JPS6328187Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、未焼結処理の鉄系焼結部品を焼結
用連続熱処理炉に供給するための自動供給装置に
関する。

未処理鉄系焼結部品の熱処理炉への供給は、該
部品が粉体を圧縮成形しただけの成形物であるた
めに、粉体間の結合力、すなわち機械的強度が不
足しており、取扱い中に部分的な欠落や瓦解のお
それがあつて、焼結用熱処理炉への供給をすべて
人手により実施している。すなわち作業環境が悪
化し勝ちな炉前に常時作業員を配置する必要があ
つて、作業員の健康管理を充分に行わなければな
らないこと、及び人員配置の面においての不都合
があつた。

またこの種の焼結用連続熱処理炉においては、
常時同一型番の焼結部品の処理を行うものではな
く、型番、種類等が度々変更されるのが一般であ
り、このために処理を完了した部品をいちいち仕
分けして後工程に供給しなければならない。従つ
て炉の後方にも作業員を配置して手作業による仕
分けが行われていた。

この考案は、以上のような焼結部品、殊に鉄系
焼結部品の焼結用連続熱処理炉において、以上の
ような問題点を解消し、炉前における自動供給は
いうまでもなく、仕分け工程における無人化をも
可能となす自動供給装置を提供するものである。

実施例について説明すれば、１は焼結用連続熱
処理炉であつて、一般的にある距離を有するトン
ネル式熱処理炉であり、供給された未処理鉄系焼
結部品が炉内を定速で通過させられることにより
焼結を完了して炉の後方に送出される型式のもの
である。このような鉄系焼結部品の炉内における
搬送機構としては、メツシユベルト等の無端搬送
帯を使用したベルトコンベア２、或は図示しない
が並列するローラ上にトレイを載置して構成した
トレイプツシヤー式コンベア等が使用される。

以上のような鉄系焼結部品の焼結用連続熱処理
炉において、粉体を圧縮成形した未処理鉄系焼結
部品（図示せず）を収容するケース３（以下実ケ
ースと称する。）をストツクする１ないし複数の
ステーシヨンＡ，Ｂを有する実ケース供給台４を
コンベア２の側方に配設する。実ケース供給台４
は、多数のローラ５を並設してコンベア２と並行
に実ケース３を搬送するローラコンベアにより構
成し、各ステーシヨンＡ，Ｂにそれぞれ一定数
（実施例の場合７段）の実ケース３を積み重ねて
ストツクし、後述の実ケース昇降テーブル６に向
つて一定の段数に積み重ねた実ケース３を自動的
に移送し、また複数のステーシヨンＡ，Ｂを有す
る場合に、Ａステーシヨンの実ケース３をＢステ
ーシヨンに同時に移送するアクチユエータ７を備
え、さらに、Ｂステーシヨンから実ケース昇降テ
ーブル６に向つて移送される実ケース３の積み重
ね段数を検出する検出機構８，９を設ける。

検出機構８は、ケース３が例えば７段より多く
過積された場合を検出してアクチユエータ７を不
作動とする停止機構（図示せず）の作動信号を発
する構成とし、検出機構９は、ケース３が例えば
７段より少なく積まれている場合を検出して、例
えば警報装置（図示せず）の作動信号を発する構
成とする。検出機構８，９は、一般的には光電検
出方式を採用するが、これは他の機械的な検出方
式としてもよく、検出機構８をケース３の所定積
み重ね段数の高さよりもやゝ高い位置に、検出機
構９を同じくやゝ低い位置に調整して設置する。

１０はケース昇降機構であつて、前記実ケース
昇降テーブル６と、該テーブル６にローラチエン
１１等の巻きかけ伝動機構により連動する空ケー
ス昇降テーブル１２とを有し、コラム１３の左右
に両テーブル６，１２を配置し、実ケース昇降テ
ーブル６が上昇すると空ケース昇降テーブル１２
が下降するようになつている。１４はローラチエ
ン１１等の巻きかけ伝動機構を駆動するモータで
ある。ケース昇降機構１０はさらに、空ケース昇
降テーブル１２が、未処理鉄系焼結部品をコンベ
ア２上に移載されて空になつた所定段数（例えば
７段）のケース３（以下空ケースと称する。）を
積み重ねられて所定位置まで下降したとき、該テ
ーブル１２上の空ケース３を後述の空ケーススト
ツク台１５に移送するプツシヤー１６を設ける。

プツシヤー１６を取付けたフレーム１７上に、
コンベア２の搬送方向を横断する向きにおいて水
平に延び、ケース昇降機構１０及びコンベア２の
上方に臨む１対のレール１８を設け、該レール１
８に支持案内されるワーク移載機構１９及び空ケ
ース移送機構２０を設ける。両機構１９，２０を
レール１８に沿つて往復させる搬送アクチユエー
タ２１をフレーム１７上に設置し、ワーク移載機
構１９に、実ケース３内の未処理鉄系焼結部品を
電磁的に吸着する吸着マグネツト２２を吊り下
げ、該マグネツト２２をレール１８の搬送方向に
直交する方向に水平移動させる横移動アクチユエ
ータ２３、マグネツト２２の横移動位置を規制す
るストツパアクチユエータ２４、及びマグネツト
２２を上下方向に昇降させる昇降アクチユエータ
２５を設け、空ケース移送機構２０に、空ケース
チヤツク機構２６を吊り下げると共に、該機構２
６を上下に昇降させる昇降アクチユエータ２７を
設ける。

空ケースストツク台１５は、実施例の場合、多
数のローラ２８を並設したローラコンベアであつ
て、その搬送面高さを、所定数の空ケース３を載
置された空ケース昇降テーブル１２の最下降位置
におけるテーブル面高さに一致させる。なお該ス
トツク台１５の広さは、例えば７段積みの空ケー
ス３が１ないし３組、あるいはそれ以上の組をス
トツクし得る大きさとし、或いはこれを鉄系焼結
部品の圧縮成形作業場に空ケースを搬送するコン
ベアに連続させてもよい。

圧縮成形した未処理鉄系焼結部品を収容する前
記ケース３は、吸着マグネツト２２の電磁吸着面
の広さに合わせて、例えば１つのケース３内に３
つのブロツクａ，ｂ，ｃに分けて整頓し、或は
ａ，ｂ，ｃの各ブロツクを順次吸着マグネツト２
２に吸着し得る配列で収容し得る構成とする。な
おこのａ，ｂ，ｃのブロツクは、必ずしも３つの
ブロツクとする必要はなく、例えば１つのケース
３にそれぞれ１ブロツク宛、或は複数ブロツク宛
収容する構成としてよいことはいうまでもない。

この考案は以上のような構成であつて、圧縮成
形工程において成形した鉄系焼結部品を例えば３
ブロツクａ，ｂ，ｃに分けて配列整頓して収容し
た実ケース３を、実ケース供給台４のＡステーシ
ヨンに所定段数積み重ねる。次にこれをアクチユ
エータ７によりＢステーシヨンに移送し、そして
さらにＡステーシヨンに前記同様にして実ケース
３を積み重ねる。なおこのときに型番変更、ロツ
ド変更等があると、その変更前の実ケース３と、
変更後の実ケース３との間に空ケース３を挿入
し、空ケース３を含めた積み重ね段数を前記と同
様に例えば７段とする。

次いでアクチユエータ７を作動させて、実ケー
ス供給台４の搬送面と同一高さにシフトされた実
ケース昇降テーブル６上にＢステーシヨンにある
実ケース３を積み重ねたまゝの状態で移送し、同
時にＡステーシヨン上の実ケース３を同じく積み
重ねたまゝの状態でＢステーシヨンに移送する。

このとき、Ｂステーシヨンから実ケース昇降台
６上に移送されるケース３の積み重ね段数を検出
機構８，９により検知し、過積を検出するとアク
チユエータ７の作動を停止させて実ケース３の移
送を停止させ、不足を検出すると警報装置を作動
させて警報を発する。

所定段数に積み重ねた実ケース３が実ケース昇
降テーブル６上の所定位置に移送されたことを、
例えばリミツトスイツチ（図示せず）等の検出機
構が検出すると、横移動アクチユエータ２３が吸
着マグネツト２２を実ケース３上において移動さ
せ、ストツパアクチユエータ２４により移動位置
を正確に位置決めして、最上段の実ケース３内に
整列する未処理鉄系焼結部品のブロツクａ，ｂ，
ｃのうちの例えばａブロツク上に臨ませる。位置
決めと同時に昇降シリンダ２５にて吸着マグネツ
ト２２を下降させ、この間に該マグネツト２２の
励磁コイルに通電し、ａブロツクの未処理鉄系焼
結部品を吸着させる。該吸着により昇降アクチユ
エータ２５を反転上昇させて実ケース３からａブ
ロツクの前記部品を取り出し、所定高さまで上昇
させた時点で搬送シリンダ２１によりワーク移載
機構１９をベルトコンベア２上に移動させる。

吸着マグネツト２２がベルトコンベア２上の所
定位置に達すると搬送アクチユエータ２１が停止
し、昇降アクチユエータ２５が下降して吸着マグ
ネツト２２が吸着保持する未処理鉄系焼結部品の
ａブロツクをベルトコンベア２上に載置し、該載
置の瞬間に吸着マグネツト２２の励磁電流を遮断
し、同時に昇降アクチユエータ２５を反転上昇さ
せる。該アクチユエータ２５が反転上昇を行うこ
とにより、未処理焼結部品のａブロツクをベルト
コンベア２上に移載した吸着マグネツト２２を、
該ａブロツクより上方に移動させ、該移動開始後
に搬送アクチユエータ２１を前記とは逆方向に作
動させて、吸着マグネツト２２を実ケース４上に
復帰させる。吸着マグネツト２２の上昇作動の終
了は、搬送アクチユエータ２１の復帰作動開始ま
でとするか、または搬送シリンダ２１により復帰
する吸着マグネツト２２が、実ケース７の上方に
到達する以前までとなるように、昇降アクチユエ
ータ２５の作動タイミング及び速さを設定してお
く。

吸着マグネツト２２が復動を開始し、或は終了
した後に、横移動アクチユエータ２３及びストツ
パアクチユエータ２４を作動させて、吸着マグネ
ツト２２が復帰作動を完了した時点で実ケース３
内の未処理鉄系焼結部品のｂブロツク上の所定位
置に臨ませ、つゞいて昇降アクチユエータ２５に
より吸着マグネツト２２を下降させる。そして未
処理鉄系焼結部品のｂブロツクを吸着保持させ、
前記と同じ動作を繰り返してベルトコンベア２上
に移載し、再度同じ作動を繰り返えさせる。すな
わち、横移動アクチユエータ２３、ストツパアク
チユエータ２４により吸着マグネツト２２の位置
を、実ケース３内のａ，ｂ，ｃの各ブロツク上に
正確に位置決めして前記作動を３回繰り返すこと
により、実ケース３内のすべての未処理鉄系焼結
部品をベルトコンベア２上に移載する。ベルトコ
ンベア２は既述のように定速で図中矢符で示す如
く焼結用連続熱処理炉１に向つて駆動されている
から、ベルトコンベア２上には、例えば第１図に
ａ，ｂ，ｃで示す如く一定間隔をもつて未処理焼
結部品の各ブロツクが配列され、連続熱処理炉１
に搬入される。

なお搬送アクチユエータ２１の前記作動によ
り、ワーク移載機構１９と共に空ケース移送機構
２０も往復作動を行うが、該移動機構２０は、ワ
ーク移載機構１９が未処理鉄系焼結部品のａブロ
ツク及びｂブロツクの搬送を行つている間は単に
搬送シリンダ２１の作動により往復運動をさせら
れているだけである。そして実ケース３内の最後
のブロツクｃが吸着マグネツト２２に吸着されて
ベルトコンベア２上に搬送される動作に連動し、
空ケース移送機構２０がすべての未処理鉄系焼結
部品を吸着搬送されて空となつたケース３上に達
すると、昇降アクチユエータ２７により空ケース
チヤツク機構２６を下降させて、実ケース昇降テ
ーブル６上の最上段の空になつたケース３をチヤ
ツキングさせ、そして上昇させて該空ケース３を
吊り上げる。つゞいて搬送アクチユエータ２１の
復帰作動により該空ケース３を空ケース昇降テー
ブル１２上に搬送して昇降シリンダ２７により該
チヤツク機構２６を下降せしめ、空ケース昇降テ
ーブル１２上に載置した後チヤツキングを解除し
て空ケース３を空ケース昇降テーブル１２上に載
置し、上昇復帰させる。

空ケース昇降テーブル１２上に空ケース３が載
置されたことを、例えば光電式或は機械式の図示
しない検出装置が検出すると、ケース昇降機構１
０のモータ１４を駆動し、巻きかけ伝動機構１１
を介して実ケース昇降テーブル６を、ケース３の
１段分に等しい高さだけ上昇させ、空ケース昇降
テーブル１２を同じく１段分だけ下降させる。

このようにして実ケース昇降テーブル６上に積
み重ねた実ケース３内の未処理鉄系焼結部品を順
次ベルトコンベア２上に移載して、つぎつぎに空
となつたケース３を空ケース昇降テーブル１２上
に移送し、全部の実ケース３が空となつて空ケー
ス昇降テーブル１２上に移送されると、該テーブ
ル１２がその最下降位置、すなわち空ケーススト
ツク台１５の搬送面と同一高さに位置することに
なり、そこでプツシヤー１６を作動させて、空ケ
ース昇降テーブル１２上に所定段数に積み重ねた
空ケース３をそのまゝの状態で空ケースストツク
台１５上に押し出す。そしてプツシヤー１６が復
動することにより、ケース昇降機構１０のモータ
１４が逆転し、空ケース昇降テーブル１２を上昇
させると同時に、ケース３が全くなくなつた実ケ
ース昇降テーブル６を下降させ、該テーブル６が
実ケース供給台４の搬送面高さと同一高さまで下
降したときモータ１４を停止し、次の実ケース３
の受け入れに備える。すなわち該停止によりＢス
テーシヨンに積み重ねた実ケース３をアクチユエ
ータ７により実ケース昇降テーブル６上に搬入す
る。同時にＡステーシヨン上の実ケース３がＢス
テーシヨンに移送される。従つて、実ケース昇降
テーブル６上の実ケース３から、未処理鉄系焼結
部品がベルトコンベア２上に移載されている間
に、Ａステーシヨンに所定段数の実ケース３を積
み重ねればよい。

また型番変更等があつて、実ケース３の間に空
ケースが積み重ねられているようなときには、実
ケース昇降テーブル６上において該空ケース３が
最上段に達したとき、ワーク移載機構１９が未処
理鉄系焼結部品を吸着しないまゝに前記作動を繰
り返すから、ベルトコンベア２上には、未処理鉄
系焼結部品が載置されていない不規則な空白部
分、それも実ケース３内の未処理鉄系焼結部品の
ａ，ｂ，ｃの各ブロツクが等間隔で載置されるス
ペースに相当する空白部分が発生することにな
る。

さらに前記各アクチユエータの作動は、例えば
所定段数のケースが積み重ねられ、或は移送され
たこと等を検出する図示しない検出機構、及び実
ケース３内の未処理鉄系焼結部品の各ブロツクの
吸着移載をカウントするカウント機構等を設けて
おくことによりプログラム式に制御することがで
きる。

この考案は以上のように、実ケースを所定段数
積み重ねておいて、その供給、ワーク移載、空ケ
ース移送及び空ケースストツク部を設け、その間
の作動をアクチユエータ等を用いて行うことによ
り、未処理鉄系焼結部品の焼結用連続熱処理炉へ
の供給を全自動的に実施し、殊にシリンダ等の作
動機構をプログラム式に制御することにより完全
な無人運転を可能とする。而して機械的強度が不
足し、部分的な欠落や瓦解が生じやすい前記焼結
部品のベルトコンベアへの移載に当り、該焼結部
品を一定のブロツク毎に電磁的に吸着保持する吸
着マグネツトによつて搬送する構成としたから、
人手による搬送よりもさらに衝撃力、圧壊力の作
用しない搬送保持を行うことができて、取扱い中
における部分的な欠落、瓦解等を生ずる危険が全
くなく、炉前への人員配置を不用とすると共に、
部分的欠落、瓦解、崩壊等による損失をも解消し
てそのコストを大巾に低減することができる。

さらにこの考案によれば、型番、種類等の変
更、ロツト変更等において、積み重ねた実ケース
中に空ケースを挿入しておくだけで、炉内への搬
入間隔を１ケース分だけ空白にして変化させるこ
とができるから、熱処理を完了した鉄系焼結部品
の仕分け作業において、前記空白部分をキー信号
として自動仕分け装置を作動させることができ、
従つて仕分け作業の無人化をも可能とすることが
できる。

なお、実施例において、未処理鉄系焼結部品を
３ブロツクに分けてケース３に収容する場合を説
明したが、これは１ブロツク毎にケースに収容す
るとか、複数ブロツクに分けるとかは、設備上の
都合等により任意に変更することができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の平面図、第２図は正面図、第
３図は側面図である。 １……焼結用連続熱処理炉、２……ベルトコン
ベア、３……ケース、４……実ケース供給台、６
……実ケース昇降テーブル、７……アクチユエー
タ、８，９……検出装置、１０……ケース昇降機
構、１１……巻きかけ伝動機構、１２……空ケー
ス昇降テーブル、１３……コラム、１４……モー
タ、１５……空ケースストツク台、１６……プツ
シヤー、１７……フレーム、１８……レール、１
９……ワーク移載機構、２０……空ケース移送機
構、２１……搬送アクチユエータ、２２……吸着
マグネツト、２３……横移動アクチユエータ、２
４……ストツパアクチユエータ、２５……昇降ア
クチユエータ、２６……空ケースチヤツク機構、
２７……昇降アクチユエータ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所定段数のケースを載置する１ないし複数の
   ステーシヨンを備えた実ケース供給台と、実ケ
   ース昇降テーブル及び空ケース昇降テーブルを
   コラムの両側に昇降作動可能に支持し、巻きか
   け伝動機構を介して一方のテーブルが上昇する
   とき他方のテーブルが下降する如く連動させて
   駆動するケース昇降機構と、ケース昇降機構及
   び焼結用連続熱処理炉に未処理鉄系焼結部品を
   搬入する搬送機構の上方に、該搬送機構を横断
   する向きに臨むレールと、該レールに案内され
   て実ケース昇降テーブル上方と前記炉内への搬
   送機構の上方との間を往復するワーク移載機構
   と、該移載機構に連動して空ケース昇降テーブ
   ル上方と実ケース昇降テーブル上方との間を往
   復する如くレールに支持案内される空ケース移
   送機構と、空ケースストツク台とを備え、実ケ
   ース昇降テーブルの最下降位置を実ケース供給
   台の搬送面に、空ケース昇降テーブルの最下降
   位置に空ケースストツク台の搬送面をそれぞれ
   連続するように構成すると共に、ワーク移載機
   構に未処理鉄系焼結部品を電磁的に吸着保持す
   る吸着マグネツトを、空ケース移送機構に空ケ
   ースをチヤツキングする空ケースチヤツク機構
   をそれぞれ吊り下げて、実ケースをケース昇降
   テーブルに移送するアクチユエータ、ワーク移
   載機構と空ケース移送機構をレール上で往復さ
   せるアクチユエータ、吸着マグネツト及び空ケ
   ースチヤツク機構をそれぞれ昇降させるアクチ
   ユエータ、及び空ケースを空ケースストツク台
   に移送するプツシヤーを設け、これらのアクチ
   ユエータ、プツシヤー及び各昇降テーブルの駆
   動機構をプログラム式に制御すべく構成した焼
   結用連続熱処理炉における鉄系焼結部品の自動
   供給装置。 (2) 前記ケース内に、未処理鉄系焼結部品を複数
   のブロツクに分けて収容すべくなし、前記吸着
   マグネツトの吸着面広さとブロツクとを合致さ
   せる構成となし、ワーク移載機構の１往復毎に
   吸着マグネツトの位置を規制する横移動アクチ
   ユエータ及びストツパアクチユエータを設け
   て、これらのアクチユエータを前記各アクチユ
   エータの作動に連動して制御する構成となし、
   かつ空ケース移送機構の昇降アクチユエータの
   作動を、吸着マグネツトの昇降アクチユエータ
   の前記ブロツク数と等しい作動をカウントして
   制御すべくした実用新案登録請求の範囲(1)記載
   の焼結用連続熱処理炉における鉄系焼結部品の
   自動供給装置。