JPS63277465A - 磁力式無接触動力伝達装置

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】本発明は磁力式無接触動力伝達装置に関するものである
。

従来、二軸間の動力伝達方法として、歯車等の一直接接
触によるものや、チェ７、ベルト等の巻掛は伝達装置、
また油圧式無段変速装置といったものが用いられてきた
。

本発明は磁極と磁力を利用し、二軸間で回転動力を伝え
る装置を提供するものである。

その構造を図面にて説明すれば第１図において（イ）原
車（１）の周囲に磁石（２）、従車（３）の周囲に磁石
（４）をそれぞれＮＳ、　ＳＮと交互に規則正しく固定
する。

（ロ）原軸（５）に原車（１）を、従軸（６）に従車（
８）ヲそれぞれとりつける。

ｅ→　磁石（２）と磁石（４）が接触しないように、原
軸（６）と従軸（６）ｔ−配置し無接触で動力伝達を行
なう０に）従車（８）ヲ軸方向に移動し、原車（１）の磁界の
外に出すことで動力伝達を断ち、磁界の中に入れること
で動力の伝達を行なう。

本発明の動力伝達の原理について説明すれば、磁石には
Ｎ極とＳ極があり、同極では反発し異極では吸収し合う
ことは周知の事実である。

また、クローンの法則によれば、［磁荷をもつ二つの磁
極の間に働く磁力は、両磁極の磁荷の相乗積に比例し、
その間の距離の２乗に反比例すも」とある。

第１図において、両軸の車が互の磁力の影響を受けるの
は、中心連結線Ａ−Ｂ上またはこの付近で向い合う原車
（１）の磁石（２）と、従車（３）の磁石（４）で６る
０また、Ａ−Ｂ線付近の磁石は、Ａ−Ｂ線上で向い合う磁
石と比較すると劣るが、両軸間でそれぞれ向い合って引
き合っている。

次に、原軸（６）が右回転を初めると、Ａ−Ｂ線上の原
車側の磁石が右に動きだし、その左隣の磁石がＡ−Ｂ線
上に近づいてくる。

これを従車側からみると、Ａ−Ｂ線上で引き合っていた
磁力の方向が右に移動してゆき、左方向よシ同極の磁力
が近づいてくるためＡ−Ｂ線左に反発力が発生し、Ａ−
Ｂ線上の磁石は右に動くことになる。

加えて、Ａ−Ｂ線左隣の磁石は向い合う磁石との吸引力
のため同調して動こうとする。

従ってｍＡ−Ｂ線左にめった原車側の磁石が、Ａ−Ｂ線
上に紋った時には従車側でも左隣にめった磁石が、Ａ−
Ｂ線上に移動し、向き合って引き合っていることに外る
。

以上の工程が原軸の回転によシ、次ぎ次ぎと引き起こさ
れ、その結果、従軸では回転力が発生することになる。

原軸と従軸の回転比率は、それぞれの車の有する磁極数
に反比例し回転方向は逆である。

以上説明したように、無接触での動力伝達のため伝達に
よる摩耗、発熱、騒音の発生がない。

また、急撃な負荷や動力の変動に対しては対応する磁極
が反応しきれず、二軸間で吸収され、動力装置や作動装
置に障害を及ぼすことがない。

本発明は二軸間の磁力によシ動力伝達を行なうものであ
るから、互の磁界の影響しない位置にいずれかの車を移
動すれば、動力の伝達は停止し、再び磁界の中に戻せば
動力伝達は再開される。

従って、クラッチ兼用の変速装置の製作が可能でアリ、
特に高速低荷重の動力伝達装置や変速装置として有効で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の斜視図。第２図は本発明の磁界をはずした状態の斜視図。第３図は本発明の他の実施例を示す斜視図。（１）：原車（２）：磁石（８）：従車（４）：磁石（５）：原軸（６）：従軸

【特許請求の範囲】

（１）（イ）原車（１）の周囲に磁石（２）、従車（３
）の周囲に磁石（４）をそれぞれＮＳ、ＳＮと交互に規
則正しく固定する。（ロ）原軸（５）に原車（１）を、従軸（６）に従車（
３）をそれぞれとりつける。（ハ）磁石（２）と磁石（４）が接触しないように、原
軸（５）と従軸（６）を配置する。以上の構成によりなる、磁力式無接触動力伝達装置。
（２）原車（１）と従車（３）を、交互の磁極を周囲に
有する磁石とした、特許請求の範囲第１項記載の磁力式
無接触動力伝達装置。