JPS63278694A - レ−ザ切断加工用ワ−クテ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ＮＣ（Ｎｕｍｅｒｉｃａｌ　Ｃｏｎｔｒｏｌ）装置を連
接するレーザ加工機に係り、被加工板を水平状態に保持
する剣山を備えるワークテーブルに対して、マトリック
ス状に配置された支承板と、該支承板を９０度回動させ
て水平・垂直状態とする回動機構を付加することにより
、比較的に小型のワーク対象成形品の切断分離を容易な
らしめ、また成形品の損傷を未然に防止することである
。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、例えば鉄板などの板金素材をもとにこれから
適宜形状の成形品を取得するレーザ切断加工用のワーク
テーブルに関する。

近時、産業界ではレーザ加工機とＮＣ装置を組み合わせ
て、板金素材を切断することが広く用いられている。

本発明は従来の剣山を備えるワークテーブルの改良を意
図し、特に溶断分離される成形品に対する簡単な水平保
持機構を提示している。

〔従来の技術〕

従来のレーザ切断加工例を第３図（イ）、（ロ）、及び
第４図に従って説明する。

第３図（イ）は、鉄板等の被加工板１８の上方からレー
ザ照射のスポット１６（径０．１２〜０　、２１ｍ　）
を矢印方向に走査せしめて長方形の成形品１７を得る一
切断加工パターン例を示す。

即ち、図中の（ａ）点は切断初期におけるレーザスポッ
ト１６の入射点であり、また該スポット１６の走査区間
（ａｌ　（ｂ）に続いて申）点を起点として、ＮＣ装置
（図示されない）よりの少なくとも四個所の座標点が指
定されたパターン信号に基づいてスポット１６が走査さ
れ、その後、再び（ｂ１点に戻ると云う前記長方形の成
形品■７を得る切断加工例である。

同図（ロ）は被加工板を保持するワークテーブルの側断
面図である。

ワークテーブル２０は、底盤２１の面内に多数の剣山２
２が瞳横に例えば２００ｆｉ間隔に埋設され、該剣山２
２に載置された被加工板１８を水平状態に保持せしめる
。剣山２２で保持された被加工＠１８の下部空間は、切
断用アシストガス、例えば酸素や窒素ガス等の吹き付け
により切断時に発生するスラッジの排出を妨げず、また
スラッジと切断成形品１７との融着を防止するにも有効
である。

第４図は前述のレーザスポット１６による切断完了時の
側断面図である。切断完了の成形品１７は剣山２２で支
持されないため、加工終了点（ト））（第３図（イ）図
参照）に達する直前に自重で底盤２１側に落下すること
になる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

第５図は剣山２２の配列間隔より小さい成形品１７の加
工時、即ち第４図に示される加工終了点に達する直前、
成形品１７が傾＜（レーザスポット１６が斜めに当たる
）ことによって切断面に突起２３や凹み２４が発生した
りまた時として表面層に傷２５が形成されることを示す
成形品の斜視図である。

ワークテーブル２０内の剣山２２の配列間隔を狭くすれ
ば、小型の成形品１７の加工時、切離された部分が剣山
で保持され、前述の不都合は解消されるが、他方、切断
にともない発生するスラッジの排出が困難になる等加工
上の問題もあり、このため、剣山間隔をあまり狭くする
ことは出来ない。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明のワークテーブルの構成原理図である。

原理図において、 被加工板６を保持する剣山３を備えるワークテーブルと
、被加工板６の上方より所定の切断パターンに従ってレ
ーザビーム４を走査するＮＣ装置８とからなるレーザ加
工機の前記ワークテーブルは、被加工板６の剣山保持面
にそって、切断さるべき成形品１を水平状態に支承する
支承板２を剣山３間にマトリックス配置して設け、かつ
支承板２の取付は軸９を介して常時は支承板２を垂直状
態に、レーザビーム走査の終了直前においてＮＣ装置よ
りの信号により支承板２を水平状態に駆動する同動機構
が設けられたことによって前記の問題点を解決したもの
である。

〔作用〕

剣山間に配置された本発明のワークテーブルの支承板は
、通常の加工時は垂直状態におかれる。

このためワークテーブルは従来同様のスラッジ排出機能
が保たれると共に、該支承板はビームスポットから離れ
ているため溶断等の損傷を受けることもない。然し、被
加工板上のレーザスポット走査によって成形品が切断終
了となるその直前において、支承板は水平状態へ配向駆
動される。

垂直から水平状態への駆動は、ＮＣ装置８が内蔵するレ
ーザスポットの走査パターンを用い、該パターンの終了
位置に先行する特定の位置信号を受信しかつこれを変換
する制御回路７の信号により、原理図にあるモータ軸１
２．支承板取付は軸９．及び軸間連接のベルト１１より
なる回動機構５を駆動する。この場合、モータ軸１２を
正方向（時計方向）に回動させ同時に支承板を９０度回
転させれば、剣山で保持されない成形品はその傾きが未
然に防がれる。

尚、ＮＣ装置８は光出力ならびにその起動停止等を制御
するレーザ発振制御部を介してレーザ発振器１０のレー
ザビーム４の強度等をも併せて制御するものである。

〔実施例〕

以下、本発明を第２図のワークテーブルの実施例斜視図
に従って説明する。

支承板２は、ＣＯ２レーザ（波長１０．６μｍ）による
損傷が少ない例えば厚さ５ｍＩＩ＋程度の燐青銅を素材
としこれに多数の空気孔を削り貫いて形成される。

ワークテーブル内に配列される支承板２は、適宜間隔を
もって埋設された剣山３間を貫通するように設けられた
共通の回動軸９に列単位に固着され、然も配列される支
承板２の上面は、被加工板６を保持する剣山３の突起配
列面と一致するようにしてマトリックス配列される。

共通の回動軸９は、ワークテーブルの外周筐体に設けら
れた軸受で支軸される。また該支軸部の外側には回動軸
９の軸端を駆動する歯車１３、該歯車１３とかみ合うラ
ックピニオン１４が装着される。

更にラックピニオン１４はエアシリンダ１５に直結され
る。

前述の歯車１３．ラックピニオン１４及びエアシリンダ
１５は、回動軸９を介して支承板２を駆動する回動機構
である。即ち、ソレノイドバルブで構成される回動制御
回路（原理図の制御回路７に該当する）に連接されたエ
アシリンダ１５は、シリンダ軸の往復運動（両方向矢印
２９）がラックピニオン１４に伝えられ回動軸９を９０
度回動させるようになっている。かくして支承板２は、
水平または垂直状態間を移動する。

尚、実施例図中、３０は切断加工後において支承板２よ
り落下したワークテーブル内の成形品を取り出すように
した引出しである。

本発明は前記実施例のように、従来のワークテーブルの
剣山３間にマトリックス配置の支承板２、支承板取付け
の回動軸９、該軸９を駆動する回動機構を付加するのみ
で比較的に小型の成形品の切断分離が極めて容易となる
。

〔発明の効果〕

以上、本発明のワークテーブルによれば、レーザビーム
を応用した板金等の切断加工において、簡易構成の支承
板とその回動機構によりワーク対象成形品を常に水平状
態に保持することが出来るので、従来、レーザビームの
走査完了直前に生じていた突起や凹みが解消され、安定
かつ切断品質のすぐれた成形品を得ることが出来る。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明のワークテーブルの実施例斜視図、 第３図（イ）は切断用エバターン例を示す図、同図（ロ
）は従来のワークテーブルの側断面図、 第４図は切断完了時の側断面図、 第５図は切断成形品の斜視図、 図中、１と１７は成形品、　２は支承板、３と２２は剣
山、　　４はレーザビーム、５は回動機構、　　　６と
１８は被加工板、７は制御回路、　　　８はＮＣ装置、 ９は２の回動軸、　１０はレーザ発振器、１４はラック
ピニオン、 １５はエアシリンダ、 及び１６はパターン走査のビームスポットであ単　１図 革４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被加工板（６）を水平に保持する剣山（３）を備えるワ
   ークテーブルと、所定の切断パターンに従ってレーザビ
   ーム（４）を走査するＮＣ装置（８）からなるレーザ加
   工機の前記ワークテーブルは、 被加工板（６）の剣山保持面に沿って切断さるべき成形
   品（１）を水平状態に支承する支承板（２）が剣山間に
   マトリックス配置して設けられ、かつ該支承板（２）の
   取付け軸（９）を介して常時は支承板（２）を垂直状態
   に、レーザビーム（４）のパターン走査の終了直前にお
   いてＮＣ装置（８）よりの信号により支承板（２）を水
   平状態にそれぞれ駆動する回動機構が設けられているこ
   とを特徴とするレーザ切断加工用ワークテーブル。