JPS63275870A - 流量制御ノズル - Google Patents

流量制御ノズル

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JPS63275870A
JPS63275870A JP62106329A JP10632987A JPS63275870A JP S63275870 A JPS63275870 A JP S63275870A JP 62106329 A JP62106329 A JP 62106329A JP 10632987 A JP10632987 A JP 10632987A JP S63275870 A JPS63275870 A JP S63275870A
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flow rate
control
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泰常 千葉
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
    • B05B1/30Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to control volume of flow, e.g. with adjustable passages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃料油を加圧してこれをノズルから噴霧燃焼
させるガンタイプバーナなトニオケる所望の熱量を得る
ために、特に暖房機器による室温の変化、ボイラや湯沸
機による湯温の変化、もしくは熱風乾燥機による乾燥温
度の変化に対応して燃料油量を加減調整して無段階制御
を可能とした流量制御ノズルの改良に係るものである。
〔従来の技術〕
上述の流量制御ノズルとしては、本願の出願に開示され
た技術がある。
これらの先行技術においては、その説明にも述べられて
いる様に「コントロールロット1゜は、チップ押え5に
よってキャップ1のテーパ部1aに押圧されたコーンチ
ップ3の軸心に嵌装サレ、テーバ部1aの頂部のオリフ
ィス端面2aを閉塞しているものであるが、前記各部品
の軸心に工作上微小な偏心があると、閉塞洩れを生じや
すい。
そして、また電磁コイル24が付勢された作動開口時に
も吐出流量の不安定や、特に噴霧使用時に噴霧角度なら
びにその吐出噴霧分布状態を表わすパターンに狂いを生
じやすい。この欠点を排除するだめに、コントロールロ
ット1゜の端部にボール収容部10aを設け、該ボール
収容部10a内にステンレス等の鋼製、もしくは合成樹
脂装等のボール9を、コントと一ルロツド10の軸心に
直角方向にわずかに偏位可能な隙間をもたせて遊嵌させ
、微小の浮動性をもたせ、かつその脱落を防ぐためにコ
ントロールロッド10bでかしめて、前記オリフィス端
部2aとボール9とが同一軸心上に合致して完全に閉塞
することができる様にした。
このような構造としたために、オリフィス端面2aに対
しボー、Q/9が、両者間の偏心度合いに対応して偏位
し、同心に修正できる自動調心作用が生れ、確実な閉塞
作用および作動開口時の正確な吐出量安定性ならびに噴
霧パターンの保持をも可能とするのである。」としてい
る。
しかしながら、上記作用効果を得るために、コントロー
ルロッド10の端部にボール収容部10aを設けてその
中にボール9を遊嵌したことは、それだけ構造が複雑と
なりかつ生産のコストアップと々す、さらに摺動摩耗を
防止するだめに、コントロールロッドを表面硬化処理す
る必要があるのでボール9をコントロールロット10b
でかしめることは、往々として該かしめ部分が欠落して
コントロールロット10とコーンチップ3の穴の間に喰
い込み、コントロールロット10の往復作動を阻害した
り、或はオリフィス2に詰り、これを閉塞して燃料油の
噴出を杜絶してしまうおそれがある。
そしてさらに、前記従来技術にあっては、ガンタイプバ
ーナに使用する場合には、噴霧角度にらびに噴霧の分布
状態、すなわちそのパターンを所定の基準に維持しなけ
ればならないために、吐出流量の制御比率にも自ら制限
があり、燃料油の吐出量の実用的外制御比率は凡そ1:
4位までである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上述のような液体噴霧用の流量制御ノズルに
おける構造をさらに簡単にして、しかも前記閉塞特性を
良好に、かつ所定の基準に維持した噴霧角度、噴霧の分
布状態すなわちそのパターンをもって、無段階に流量制
御し、その制御比率をさらに拡大して高め、しかもノズ
ルのオリフィスを開口するのに周期的に作動するコント
ロール弁体による単位時間ごとの開口回数およびその開
口度合いが、これを制御する電磁コイルへの通電周期も
しくはその周期ごとの導通時間すなわちデユーティ比の
変換に対して、広範囲において順応してこの短周期内の
極微単位時間中に発、生する吐出噴霧パターンの脈動を
平滑化すると共に、コントロール弁体とオリフィスとの
当接面および、特にコントロール弁体の他端部が当接す
る電磁プランジャとの当接面との離接の際に発生するチ
ャタリングを防止することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための構成〕
本発明にか\る流量制御ノズルは、特許請求の範囲に記
載の構成、すなわち電磁コイルの軸心上の縦貫孔に挿嵌
されたプランジャケース・の(中央付近を除いて)両端
部に気密を保ってそれぞれ配設された環状の磁路のうち
磁路には、要部に入口を有する本体を、磁路にはノズル
ホルダをそれぞれ接続し、さらに該ノズルホルダの他端
に嵌着されていてかつ先端の中心にオリフィスを有する
ノズルチップと、このノズルチップの内部に係合しその
テーバ部に当接支持されかつ旋回溝を有するコーンチッ
プと、該コーンチップの中心を貫通するガイドに摺動往
復自在に支持され、かつその一端側から補助バネにより
前記プランジャケース内を摺動往復する電磁プランジ−
Yに向って付勢され、他04M部で前記ノズルチップの
オリフィスを閉塞可能に形成されたコントロール弁体と
トナす、該コントロール弁体に向って電磁プランジャを
付勢する復帰バネとを有し、この二つのバネの間にコン
トロール弁体と電磁プランジャとが支持されて互に連動
するように配設され、 前記電磁プランジャの作動をfiill #するための
周期と周期ごとの通電時間とを可変調整可能なパルス制
御回路が電磁コイルに接続されており、前記コントロー
ル弁体がその作動距離と往復動する位置を偏位してオリ
フィスを開口する単位時間ごとの回数およびその開口度
合いを制御して、広範囲の流量制御比率を得るようにし
た液体噴萩流量制御装置であって、前記コントロール弁
体はニードル弁状に形成され、前記補助バネト電磁プラ
ンジャのタペット部との間に緩衝部材を介装して、前記
コントロール弁体とオリフィスとの当接面および特に前
記タペット部との当接面の離接の際に発生するチャタリ
ングを防止すると共に、オリフィスから吐出する噴霧状
態の周期内の極微短時間における脈動を平滑化し、さら
に高い噴霧流量制御比率を得ることを特徴とする構成に
よって、その目的を達成するものである。
〔発明の作用〕
本発明にかかる流量制御ノズルは、電磁コイルに非通電
の停止時には、電磁プランジャをコントロール弁体の方
向へ押す復帰バネの反発力によって、該電磁プランジャ
のタペット部、緩衝部材、バネ座を介してコントロール
弁体を補助バネの反発力に抗してオリフィスの端面に押
圧してこれを閉塞している。
前記コントロール弁体の挿嵌されるコーンチップの中心
を貫通するガイドとノズルチップに穿孔された前記オリ
フィスとの間に微小の偏心があっても、前記閉塞は後述
する理由によって確実性をもつものである。
前記電磁コイルにパルス状断続電流を付勢すると、電磁
プランジャを噴霧吐出方向と反対方向へ吸引する磁力を
断続し、復帰バネの反発力と交互に作用して電磁プラン
ジャと共にコントロール弁体が往復運動する。
前記パルス状電流の周期が短かい、すなわち周波数が比
較的大きいか、周期中の導通時間の比較的長い場合には
、電磁プランジャとプランジャケースとの間および微小
ではあるが、コントロール弁体とガイドとの間のそれぞ
れの摺動摩擦抵抗と、主として電磁プランジャに加わる
燃料油など液体による流動抵抗とによυ、電磁プランジ
ャおよびコントロール弁体の復帰バネの反発力に基づく
周期中の非導通時における復帰作用に充分のいとまがな
く、噴霧吐出方向・と反対方向にわずかに偏位した位置
で微往復動、すなわちコントロール弁体がオリフィスの
端面から微小に開離した位置から噴霧吐出方向と反対方
向へ微往復動を繰返すことにより開口度合いを結果的に
大きくして噴霧吐出量を増すものである。
それ故、コントロール弁体と前記端面との間にチャタリ
ングを生じないから、この両者の損耗もなく願音の発生
もない。またコントロール弁体と電磁プランジャのタペ
ット部との間に緩衝部材を介装したことによって、この
間のチャタリングも発生しないのである。
しかしながら、オリフィスからの噴霧流量制御比率を更
に大幅に拡大したものでは、前記電磁コイルへ付勢する
パルス電流の周期中の導通時間を短かくしたり、特に周
期を比較的長く、すなわち周波数を少なくしそ、噴霧流
量を低下する様に制御しようとした場合には、前記電磁
プランジャとコントロール弁体が周期中の非導通時に充
分復帰する時間的余猶があって、そのためにコントロー
ル弁体がオリフィスの端面に当接し、そこでチャタリン
グを発生するのが前記先行技術における問題点であった
が、本発明の場合、前記緩衝部材を介装したことによっ
て、緩衝およびその弾性復元時間による微小作動時差を
もってコントロール弁体が端面に軟らかに当接し、前記
チャタリングの発生を防止すると共に、オリフィスから
の液体の吐出噴霧状態の周期中における非導通期間すな
わち極徹短時間内における脈動を平滑化する作用が生ず
る。
〔実施例の説明〕
以下実施例に関する添付図を参照しつつ、本発明による
流量制御ノズルを開示し、その構成と作用について詳述
する。
第1図は、本発明の流量制御ノズルの一実施例の構造を
示す断面図である。
先端にオリフィス(2)を有するノズルチップ(1)が
ノズルホルダ(9)にねじ込まれている。截頭円錐形の
頭部を有するコーンチップ(3)は、油路(7)を設け
たチップ押え(5)によって、キャップ(1)内洞のテ
ーパ部(1a)に、その截頭母面が当接して緊着されて
いる。
コーンチップ(3)の截頭円錐の母面には、切線放射状
に且つ複数個の油導路をさねた旋回溝(4,4)が穿設
されている。そして、コーンチップ(3)の中心縦貫孔
はガイド(3′)として形成され、これに摺動往復自在
にコントロール弁体(10)が嵌装される。本実施例に
おいては、該コントロール弁体(10)はその直径が1
.5粍程度で先端部をテーパにしてその尖部に球面を付
したニードル状となし、その全体にわたって少くとも表
面を硬化して、耐摩耗性と軸心に対して直角方向の撓み
の復元性を附与すると共に表面に潤滑処理を施している
実際には、コントロール弁体(10)とガイド(3′)
との最大、最小すきまの差は凡そ20μ以下におさえた
うえ、コントロール弁体(10)がガイド(3′)の中
心線との傾きを1/3°±10%以内に保つ程度のすき
まばめとした。上記設計諸元は、コントロール弁体(1
0)の直径およびガイド(3)と嵌合する長さによって
も異なるから、この値に限定すべきものではない。要は
、コントロール弁体(10)とガイド(3′)との間の
摺動摩擦抵抗を減殺してその往復作動性を良好にする一
方、この両者間の間隙からの油洩れを微小に抑制して、
前記油路(7)を経てコーンチップ(3)の旋回溝(4
,4)に至り、そこで旋回性を与えられてオリフィス(
2)から噴霧される燃料油などの噴霧角度やパターン或
は油の粒子が基準の範囲に収捷り、良好な燃焼状態を維
持して流量を加減した場合にも異常なく燃焼が維持され
、またコーンチップ(3)とノズルチップ(1)、オリ
フィス(2)との相互の工作上のわずかの偏心によく対
応して、コントロール弁体(10)が端面(2a)を完
全に閉塞可能であればよいわけである。
コントロール弁体(10)とバネ座(6)を介して当接
すべき電磁プランジャ(14)のタペット部(15)と
の間に、適度の硬さと弾力をもつ例えば合成ゴム等で形
成された緩衝部材(12)を介装しである。この緩衝部
材(12)は前記合成ゴムに限らず弾性発条であっても
差支ない。
コントロール弁体(10)の一端が補助バネ(lI)に
よって、バネ座(6)と緩衝部材(12)とを介して電
磁プランジャ(14)の端部のタペット部(15)に押
圧され、そして電磁プランジャ(14)の他端が復帰バ
ネ(20)によって反対の向きから抑圧され、復帰バネ
(20)の反発力は補助バネ(11)の反発力に打勝っ
て、コントロール弁体(10)の他の一端をノズルチッ
プ(1)のオIJフイス(2)の端面(2a)に押圧し
てこれを閉塞している。
また、前記チップ押え(5)は、フィルタ(8)を備え
、その中心貫通孔に前記コン)。
−ル弁体(10)を大きなすきまをもたせて貫通させて
あり、かつコーンチップ(3)を前記テーパ部(la)
に押圧する如く、ノズルチップ(1)のめねじにねじ込
んである。電磁プランジャ(14)は、磁路(16,1
9)をプランジャケース(18)の両端にそれぞれ嵌着
してなるシールド部内に摺動往復自在に配設され、前記
磁路(16)はノズルホルダ(9)に0−リング(29
)を介して気密を保った状態でねじ込まれている。磁路
(19)は本体(24)に0−IJソング30)を介し
てねじ適才れている。本体(24)には、調螺部(23
)をもってこれに螺嵌する調節ロッド(22)との間に
0−リング(31)が介装されて気密を保つ。
調節ロッド(22)の先端にはバネ座(21)が装着さ
れ、前記復帰バネ(2o)を保持している。(32)は
ロックナツトである。前記プランジャケース(18)と
その両端部位にそれぞれ配設された磁路(16,19)
を含むシールド部の外側には電磁コイル(28)が配設
され、さらにその外側を囲む継鉄を兼ねるコイル! ケース(27)、底板(27)が装着され、前記ノズル
ホルダ(9)と本体(24)との間に挟設緊縮される。
電磁コイル(28)から図示しないが駆動電源と接続す
る電線もしくは端子が取出される。
前記本体(24)にストレーナ(33)を挾んでねじ込
まれた流入口(26)を有する流入接手(25)に、図
示しないがポンプ等によって圧送される燃料油などを流
入させる配管を接続する。、゛ この様に構成された、本発明の流量制御ノズルを用いて
燃料油噴霧量を制御することについて以下説明する。
前記の圧送された燃料油は、流入接手(25)の流入口
(26)から矢印aに示すように流入し、ストレーナ(
33)で濾過されて本体(24)内、プランジャケース
(18)、電磁プランジャ(14)に貫通した油路(1
7)、ノズルホルダ(9)内、チップ押え(5)内、油
路(7)、フィルタ(8)、旋回溝(4,4’)を順次
通過してノズルチップ(1)のオリフィス(2)の端面
(2a)に至る。
電磁コイル(28)に通電すると、それによって発生す
る磁力のだめに、電磁プランジャ(14)は復帰バネ(
20)の反発力に逆らって矢印Cの方向に偏位し、従っ
てコントロール弁体(10)は補助バネ(11)の反発
力で同様に偏位して、オリフィス端面(2a)を開口す
るので、燃料油は旋回溝(4、4’)によって旋回しつ
つオリフィス(2)から矢印すの如く燃焼器の炉内に吐
出噴霧され、これに電気火花などで着火させて燃焼を継
続する。
電磁コイル(28)を付勢する電流値を少なくして発生
する磁力を小さくすれば、コアトロール弁体(10)の
矢印C方向への偏位量も少くなり、従ってオリフィス端
面(2a)との間隙も微小で燃料油の流動抵抗が多いの
で吐出量は少く、反対に電流値を増大すればコントロー
ル弁体(10)の前記偏位量も増してオリフィス端面(
2a)との間隙も増し流動抵抗が減じて吐出量は増大す
る。
調節ロッド(22)の調螺部(23)を右又は左に回動
して、磁力と復帰バネ(20)、補助バネ(11)の反
発力の釣合いを調節して、オリフィス(2)からの吐出
量を調整し、電磁コイル(28)へ付勢する所定電流値
のときの吐出量を所定値に維持することができる。
前記「電磁コイル(28)を付勢する電流値を少くした
場合」を、「付勢するパルス状断続。
電流の周波数を小に、もしくは周期ごとの導通5時間す
なわちデユティ比を小にした場合」と、前記「付勢する
電流を増大した場合」を「付勢するパルス状断続電流の
周波数を大に、もしくは周期ごとの導通時間すなわちデ
ユティ比を犬にした場合」とそれぞれ置き控えるとそれ
ぞれの吐出量の減小、増大の制御を可能ならしめること
は、前述の引用従来技術において述べられた通り同様で
ある。そして、電磁コイル(28)を付勢するのにパル
ス状断続電流をもってし、その周期もしくは周期でその
導通時間を調節して吐出量を加減する方法のものの方が
、燃料油をノズルから吐出量させて燃焼するガンタイプ
バーナの場合には、噴霧角度ならびに噴霧の分布状態す
なわちそのパターンや粒子の大きさを所定の基準に維持
して、燃焼を良好な状態に維持し、かつ無段階比例制御
も可能とするものであって、その流量の制御比率も凡そ
1:4位まで対応できることも述べられている。
本発明においては、ガンタイプバーナの燃焼に適応した
前記噴新状態でさらに、例えば1:6にも及ぶ高い流量
制御比率を得るものである。
このために電磁コイルを付勢するパルス状断続電流の周
波数およびデユーティ比を共に小にした場合から周波数
およびデユーティ比を共に大にした場合までの比較的広
範囲において、ノズルからの前記良好な噴霧状態を維持
しつ\流量を制御できるものとしたのである。
前述の作用の欄で説明した通り、前記周波数およびデユ
ーティ比を共に比較的大にした場合には、コントロール
弁体(10)とオリフィス(2)の端面(2a)との間
のチャタリングは発生し難いが、前記デユーティ比を小
にしたり特に周波数を小にしたときに、前記チャタリン
グを発生すると共に、周期ごとの非導通期間すなわち周
期の何分の−かの極微短時間内において吐出噴霧の脈動
を発生し、それによって燃焼状態が所謂吐息する脈燃と
なり、燃焼音も高低に変化する騒音を伴なう。
また、コントロール弁体(10)がバネ座(6)を介し
て電磁プランジャ(14)のタペット部(15)と直接
当接したときには、コントロール弁体(10)でオリフ
ィス端面(2a)を停止時に閉塞する必要上、補助バネ
(11)は、復帰バネ(20)よりもその反発力が小さ
く設定されている。これにより、微小作動時差があり、
電磁プランジャ(14)、!:コントロール弁体(10
)とがその往復運動の際乱調(ハンティング)を生じて
互に叩き合うチャタリングを発生することがある。
本発明においては、前記バネ座(6)と電磁プランジャ
(14)のタペット部(15)との間に適度の硬さと弾
力を有する前記緩衝部材(12)を介装したことによっ
て、前記二種類のチャタリングと吐出噴霧の脈動を排除
したものである。
上述の効果を得たことKついて、先づ第2図から順次こ
れを説明する。
第2図は横軸に周期ごとの導通時間Tm5ec、縦軸に
噴出噴霧量Ql/h、をとり、このとき周波数は比較的
少ない(25Hz)の直流電流とした場合のものを示す
図示せられた様に導通時間9 m See、から週期の
1/2の20 m See、の間においてはソ直線的に
流量が上昇し、流量制御率はおよそ1:6である。
この流量制御範囲において、ノズルのオリフィス(2)
からの燃料油の噴霧状態は所定の基準を維持し、正常な
燃焼状態を得るものである。
ことに本実施例の場合は、前述の先行技術におけるもの
に比して、オリフィス(2)の断面積は約W倍に拡大し
てあり、このオリフィヘ(2)の端面(2a)に入り込
むようにニードル弁状のコントロール弁体(10)のテ
ーパ状の先端部を臨ませてあり、流量を小に絞った状態
から大に開口するまでの流量制御を容易にしたもので、
旋回溝(4,4’)で旋回された燃料油が一層霧化吐出
すなわち噴霧しやすくしである。
丑だ、コントロール弁体(10)がニードルすなわち針
状であり、ガイド(3′)の中心線との傾きを1/3°
±10%程度のすき壕ばめとしたことにより、オリフィ
ス(2)の端面(2a)との閉塞機能が前述の説明によ
る如く良好であることのみならず、前記コントロール弁
体(10)がその軸心に直角方向の撓みに対して復元性
ある弾力を有することは、前述の緩衝部材(12)の弾
力による緩衝および復元性と相俣ってさらに一層、前記
チャタリングを阻止する効果を増大するものである。そ
して前記オリフィス(2)の断面積を比較的大きくした
こと、その巾にコントロール弁体(10)のニードル弁
状テーパ一部が挿入されて出入を繰返すので、燃料油中
の微小な塵埃など夾雑物の所謂ゴミ詰りを予防して常に
正常な吐出噴霧状態を維持するのに便利となった。
第3図は、本実施例のノズルのオリフィス(2)よりも
その断面積の少ない従来の断面積のオリフィスのノズル
に於いて、本発明の構成を用いた場合の横軸の周波数f
Hzに対する縦1111の流量Ql/hの関係を示した
ものである。
この場合においても、流量制御率は、従来技術によるも
のよりも高1っていることが判る。
そして、噴霧状態は勿論所定の基準を維持している。但
し周期中の導通時間はそれぞれの周期に於いてはソ同率
のデユティ比としである。この場合には、周波数を大に
すればする程、その周期が短かくなって、従ってその間
の前記導通時間も短かくせざるを得す、流量制御に対す
る分解能も低下するので流量を所定値に微調整すること
に熟練を必要とする難点がある。この点に関しては、北
極的周波数の低い帯域において周期中の導通時間を調整
して、流量を制御する前記第2図に説明した方法が有利
である。
第4図は、本発明にか\る流量制御ノズルの電源および
制御回路を含む接続図である。商用交流電源(E)を、
周波数、および周期中の導通時間を調整してパルス状断
続電流を得る制御用電気回路(CC)を介して前記電磁
コイル(28)に接続して゛ある。前記電源(E)から
の一方の母線に開閉器(SW)を設けである。
前記制御用電子回路(CC’)の構成は、例えば本願出
願人がさきに提案した前記特公昭61 5048号公報
に開示された駆動回路の一実施例を示す回路図などによ
り充分その目的を達成することができるものである。こ
の駆動回路の構成については既に該公報において詳細な
記述があるので、その説明を省略するが、この、駆動回
路のサーミスタを目的に応じて温度を検知すべき要部に
配設しかつ可変抵抗器により温度設定を行□なうことに
より、燃料油景は外気温や給湯量に拘りなく自動的に極
めて正確に比例制御され適温の室温を維持したり、或は
適温適量の給湯を達成することができ、また前記サーミ
スタに代える抵抗器をもってし、電磁コイル(28)へ
付勢するパルス電流の周期および周期中の導通時間をそ
れぞれ異なる可変抵抗器で手動により抵抗値を調整すれ
ば、燃料油の流量を加減して所望の燃焼量、すなわち燃
焼による発熱量を制御可能なことは、第2図、第3図の
結果および前述の説明によって明らかである。
しかして、前述の説明にもある如く、燃料油の噴霧吐出
量を加減するときに、この流量制御に対して調整する分
解能を高めたいために、比較的低い周波数滞域において
周期中の導通時間を加減する方法を採用した前記第2図
に示すようなデユーティ比制御の場合には、次に述べる
問題点があった。
すなわち、第5図は、横軸に周期と周期中の導通時間T
m Sec、縦軸に電圧■をそれぞれとったものであり
、第6図はこのときの吐出噴霧量を表わし、横11Q1
1は時間Tm5ec、Fl、軸は吐出流量Qmlを示し
ている。
従来のコン)o−ル弁体(10)と電磁プランジャ(1
4)のタペット部(15)との間に緩衝部材(12)を
介装しないときには、周期中の非導通時に点線で示すよ
うに流量の低下があって、吐出噴霧の脈動が大きく、従
って有効吐出流量が低下していた。
本発明にあっては、前記緩衝部材(12)を介装したこ
とによって、周期中の非導通時における前記流量の低下
を補償し、図に於いて前記点線と実線の間の斜線をもっ
て示す如く流量の増加をみることができる。これはそれ
だけ有効吐出量が増し、直線rn、e、Qをもって表わ
したレベルまで平均有効流量を高めたことを意味し、か
つ前記吐出噴霧の脈動を平滑化に近付けたものである。
前記平均有効流量を高めさらに吐出噴霧の脈動を緩和し
て平滑化に近付けた理由は、前記緩衝部材(12)の弾
力によってコントロール弁体10と電磁プランジャ14
間の往復時の衝撃を吸収しさらにその弾力によっての復
元時に微小作動時差を与えて、コントロール弁体(10
)のオリフィス端面(2a)を開口する時間を結果的に
延長することによるものと解される。このようにして、
オリフィス(2)から吐出する噴霧状態の周期内の非導
通時の極微短時間に於ける脈動を平滑化せしめるもので
ある。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明にか\る構成を有する流量制御
ノズルは、上述0作用、実施例の説明の欄で述べた理由
により、以下のような効果が得られる。
(a)ガンタイプ油バーナの燃焼量すなわちノズルから
の燃料油の噴霧吐出量を単一のノズルでさらに高い流量
制御率例えば1:6の比率に制御可能で、しかも、噴霧
角度、噴霧の油粒子の分布状態すなわち、そのパターン
を所定の基準に維持して正常燃焼を行うことができる。
(b)ノズルの噴霧中に、コントロール弁体トオリフイ
ス端面および特にコントロール弁体と電磁プランジャと
の当接面におけるチャタリングを皆無にし、チャタリン
グによる損耗や、騒音の発生を防止した。
(c)比較的低い周波数帯域を利用して噴霧吐出流量制
御に対する分解能の高い周期中の導通時間を加減する調
整を可能とし、その際の噴霧状態の脈動を平滑化し脈然
防止に役立てた。
(d)燃焼停止時に、コントロール弁体が完全にオリフ
ィス端面に押蓋して、これを閉塞することができるので
、燃料油の油もれによる、火災や不完全燃焼による悪臭
ガスの発生、未燃油のノズルオリフィスへの焦付閉塞等
の事故を防止することができる。
(e)構造が簡単となり動作が確実、耐久性高く経済的
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にか\る流量制御ノズルの実施シ1jの
構造を示す断面図、第2図は本発明の流量制御、ノズル
による周期中の通電時間と噴霧吐出流量との関係図、第
3図は同じく周波数と噴き吐出流駄との関係図、第4図
は本発明の流量制御ノズルの電源および制御回路を含む
接続図、第5図は本発明の流量制御ノズルに付勢印加す
るパルス状電流の電圧波形図、第6図は第5図に示す周
期ごとの本発明にか\る流量制御ノズルの噴霧吐出量の
状態を示す線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電磁コイル(28)の軸心上の縦貫孔に挿嵌されたプラ
    ンジャケース(18)の 両端部に気密を保つてそれぞれ配設 された環状の磁路(19)、(16)のうち磁路(19
    )には、 要部に入口を有する本体(24)を、磁路 (16)にはノズルホルダ(9)をそれぞれ接続し、さ
    らに該ノズルホルダ(9)の他端に嵌着されていてかつ
    先端の中心にオリフィス(2)を有するノズルチップ(
    1)と、このノズルチップ(1)の内部に係合し、その
    テーパ部 (1a)に当接支持されかつ旋回溝(4)、(4′)を
    有するコーンチップ(3)と、該コーンチップ(3)の
    中心を貫通するガイド(3′)に摺動往復自在に支持さ
    れ、かつその一端側から補助バネ(11)により前記プ
    ランジャケース(18)内を摺動往復する電磁プランジ
    ャ(14)に向つて付勢され、他端部で前記ノズルチッ
    プ(1)のオリフィス(2)を閉塞可能に形成されたコ
    ントロール弁体(10)と 、該コントロール弁体(10)に向つて電磁プランジャ
    (14)を付勢する復帰バネ(20)とを有し、この二
    つのバネ(11)、(20)の間にコントロール弁体(
    10)と電磁プランジャ(14)とが支持されて互に連
    動するように配設され、 前記電磁プランジャ(14)の作動を制御するための周
    期と周期ごとの通電時間とを可変調整可能なパルス制御
    回路(CC)が電磁コイル(28)に接続されており、
    前記コントロール弁体(10)がその作動距離と往復動
    する位置を偏位してオリフィス(2)を開口する単位時
    間ごとの回数およびその開口度合いを制御して、広範囲
    の流量制御比率を得るようにした液体噴霧流量制御装置
    であつて、前記コントロール弁体(10)はニードル弁
    状に形成され、前記補助バネ(11)と電磁プランジャ
    (14)のタペット部(15)との間に緩衝部材(12
    )を介装して、前記コントロール弁体(10)とオリフ
    ィス(2)との当接面および特に前記タペット部(15
    )との当接面の離接の際に発生するチャタリングを防止
    すると共に、オリフィス(2)から吐出する噴霧状態の
    周期内の極微短時間における脈動を平滑化し、さらに高
    い噴霧流量制御比率を得ることを特徴とする流量制御ノ
    ズル。
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