JPS63280942A - ショックアブソ−バ用防塵カバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ショックアブソーバ用の防塵カバー、特に厳
格な環境基準を必要とするクリーンルーム工場等におい
て、移送されるワークをソフトに停止させるたり、可動
機器をソフトに停止させるためのショックアブソーバに
適する防塵カバーに関する。

〈従来例および問題点〉 この種の用途に使用されるショックアブソーバは、その
可動部分たるピストン口ット慴動部からのわずかな摩耗
粉や、本体内部からの漏れオイルの外部飛散をも厳格に
防止することが求められている。

而して、その手段として本体アウター チューブとピストンロッドの先端との間を柔軟な筒状ベ
ロー型カバーによって外方から囲繞して被覆することが
行なわれている。

しかるに、ピストンロッドの往復動によってベロー胴部
が伸縮すると、該ベローの対向外面部が相互に接触と離
反を繰り返すため、その際のＪＳ’擦による微細摩耗粉
が室内に飛散浮遊するものであり、これが厳格な塵芥規
制が要求されるクリーンルームでのショックアブソーバ
使用上の問題点となっていた。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、上記の欠点を除去するために提案されたもの
であり、 その目的は、ベロー胴部の相対向する外周面部が、伸縮
動作の際にも相互に接触・摩擦することなく離間・接近
の動作をするように設けたショックアブソーバ用防塵カ
バーを提供することにある。

本発明の他の目的は、ベローＩＲ部の伸縮による内部エ
アの入排気用の通気路を有することにより、伸縮動作を
通じて均一な胴部の波形を保持することのできるショッ
クアブソーバ用防塵カバーを提供することにある。

而して、本発明の上記目的は、「アウターチューブの端
部からピストンロッドの受力端部との間を伸縮自在なベ
ローズにより気密に被覆したショックアブソーバ用防塵
カバーにおいて、頂部および谷部の屈曲部断面形状を各
々所定半径の円弧形状に形成することにより、該円弧屈
曲部を介して対面する平面部が相互に離間したまま伸縮
するように設けられたベロー胴部と、該ベローの端部に
連設され、かつベロー内部のエアを入排気可能とするた
めの通気路を有する連結部材と、からなるショックアブ
ソーバ用防塵カバー」によって達成される。

〈実施例〉 次に、本発明を図面に示された一実施例に従って、更に
詳しく説明することとする。

第１図には、本発明に係る防塵カバー（１）をショック
アブソーバに取り付けた状態が示されている。（２）は
ゴム製又は合成樹脂製の柔軟かつ強靭なベロー胴部、（
２１）は該ベロー胴部の頂部、（２２）は谷部、（２３
）は該谷部の屈曲部を挟んで対面するベローの平面部、
（２４）（２５）はベロー胴部（２）の両端部に一体的
に形成されたリング状端部。

（：］０）　（：１１１）は該リング状端部（２４）　
（２５）にそれぞれ気密に連設固定された連結部材であ
り、一方の連結部材（３０）はピストンロッド（４）に
おける外力受力用の先端キャップ（５）部に連結して固
定されているとともに、他方の連結部材（３１）はショ
ックアブソーバの本体（６）の端部においてネジ部（６
ａ）に螺合して固定されている。（３１ａ）は連結部材
（３１）に形成された酸ネジ部である。

（３２）は連結部材（３１）の内周と本体（６）との間
に形成された空隙部であり、その一端はベロー胴部（２
）内方に開口しているとともに、その他端は連結部材（
３１）の外壁に開口する側壁孔（３３）に連通している
。而して、空隙部（３２）と側壁孔（３３）とにより通
気路が構成され、この通気路のみを介してのみエアの入
排気が可能となるように、ベロー胴部（２）の内方が気
密に密閉囲繞されている。

なお、（７０）（７１）はリング状端部（２４）　（２
５）の外周に嵌めつけた締付固定用のコイルスプリング
であり、必要に応じて設けるものとする。（８）はエア
人排気用のチューブであり、ネジ部（８１）を上記通気
路の側壁孔（３３）に蝶大して接続するように設けられ
ている。

また、ベロー胴部（２）の素材として静電気防止用の導
電性物質を含むものを使用するもとしてもよい。

第２．３図には、ベロー胴部（２）の作動状態が示され
ている。

すなわち、ベロー胴部（２）は第２図の伸張状態の形状
で成形されるが、テの頂部（２１）および谷部（２２）
の屈曲部における断面形状を通常の鋭角屈曲と異なり、
やや大きい半径の円弧形状に形成することにより、第３
のように収縮した場合にも、ベロー胴部（２）の相対面
一する各平面部（２３）が一定の距離を保持して部間す
るように設けている点において特徴なイ１している。

〈効　果〉 本発明によれば、ピストンロット（４）の往復ストロー
クによりベロー胴部（２）が第２．３のように伸縮して
も、その動作中にベロー胴部（２）の周面に右いて相互
に接触するところがなく、摩耗粉の発生や、静電気を生
じる等の欠点を生じることがないものである。

また、密閉されたベロー胴部（２）内部のエアは通気路
のみを通って大排気するので、たとえピストンロッド（
４）の摺動部から摩耗粉やシリンダ内のオイル等が噴出
しても器外に漏れることなく、ベロー胴部（２）の伸縮
に伴う大排気とともにクリーンルーム外に排出されるも
のである。

更に、通気路からエア人排気を可能としているので、ベ
ロー胴部（２）の伸縮による内部エア圧の変化を少なく
することができ、従ってベロー波形を均一・規則的な形
状を保持して作動させることができるものである。

更に、ピストンロッドの長さ等に応じて連結部材（３１
）を螺動して位置調整することにより、ベロー胴部（２
）の波形を最適状態に設定することができる。

更に構成が簡単であるので、安価に製造することができ
る利点も有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る防塵カバーの一実施例を示す縦断
面図、第２図はベロー胴部の伸張時の状態を示す一部省
略縦断面図、第３図はベロー胴部の収縮時の状態を示す
一部省略縦断面図、である。 （１）・・・・・・　防塵カバー （２）・・・・・・　ベロー胴部 （２１）・・・・・・　頂部 （２２）・・・・・・　谷部 （２３）・・・・・・　対面部 （：ｌＯ）　（３１）・・・・・・　連結部材（３２）
・・・・・・　空隙部 （３３）・・・・・・　側壁孔

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、アウターチューブの端部からピストン ロッドの受力端部との間を伸縮自在なベ ローズにより気密に被覆したショックアブ ソーバ用防塵カバーにおいて、 頂部および谷部の屈曲部断面形状を各々 所定半径の円弧形状に形成することによ り、該円弧屈曲部を介して対面する平面部 が相互に離間したまま伸縮するように設け られたベロー胴部と、 該ベローの端部に連設され、かつベロー 内部のエアを入排気可能とするための通気 路を有する連結部材と、 からなるショックアブソーバ用防塵カ バー。 ２、ベロー胴部が、導電性を有する柔軟な素材により形
   成されてなる前記特許請求の範 囲第１項記載のショックアブソーバ用防塵 カバー。