JPS632770A - 電動パワ−ステアリングの減速装置 - Google Patents

電動パワ−ステアリングの減速装置

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JPS632770A
JPS632770A JP61147645A JP14764586A JPS632770A JP S632770 A JPS632770 A JP S632770A JP 61147645 A JP61147645 A JP 61147645A JP 14764586 A JP14764586 A JP 14764586A JP S632770 A JPS632770 A JP S632770A
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JP
Japan
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gear
gears
ring
backlash
sun gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP61147645A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Komamura
駒村 清二
Katsukuni Kata
加太 克邦
Joji Otsuka
大塚 譲治
Bunichi Sugimoto
杉本 文一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP61147645A priority Critical patent/JPS632770A/ja
Publication of JPS632770A publication Critical patent/JPS632770A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、電動モータの駆動力を減速して出力側に伝
達するための電動パワーステアリングの減速装置に関す
る。
(従来の技術) 電動パワーステアリングに用いられる電動モータは、低
トルクで高回転であるため、当該電動モータとピニオン
との動力伝達経路に減速機を用いるのが通常であるが、
この減速機として遊星ギヤを用いた方式のものが従来か
ら知られている。
(本発明が解決しようとする問題点) 遊星ギヤを用いた減速機には、各ギヤのかみ合い歯面に
バックラッシュがあるために、その始動時に上記ガタつ
き分だけ電動モータが空転する。
そのために衝撃が発生すし、しかも、この衝撃によって
異音を発生したり、あるいは運転手の手にショックを伝
えたりするという問題があった。
この発明の目的は、遊星ギヤを用いた減速機を使用しな
がら、上記バックラッシュによる弊害を除去した装置を
提供することである。
(問題点を解決する手段) 上記の目的を達成するために、この発明は、遊星ギヤと
リングギヤとを、軸方向に2つ並列させるとともに、リ
ングギヤは、少なくとも上記各ギヤのバックラッシュに
よるガタつき分に相当する分だけ回転可能にする一方、
これら両リングギヤを、その回転方向の位相をずらした
位置に保持する保持機構を設ける構成にしている。
(本発明の作用) この発明は、上記のように構成したので、その回転方向
に応じて、−方の遊星ギヤのみがトルク伝達の機能を果
し、他方の遊星ギヤは上記−方の遊星ギヤに追随して回
転するだけとなる。
(本発明の効果) この発明の減速装置によれば、−対のリングギヤを設け
るとともに、これら両リングギヤの位相をずらして、ト
ルク伝達方向のバックラッシュを取り除いたので、始動
時の衝撃がなくなるとともに、この衝撃が原因となって
いた異音の発生等もなくなる。
(本発明の実施例) 第1〜4図に示した第1実施例は、電動モータmに減速
機aのケーシング1を接続するとともに、電動モータm
のモータ軸2を上記ケーシング1内に突出させ、その突
出部分にサンギヤ3を固定している。
そして、このサンギヤ3には2分割した遊星ギヤ4.5
をかみ合わせるとともに、この分割した遊星ギヤ4.5
にかみ合う一対のリングギヤ6.7をケーシング1に対
して回転自在にしている。
なお、これら各ギヤ3〜7で第1段階のギヤ機構を構成
するものである。
上記−対のリングギヤ6,7は、その直径方向両端にお
いて円周方向に長くした長孔8.9を形成している。そ
して、両リングギヤ6.7の長孔を一致させるとともに
、それら−致させた長孔に、ケーシング1に固定したピ
ンto、 11を挿通し、当該リングギヤ6.7を上記
長孔8.9の範囲内で回転自在にしている。
上記のようにしたリングギヤ6.7のそれぞれには、第
2.3図に示すように、このリングギヤ6.7の接線方
向に対してほぼ直角になる壁面12a、13aを有する
切欠き12.13を形成するとともに、−方のリングギ
ヤ6の切欠き12に対して、他方のリングギヤ7の切欠
き13の位相を180度ずらし、その向きを逆にしてい
る。換言すれば、両切欠き12.13が互いに交差する
ような位置関係を保っている。
そして、ケーシング1には上記壁面12a、13aに直
交する孔14.15を形成するとともに、この孔14、
15は、小径部14a、15aと大径部14b、15b
とを有している。
上記孔14.15にはストッパピン16.17を挿入す
るが、このストッパピン16.17の基端に形成したフ
ランジ部lea、17aを上記大径部14b、15b内
に位置させるとともに、その先端を上記小径部14 a
 、 15 aから突出させて壁面12a、13aに接
触させている。さらに、上記孔14.15の大径部14
b、15bには、調節ネジ18.19をら合するととも
に、この調節ネジ18.18との間にスプリング20、
21を介在させている。したがって、調節ネジ18.1
9を回すことによってスプリング20.21のバネ力を
調節し、リングギヤ6.7に対するス) ツバビン1B
、17の押圧力を調節できる。
なお、図中符号22.23は、調節ネジ18.19にら
合したロックナツトで、調節ネジ18.19の位置ずれ
防止の機能を果すものである。
上記切欠き12.13の壁面12a、13aは、リング
ギヤ6.7の接線方向に対してほぼ直角にするとともに
、この壁面12a、13aに対して直角にした孔14.
15にストッパピン16.17を挿入しているので、当
該ストッパピン18.17の押圧力が、リングギヤ6.
7の接線方向に作用することになる。
そして、モータ軸2が停止しているとき、接線方向の押
圧力でリングギヤ6.7が長孔8.9の範囲内で回転す
ると、この回転力が遊星ギヤ4.5とサンギヤ3とに伝
達されるので、各ギヤのトルク伝達方向の歯面が、互い
にかみ合う相手側のギヤの歯面に圧接する。
このように各ギヤの歯面が相手側の歯面に圧接すれば、
その回転方向前方に形成されるバックラッシュが取り除
かれることになる。
また、上記切欠き12と13はそれらの向きを逆にして
いるので、リングギヤ6.7に作用するスプリング20
.21のバネ力の方向も反対になる。したがって、バッ
クラッシュが取り除かれる方向が逆になる。
上記のようにした遊星ギヤ6.7には、ニードルベアリ
ング24.25で回転自在に支持したピン2Bを貫通さ
せるとともに、このピン28の先端をキャリヤ27の円
板部27aに固定している。そして、このキャリヤ27
の中心部分を円筒部27bとするとともに、この円筒部
27bに出力軸28を挿入し、これら円筒部27bと出
力軸2日とをニードルベアリング28によって相対回転
自在に支持している。
上記円筒部27の外周にはサンギヤ30を固定している
が、このサンギヤ30には2つに分割した一対の遊星ギ
ヤ31.32をかみ合わせ、さらにこの遊星ギヤ31.
32にリングギヤ33.34をかみ合わせている。そし
て、これら各ギヤ30〜34によって第2段階のギヤ機
構を構成してるが、この第2段階のギヤ機構は、上記し
た第1段階のギヤとその構成を同一にしている。
そして、上記第2段階のギヤ機構のキャリヤ35は、ピ
ン44で遊星ギヤ31.32に連結するとともに、その
中心の円筒部35aを出力軸28に固定している。
上記のようにその一端にキャリヤ35の円筒部35aを
固定した出力軸28は、ベアリング3B、37で回転自
在に支持されるとともに、この出力軸28の周囲にピニ
オン38を形成している。
そして、上記ピニオン38は、出力軸28に直交するラ
ック38にかみ合わせているが、このラック39は、ス
プリング40の作用力を受けたプレッシャーパット41
によってピニオン38に押し付けられている。
なお、上記ラック39の両端は1図示していないサイド
ロッド及びナックルアームを介して車輪に連係している
もので、当該ラック38が左右に移動することよって当
該車輪を転舵させるものである。
しかして、モータ軸2とともにサンギヤ3を回転すると
、遊星ギヤ4,5が自転するとともに、リングギヤ6.
7の反力を受けてサンギヤ3の回りを公転する。
遊星ギヤ4,5が公転すれば、キャリヤ27が回転し、
第2段階のギヤ機構であるサンギヤ30を回転させる。
このサンギヤ30が回転すれば、上記第1段階のギヤ機
構と同様にしてキャリヤ35を回転させるとともに、こ
のキャリヤ35の円筒部35aに固定した出力軸28を
回転させる。これによってピニオン38が回転するとと
もに、ラック39をピニオン38の回転方向に移動させ
、当該車両を所定の方向に転舵させる。
この場合には、各ギヤのバックラッシュによる衝撃が発
生しないが、その理由は次のとおりである。なお、第1
段階のギヤ機構と第2段階のギヤ機構とではその原理が
同一なので、第1段階のギヤ機構についてだけ、その原
理を説明する。
リングギヤ6.7は、互いに反対方向の回転力が付与さ
れているので、バックラッシュを取り除く方向も逆にな
る0例えば、第4図は、−方のリングギヤ6に紙面の表
面から裏面に向けての回転力が付与され、他方のリング
ギヤ7に紙面の裏面から表面に向けての回転力が付与さ
れた状fFAtt示しているが、サンギヤ3を矢印42
方向に回転させると、当該サンギヤ3の歯面に圧接した
一方の遊星ギヤ4が矢印43方向に回転して回転トルク
を伝達する。そして、他方の遊星ギヤ5は、トルクを伝
達せずに、−方の遊星ギヤ4に追随して回転するだけと
なる。
また、サンギヤ3を上記矢印42とは反対方向に回転す
ると、上記とは逆に、他方の遊星ギヤ5だけが回転トル
クを伝達し、−方の遊星ギヤ4が追随して回転するだけ
となる。
いずれにしても、回転トルクを伝達する遊星ギヤは、そ
のトルク伝達方向の歯面を、互いにかみ合うサンギヤ及
びリングギヤのそれぞれの歯面に圧接させているので、
上記トルク伝達方向に対しては、バックラッシュを取り
除いたのと同様になる。したがって、このバックラッシ
ュが原因となって発生していた衝撃や異音をなくすこと
ができる。
なお、上記リングギヤ6.7に形成した長孔8.9は、
バックラッシュを取り除くのに必要なだけ、当該リング
ギヤ6.7を回転できる長さを必要とすること当然であ
る。
第5図に示した第2実施例は、ストッパピン18.17
と調節ネジ18.19とを一体にし、スプリング20.
21を省略したもので、その他の構成は上記第1実施例
と同様である。
この第2実施例においては、上記調節ネジ18.19を
介してストッパビン18.17でリングギヤ6.7を互
いに反対方向に押し、そのバックラッシュを取り除くよ
うにしている。
例えば、上記第1実施例の場合には、スプリング20.
21のバネ力でリングギヤ6.7を押し、互いにかみ合
う歯面を圧接させているが、この圧接力によって上記歯
面のすべり摩擦が大きくなりすぎると、動力損失が大き
くなるという憂いがある。
しかし、上記第2実施例によれば、調節ネジ18.18
で微調整しながら、互いにかみ合う歯面をぎりぎりのと
ころで接触させ、その圧接力をゼロに保つことができる
ので、これら歯面のすべり摩擦が大きくなりすぎるとい
う憂いが一切なくなる。
なお、上記第1,2実施例において、ストッパピン18
.17、調節ネジ18、I9、リングギヤ6.7の切欠
き12.13が相まって、この発明の保持機構を構成し
ている。
【図面の簡単な説明】
図面第1〜4図はこの発明の第1実施例を示すもので、
第1図は断面図、第2図は第1図のn−■線断面図、第
3図はリングギヤの斜視図、第4図は各ギヤのかみ合い
状況を簡略化して示した説明図、第5図は第2実施例を
示すもので、上記第2図に相当する断面図である。 m・・・電動モータ、2・・・モータ軸、3.30・・
・サンギヤ、4.5,31.32・・・遊星ギヤ、6.
7.33゜34・・・リングギヤ、°12.13.16
.17.18.19・・・保持機構を構成する切欠き、
ストッパビン、調節ネジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電動モータに連結したモータ軸にサンギヤを固定すると
    ともに、このサンギヤとケーシング側に停止させたリン
    グギヤとの間に遊星ギヤを介在させ、上記サンギヤを回
    転して遊星ギヤを自転させつつサンギヤの回りを公転さ
    せることによって遊星ギヤに設けたキャリヤを回転させ
    、このキャリヤの回転力を出力軸に伝達する構成にした
    電動パワーステアリングの減速装置において、上記遊星
    ギヤとリングギヤとのそれぞれを、軸方向に2つ並列さ
    せるとともに、リングギヤは、少なくとも上記各ギヤの
    バックラッシュに相当する分だけ回転可能にする一方、
    これら両リングギヤを、回転方向の位相をずらした位置
    に保持する保持機構を設けた電動パワーステアリングの
    減速装置。
JP61147645A 1986-06-24 1986-06-24 電動パワ−ステアリングの減速装置 Pending JPS632770A (ja)

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JP61147645A JPS632770A (ja) 1986-06-24 1986-06-24 電動パワ−ステアリングの減速装置

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JP61147645A JPS632770A (ja) 1986-06-24 1986-06-24 電動パワ−ステアリングの減速装置

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JPS632770A true JPS632770A (ja) 1988-01-07

Family

ID=15435022

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JP61147645A Pending JPS632770A (ja) 1986-06-24 1986-06-24 電動パワ−ステアリングの減速装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0274467A (ja) * 1988-09-09 1990-03-14 Koyo Seiko Co Ltd 動力舵取装置
JPH092300A (ja) * 1995-06-26 1997-01-07 Kayaba Ind Co Ltd 電動パワーステアリング装置の減速機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6188072A (ja) * 1984-10-05 1986-05-06 Sumitomo Heavy Ind Ltd 遊星歯車機構における角度バツクラツシユの除去装置

Patent Citations (1)

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