル
付加物の脂肪酸（Ｃ＋ｔ−Ｃｔｓ）モノエステル２〜４
重量％ （Ｅ′）非水溶性香油４〜６重量％および水３５〜４５
重量％ を含有する浴用起泡濃厚物である。

本発明の浴用起泡濃厚物は、室温で、すなわち加熱せず
に成分を混合することにより容易に調製することができ
る。しかしながら、成分混合においである順序を守るこ
とが有利である。このようにして、成分が迅速に均質に
混合されることに加えて、貧溶性のゲル状粒子の形成が
避けられる。

好ましくは、成分（Ｂ）および（Ｄ）を最初に導入し、
そこに香油（Ｅ）を溶解し、成分（Ｃ）、水、および最
後に成分（Ａ）を順次加え、撹拌により混合物に均質に
溶解する。

本発明の浴用起泡濃厚物は、高い構造粘度を示し、ゲル
状に見えるが、剪断力の影響下に、容易に撹拌し、ポン
プ送りし、詰め込みおよび容器から取り出すことができ
る。生成物の粘度は、ハーグ［Ｈａａｋｅコ型ＲＶ３　
　口）ビスコ［Ｒｏｔｏｖｉｓｃｏ：登録商標］回転粘
度計のＭＶ２測定系を用いて０．４〜１　ｒｐｍで測定
すると、通常２０℃で１５〜４０Ｐａｓである。

下記の実施例により本発明を説明する。

［実施例コ ゲル状浴用起泡濃厚物 ＊　ＧＯＦ　　：　グリセロールエトキシレート脂肪酸
エステル（グリセロールのエチレ ンオキシド７モル付加物のヤシ油 脂肪酸モノエステル） 粘度はハーグ　ＲＶ３　　ロトビスコのＭ　Ｖ　２　測
定系を用いて１　ｒｐｍで回転して測定した。

テキサポン［Ｔ　ｅｘａｐｏｎ：登録商標コＮ７０　：
直鎖状Ｃｌｆｆ１／ＣＩ４脂肪アルコール混合物（７０
：３　ｏ）のエチレンオキシド２モル付加物から誘導し
たアルキルエーテルスルフェートナトリウム塩の７０％
水溶液オイムルジン［Ｅ　ｕｍｕｌｇｉｎ：登録商標コ
Ｃ４：ヤシ油脂肪酸（Ｃ１２〜Ｃ＋ａ）モノエタノール
アミドのエチレンオキシド４モル 付加物 オイムルジン０５　ニ オレイル−セチルアルコール混合物のエチレンオキシド
５モル付加物 デヒトン［Ｄｅｈｙｔｏｎ＋登録商標］Ｋ：Ｎ−ココナ
ツツアシルアミノプロピル−Ｎ、Ｎ−ジメチルアンモニ
ウムグリシネートの３０％水溶液 特許出願人　ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト
・アウフ・アクチェン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、 （Ａ）式：Ｒ＾１−Ｏ−（Ｃ＿２Ｈ＿４Ｏ）＿ｎ−ＳＯ
   ＿３Ｎａ〔式中、Ｒ＾１はＣ＿１＿２〜Ｃ＿１＿６アル
   キル基を表し、ｎ＝１〜６である。〕 で示されるアルキルエーテルスルフェート界面活性剤　
   ３５〜４５重量％ （Ｂ）式：Ｒ＾２−Ａ−（Ｃ＿２Ｈ＿４Ｏ）＿ｘ−Ｈ〔
   式中、Ｒ＾２はＣ＿１＿２〜Ｃ＿１＿８アルキル、アル
   ケニルまたはアシル基、Ａは酸素または−ＮＨ−基を表
   し、ｘ＝３〜９である。〕 で示される一種またはそれ以上の非イオン性ポリグリコ
   ールエーテル界面活性剤　５〜１５重量％ （Ｃ）一種またはそれ以上の両性または双性イオン性界
   面活性剤　１〜５重量％ （Ｄ）グリコールエーテル基を５〜２０個有するＣ＿１
   ＿２〜Ｃ＿１＿８脂肪酸から誘導されたグリセロールポ
   リグリコールエーテルモノ脂肪酸エステルまたは脂肪酸
   モノもしくはジグリセリドポリグリコールエーテル　１
   〜５重量％ （Ｅ）非水溶性香油２〜１０重量％および水３０〜５０
   重量％ を含有することを特徴とするゲル状浴用起泡濃厚物。 ２、 （Ａ′）式：Ｒ＾１−Ｏ−（Ｃ＿２Ｈ＿４Ｏ）＿ｎ−Ｓ
   Ｏ＿３Ｎａ〔式中、Ｒ＾１はＣ＿１＿２〜Ｃ＿１＿８ア
   ルキル基を表し、ｎ＝１〜３である。〕 で示されるアルキルエーテルスルフェート界面活性剤　
   ３５〜４０重量％ （Ｂ′１）式：Ｒ＾２−Ｏ−（Ｃ＿２Ｈ＿４Ｏ）＿ｘ−
   Ｈ〔式中、Ｒ＾２はＣ＿１＿６〜Ｃ＿１＿８アルキルま
   たはアルケニル基を表し、ｘ＝３〜６である。〕 で示される非イオン性ポリグリコールエーテル界面活性
   剤　２〜６重量％ （Ｂ′２）式：Ｒ＾３−ＮＨ−（Ｃ＿２Ｈ＿４Ｏ）＿ｘ
   −Ｈ〔式中、Ｒ＾３はＣ＿１＿２〜Ｃ＿１＿８アシル基
   を表し、ｘ＝３〜６である。〕 で示される非イオン性ポリグリコールエーテル界面活性
   剤　４〜８重量％ （Ｃ′）式： Ｒ＾３−ＮＨ−（ＣＨ＿２）＿３−Ｎ＾＋（ＣＨ＿３）
   ＿２ＣＨ＿２ＣＯＯ＾−〔式中、Ｒ＾３はＣ＿１＿２〜
   Ｃ＿１＿８アシル基を表す。〕で示される双性イオン性
   界面活性剤２〜４重量％ （Ｄ′）グリセロールのエチレンオキシド７〜１０モル
   付加物の脂肪酸（Ｃ＿１＿２〜Ｃ＿１＿８）モノエステ
   ル２〜４重量％ （Ｅ′）非水溶性香油４〜６重量％および水３５〜４５
   重量％ を含有する特許請求の範囲第１項記載のゲル状浴用起泡
   濃厚物。