JPS63275815A - 磁気軸受装置 - Google Patents

磁気軸受装置

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JPS63275815A
JPS63275815A JP10827087A JP10827087A JPS63275815A JP S63275815 A JPS63275815 A JP S63275815A JP 10827087 A JP10827087 A JP 10827087A JP 10827087 A JP10827087 A JP 10827087A JP S63275815 A JPS63275815 A JP S63275815A
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JP
Japan
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bearing
touchdown
rotor
magnetic bearing
magnetic
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Application number
JP10827087A
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Inventor
Yasukazu Fujimoto
靖一 藤本
Hirotomo Kiyoutani
京谷 拓知
Kazuo Rokkaku
和夫 六角
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
    • F16C32/0406Magnetic bearings
    • F16C32/044Active magnetic bearings
    • F16C32/0442Active magnetic bearings with devices affected by abnormal, undesired or non-standard conditions such as shock-load, power outage, start-up or touchdown
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C39/00Relieving load on bearings
    • F16C39/02Relieving load on bearings using mechanical means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2300/00Application independent of particular apparatuses
    • F16C2300/40Application independent of particular apparatuses related to environment, i.e. operating conditions
    • F16C2300/62Application independent of particular apparatuses related to environment, i.e. operating conditions low pressure, e.g. elements operating under vacuum conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/44Centrifugal pumps
    • F16C2360/45Turbo-molecular pumps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、真空用機器等に用いる磁気軸受装置、特に磁
気軸受のロータを支承するタッチダウン軸受を有する磁
気軸受装置に関する。
(従来の技術) 例えば、ターボ分子ポンプなどの真空用機ムに組込まれ
る磁気軸受装置においては、ロータはその高速回転中磁
気軸受にて非接触状態に支承され、回転停止時にはロー
タが磁気軸受のステータやモータ等に接触して破損せぬ
ようタッチダウン軸受を設けている。
ところで、通常の磁気軸受装置の使用停止時には、ロー
タがその回転速度を除々に落とされ、かなり低速になっ
てからタッチダウン軸受に接触させられるようにしてい
るためタッチダウン軸受等の損傷はない。しかし、磁気
軸受装置の使用中に停電等の原因にて瞬時に磁気軸受が
作動しなくなった場合、ロータは高速回転を続けた状態
でタッチダウン軸受に接触し、回転停止するまでタッチ
ダウン軸受にて支承されることにより、ロータの損傷や
軸受寿命が短くなる等の問題がある。これは、タッチダ
ウン軸受のころがり摩擦部分あるいはすべり摩擦部分の
表面が大きく、ロータの高速回転に対するタッチダウン
軸受の瞬時の追従回転の立ち七がりが悪いことに起因す
る。
」一連の問題点を解消するため、タッチダウン軸受の転
動体表面に金、銀などの金属膜層を形成したのちに二硫
化モリブデンなどの固体潤滑剤を被膜することにより軸
受寿命を延長する磁気軸受装置(特開昭61−1650
21号)やタッチダウン軸受のタッチダウン側周面に固
体潤滑剤を被膜した磁気軸受装置などが考案されている
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のいずれの場合も、固体潤滑剤を使
用するためタッチダウン軸受の回転トルクがi!W <
なり、転動体表面や軌道面あるいはタッチダウン側周面
に焼付きが発生し、早期に軸受寿命に到達してしまう。
本発明は、上述の問題点を解消するものであり、その目
的とするところは、タッチダウン軸受の軌道面およびタ
ッチダウン側周面の耐摩耗強度および耐焼付性を向上さ
せ、長期にわたり磁気軸受の電源断時の際のロータを回
転可能に支持しうるようにした磁気軸受装置を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の磁気軸受装置は、ロータを磁気軸受で1′?揚
状態に支持し、かつ磁気軸受の電源断時に夕、チダウン
軸受によりロータを回転可能に支持するようにした磁気
軸受装置において、 前記タッチダウン軸受の回転輪のタッチダウン側周面お
よびタッチダウン軸受の軌道面に固体潤滑膜をコーティ
ングすることにより上記目的を達成するものである。
(作用) 例えば、電源断時のように急激な回転トルクが磁気軸受
装置のタッチダウン軸受に作用する場合でも、タッチダ
ウン軸受の軌道面およびタッチダウン側周面にT i 
CもしくはTiN等の固体潤滑膜をコーティングしてい
るため、完全ドライな潤滑を保持して耐摩耗強度と耐焼
付性を向トさせることができる。
よって、タッチダウン軸受あるいはロータを損傷するこ
となく、長期にわたりロータに良好に追従して磁気軸受
装置の寿命を向上させうる。
(実施例) 以下に本発明を実施例について詳述する。
例えば、第1図に示すように、本発明の磁気軸受装置1
は、有底円筒状のケース2内に下端部が細軸4となる段
付き軸受に形成されかつ該細軸4の下端に円盤部5を有
するロータ3を挿入している。前記ロータ3の上部はケ
ース2の内壁2aに固定された磁気軸受6にて支承され
、前記ロータ3の下部の円盤部5は、ケース2の底壁2
bに固定された磁気軸受7と該磁気軸受7より若干上方
でケース2の内壁2aに固定された磁気軸受8との間に
位置して両磁気軸受7.8にて支承される。前記上方の
磁気軸受6はロータ3の軸線に直交する方向に磁力を出
すラジアル軸受として作用し、下方の二個の磁気軸受7
.8はロータ3の軸線方向すなわち円盤部5の上下面5
a15bに直交する方向に磁力を出すスラスト軸受とし
て作用する。9は高周波モータでロータ3を回転させる
ためのものである。また磁気軸受6の上方のケース2の
内壁2aからは半径方向にフランジ10が一体に設けら
れ、該フランジ10の端部10aに形成した周状間f1
が11内に、タッチダウン軸受として総ボール形式の深
みぞ玉軸受12が装着固定され、ロータ3の回転停止時
のラジアル負荷を受ける。さらに下方の両磁気軸受7.
8のうち、円盤部5の」二面側に配置された磁気軸受8
のコアー8bのロータ3に対向する側面8aにはタッチ
ダウン軸受として二個の総ボール形式のアンギュラ玉軸
受13.14が上下に正面組合わせで装着固定されてい
る。この両タッチダウン軸受13.14のうち1一部の
軸受13によりロータ3の段付き而3aおよび細軸4が
支承され、下部の軸受14によりロータ3の細軸4のみ
が支承される。
ここで第1図の実施例はロータ3の回転中の状態を示し
tいるが、ロータ3の回転停止時にはロータ3はタッチ
ダウン軸受12.13.14のみにて支承され、磁気軸
受6.7.8には非接触状態を保つよう、寸法関係が考
慮されていることはもちろんである。
次に前記タッチダウン軸受について詳述する。
なお、ここでは便宜上タッチダウン軸受12を代表して
説明するか、他の軸受13.14の構成についても同様
であることはいうまでもない。
第2図に示すように、タッチダウン軸受12は、軸受鋼
を素材とした内輪15、外輪16および、内外輪15.
16の間に介装された転動体17である。Aは、膜厚約
数μmのTiN薄膜層であり、タ、チダウン時の回転輪
となる内輪15のタッチダウン側周面すなわち内周面1
51、内輪15の軌道面152、および外輪16の軌道
面161に、スパッタリング法、イオンブレーティング
法あるいはCVD法等のコーティングにより形成されて
いる。
ilf記TiNの薄膜層Aは、従来の二硫化モリブデン
等の固体潤滑剤層に比べ、機械的摩耗に対して強く、長
期にわたりタッチダウンに耐えられ、しかも高温での摩
耗係数が小さく、夕・ツチダウン)・ 時の内輪内周面151および内外輪の軌道面152.1
61での摩耗係数を小さく、すなわち摩擦トルクを小さ
くさせることができ、高4での安定性と耐焼付性は数段
に優れたものとなる。もちろん、タッチダウン軸受に要
求される完全ドライ潤i’tt性も失われることがない
1−記薄膜層AとしてはTiNの他TiCなども同等の
効果が得られる。さらに、これらを複数積層にして用い
ることも可能である。
第3図には、従来技術である転動体に銀層膜を被覆した
タッチタウン軸受と、さらに上記銀層の表面に二硫化モ
リブデンを被覆したタッチダウン軸受と、本発明のTi
N層を被覆したタッチタウン軸受との11空中での摩擦
係の変化状態を示す比較グラフである。第3図から明ら
かなように、本発明の軸受の方が、長期間にわたりころ
がり摩擦係数を小さく維持できることが明らかである。
これはN T iN層が高温条件下においても蒸発しな
いことと、高速回転によっても剥離しにくいこと、さら
にはAgコーテイング膜に比べ耐酸化性が優れているか
らである。
したがって、晶温条件下において高速回転で使用しても
、支障なく長期にわたって軸受機能を発揮することがで
きる。
上記実施例では、総ボール形式の玉軸受について説明し
たが、保持器付きの玉軸受でもよい。また、他の形式の
ころがり軸受でもよい。
また、本発明の他の実施例として、前記実施例において
内輪15と外輪16との間に介装される転動体17をセ
ラミックス製としてもよい。この場合には、セラミック
スの潤滑性により転動体17と軌道面152.161間
の摩擦を効果的に小さくできるので、内輪15および外
輪16の軌道面152.161にTiN薄膜薄膜層形成
する代わりに、二硫化モリブデンの薄膜層を形成するよ
うにしてもよい。
さらにまた、本発明の他の実施例として第1図および第
2図の実施例において、タッチダウン軸受の回転輪15
の内周面151に対向するロータ3の外周面31にTi
N薄膜層をコーティングにより形成してもよい。
(発明の効果) 本発明は、ロータを磁気軸受で浮揚状幅に支持し、かつ
磁気軸受の電源断時にタッチダウン軸受によりロータを
回転可能に支持するようにした磁気軸受装置において、
前記タッチダウン軸受の回転軸のタッチダウン側周面お
よびタッチダウン軸受の軌道面に固体潤滑膜をコーティ
ングした構成であるから、急激な回転トルクが負荷され
ても、初期トルクの低減を長時間にわたり可能とし、し
かも磁気軸受の信頼性を向上させ、回転軸や軸受の損傷
を防止でき、磁気軸受装置の寿命を向上させうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
の実施例におけるタッチダウン軸受の要部拡大断面図、
第3図は本発明のタッチダウン軸受と従来のタッチダウ
ン軸受の摩擦係数の変化状態を示す比較グラフである。 3−−−−一ロータ 6.7.8−−−−一磁気軸受 12.13.14−−−−一タンチダウン軸受A−−−
−一固体潤滑膜 第1図 手続補正書 昭和62年6月19日 二許庁長官 黒1)明雄 殿 、 事件の表示 昭和62年特許願第108270号 、発明の名称 磁気軸受装置 、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所 大阪市南区鰻谷西之町2番地 名 称 光洋精工株式会社 、代理人  8541 置、06−202−6117 
(代表)住 所 大阪市東区伏見町4丁目33番地(1
)明細書の「特許請求の範囲」 「発明の詳細な説明」
特願昭62−108270号補正 明細書 ■1発明の名称 磁気軸受装置 2、特許請求の範囲 (1)ロータを磁気軸受で浮揚状態に支持し、かつ磁気
軸受の電源断時にタッチダウン軸受によりロータを回転
可能に支持するようにした磁気軸受装置において、 前記タッチダウン軸受の回転輪のタッチダウン側周面お
よびタッチダウン軸受の軌道面に工高温下での耐摩耗性
と耐焼付性に優れた固体潤滑膜をコーティングしてなる
磁気軸受装置。 (2)前記タッチダウン軸受の転動体がセラミックスで
なる前記特許請求の範囲第1項に記載の磁気軸受装置。 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、真空用機器等に用いる磁気軸受装置、特に磁
気軸受のロータを支承するタッチダウン軸受を有する磁
気軸受装置に関する。 (従来の技術) 例えば、ターボ分子ポンプなどの真空用機器に組込まれ
る磁気軸受装置においては、ロータはその高速回転中磁
気軸受にて非接触状態に支承され、回転停止時にはロー
タが磁気軸受のステータやモータ等に接触して破損せぬ
ようタッチダウン軸受を設けている。 ところで、通常の磁気軸受装置の使用停止時には、ロー
タがその回転速度を除々に落とされ、かなり低速になっ
てからタッチダウン軸受に接触させられるようにしてい
るためタッチダウン軸受等の損傷はない。しかし、磁気
軸受装置の使用中に停電等の原因にて瞬時に磁気軸受が
作動しなくなった場合、ロータは高速回転を続けた状態
でタッチダウン軸受に接触し、回転停止するまでタッチ
ダウン軸受にて支承されることにより、ロータの損傷や
軸受寿命が短くなる等の問題がある。これは、タッチダ
ウン軸受の回転輪の瞬時の急加速性が悪いことに起因す
る。 上述の問題点を解消するため、特に真空中で使用する磁
気軸受装置のタッチダウン軸受では、転動体表面に銀な
どの金属膜層を形成したのちに二硫化モリブデンなどの
固体潤滑剤を被膜することにより軸受寿命を延長する磁
気軸受装置(特開昭61−185021号)などが考案
されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のいずれの場合も、固体潤滑剤の摩
耗、剥離が進行するにつれ、タッチダウン軸受の回転ト
ルクが高くなり、タッチダウン側周面でのすべりの増大
、軌道部でのころがり運動のすべり率の増大により、特
に真空中においては上記部材が容易に高温になり、転動
体表面や軌道面あるいはタッチダウン側周面に焼付きが
発生し、早期に軸受寿命に到達してしまう。 本発明は、上述の問題点を解消するものであり、その目
的とするところは、タッチダウン軸受の軌道部およびタ
ッチダウン側周面の耐摩耗強度および耐焼付性を向上さ
せ、長期にわたり磁気軸受の電源断時の際のロータを回
転可能に支持しつるようにした磁気軸受装置を提供する
ことにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明の磁気軸受装置は、ロータを磁気軸受で浮揚状態
に支持し、かつ磁気軸受の電源断時にタッチダウン軸受
によりロータを回転可能に支持するようにした磁気軸受
装置において、 前記タッチダウン軸受の回転輪のタッチダウン側周面お
よびタッチダウン軸受の軌道面に、高温下での゛′耐摩
耗性、耐焼付性に優れた固体潤滑膜をコーティングする
ことにより上記目的を達成するものである。 (作用) 例えば、電源断時のように急激な回転トルクが磁気軸受
装置のタッチダウン軸受に作用する場合でも、タッチダ
ウン軸受の軌道面およびタッチダウン側周面にTiCも
しくはTiNの固体潤滑膜をコーティングしているため
、完全ドライな潤滑を保持して耐摩耗強度と耐焼付性を
向上させることができる。 よって、タッチダウン軸受あるいはロータを損傷するこ
となく、長期にわたりロータに良好に追従して磁気軸受
装置の寿命を向上させうる。 (実施例) 以下に本発明を実施例について詳述する。 例えば、第1図に示すように、本発明の磁気軸受装置1
は、有底円筒状のケース2内に下端部が細軸4となる段
付き軸受に形成されかつ該細軸4の下端に円盤部5を有
するロータ3を挿入している。前記ロータ3の上部はケ
ース2の内壁2aに固定された磁気軸受6にて支承され
、前記ロータ3の下部の円盤部5は、ケース2の底壁2
bに固定された磁気軸受7と該磁気軸受7より若干上方
でケース2の内壁2aに固定された磁気軸受8との間に
位置して両磁気軸受7.8にて支承される。 前記上方の磁気軸受8はロータ3の軸線に直交する方向
に磁力を出すラジアル軸受として作用し、下方の二個の
磁気軸受7.8はロータ3の軸線方向すなわち円盤部5
の上下面5a15bに直交する方向に磁力を出すスラス
ト軸受として作用する。 9は高周波モータでロータ3を回転させるためのもので
ある。また磁気軸受6の上方のケース2の内壁2aから
は半径方向にフランジ10が一体に設けられ、該フラン
ジ10の端部10aに形成した周状凹溝11内に、タッ
チダウン軸受として総ボール形式の深みぞ玉軸受12が
装着固定され、ロータ3の回転停止時のラジアル負荷を
受ける。 さらに下方の両磁気軸受7.8のうち、円盤部5の上面
側に配置された磁気軸受8のコアー8bのロータ3に対
向する側面8aにはタッチダウン軸受として二個の総ボ
ール形式のアンギュラ玉軸受13.14が上下に正面組
合わせで装着固定されている。この両タッチダウン軸受
13.14のうち上部の軸受13によりロータ3の段付
き而3aおよび細軸4が支承され、下部の軸受14によ
りロータ3の細軸4のみが支承される。 ここで第1図の実施例はロータ3の回転中の状態を示し
ているが、ロータ3の回転停止時にはロータ3はタッチ
ダウン軸受12.13.14のみにて支承され、磁気軸
受6.7.8には非接触状態を保つよう、寸法関係が考
慮されていることはもちろんである。 次に前記タッチダウン軸受について詳述する。 なお、ここでは便宜上タッチダウン軸受12−を代表し
て説明するが、他の軸受13.14の構成についても同
様であることはい−うまでもない。 第2図に示すように、タッチダウン軸受12は、軸受鋼
を素材とした内輪15、外輪16および、内外輪15.
16の間に介装された転動体17である。Aは、膜厚約
数μmのTiN薄膜層であり、タッチダウン時の回転輪
となる内輪15のタッチダウン側周面すなわち内周面1
51、内輪15の軌道面152.および外輪16の軌道
面161に、スパッタリング法、イオンブレーティング
法あるいはCVD法等のコーティングにより形成されて
いる。 前記TiNの薄膜層Aは、従来の二硫化モリブデン等の
固体潤滑剤層に比べ、機械的摩耗に対して強く、長期に
わたりタッチダウンに耐えられ、しかも高温での摩耗係
数が小さく、タッチダウン時の内輪内周面151および
内外輪の軌道面152.161での摩耗係数を小さく、
すなわち摩擦トルクを小さくさせることができ、高温で
の安定性と耐焼付性は数段に優れたものとなる。もちろ
ん、真空中で使用されるタッチダウン軸受に要求される
完全ドライ潤滑性も失われることがない。 上記薄膜層AとしてはTiNの他TiCなども同等の効
果が得られる。さらに、これらを複数積層にして用いる
ことも可能である。 第3図には、従来技術である銀膜上に二硫化モリブデン
を被覆したタッチダウン軸受と、本発明のTiN層を被
覆したタッチダウン軸受との低真空中300°Cでの摩
擦係数の変化状態を示す比較グラフである。第3図から
明らかなように、本発明の軸受の方が、長期間にわたり
摩擦係数を小さく維持できることが明らかである。これ
は、AglMo5zが低真空中であっても、わずかに存
在する酸素のため、高温中で酸化が進み、潤滑性を失っ
て行くが、TiN層は高温条件下においても劣化しない
ことと、高速回転によっても剥離しにくいからである。 したがって、高温条件下において高速回転で使用しても
、支障なく長期にわたって軸受機能を発揮することがで
きる。 F記実施例では、総ボール形式の玉軸受について説明し
たが、保持器付きの玉軸受でもよい。また、他の形式の
ころがり軸受でもよい。 また、本発明の他の実施例として、前記実施例において
内輪15と外輪16との間に介装される転動体17をセ
ラミックス製としてもよい。この場合には、セラミック
スの潤滑性により転動体17と軌道面152.181間
の摩擦を効果的に小さくできるばかりでなく、異種材料
の使用による焼付性の向上が得られる。 さらにまた、本発明の他の実施例として第1図および第
2図の実施例において、タッチダウン軸受の回転輪15
の内周面151に対向するロータ3の外周面31にTi
N薄膜層をコーティングにより形成してもよい。 (発明の効果) 本発明は、ロータを磁気軸受で浮揚状態に支持し、かつ
磁気軸受の電源断時にタッチダウン軸受によりロータを
回転可能に支持するようにした磁気軸受装置において、
前記タッチダウン軸受の回転輪のタッチダウン側周面お
よびタッチダウン軸受の軌道面に、高温下での耐摩耗性
、耐焼付性に優れた固体潤滑膜をコーティングした構成
であるから、急激な回転トルクが負荷されても、初期ト
ルクの低減を長時間に亘り可能とし、しかも磁気軸受の
信頼性を向上させ、回転軸や軸受の損傷を防止でき、磁
気軸受装置の寿命を向上させうる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
の実施例におけるタッチダウン軸受の要部拡大断面図、
第3図は本発明のタッチダウン軸受と従来のタッチダウ
ン軸受の摩擦係数の変化状態を示す比較グラフである。 3−−−−一ロータ 6.7.8−−−−一磁気軸受 12.13.14−−−−一タッチダウン軸受A−−−
−−固体潤滑膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロータを磁気軸受で浮揚状態に支持し、かつ磁気
    軸受の電源断時にタッチダウン軸受によりロータを回転
    可能に支持するようにした磁気軸受装置において、 前記タッチダウン軸受の回転輪のタッチダウン側周面お
    よびタッチダウン軸受の軌道面に固体潤滑膜をコーティ
    ングしてなる磁気軸受装置
  2. (2)前記タッチダウン軸受の転動体がセラミックスで
    なる前記特許請求の範囲第1項に記載の磁気軸受装置
JP10827087A 1987-04-30 1987-04-30 磁気軸受装置 Pending JPS63275815A (ja)

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JP10827087A JPS63275815A (ja) 1987-04-30 1987-04-30 磁気軸受装置

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