JP2585031B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2585031B2 JP62302791A JP30279187A JP2585031B2 JP 2585031 B2 JP2585031 B2 JP 2585031B2 JP 62302791 A JP62302791 A JP 62302791A JP 30279187 A JP30279187 A JP 30279187A JP 2585031 B2 JP2585031 B2 JP 2585031B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、非イオン性界面活性剤と、イミダゾリン型
もしくはEO付加型第4級アンモニウム塩型カチオン界面
活性剤及びカルボン酸塩型アニオン界面活性剤とを含有
した頭髪用もしくはボディー用シャンプー、衣類もしく
は食器用洗剤等に用いられる洗浄剤組成物に関する。
[従来の技術] 一般に、頭髪あるいは衣類用洗浄剤の主剤としてアニ
オン界面活性剤、非イオン性界面活性剤が使用されてい
るが、これらの界面活性剤のみでは、布に対する洗浄力
は有しているものの、仕上り、特に布に対するリンス効
果(柔軟性)を付与することはできなかった。この柔軟
性付与に対して、従来からカチオン界面活性剤の配合が
試みられているが、カチオン界面活性剤では皮膚に対し
て刺激があるため、洗浄中に配合される量が限られてい
た。そのため、リンス効果の高い製品が要望されている
にもかかわらず、これまで充分なリンス効果を有する洗
浄剤組成物が得られていなかった。
[発明が解決しようとする問題点] そこで、本発明者らは、リンス効果を有し、皮膚に対
する刺激の少ない洗浄剤を得るべく鋭意研究を行なった
結果、非イオン性界面活性剤とともにイミダゾリン型も
しくはEO付加型第4級アンモニウム塩型カチオン界面活
性剤、カルボン酸塩型アニオン界面活性剤を特定比率で
組み合せて得られる組成物は上記目的を満足する洗浄剤
組成物であることを見いだした。
一般にアニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤を水
溶液中で共存させると結晶相中でコンプレックスを形成
し、コンプレックスは沈澱物となり水溶液は白濁あるい
は分離してしまう。すなわち、イミダゾリン型もしくは
EO付加型第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤を
高級アルキルスルホン酸塩等のスルホン酸塩型、高級ア
ルコール硫酸エステル塩等の硫酸エステル塩型またはポ
リオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩等
のリン酸エステル塩型等のアニオン界面活性剤と水溶液
中で混合すると、あらゆるモル比において結晶相中でコ
ンプレックスが形成され、コンプレックスは沈澱物とな
り水溶液は白濁あるいは分離してしまうのであるが、イ
ミダゾリン型もしくはEO付加型第4級アンモニウム塩型
カチオン界面活性剤とカルボン酸塩型アニオン界面活性
剤の組み合せに限っては水溶液中において特定のモル比
で共存させた場合には、結晶相中ではなく溶液中でコン
プレックスを形成する。このコンプレックスは透明であ
り、優れたリンス効果も有し、しかも皮膚に対する刺激
も少ないものである。しかしながら、このコンプレック
スは、上記利点を備えているものの、一般の洗浄剤とし
ては、洗浄力に劣るという欠点を有していたため、本発
明者はさらに鋭意研究を行った結果、この組成物に非イ
オン性界面活性剤を加えることにより、リンス効果、皮
膚安全性という利点を損なうことなく組成物に洗浄力、
起泡力が付与されることを見い出し、本発明を完成した
のである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、 非イオン性界面活性剤の一種又は二種以上と、 下記一般式(A)で表わされるイミダゾリン型第4級
アンモニウム塩型カチオン界面活性剤及び下記一般式
(B)で表される第4級アンモニウム塩型カチオン界面
活性剤からなる群から選ばれる一種又は二種以上と、 i)一般式 RCOOM (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基またはアルケニ
ル基、Mはアルカリ金属、有機アミン、塩基性アミノ酸
の一種または二種以上を表す。)で表される脂肪酸セッ
ケン型アニオン界面活性剤、 ii)一般式 (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基またはアルケニ
ル基、Mはアルカリ金属、有機アミン、塩基性アミノ酸
の一種または二種以上を表す。)で表されるN−アシル
サルコシン塩型アニオン界面活性剤、 iii)一般式 (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基またはアルケニ
ル基、Mはアルカリ金属、有機アミン、塩基性アミノ酸
の一種または二種以上を表す。)で表されるN−アシル
グルタミン酸塩等の高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物など
で表される一般式中に、 −COO-基 を持つアニオン界面活性剤 の中から選ばれるカルボン酸塩型アニオン界面活性剤の
一種または二種以上 とを含有してなり、/のモル比が4/6〜8/2の範囲に
あり、かつ、+の合計が組成物全量中0.5〜20重量
%配合されていることを特徴とする洗浄剤組成物であ
る。
(式中、R1は、炭素数12〜22のアルキル基またはアル
ケニル基、Xは、ハロゲン原子または、アルキル基の炭
素数が1ないし2の低級アルキル硫酸基から選ばれるア
ニオン性基を表す。) (式中、R2は炭素数16〜22のアルキル基を、R3は炭素
数1ないし2のアルキル基または炭素数16〜22のアルキ
ル基を示し、Xはハロゲン原子、アルキル基の炭素数が
1ないし2の低級アルキル硫酸基から選ばれるアニオン
性基を示し、m及びnはそれぞれ1以上の整数でその和
が2から30となる整数。) 以下、本発明の構成について詳述する。
本発明で用いられる非イオン性界面活性剤は、通常の
洗浄剤に用いられる非イオン性界面活性剤の全てを適用
することができる。具体例をあげるならば、例えば、ソ
ルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレ
ート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパル
ミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセ
スキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−
2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テト
ラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等
のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリ
セリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グ
リセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α′−オ
レイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン
酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂
肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプ
ロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘
導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POEソ
ルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステア
レート、POE−ソルビタンモノオレート、POEソルビタン
テトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル
類、POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテ
ル等のPOE・POPアルキルエーテル類、テトロニック等の
テトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類、POE
ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソ
ステアレート、POE硬化ヒマシ油トワイソステアレー
ト、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソス
テアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等
のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツ
ロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸
ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミ
ド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールア
ミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEア
ルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステ
ル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アル
キルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリ
ン酸等が挙げられる。
本発明においては、これら非イオン性界面活性剤のう
ち任意の一種又は二種以上が選ばれて用いられる。配合
量は一般的には、5〜40重量%で好ましくは8〜30重量
%である。
本発明の組成物の成分として用いられる第4級アン
モニウム塩型カチオン界面活性剤は、一般式 (式中R1は、炭素数12〜22のアルキル基またはアルケニ
ル基、Xは、ハロゲン原子または、アルキル基の炭素数
が1ないし2の低級アルキル硫酸基から選ばれるアニオ
ン性基を表す。)で表されるイミダゾリン型第4級アン
モニウム塩型カチオン界面活性剤及び、一般式 (式中R2は、炭素数16〜22のアルキル基を、R3は炭素数
1ないし2のアルキル基または炭素数16〜22のアルキル
基を示し、Xはハロゲン原子、アルキル基の炭素数が1
ないし2の低級アルキル硫酸基から選ばれるアニオン性
基を示し、m及びnはそれぞれ1以上の整数でその和が
2から30となる整数。)で表される第4級アンモニウム
塩型カチオン界面活性剤の一種又は二種以上である。
本発明の組成物の成分として用いられるカルボン酸
塩型アニオン界面活性剤は、 i)一般式 RCOOM (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基またはアルケニ
ル基、Mはアルカリ金属、有機アミン、塩基性アミノ酸
の一種または二種以上を表す。)で表される脂肪酸セッ
ケン型アニオン界面活性剤、 ii)一般式 (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基またはアルケニ
ル基、Mはアルカリ金属、有機アミン、塩基性アミノ酸
の一種または二種以上を表す。)で表されるN−アシル
サルコシン塩型アニオン界面活性剤あるいは、 iii)一般式 (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基またはアルケニ
ル基、Mはアルカリ金属、有機アミン、塩基性アミノ酸
の一種又は二種以上を表す。)で表されるN−アシルグ
ルタミン酸塩等の高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物などで
表される一般式中に、 −COO-基 を持つアニオン界面活性剤を挙げることができる。
本発明においてはこれらのうちから一種又は二種以上
が用いられる。
本発明においては、/のモル比は4/6〜8/2の範
囲、好ましくは5/5〜7/3の範囲である。この組成物にお
いて上記モル比が4/6未満の配合量では、リンス効果に
劣り、8/2を越える配合量では、皮膚に対する刺激が強
くなり好ましくない。配合量としては、+の合計が
組成物全量中の0.5〜20重量%、好ましくは1〜15重量
%である。0.5重量%未満の配合量では界面活性剤が不
足するため充分なリンス効果を得ることができず、20重
量%を越える配合量であると、皮膚に対する刺激が強く
なり好ましくない。
本発明においては、上記必須成分に加えて、洗浄剤組
成物への両性界面活性剤の配合は、低温安定性を向上さ
れるものであり、用途によっては配合するすることが望
ましい。これら両性界面活性剤をあげるならば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチ
ル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2
−イミダゾリニウムヒドロキシド−1−カルボキシエチ
ルオキシ−2−ナトリウムなどのイミダゾリン系両性界
面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウ
リルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのベタイン系両性
界面活性剤、あるいはアルキルベタイン、アミノベタイ
ン、アミンオキサイド、スルホベタインなどが例示され
る。配合量はとくに限定されないが、一般的には、0.1
〜20重量%で、好ましくは5〜15重量%である。
さらに、本発明の洗浄剤組成物には、洗浄剤に常用さ
れている成分や添加剤を配合することも可能である。即
ち、高級アルコール、シリコーン油、流動パラフィン、
エステル油等の油分、ポリエチレングリコール脂肪酸ジ
エステル等のラスター剤、メチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース等の水溶性高分子、カチオン変性セ
ルロースエーテル誘導体[ポリマーJR(ユニオンカーバ
イドコーポレーション社製]、ポリグリコール/ポリア
ミン縮合物[ポリコートH(ヘンケル白水社製)]等の
カチオン性高分子、ポリオキシエチレン(以下、POEと
いう)硬化ヒマシ油、POEアルキルエーテル等の非イオ
ン性界面活性剤、動植物の天然エキスおよびその誘導
体、具体例を挙げるならばカンゾウ、パブリカ、ムイア
プアマ、メギ、メラルーカ、ヤドリギ、ウスベニアオ
イ、エキナシ、エビスグサ、ヒバマタ、トクサ、エンバ
ク、オークモス、ミドリハッカ、ナツカワ、ニレ、ヒキ
オコシ、ヘンルータ、ベイベリ、オグルマベニノキ、カ
イカ、ヘイフラワー、ハクセン、ニワトコ、ホコリタ
チ、ガマ、パイナップル、キャベツ、ハクトウオウ、ハ
ナショウガ、マフノリ、クロモジ、パパイヤ、ミレシ
ア、ミカン、クワ、クロバナヒキオコシ、クララ、クス
ノキ、バリンシ、チチノリ、バナナ、コウホネ、コクサ
ギ、ハコベ、アラリア、ドクダミ、アズキ、イヌザクラ
ン、イエロードッグ、ナス、サクランボ、ジュニパー、
シバリギ、シア、アイリス、スイカズラ、スイバ、セイ
ヨウボダイジュ、センダン、セロリ、ゼラニウム、タマ
サキツヅラフジ、オランダイチゴ、チンサン、ハイマ
ツ、ウコン、オドリコソウ、チャ、オレンジ、セージ、
セイヨウキズタ、セイヨウニワトコ、セイヨウネズエ、
セイヨウノコギリソウ、セイヨウハッカ、セイヨウヤド
ギリ、ゼニアオイ、センキュウ、タチジャコウソウ、セ
ンブリ、タイム、チョウジ、チンピ、海藻、クロレラ、
トウキエキス、トウキンセンカ、トウヒ、トマト、オト
ギリソウ、コボタンズル、トルメンチラ、ニンジン、ニ
ンニク、ノバラ、バーチ、パセリ、ゲンチアナ、ハッ
カ、オノニス、ハマメリス、バラ、ウィキョウ、スギ
ナ、サフラン、オランダカラシ、サボンソウ、サンザ
シ、ゲンノショウコウ、ビワ、サンシチソウ、ブッチャ
ーブルーム、ブドウ、ブドウリーフ、ベイ、アイビー、
ヘチマ、水溶性ヨクイニン、イラクサ、ボダイジュ、ホ
ップ、サンショウ、シイタケ、マツカサ、マロニエ、ミ
ツガシワ、ムロクジ、メリッサ、メリロート、モモ、ヤ
グルマギク、ユーカリ、ジオウ、シコン、ユキノシタ、
油溶性アルニカ、油溶性カレンドラ、油溶性セイヨウボ
ダイジュ、油溶性ノバラ、褐藻、カノコソウ、油溶性ヨ
クイニン、ユリ、ヨウ化ニンニク、ヨモギ、シソ、シナ
ノキ、カモミラ、シモツケ、リンゴ、カラス麦、シャク
ヤク、アンズ、レタス、ローズマリー、レモン、ローマ
カミツレ、ショウキョウ、エイジツ、ワレモコウ、シラ
カバ、キノチゴ、ステビア、水溶性アルニカ、オウゴ
ン、キズタ、キナ、キューカンバー、アロエ、ゴボウ、
クチナシ、グレープフルーツ、オウバク、オウレン、ア
ンソッコウ、アカブドウ、アセンヤク、アルテア、アマ
チャ、ショウキョウ、トウガラシチンキ、ロジン、天然
ゴムラテックス、アラビアゴム、イクタモール、カンタ
リスチンキ、ブクリョウ、サルノコシカケ、チョレイ、
カキ、コラーゲン、ビフィズス菌、ペクチン、酵母、ロ
ーヤルゼリー、水溶性プラセンタエキス、ハチミツ、セ
ラツク等、クエン酸、乳酸等の有機酸、塩化ナトリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、モノエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン等の塩基性化合物、塩
化カリウム、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、硫酸
ナトリウム等の無機塩、無機質ビルダー、酸化防止剤、
香料、色剤、防腐剤、キレート剤、紫外線吸収剤等を本
発明の効果を損わない範囲で適宜配合できる。
[実施例] 次に実施例によって本発明を更に詳細に説明する。本
発明はこれにより限定されるものではない。なお、効果
の測定は以下の試験法、評価法によった。
試験法、評価法 (1) リンス効果 リンス効果は「なめらかさ」、「光沢」、「櫛通り
性」の3項目につき、女性パネル15名を使用して行っ
た。
試料12gを実際に頭髪に直接塗布してから温湯ですす
ぎ洗いした後、風乾し、官能によって各項目を評価し
た。評価は4段階評価で行った。著しく良好であれば
◎、良好であれば○、普通であれば△、劣っていれば×
として表示した。
(2) 皮膚刺激性 皮膚に対する刺激は、界面活性剤や界面活性剤組成物
の蛋白質変性力の強弱(蛋白質変性率)により評価でき
ることが知られており(特公昭59−42038号公報)、本
発明組成物の皮膚刺激性はこの評価法に基づき蛋白質変
性率により評価した。
蛋白質変性率 水系高速液体クロマトグラフィを利用し、卵白アルブ
ミンpH7緩衝溶媒に、試料濃度1%になるように試料を
加えた場合の、卵白アルブミン変性率を220nmの吸収ピ
ークを用いて測定した。
Ho:卵白アルブミンの220nm吸収ピークの高さ Hs:卵白アルブミン緩衝溶媒に試料を加えた時の220nm吸
収ピークの高さ 評価は以下の4段階評価で行った。
◎……皮膚刺激性が非常に少ない−卵白アルブミン変性
率30%未満 ○……皮膚刺激性が少ない−卵白アルブミン変性率30%
以上60%未満 △……皮膚刺激性が中程度−卵白アルブミン変性率60%
以上80%未満 ×……皮膚刺激性が強い−卵白アルブミン変性率80%以
上 実施例1〜7、比較例1〜7 (表−1)内に記載した配合組成よりなる洗浄剤組成
物を調製し、そのリンス効果及び皮膚刺激性を(表−
1)に比較例とともに示した。また、添加剤等を配合し
た実施例もあわせて記載した。
実施例8 次の配合組成よりなるシャンプーを調製し(カチオン
界面活性剤/アニオン界面活性剤のモル比6/4)、実施
例1〜7と同様の方法にて評価した。
(重量%) ポリオキシエチレンドデシルエーテル(EO=12) 15.0
ポリマーJR−400(ユニオンカーバイト社製) 0.2 一般式(B)の化合物 [R2=18、R3=1、m+n=2、 平均分子量416、X=Cl] 2.50 ラウロイルアラニンナトリウム(平均分子量307) 1.23
プロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(平均40モル) 硬化ヒマシ油誘導体 2.0 色剤、香料 適 量 イオン交換水 残 余 このシャンプーはリンス効果に優れ、皮膚に対して刺
激が少ないものであった。
実施例9 次の配合組成よりなるボディーシャンプーを調製し
(カチオン界面活性剤/アニオン界面活性剤のモル比7/
3)、実施例1〜8と同様の方法にて評価した。
(重量%) ポリオキシエチレンオクチル フェニルエーテル(EO=10) 10.0 一般式(B)の化合物 [R2=18、R3=1、m+n=2、 平均分子量416、X=Cl] 2.19 ラウロイルサルコシンナトリウム(平均分子量310) 0.
93 シプロピレングリコール 8.0 アロエ抽出物 0.5 色剤、香料 適 量 防腐剤、キレート剤 適 量 イオン交換水 残 余 このボディーシャンプーはリンス効果に優れ、皮膚に
対して刺激が少ないものであった。
実施例10 次の配合組成よりなるボディーシャンプーを調製し
(カチオン界面活性剤/アニオン界面活性剤のモル比7/
3)、実施例1〜9と同様の方法にて評価した。
(重量%) ポリオキシエチレンオレイルエーテル(EO=8) 20.0
ポリコートH 2.0 ヤシ脂肪酸ジエタノールアマイド 5.0 一般式(B)の化合物 [R2=18、R3=1、m+n=4、 平均分子量504、X=Cl] 3.92 ラウロイルサルコシンナトリウム(平均分子量307) 0.
92 プロピレングリコール 3.0 色剤、香料 適 量 イオン交換水 残 余 この頭髪用シャンプーはリンス効果に優れ、皮膚に対
して刺激が少ないものであった。
実施例11 次の配合組成よりなるボディーシャンプーを調製し
(カチオン界面活性剤/アニオン界面活性剤のモル比6/
4)、実施例1〜10と同様の方法にて評価した。
(重量%) 2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシ エチルカルボキシメチル)−2− イミダゾリンナトリウム 2.0 ポリコートH 1.0 ヤシ脂肪酸ジエタノールアマイド 0.5 一般式(B)の化合物 [R2=20、R3=1、m+n=10、 平均分子量796、X=Cl] 4.78 ラウロイルサルコシンナトリウム(平均分子量310) 1.
24 ポリオキシエチレンドデシルエーテル(EO=14) 10.0
ジプロピレングリコール 1.0 色剤、香料 適 量 イオン交換水 残 余 このボディーシャンプーはリンス効果に優れ、皮膚に
対して刺激が少ないものであった。
実施例12 次の配合組成よりなる衣料用液体洗剤を調製し(カチ
オン界面活性剤/アニオン界面活性剤のモル比5/5)、
洗濯試験後の柔軟性を官能により評価した。
(重量%) ポリオキシエチレンドデシルエーテル(EO=14) 30.0
一般式(B)の化合物 [R2=18、R3=1、m+n=4、 平均分子量504、X=Cl] 5.0 ラウロイルアラニンナトリウム(平均分子量307) 3.05
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0 蛍光染料 0.2 エタノール 8.0 色剤、香料 適 量 水酸化ナトリウム 適 量 イオン交換水 残 余 この衣料用液体洗剤は柔軟効果及び洗浄効果に優れて
いた。
[発明の効果] 本発明の洗浄剤組成物は、リンス効果に優れ、皮膚に
対する刺激の少ない組成物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 9/02 C11D 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非イオン性界面活性剤の一種又は二種以
    上と、 下記一般式(A)で表されるイミダゾリン型第4級ア
    ンモニウム塩型カチオン界面活性剤及び下記一般式
    (B)で表される第4級アンモニウム塩型カチオン界面
    活性剤からなる群から選ばれる一種又は二種以上と、 (式中、R1は炭素数12〜22のアルキル基またはアルケニ
    ル基、Xはハロゲン原子またはアルキル基の炭素数が1
    ないし2の低級アルキル硫酸基から選ばれるアニオン性
    基を表す。) (式中、R2は炭素数16〜22のアルキル基、R3は炭素数1
    ないし2のアルキル基または炭素数16〜22のアルキル基
    を示し、Xはハロゲン原子、アルキル基の炭素数が1な
    いし2の低級アルキル硫酸基から選ばれるアニオン性を
    示し、m及びnはそれぞれ1以上の整数でその和が2か
    ら30となる整数。) i)一般式 RCOOM (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基またはアルケニ
    ル基、Mはアルカリ金属、有機アミン、塩基性アミノ酸
    の一種または二種以上を表す。)で表される脂肪酸セッ
    ケン型アニオン界面活性剤、 ii)一般式 (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基またはアルケニ
    ル基、Mはアルカリ金属、有機アミン、塩基性アミノ酸
    の一種又は二種以上を表す。)で表されるN−アシルサ
    ルコシン塩型アニオン界面活性剤、 iii)一般式 (式中、Rは炭素数8〜18びアルキル基またはアルケニ
    ル基、Mはアルカリ金属、有機アミン、塩基性アミノ酸
    の一種または二種以上を表す。)で表されるN−アシル
    グルタミン酸塩等の高級脂肪酸とアミノ酸の縮合物など
    で表される一般式中に、 −COO-基 を持つアニオン界面活性剤 の中から選ばれるカルボン酸塩型界面活性剤の一種また
    は二種以上とを含有してなり、 /のモル比が4/6〜8/2の範囲にあり、かつ、+
    の合計が組成物全量中0.5〜20重量%配合されているこ
    とを特徴とする洗浄剤組成物。
JP62302791A 1986-05-27 1987-11-30 洗浄剤組成物 Expired - Lifetime JP2585031B2 (ja)

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JP62302791A JP2585031B2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 洗浄剤組成物
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