JPS63284053A

JPS63284053A - 自動車のシ−トベルト装置

Info

Publication number: JPS63284053A
Application number: JP62119834A
Authority: JP
Inventors: Shigeki Nitta; 新田　茂樹
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1987-05-16
Filing date: 1987-05-16
Publication date: 1988-11-21
Anticipated expiration: 2011-09-25
Also published as: JP2537624B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、例えば、リヤドア内に配置したリトラクタ
からの前席のシートベルトを引出すようにしたピラーレ
ス・ハードトップのような自動車のシーベルト装置に関
する。

（従来技術）従来、上述例の自動車のシートベルト装置としては、例
えば、実公昭５７−５１９５９号公報に記載の装置があ
る。

すなわち、フロントシートの乗員胸部を拘束するショル
ダベルトを設け、このショルダベルトの一端を巻取るリ
トラクタを車体に配置すると共に、上述のショルダベル
トを案内するガイド部材としてのスリップガイドを上述
のフロントシートにおけるシートバックの上端部外方側
に取付けたシートベルト装置である。

上述のりトラクタをセンタピラーに配置した場合には何
等問題点は生じないが、このシートベルト装置を例えば
ピラーレス・ハードトップに適用して、上述のりトラク
タをリヤドア内部に配置した場合には、次のような問題
点が生ずる。

つまり、リトラクタのロック状態下においてすヤドアを
開放すると、前述のショルダベルトが引張られるので、
フロントシートの乗員胸部が締付けられる問題点を有し
ていた。

（発明の目的）この発明は、リヤドアの開閉と連動してリトラクタを上
下動させる特異な構成により、リヤドアを開放してもシ
ョルダベルトでフロントシートの乗員胸部が締付けられ
ることがなく、またリヤドアの全開角度を大きく設定す
ることができる自動車のシートベルト装置の提供を目的
とする。

（発明の構成）この発明は、フロントシートの乗員胸部を拘束するショ
ルダベルトの一端を巻取るリトラクタがリヤドアに配置
され、上記ショルダベルトを案内するガイド部材がフロ
ントシートのシートバックにおける上端部外方側に取付
けられ、上記リトラクタは、リヤドアにスライド機構を
介して上下方向に摺動可能に支持されると共に、リトラ
クタとドア開閉機構との間に、リヤドア聞時に該リトラ
クタを上昇させる連係部材を設けた自動車のシートベル
ト装置であることを特徴とする。

（発明の効果）この発明によれば、上述のリヤドアを開放した時、ドア
開ｌ３１１機構とりトラクタとの間に設けた連係部材の
作用で、該リトラクタを上述のスライド機構を沿って上
昇させることができる。

この結果、上述のりトラクタがロック状態であっても、
該リトラクタの上動によりショルダベルトの他端がフロ
ントシート側に押出されるので、このショルダベルトで
フロントシートの乗員胸部が締付けられるのを防止する
ことができ、またリヤドアの全開角度を大きく設定する
ことができる効果がある。

（実施例）この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は自動車のシートベルト装置を示し、第１図におい
てフロントドア１およびリヤドア２を備えたピラーレス
・ハードトップ３のフロアパネル４における略中央部に
車体前後方向に延びるトンネル５を形成している。

上述のトンネル５には運転席側のバックル部材６を設け
、このバックル部材６にショルダベルト７先端のタンク
プレート８を係脱すべく構成している。

またサイドメンバ９内側に配設したりトラクタ１０から
ラップベルト１１を導出し、このラップベルト１１の先
端を上述のタングプレート８に一体的に取付けている。

上述のショルダベルト７は、運転席側のフロントシート
１２の乗員胸部を拘束するベルトで、このショルダベル
ト７はフロントシート１２におけるシートバック１３の
上端部外方側に取付けたスリップガイド１４を介して後
述するりトラクタ１５に連結している。

ここで、上述のフロントシート１２は、シートクッショ
ン１６とシートバック１３と、ヘッドレスト１７とを有
し、上述のシートバック１３における上端部外方側には
スペーサ１８を介して前述のスリップガイド１４を取付
け、このスリップガイド１４でショルダベルト７を案内
すべく構成している。

ところで、前述のピラーレス・ハードトップ３は、第４
図に示す如く、ピラーアウタパネル１９と、ピラーイン
ナパネル２０を接合してベルトラインまで延びるセンタ
ピラー２１を有し、このセンタピラー２１の前部に前述
のフロントドア１をまた後部にリヤドア２をそれぞれ配
設している。

上述のフロントドア１は、ドアアウタパネル２２とドア
インナパネル２３とを接合して構成し、同様に上述のリ
ヤドア２はドアアウタパネル２４とドアインナパネル２
５とを接合して構成すると共に、このリヤドア２の車室
側面にはりャドアトリム２６を取付けている。

なお、フロントドア１の車室側面にも第１図に示す如く
フロントドアトリム２７を取付けている。

前述のショルダベルト７の一端を巻取るリトラクタ１５
は第２図乃至第５図に示す如くリヤドア２に配置してい
る。

すなわち、リヤドア２におけるドアインナバネル２３の
所定部に前後一対の上下方向に延びるアウタレール２８
．２８を固定する一方、リトラクタ１５裏面にアウタレ
ール２８．２８と対応させてイン太レール２９．２９を
上下方向に向けて固定し、アウタレール２８．２８内に
挿通したインナレール２９．２９と上述のアウタレール
２８゜２８との間にボール３０・・・を介設してスライ
ド機構３１を構成し、このスライド機構３１により上述
のりトラクタ１５を上下方向に摺仙可能に支持している
。

一方、センタピラー２１のピラーアウタパネル１９には
ヒンジメイル３２を取付け、このヒンジメイル３２にヒ
ンジビン３３およびヒンジフィメール３４を介して前述
のリヤドア２を開閉可能に取付けると共に、上述のピラ
ーアウタパネル１９にドアチェッカブラケット３５を介
してドア開閉機構としてのドアチェッカ３６を取付け、
このドアチェッカ３６の先端をドアインナパネル２５の
前端開口部２５ａから同パネル２５内に突出させている
。

しかも、上述のドアインナパネル２５内の所定部に枢支
ビン３７で可回動に枢着した連係部材としての１字アー
ム３８を設け、この１字アーム３８で上述のりトラクタ
１５とドアチェッカ３６とを連係して、リヤドア２の開
放時に上述のりトラクタ１５を上昇すべく構成している
。

すなわち、上述の１字アーム３８の一端に形成した長孔
３９内に、リトラクタ１５の下部舌片４０に突設したビ
ン４１を挿入すると共に、１字アーム３８の他端に形成
した長孔４２内に、ドアチェツカ３６先端字アーム３８で上述の両者３６．１５を相互連係し、リ
ヤドア開閉時にリトラクタ１５をスライド機構３１に沿
って上動させるよう構成している。

また前述のドアインナパネル２５におけるリトラクタ１
５上方位置には、ショルダベルト７案内用の円弧溝４４
を備えたサツシュガイド４５を固定する一方、上述の円
弧溝４４と対向するりャドアトリム２６にはベルト導出
孔４６を開口し、リトラクタ１５からのショルダベルト
７を上述の内溝４４、ベルト導出孔４６、スリップガイ
ド１４をこの順に介してフロントシート１２側に導出し
ている。

なお、第１図における４７はフロント・ドアガラス、４
８はリヤ・ドアガラス、４９はリヤシートである。

図示実施例は、上記の如く構成するものにして、以下作
用を説明する。

いま、フロントシート１２に着座した乗員、ショルダベ
ルト７およびラップベルト１１先端のタングプレート８
をバックル部材６に係合して、上述のショルダベルト７
で乗員胸部を拘束する一方、仮りにリヤドア２を他の乗
員が開放すると、第６図乃至第８図に示すように、ドア
チェッカ３６で１字アーム３８の前端が前方に牽引され
る。

このため、上述の１字アーム３８は枢支ビン３７を中心
として、第６図の矢印ａ方向に回動して、同り字アーム
３８の後端で、長孔３９、ビン４１おび下部舌片４０を
介してリトラクタ１５を上方へ押上げる。

このリトラクタ１５はスライド機構３１に沿って所定量
上昇するので、ショルダベルト７の他端がフロントシー
ト１２側に同等凹押出される。

この結果、リヤドア２の開時に、上述のショルダベルト
７でフロントシート１２の乗員胸部が締付けられるのを
防止することができ、またリヤドア２の全開角度を大き
く設定することができる効果がある。

加えて、上述の締付は防止効果は既存のドアチェッカ３
６を有効利用して行なうことができるので、極めて実用
的である。

この発明の構成と、上述の実施例との対応において、この発明のガイド部材は、実施例のスリップガイド１４
に対応し、以下同様に、ドア開閉機構は、ドアチェッカ３６に対応し、連係部材
は１字アーム３８いわゆるカウンタバーに対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。

また上記実施例においては運転席のシートベルト装置を
例示したが、助手席側に本発明のシートベルト装置を適
用してもよいことは勿論である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は自動車のシートベルト装置を示す斜視図、第２
図はシートベルト装置の概略側面図、第３図は同装置の
正面視図、第４図は同装置の平面視図、第５図はスライド機構の説明図、第６図はドア開時の概略側面図、第７図はドア開時の正面視図、第８図はドア開時の平面視図である。２・・・リヤドア　　　　　７・・・ショルダベルト１
２・・・フロントシート　１３・・・シートバック１４
・・・スリップガイド　１５・・・リトラクタ３１・・
・スライド機構　　３６・・・ドアチェッカ２・・・す
Ｖドア７・−ンヨルダ八ルト７・・・ショルグヘ゛ルト１４・・・スリラフガイド１５・・・１外ラクタ３１・・・スライド府υ萬（１・・５字アーム第４図７・・・ンヨルりｒ＜ルトｔ４・・・ズリツブガイρ

Claims

【特許請求の範囲】１、フロントシートの乗員胸部を拘束するショルダベル
トの一端を巻取るリトラクタがリヤドアに配置され、上記ショルダベルトを案内するガイド部材がフロントシ
ートのシートバックにおける上端部外方側に取付けられ
、上記リトラクタは、リヤドアにスライド機構を介して上
下方向に摺動可能に支持されると共に、リトラクタとドア開閉機構との間に、リヤドア開時に該
リトラクタを上昇させる連係部材を設けた自動車のシートベルト装置。